| 【表紙】 | |
| 【提出書類】 | 半期報告書 |
| 【提出先】 | 関東財務局長 |
| 【提出日】 | 2024年9月13日 |
| 【中間会計期間】 | 2024年度中 (自 2024年1月1日 至 2024年6月30日) |
| 【会社名】 | ルノー |
| (Renault) | |
| 【代表者の役職氏名】 | 最高経営責任者 ルカ・デメオ |
| (Luca de Meo, Chief Executive Officer) | |
| 【本店の所在の場所】 | フランス、ブローニュ・ビヤンクール92100 ジェネラル・ルクレール・アベニュー 122-122bis |
| (122-122 bis avenue du Général Leclerc, 92100 Boulogne-Billancourt, France) | |
| 【代理人の氏名又は名称】 | 弁護士 月 岡 崇 |
| 【代理人の住所又は所在地】 | 東京都千代田区丸の内二丁目7番2号 JPタワー |
| 長島・大野・常松法律事務所 | |
| 【電話番号】 | (03) 6889-7000 |
| 【事務連絡者氏名】 | 弁護士 石 井 将 太 |
| 【連絡場所】 | 東京都千代田区丸の内二丁目7番2号 JPタワー |
| 長島・大野・常松法律事務所 | |
| 【電話番号】 | (03) 6889-7000 |
| 【縦覧に供する場所】 | 該当なし |
第一部【企 業 情 報】
注(1) 別段の表示がない限り、本書中の「当社」、「ルノー」、「ルノーSA」又は「ルノーS.A.」とはルノーを意味し、「当グループ」又は「ルノー・グループ」とは、ルノー及びそのすべての完全連結子会社を意味する。
注(2) 別段の表示がない限り、本書中の「ユーロ」及び「EUR」の表示はすべてユーロ圏及びフランス共和国の法定通貨を表している。株式会社三菱UFJ銀行の2024年7月26日現在の対顧客電信直物売相場は1ユーロ=168.78円であった。本書において記載されているユーロ金額の日本円への換算はかかる換算率によって便宜上なされているもので、将来の換算率を表するものではない。
注(3) 本書の表の計数が四捨五入されている場合、合計は必ずしも計数の総和と一致しない。
第1【本国における法制等の概要】
2024年5月15日提出のルノーの有価証券報告書、「第一部 企業情報、第1 本国における法制等の概要」に記載されている内容につき、当該半期中に本半期報告書に報告すべき重要な異動はなかった。
第2【企業の概況】
1【主要な経営指標等の推移】
これらの数値は、IFRSに基づき表示されている。「第一部、第6 経理の状況」に記載されている情報とともに下記の表を参照のこと。
下記表の数値は、必要に応じて小数点以下第3位で四捨五入している。
| (単位:百万ユーロ。但し、別途表示されている場合を除く。) | ||||||||||
| 6月30日に終了した6ヶ月 | 12月31日に終了した年度 | |||||||||
| 連結 | 2022年 | 2022年 修正 再表示(6) | 2023年 | 2024年 | 2022年 | 2022年 修正 再表示(6) | 2023年 | |||
| 売上高 | 21,121 | 21,089 | 26,849 | 26,958 | 46,391 | 46,328 | 52,376 | |||
| 税引前利益(1) | 917 | 901 | 2,402 | 1,708 | 2,153 | 2,128 | 2,838 | |||
| 当期純利益 | (1,666) | (1,676) | 2,124 | 1,380 | (700) | (716) | 2,315 | |||
| 当期純利益-親会社株主持分 | (1,357) | (1,367) | 2,093 | 1,293 | (338) | (354) | 2,198 | |||
| 包括利益 | (126) | (136) | 886 | 1,492 | 1,362 | 1,346 | 837 | |||
| 資本(2) | 27,931 | 28,088 | 30,333 | 31,282 | 29,539 | 29,690 | 30,634 | |||
| 資本- (親会社株主持分) | 27,399 | 27,556 | 29,653 | 30,515 | 28,798 | 28,949 | 29,752 | |||
| 資産合計 | 110,986 | 110,986 | 119,907 | 127,909 | 118,319 | 118,292 | 121,913 | |||
| 一株当たりルノー資本(ユーロ)(3) (小数点以下第3位を四捨五入) | 92.65 | 93.18 | 100.27 | 103.19 | 97.38 | 97.89 | 100.61 | |||
| 一株当たり利益(ユーロ)(4) (小数点以下第3位を四捨五入) | (4.98) | (5.01) | 7.70 | 4.74 | (1.24) | (1.30) | 8.11 | |||
| 資本比率(%)(5) (小数点以下第3位を 四捨五入) | 25.17 | 25.31 | 25.30 | 24.46 | 24.97 | 25.10 | 25.13 | |||
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | 401 | 401 | 1,050 | 3,613 | 3,613 | 3,613 | 4,462 | |||
| 継続事業の営業活動によるキャッシュ・フロー | - | 716 | 1,050 | - | 3,927 | 3,927 | 4,462 | |||
| 非継続事業の営業活動によるキャッシュ・フロー | - | (315) | - | - | (314) | (314) | - | |||
| 投資活動によるキャッシュ・フロー | (2,197) | (2,197) | (1,493) | (1,670) | (3,294) | (3,294) | (2,235) | |||
| 継続事業の投資活動によるキャッシュ・フロー | - | (1,382) | (1,493) | - | (2,479) | (2,479) | (2,235) | |||
| 非継続事業の投資活動によるキャッシュ・フロー | - | (815) | - | - | (815) | (815) | - | |||
| 財務活動によるキャッシュ・フロー | (1,358) | (1,358) | (2,454) | (1,342) | (478) | (478) | (2,978) | |||
| 継続事業の財務活動によるキャッシュ・フロー | - | (1,681) | (2,454) | - | (800) | (800) | (2,978) | |||
| 非継続事業の財務活動によるキャッシュ・フロー | - | 323 | - | - | 322 | 322 | - | |||
| 現金及び現金同等物 | 19,007 | 19,007 | 18,944 | 21,311 | 21,774 | 21,774 | 20,677 | |||
| 各期末時点での従業員数(名)(早期退職制度に基づく従業員を除く) | - | - | - | - | 105,812 | 105,812 | 105,497 | |||
(1) グループ税引前利益には、持分法により計上されている関連会社の当期純利益(損失)に対する持分が含まれている。
(2) IFRSの下では、非支配持分は資本に含まれる。
(3) 資本-(親会社株主持分)及び株式数に基づく。即ち、2022年6月30日、2022年12月31日、2023年6月30日、2023年12月31日及び2024年6月30日現在については295,722,284株。
(4) 当期純利益-親会社株主持分及び平均発行済株式数に基づく。即ち、2022年上半期については272,619千株、2023年上半期については271,761千株、2024年上半期については272,582千株、2022年については272,097千株、2023年については271,009千株。平均発行済株式数は、自己株式及び日産が保有するルノー株式を相殺した後の期間中の加重平均発行済株式数。
(5) 資本を資産合計で除した比率。
(6) 2022年の数値には、2023年のIFRS第17号「保険契約」の初度適用後の修正再表示が含まれる(2023年要約中間連結財務諸表注2-A参照)。
2【事業の内容】
2024年5月15日提出のルノーの有価証券報告書、「第一部 企業情報、第2 企業の概況、3 事業の内容」に記載されている内容につき、当該半期中に本半期報告書に報告すべき重要な変更はなかった。
3【関係会社の状況】
2024年5月15日提出のルノーの有価証券報告書、「第一部 企業情報、第2 企業の概況、4 関係会社の状況」に記載されている内容につき、以下に下線で示した部分を除き、当該半期中に本半期報告書に報告すべき重要な異動はなかった。なお、下記の項目番号は2024年5月15日提出のルノーの有価証券報告書中の項目番号による。
<前略>
(3)関連会社
<中略>
自動車部門
日産自動車株式会社(NISSAN Motor Co., Ltd.)
<中略>
ルノーS.A.は、日産の株式の16.19%及び議決権の15%を直接的に保有している。
<中略>
ホース・パワートレイン・リミテッド(HORSE Powertrain Limited)
英国 WC1N 3AX ロンドン、オールド・グロスター・ストリート27、モノマーク・ハウス
株式資本額は6,000,000,000ユーロで、1株当たり1ユーロの議決権付株式6,000,000,000株に分割されている。
ルノーS.A.Sは、株式資本及び議決権の50%に相当する3,000,000,000株を直接的に保有している。
事業内容:ホース・パワートレイン・リミテッドは、エンジン、トランスミッション、ハイブリッドシステム及びバッテリーを含む、最先端技術を備えた全てのハイブリッド及び内燃パワートレインのソリューションとシステムを設計、開発、生産及び販売する。
4【従業員の状況】
2023年12月31日現在のルノー・グループの総従業員数は105,497名で、自動車部門に101,107名、販売金融部門に4,390名であり、2024年上半期において従業員数に著しい変更はない。
2024年上半期のリストラクチャリング及び従業員数調整に係る費用は、主としてフランス(マイナス86百万ユーロ)に関係するものである。これは2020年5月29日に発表された固定費削減計画に関係するものであり、従業員退職制度並びにルノーリューション・プラン・プロジェクト及びルノー・グループのデジタル・トランスフォーメーションに関するその他の費用が含まれる。
2023年6月30日及び2023年12月31日現在のリストラクチャリング及び従業員数調整に係る費用は、主にフランス(それぞれマイナス152百万ユーロ及びマイナス316百万ユーロ)に関係するものであった。
第3【事業の状況】
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】
2024年5月15日提出のルノーの有価証券報告書、「第一部 企業情報、第3 事業の状況、1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載されている内容につき、当該半期中に本半期報告書に報告すべき重要な変更はなかった。
また、2024年5月15日提出のルノーの有価証券報告書、「第一部 企業情報、第5 提出会社の状況、3 コーポレート・ガバナンスの状況等、(1)コーポレート・ガバナンスの概要」に記載されている財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針につき、当該半期中に本半期報告書に報告すべき重要な変更はなかった。
2【事業等のリスク】
2024年5月15日提出のルノーの有価証券報告書、「第一部 企業情報、第3 事業の状況、3 事業等のリスク」に記載されている内容につき、当該半期中に本半期報告書に報告すべき重要な変更はなかった。
当年下半期の主なリスク及び不確実性
本項に記載される将来に関する事項は、2024年6月30日現在において判断したものである。
ルノー・グループは、特にテクノロジー、消費パターン並びに市場の地理、経済及び規制状況の面で大きく変化し続ける環境下で、車両の設計、製造、販売及び(当社の子会社であるモビライズ・ファイナンシャル・サービシーズを通じて)販売金融を行っている。
ルノー・グループは、2024年下半期において、2024年5月15日提出のルノーの有価証券報告書、第3-3「事業等のリスク」に記載されたもの以外のいかなるリスクファクターも特定していない。
3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
本項に記載される将来に関する事項は、2024年6月30日現在において判断したものである。
(1)業績等の概要
A. 概略
主要数値
| 2024年上半期 | 2023年上半期 | 変動 | ||
| 当グループの世界における登録台数 | 千台 | 1,155 | 1,133 | +1.9% |
| 当グループの売上高 | 百万ユーロ | 26,958 | 26,849 | +0.4% |
| 当グループの営業総利益 | 百万ユーロ | 2,175 | 2,040 | +135 |
| 売上高における 割合(%) | 8.1% | 7.6% | +0.5 pts | |
| 当グループの営業利益 | 百万ユーロ | 1,898 | 2,096 | -198 |
| 正味財務収益及び費用 | 百万ユーロ | -385 | -260 | -125 |
| 関連会社の寄与額 | 百万ユーロ | 195 | 566 | -371 |
| 内:日産 | 百万ユーロ | 264 | 582 | -318 |
| 当期純利益 | 百万ユーロ | 1,380 | 2,124 | -744 |
| 当期純利益 グループ持分 | 百万ユーロ | 1,293 | 2,093 | -800 |
| 一株当たり利益 | ユーロ | 4.74 | 7.70 | -2.96 |
| フリー・ キャッシュ・フロー(1) | 百万ユーロ | 1,257 | 1,775 | -518 |
| 自動車部門のネット・キャッシュ・ ポジション | 百万ユーロ | 4,860(2024年6月30 日現在) | 3,724(2023年12月31 日現在) | +1,136 |
| 資本 | 百万ユーロ | 31,282(2024年6月30 日現在) | 30,634(2023年12月31 日現在) | +648 |
| 販売金融事業に係る平均稼働資産 | 十億ユーロ | 54.9 | 49.9 | +9.9% |
(1) フリー・キャッシュ・フロー:利息・税金調整後キャッシュ・フロー(公開上場会社からの受取配当金を除く。)から有形固定資産及び無形資産への投資(処分との純額)を除いたもの(必要運転資本の変動を含む。)。
総括
2024年上半期決算:ルノー・グループは新記録を更新し、引き続き業績を改善
・2024年上半期は新たに記録的な収益性を達成:
・ **ルノー・グループの売上高:**27.0十億ユーロ、2023年上半期比+0.4%、一定の為替レート(*)によれば+3.7%。
・ **自動車部門の売上高:**24.4十億ユーロ、2023年上半期比-1.9%、一定の為替レート(*)によれば+1.2%。
(*) 一定の為替レートにおける連結売上高の変動を分析するため、ルノー・グループは、前期の平均為替レートを適用して、当期の売上高を再計算している。
・ 記録的な収益性:
- ルノー・グループの営業総利益:売上高の8.1%(2023年上半期比+0.5ポイント)、2023年上半期比0.1十億ユーロ増。
- 自動車部門の営業総利益:売上高の6.6%(2023年上半期比+0.4ポイント)。
・ **当期純利益:**1.4十億ユーロ(日産株売却による440百万ユーロのキャピタル・ロスを含む)。
・ 堅調なフリー・キャッシュ・フロー:好調な営業成績によって牽引された1.3十億ユーロ。これはモビライズ・ファイナンシャル・サービシーズの配当金600百万ユーロと必要運転資本のマイナスの変動209百万ユーロを含む。
・ 記録的な自動車部門のネット・キャッシュ・ポジション:2024年6月30日現在4.9十億ユーロ(2023年12月31日比+1.1十億ユーロ)。
・ 補完的で成長する自動車ブランド:
・ ルノー・ブランドは、ヨーロッパで第3位、フランスで第1位、そしてLCV(*)でリーダーである。
(*) ピックアップトラックを除く。
・ ダチアは、全チャネルにおいてサンデロがベストセラー自動車となり、ヨーロッパのベストセラー・ブランドのトップ10入りを果たした。
・ アルピーヌは新型車発売前に2桁の大幅成長を遂げた。
**・ ヨーロッパにおける受注台数は、**好調な受注を反映し、2.6ヶ月分の販売台数と好調
・ 2024年6月30日現在の棚卸資産合計は500千台と非常に健全な水準(前年同期比69千台減)
・ ルノー・グループは、2024年度の財務見通しを以下のとおり確認する:
・ ルノー・グループの営業総利益率は7.5%以上。
・ フリー・キャッシュ・フローは2.5十億ユーロ以上。
ルノー・グループの売上高は2023年上半期比0.4%増の26,958百万ユーロに達した。一定の為替レート(*)によれば、増加率は3.7%であった。
(*) 一定の為替レートにおける連結売上高の変動を分析するため、ルノー・グループは、前期の平均為替レートを適用して、当期の売上高を再計算している。
自動車部門の売上高は24,372百万ユーロで、2023年上半期と比較して1.9%減少した。これは主にアルゼンチン・ペソ及びそれより程度は低いもののトルコ・リラの下落に関連して生じた3.1ポイントの為替のマイナス影響(779百万ユーロ)を含む。一定の為替レート(*)によれば、増加率は+1.2%であった。この変動は主に以下により説明される。
(*) 一定の為替レートにおける連結売上高の変動を分析するため、ルノー・グループは、前期の平均為替レートを適用して、当期の売上高を再計算している。
・ 主にアルゼンチンとトルコにおける通貨の下落をほぼ相殺した、+1.8ポイントの価格効果。既に発表したように、ルノー・グループは、コスト削減により可能となった対象製品の価格見直しと組み合わされた価格安定化の段階に入った。
・ 製品構成のプラス効果は+1.0ポイントで、これはルノー・グループの最近の発売(セニック、ラファール及びエスパス)に沿った漸進的な改善を反映したものである。これは、ゾエの生産終了とサンデロの継続的な成功によるマイナス効果を相殺して余りあるものであった。このプラス効果は今後数四半期にわたって継続して向上していくであろう。
・ ヨーロッパにおけるルノー・グループの活動が牽引し、+1.1ポイントのプラスの地理的構成。
・ -4.7ポイントのマイナスの台数効果。登録台数の1.9%増は、2023年上半期の重要な在庫の補充に対し、2024年上半期のディーラーシップ・ネットワーク内の在庫調整により相殺する以上のものであった。2024年6月30日現在の新車の棚卸資産合計は非常に健全な水準で500,000台(前年同期比69千台減)、その内、独立系ディーラーでは369,000台、ルノー・グループレベルでは131,000台であった。
・ パートナーに対する売上の安定的な効果は+0.2ポイントで、これは予想された新製品の発売前の過渡期におけるパートナー向け新車販売台数の減少によるもので、ルノー・グループのパートナーシップ強化に伴う研究開発費により相殺された。
・ 「その他」のプラスの効果は+1.8ポイントで、これは部品及びアクセサリーの堅調な業績とダイナミックな中古車販売台数によるものである。
ルノー・グループの営業総利益率は、2023年上半期の7.6%に対して0.5ポイントアップし、売上高の8.1%で記録的な数値となった。
自動車部門の営業総利益は、2023年上半期の1,541百万ユーロに対し1,600百万ユーロとなった。自動車部門の売上高に占める割合は6.6%で、2023年上半期比で+0.4ポイント上昇した。この変動は主に以下により説明される。
・ 93百万ユーロの外国為替によるプラスの影響(主にトルコ・リラの下落による生産コストへの影響に起因)。
・ 329百万ユーロのマイナスの台数効果(主に前述の在庫調整によるもの)。
・ 2024年上半期は、価格/構成/製品強化効果が51百万ユーロのプラスとなり、好調な購買業績とそれより程度は低いものの原材料の追い風によりコストが262百万ユーロ減少した。合計すると、プラスの効果は313百万ユーロであった。
ルノー・グループは、コスト削減とその利益の一部の顧客への還元を継続することで、価格と内容の面での魅力的な車両を提供し、その競争力を高める一方で、特に新型車やモデルチェンジに関する規制要件を相殺することを可能にしている。ルノー・グループの戦略は、利益率を改善することを唯一の目的として、これら2つの効果の組み合わせに取り組むことである。
・ 研究開発費のプラスの効果153百万ユーロ:研究開発費総額の増加及び資産化率の低下(2023年度上半期比-6.2ポイント)は、ルノー・グループのパートナーシップ強化に伴う研究開発費及び資産計上した研究開発費の償却額の減少により相殺されて余りあるものであった。
・ 販管費は109百万ユーロ増加のマイナス影響であるが、これは主にブランドの攻勢やモータースポーツ活動の現在の業績に関連するマーケティング費用の増加によるものである。
・ 連結除外前、ホースはIFRS第5号「売却目的で保有する資産」の会計処理下にあり、そのため資産の償却は停止されていた。ホースは2024年5月31日に連結から除外されたため、ルノー・グループからホースに支払われる請求書には、再び償却費用とホースの利益が含まれている。これら2つの要素の累積効果は6月分として55百万ユーロとなった。
ルノー・グループの営業総利益に対するモビライズ・ファイナンシャル・サービシーズ(販売金融部門)からの寄与は593百万ユーロに達しており、2023年上半期と比較して75百万ユーロ増加した。これは主に、顧客金融事業が引き続き好調に推移したことに加え、2023年上半期に発生したスワップ評価の経常外マイナス影響が-37百万ユーロとなったことによるものである。
その他の営業利益及び営業費用は-277百万ユーロのマイナスであった(2023年上半期は+56百万ユーロ)。これは特に、ホース連結除外による+286百万ユーロのキャピタル・ゲイン、2024年3月に行った日産株売却による-440百万ユーロのキャピタル・ロス、及びリストラクチャリング費用-123百万ユーロを含むものである。
その他の営業利益及び営業費用を考慮した結果、ルノー・グループの営業利益は、2023年上半期に2,096百万ユーロであったのに対し、1,898百万ユーロであった。
正味財務収益及び費用は、2023年上半期の-260百万ユーロに対し、-385百万ユーロであった。この変動は主に、アルゼンチンの超インフレの影響によって説明することができる。
関連会社からの寄与は2023年上半期の566百万ユーロに対して195百万ユーロであった。
当期及び繰延税金は、2023年上半期における-278百万ユーロの費用計上に対し、-328百万ユーロの費用を計上した。2024年6月末時点の実効税率は、第2の柱指令の実施初年度及びその他の繰延税金の影響により、2023年上半期比+2ポイント増の17%となった。
そのため、当期純利益は日産株売却によるキャピタル・ロスを含む1,380百万ユーロであった。当期純利益のルノー・グループ持分は1,293百万ユーロ(1株当たり4.74ユーロ)であった。
自動車部門の事業のキャッシュ・フローは2024年上半期に2,972百万ユーロに達した。これには、モビライズ・ファイナンシャル・サービシーズの配当金600百万ユーロが含まれる。
資産処分の影響を除くと、ルノー・グループの純設備投資及び研究開発は2,143百万ユーロであり、売上高に占める比率は7.9%(2023年上半期は売上高の6.9%)であった。資産処分は2023年上半期の197百万ユーロに対して28百万ユーロで、資産処分を算入すればルノー・グループの純設備投資及び研究開発は売上高の7.8%であった。
フリー・キャッシュ・フロー(*)は1,257百万ユーロで、これには必要運転資本のマイナスの変動となる-209百万ユーロが含まれた。
(*) フリー・キャッシュ・フロー:利息・税金調整後キャッシュ・フロー(公開上場会社からの受取配当金を除く。)から有形固定資産及び無形資産への投資(処分との純額)を除いたもの(必要運転資本の変動を含む。)。
2024年6月30日現在の自動車部門のネット・キャッシュ・ポジションは記録的なレベルの4,860百万ユーロとなり、2023年12月31日現在の3,724百万ユーロと比較して1,136百万ユーロの改善となった。この増加は、好調なフリー・キャッシュ・フロー、ホースの連結除外によるプラスの影響(+420百万ユーロ)、日産株売却による現金収入(+358百万ユーロ)、及び日産からの受取配当金(+142百万ユーロ)によるものである。これは、株主への配当金の支払い(-628百万ユーロ)及び金融投資(-355百万ユーロ、うち-215百万ユーロはフレクシスSASへの投資)によって一部相殺された。
流動性準備金は、2024年6月末現在17.6十億ユーロと高水準に達した。
2024年度の財務見通し
ルノー・グループは、2024年度の財務見通しを以下のとおり確認する。
・ ルノー・グループの営業総利益率は7.5%以上。
・ フリー・キャッシュ・フローは2.5十億ユーロ以上。
関連する第三者との取引
2024年5月15日提出のルノーの有価証券報告書における年次連結財務諸表の注27-D及び本報告書に要約された2024年中間連結財務諸表の注20の記載を除き、関係当事者間に重要な取引はない。
ハイライト
・ **2024年1月17日:**ルノー・グループ、世界販売台数の大幅増を発表:年間総販売台数は2022年度比+9%の2,235,345台。ルノー・グループは、そのコア・ブランドのうち3つを大きく成長させ、成功のダイナミクスを実証した。
・ **2024年1月29日:**ルノー・グループは、現在の株式市況とキャッシュ創出強化の両方を考慮し、アンペアのIPOプロセスを中止することを決定した。ルノー・グループは、アンペアが2025年に損益分岐点に達するまでアンペアの発展への資金提供を継続する。アンペア・キャピタル・マーケット・デーで発表された目標はすべて確定している。さらに、この決定はルノー・グループの財務ガイダンスと資本配分戦略に影響を与えるものではない。
・ **2024年2月8日:**日産はルノー・グループの2023年度通期業績に797百万ユーロ寄与。
・ **2024年2月15日:**ルノー・グループは、すべての財務内容が記録的な水準で大幅に改善した2023年決算を発表した。 ルノー・グループの売上高は2022年度比13.1%増の52,376百万ユーロに達した。一定の為替レートでは17.9%増となった。ルノー・グループは、売上高の7.9%という記録的な営業総利益率(2022年度の5.5%から2.4ポイント増)と、3.0十億ユーロの記録的なフリー・キャッシュ・フロー(2022年度比0.9十億ユーロ増)を達成した。自動車部門のネット・キャッシュ・ポジションは、2023年12月31日時点で3,724百万ユーロとなり、2022年12月31日時点の549百万ユーロから3,175百万ユーロ改善した。ルノー・グループは、2024年にグループ営業総利益率7.5%以上、フリー・キャッシュ・フロー2.5十億ユーロ以上の達成を目指している。2023年度の配当案は1株当たり1.85ユーロで、前年度比1.60ユーロ増となる。配当性向はルノー・グループの連結当期純利益(親会社持分)の17.5%である。
・ **2024年3月15日:**ジェーシードゥコーは、ダッソー・システムズ、エビデン、オレンジ、ルノー・グループ、STマイクロエレクトロニクス及びタレスとともに、新メンバーとして、ソフトウェア・レピュブリックのエコシステムを強化する。ソフトウェア・レピュブリックは、7つのメンバーと複数のパートナーを擁し、地域と公共サービスが将来の課題に対応できるようサポートする新たなコラボレーションを期待することができる。
・ **2024年3月20日:**ザ・フューチャー・イズ・ニュートラルは、電動パワートレインに適合する3つの部品の新たな再製造活動を開始する。これは自動車部門ではヨーロッパ初の試みである。電気自動車を利用する顧客は、新品の純正部品か、より入手しやすく(最大30%安い)、資源とCO2排出への影響を抑えるのに役立つ様々な高品質再生製品かを選択できるようになった。
・ **2024年3月20日:**ルノー・グループは、モビリティ・デザートにある人々の職場復帰を支援するため、ケアメーカーによる連帯イニシアチブ「Les voitures de future fonction」を開始した。このイニシアチブの対象となる車両は、ダチア・サンデロ(新車)と、renewが提供する中古車のセレクションである。
・ **2024年3月22日:**2023年10月6日に署名された拘束力ある合弁会社契約に続き、ルノー・グループとボルボ・グループは、ソフトウェア定義自動車(SDV)のプラットフォームとその専用サービスに基づく次世代フル電気自動車バンの合弁会社フレクシスSASの設立を完了した。ルノー・グループとボルボ・グループは、今後3年間でそれぞれ300百万ユーロの投資を計画している。CMA CGMグループは、フレクシスに最大120百万ユーロの戦略的投資を行うとの意向を確認した。
・ **2024年3月25日:**アンペアは、ラルディ・テクニカル・センターにイノベーション・バッテリーセル・ラボラトリーの礎石を据えたことを発表した。2025年に稼働するこの卓越した革新的センターは、バッテリーセルのプロトタイピングと評価を可能にし、技術的ブレークスルーを予測する一助となる。
・ **2024年3月26日:**ルノー・グループとCEAは、画期的なデジタル設計と付加製造技術(3Dプリンティング)を組み合わせた新しい材料アーキテクチャの創造により、未来の自動車のための革新を続けている。このイノベーションにより、卓越した特性と適応可能でカスタマイズ可能な挙動を持つ構成部品の設計が可能になるであろう。自動車産業への応用の可能性は有望で、例えば車載の快適性などが挙げられる。
・ 2024年3月27日: 2023年12月13日に行った日産株の1回目の売却後、ルノー・グループは、最大100,242,900株の日産株(日産の資本の約2.5%に相当)を日産に売却する意図を発表した。この売却は、280,690,000株の日産株(日産の資本の最大7%に相当)を売却する意向を表明したルノー・グループからの通知を受けて、日産が100,242,900株の日産株を取得する優先交渉権を行使したことによるものである。新提携契約に基づき、ルノー・グループは、日産が買い戻していない残りの180,447,100株の日産株を180日の間に日産又は第三者に売却するオプションを有している。日産は、取得した株式を全数消却するとの決定を発表しており、これは日産の株主にとっては増益となるだろう。
・ **2024年3月28日:**ルノー・グループは、99,132,100株の日産株(日産の資本の約2.5%に相当)を日産に売却することにより、2回目の取引を完了した。これにより358百万ユーロのキャッシュ・インフローが生じ、自動車部門のネット・キャッシュ・ポジションが改善され、ルノー・グループのデレバレッジが迅速化される。これは投資適格格付けに復帰するというルノー・グループの目標を支えるものでもある。
・ **2024年3月29日:**サンドゥヴィル工場は、2024年3月22日に設立された新合弁会社フレクシスSASにその専門知識を提供する。2026年以降、同工場はコネクティッド電子プラットフォームをベースとする新世代の100%電気自動車バンを製造する。
・ **2024年4月3日:**CMA CGMグループは、革命的な電気自動車バンの創造を目指す合弁会社、フレクシスSASの設立メンバーとして、ルノー・グループとボルボ・グループに合流した。CMA CGMグループは、顧客側の知見をもたらすのに加え、フレクシスSASの10%持分を取得しており、2026年までに最大120百万ユーロを投資する予定である。ルノー・グループとボルボ・グループはそれぞれ45%の株式持分を保有する予定となっており、今後3年間でそれぞれ300百万ユーロを投資する計画である。
・ **2024年4月23日:**ルノー・グループは、第1四半期の売上高が+5.9%(一定の為替レートによる)の11.7十億ユーロと発表した。自動車部門の売上高は10,446百万ユーロであり、2023年第1四半期と比べて-0.7%、一定の為替レートでは+3.6%であった。ルノー・グループは、2024年度の財務見通しを以下のとおり確認する:グループ営業総利益率は7.5%以上、フリー・キャッシュ・フローは2.5十億ユーロ以上。
・ **2024年5月2日:**ルノー・グループは、2030年までにこの事業で50%の成長を目指す、自動車部品の再生におけるヨーロッパの新たなリーダー、The Remakersを立ち上げた。フランのRefactoryを拠点とするThe Remakersは、新会社としてザ・フューチャー・イズ・ニュートラルに加わる。
・ **2024年5月9日:**ルノー・グループの2024年第1四半期収益に対する日産の寄与は225百万ユーロであった。
・ **2024年5月15日:**ルノー・グループは、公共交通機関向けに野心的なレベル4の自動運転車の発売を開始すると発表した。ルノー・グループは、電気、ロボット化、事前装備されたミニバス・プラットフォームを開発しており、これは専門パートナーによる様々な自動化ソリューションを導入する予定である。実験は数年前から行われており、特に自動運転車の世界的エキスパートであるWeRideとの共同実験が発表される予定である。
・ **2024年5月31日:**ルノー・グループとジーリーは、パワートレイン技術のリーディングカンパニー「ホース・パワートレイン・リミテッド」の設立を発表した。各グループがこの新会社に50%ずつの株式を保有する。新会社は、ハイブリッド及び内燃パワートレインの構成部品とシステムの市場をリードする。ホース・パワートレイン・リミテッドは、年間売上高約15十億ユーロ、パワートレインの年間生産台数約5百万ユニットを見込んでおり、ハイブリッドシステム、内燃エンジン、トランスミッション、バッテリーソリューションを含む、グローバルパートナー向けの最先端パワートレイン技術の完全なポートフォリオを初日から揃えることになる。
・ **2024年6月7日:**ルノー・グループは、ビレロイ部品及びアクセサリー物流部門の拠点のオートメーション化にExotecを採用した。この次世代ソリューションの統合は、自動車メーカーとしては世界初であり、ルノー・グループの技術的変革のさらなる一歩となる。
・ **2024年6月12日:**水素モビリティに特化したルノー・グループとプラグの合弁会社であるHYVIAと、ゼロ・エミッション・モビリティの専門部門で水素タクシーのパイオニアであるHYPEは、水素モビリティの脱炭素化を加速させるためのパートナーシップを発表した。このパートナーシップは、脱炭素水素、水素充填ステーション、水素自動車の供給など、水素モビリティのエコシステム全体をカバーする。
・ **2024年6月28日:**アラムコは、企業価値を7.4十億ユーロと評価するホース・パワートレイン・リミテッド(「ホース」)の10%の株式を取得する最終合意に調印した。ルノー・グループとジーリーはそれぞれ45%の株式を保有する。
・ **2024年7月1日:**アンペアは、ルノー・グループ向けにLFP技術とCell-to-Packソリューションによる画期的なバッテリー戦略を発表し、ヨーロッパにおける車両コストの積極的削減と電気モビリティの民主化へのコミットメントを証明した。
アンペアは、NCM電池(ニッケル・コバルト・マンガン電池)を補完するLFP(リン酸鉄リチウム)技術を統合し、効率性と価格競争力を確保するヨーロッパのバリューチェーンを構築する。
アンペアはパートナーであるLGエナジー・ソリューションと共同で、パウチ型電池では世界初となるCell-to-Pack(CTP)技術を発表した。
これらの技術により、アンペアは2026年初頭から車両に搭載するバッテリーのコストを約20%削減する。この計画は、コスト削減と利益率向上を目指すアンペアのロードマップに沿ったものである。これは、記録的な速さで大きな変革をリードする同社の能力を裏付けている。
B. 販売実績
概説
ルノー・グループは補完的なブランドにより成長を続ける
ヨーロッパ(*)(6.7%増)における戦略の成功のおかげで、本年度上半期のルノー・グループの総販売台数は引き続き増加し(1.9%増)、1,154,700台に達した。
(*) 欧州自動車工業会(ACEA)によるヨーロッパの範囲。
**ヨーロッパでは、**5.5%増の市場において6.7%増の847,623台を販売し、ルノー・グループは第3位を堅持した。
・ **ルノー・ブランドは、**5.5%増の市場において8.2%増の535,238台を販売して市場を上回り、ヨーロッパで第3位のブランド、フランスで第1位のブランド(乗用車及び小型商用車)となっている。乗用車の成長は、フル・ハイブリッドE-TECHエンジンの非常に好調な実績(2023年上半期比45%増)に基づいている。小型商用車市場では171,202台(2023年上半期比19.2%増)を販売し、ルノーは再び首位(*)となった。
(*) ピックアップトラックを除く。
・ ダチア・ブランドの販売台数は309,816台で、2023年上半期比で4.0%増加した。ダチア・ブランドはヨーロッパで最も売れているブランドのトップ10に引き続きランクインしている。サンデロは全チャネルで最も売れている自動車である。
・ アルピーヌ・ブランドの2024年上半期の新車登録台数は2,569台で、2023年上半期比47.7%増となった。これはA110Rチュリニによるラインナップ拡大の成功によるものである。
実証された販売方針:効果的なミックスと販売チャネル
・ ルノー・グループのヨーロッパ主要5ヶ国(*)における総販売台数に占めるリテール販売台数の割合は、市場平均を20ポイント超上回る62%近くとなった。ルノー・グループの4車種(**)が、ヨーロッパにおけるリテール販売台数ランキングのトップ10に入っている。
(*) フランス、イタリア、ドイツ、スペイン、英国
(**) サンデロ、ダスター、クリオ、キャプチャー
・ ルノー・ブランドは、Cセグメント以上、特にC-SUVとD-SUV(10%増)において加速している。これは主に、ハイトリムバージョンが顧客に高く評価されたオーストラルとエスパスE-TECHフル・ハイブリッドに牽引された。
**ヨーロッパにおけるルノー・グループの販売台数に占める電動化自動車の割合は29.6%(2023年比4.3ポイント増)となった。**この実績は特にハイブリッド・パワートレインの成功によるものであり、その販売台数は大幅に増加した(2023年上半期比59.6%増)。
・ ハイブリッド・エンジンの好調により、ルノー・ブランドが販売した乗用車のほぼ2台に1台が電動化されている。ルノーはハイブリッド乗用車ランキングでヨーロッパ第2位のブランドであり、クリオ、オーストラル、キャプチャーがトップ10に入っている。
・ 100%電気自動車は、ルノー・ブランドの販売台数のほぼ12%を占め、セニックE-TECHエレクトリックとルノー5 E-TECHエレクトリックの発売により、本年度下半期も成長を続けていく。
・ ダチア・ブランドの販売台数のほぼ10%は電動化自動車に関係しており、特にジョガー・ハイブリッド140の成功に牽引された。
・ アルピーヌは、2024年6月13日に初の100%電動ホットハッチであるA290を発表し、電動化攻勢を開始した。受注開始は今夏を予定している。
ルノー・グループのヨーロッパにおける受注台数は、2024年6月末時点において予想販売台数の2.6ヶ月分に相当する。
2024年には新たに10車種の発売を予定するなど(*)、ルノー・グループは電動化を追求するとともに、国際市場への拡大も進めている。
(*) 2024年における新たな10車種の発売。ルノー・ダスター(ヨーロッパ以外)及びキャプチャーのモデルチェンジを除く。
ルノー・グループ トップ15市場
| 売上 | 2024年上半期の 販売台数(1) (台) | 乗用車/小型商用車 市場シェア(%) | 2023年上半期からの 市場シェアの変動 (ポイント) | |
| 1 | フランス | 293,687 | 26.1 | +0.0 |
| 2 | イタリア | 111,696 | 11.2 | +0.8 |
| 3 | トルコ | 84,749 | 14.7 | +0.3 |
| 4 | スペイン | 77,161 | 12.4 | +0.5 |
| 5 | ドイツ | 76,398 | 4.7 | -0.2 |
| 6 | 英国 | 60,715 | 5.1 | +0.7 |
| 7 | ブラジル | 55,771 | 5.2 | -0.5 |
| 8 | ベルギー+ルクセンブルク | 36,322 | 11.1 | +0.0 |
| 9 | ルーマニア | 35,174 | 37.1 | -2.7 |
| 10 | モロッコ | 33,433 | 40.6 | +2.4 |
| 11 | ポーランド | 26,614 | 8.6 | -0.9 |
| 12 | インド | 23,100 | 0.9 | -0.3 |
| 13 | オランダ | 20,269 | 8.5 | -0.5 |
| 14 | ポルトガル | 20,263 | 15.2 | +0.0 |
| 15 | アルゼンチン | 16,067 | 9.3 | -2.0 |
| (1) 暫定的数値 | ||||
B-1 自動車部門
B-1.1 ルノー・グループの全世界における販売台数(地域別、ブランド別及び車両タイプ別)
| 乗用車及び小型商用車(1)(台) | 2024年上半期(2) | 2023年上半期 | 変動率 (%) |
| ルノー・グループ | 1,154,700 | 1,133,478 | +1.9 |
| ヨーロッパACEA(3) | 847,623 | 794,211 | +6.7 |
| ルノー | 535,238 | 494,695 | +8.2 |
| ダチア | 309,816 | 297,772 | +4.0 |
| アルピーヌ | 2,569 | 1,739 | +47.7 |
| その他(4) | - | 5 | -100.0 |
| ユーラシア、アフリカ、中東 | 154,724 | 153,411 | +0.9 |
| ルノー | 109,380 | 109,082 | +0.3 |
| ダチア | 45,333 | 44,329 | +2.3 |
| アルピーヌ | 11 | 0 | +++ |
| アジア 太平洋 | 40,601 | 52,708 | -23.0 |
| ルノー | 34,210 | 38,435 | -11.0 |
| ルノー・コリア自動車 | 6,260 | 12,208 | -48.7 |
| アルピーヌ | 131 | 102 | +28.4 |
| その他(4) | - | 1,963 | -100.0 |
| 中南米 | 103,749 | 124,213 | -16.5 |
| ルノー | 103,749 | 124,213 | -16.5 |
| ブランド別 | |||
| ルノー | 787,223 | 772,055 | +2.0 |
| ダチア | 358,497 | 345,399 | +3.8 |
| ルノー・コリア自動車 | 6,260 | 12,208 | -48.7 |
| アルピーヌ | 2,720 | 1,848 | +47.2 |
| その他(4) | - | 1,968 | -100.0 |
| 車両タイプ別 | |||
| 乗用車 | 936,486 | 943,875 | -0.8 |
| 小型商用車 | 218,214 | 189,603 | +15.1 |
(1) トゥイジーは四輪車であり、したがってルノー・グループの自動車販売台数には含まれない(但し、トゥイジーが乗用車として登録されるバミューダ、チリ、コロンビア、韓国、グアテマラ、アイルランド、レバノン、マレーシア及びメキシコを除く。)。
(2) 暫定的数値
(3) 欧州自動車工業会(ACEA)によるヨーロッパの範囲。フランスの海外領土及び県はヨーロッパ地域には含まれないが、全世界の数値には含まれる。
(4) その他:モビライズ及びEVEASY(JMEVのブランド)
ルノー・ブランド
世界で最も売れているフランスの自動車ブランド
・ ルノー・ブランドの2024年上半期の販売台数は、2023年同期比2.0%増(787,223台)となった。これは販売台数が8.2%増(535,238台)となったヨーロッパでの成功によるものである。主にスペイン(12.7%増)、イタリア(18.4%増)、英国(32.7%増)における実績を背景に、5.5%増の市場実績を上回り、ルノー・ブランドはヨーロッパ第3位の乗用車及び小型商用車ブランドとしての地位を固めた。
・ ルノーの母国フランスでは、乗用車及び小型商用車市場全体で8%増の214,881台を販売し、首位の座を固めた。フランスにおいて販売された自動車のほぼ5台に1台がルノー車である。
・ ヨーロッパ以外では、ルノー・ブランドは、トルコ(10.8%)、ブラジル(5.3%)、モロッコ(1.5%)でも躍進している。今年最初の数ヶ月間は、「インターナショナル・ゲーム・プラン2027」が展開された。ルノーは韓国においてグラン・コレオスでブランドを再スタートさせた一方、カーディアンはブラジルで5,200台を上回る新車登録台数を獲得し、好調なスタートを切った。この自動車はメキシコでも非常に好評を博しており、本年度下半期にはモロッコでも発売される予定である。トルコでは、最近ルノー・ダスターを発表しており、本年度下半期には国際市場に投入する予定である。
価値志向の販売方針:ヨーロッパでは2台のうち1台が小売客に販売されており、Cセグメント以上の販売が加速している
・ ヨーロッパの主要5ヶ国において、ルノー・ブランドの販売台数の2台に1台は、高い価値を生み出す小売客向け市場において販売されている。クリオとキャプチャーはリテール販売ランキングのトップ10に入っている。
・ ルノーはヨーロッパでも、Cセグメント以上、特にC-SUVとD-SUV(10%増)の首位奪還に向けた取り組みを強化しており、オーストラル、エスパスE-TECHフル・ハイブリッド、ラファール、特に販売台数の大部分を占めるハイトリムバージョンを販売している。オーストラルの販売台数の55%、エスパスE-TECHフル・ハイブリッドの販売台数の72%がアイコニック又はエスプリ・アルピーヌの各バージョンに関係している。
ヨーロッパ第1位の小型商用車ブランド
・ ルノー・ブランドは、12.9%増となった小型商用車市場において、2023年上半期比19.2%増の171,202台を販売し、小型商用車市場における首位の座を固めつつある。この勢いは、主力車種であるカングーとエクスプレス(2023年上半期比30.7%増)のほか、マスター(2023年上半期比16.0%増)の成功によるものであり、いずれもセグメントのリーダーとなっている。同時に、トラフィック(前年上半期比22.5%増)の販売台数は現在、同セグメントで第3位となっている。
関連する技術的選択と2方面からの電動化戦略
・ ルノーが販売する自動車のほぼ2台に1台は電動化されている。ルノー・ブランドは、100%電気自動車のラインナップとフル・ハイブリッドのラインナップのバランスをとる両面作戦で電動化攻勢を続けている。
・ ルノーは、ヨーロッパではハイブリッド車の販売台数の3台に1台超を占める第2位のブランドであり、販売台数は目覚ましい伸び(2023年上半期比約45%増)を示している。クリオ、オーストラル、キャプチャーはハイブリッド車の販売台数でトップ10に入っている。
・ 100%電気自動車はルノー・ブランドの販売台数のほぼ12%を占めており、セニックE-TECHエレクトリックとルノー5E-TECHエレクトリックによって成長を続けていく。2022年半ばに発売されたメガーヌE-TECHエレクトリックは、ヨーロッパで同クラスのトップ3に入っている。
2024年:多数のルノー・ブランドの市場投入
・ 新たに7車種が計画されるなど、2024年はルノーにとって豊富な市場投入の年となる。ルノー・ブランドは、ヨーロッパでシンビオズ、マスター、ルノー5E-TECHエレクトリックの発売を待ちながら、有望な上半期を過ごしている。国際的には、ルノー・ダスターとグラン・コレオスの市場投入で引き続き「インターナショナル・ゲーム・プラン」を実施する一方で、カーディアンを新市場に投入する予定である。
ダチア・ブランド
継続的な進歩
・ 本年上半期のダチアの販売台数は3.8%増、新車登録台数は358,497台であった。ヨーロッパでは、ダチアは乗用車及び小型商用車で4.0%増の309,816台を販売した。同ブランドは依然として乗用車市場で9位にランクされ、乗用車及び小型商用車の販売台数ではヨーロッパで10位以内を維持している。
強力な新ブランド・アイデンティティに牽引された成果
・ 強力な新しいブランド・アイデンティティに牽引され、ダチアは、4つの柱となるモデルと市場最高レベルの征服・ロイヤルティ率によって、ブランドの中核的顧客基盤であるヨーロッパのリテール販売において3位以内の地位を固めつつある。
・ ダチア・サンデロの全世界における販売台数は、2023年上半期比18.5%増の164,789台であった。2017年以降、リテール自動車のベストセラーとなっているサンデロは、2024年上半期も、すべての顧客チャネルでヨーロッパのベストセラー・モデルである。
・ 世界で113,783台を販売したダチア・ダスター(第2世代と最近発売された第3世代を含む)の販売台数は、2023年上半期比で1.7%増加し、ヨーロッパにおけるSUVのリテール販売台数で3位以内を維持している。
・ ダチア・ジョガーの世界における販売台数は2023年上半期比0.7%増の50,841台となった。これはヨーロッパで最も売れているリテール販売向け非SUVのCセグメント車である。
・ ダチア・スプリングの販売台数は、政府支援の変化と同車の製品サイクルにより減少している。とはいえ、2024年上半期には、スプリングはヨーロッパにおける小型電気自動車(A及びBセグメント)のリテール販売台数で第5位となった。
ラインナップのリニューアル
・ 2024年3月中旬から注文可能となっている新型ダチア・ダスターは、2024年6月からショールーム展示されており、非常に高い評価を受け、既に様々な市場で数多くの賞を受賞している。
・ 100%電気自動車の新型スプリングは、ヨーロッパ本土では2024年4月から、英国では2024年6月から受注が開始される。ショールームへの到着は2024年秋の予定となっている。
・ 2024年下半期、ダチア・ブランドは、2025年上半期にディーラーに到着予定の将来のCセグメントSUV、ビッグスターを発表する予定である。
アルピーヌ・ブランド
ブランドの実績
・ アルピーヌの新車登録台数は、2023年上半期比47.2%増となる2,720台の新記録を達成した。特にフランス(58.9%増)、ドイツ(45.9%増)、英国(27.2%増)、ベルギー(29.5%増)がこれを牽引した。
電動化攻勢の開始:
・ アルピーヌは6月、ル・マン24時間レースにおいて、スポーティな電動5人乗りホットハッチ、A290を発表し、電動化攻勢を開始した。受注開始は今夏を予定している。
国際展開のペースを速める:
・ 国際的には、2024年上半期にはトルコでアルピーヌを展開し、バルセロナでは体験型コンセプトストアのアトリエ・アルピーヌ第1号店がオープンした。アトリエ・アルピーヌは間もなくロンドンとパリにも開設される。アルピーヌ・ブランドは2024年末までに、オランダ、ハンガリー、スウェーデンのほか、フランス(グアドループを含む)にアルピーヌの新店舗をオープンする計画である。
B-1.2 販売台数及び生産統計
B-1.2.1 世界におけるルノー・グループの販売台数
ブランド及び地域別並びにモデル別の世界における連結販売台数は、ルノー・グループのウェブサイトのファイナンス・セクションの「Regulated Information」内で閲覧することができる。
(https://www.renaultgroup.com/en/finance-2/financial-information/key-figures/monthly-sales/ -「Monthly Sales」)
B-1.2.2 ルノー・グループの全世界における生産高
| 乗用車及び小型商用車(台) | 2024年上半期(2) | 2023年上半期 | 変動率(%) |
| ルノー・グループ工場の世界における生産台数(1) | 1,130,802 | 1,193,820 | -5.3 |
| 内、パートナー向け生産 | |||
| 日産 | 27,738 | 38,584 | -28.1 |
| 三菱 | 10,010 | 10,540 | -5.0 |
| ダイムラー | 14,083 | 17,750 | -20.7 |
| ルノー・トラック | 12,122 | 17,493 | -30.7 |
| ルノー・グループ向けパートナーによる生産(台) | 2024年上半期(2) | 2023年上半期 | 変動率(%) |
| カルサン・オートモーティブ | 26,441 | 15,060 | +75.6 |
| 日産 | 26,844 | 48,802 | -45.0 |
| 中国(3) | 7,694 | 37,794 | -79.6 |
(1) 生産データは、組立工場から出荷された自動車の台数に関連している。
(2) 暫定的数値
(3) 中国子会社:ルノー・グループのパートナーの生産においてeGT(25%)。
B-1.3 ルノー・グループ地域別地理的管理構造-各地域の国々(2024年6月30日時点)
| ヨーロッパ | ユーラシア、アフリカ、中東 | アジア 太平洋 | 中南米 | |
| オーストリア | アブダビ(UAE) | モロッコ | オーストラリア | アルゼンチン |
| ベルギー | アルジェリア | モザンビーク | ブータン | バミューダ |
| ブルガリア | アンゴラ | ナミビア | 中国 | ボリビア |
| クロアチア | アルメニア | ニジェール | インド | ブラジル |
| チェコ共和国 | アゼルバイジャン | ナイジェリア | インドネシア | チリ |
| デンマーク | バーレーン | 北マケドニア | 日本 | コロンビア |
| エストニア | ベラルーシ | オマーン | マレーシア | コスタリカ |
| フィンランド | ベナン | パレスチナ | モンゴル | キュラソー島 |
| フランス | ボスニア | カタール | ネパール | ドミニカ共和国 |
| 仏領ギアナ | ブルキナファソ | ルワンダ | ニュージーランド | エクアドル |
| ドイツ | カメルーン | サウジアラビア | シンガポール | グアテマラ |
| ギリシャ | カーボベルデ | セネガル | 韓国 | メキシコ |
| グアドループ島 | コンゴ民主共和国 | セルビア | パナマ | |
| ハンガリー | ジブチ | セーシェル | パラグアイ | |
| アイスランド | ドバイ(UAE) | 南アフリカ | ペルー | |
| アイルランド | エジプト | スーダン | セント・マーチン島 | |
| イタリア | エチオピア | タンザニア | ウルグアイ | |
| ラトビア | ガボン | トーゴ | ||
| リトアニア | ジョージア | チュニジア | ||
| ルクセンブルク | ガーナ | トルコ | ||
| マルタ | ギニア | ウガンダ | ||
| マルティニーク島 | イラク | ウクライナ | ||
| マヨット | イスラエル | ウズベキスタン | ||
| オランダ | コートジボワール | ザンビア | ||
| ニューカレドニア | ヨルダン | ジンバブエ | ||
| ノルウェー | カザフスタン | |||
| ポーランド | ケニア | |||
| ポルトガル | コソボ | |||
| キプロス共和国 | クウェート | |||
| レユニオン | キルギスタン | |||
| ルーマニア | レバノン | |||
| サンピエール島 及びミクロン島 | リベリア | |||
| スロバキア | マダガスカル | |||
| スロベニア | マラウィ | |||
| スペイン及び カナリア諸島 | マリ | |||
| スウェーデン | モーリタニア | |||
| スイス | モーリシャス | |||
| タヒチ | モルドバ | |||
| 英国 | モンテネグロ | |||
B-2 販売金融部門
モビライズ・ファイナンシャル・サービシーズは2024年上半期に660,137件の融資を実行したが、これは2023年上半期と比較して2.1%増加した。中古車融資は、融資実行済み契約が154,389件で、前年同期比10.4%減となった。
普及率は、2023年上半期から0.5ポイント下降して42.8%に達した。
新規融資額(クレジットカード及び個人融資を除く。)は、主としてアライアンスの新車登録台数(ルノー・グループ、日産、三菱)の増加及び新車契約台数の2023年上半期比6.6%増により、2.5%増の10.7十億ユーロとなった。
2024年上半期の小売業務に関連する平均稼働資産(APA)は合計44.2十億ユーロであった。その金額は、半導体危機の漸進的終息に伴う2023年初め以降の新規融資の増加により、11.7%増加した。
ホールセール業務に関連する平均稼働資産は、3.2%増の10.6十億ユーロとなった。
全体では、平均稼働資産は合計54.9十億ユーロであり、2023年上半期から9.9%増加した。
モビライズ・ファイナンシャル・サービシーズ融資実績
| 2024年上半期 | 2023年上半期 | 変動率(%) | |
| 融資契約件数(千件) | 660 | 647 | +2.1 |
| 中古車契約を含む(千件) | 154 | 172 | -10.4 |
| 新規融資(十億ユーロ) | 10.7 | 10.4 | +2.5 |
| 平均稼働資産(十億ユーロ) | 54.9 | 49.9 | +9.9 |
普及率(ブランド別)
| 2024年上半期(%) | 2023年上半期 (%) | 変動 (ポイント) | |
| ルノー | 44.1 | 43.8 | +0.3 |
| アルピーヌ | 22.6 | 22.3 | +0.3 |
| ダチア | 45.7 | 46.2 | -0.5 |
| ルノー・コリア自動車 | 42.5 | 50.4 | -7.9 |
| モビライズ | n.a. | 616.7 | n.a. |
| 日産 | 35.5 | 36.9 | -1.4 |
| 三菱 | 10.9 | 5.0 | +5.9 |
| モビライズ・ファイナンシャル・サービシーズ | 42.8 | 43.3 | -0.5 |
普及率(地域別)
| 2024年上半期 (%) | 2023年上半期(%) | 変動 (ポイント) | |
| ヨーロッパ地域 | 44.4 | 45.3 | -0.8 |
| 中南米 | 34.1 | 32.5 | +1.5 |
| アフリカ、中東及びアジア太平洋地域 | 33.3 | 35.4 | -2.1 |
| モビライズ・ファイナンシャル・サービシーズ | 42.8 | 43.3 | -0.5 |
モビライズ・ファイナンシャル・サービシーズは2024年上半期に、2023年同期比4.2%減の1.9百万件の保険及びサービス契約を販売した。
モビライズ・ファイナンシャル・サービシーズ、サービス実績
| 2024年上半期 | 2023年上半期 | 変動 | |
| サービス契約件数(千件) | 1,857 | 1,938 | -4.2% |
| サービス普及率 | 160.0% | 177.3% | -17.4ポイント |
(2)生産、受注及び販売の状況
前述(1)「業績等の概要」を参照のこと。
(3)財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
概要
| 2024年上半期 | 2023年上半期 | 変動 | ||
| ルノー・グループの全世界における新車登録台数 | 千台 | 1,155 | 1,133 | +1.9% |
| ルノー・グループ売上高 | 百万ユーロ | 26,958 | 26,849 | +0.4% |
| ルノー・グループ営業総利益 | 百万ユーロ | 2,175 | 2,040 | +135 |
| 売上高に占める% | 8.1% | 7.6% | +0.5ポイント | |
| ルノー・グループ営業利益 | 百万ユーロ | 1,898 | 2,096 | -198 |
| 正味財務収益及び費用 | 百万ユーロ | -385 | -260 | -125 |
| 関連会社からの寄与 | 百万ユーロ | 195 | 566 | -371 |
| 内:日産 | 百万ユーロ | 264 | 582 | -318 |
| 当期純利益 | 百万ユーロ | 1,380 | 2,124 | -744 |
| 当期純利益、グループ持分 | 百万ユーロ | 1,293 | 2,093 | -800 |
| 1株当たり利益 | ユーロ | 4.74 | 7.70 | -2.96 |
| フリー・キャッシュ・フロー(1) | 百万ユーロ | 1,257 | 1,775 | -518 |
| 自動車部門のネット・キャッシュ・ポジション | 百万ユーロ | 4,860(2024年6月30日現在) | 3,724(2023年12月31日現在) | +1,136 |
| 資本 | 百万ユーロ | 31,282(2024年6月30日現在) | 30,634(2023年12月31日現在) | +648 |
| 販売金融事業に係る平均稼働資産 | 十億ユーロ | 54.9 | 49.9 | +9.9% |
(1) フリー・キャッシュ・フロー:利息・税金調整後キャッシュ・フロー(公開上場会社からの受取配当金を除く。)から有形固定資産及び無形資産への投資(処分との純額)を除いたもの(必要運転資本の変動を含む。)。
財務成績に対するコメント
(i) 連結損益計算書
当グループの売上高に対する事業セグメント別寄与
| (百万ユーロ) | 2024年 | 2023年 | 変動率(%) | ||||||
| 第1 四半期 | 第2 四半期 | 上半期 | 第1 四半期 | 第2 四半期 | 上半期 | 第1 四半期 | 第2 四半期 | 上半期 | |
| 自動車 | 10,446 | 13,926 | 24,372 | 10,515 | 14,335 | 24,850 | -0.7 | -2.9 | -1.9 |
| 販売金融 | 1,246 | 1,309 | 2,555 | 974 | 1,004 | 1,978 | +27.9 | +30.4 | +29.2 |
| モビリティサービス | 15 | 16 | 31 | 9 | 12 | 21 | +66.7 | +33.3 | +47.6 |
| 合計 | 11,707 | 15,251 | 26,958 | 11,498 | 15,351 | 26,849 | +1.8 | -0.7 | +0.4 |
ルノー・グループの売上高は2023年上半期比0.4%増の26,958百万ユーロに達した。一定の為替レート(*)によれば、増加率は3.7%であった。
(*) 一定の為替レートにおける連結売上高の変動を分析するため、ルノー・グループは、前期の平均為替レートを適用して、当期の売上高を再計算している。
自動車部門の売上高は24,372百万ユーロで、2023年上半期と比較して1.9%減少した。これは主にアルゼンチン・ペソ及びそれより程度は低いもののトルコ・リラの下落に関連して生じた3.1ポイントの為替のマイナス影響(-779百万ユーロ)を含む。一定の為替レート(*)によれば、増加率は+1.2%であった。この変動は主に以下により説明される。
(*) 一定の為替レートにおける連結売上高の変動を分析するため、ルノー・グループは、前期の平均為替レートを適用して、当期の売上高を再計算している。
・ 主にアルゼンチンとトルコにおける通貨の下落をほぼ相殺した、+1.8ポイントの価格効果。既に発表したように、ルノー・グループは、コスト削減により可能となった対象製品の価格見直しと組み合わされた価格安定化の段階に入った。
・ 製品構成のプラス効果は+1.0ポイントで、これはルノー・グループの最近の発売(セニック、ラファール及びエスパス)に沿った漸進的な改善を反映したものである。これは、ゾエの生産終了とサンデロの継続的な成功によるマイナス効果を相殺して余りあるものであった。このプラス効果は今後数四半期にわたって継続して向上していくであろう。
・ ヨーロッパにおけるルノー・グループの活動が牽引し、+1.1ポイントのプラスの地理的構成。
・ -4.7ポイントのマイナスの台数効果。登録台数の1.9%増は、2023年上半期の重要な在庫の補充に対し、2024年上半期のディーラーシップ・ネットワーク内の在庫調整により相殺する以上のものであった。2024年6月30日現在の新車の棚卸資産合計は非常に健全な水準で500,000台(前年同期比69千台減)、その内、独立系ディーラーでは369,000台、ルノー・グループレベルでは131,000台であった。
・ パートナーに対する売上の安定的な効果は+0.2ポイントで、これは予想された新製品の発売前の過渡期におけるパートナー向け新車販売台数の減少によるもので、ルノー・グループのパートナーシップ強化に伴う研究開発費により相殺された。
・ 「その他」のプラスの効果は+1.8ポイントで、これは部品及びアクセサリーの堅調な業績とダイナミックな中古車販売台数によるものである。
当グループの営業総利益に対する事業セグメント別寄与
| (百万ユーロ) | 2024年上半期 | 2023年上半期 | 変動 |
| 自動車部門 | 1,600 | 1,541 | +59 |
| 部門売上高に対する比率 | 6.6% | 6.2% | +0.4ポイント |
| 販売金融 | 593 | 518 | +75 |
| モビリティサービス | -18 | -19 | +1 |
| 合計 | 2,175 | 2,040 | +135 |
| グループ売上高に対する比率 | 8.1% | 7.6% | +0.5ポイント |
ルノー・グループの営業総利益率は、2023年上半期の7.6%に対して0.5ポイントアップし、売上高の8.1%で記録的な数値となった。
自動車部門の営業総利益は、2023年上半期の1,541百万ユーロに対し1,600百万ユーロとなった。自動車部門の売上高に占める割合は6.6%で、2023年上半期比で+0.4ポイント上昇した。この変動は主に以下により説明される。
・ 93百万ユーロの外国為替によるプラスの影響(主にトルコ・リラの下落による生産コストへの影響に起因)。
・ 329百万ユーロのマイナスの台数効果(主に前述の在庫調整によるもの)。
・ 2024年上半期は、価格/構成/製品強化効果が51百万ユーロのプラスとなり、好調な購買業績とそれより程度は低いものの原材料の追い風によりコストが262百万ユーロ減少した。合計すると、プラスの効果は313百万ユーロであった。
ルノー・グループは、コスト削減とその利益の一部の顧客への還元を継続することで、価格と内容の面での魅力的な車両を提供し、その競争力を高める一方で、特に新型車やモデルチェンジに関する規制要件を相殺することを可能にしている。ルノー・グループの戦略は、利益率を改善することを唯一の目的として、これら2つの効果の組み合わせに取り組むことである。
・ 研究開発費のプラスの効果153百万ユーロ:研究開発費総額の増加及び資産化率の低下(2023年度上半期比-6.2ポイント)は、ルノー・グループのパートナーシップ強化に伴う研究開発費及び資産計上した研究開発費の償却額の減少により相殺されて余りあるものであった。
・ 販管費は109百万ユーロ増加のマイナス影響であるが、これは主にブランドの攻勢やモータースポーツ活動の現在の業績に関連するマーケティング費用の増加によるものである。
・ 連結除外前、ホースはIFRS第5号「売却目的で保有する資産」の会計処理下にあり、そのため資産の償却は停止されていた。ホースは2024年5月31日に連結から除外されたため、ルノー・グループからホースに支払われる請求書には、再び償却費用とホースの利益が含まれている。これら2つの要素の累積効果は6月分として55百万ユーロとなった。
ルノー・グループの営業総利益に対するモビライズ・ファイナンシャル・サービシーズ(販売金融部門)からの寄与は593百万ユーロに達しており、2023年上半期と比較して75百万ユーロ増加した。これは主に、顧客金融事業が引き続き好調に推移したことに加え、2023年上半期に発生したスワップ評価の経常外マイナス影響が-37百万ユーロとなったことによるものである。
(ii) フリー・キャッシュ・フロー
| (百万ユーロ) | 2024年上半期 | 2023年上半期 | 変動 |
| 利息・税金調整後キャッシュ・フロー(日産及びモビライズ・ファイナンシャル・サービシーズからの受取配当金を除く。) | +2,372 | +2,473 | -101 |
| モビライズ・ファイナンシャル・サービシーズからの受取配当金 | +600 | +600 | - |
| 必要運転資本の増減 | -209 | -138 | -71 |
| 有形固定資産及び無形資産への投資(処分との純額) | -1,535 | -1,145 | -390 |
| リース用車両及びバッテリー | +29 | -15 | +44 |
| フリー・キャッシュ・フロー(1) | +1,257 | +1,775 | -518 |
(1) フリー・キャッシュ・フロー:利息・税金調整後キャッシュ・フロー(公開上場会社からの受取配当金を除く。)から有形固定資産及び無形資産への投資(処分との純額)を除いたもの(必要運転資本の変動を含む。)。
2024年上半期において、フリー・キャッシュ・フローは、+1,257百万ユーロのプラスであった。これは以下の要素に起因している。
・ 167百万ユーロ(2023年上半期は219百万ユーロ)のリストラクチャリング費用を含む+2,372百万ユーロのキャッシュ・フロー(公開上場会社からの受取配当金を除く。)。
・ 2024年上半期における600百万ユーロ(2023年上半期と同水準)のモビライズ・ファイナンシャル・サービシーズからの受取配当金。
・ 必要運転資本の-209百万ユーロのマイナスの変動。
・ 28百万ユーロ(2023年上半期は197百万ユーロ)の資産売却を含む-1,535百万ユーロの有形固定資産及び無形資産への投資(処分との純額)(ルノー・グループ売上高の5.7%であり、2023年上半期を-1.4ポイント下回る。)。
・ +29百万ユーロ(2023年上半期は-15百万ユーロ)の買戻特約付自動車及びバッテリーに関する純投資。
(iii) 自動車部門のネット・キャッシュ・ポジション-2024年6月30日現在
自動車部門のネット・キャッシュ・ポジションの変動(百万ユーロ)
| 2023年12月31日現在の自動車部門のネット・キャッシュ・ポジション | |
| 2024年上半期の営業フリー・キャッシュ・フロー | +3,724 |
| 受取配当金 | +1,257 |
| ルノー株主及び少数株主に対する支払配当金 | +142 |
| 金融投資等 | -628 |
| 2024年6月30日現在の自動車部門のネット・キャッシュ・ポジション | +365 |
| +4,860 |
+1,257百万ユーロのプラスの自動車部門の営業フリー・キャッシュ・フローの他に、ルノー・グループは日産からの配当金142百万ユーロを受け取っている。2024年上半期の株主に対する支払配当金は、-628百万ユーロであった。
自動車部門のネット・キャッシュ・ポジションの2023年12月31日比での残りの変動額365百万ユーロは、以下によるものである。
・ 日産株売却による+358百万ユーロ
・ ホースの連結除外によるプラスの影響+420百万ユーロ
・ -355百万ユーロの金融投資(うち-215百万ユーロはフレクシスSASへの投資)
・ 自動車部門のネット・キャッシュ・ポジションに対するその他の影響(特に自己株式の購入と処分、為替変動、IFRS第16号の影響を含む)、その総額は-58百万ユーロ
自動車部門のネット・キャッシュ・ポジション
| (百万ユーロ) | 2024年6月30日 | 2023年12月31日 |
| 長期金融負債 | -6,267 | -8,044 |
| 短期金融負債 | -5,555 | -3,920 |
| 長期金融資産-その他有価証券、貸付金及び金融取引に係るデリバティブ | +672 | +300 |
| 短期金融資産 | +1,251 | +923 |
| 現金及び現金同等物 | +14,759 | +14,465 |
| 自動車部門のネット・キャッシュ・ポジション | +4,860 | +3,724 |
自動車部門の流動性準備金は、2024年6月30日現在で17.6十億ユーロに達した。これらの準備金の内訳は以下のとおりである。
・14.36十億ユーロの現金及び現金同等物
・3.26十億ユーロの未使用確定与信枠
2024年6月30日現在、モビライズ・ファイナンシャル・サービシーズ(旧RCIバンク)は、13.4十億ユーロの利用可能な流動性を有していた。その内訳は以下のとおりである。
・4.4十億ユーロの未使用確定与信枠
・4.0十億ユーロの欧州中央銀行適格担保
・4.9十億ユーロの高品質の流動資産(HQLA)
・0.2十億ユーロの使用可能な現金
(4)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
2024年5月15日提出のルノーの有価証券報告書、「第一部 企業情報、第3 事業の状況、4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析、(4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定」に記載されている内容につき、当該半期中に本半期報告書に報告すべき重要な変更については、下記「第6 経理の状況、1 中間財務書類、2024年要約中間連結財務諸表、要約中間連結財務諸表に対する注記、注2 - 会計方針、2-B.見積り及び判断」を参照のこと。
4【経営上の重要な契約等】
当該半期中の経営上の重要な契約等については、上記「3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」及び下記「第6 経理の状況、1 中間財務書類、2024年要約中間連結財務諸表、要約中間連結財務諸表に対する注記」を参照のこと。
5【研究開発活動】
設備投資及び研究開発
事業セグメント別有形固定資産及び無形資産への投資(処分との純額)
| 2024年上半期(百万ユーロ) | 有形固定資産への投資(処分との純額)(資産計上したリース用車両及びバッテリーを除く)及び無形資産(資産計上した開発費を除く) | 資産計上した開発費 | 合計 |
| 自動車部門 | 897 | 638 | 1,535 |
| 販売金融部門 | 10 | - | 10 |
| モビリティサービス部門 | -5 | 6 | 1 |
| 合計 | 902 | 644 | 1,546 |
| 2023年上半期(百万ユーロ) | 有形固定資産への投資(処分との純額)(資産計上したリース用車両及びバッテリーを除く)及び無形資産(資産計上した開発費を除く) | 資産計上した開発費 | 合計 |
| 自動車部門 | 490 | 655 | 1,145 |
| 販売金融部門 | 10 | - | 10 |
| モビリティサービス部門 | 2 | 4 | 6 |
| 合計 | 502 | 659 | 1,161 |
2024年上半期の投資額の総額は2023年上半期に比べて増加した。そのうちヨーロッパは66%、ヨーロッパ以外は34%を占めた。
・ ヨーロッパでは、主にCセグメント・ラインナップ(ラファール及びシンビオズ)の開発、小型商用車ラインナップ(新型マスターICE及びEV)のリニューアル、電気自動車ラインナップ(セニックE-TECH、ルノー5 E-TECH、ルノー4 E-TECH)の展開のための設備投資が行われた。
・ **国際的には、**ルーマニア(新型ダスターICE及びHEV、ビッグスター)及びブラジル(ルノー・カーディアン)と、韓国のDセグメント・ラインナップ(グラン・コレオス)のリニューアルが主な投資対象となった。
損益計算書に含まれる研究開発費
損益計算書に含まれる研究開発費は以下のとおり分析される。
| (百万ユーロ) | 2024年上半期 | 2023年上半期 | 変動 |
| 研究開発費 | -1,448 | -1,300 | -148 |
| 資産計上した開発費 | 644 | 659 | -15 |
| 研究開発資産化率 | 44.5% | 50.7% | -6.2ポイント |
| 償却費 | -410 | -488 | +78 |
| 損益計算書に含まれる研究開発費総計(1) | -1,214 | -1,129 | -85 |
(1) 研究開発費は、自動車開発活動について研究税控除後に計上される(研究開発費総計:第三者及びその他に対して請求された費用を控除前の研究開発費。)。
2024年上半期の研究開発費の増加は、主にヨーロッパでのラインナップのリニューアル(特にルノー5 E-TECHエレクトリック、ルノー4 E-TECHエレクトリック、セニックE-TECHエレクトリック)、ヨーロッパ以外でのラインナップのリニューアル(特にカーディアン、グラン・コレオス)、及びソフトウェア定義自動車プロジェクトの開発によるものである(中間連結財務諸表注5参照)。
研究開発費の資産化率は44.5%で、主にソフトウェア定義自動車関連費用の資産化がなかったことを反映している。
設備投資及び研究開発費純額(売上高に対する割合)
| (百万ユーロ) | 2024年上半期 | 2023年上半期 | 変動 |
| 有形固定資産への投資(処分との純額) (資産計上したリース用車両及びバッテリーを除く) 及び無形資産(資産計上した開発費を除く) | 902 | 502 | +400 |
| 第三者に対する設備投資請求その他 | -44 | -8 | -36 |
| 製造及び販売純投資額(研究開発費を除く) (1) | 858 | 494 | +364 |
| ルノー・グループの売上高に対する割合 | 3.2% | 1.8% | +1.3ポイント |
| 研究開発費 | 1,448 | 1,300 | +148 |
| 第三者その他に請求される研究開発費 | -191 | -132 | -59 |
| 研究開発費純額(2) | 1,257 | 1,168 | +89 |
| ルノー・グループの売上高に対する割合 | 4.7% | 4.4% | +0.3ポイント |
| 設備投資及び研究開発費純額 (1)+(2) | 2,115 | 1,662 | +453 |
| ルノー・グループの売上高に対する割合 | 7.8% | 6.2% | +1.7ポイント |
| 資産売却を控除した設備投資及び研究開発費純額 | 2,143 | 1,859 | +284 |
| ルノー・グループの売上高に対する割合 | 7.9% | 6.9% | +1.0ポイント |
設備投資及び研究開発費純額は、ルノー・グループの売上高の7.8%に達した(2023年上半期から1.7ポイント増加。)。
資産の処分(28百万ユーロ)を控除すれば、これは売上高の7.9%であった。
第4【設備の状況】
1【主要な設備の状況】
2024年5月15日提出のルノーの有価証券報告書、「第一部 企業情報、第4 設備の状況、2 主要な設備の状況」に記載されている内容につき、当該半期中に本半期報告書に報告すべき重要な異動はなかった。
2【設備の新設、除却等の計画】
2024年5月15日提出のルノーの有価証券報告書、「第一部 企業情報、第4 設備の状況、3 設備の新設、除却等の計画」に記載されている内容につき、当該半期中に本半期報告書に報告すべき重要な変更はなかった。
第5【提出会社の状況】
1【株式等の状況】
(1)【株式の総数等】
①【株式の総数】
| 2024年6月30日現在 | ||
| 授 権 株 数(株) | 発行済株式総数(株) | 未発行株式数(株) |
| 該当なし | 295,722,284 | 該当なし |
(注1)フランスでは日本で用いられているような意味での授権株式の概念は存在しないが、株主総会は、取締役会に対して新株ないし持分証券の発行に際し、その金額及び期間を決定する権限を、一定の範囲内で与えることができる。
②【発行済株式】
| 記名・無記名の別及び 額面・無額面の別 | 種類 | 発行数(株) | 上場金融商品取引所又は 登録認可金融商品 取引業協会名 | 内容 |
| 記名式 額面金額3.81ユーロ | 普通株式 | 295,722,284 | ユーロネクスト・パリ | 普通株式は、完全議決権株式であり、権利に何ら限定のない、ルノーにおける標準的な株式である。 |
| 計 | - | 295,722,284 | - | - |
(2)【行使価額修正条項付新株予約権付社債券等の行使状況等】
該当事項なし
(3)【発行済株式総数及び資本金等の状況】
| 年 月 日 | 発行済株式総数増減数 (株) | 発行済株式総数残高 (株) | 資本金増減額 (ユーロ(円)) | 資本金残高 (ユーロ(円)) |
| 2023年12月31日 | - | 295,722,284 | - | 1,126,701,902.04 (190,164,747,026.311) |
| 2024年6月30日 | - | 295,722,284 | - | 1,126,701,902.04 (190,164,747,026.311) |
(4)【大株主の状況】
| 2024年6月30日現在 | |||
| 氏名又は名称 | 住 所 | 所有株式数(株) | 発行済株式総数に対する 所有株式数の割合(%)* |
| フランス政府 | フランス | 44,387,915 | 15.01 |
| 日産ファイナンス(1) | 神奈川県横浜市西区高島1-1-1 | 44,358,343 | 15.00 |
| 従業員(2) | 15,334,781 | 5.19 | |
| 自己株式 (3) | 6,817,670 | 2.31 | |
| 一般 | 184,823,575 | 62.49 | |
| 合計 | - | 295,722,284 | 100.00 |
(1) 2023年7月26日にルノーSAと日産自動車株式会社との間で締結され、2023年11月7日に修正された新たな提携契約(「新提携契約」)が2023年11月8日に発効したが、ルノーS.A.の資本金における日産ファイナンス株式会社の保有水準に変更は生じず、15%に留まった。しかし、新提携契約に基づき、日産が保有するルノーS.A.株式に付された行使可能な議決権は、現在契約上ルノーS.A.の行使可能な議決権総数の15%を上限としており、日産が自由に議決権を行使できるのは、この限度内に限られる。なお、2023年7月28日付の臨時報告書(主要株主の異動)及び2023年11月8日付の臨時報告書の訂正報告書(主要株主の異動)で公表したとおり、日産ファイナンス株式会社は2023年11月8日付で主要株主となった。
(2) フランス商法第L.225-102条に従い、このカテゴリーに含まれる従業員持株は、(i)企業の貯蓄制度の下で、主に企業ミューチュアル・ファンド(FCPE)を通じて従業員及び元従業員が保有する株式、及び(ii)2016年の割当制度以降に無償株式割当を受けた従業員が直接保有する記名式株式に相当する。
(3) 2022年7月1日以降に当社が実施した流動性契約に基づく保有株式を含む。自己株式に議決権はない。
* 小数点以下第3位で四捨五入。
2【役員の状況】
2024年5月15日提出のルノーの有価証券報告書、「第一部 企業情報、第5 提出会社の状況、3 コーポレート・ガバナンスの状況等、(2)役員の状況」に記載されている内容につき、当該半期中に本半期報告書に報告すべき重要な異動はなかった。
1. 役員の男女別人数及び女性の比率(2024年9月13日現在)
取締役の男女別人数及び女性の比率につき、異動はなかった。
2. 新任役員
該当事項なし
3. 退任役員
該当事項なし
4. 役職の異動
該当事項なし
第6【経理の状況】
a 本書記載のルノー(以下「当社」という。)及び連結子会社(以下合わせて「当グループ」又は「ルノー・グループ」という。)の邦文の中間財務書類(以下「邦文の中間財務書類」という。)は、国際財務報告基準(以下「IFRS」という。)(欧州連合により採択され、中間財務書類に適用されるIFRSの基準であるIAS第34号)に準拠して作成された原文の2024年及び2023年上半期要約中間連結財務諸表(以下「原文の中間財務書類」という。)の翻訳をもとに作成したものである。当グループの財務書類の日本における開示については、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」第328条第1項の規定が適用されている。邦文の中間財務書類には、半期報告書の様式に基づき必要とされる情報が補足されている。
なお、IFRSと日本の会計処理の原則及び手続並びに表示方法の主要な差異については、「3 日本の会計原則と国際財務報告基準(IFRS)との相違」に記載されている。
b 原文の中間財務書類は、独立登録会計事務所からの監査は受けていないが、フランスの専門的基準に準拠したレビューを受けている。
c 邦文の中間財務書類には、原文の中間財務書類中のユーロ表示の金額のうち主要なものについて円換算額が併記されている。日本円への換算には、2024年7月26日現在の株式会社三菱UFJ銀行の対顧客電信直物売相場、1ユーロ=168.78円の為替レートが使用されている。日本円の金額及び「2 その他」及び「3 日本の会計原則と国際財務報告基準(IFRS)との相違」の事項は原文の中間財務書類には記載されていない。
1【中間財務書類】
2024年要約中間連結財務諸表
連結損益計算書
| 注 | 2024年上半期 | 2023年上半期 | 2023年度 | |||||
| 百万 ユーロ | 億円 | 百万 ユーロ | 億円 | 百万 ユーロ | 億円 | |||
| 売上高 | 4 | 26,958 | 45,500 | 26,849 | 45,316 | 52,376 | 88,400 | |
| 製品及びサービス売上原価 | (21,037) | (35,506) | (21,337) | (36,013) | (41,414) | (69,899) | ||
| 研究開発費 | 5 | (1,214) | (2,049) | (1,129) | (1,906) | (2,144) | (3,619) | |
| 販売費及び一般管理費 | (2,532) | (4,274) | (2,343) | (3,955) | (4,701) | (7,934) | ||
| その他の営業利益及び営業費用 | 6 | (277) | (468) | 56 | 95 | (1,632) | (2,754) | |
| その他の営業利益 | 373 | 630 | 309 | 522 | 430 | 726 | ||
| その他の営業費用 | (650) | (1,097) | (253) | (427) | (2,062) | (3,480) | ||
| 営業利益(損失) | 1,898 | 3,203 | 2,096 | 3,538 | 2,485 | 4,194 | ||
| 実質有利子負債コスト | 56 | 95 | 37 | 62 | 88 | 149 | ||
| 総有利子負債コスト | (178) | (300) | (181) | (305) | (326) | (550) | ||
| 現金及び金融資産に係る収益 | 234 | 395 | 218 | 368 | 414 | 699 | ||
| その他の財務収益及び財務費用 | (441) | (744) | (297) | (501) | (615) | (1,038) | ||
| 財務収益(費用) | 7 | (385) | (650) | (260) | (439) | (527) | (889) | |
| 関連会社及び共同支配企業の 当期純利益(損失)に対する持分 | 195 | 329 | 566 | 955 | 880 | 1,485 | ||
| 日産 | 11 | 264 | 446 | 582 | 982 | 797 | 1,345 | |
| その他の関連会社及び共同支配企業 | 12 | (69) | (116) | (16) | (27) | 83 | 140 | |
| 税引前利益 | 1,708 | 2,883 | 2,402 | 4,054 | 2,838 | 4,790 | ||
| 当期税金及び繰延税金 | 8 | (328) | (554) | (278) | (469) | (523) | (883) | |
| 当期純利益 | 1,380 | 2,329 | 2,124 | 3,585 | 2,315 | 3,907 | ||
| 当期純利益-親会社株主持分 | 1,293 | 2,182 | 2,093 | 3,533 | 2,198 | 3,710 | ||
| 当期純利益-非支配株主持分 | 87 | 147 | 31 | 52 | 117 | 197 | ||
| 基本的1株当たり利益(1) (単位:ユーロ/円) | 4.74 | 800 | 7.70 | 1,300 | 8.11 | 1,369 | ||
| 希薄化後1株当たり利益(1) (単位:ユーロ/円) | 4.67 | 788 | 7.59 | 1,281 | 7.99 | 1,349 | ||
| 社外流通株式数(単位:千株) | ||||||||
| 基本的1株当たり利益計算用 | 9 | 272,582 | 272,582 | 271,761 | 271,761 | 271,009 | 271,009 | |
| 希薄化後1株当たり利益計算用 | 9 | 277,133 | 277,133 | 275,755 | 275,755 | 275,141 | 275,141 | |
(1) 当期純利益-親会社株主持分を株式数で除したもの
2【その他】
(1) 後発事象
1. 2024年7月17日:フィリップ・クリエフがルノー・グループのテクノロジー担当最高責任者に就任
・ 2024年9月1日より、フィリップ・クリエフはジル・ルボルニュの後任としてルノー・グループのテクノロジー担当最高責任者(CTO)に就任する。
・ 同氏の目標は、自動車産業における前例のない変革を背景に、ルノー・グループをイノベーションの最前線に位置づけ、競合他社に先駆けた製品と技術を提供することである。
・ 自動車エンジニアリングにおける豊富な経験を持つ同氏は、アルピーヌCEOを続ける一方で、CTOとしてエンジニアリングに必要な改革を主導する。
ブローニュ・ビヤンクール、2024年7月17日 ― ルノー・グループは、9月1日付けでフィリップ・クリエフがルノー・グループのテクノロジー担当最高責任者に就任し、またアルピーヌ・ブランドにおける現在の職務を兼任することを発表する。同氏は最高経営責任者の戦略顧問に任命されたジル・ルボルニュの後任となる。
ルノー・グループのテクノロジー担当最高責任者として、ルカ・デメオCEOの直属となるフィリップは、ルノー・グループのすべてのエンジニアリング業務とリソースを管理することとなる。同氏は、この分野での豊富な経験、特にフェラーリでのエンジニアリング・ディレクターとしての経験を生かすことができるだろう。
フィリップ・クリエフの使命は、未来のイノベーションと製品を特定、予測し、また何よりも創造するチームを率い、形成することであり、競合他社に先駆け、記録的な速さで次の「インテリジェント」な自動車を開発することが重要な課題となる。
アルピーヌのCEOであるフィリップは、この12ヶ月間、同ブランドの戦略を実行に移し、A290や間もなく発表されるGTクロスオーバーに代表されるアルピーヌの新たなラインナップの登場に力を注いできた。また、アルピーヌは同氏とともに、高性能な100%電気自動車に特化した次期プラットフォームの開発を加速させている。同氏の主導の下、アルピーヌは、革新的な水素エンジン技術を実証するアルペングローHy4のプロトタイプで水素エンジンを採用した。
ルノー・グループCEO、ルカ・デメオは、次のように述べた。「ジルは、近年の自動車史上でも最速となる、当社の見事な再建に貢献してきた。当社のエンジニアリングは彼によって再び動き出し、効率性を回復した。これによって当社は今年のルノーリューション・プランにおける多数のモデルを提供することができたのであり、彼には心から感謝している。彼はフィリップに最高のポジションと高性能なチームを託すことになるが、フィリップはその豊富な経験を生かして、東西両方からの競争に直面する中で、さらに大きくリードするための新たな原動力を推進してくれるものと確信している。モータースポーツは、我々の自動車にとって技術革新の実験室であることを忘れてはならない。これを現実のものとし、可能な限り多くの顧客が我々の自動車にアクセスできるようにできるかは、我々次第である。」
フランス国立先端技術学校を卒業したフィリップ・クリエフは、Bセグメントから数百万ユーロの車まで、幅広いモデルを手がけてきた。ミシュランでキャリアをスタートさせた後、フィアット・グループでキャリアを積み、フェラーリ、その後マセラティに移り、アルファロメオ・ブランドの車両部門ディレクターとテクニカル・ディレクターをそれぞれ務めた。2016年6月にはフェラーリに復帰し、エンジニアリング・ディレクターに就任。2023年2月21日、アルピーヌ・ブランドのエンジニアリング・アンド・プロダクト・パフォーマンス・ディレクターに就任した後、CEOに就任した。
2. 2024年7月24日:2024年上半期決算:ルノー・グループは新記録を更新し、引き続き業績を改善
・2024年上半期に新記録となる収益性を達成:
・ **ルノー・グループの売上高:**27.0十億ユーロ、2023年上半期比+0.4%、一定の為替レート(*)によれば+3.7%。
・ **自動車部門の売上高:**24.4十億ユーロ、2023年上半期比-1.9%、一定の為替レート(*)によれば+1.2%。
(*) 一定の為替レートにおける連結売上高の変動を分析するため、ルノー・グループは、前期の平均為替レートを適用して、当期の売上高を再計算している。
・ 記録的な収益性:
- ルノー・グループの営業総利益:売上高の8.1%(2023年上半期比+0.5ポイント)、2023年上半期比0.1十億ユーロ増。
- 自動車部門の営業総利益:売上高の6.6%(2023年上半期比+0.4ポイント)。
・ **当期純利益:**1.4十億ユーロ(日産株売却による440百万ユーロのキャピタル・ロスを含む)。
・ 堅調なフリー・キャッシュ・フロー:好調な営業成績によって牽引された1.3十億ユーロ。これはモビライズ・ファイナンシャル・サービシーズの配当金600百万ユーロと必要運転資本のマイナスの変動209百万ユーロを含む。
・ 記録的な自動車部門のネット・キャッシュ・ポジション:2024年6月30日現在4.9十億ユーロ(2023年12月31日比+1.1十億ユーロ)。
・ 補完的で成長する自動車ブランド:
・ ルノー・ブランドは、ヨーロッパで第3位、フランスで第1位、そしてLCV(*)でリーダーである。
(*) ピックアップトラックを除く。
・ ダチアは、全チャネルにおいてサンデロがベストセラー自動車となり、ヨーロッパのベストセラー・ブランドのトップ10入りを果たした。
・ アルピーヌは新型車発売前に2桁の大幅成長を遂げた。
**・ ヨーロッパにおける受注台数は、**好調な受注を反映し、2.6ヶ月分の販売台数と好調
・ 2024年6月30日現在の棚卸資産合計は500千台と非常に健全な水準(前年同期比69千台減)
・ ルノー・グループは、2024年度の財務見通しを以下のとおり確認する:
・ ルノー・グループの営業総利益率は7.5%以上。
・ フリー・キャッシュ・フローは2.5十億ユーロ以上。
**ルノー・グループCEO、ルカ・デメオは、**次のように述べた。「この記録的な業績は、ルノー・グループの各チームが過去数年間にわたり積み重ねてきた多大な努力の成果である。コスト削減と、価値を重視する販売方針に向けた我々の努力は、過去30年間における当社最高の新しいラインナップに反映されている。我々は伝統的な業績改善策を実施する一方で、かつてルノーの黄金時代を築いた革新的なマインドセットと当社を再び結びつけた。
ここ数ヶ月間、我々は最も先進的な欧州自動車企業になるための変革を加速させてきた。5つの重点事業、水平的かつ生態系的アプローチ、サプライチェーンの強化、主要プロセスの最適化(「軽さのスピード」プログラム)、すべてのレベル、すべてのバリューチェーンにおけるAIの導入:これらは、このルノーの新しい秘伝のソースの重要な要素である。柔軟性、俊敏性、イノベーションは、引き続き業績向上と効率的な資本配分を促進する。そして最も重要なことだが、ルノー・グループの社員は、この変革の達成に全力を尽くしている。これは情熱であり、当社のすべてのステークホルダーのために持続可能な価値創造を促進するものである。」
ブローニュ・ビヤンクール、2024年7月24日
財務成績
ルノー・グループの売上高は2023年上半期比0.4%増の26,958百万ユーロに達した。一定の為替レート(*)によれば、増加率は3.7%であった。
(*) 一定の為替レートにおける連結売上高の変動を分析するため、ルノー・グループは、前期の平均為替レートを適用して、当期の売上高を再計算している。
自動車部門の売上高は24,372百万ユーロで、2023年上半期と比較して1.9%減少した。これは主にアルゼンチン・ペソ及びそれより程度は低いもののトルコ・リラの下落に関連して生じた3.1ポイントの為替のマイナス影響(-779百万ユーロ)を含む。一定の為替レート(*)によれば、増加率は+1.2%であった。この変動は主に以下により説明される。
(*) 一定の為替レートにおける連結売上高の変動を分析するため、ルノー・グループは、前期の平均為替レートを適用して、当期の売上高を再計算している。
・ 主にアルゼンチンとトルコにおける通貨の下落をほぼ相殺した、+1.8ポイントの価格効果。既に発表したように、ルノー・グループは、コスト削減により可能となった対象製品の価格見直しと組み合わされた価格安定化の段階に入った。
・ 製品構成のプラス効果は+1.0ポイントで、これはルノー・グループの最近の発売(セニック、ラファール及びエスパス)に沿った漸進的な改善を反映したものである。これは、ゾエの生産終了とサンデロの継続的な成功によるマイナス効果を相殺して余りあるものであった。このプラス効果は今後数四半期にわたって継続して向上していくであろう。
・ ヨーロッパにおけるルノー・グループの活動が牽引し、+1.1ポイントのプラスの地理的構成。
・ -4.7ポイントのマイナスの台数効果。登録台数の1.9%増は、2023年上半期の重要な在庫の補充に対し、2024年上半期のディーラーシップ・ネットワーク内の在庫調整により相殺する以上のものであった。
2024年6月30日現在の新車の棚卸資産合計は非常に健全な水準で500,000台(前年同期比69千台減)、その内、独立系ディーラーでは369,000台、ルノー・グループレベルでは131,000台であった。
・ パートナーに対する売上の安定的な効果は+0.2ポイントで、これは予想された新製品の発売前の過渡期におけるパートナー向け新車販売台数の減少によるもので、ルノー・グループのパートナーシップ強化に伴う研究開発費により相殺された。
・ 「その他」のプラスの効果は+1.8ポイントで、これは部品及びアクセサリーの堅調な業績とダイナミックな中古車販売台数によるものである。
ルノー・グループの営業総利益率は、2023年上半期の7.6%に対して0.5ポイントアップし、売上高の8.1%で記録的な数値となった。
自動車部門の営業総利益は、2023年上半期の1,541百万ユーロに対し1,600百万ユーロとなった。自動車部門の売上高に占める割合は6.6%で、2023年上半期比で+0.4ポイント上昇した。この変動は主に以下により説明される。
・ 93百万ユーロの外国為替によるプラスの影響(主にトルコ・リラの下落による生産コストへの影響に起因)。
・ 329百万ユーロのマイナスの台数効果(主に前述の在庫調整によるもの)。
・ 2024年上半期は、価格/構成/製品強化効果が51百万ユーロのプラスとなり、好調な購買業績とそれより程度は低いものの原材料の追い風によりコストが262百万ユーロ減少した。合計すると、プラスの効果は313百万ユーロであった。
ルノー・グループは、コスト削減とその利益の一部の顧客への還元を継続することで、価格と内容の面での魅力的な車両を提供し、その競争力を高める一方で、特に新型車やモデルチェンジに関する規制要件を相殺することを可能にしている。ルノー・グループの戦略は、利益率を改善することを唯一の目的として、これら2つの効果の組み合わせに取り組むことである。
・ 研究開発費のプラスの効果153百万ユーロ:研究開発費総額の増加及び資産化率の低下(2023年度上半期比-6.2ポイント)は、ルノー・グループのパートナーシップ強化に伴う研究開発費及び資産計上した研究開発費の償却額の減少により相殺されて余りあるものであった。
・ 販管費は109百万ユーロ増加のマイナス影響であるが、これは主にブランドの攻勢やモータースポーツ活動の現在の業績に関連するマーケティング費用の増加によるものである。
・ 連結除外前、ホースはIFRS第5号「売却目的で保有する資産」の会計処理下にあり、そのため資産の償却は停止されていた。ホースは2024年5月31日に連結から除外されたため、ルノー・グループからホースに支払われる請求書には、再び償却費用とホースの利益が含まれている。これら2つの要素の累積効果は6月分として55百万ユーロとなった。
ルノー・グループの営業総利益に対するモビライズ・ファイナンシャル・サービシーズ(販売金融部門)からの寄与は593百万ユーロに達しており、2023年上半期と比較して75百万ユーロ増加した。これは主に、顧客金融事業が引き続き好調に推移したことに加え、2023年上半期に発生したスワップ評価の経常外マイナス影響が-37百万ユーロとなったことによるものである。
その他の営業利益及び営業費用は-277百万ユーロのマイナスであった(2023年上半期は+56百万ユーロ)。これは特に、ホース連結除外による+286百万ユーロのキャピタル・ゲイン、2024年3月に行った日産株売却による-440百万ユーロのキャピタル・ロス、及びリストラクチャリング費用-123百万ユーロを含むものである。
その他の営業利益及び営業費用を考慮した結果、ルノー・グループの営業利益は、2023年上半期に2,096百万ユーロであったのに対し、1,898百万ユーロであった。
正味財務収益及び費用は、2023年上半期の-260百万ユーロに対し、-385百万ユーロであった。この変動は主に、アルゼンチンの超インフレの影響によって説明することができる。
関連会社からの寄与は2023年上半期の566百万ユーロに対して195百万ユーロであった。
当期及び繰延税金は、2023年上半期における-278百万ユーロの費用計上に対し、-328百万ユーロの費用を計上した。2024年6月末時点の実効税率は、第2の柱指令の実施初年度及びその他の繰延税金の影響により、2023年上半期比+2ポイント増の17%となった。
そのため、当期純利益は日産株売却によるキャピタル・ロスを含む1,380百万ユーロであった。当期純利益のルノー・グループ持分は1,293百万ユーロ(1株当たり4.74ユーロ)であった。
自動車部門の事業のキャッシュ・フローは2024年上半期に2,972百万ユーロに達した。これには、モビライズ・ファイナンシャル・サービシーズの配当金600百万ユーロが含まれる。
資産処分の影響を除くと、ルノー・グループの純設備投資及び研究開発は2,143百万ユーロであり、売上高に占める比率は7.9%(2023年上半期は売上高の6.9%)であった。資産処分は2023年上半期の197百万ユーロに対して28百万ユーロで、資産処分を算入すればルノー・グループの純設備投資及び研究開発は売上高の7.8%であった。
フリー・キャッシュ・フロー(*)は1,257百万ユーロで、これには必要運転資本のマイナスの変動となる-209百万ユーロが含まれた。
(*) フリー・キャッシュ・フロー:利息・税金調整後キャッシュ・フロー(公開上場会社からの受取配当金を除く。)から有形固定資産及び無形資産への投資(処分との純額)を除いたもの(必要運転資本の変動を含む。)。
2024年6月30日現在の自動車部門のネット・キャッシュ・ポジションは記録的なレベルの4,860百万ユーロとなり、2023年12月31日現在の3,724百万ユーロと比較して1,136百万ユーロの改善となった。この増加は、好調なフリー・キャッシュ・フロー、ホースの連結除外によるプラスの影響(+420百万ユーロ)、日産株売却による現金収入(+358百万ユーロ)、及び日産からの受取配当金(+142百万ユーロ)によるものである。これは、株主への配当金の支払い(-628百万ユーロ)及び金融投資(-355百万ユーロ、うち-215百万ユーロはフレクシスSASへの投資)によって一部相殺された。
流動性準備金は、2024年6月末現在17.6十億ユーロと高水準に達した。
2024年度の財務見通し
ルノー・グループは、2024年度の財務見通しを以下のとおり確認する。
・ ルノー・グループの営業総利益率は7.5%以上。
・ フリー・キャッシュ・フローは2.5十億ユーロ以上。
ルノー・グループの連結業績
| (単位:百万ユーロ) | 2023年上半期 | 2024年上半期 | 変動 |
| ルノー・グループ売上高 | 26,849 | 26,958 | +0.4% |
| 営業総利益 | 2,040 | 2,175 | +135 |
| 売上高における割合 | 7.6% | 8.1% | +0.5ポイント |
| その他の営業利益及び営業費用 | 56 | -277 | -333 |
| 営業利益 | 2,096 | 1,898 | -198 |
| 正味財務収益及び費用 | -260 | -385 | -125 |
| 関連会社の寄与額(1) | 566 | 195 | -371 |
| 当期及び繰延税金 | -278 | -328 | -50 |
| 当期純利益 | 2,124 | 1,380 | -744 |
| 当期純利益 グループ持分 | 2,093 | 1,293 | -800 |
| フリー・キャッシュ・フロー | 1,775 | 1,257 | -518 |
| 自動車部門のネット・キャッシュ・ポジション | 3,724 (2023年12月31日現在) | 4,860 (2024年6月30日現在) | +1,136 |
(1) 関連会社の管理機関による承認を条件とする。
追加情報
2024年6月30日現在のルノー・グループの要約中間連結財務諸表は、2024年7月24日に取締役会により精査された。
ルノー・グループの法定監査人は、これらの財務諸表の限定的な精査を行い、その中間報告書をまもなく発表する予定である。
財務報告書は、2024年上半期の財務成績の完全な分析とともに、www.renaultgroup.comのファイナンス・セクションで閲覧可能である。
3. 2024年7月25日:ルノー・グループの2024年第2四半期収益に対する日産の寄与
日産は本日、2024/2025会計年度(2024年4月1日から2025年3月31日)第1四半期決算を発表した。
日本の会計基準に基づき公表された日産の2024/2025会計年度第1四半期決算(2024年4月1日から6月30日)は、IFRSの修正再表示後に、ルノー・グループの2024年第2四半期の純利益に対して38百万ユーロ(*)のプラスの寄与をもたらすことになると見積もられる。
なお、2023年12月13日及び2024年3月28日にそれぞれ発表したルノー・グループによる211百万株及び99.1百万株の日産株式の売却と、日産による自己株式買戻しの一環としての取得株式の消却により、2024年6月30日現在のルノー・グループの保有比率は日産資本の38.92%(日産株式の16.19%を直接保有、及び当該株式の22.73%はルノー・グループが受益者となるフランスの信託による保有)となる。
(*) 1ユーロ=167.8円の対象期間平均為替レート及び2024年6月30日における持分39.1%による。
(2) 訴 訟
上記「第6 経理の状況、1 中間財務書類、2024年要約中間連結財務諸表、要約中間連結財務諸表に対する注記、21-A2. 偶発債務」を参照のこと。
3【日本の会計原則と国際財務報告基準(IFRS)との相違】
添付の財務書類は、欧州連合が採択したIFRSに準拠して作成されている。これらは日本において一般に公正妥当と認められた会計原則(以下「日本の会計原則」という。)とは、いくつかの点で異なる。直近の財務書類に関する主な相違点は以下のとおりである。
(1)連結財務諸表
①外国の会計基準
IFRSでは、連結財務諸表は統一された会計方針に基づいて作成される。
日本の会計原則では、連結財務諸表の作成において、親会社及び子会社が採用する会計方針及び手続は、同一環境下で行われた同一の性質の取引等について原則として統一されなければならない。一方、連結財務諸表作成における在外子会社の会計処理に関する実務対応報告(PITF18)は、在外子会社の財務諸表がIFRS又は米国会計基準に準拠して作成されている場合には、当面の間、それらを連結決算手続上利用することができる。但し、以下の項目については修正しなければならない。
1 のれんは20年以内の効果の及ぶ期間にわたって償却される。
2 退職給付会計における数理計算上の差異をその他の包括利益で認識し、その後費用処理を行わない場合に、当該金額を平均残存勤務期間以内の一定の年数で規則的に処理する方法により、当期の損益とするよう修正する。
3 開発局面から生じた無形資産の資産化及び償却
4 投資不動産、有形固定資産及び無形資産の再評価
5 資本性金融商品の公正価値の事後的な変動をその他の包括利益に表示する選択をしている場合に、日本の会計原則の下では、当該資本性金融商品の売却時や減損計上時に評価差額を当期の損益へ組替調整される。
また、実務対応報告(PITF24)により、在外持分法適用会社についても連結子会社に準じて取り扱うことができる。
②在外子会社の財務諸表の外貨換算
IFRSでは、個社にてそれぞれの機能通貨を決定し、当該通貨を用いてその経営成績及び財政状態を認識しなければならない。かかる機能通貨として、現地通貨、又は、例えば、大部分の取引が他の通貨建で行われている場合は現地通貨以外の通貨を使用する。
日本の会計原則では、規定による明示はないものの、機能通貨は実務的に現地通貨とされている。
③共同支配の取決め
IFRSでは、共同支配の取決めについて、共同支配企業(joint venture)と共同支配事業(joint operation)に分類する必要がある。共同支配企業の取決めにおいては、パートナーはその権利を共同支配企業の純資産に限定するが、共同支配事業の取決めにおいては、パートナーに関する特定の権利は共同支配企業の資産及び負債にある。結果として、共同支配企業の取決めにおける共同支配企業の連結は持分法によるものとし、共同支配事業の取決めにおける連結は貸借対照表及び損益計算書の個別の項目について持分比率に基づき認識される。
日本の会計原則では、共同支配企業には持分法が適用されており、共同支配事業に関する明示的な規定はない。そのため、日本の会計原則において連結財務諸表作成目的で認められている現地の会計原則で承認されている場合を除き(①を参照のこと)、貸借対照表及び損益計算書の個別の項目についての持分比率に基づく共同支配事業の連結方法は、日本の連結財務諸表の作成においては認められていない。
(2)財政状態計算書、包括利益計算書及びキャッシュ・フロー計算書の表示
主に以下の項目について違いが存在している。
①流動・非流動資産及び負債の分類
IFRSでは、IAS第1号60項に基づき、流動性に基づく表示を行う方が信頼性があり目的適合性の高い情報が提供される場合を除き、財政状態計算書上に流動・非流動資産及び流動・非流動負債をそれぞれ区分して表示しなければならない。
日本の会計原則では、原則として、流動性配列法に基づき、資産は流動資産、固定資産及び繰延資産、負債は流動負債及び固定負債に区分して表示する。
②売却目的で保有する非流動資産
IFRSでは、売却目的で保有する非流動資産は、帳簿価額と売却費用控除後の公正価値とのいずれか低い価額で測定し、減価償却は中止される。財政状態計算書上、これらの資産及び関連する負債は、他の資産及び負債から区分して表示される。
日本の会計基準ではこのような規定はなく、他の非流動資産と同様に会計処理及び表示する。
③非継続事業
IFRSでは、非継続事業に関する以下の項目は、その合計額を単一の金額として、包括利益計算書に表示する。
1 非継続事業の税引後損益
2 非継続事業を構成する資産又は処分グループを、売却コスト控除後の公正価値で測定したこと、又は処分したことにより認識した税引後の利得又は損失
また、上記単一の金額に対して以下に区分した内訳を、継続事業と区分して包括利益計算書に表示、又は注記により開示する。
1 収益、費用、及び税引前損益
2 売却コスト控除後の公正価値で測定したこと、又は処分したことにより認識した利得又は損失
3 1及び2に関連するそれぞれの法人所得税費用
非継続事業キャッシュ・フローの営業活動、投資活動、財務活動に帰属する正味のキャッシュ・フローは、継続事業と区分して表示、又は注記により開示する。
非継続事業を報告する企業は、包括利益計算書又は注記に、非継続事業に係る基本的及び希薄化後の1株当たり利益を開示する。
日本の会計原則ではこのような規定はない。
④資産担保証券
資産担保証券の計上方法は、IFRS及び日本の会計原則では異なる場合がある。資本に対する影響はなくとも、流動・非流動資産及び負債の評価を含め、財政状態計算書上の表示に影響がある場合がある。
IFRSでは、金融資産はリスク経済価値アプローチに基づいてその認識を中止する。
日本の会計原則では、金融資産は財務構成要素アプローチ(法的分離が常に要求される)に基づいてその認識を中止する。
⑤特別損益項目の分類
IFRSでは、特別損益項目という概念はなく、特別損益項目として表示することは禁止されている。
日本の会計原則では、特別損益項目は、その性質が異常であり巨額の項目として定義されている。かかる項目には、固定資産売却損益、売買目的以外に分類される投資有価証券の売却損益、災害による損失等が含まれるが、これらに限らない。
(3)減損
①資産の減損
IFRSでは、資産の回収可能価額(資産又は資金生成単位の売却費用控除後の公正価値と使用価値のいずれか大きい金額)が帳簿価額より低い場合に資産の減損損失として認識される。
IFRSに基づく資産の使用価値は、将来キャッシュ・フローの現在価値に等しい。IFRSに基づく資産の公正価値として最適なものとしては、ⅰ)拘束力のある売買契約における価格、ⅱ)市場価格、ⅲ)取引の知識のある自発的な当事者間での独立第三者間取引条件による資産の売却により企業が獲得できる金額を反映した、貸借対照表日において企業が入手可能な最善の情報などがある。
日本の会計原則では、資産の帳簿価額が当該資産の継続的使用及びその将来的な処分から生じると見込まれる割引前将来キャッシュ・フローの総額を超過する場合に、帳簿価額と回収可能価額(正味売却価額と使用価値の高い方)を比較して測定を行う。なお、日本の会計原則では、当該減損損失の戻入は認められないが、IFRSでは(のれんを除いて)認められている。
②上場関連会社に関する投資の減損
IFRSでは、関連会社投資の減損の兆候の有無を検討する際には、関連会社投資の公正価値と取得原価との間に著しい下落又は長期にわたる下落があるかを検討することで兆候判定を行う。その結果、兆候があると判断した場合は、帳簿価額と回収可能価額とを比較し、減損損失の認識及び測定を行う。
日本の会計基準では、連結財務諸表上、関連会社投資はその時価にかかわらず持分法により会計処理される。関連会社投資の時価下落に伴い個別財務諸表で評価損を計上したことにより、評価損計上後の簿価が持分法評価額を下回った場合、連結財務諸表上、のれんの未償却額を償却することが要求されている。
(4)金融商品
①永久劣後証券
IFRSでは、収益分配額が部分的に売上高に連動する永久劣後証券は、かかる指数が別個に評価できない財務変数とみなされる場合、公正価値で評価される組込デリバティブ付負債とみなされる。収益分配額が部分的に売上高に連動する永久劣後証券は、かかる指数が非財務変数とみなされうる場合、償却原価で計上される。
日本の会計原則では、永久劣後証券は資本として発行額で計上される。それ以後における評価方法について特定の基準は存在しない。
②ヘッジ
IFRSでは、ヘッジ手段及びヘッジ対象は、それらがヘッジ会計の要件を満たす場合に公正価値で計上される。
日本の会計原則では、デリバティブはすべて公正価値で計上され、かかるデリバティブから生じる未実現損益は、ヘッジ会計の一定の基準が満たされる場合を除き、損益計算書に計上される。ヘッジ会計の一定の基準が満たされた場合、かかる未実現損益は繰延べられ、純資産に含まれる。ヘッジ会計では、金利スワップ又は外国為替先物契約に関する特例処理が認められている。
③販売金融債権の減損
IFRSでは、以下のルールに基づき、販売金融債権に係る減損が計上される。
・金融商品の当初認識の際には、12ヶ月の予想信用損失に基づき認識される。
・当初認識後に信用リスクが大きく悪化した場合、金融商品の全期間の予想損失に基づき減損が計上される。
日本の会計原則では、評価性引当金は、滞留を引き起こすトリガー・イベントが存在しない場合でも、過去の貸倒実績に基づいてポートフォリオ全体に対して計上される。さらに、不良債権に対しては、債務者の財政状態及び担保の公正価値などの個別情報に基づいて特定の引当金が計上される。
④FVOCIオプションが選択された資本性金融資産
IFRSでは、その他の包括利益項目を通じて公正価値で計上するオプション(FVOCIオプション)が選択された資本性金融資産に係る評価差額は、売却された場合、損益に振り替えられない。
日本の会計原則では、その他の包括利益項目を通じて公正価値で計上された金融資産が売却された場合、評価差額は損益に振り替えられる。
(5)棚卸資産の評価
IFRSでは、棚卸資産原価は個別法、先入先出法、加重平均法又は売価還元法で計上される。
日本の会計原則では、個別法、先入先出法、平均原価法(総平均法又は移動平均法)及び売価還元法が適用される。一定の場合には、最終仕入原価法が容認される。
(6)のれんの償却
IFRSでは、のれんは償却されず、必要に応じて減損処理される。
日本の会計原則では、のれんは20年を超えない効果の及ぶ期間にわたって定額法により償却することが要求されている。また、必要な場合には減損損失が認識されるが、減損損失の戻入は認められない。
(7)従業員給付制度
①退職給付債務の数理計算上の差異
IFRSでは、数理計算上の差異を発生時に債務として即時認識し、資本(その他の包括利益累計額)で計上される。以後の期間に純損益へのリサイクリングはしない。
日本の会計原則では、数理計算上の差異は、発生年度に費用処理する方法の他、費用処理されない部分をその他の包括利益で認識する方法の選択が可能である。その他の包括利益で認識する方法を選択した場合、以後の期間に純損益へリサイクリングする。
②退職給付債務の過去勤務費用
IFRSでは、過去勤務費用について、発生時点で即時に費用として認識される。
日本の会計原則では、過去勤務費用は、発生年度に費用処理する方法の他、費用処理されない部分をその他の包括利益で認識する方法の選択が可能である。その他の包括利益で認識する方法を選択した場合、以後、平均残存勤務期間以内の一定の年数で按分する方法により費用処理される。
③退職給付債務の利息の算定
IFRSでは、利息費用又は収益の単一の純額を計算するために、確定給付負債(資産)の純額(退職給付債務から年金資産を差し引いた額)に割引率を適用する。
日本の会計原則では、利息費用の計算(退職給付債務に対する割引率の適用に基づく)と期待運用収益の計算(計算資産価値に対する長期期待運用収益率の適用に基づく)は、個別に行われる。長期期待運用収益率は、とりわけ、保有年金資産のポートフォリオ及び過去の運用実績、長期投資政策並びに市場動向等を考慮して決定される。
④有給休暇引当金の計上
IFRSでは、累積型の有給休暇の予想コストを、期末日現在で累積されている未使用の権利の結果として企業が追加的に支払うと見込まれる金額を負債として認識する。
日本の会計原則ではこのような規定はない。
(8)従業員に付与されたストック・オプション
IFRSでは、従業員に付与したストック・オプションの費用は、当該オプションの公正価値に基づいて測定される。費用は、対応する持分の増加とともに、特定のサービス提供期間(権利確定期間)にわたって認識される。
オプションが行使された場合、対象となる新株との価格差は自己資本に計上される。
かかる新株が喪失した場合又はオプションが行使されない場合も、過去に計上した費用の戻入は行われない。
日本の会計原則では、対象となるストック・オプションのカテゴリーは、持分決済型の株式報酬取引に限定され、現金決済型の株式報酬取引についての明確な規定はない。
IFRSと同様、持分決済型制度に関する日本の会計原則の規則では、従業員に対して付与されたストック・オプション制度の費用は、これらのオプションの公正価値を基礎として評価される。公正価値は、ストック・オプションの付与日に基づいて固定され、権利確定期間にわたって、相当する費用が自己資本の増加と合わせて認識される。オプションが失効した場合、過去に計上した費用は特別利益として戻入れられる。
(9)研究開発費
IFRSでは、計画(生産設備の設置決定を含む)及び量産化のための設計の承認後に発生した開発費については、生産開始までは資産計上され、車両又は部品の見込販売可能期間にわたって、定額法で償却される。
製品化の正式決定前に発生した費用は、研究費と同様に発生した期間に費用として計上される。
日本の会計原則では、すべての研究開発費は発生時に費用として認識される。
(10)借入費用の資産化
IFRSでは、適格資産の取得、建設又は生産に直接起因する借入費用は、当該資産の取得原価の一部として資産化される。
日本の会計原則では、借入費用は、原則として発生時に費用化される。
(11)収益認識
IFRSでは、以下の5ステップアプローチに基づき、顧客への財又はサービスの移転と交換に、企業が得ると見込む対価を反映した金額で収益は認識される。
ステップ1:顧客との契約を識別する
ステップ2:契約における履行義務を識別する
ステップ3:取引価格を算定する
ステップ4:取引価格を契約における履行義務に配分する
ステップ5:企業が履行義務の充足時に収益を認識する
日本の会計原則では、IFRS第15号の基本的な原則を取り込んだ収益認識基準が2021年4月1日以降開始する事業年度から適用されている。
(12)リース
IFRSでは、借手のリースについてファイナンス・リース又はオペレーティング・リースに分類せず、使用権資産及びリース負債を認識する。
日本の会計原則では、借手のリースについてファイナンス・リースとオペレーティング・リースに分類し、ファイナンス・リースについては通常の売買取引に係る方法に準じた会計処理によりリース資産及びリース債務を認識し、オペレーティング・リースについては通常の賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理を行う。
(13)保険契約
①保険契約負債の測定
IFRSでは、保険契約負債の測定単位を、個々の保険契約を集約したグループレベルで行う。また保険契約負債は、将来キャッシュ・フローの見積り、割引計算、非金融リスクに係るリスクの調整、及び契約上のサービス・マージンから構成される。
日本の会計原則には保険契約に関する基準はなく、保険業法に定められた会計(法定会計)が適用される。法定会計では、保険契約負債の測定単位に関する規定はない。保険契約負債の測定においては、将来キャッシュ・フローの見積り及び割引計算の概念はあるものの、その方法はIFRSと異なる。また、非金融リスクに係るリスクの調整及び契約上のサービス・マージンに関する規定はない。
②保険収益の認識と測定
IFRSでは、サービスの提供に応じて保険収益を認識する。受け取った保険料収入は保険収益には含まれない。
日本の法定会計では、保険料収入を受け取った時点で保険収益を認識する。IFRSのような収益認識の概念はない。
第7【外国為替相場の推移】
ルノーの財務書類の表示に用いられた通貨(ユーロ)と本邦通貨との間の為替相場表は、国内において時事に関する事項を掲載する2つ以上の日刊新聞紙に当該半期中において掲載されているため、記載を省略する。
第8【提出会社の参考情報】
当社は、当該半期の開始日から本書の提出日までの間に、下記の書類を関東財務局長に提出している。
| 提出書類 | 提出年月日 | |
| (1) 2023年11月8日提出臨時報告書の訂正報告書 | 2024年2月27日 | |
| (2) 2022年5月19日提出発行登録書(4-外1)の訂正発行登録書 | 2024年2月27日 | |
| (3) 有価証券報告書及びその添付書類 | 2024年5月15日 | |
| (4) 発行登録書(6-外1)及びその添付書類 | 2024年5月15日 | |
| (5) 臨時報告書 | 2024年5月28日 | |
| (金融商品取引法第24条の5第4項並びに企業内容等の開示に関する内閣府令第19条第1項及び第2項第3号の規定に基づき提出するもの) | ||
| (6) 2024年5月15日提出発行登録書(6-外1)の訂正発行登録書 | 2024年5月28日 | |
| (7) 臨時報告書 | 2024年6月20日 | |
| (金融商品取引法第24条の5第4項並びに企業内容等の開示に関する内閣府令第19条第1項及び第2項第3号の規定に基づき提出するもの) | ||
| (8) 2024年5月15日提出発行登録書(6-外1)の訂正発行登録書 | 2024年6月20日 |
第二部【提出会社の保証会社等の情報】
第1【保証会社情報】
該当事項なし
第2【保証会社以外の会社の情報】
該当事項なし
第3【指数等の情報】
該当事項なし
連結包括利益計算書
| 2024年上半期 | 2023年上半期 | 2023年度 | ||||||||||||||||
| 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | |||||||||||||
| 税引 前 | 税効 果 | 税引 後 | 税引 前 | 税効 果 | 税引 後 | 税引 前 | 税効 果 | 税引 後 | 税引 前 | 税効 果 | 税引 後 | 税引 前 | 税効 果 | 税引 後 | 税引 前 | 税効 果 | 税引 後 | |
| 当期純利益 | 1,708 | (328) | 1,380 | 2,883 | (554) | 2,329 | 2,402 | (278) | 2,124 | 4,054 | (469) | 3,585 | 2,838 | (523) | 2,315 | 4,790 | (883) | 3,907 |
| 親会社及び子会社からのその他の包括利益項目 | ||||||||||||||||||
| 次年度以降において損益に再分類されない項目 | 10 | 32 | 42 | 17 | 54 | 71 | (14) | (53) | (67) | (24) | (89) | (113) | (141) | (93) | (234) | (238) | (157) | (395) |
| 確定給付型年金制度に係る数理計算上の差異 | 10 | 32 | 42 | 17 | 54 | 71 | (14) | (53) | (67) | (24) | (89) | (113) | (138) | (93) | (231) | (233) | (157) | (390) |
| 資本を通じて公正価値で測定される資本性金融商品 | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | (3) | - | (3) | (5) | - | (5) |
| 次年度以降において損益に再分類された又は再分類される項目 | 827 | (44) | 783 | 1,396 | (74) | 1,322 | (49) | 66 | 17 | (83) | 111 | 29 | (388) | 124 | (264) | (655) | 209 | (446) |
| 在外事業に係る為替換算調整勘定(1)(2) | 264 | - | 264 | 446 | - | 446 | 53 | - | 53 | 89 | - | 89 | 57 | - | 57 | 96 | - | 96 |
| 超インフレ経済下の在外事業に係る為替換算調整勘定 | 253 | - | 253 | 427 | - | 427 | (7) | - | (7) | (12) | - | (12) | (226) | - | (226) | (381) | - | (381) |
| 日産に対する投資の部分的ヘッジ(2) | 163 | - | 163 | 275 | - | 275 | 149 | - | 149 | 251 | - | 251 | 247 | - | 247 | 417 | - | 417 |
| キャッシュ・フロー・ヘッジ商品の公正価値の調整 | 147 | (44) | 103 | 248 | (74) | 174 | (245) | 66 | (179) | (414) | 111 | (302) | (472) | 126 | (346) | (797) | 213 | (584) |
| 資本を通じて公正価値で測定される負債証券 | - | - | - | - | - | - | 1 | - | 1 | 2 | - | 2 | 6 | (2) | 4 | 10 | (3) | 7 |
| 親会社及び子会社からのその他の包括利益項目 合計(A) | 837 | (12) | 825 | 1,413 | (20) | 1,392 | (63) | 13 | (50) | (106) | 22 | (84) | (529) | 31 | (498) | (893) | 52 | (841) |
| 関連会社及び共同支配企業のその他の包括利益項目に対する持分 | ||||||||||||||||||
| 次年度以降において損益に再分類されない項目 | 24 | - | 24 | 41 | - | 41 | 50 | - | 50 | 84 | - | 84 | 94 | - | 94 | 159 | - | 159 |
| 確定給付型年金制度に係る数理計算上の差異 | 15 | - | 15 | 25 | - | 25 | 55 | - | 55 | 93 | - | 93 | 98 | - | 98 | 165 | - | 165 |
| その他 | 9 | - | 9 | 15 | - | 15 | (5) | - | (5) | (8) | - | (8) | (4) | - | (4) | (7) | - | (7) |
| 次年度以降において損益に再分類された又は再分類される項目 | (737) | - | (737) | (1,244) | - | (1,244) | (1,238) | - | (1,238) | (2,089) | - | (2,089) | (1,074) | - | (1,074) | (1,813) | - | (1,813) |
| 在外事業に係る為替換算調整勘定 | (791) | - | (791) | (1,335) | - | (1,335) | (1,239) | - | (1,239) | (2,091) | - | (2,091) | (1,096) | - | (1,096) | (1,850) | - | (1,850) |
| その他 | 54 | - | 54 | 91 | - | 91 | 1 | - | 1 | 2 | - | 2 | 22 | - | 22 | 37 | - | 37 |
| 関連会社及び共同支配企業におけるその他の包括利益項目合計(B) | (713) | - | (713) | (1,203) | - | (1,203) | (1,188) | - | (1,188) | (2,005) | - | (2,005) | (980) | - | (980) | (1,654) | - | (1,654) |
| その他の包括利益項目(A)+(B) | 124 | (12) | 112 | 209 | (20) | 189 | (1,251) | 13 | (1,238) | (2,111) | 22 | (2,089) | (1,509) | 31 | (1,478) | (2,547) | 52 | (2,495) |
| 包括利益 | 1,832 | (340) | 1,492 | 3,092 | (574) | 2,518 | 1,151 | (265) | 886 | 1,943 | (447) | 1,495 | 1,329 | (492) | 837 | 2,243 | (830) | 1,413 |
| 親会社株主持分 | 1,428 | 2,410 | 882 | 1,489 | 746 | 1,259 | ||||||||||||
| 非支配株主持分 | 64 | 108 | 4 | 7 | 91 | 154 | ||||||||||||
(1) 2024年においては、在外事業に係る為替換算調整勘定には、ルノーによる保有株式の売却後のホース・パワートレイン・ソリューションズ S.L.U.及びその子会社の為替換算調整勘定の損益への再分類が含まれる(注3-A)。
(2) 2023年及び2024年においては、在外事業に係る為替換算調整勘定及び日産に対する投資の部分的ヘッジには、ルノーによる保有株式の一部売却後の日産の為替換算調整勘定の損益への再分類が含まれる(注3-A)。
連結財政状態計算書
| 資産 | 注 | 2024年6月30日現在 | 2023年12月31日現在 | |||
| 百万 ユーロ | 億円 | 百万 ユーロ | 億円 | |||
| 非流動資産 | ||||||
| 無形資産及びのれん | 10-A | 4,953 | 8,360 | 4,626 | 7,808 | |
| 有形固定資産 | 10-B | 13,589 | 22,936 | 12,251 | 20,677 | |
| 関連会社及び共同支配企業に対する投資 | 18,690 | 31,545 | 16,554 | 27,940 | ||
| 日産 | 11 | 14,358 | 24,233 | 15,667 | 26,443 | |
| その他の関連会社及び共同支配企業 | 12 | 4,332 | 7,312 | 887 | 1,497 | |
| 長期金融資産 | 15 | 1,069 | 1,804 | 695 | 1,173 | |
| 繰延税金資産 | 679 | 1,146 | 670 | 1,131 | ||
| その他の非流動資産 | 1,034 | 1,745 | 784 | 1,323 | ||
| 非流動資産合計 | 40,014 | 67,536 | 35,580 | 60,052 | ||
| 流動資産 | ||||||
| 棚卸資産 | 14 | 5,803 | 9,794 | 4,924 | 8,311 | |
| 販売金融債権 | 13 | 51,928 | 87,644 | 49,615 | 83,740 | |
| 自動車顧客債権 | 1,025 | 1,730 | 825 | 1,392 | ||
| 短期金融資産 | 15 | 1,624 | 2,741 | 1,224 | 2,066 | |
| 未収還付税金 | 293 | 495 | 224 | 378 | ||
| その他の流動資産 | 5,581 | 9,420 | 4,822 | 8,139 | ||
| 現金及び現金同等物 | 15 | 21,311 | 35,969 | 20,677 | 34,899 | |
| 売却目的で保有する資産 | 3 | 330 | 557 | 4,022 | 6,788 | |
| 流動資産合計 | 87,895 | 148,349 | 86,333 | 145,713 | ||
| 資産合計 | 127,909 | 215,885 | 121,913 | 205,765 | ||
| 資本及び負債 | 注 | 2024年6月30日現在 | 2023年12月31日現在 | |||
| 百万 ユーロ | 億円 | 百万 ユーロ | 億円 | |||
| 資本 | ||||||
| 資本金 | 1,127 | 1,902 | 1,127 | 1,902 | ||
| 資本剰余金 | 3,785 | 6,388 | 3,785 | 6,388 | ||
| 自己株式 | (287) | (484) | (212) | (358) | ||
| 金融商品再評価額 | 50 | 84 | (111) | (187) | ||
| 為替換算調整勘定 | (3,231) | (5,453) | (3,140) | (5,300) | ||
| その他の剰余金 | 27,778 | 46,884 | 26,105 | 44,060 | ||
| 当期純利益-親会社株主持分 | 1,293 | 2,182 | 2,198 | 3,710 | ||
| 資本-親会社株主持分 | 30,515 | 51,503 | 29,752 | 50,215 | ||
| 資本-非支配株主持分 | 767 | 1,295 | 882 | 1,489 | ||
| 資本合計 | 16 | 31,282 | 52,798 | 30,634 | 51,704 | |
| 非流動負債 | ||||||
| 繰延税金負債 | 987 | 1,666 | 917 | 1,548 | ||
| 退職給付及びその他の長期従業員給付債務に対する引当金―長期 | 17-A | 1,048 | 1,769 | 1,071 | 1,808 | |
| その他の引当金―長期 | 17-B | 1,309 | 2,209 | 1,224 | 2,066 | |
| 長期金融負債 | 18 | 7,152 | 12,071 | 8,956 | 15,116 | |
| 不確実な税金負債に対する引当金―長期 | 239 | 403 | 236 | 398 | ||
| その他の非流動負債 | 918 | 1,549 | 942 | 1,590 | ||
| 非流動負債合計 | 11,653 | 19,668 | 13,346 | 22,525 | ||
| 流動負債 | ||||||
| 退職給付及びその他の長期従業員給付債務に対する引当金―短期 | 17-A | 12 | 20 | 137 | 231 | |
| その他の引当金―短期 | 17-B | 1,115 | 1,882 | 1,130 | 1,907 | |
| 短期金融負債 | 18 | 4,870 | 8,220 | 3,448 | 5,820 | |
| 販売金融負債 | 18 | 58,955 | 99,504 | 54,095 | 91,302 | |
| 営業債務 | 9,606 | 16,213 | 7,965 | 13,443 | ||
| 未払税金 | 420 | 709 | 359 | 606 | ||
| 不確実な税金負債に対する引当金―短期 | - | - | 20 | 34 | ||
| その他の流動負債 | 9,996 | 16,871 | 9,704 | 16,378 | ||
| 売却目的で保有する資産に関連する負債 | 3 | - | - | 1,075 | 1,814 | |
| 流動負債合計 | 84,974 | 143,419 | 77,933 | 131,535 | ||
| 資本及び負債合計 | 127,909 | 215,885 | 121,913 | 205,765 | ||
連結持分変動計算書
| 株数 | 資本金 | 資本剰余金 | 自己株式 | 金融商品再評価額 | 為替換算調整勘定(2)(3) | その他の剰余金(1) | 当期純利益(親会社株主持分) | 資本(親会社株主持分) | 資本(非支配株主持分) | 資本合計 | ||||||||||||
| 千株 | 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | ||
| 2022年12月31日現在残高 | 295,722 | 1,127 | 1,902 | 3,785 | 6,388 | (208) | (351) | 208 | 351 | (2,146) | (3,622) | 26,537 | 44,789 | (354) | (597) | 28,949 | 48,860 | 741 | 1,251 | 29,690 | 50,111 | |
| IFRS第17号への移行-期首調整 | - | - | - | - | - | - | - | - | ||||||||||||||
| 調整済2022年12月31日現在残高 | 295,722 | 1,127 | 1,902 | 3,785 | 6,388 | (208) | (351) | 208 | 351 | (2,146) | (3,622) | 26,537 | 44,789 | (354) | (597) | 28,949 | 48,860 | 741 | 1,251 | 29,690 | 50,111 | |
| 調整済2023年上半期純利益 | 2,093 | 3,533 | 2,093 | 3,533 | 31 | 52 | 2,124 | 3,585 | ||||||||||||||
| 調整済その他の包括利益項目 | (177) | (299) | (1,017) | (1,716) | (17) | (29) | (1,211) | (2,044) | (27) | (46) | (1,238) | (2,089) | ||||||||||
| 調整済2023年上半期包括利益 | - | - | - | - | - | - | - | (177) | (299) | (1,017) | (1,716) | (17) | (29) | 2,093 | 3,533 | 882 | 1,489 | 4 | 7 | 886 | 1,495 | |
| 2022年度利益処分 | (354) | (597) | 354 | 597 | - | - | - | - | ||||||||||||||
| 配当金 | (68) | (115) | (68) | (115) | (92) | (155) | (160) | (270) | ||||||||||||||
| 自己株式の(取得)/処分及び増資による影響額 | (49) | (83) | (49) | (83) | (49) | (83) | ||||||||||||||||
| 所有持分の増減 | 1 | 2 | 1 | 2 | 27 | 46 | 28 | 47 | ||||||||||||||
| 株式報酬費用等 | - | - | (62) | (105) | (62) | (105) | (62) | (105) | ||||||||||||||
| 調整済2023年6月30日現在残高 | 295,722 | 1,127 | 1,902 | 3,785 | 6,388 | (257) | (434) | 31 | 52 | (3,163) | (5,339) | 26,037 | 43,945 | 2,093 | 3,533 | 29,653 | 50,048 | 680 | 1,148 | 30,333 | 51,196 | |
| 調整済2023年下半期純利益 | 105 | 177 | 105 | 177 | 86 | 145 | 191 | 322 | ||||||||||||||
| 調整済その他の包括利益項目 | (142) | (240) | 23 | 39 | (122) | (206) | (241) | (407) | 1 | 2 | (240) | (405) | ||||||||||
| 調整済2023年下半期包括利益 | (142) | (240) | 23 | 39 | (122) | (206) | 105 | 177 | (136) | (230) | 87 | 147 | (49) | (83) | ||||||||
| 配当金 | - | - | - | (1) | (2) | (1) | (2) | |||||||||||||||
| 自己株式の(取得)/処分及び増資による影響額 | 45 | 76 | 45 | 76 | 45 | 76 | ||||||||||||||||
| 所有持分の増減 | - | - | 178 | 300 | 178 | 300 | 116 | 196 | 294 | 496 | ||||||||||||
| 株式報酬費用等 | - | - | 12 | 20 | 12 | 20 | - | - | 12 | 20 | ||||||||||||
| 調整済2023年12月31日現在残高 | 295,722 | 1,127 | 1,902 | 3,785 | 6,388 | (212) | (358) | (111) | (187) | (3,140) | (5,300) | 26,105 | 44,060 | 2,198 | 3,710 | 29,752 | 50,215 | 882 | 1,489 | 30,634 | 51,704 | |
| 2024年上半期純利益 | 1,293 | 2,182 | 1,293 | 2,182 | 87 | 147 | 1,380 | 2,329 | ||||||||||||||
| その他の包括利益項目 | 161 | 272 | (91) | (154) | 65 | 110 | 135 | 228 | (23) | (39) | 112 | 189 | ||||||||||
| 2024年上半期包括利益 | - | - | - | - | - | - | 161 | 272 | (91) | (154) | 65 | 110 | 1,293 | 2,182 | 1,428 | 2,410 | 64 | 108 | 1,492 | 2,518 | ||
| 2023年度利益処分 | 2,198 | 3,710 | (2,198) | (3,710) | - | - | - | - | ||||||||||||||
| 配当金 | (507) | (856) | (507) | (856) | (103) | (174) | (610) | (1,030) | ||||||||||||||
| 自己株式の(取得)/処分及び増資による影響額 | (75) | (127) | (75) | (127) | (75) | (127) | ||||||||||||||||
| 所有持分の増減 | - | - | (28) | (47) | - | - | (28) | (47) | (76) | (128) | (104) | (176) | ||||||||||
| 株式報酬費用等 | - | - | (55) | (93) | (55) | (93) | (55) | (93) | ||||||||||||||
| 2024年6月30日現在残高 | 295,722 | 1,127 | 1,902 | 3,785 | 6,388 | (287) | (484) | 50 | 84 | (3,231) | (5,453) | 27,778 | 46,884 | 1,293 | 2,182 | 30,515 | 51,503 | 767 | 1,295 | 31,282 | 52,798 | |
(1) その他の剰余金の増減は、期中に認識された確定給付型年金制度に係る数理計算上の差異に該当する。
(2) 2024年においては、在外事業に係る為替換算調整勘定には、ルノーによる保有株式の売却後のホース・パワートレイン・ソリューションズ S.L.U.及びその子会社の為替換算調整勘定の損益への再分類が含まれる(注3-A)。
(3) 2023年及び2024年においては、在外事業に係る為替換算調整勘定及び日産に対する投資の部分的ヘッジには、ルノーによる保有株式の一部売却後の日産の為替換算調整勘定の損益への再分類が含まれる(注3-A)。
2024年の連結持分の変動に関する詳細は注16に記載。
連結キャッシュ・フロー計算書
| 注 | 2024年上半期 | 2023年上半期 | 2023年度 | ||||
| 百万 ユーロ | 億円 | 百万 ユーロ | 億円 | 百万 ユーロ | 億円 | ||
| 当期純利益 | 1,380 | 2,329 | 2,124 | 3,585 | 2,315 | 3,907 | |
| 非資金的収益及び費用の調整: | |||||||
| - 減価償却費、償却費及び減損 | 1,500 | 2,532 | 1,349 | 2,277 | 3,188 | 5,381 | |
| - 関連会社及び共同支配企業の当期純 (利益)損失に対する持分 | (195) | (329) | (566) | (955) | (880) | (1,485) | |
| - その他の非資金的収益及び費用 (利息・税金調整前) | 19 | 637 | 1,075 | 439 | 741 | 1,657 | 2,797 |
| 非上場関連会社及び共同支配企業からの受取配当金 | 76 | 128 | 43 | 73 | 47 | 79 | |
| 利息・税金調整前キャッシュ・フロー(1) | 3,398 | 5,735 | 3,389 | 5,720 | 6,327 | 10,679 | |
| 上場企業からの受取配当金(2) | 142 | 240 | 116 | 196 | 172 | 290 | |
| 消費者向け融資の純増減 | (1,696) | (2,863) | (2,147) | (3,624) | (3,759) | (6,344) | |
| ディーラー向け更新可能融資の純増減 | (455) | (768) | (1,256) | (2,120) | (1,411) | (2,381) | |
| 販売金融債権の(増加)減少 | (2,151) | (3,630) | (3,403) | (5,744) | (5,170) | (8,726) | |
| 販売金融部門による社債の発行 | 2,626 | 4,432 | 2,647 | 4,468 | 4,470 | 7,544 | |
| 販売金融部門による社債の償還 | (981) | (1,656) | (3,140) | (5,300) | (4,225) | (7,131) | |
| 販売金融部門に係るその他の負債の純増減 | 1,962 | 3,311 | 2,667 | 4,501 | 4,347 | 7,337 | |
| 販売金融部門に係るその他の有価証券及び貸付の純増減 | (78) | (132) | 38 | 64 | (33) | (56) | |
| 販売金融部門に係る金融資産・負債の純増減 | 3,529 | 5,956 | 2,212 | 3,733 | 4,559 | 7,695 | |
| 資産計上したリース用資産の増減 | (382) | (645) | (276) | (466) | (504) | (851) | |
| 税引前運転資本の増減 | 19 | (638) | (1,077) | (695) | (1,173) | (71) | (120) |
| 営業活動によるキャッシュ・フロー(利息・税金調整前) | 3,898 | 6,579 | 1,343 | 2,267 | 5,313 | 8,967 | |
| 利息の受取額 | 226 | 381 | 241 | 407 | 332 | 560 | |
| 利息の支払額 | (156) | (263) | (194) | (327) | (314) | (530) | |
| 当期税金(支払)/受取額 | (355) | (599) | (340) | (574) | (869) | (1,467) | |
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | 3,613 | 6,098 | 1,050 | 1,772 | 4,462 | 7,531 | |
| 有形固定資産及び無形資産への投資 | 19 | (1,573) | (2,655) | (1,358) | (2,292) | (2,950) | (4,979) |
| 有形固定資産及び無形資産の処分 | 28 | 47 | 197 | 332 | 282 | 476 | |
| 支配の獲得を伴う持分の取得、取得現金控除後 | (155) | (262) | - | - | - | - | |
| その他の持分の取得 | (398) | (672) | (55) | (93) | (128) | (216) | |
| 支配の喪失を伴う持分の売却、譲渡現金控除後 | (76) | (128) | 26 | 44 | 22 | 37 | |
| その他の持分の売却(3) | 427 | 721 | 1 | 2 | 815 | 1,376 | |
| 自動車部門に係るその他有価証券及び貸付の純(増)減 | 77 | 130 | (304) | (513) | (276) | (466) | |
| 投資活動によるキャッシュ・フロー | (1,670) | (2,819) | (1,493) | (2,520) | (2,235) | (3,772) | |
| 親会社株主に対する支払配当金 | 16 | (539) | (910) | (73) | (123) | (73) | (123) |
| 非支配株主との取引 | 1 | 2 | (18) | (30) | 104 | 176 | |
| 非支配株主に対する支払配当金 | (103) | (174) | (92) | (155) | (93) | (157) | |
| 自己株式の(取得)売却 | (143) | (241) | (135) | (228) | (175) | (295) | |
| 株主に係るキャッシュ・フロー | (784) | (1,323) | (318) | (537) | (237) | (400) | |
| 自動車部門による社債発行 | - | - | - | - | - | - | |
| 自動車部門による社債償還 | (700) | (1,181) | (750) | (1,266) | (1,170) | (1,975) | |
| 自動車部門に係るその他の金融負債の純増(減) | 142 | 240 | (1,386) | (2,339) | (1,571) | (2,652) | |
| 自動車部門に係る金融負債の純増減 | (558) | (942) | (2,136) | (3,605) | (2,741) | (4,626) | |
| 財務活動によるキャッシュ・フロー | (1,342) | (2,265) | (2,454) | (4,142) | (2,978) | (5,026) | |
| 現金及び現金同等物の増加(減少) | 601 | 1,014 | (2,897) | (4,890) | (751) | (1,268) | |
(1) 利息・税金調整前キャッシュ・フローは、上場企業からの受取配当金控除後が表示されている。
(2) 日産からの受取配当金である。
(3) 主として日産株式の売却代金(2024年上半期の358百万ユーロ及び2023年下半期の764百万ユーロ)からなる。
| 2024年上半期 | 2023年上半期 | 2023年度 | ||||
| 百万 ユーロ | 億円 | 百万 ユーロ | 億円 | 百万 ユーロ | 億円 | |
| 現金及び現金同等物の期首残高 | 20,677 | 34,899 | 21,774 | 36,750 | 21,774 | 36,750 |
| 現金及び現金同等物の増加(減少) | 581 | 981 | (2,890) | (4,878) | (756) | (1,276) |
| 範囲変更の影響額 | 20 | 34 | (7) | (12) | 5 | 8 |
| 為替相場変動等の影響額 | 33 | 56 | 50 | 84 | (255) | (430) |
| 売却目的で保有する資産から生じた現金 | - | - | 17 | 29 | (91) | (154) |
| 現金及び現金同等物の期末残高(1) | 21,311 | 35,969 | 18,944 | 31,974 | 20,677 | 34,899 |
(1) 使用制限の課された現金の詳細については注15-Bに記す。
要約中間連結財務諸表に対する注記
I - 事業セグメントに関する情報
ルノー・グループにより使用された事業セグメントは以下のとおりである。
・ 「自動車」部門は、乗用車及び小型商用車の製造、販売及び流通子会社、並びに本部門の資金管理をする子会社が含まれる。また、この部門は、自動車セクターの関連会社及び共同支配企業(主に日産及びホース・パワートレイン ・リミテッド)への投資も含む(注3)。
・ 「販売金融」部門は販売網及び最終顧客に対して、RCIバンク及びその子会社並びに関連会社及び共同支配企業によって運営されており、それ自体が営業活動であるとルノー・グループは考えている。
・ 「モビリティサービス」部門は、新しいモビリティ向けサービスを含む。
セグメントの業績は、「最高経営意思決定者」とされるリーダーシップ・チームが定期的にレビューするもので、営業総利益を表している。当該指標の定義は、2023年12月31日現在の連結財務諸表(注2-D. 連結財務諸表の表示)に詳述している。営業総利益はリストラクチャリング費用を除く。
A. 事業セグメント別連結損益計算書
| 自動車 | 販売金融 | モビリティサービス | 部門間取引 | 連結合計 | ||||||
| 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | |
| 2024年上半期 | ||||||||||
| 外部売上高 | 24,372 | 41,135 | 2,555 | 4,312 | 31 | 52 | - | - | 26,958 | 45,500 |
| 部門間売上高 | 25 | 42 | 8 | 14 | 1 | 2 | (34) | (57) | - | - |
| 部門別売上高 | 24,397 | 41,177 | 2,563 | 4,326 | 32 | 54 | (34) | (57) | 26,958 | 45,500 |
| 営業総利益(1) | 1,602 | 2,704 | 593 | 1,001 | (18) | (30) | (2) | (3) | 2,175 | 3,671 |
| 営業利益 | 1,343 | 2,267 | 579 | 977 | (22) | (37) | (2) | (3) | 1,898 | 3,203 |
| 財務収益(費用)(2) | 247 | 417 | (32) | (54) | - | - | (600) | (1,013) | (385) | (650) |
| 関連会社及び共同支配企業の当期純利益(損失)に対する持分 | 194 | 327 | 1 | 2 | - | - | - | - | 195 | 329 |
| 税引前利益 | 1,784 | 3,011 | 548 | 925 | (22) | (37) | (602) | (1,016) | 1,708 | 2,883 |
| 当期税金及び繰延税金 | (242) | (408) | (85) | (143) | (1) | (2) | - | - | (328) | (554) |
| 当期純利益 | 1,542 | 2,603 | 463 | 781 | (23) | (39) | (602) | (1,016) | 1,380 | 2,329 |
(1) 減価償却費、償却費及び減損の詳細については事業セグメント別連結キャッシュ・フロー計算書に記載されている。
(2) 販売金融部門から自動車部門に対して支払われた配当金は、自動車部門の財務収益に含まれ、部門間取引において消去される。これらは2024年上半期において600百万ユーロである。
| 自動車 | 販売金融 | モビリティサービス | 部門間取引 | 連結合計 | ||||||
| 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | |
| 2023年上半期 | ||||||||||
| 外部売上高 | 24,850 | 41,942 | 1,978 | 3,338 | 21 | 35 | - | - | 26,849 | 45,316 |
| 部門間売上高 | 60 | 101 | 11 | 19 | 1 | 2 | (72) | (122) | - | - |
| 部門別売上高 | 24,910 | 42,043 | 1,989 | 3,357 | 22 | 37 | (72) | (122) | 26,849 | 45,316 |
| 営業総利益(1) | 1,542 | 2,603 | 518 | 874 | (19) | (32) | (1) | (2) | 2,040 | 3,443 |
| 営業利益 | 1,608 | 2,714 | 507 | 856 | (18) | (30) | (1) | (2) | 2,096 | 3,538 |
| 財務収益(費用)(2) | 361 | 609 | (20) | (34) | (1) | (2) | (600) | (1,013) | (260) | (439) |
| 関連会社及び共同支配企業の当期純利益(損失)に対する持分 | 576 | 972 | (7) | (12) | (3) | (5) | - | - | 566 | 955 |
| 税引前利益 | 2,545 | 4,295 | 480 | 810 | (22) | (37) | (601) | (1,014) | 2,402 | 4,054 |
| 当期税金及び繰延税金 | (135) | (228) | (143) | (241) | - | - | - | - | (278) | (469) |
| 当期純利益 | 2,410 | 4,068 | 337 | 569 | (22) | (37) | (601) | (1,014) | 2,124 | 3,585 |
| 2023年度 | ||||||||||
| 外部売上高 | 48,150 | 81,268 | 4,181 | 7,057 | 45 | 76 | - | - | 52,376 | 88,400 |
| 部門間売上高 | 128 | 216 | 19 | 32 | 2 | 3 | (149) | (251) | - | - |
| 部門別売上高 | 48,278 | 81,484 | 4,200 | 7,089 | 47 | 79 | (149) | (251) | 52,376 | 88,400 |
| 営業総利益(1) | 3,050 | 5,148 | 1,101 | 1,858 | (35) | (59) | 1 | 2 | 4,117 | 6,949 |
| 営業利益 | 1,435 | 2,422 | 1,085 | 1,831 | (36) | (61) | 1 | 2 | 2,485 | 4,194 |
| 財務収益(費用)(2) | 126 | 213 | (53) | (89) | - | - | (600) | (1,013) | (527) | (889) |
| 関連会社及び共同支配企業の当期純利益(損失)に対する持分 | 902 | 1,522 | (12) | (20) | (10) | (17) | - | - | 880 | 1,485 |
| 税引前利益 | 2,463 | 4,157 | 1,020 | 1,722 | (46) | (78) | (599) | (1,011) | 2,838 | 4,790 |
| 当期税金及び繰延税金 | (292) | (493) | (231) | (390) | - | - | - | - | (523) | (883) |
| 当期純利益 | 2,171 | 3,664 | 789 | 1,332 | (46) | (78) | (599) | (1,011) | 2,315 | 3,907 |
(1) 減価償却費、償却費及び減損の詳細については事業セグメント別連結キャッシュ・フロー計算書に記載されている。
(2) 販売金融部門から自動車部門に対して支払われた配当金は、自動車部門の財務収益に含まれ、部門間取引において消去される。2023年度は600百万ユーロの配当金が支払われた。
B. 事業セグメント別連結財政状態計算書
| 2024年6月30日 | 自動車 | 販売金融 | モビリティサービス | 部門間取引 | 連結合計 | |||||
| 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | |
| 資産 | ||||||||||
| 非流動資産 | ||||||||||
| 有形固定資産及び無形資産並びにのれん | 15,833 | 26,723 | 2,632 | 4,442 | 77 | 130 | - | - | 18,542 | 31,295 |
| 関連会社及び共同支配企業に対する投資 | 18,588 | 31,373 | 102 | 172 | - | - | - | - | 18,690 | 31,545 |
| 長期金融資産―持分投資 | 6,359 | 10,733 | 10 | 17 | - | - | (6,316) | (10,660) | 53 | 89 |
| 長期金融資産―その他有価証券、貸付金及び自動車部門の金融取引に係るデリバティブ | 1,011 | 1,706 | 1 | 2 | 4 | 7 | - | - | 1,016 | 1,715 |
| 繰延税金資産 | 456 | 770 | 223 | 376 | - | - | - | - | 679 | 1,146 |
| その他の非流動資産 | 986 | 1,664 | 48 | 81 | - | - | - | - | 1,034 | 1,745 |
| 非流動資産合計 | 43,233 | 72,969 | 3,016 | 5,090 | 81 | 137 | (6,316) | (10,660) | 40,014 | 67,536 |
| 流動資産 | ||||||||||
| 棚卸資産 | 5,768 | 9,735 | 33 | 56 | 2 | 3 | - | - | 5,803 | 9,794 |
| 顧客債権 | 1,051 | 1,774 | 52,549 | 88,692 | 9 | 15 | (656) | (1,107) | 52,953 | 89,374 |
| 短期金融資産 | 1,308 | 2,208 | 1,106 | 1,867 | - | - | (790) | (1,333) | 1,624 | 2,741 |
| 未収還付税金及びその他の流動資産(1) | 3,711 | 6,263 | 6,786 | 11,453 | 18 | 30 | (4,311) | (7,276) | 6,204 | 10,471 |
| 現金及び現金同等物 | 14,759 | 24,910 | 6,538 | 11,035 | 34 | 57 | (20) | (34) | 21,311 | 35,969 |
| 流動資産合計 | 26,597 | 44,890 | 67,012 | 113,103 | 63 | 106 | (5,777) | (9,750) | 87,895 | 148,349 |
| 資産合計 | 69,830 | 117,859 | 70,028 | 118,193 | 144 | 243 | (12,093) | (20,411) | 127,909 | 215,885 |
| 資本及び負債 | ||||||||||
| 資本 | 31,316 | 52,855 | 6,262 | 10,569 | 25 | 42 | (6,321) | (10,669) | 31,282 | 52,798 |
| 非流動負債 | ||||||||||
| 長期引当金 | 2,311 | 3,901 | 284 | 479 | 1 | 2 | - | - | 2,596 | 4,382 |
| 長期金融負債 | 6,267 | 10,577 | 880 | 1,485 | 5 | 8 | - | - | 7,152 | 12,071 |
| 繰延税金負債 | 239 | 403 | 747 | 1,261 | 1 | 2 | - | - | 987 | 1,666 |
| その他の非流動負債 | 626 | 1,057 | 286 | 483 | 6 | 10 | - | - | 918 | 1,549 |
| 非流動負債合計 | 9,443 | 15,938 | 2,197 | 3,708 | 13 | 22 | - | - | 11,653 | 19,668 |
| 流動負債 | ||||||||||
| 短期引当金 | 1,078 | 1,819 | 49 | 83 | - | - | - | - | 1,127 | 1,902 |
| 短期金融負債 | 5,555 | 9,376 | - | - | 63 | 106 | (748) | (1,262) | 4,870 | 8,220 |
| 営業債務及び販売金融負債 | 9,729 | 16,421 | 59,640 | 100,660 | 27 | 46 | (835) | (1,409) | 68,561 | 115,717 |
| 未払税金及びその他の流動負債 | 12,709 | 21,450 | 1,880 | 3,173 | 16 | 27 | (4,189) | (7,070) | 10,416 | 17,580 |
| 流動負債合計 | 29,071 | 49,066 | 61,569 | 103,916 | 106 | 179 | (5,772) | (9,742) | 84,974 | 143,419 |
| 資本及び負債合計 | 69,830 | 117,859 | 70,028 | 118,193 | 144 | 243 | (12,093) | (20,411) | 127,909 | 215,885 |
(1) 未収還付税金及びその他の流動資産は、売却目的で保有する資産を含む。
| 2023年12月31日 | 自動車 | 販売金融 | モビリティサービス | 部門間取引 | 連結合計 | |||||
| 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | |
| 資産 | ||||||||||
| 非流動資産 | ||||||||||
| 有形固定資産及び無形資産並びにのれん | 15,705 | 26,507 | 1,120 | 1,890 | 52 | 88 | - | - | 16,877 | 28,485 |
| 関連会社及び共同支配企業に対する投資 | 16,457 | 27,776 | 97 | 164 | - | - | - | - | 16,554 | 27,940 |
| 長期金融資産―持分投資 | 6,501 | 10,972 | 10 | 17 | - | - | (6,434) | (10,859) | 77 | 130 |
| 長期金融資産―その他有価証券、貸付金及び自動車部門の金融取引に係るデリバティブ | 616 | 1,040 | - | - | 2 | 3 | - | - | 618 | 1,043 |
| 繰延税金資産 | 442 | 746 | 228 | 385 | - | - | - | - | 670 | 1,131 |
| その他の非流動資産 | 747 | 1,261 | 38 | 64 | (1) | (2) | - | - | 784 | 1,323 |
| 非流動資産合計 | 40,468 | 68,302 | 1,493 | 2,520 | 53 | 89 | (6,434) | (10,859) | 35,580 | 60,052 |
| 流動資産 | ||||||||||
| 棚卸資産 | 4,887 | 8,248 | 35 | 59 | 2 | 3 | - | - | 4,924 | 8,311 |
| 顧客債権 | 834 | 1,408 | 49,901 | 84,223 | 8 | 14 | (303) | (511) | 50,440 | 85,133 |
| 短期金融資産 | 974 | 1,644 | 1,071 | 1,808 | 1 | 2 | (822) | (1,387) | 1,224 | 2,066 |
| 未収還付税金及びその他の流動資産(1) | 6,971 | 11,766 | 6,299 | 10,631 | 13 | 22 | (4,215) | (7,114) | 9,068 | 15,305 |
| 現金及び現金同等物 | 14,465 | 24,414 | 6,225 | 10,507 | 14 | 24 | (27) | (46) | 20,677 | 34,899 |
| 流動資産合計 | 28,131 | 47,480 | 63,531 | 107,228 | 38 | 64 | (5,367) | (9,058) | 86,333 | 145,713 |
| 資産合計 | 68,599 | 115,781 | 65,024 | 109,748 | 91 | 154 | (11,801) | (19,918) | 121,913 | 205,765 |
| 資本及び負債 | ||||||||||
| 資本 | 30,661 | 51,750 | 6,399 | 10,800 | 10 | 17 | (6,436) | (10,863) | 30,634 | 51,704 |
| 非流動負債 | ||||||||||
| 長期引当金 | 2,238 | 3,777 | 293 | 495 | - | - | - | - | 2,531 | 4,272 |
| 長期金融負債 | 8,044 | 13,577 | 893 | 1,507 | 19 | 32 | - | - | 8,956 | 15,116 |
| 繰延税金負債 | 210 | 354 | 706 | 1,192 | 1 | 2 | - | - | 917 | 1,548 |
| その他の非流動負債 | 665 | 1,122 | 275 | 464 | 2 | 3 | - | - | 942 | 1,590 |
| 非流動負債合計 | 11,157 | 18,831 | 2,167 | 3,657 | 22 | 37 | - | - | 13,346 | 22,525 |
| 流動負債 | ||||||||||
| 短期引当金 | 1,246 | 2,103 | 41 | 69 | - | - | - | - | 1,287 | 2,172 |
| 短期金融負債 | 3,920 | 6,616 | 1 | 2 | 36 | 61 | (509) | (859) | 3,448 | 5,820 |
| 営業債務及び販売金融負債 | 8,135 | 13,730 | 54,722 | 92,360 | 15 | 25 | (812) | (1,370) | 62,060 | 104,745 |
| 未払税金及びその他の流動負債(1) | 13,480 | 22,752 | 1,694 | 2,859 | 8 | 14 | (4,044) | (6,825) | 11,138 | 18,799 |
| 流動負債合計 | 26,781 | 45,201 | 56,458 | 95,290 | 59 | 100 | (5,365) | (9,055) | 77,933 | 131,535 |
| 資本及び負債合計 | 68,599 | 115,781 | 65,024 | 109,748 | 91 | 154 | (11,801) | (19,918) | 121,913 | 205,765 |
(1) 未収還付税金及びその他の流動資産並びに未払税金及びその他の流動負債はそれぞれ、売却目的で保有する資産及びそれらの資産に関連する負債を含む。
C. 事業セグメント別連結キャッシュ・フロー計算書
| 2024年上半期 | 自動車 | 販売金融 | モビリティサービス | 部門間取引 | 連結合計 | |||||
| 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | |
| 当期純利益(1) | 1,542 | 2,603 | 463 | 781 | (23) | (39) | (602) | (1,016) | 1,380 | 2,329 |
| 非資金的収益及び費用の調整 | ||||||||||
| - 減価償却費、償却費及び減損 | 1,203 | 2,030 | 303 | 511 | (6) | (10) | - | - | 1,500 | 2,532 |
| - 関連会社及び共同支配企業の当期純(利益)損失に対する持分 | (194) | (327) | (1) | (2) | - | - | - | - | (195) | (329) |
| - その他の非資金的収益及び費用(利息・税金調整前) | 527 | 889 | 100 | 169 | 17 | 29 | (7) | (12) | 637 | 1,075 |
| 非上場関連会社及び共同支配企業からの受取配当金 | 76 | 128 | - | - | - | - | - | - | 76 | 128 |
| 利息・税金調整前キャッシュ・フロー(2) | 3,154 | 5,323 | 865 | 1,460 | (12) | (20) | (609) | (1,028) | 3,398 | 5,735 |
| 上場企業からの受取配当金(3) | 142 | 240 | - | - | - | - | - | - | 142 | 240 |
| 販売金融債権の減少(増加) | - | - | (2,463) | (4,157) | - | - | 312 | 527 | (2,151) | (3,630) |
| 販売金融部門に係る金融資産・負債の純増減 | - | - | 3,620 | 6,110 | - | - | (91) | (154) | 3,529 | 5,956 |
| 資産計上したリース用資産の増減 | 29 | 49 | (410) | (692) | (1) | (2) | - | - | (382) | (645) |
| 税引前運転資本の増減 | (209) | (353) | (435) | (734) | 3 | 5 | 3 | 5 | (638) | (1,077) |
| 営業活動によるキャッシュ・フロー(利息・税金調整前) | 3,116 | 5,259 | 1,177 | 1,987 | (10) | (17) | (385) | (650) | 3,898 | 6,579 |
| 利息の受取額 | 239 | 403 | - | - | - | - | (13) | (22) | 226 | 381 |
| 利息の支払額 | (174) | (294) | - | - | (2) | (3) | 20 | 34 | (156) | (263) |
| 当期税金(支払)/受取額 | (247) | (417) | (108) | (182) | - | - | - | - | (355) | (599) |
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | 2,934 | 4,952 | 1,069 | 1,804 | (12) | (20) | (378) | (638) | 3,613 | 6,098 |
| 無形資産の購入 | (682) | (1,151) | (6) | (10) | (7) | (12) | 14 | 24 | (681) | (1,149) |
| 有形固定資産の購入 | (881) | (1,487) | (3) | (5) | (8) | (14) | - | - | (892) | (1,506) |
| 有形固定資産及び無形資産の処分 | 28 | 47 | - | - | 14 | 24 | (14) | (24) | 28 | 47 |
| 支配の獲得又は喪失を伴う持分の取得及び売却、取得現金控除後 | (76) | (128) | (155) | (262) | - | - | - | - | (231) | (390) |
| その他の持分及び資産の取得及び売却(4) | 10 | 17 | (1) | (2) | (7) | (12) | 27 | 46 | 29 | 49 |
| 自動車部門に係るその他有価証券及び貸付の純(増)減 | 74 | 125 | - | - | 1 | 2 | 2 | 3 | 77 | 130 |
| 投資活動によるキャッシュ・フロー | (1,527) | (2,577) | (165) | (278) | (7) | (12) | 29 | 49 | (1,670) | (2,819) |
| 株主に係るキャッシュ・フロー | (776) | (1,310) | (613) | (1,035) | 31 | 52 | 574 | 969 | (784) | (1,323) |
| 自動車部門に係る金融負債の純増減 | (351) | (592) | - | - | 8 | 14 | (215) | (363) | (558) | (942) |
| 財務活動によるキャッシュ・フロー | (1,127) | (1,902) | (613) | (1,035) | 39 | 66 | 359 | 606 | (1,342) | (2,265) |
| 現金及び現金同等物の増加(減少) | 280 | 473 | 291 | 491 | 20 | 34 | 10 | 17 | 601 | 1,014 |
| 現金及び現金同等物の期首残高 | 14,465 | 24,414 | 6,225 | 10,507 | 14 | 24 | (27) | (46) | 20,677 | 34,899 |
| 現金及び現金同等物の増加(減少) | 355 | 599 | 198 | 334 | 18 | 30 | 10 | 17 | 581 | 981 |
| 範囲変更の影響額 | (75) | (127) | 93 | 157 | 2 | 3 | - | - | 20 | 34 |
| 為替相場変動等の影響額 | 14 | 24 | 21 | 35 | 1 | 2 | (3) | (5) | 33 | 56 |
| 売却目的で保有する資産から生じた現金 | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - |
| 現金及び現金同等物の期末残高 | 14,759 | 24,910 | 6,537 | 11,033 | 35 | 59 | (20) | (34) | 21,311 | 35,969 |
(1) 販売金融部門から自動車部門に対して支払われた配当金は、自動車部門の当期純利益に含まれる。これらは2024年上半期において600百万ユーロであった。
(2) 利息・税金調整前キャッシュ・フローは、上場企業からの受取配当金控除後が表示されている。
(3) 日産からの受取配当金(142百万ユーロ)である。
(4) 主として日産株式の売却代金(2024年上半期の358百万ユーロ)からなる。
| 2023年上半期 | 自動車 | 販売金融 | モビリティサービス | 部門間取引 | 連結合計 | |||||
| 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | |
| 当期純利益(1) | 2,410 | 4,068 | 337 | 569 | (22) | (37) | (601) | (1,014) | 2,124 | 3,585 |
| 非資金的収益及び費用の調整 | ||||||||||
| - 減価償却費、償却費及び減損 | 1,229 | 2,074 | 116 | 196 | 4 | 7 | - | - | 1,349 | 2,277 |
| - 関連会社及び共同支配企業の当期純(利益)損失に対する持分 | (576) | (972) | 7 | 12 | 3 | 5 | - | - | (566) | (955) |
| - その他の非資金的収益及び費用(利息・税金調整前) | 155 | 262 | 286 | 483 | 3 | 5 | (5) | (8) | 439 | 741 |
| 非上場関連会社及び共同支配企業からの受取配当金 | 43 | 73 | - | - | - | - | - | - | 43 | 73 |
| 利息・税金調整前キャッシュ・フロー(2) | 3,261 | 5,504 | 746 | 1,259 | (12) | (20) | (606) | (1,023) | 3,389 | 5,720 |
| 上場企業からの受取配当金(3) | 116 | 196 | - | - | - | - | - | - | 116 | 196 |
| 販売金融債権の減少(増加) | - | - | (3,427) | (5,784) | - | - | 24 | 41 | (3,403) | (5,744) |
| 販売金融部門に係る金融資産・負債の純増減 | - | - | 2,146 | 3,622 | - | - | 66 | 111 | 2,212 | 3,733 |
| 資産計上したリース用資産の増減 | (15) | (25) | (261) | (441) | - | - | - | - | (276) | (466) |
| 税引前運転資本の増減 | (138) | (233) | (560) | (945) | 2 | 3 | 1 | 2 | (695) | (1,173) |
| 営業活動によるキャッシュ・フロー(利息・税金調整前) | 3,224 | 5,441 | (1,356) | (2,289) | (10) | (17) | (515) | (869) | 1,343 | 2,267 |
| 利息の受取額 | 251 | 424 | - | - | - | - | (10) | (17) | 241 | 407 |
| 利息の支払額 | (209) | (353) | - | - | (1) | (2) | 16 | 27 | (194) | (327) |
| 当期税金(支払)/受取額 | (230) | (388) | (110) | (186) | - | - | - | - | (340) | (574) |
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | 3,036 | 5,124 | (1,466) | (2,474) | (11) | (19) | (509) | (859) | 1,050 | 1,772 |
| 無形資産の購入 | (662) | (1,117) | (6) | (10) | (4) | (7) | - | - | (672) | (1,134) |
| 有形固定資産の購入 | (680) | (1,148) | (4) | (7) | (2) | (3) | - | - | (686) | (1,158) |
| 有形固定資産及び無形資産の処分 | 197 | 332 | - | - | - | - | - | - | 197 | 332 |
| 支配の獲得又は喪失を伴う持分の取得及び売却、取得現金控除後 | 26 | 44 | - | - | - | - | - | - | 26 | 44 |
| その他の持分及び資産の取得及び売却 | (28) | (47) | (36) | (61) | (3) | (5) | 13 | 22 | (54) | (91) |
| 自動車部門に係るその他有価証券及び貸付の純(増)減 | (307) | (518) | - | - | 3 | 5 | - | - | (304) | (513) |
| 投資活動によるキャッシュ・フロー | (1,454) | (2,454) | (46) | (78) | (6) | (10) | 13 | 22 | (1,493) | (2,520) |
| 株主に係るキャッシュ・フロー | (288) | (486) | (630) | (1,063) | 13 | 22 | 587 | 991 | (318) | (537) |
| 自動車部門に係る金融負債の純増減 | (2,058) | (3,473) | - | - | 3 | 5 | (81) | (137) | (2,136) | (3,605) |
| 財務活動によるキャッシュ・フロー | (2,346) | (3,960) | (630) | (1,063) | 16 | 27 | 506 | 854 | (2,454) | (4,142) |
| 現金及び現金同等物の増加(減少) | (764) | (1,289) | (2,142) | (3,615) | (1) | (2) | 10 | 17 | (2,897) | (4,890) |
| 現金及び現金同等物の期首残高 | 14,227 | 24,012 | 7,549 | 12,741 | 17 | 29 | (19) | (32) | 21,774 | 36,750 |
| 現金及び現金同等物の増加(減少) | (757) | (1,278) | (2,142) | (3,615) | (1) | (2) | 10 | 17 | (2,890) | (4,878) |
| 範囲変更の影響額 | (7) | (12) | - | - | - | - | - | - | (7) | (12) |
| 為替相場変動等の影響額 | 8 | 14 | 42 | 71 | - | - | - | - | 50 | 84 |
| 売却目的で保有する資産から生じた現金 | 17 | 29 | - | - | - | - | - | - | 17 | 29 |
| 現金及び現金同等物の期末残高 | 13,488 | 22,765 | 5,449 | 9,197 | 16 | 27 | (9) | (15) | 18,944 | 31,974 |
(1) 販売金融部門から自動車部門に対して支払われた配当金は、自動車部門の当期純利益に含まれる。これらは2023年上半期において600百万ユーロであった。
(2) 利息・税金調整前キャッシュ・フローは、上場企業からの受取配当金控除後が表示されている。
(3) 日産からの受取配当金(116百万ユーロ)である。
| 2023年度 | 自動車 | 販売金融 | モビリティサービス | 部門間取引 | 連結合計 | |||||
| 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | |
| 当期純利益(1) | 2,171 | 3,664 | 789 | 1,332 | (46) | (78) | (599) | (1,011) | 2,315 | 3,907 |
| 非資金的収益及び費用の調整 | ||||||||||
| - 減価償却費、償却費及び減損 | 2,892 | 4,881 | 289 | 488 | 7 | 12 | - | - | 3,188 | 5,381 |
| - 関連会社及び共同支配企業の当期純(利益)損失に対する持分 | (900) | (1,519) | 10 | 17 | 10 | 17 | - | - | (880) | (1,485) |
| - その他の非資金的収益及び費用(利息・税金調整前) | 1,267 | 2,138 | 390 | 658 | 5 | 8 | (5) | (8) | 1,657 | 2,797 |
| 非上場関連会社及び共同支配企業からの受取配当金 | 47 | 79 | - | - | - | - | - | - | 47 | 79 |
| 利息・税金調整前キャッシュ・フロー(2) | 5,477 | 9,244 | 1,478 | 2,495 | (24) | (41) | (604) | (1,019) | 6,327 | 10,679 |
| 上場企業からの受取配当金(3) | 172 | 290 | - | - | - | - | - | - | 172 | 290 |
| 販売金融債権の減少(増加) | - | - | (4,945) | (8,346) | - | - | (255) | (430) | (5,170) | (8,726) |
| 販売金融部門に係る金融資産・負債の純増減 | - | - | 4,382 | 7,396 | - | - | 177 | 299 | 4,559 | 7,695 |
| 資産計上したリース用資産の増減 | 30 | 51 | (534) | (901) | - | - | - | - | (504) | (851) |
| 税引前運転資本の増減 | 637 | 1,075 | (706) | (1,192) | - | - | (2) | (3) | (71) | (120) |
| 営業活動によるキャッシュ・フロー(利息・税金調整前) | 6,316 | 10,660 | (325) | (549) | (24) | (41) | (654) | (1,104) | 5,313 | 8,967 |
| 利息の受取額 | 359 | 606 | (1) | (2) | - | - | (26) | (44) | 332 | 560 |
| 利息の支払額 | (342) | (577) | - | - | (3) | (5) | 31 | 52 | (314) | (530) |
| 当期税金(支払)/受取額 | (505) | (852) | (364) | (614) | - | - | - | - | (869) | (1,467) |
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | 5,828 | 9,836 | (690) | (1,165) | (27) | (46) | (649) | (1,095) | 4,462 | 7,531 |
| 無形資産の購入 | (1,341) | (2,263) | (13) | (22) | (11) | (19) | - | - | (1,365) | (2,304) |
| 有形固定資産の購入 | (1,573) | (2,655) | (7) | (12) | (5) | (8) | - | - | (1,585) | (2,675) |
| 有形固定資産及び無形資産の処分(4) | 282 | 476 | - | - | - | - | - | - | 282 | 476 |
| 支配の獲得又は喪失を伴う持分の取得及び売却、取得現金控除後 | 22 | 37 | - | - | - | - | - | - | 22 | 37 |
| その他の持分及び資産の取得及び売却(5) | 650 | 1,097 | 6 | 10 | (7) | (12) | 38 | 64 | 687 | 1,160 |
| 自動車部門に係るその他有価証券及び貸付の純(増)減 | (175) | (295) | (1) | (2) | (1) | (2) | (99) | (167) | (276) | (466) |
| 投資活動によるキャッシュ・フロー | (2,135) | (3,603) | (15) | (25) | (24) | (41) | (61) | (103) | (2,235) | (3,772) |
| 株主に係るキャッシュ・フロー | (185) | (312) | (651) | (1,099) | 37 | 62 | 562 | 949 | (237) | (400) |
| 自動車部門に係る金融負債の純増減 | (2,893) | (4,883) | - | - | 11 | 19 | 141 | 238 | (2,741) | (4,626) |
| 財務活動によるキャッシュ・フロー | (3,078) | (5,195) | (651) | (1,099) | 48 | 81 | 703 | 1,187 | (2,978) | (5,026) |
| 現金及び現金同等物の増加(減少) | 615 | 1,038 | (1,356) | (2,289) | (3) | (5) | (7) | (12) | (751) | (1,268) |
| 現金及び現金同等物の期首残高 | 14,227 | 24,012 | 7,549 | 12,741 | 17 | 29 | (19) | (32) | 21,774 | 36,750 |
| 現金及び現金同等物の増加(減少) | 626 | 1,057 | (1,372) | (2,316) | (3) | (5) | (7) | (12) | (756) | (1,276) |
| 範囲変更の影響額 | (11) | (19) | 16 | 27 | - | - | - | - | 5 | 8 |
| 為替相場変動等の影響額 | (286) | (483) | 32 | 54 | - | - | (1) | (2) | (255) | (430) |
| 売却目的で保有する資産から生じた現金 | (91) | (154) | - | - | - | - | - | - | (91) | (154) |
| 現金及び現金同等物の期末残高 | 14,465 | 24,414 | 6,225 | 10,507 | 14 | 24 | (27) | (46) | 20,677 | 34,899 |
(1) 販売金融部門から自動車部門に対して支払われた配当金は、自動車部門の当期純利益に含まれる。これらは2023年度において600百万ユーロであった。
(2) 利息・税金調整前キャッシュ・フローは、上場企業からの受取配当金控除後が表示されている。
(3) 日産からの受取配当金(172百万ユーロ)である。
(4) 有形固定資産及び無形資産の処分による主な利益(2023年12月31日現在282百万ユーロ)については注6-Cに記載している。
(5) 主として日産株式の売却代金(2023年下半期の764百万ユーロ)からなる。
D. 自動車部門に関するその他の情報:ネット・キャッシュ・ポジション(実質有利子負債)、営業フリー・キャッシュ・フロー及びROCE
ネット・キャッシュ・ポジション又は実質有利子負債、営業フリー・キャッシュ・フロー及びROCEは、自動車部門についてのみ表示されている。
ネット・キャッシュ・ポジション又は実質有利子負債とは、すべての非営業利付金融債務と約定債務の総額から、現金及び現金同等物と市場性ある有価証券や事業部門貸付金などのその他の非営業金融資産を差し引いた額である。現金及び現金同等物や売却目的で保有する資産及び債務として分類された短期金融負債は除外される。
ネット・キャッシュ・ポジション(実質有利子負債)
| 2024年6月30日 | 2023年12月31日 | |||
| 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | |
| 長期金融負債 | (6,267) | (10,577) | (8,044) | (13,577) |
| 短期金融負債 | (5,555) | (9,376) | (3,920) | (6,616) |
| 長期金融資産-その他有価証券、貸付金及び金融取引に係るデリバティブ | 672 | 1,134 | 300 | 506 |
| 短期金融資産 | 1,251 | 2,111 | 923 | 1,558 |
| 現金及び現金同等物 | 14,759 | 24,910 | 14,465 | 24,414 |
| 自動車部門のネット・キャッシュ・ポジション(実質有利子負債)(1) | 4,860 | 8,203 | 3,724 | 6,285 |
(1) ホース・パワートレイン・ソリューションズ S.L.U.に対する支配の喪失は、自動車部門の正味流動性ポジションを420百万ユーロ改善させる。この改善は、750百万ユーロの融資供与(注15)、368百万ユーロの現金および現金同等物の減少、及び38百万ユーロの金融負債の減少によるものである。
営業フリー・キャッシュ・フロー
| 2024年6月30日 | 2023年上半期 | 2023年度 | ||||
| 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | |
| 利息・税金調整前キャッシュ・フロー(日産及び販売金融部門からの受取配当金を除く。) | 2,554 | 4,311 | 2,661 | 4,491 | 4,877 | 8,231 |
| 販売金融部門からの受取配当金 | 600 | 1,013 | 600 | 1,013 | 600 | 1,013 |
| 税引前運転資本の増減 | (209) | (353) | (138) | (233) | 637 | 1,075 |
| 自動車部門の利息の受取額 | 239 | 403 | 251 | 424 | 359 | 606 |
| 自動車部門の利息の支払額 | (174) | (294) | (209) | (353) | (342) | (577) |
| 当期税金(支払)/受取額 | (247) | (417) | (230) | (388) | (505) | (852) |
| 有形固定資産及び無形資産の取得(処分との純額) | (1,535) | (2,591) | (1,145) | (1,933) | (2,632) | (4,442) |
| 資産計上したリース用車両及びバッテリー | 29 | 49 | (15) | (25) | 30 | 51 |
| 自動車部門の営業フリー・キャッシュ・フロー | 1,257 | 2,122 | 1,775 | 2,996 | 3,024 | 5,104 |
| リストラクチャリング費用に係る支払 | (167) | (282) | (219) | (370) | (496) | (837) |
| 自動車部門の営業フリー・キャッシュ・フロー(リストラクチャリングを除く。) | 1,424 | 2,403 | 1,994 | 3,365 | 3,520 | 5,941 |
ROCE
ROCE (Return On Capital Employed:使用総資本利益率) は、投下資本の収益性を計る指標である。これは2023年度末の自動車部門について表示される。2023年度のROCEは2023年度財務諸表に対する注記(2024年5月15日提出のルノーの有価証券報告書)で報告されている。
II - 会計方針及び連結範囲
注1 - 財務諸表の承認
財務諸表で「ルノー・グループ」又は「当グループ」と表現されるルノー・グループは、2023年12月31日現在の連結財務諸表の注30に記載されているとおり、連結範囲に含まれる、ルノーSA並びにその子会社、共同支配事業、共同支配企業及び関連会社で構成されている。
ルノー・グループの2024年6月30日付要約中間連結財務諸表は2024年7月24日開催の取締役会において審査されたものである。
注2 - 会計方針
2024年6月30日付要約中間連結財務諸表は、IAS第34号「中間財務報告」の規定に基づいて作成されている。要約中間連結財務諸表は年次連結財務諸表に必要な情報をすべて網羅してはいないため、2023年12月31日付の財務諸表と併せて読むことが望ましい。
ルノー・グループの2024年6月30日付要約中間連結財務諸表は、IASB(国際会計基準審議会)が2024年6月30日付で発行し、同日付で欧州連合が採択しているIFRS(国際財務報告基準)に準拠して作成されている。また、下記Aで示す変更を除けば、会計方針は、2023年12月31日付の連結財務諸表における会計方針と同一である。
2-A. 会計規則及び手法の変更
2-A1. 会計方針の変更
ルノー・グループは、EU官報で公表され、2024年1月1日から強制適用される会計基準及び改訂を適用している。
2024年1月1日に適用義務が生じた新たな改訂
| IAS第1号の改訂 | 「負債の流動又は非流動への分類」 |
| IFRS第16号の改訂 | 「セール・アンド・リースバックにおけるリース負債」 |
| IAS第7号及びIFRS第7号の改訂 | 「サプライヤー・ファイナンス契約」 |
これらの改訂の適用によるルノー・グループの財務諸表への重要な影響はない。
欧州連合がまだ採択していない他の基準及び改訂
また、IASBは、欧州連合によってまだ採択されていない以下の新基準及び改訂を公表している。
| 欧州連合がまだ採択していないIFRS基準及び改訂 | IASBが設定した適用日 | |
| IAS第21号の改訂 | 「交換可能性の欠如」 | 2025年1月1日 |
| IFRS第9号及び第7号の改訂 | 「金融商品の分類及び測定に関する基準の改訂」 | 2026年1月1日 |
| IFRS第18号 | 「財務諸表における表示及び開示」 | 2027年1月1日 |
| IFRS第19号 | 「公的説明責任のない子会社:開示」 | 2027年1月1日 |
ルノー・グループは、IAS第21号、IFRS第9号及びIFRS第7号の改訂の適用が連結財務諸表に重大な影響を与えることはないと予想しており、またIFRS第18号の影響については現在調査中である。
2-B. 見積り及び判断
2024年上半期の状況
ホース・パワートレイン事業の売却及びジーリーとの新たな共同支配企業であるホース・パワートレイン・リミテッドの設立
2022年11月8日に開催されたキャピタル・マーケット・デーでは、パワートレイン技術の一部(ホース・プロジェクト)を手放すことを発表し、2023年7月11日にジーリーとの合弁契約を締結したが、関係当局の承認を得て、2024年5月31日、ガソリン、ハイブリッド、低排出ガスのパワートレインに特化した新たな共同支配企業ホース・パワートレイン・リミテッドの設立という具体的な成果が表れた。ホース・パワートレイン・リミテッドは、最先端技術を搭載したエンジン、パワートレイン、ハイブリッドシステム、バッテリー向けの、あらゆるソリューション及びシステムの設計、開発、製造、販売を行う。
ホース・パワートレイン・リミテッドの資本金は7十億ユーロで、ルノー・グループ(ルノーsasを経由)とジーリー(Zhejiang Geely Holding Group Co., Ltd.とジーリー・オートモービル・ホールディングス・リミテッドの2社を経由)が折半で所有している。同社はルノー・グループの事業体であるホース・パワートレイン・ソリューションズS.L.U.及びその子会社と、ジーリーの事業体であるオーロベイ・ホールディング(SG)Ptd. Ltd.、オーロベイ・インターナショナルPte.Ltd.及びそれらの子会社を統合して設立された。ホース・パワートレイン・リミテッドは、2024年5月31日よりルノー・グループの連結財務諸表において持分法により計上されている。
売却目的で保有され、IFRS第5号に従い、2022年及び2023年12月31日現在の連結財政状態計算書において、そのように再分類された資産及び負債グループは、2024年5月31日に連結除外となった(注3)。
2024年6月28日には、アラムコによるホース・パワートレイン・リミテッドの10%持分(ルノー・グループとジーリーからそれぞれ5%)の取得に関する契約も成立した。この株式は売却目的で保有する資産に再分類され、2024年6月30日現在の見積売却価格で計上されている。
日産とのパートナーシップの新たな基盤
ルノー・グループと日産との間の2023年11月8日付の新提携契約に基づき、ルノーは、日産株式の28.4%(合計43.4%の持分のうち)を、一定の例外を条件として、中立的に議決権を行使するフランスの信託に譲渡した。ルノー・グループ及び日産の議決権は、行使可能な議決権の15%を上限としており、両社はその範囲内で自由に各自の議決権を行使することができる。
2023年12月、ルノーSAは、日産株式211百万株を日産に1株当たり3.62ユーロ、総額764百万ユーロで初めて売却し、その他の営業利益及び営業費用に880百万ユーロの損失を計上した。2024年3月28日、ルノーSAは、信託に対し、その保有株式99百万株を日産に1株当たり3.62ユーロ、総額358百万ユーロで売却するよう指示し、その他の営業利益及び営業費用に440百万ユーロの損失を計上した(注6)。日産はこれらの株式(日産の自己株式を控除した後の株式総数に基づいて計算)を消却したため、日産に対するルノーの持分比率は2024年6月30日現在39.1%となっている。
2023年の初頭に発表されたルノーと日産のパートナーシップの新たな基盤(事業プロジェクト、ルノー・グループが設立した電気自動車とソフトウェアに特化したアンペアへの日産による投資、15%ずつの株式持ち合いのリバランスを含む)を受けて、2024年2月、ルノー・グループと日産は、インドにおけるルノー・日産・テクノロジー・アンド・ビジネス・センター・インディア・プライベート・リミテッド(RNTBCI)とルノー・日産・オートモーティブ・インディア・プライベート・リミテッド(RNAIPL)の2社への投資をリバランスした。ルノー・グループは現在、RNTBCIの51%、RNAIPLの49%(日産はそれぞれ49%、51%)を保有している(以前の株式保有比率は67%、30%であった)。これらの事業体に使用される連結方法に影響はない(注3)。RNTBCI株式の売却により54百万ユーロの収益が発生し、その他の営業利益及び営業費用に計上された。RNAIPLの株式取得には150百万ユーロの現金支出があった。同時に、ルノー・グループはRNAIPLに技術的車両ライセンスを80百万ユーロで売却した。
従業員の株式保有
2022年にルノーリューション・シェアプランを開始して以来、ルノー・グループは毎年、すべての従業員をルノー・グループの戦略と将来の業績に関与させるための措置を講じている。2024年の従業員株式保有オペレーションでは、フランス内外の適格従業員に最大14株の無償株を帰属させることとなる(7株は標準として帰属し、条件付きでさらに7株を受領する可能性がある)。また、このプランにより、従業員に基準価格から30%の割引率で株式を購入する機会も提供している。2024年6月30日時点で認識されたこのプランの費用は、7株の無償株の比例配分された費用、つまり合計11百万ユーロに限定されている。費用のその他の構成要素は2024年下半期中に認識される。
世界の経済状況
自動車産業は、市場が縮小する中で数年間大きな変化を遂げてきた。販売台数は、2019年の3,749,736台から2023年には2,235,345台へと減少した(主に、2020年の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック、2021年の電子構成部品の供給不足、2022年のロシア連邦での事業終了、2022年の商品価格及び2023年の物流コストの大幅上昇のため)。
また、戦略計画ルノーリューションを通じて、ルノー・グループは、小売顧客向け販売(ヨーロッパ主要国での販売台数の62%)、Cセグメント以上、直近の新型車発売の大部分を占める最上級グレード、及び電動化車両に集中し、価値ベースの事業方針を追求することを選択した。このアプローチにより、2024年の販売台数はプラス成長を達成しつつある。ルノー・グループの上半期の販売台数は合計1,154,700台で、2023年上半期比1.9%増となったが、まだ2020年以前の水準には戻っていない。
持続可能な開発と環境への配慮
持続可能な開発への配慮は、ルノー・グループの戦略の重要な要素である。ルノー・グループは、パリ協定及び欧州グリーン・ディールを通じて、排出量を削減し、カーボン・ニュートラルを達成することを明確に誓約している。
2021年1月にルノー・グループが発表したルノーリューション戦略プランは、変革への意欲的なロードマップと、台数の追求から価値の創造への移行を策定するものであった。2022年11月には、レボリューションと呼ばれるこのプランの第3章が始まった。2023年11月に設立され、電気自動車に特化した会社であるアンペアは、ヨーロッパにおいて2040年までに、世界では2050年までにネット・ゼロを達成するというルノー・グループの目標(排出量がこれと同等の回収により相殺されたときに達成される)の達成に大きく貢献することとなる。韓国では、ルノー・コリア自動車(RKM)が2024年下半期に独自のハイブリッド車ラインナップを、続いて2025年には100%電気自動車「ポールスター4」を発売する予定である。循環型経済に特化したルノーの事業体であるザ・フューチャー・イズ・ニュートラルは、2024年上半期に持株会社サーキュラー・エコノミー・ビジネスを設立し(注3)、ルノーsasの再製造事業資産を新会社ザ・リメイカーズに移管することで、ルノー・グループ内に実体を現しつつある。
2024年3月と4月に、ルノー・グループ、ボルボ・グループ、CMA CGMは、新世代フル電気自動車バンにより、カーボンフリー物流へのニーズの高まりに応えて、共同支配企業フレクシスsasを設立した。各社の株式所有比率は45%、45%、10%であり、さらに2026年までにルノー・グループとボルボ・グループはフレクシスsasに300百万ユーロずつ投資し、CMA CGMは最大120百万ユーロを投資することを約束している(注3)。
このような変化を背景として、ルノー・グループは、資産の減損テスト(注10)の基礎となる予測を含む2024年~2032年の中期計画を、ルノー・グループが事業を行っている各国の規制変更を考慮して、定期的に更新している。製品及び工場のコンプライアンスに必要な投資は慎重に決定され、当該計画に組み込まれている。2024年~2032年の中期計画における重要項目は、パリ協定の基本シナリオの移行リスクに関するものである。
車種別専用資産の減損テストについては、欧州連合の企業平均燃費(CAFE)規制(CO2排出量の平均基準値を超えた場合に自動車メーカーに罰金を科す)の下で電気自動車が生み出す利益と、燃焼燃料車のマイナスの寄与を考慮して、予測を行っている。この見積りは、CAFEの罰金が支払われる各年の内部価格に基づいている。
ルノー・グループは、2035年からのヨーロッパにおける新規の石油・ディーゼル車の段階的廃止といった規制変更を勘案して、各会計期間末に固定資産の減価償却期間を評価している。
気候変動に伴う物理的リスク(主に洪水、猛暑、水ストレス)が測定され、影響のリスクを軽減するための予防行動計画及び必要な投資計画のテーマとなっている。
また、ルノー・グループは、オフバランス約定(注21-A)に含まれる原材料の購入量に関する長期契約により、電気自動車のバリューチェーンにおける調達を確保している。これらの約定は期末時点のスポット価格で評価され、最低支払額は契約に含まれる離脱条項を参考に定義される。
ルノー・グループは、生産拠点への投資を要することがあるグリーン・エネルギー購入契約を締結している。契約条項は分析され、どの当事者が当該資産を支配しているかが特定される。これらの契約の一部はリースとして扱われ、使用権資産が認識される。残りについては、ルノー・グループが確定約定を行った金額を、オフバランス約定において報告している(注21-A)。
ヨーロッパ及び外国の規制には、販売車両のCO2排出量に基づいた罰則及び/又はボーナスの仕組みがある。排出レベルは各会計期間末に見積もる必要があるが、最終的な数値は(韓国、インド、英国のように)繰り戻し/繰り越しシステムに基づいて数年間にわたって計算されるか、(欧州のシステムのように)1年又は2年後でなければ確認できない場合がある。ルノー・グループは、関連するCO2排出量を特定し、それに対応する収益及び費用を見積もるための委員会を設置しており、見積りを四半期ごとに見直している。
その他の見積り及び判断
ルノー・グループは、特定の資産及び負債の帳簿価額、収益及び費用、並びに財務諸表の特定の注記における開示に影響する見積り及び仮定を頻繁に行う必要がある。財務諸表の作成にあたり、ルノー・グループでは見積りや評価を定期的に見直し、過去の実績やその他、経済環境に関連する要素を反映させている。
見積り及び判断に依拠するルノー・グループの連結財務諸表の以下の項目についても、2024年上半期において特に注意を払ってきた。
・ 研究開発費の資産計上及びそれらの償却期間(注5及び10-A)
・ 固定資産、特に自動車専用資産(注10)及び持分法により計上されている持分の減損の可能性
・ 引当金、とりわけ販売される車両及びバッテリーに係る保証引当金(注17-B)、退職給付その他の長期従業員給付債務に対する引当金(注17-A)、従業員数調整措置に対する引当金(注6-A)、法的リスク及び税務リスク(法人所得税リスクを除く)に対する引当金並びに不確実な税金負債に対する引当金
・ 有形固定資産又は棚卸資産に分類されたリース用車両の回収可能価額
・ 販売金融債権に係る予想信用損失の減損(注13)
注3 - 連結範囲の変更並びに売却目的で保有する資産及び負債
3-A. 連結範囲の変更
自動車部門
2024年3月、ルノーと日産は、インド企業ルノー・日産・テクノロジー・アンド・ビジネス・センター・インディア・プライベート・リミテッド(RNTBCI)とルノー・日産・オートモーティブ・インディア・プライベート・リミテッド(RNAIPL)への投資をリバランスした。ルノー・グループは現在、RNTBCIの51%、RNAIPLの49%(日産はそれぞれ49%、51%)保有している(以前の株式保有比率は67%、30%であった)。連結方法に変更はなく、RNTBCIは依然として共同支配事業として分類され、個別項目ごとに連結されており、RNAIPLは共同支配企業として持分法により会計処理されている。このリバランスにより、RNTBCI株式を70百万ユーロで売却し(54百万ユーロの収益が発生)、RNAIPL株式を150百万ユーロで取得した。同時に、ルノー・グループはRNAIPLに技術的車両ライセンスを80百万ユーロで売却した。
2024年3月28日、ルノーSAは日産株式約99百万株を358百万ユーロで売却し(日産の自己株式控除後の株式総数で算出)、日産に対する持分比率を40.6%から39.1%に引き下げた(注12)。この取引に関する損失マイナス440百万ユーロについては注6-Bに記載されている。
2024年3月、ルノーsasは共同支配企業フレクシスsasの設立者のうちの1社となり(持分比率は45%)、増資に215百万ユーロを拠出した。持分比率45%のボルボ・グループは215百万ユーロ、10%のCMA CGMグループは48百万ユーロをそれぞれ拠出した。フランスを拠点とするフレクシスsasは、新世代の電気自動車バンを開発することで、カーボンフリーの都市物流に対するニーズの高まりに応えていく。新会社は持分法で会計処理されている。
2024年5月1日、ルノーsasは独立した事業部門であるその再製造事業を、新たに設立されたザ・リメイカーズsasに拠出した。その後、ザ・リメイカーズsasの株式はルノーsasからザ・フューチャー・イズ・ニュートラルsasに譲渡された。ルノーsasは最終的にザ・フューチャー・イズ・ニュートラルsasの株式を新会社サーキュラー・エコノミー・ビジネスsasに拠出した。これらの事業体はすべてルノー・グループの支配下にあるため、これらの取引はルノー・グループの連結純利益に影響を与えない。
2024年、持分法適用会社であるベルコールsasは資金調達活動を行った。2024年6月30日、ルノー・グループの同社に対する投資比率は19.1%から16.7%に低下した。11百万ユーロの持分変動によるみなし売却益が認識された。
2024年5月、ルノー・グループは、アルピーヌ・エンデュランス・チームの長年のパートナーであるグループ・シグネチャーの株主となり、子会社のアルピーヌ・レーシングsasを通じて49%の持分を取得した。ルノー・グループは、グループ・シグネチャーを共同支配しており、持分法で会計処理している。
ルノー・グループとジーリーは、2023年7月11日の契約締結と関係当局の承認を受け、2024年5月31日に、ロンドンを拠点とし、ルノーsas、ジーリー・ホールディング・グループ、ジーリー・オートモービル・ホールディングス・リミテッド間の共同支配企業であるホース・パワートレイン・リミテッドの設立を発表した。ホース・パワートレイン・リミテッドは、エンジン、パワートレイン、ハイブリッドシステム、バッテリー向けのソリューションとシステムの設計、開発、製造、販売を行う。ルノー・グループはこの共同支配企業の50%を所有し、共同支配しており、持分法で会計処理している。ルノーが取得したホース・パワートレイン・リミテッドの株式の価値は3,500百万ユーロであり、ホース・パワートレイン・ソリューションズS.L.U及びその子会社の資産及び負債の売却益は286百万ユーロである(注6-B)。価格調整メカニズムにより、拠出された資産の最終的な価値に基づいて金銭的補償が行われる可能性がある。
2024年6月、ルノー・グループはアルジェリアにおいて、ルノー・グループが支配し、完全連結する新会社ルノー・オートモーティブ・エルジャザイールの設立者の1社となった。
販売金融部門
2024年1月2日、RCIバンクSAは、子会社モビライズ・リース・アンドCo SASを通じて、MSモビリティ・ソリューションズGmbH、DFD Deutscher Fahrzeugdienst GmbH、モビリティ・コンセプトGmbH及びその子会社マインオートGmbhの全株式を248百万ユーロで購入した。マインオート・グループは、主にドイツ市場で短期車両リース事業を展開している。買収日における純資産の詳細は以下のとおりである。
| (単位:百万ユーロ) | |
| 有形固定資産及び無形資産 | 1,230 |
| 顧客債権 | 272 |
| その他の資産 | 101 |
| 現金及び現金同等物 | 93 |
| 金融負債 | (1,392) |
| その他の負債 | (197) |
| 取得した純資産 | 107 |
2024年6月30日現在、取得に係る暫定的なのれんの内訳は以下のとおりである。
| (単位:百万ユーロ) | |
| 譲受資産の公正価値 (A) | 248 |
| 100%取得した純資産 (B) | 107 |
| 暫定的なのれん(A-B) | 141 |
モビリティサービス部門
2024年1月、モビライズ・パワー・ソリューションのブランドで活動するエルト・ホールディングは、完全所有の新会社であるモビライズ・ファスト・チャージ・フランスsasを設立した。同社は急速EV充電ネットワークであるモビライズ・ファスト・チャージを運営する。この事業体は完全に連結されている。
2024年2月、クールナグール・リミテッドは、イスラエルのテクノロジー企業ムーベックスの全資本を6百万ユーロで購入した。ムーベックスは完全に連結されている。
3-B. 売却目的で保有する資産及び負債
2022年11月8日にハイブリッド及び低排出量のエンジン及びパワートレインの開発、製造、供給を行う共同支配企業の創設に向けて、ジーリー・グループとの包括契約を締結したことを発表した後、これに関連し、2023年7月からホース・パワートレイン・ソリューションズS.L.U.が保有する一連の資産及び負債は、IFRS第5号に従い、売却目的で保有する資産及び負債として分類されている。これらの有形固定資産及び無形資産については、売却目的で保有する資産に再分類された2022年11月8日以降、減価償却費及び償却費は計上されていない。
2024年5月31日、ルノー・グループは、ホース・パワートレイン・ソリューションズS.L.U.の株式を新たな共同支配企業ホース・パワートレイン・リミテッドに譲渡することにより、これらの資産を処分すると発表した(注3-A)。
また2024年6月28日、ルノー・グループは、ホース・パワートレイン・リミテッドの資本の5%をアラムコに売却する計画を発表した(注2)。この売却は今後12ヶ月以内に完了する予定であるため、IFRS第5号に従い、当該株式部分は売却目的で保有する資産に再分類された。
| (単位:百万ユーロ) | 注 | 2024年6月30日 | 2023年12月31日 | ホースを含む |
| 無形資産及びのれん | 10 | - | 962 | 962 |
| 有形固定資産 | 10 | 5 | 2,295 | 2,290 |
| 棚卸資産 | 14 | - | 366 | 366 |
| 現金及び現金同等物合計 | - | 91 | 91 | |
| その他 | 325 | 308 | 198 | |
| 売却目的で保有する資産合計 | 330 | 4,022 | 3,907 | |
| 売却目的で保有する資産に関連する負債合計 | - | (1,075) | (1,075) | |
| 金融負債を含む | - | (37) | (37) | |
III - 連結損益計算書
注4 - 売上高
4-A. 売上高の内訳
| (単位:百万ユーロ) | 2024年上半期 | 2023年上半期 | 2023年度 |
| 製品売上高 - 自動車部門 | 21,420 | 21,961 | 42,154 |
| 自動車部門のパートナーに対する売上高 | 1,928 | 1,915 | 4,028 |
| リース用資産に係るレンタル収益(1) | 315 | 342 | 674 |
| その他サービス売上高 | 709 | 632 | 1,294 |
| サービス売上高 - 自動車部門 | 1,024 | 974 | 1,968 |
| 製品売上高 - 販売金融部門 | 8 | 9 | 17 |
| リース用資産に係るレンタル収益(1) | 215 | 90 | 194 |
| 販売金融債権による利息の受取額 | 1,710 | 1,334 | 2,880 |
| その他サービス売上高(2) | 622 | 545 | 1,090 |
| サービス売上高 - 販売金融部門 | 2,547 | 1,969 | 4,164 |
| サービス売上高 - モビリティサービス部門 | 31 | 21 | 45 |
| 売上高合計 | 26,958 | 26,849 | 52,376 |
(1) 買戻し約定付自動車販売又は固定資産レンタルにつきルノー・グループが計上したレンタル収益。
(2) 主に、融資契約又はその他に基づく車両の保険、メンテナンス及び買換で構成されるサービスに係る収益。
4-B. 地域ごとの売上
連結売上高は顧客の所在地別に表示している。
| (単位:百万ユーロ) | 2024年上半期 | 2023年上半期 | 2023年度 |
| ヨーロッパ | 21,831 | 20,951 | 41,129 |
| フランスを含む | 8,486 | 7,536 | 15,305 |
| ユーラシア | 1,625 | 1,538 | 3,206 |
| アフリカ及び中東 | 697 | 921 | 1,667 |
| アジア太平洋 | 870 | 939 | 1,814 |
| アメリカ | 1,935 | 2,500 | 4,560 |
| 売上高合計 | 26,958 | 26,849 | 52,376 |
注5 - 研究開発費
| (単位:百万ユーロ) | 2024年上半期 | 2023年上半期 | 2023年度 |
| 研究開発費 | (1,448) | (1,300) | (2,582) |
| 資産計上した開発費 | 644 | 659 | 1,316 |
| 資産計上した開発費の償却 | (410) | (488) | (878) |
| 収益に含まれる合計 | (1,214) | (1,129) | (2,144) |
研究開発費は自動車開発活動の研究税控除後に計上される。
ヨーロッパにおける2024年の研究開発費の増加は、主としてヨーロッパ(R5、4L、セニックを含む)と海外(カーディアン、新型グラン・コレオスを含む)におけるラインナップのリニューアル及びソフトウェア定義車両技術への投資により説明される。
資産計上した開発費の償却は、2023年上半期と比べて減少し、2024年上半期に資産計上した費用の額よりも低かった。これは特に、売却目的で保有する資産に分類されたホースのメカニカル業務に関連する開発費(47百万ユーロ)の償却停止によるものである。
注6 - その他の営業利益及び営業費用
| (単位:百万ユーロ) | 2024年上半期 | 2023年上半期 | 2023年度 |
| リストラクチャリング及び従業員数調整に係る費用 | (123) | (188) | (389) |
| 事業又は事業会社の全部又は一部売却損益及び連結範囲の変更に関連するその他の損益 | (120) | 24 | (790) |
| 有形固定資産及び無形資産売却損益(リース用資産の売却を除く) | (1) | 203 | 228 |
| 有形固定資産、無形資産及びのれんの減損(関連会社及び共同支配企業ののれんを除く) | (48) | 1 | (501) |
| その他の非経常的な項目 | 15 | 16 | (180) |
| 合計 | (277) | 56 | (1,632) |
6-A. リストラクチャリング及び従業員数調整に係る費用
2024年上半期のリストラクチャリング及び従業員数調整に係る費用は、主としてフランス(マイナス86百万ユーロ)に関係するものである。これは2020年5月29日に発表された固定費削減計画に関係するものであり、従業員退職制度並びにルノーリューション・プラン・プロジェクト及びルノー・グループのデジタル・トランスフォーメーションに関するその他の費用が含まれる。
2023年6月30日及び2023年12月31日現在のリストラクチャリング及び従業員数調整に係る費用は、主にフランス(それぞれマイナス152百万ユーロ及びマイナス316百万ユーロ)に関係するものであった。
6-B. 事業又は事業体の処分損益
2024年のこれらの損益には、2024年4月の日産株式の売却損(マイナス440百万ユーロ)、2024年5月31日のホース・パワートレイン・ソリューションズS.L.U.株式の共同支配企業ホース・パワートレイン・リミテッドへの譲渡益286百万ユーロ、ルノー・日産・テクノロジー・アンド・ビジネス・センター・インディア・プライベート・リミテッド(RNTBCI)株式の日産グループへの一部売却益54百万ユーロが含まれる。
日産株式の売却損マイナス440百万ユーロには、売却した資産(簿価719百万ユーロ)の対応部分である358百万ユーロの売却価格及びマイナス79百万ユーロの為替換算調整勘定準備金が含まれている。
ホース・パワートレイン・ソリューションズS.L.U.の株式譲渡益286百万ユーロは、純資産(評価額2,900百万ユーロ)の売却価格3,500百万ユーロ及びマイナス314百万ユーロの為替換算調整勘定準備金からなる。
2023年における事業又は事業上の持分の処分による損益には、主に2023年12月の日産株式の売却によるマイナス880百万ユーロの損失と、JMEVとその子会社の連結除外に関連する処分損益60百万ユーロが含まれる。
6-C. 有形固定資産及び無形資産売却損益(リース用資産の売却を除く)
有形固定資産及び無形資産売却損益は様々な金額で構成されているが、2024年6月30日現在、すべて個別には重要性のないものである。
ルノー・グループは2023年に不動産取引を実施し、主としてフランスにおいて土地及び工業拠点の売却により228百万ユーロの利益(上半期の203百万ユーロを含む)が発生した。
6-D. 固定資産及びのれんの減損(関連会社及び共同支配企業ののれんを除く)
2024年上半期中、固定資産及びのれんの減損マイナス48百万ユーロが計上された。これは主に、未稼働の施設に関する使用権資産に関するものである。
2023年には、マイナス501百万ユーロの減損が計上された。これには車両の開発及び特定の生産資産に関するマイナス474百万ユーロが含まれる。2023年中、減損の戻入はなかった。
6-E. その他の例外的項目
2024年上半期のその他の例外的項目には、すべて個別には重要でない様々な金額が含まれる。
2023年におけるその他の例外的項目は、マイナス180百万ユーロの純費用となったが、これには主にインドにおける事業活動の再編成のためのマイナス104百万ユーロと、購入量の減少に伴う不利な契約に関連するマイナス68百万ユーロが含まれる。
注7 - 財務収益(費用)
| (単位:百万ユーロ) | 2024年上半期 | 2023年上半期 | 2023年度 |
| 総有利子負債コスト | (178) | (181) | (326) |
| 現金及び金融資産に係る収益 | 234 | 218 | 414 |
| 実質有利子負債コスト | 56 | 37 | 88 |
| 支配ないし重要な影響力の下にない企業からの受取配当金 | 2 | 1 | 1 |
| 財務運営における為替差損益 | 46 | 40 | 86 |
| 超インフレに対するエクスポージャーに係る損益(1) | (355) | (235) | (470) |
| 退職給付及びその他の長期従業員給付債務に関連する確定給付債務及び資産に係る支払利息、純額 | (22) | (22) | (42) |
| その他(2) | (112) | (81) | (190) |
| その他の財務収益及び財務費用 | (441) | (297) | (615) |
| 財務収益(費用) | (385) | (260) | (527) |
(1) 超インフレに対するエクスポージャーに係る損失は、アルゼンチンのルノー・グループ事業体に関連している。
(2) その他の項目は、主に、債権の譲渡費用、銀行手数料、割引手数料及び遅延利息で構成される。
自動車部門のネット・キャッシュ・ポジションは、事業セグメントごとの情報に表示されている(注I-D)。
注8 - 当期税金及び繰延税金
ルノーSAは、当初より、国内のみの連結納税制度によってフランスでの法人所得税額を決定することにしたため、この制度が、フランスでの課税対象となるルノーSAのグループに適用される。
ルノー・グループはまた、ドイツ、スペイン、ルーマニア、オランダ及び英国において、その他の任意の連結納税制度を適用している。
| (単位:百万ユーロ) | 2024年上半期 | 2023年上半期 | 2023年度 |
| 当期税金 | (363) | (391) | (844) |
| 繰延税金収益(費用) | 35 | 113 | 321 |
| 当期税金及び繰延税金 | (328) | (278) | (523) |
2024年6月30日現在、マイナス79百万ユーロの当期税金費用がフランス企業から、マイナス284百万ユーロが外国企業から発生した(2023年6月30日現在はそれぞれマイナス70百万ユーロ及びマイナス321百万ユーロ、2023年はマイナス266百万ユーロ及びマイナス578百万ユーロ)。2024年は、ルノー・グループの経済活動の進展に関連して、この費用は比較的安定していた。
2024年6月30日時点の実効税率は17%であった。これは2023年12月31日時点の実効税率(18%)及び2023年6月30日時点の実効税率(15%)と比較すると比較的安定している(関連会社及び共同支配企業からの利益(注11及び12)並びに日産株式の処分による利益(注3)を除いた税引前利益に基づく)。
フランスの2024年財政法は、当初OECDの国際税制改革において提案された「第2の柱」として知られる最低法人税率を導入した。これは2024年からルノーSAに適用される。
その目的は、「トップアップ税」を導入することにより、15%のグローバル最低法人税率を設定することである。
2024年6月30日現在、ルノー・グループはこの措置による追加税金費用を24百万ユーロ計上している。ルノー・グループが法人税を追加で支払わなければならない可能性のある主な国は、マルタとトルコである。
注9 - 基本的1株当たり利益及び希薄化後1株当たり利益
| (単位:千株) | 2024年上半期 | 2023年上半期 | 2023年度 |
| 発行済株式 | 295,722 | 295,722 | 295,722 |
| 自己株式 | (5,444) | (4,594) | (5,684) |
| 日産が保有するルノー株式 x 日産に対するルノーの持分 | (17,696) | (19,367) | (19,029) |
| 基本的1株当たり利益計算用株式数 | 272,582 | 271,761 | 271,009 |
基本的1株当たり利益の計算では、期中における発行済普通株式の加重平均株数、すなわち自己株式及び日産が保有するルノー株式を相殺した上での株数を用いている。
| (単位:千株) | 2024年上半期 | 2023年上半期 | 2023年度 |
| 基本的1株当たり利益計算用株式数 | 272,582 | 271,761 | 271,009 |
| 希薄化効果のあるストック・オプション、業績連動株式及びその他株式報酬 | 4,551 | 3,994 | 4,132 |
| 希薄化後の1株当たり利益計算用株式数 | 277,133 | 275,755 | 275,141 |
希薄化後の1株当たり利益の計算では、期中に社外流通する可能性のある普通株式の加重平均株数、すなわち基本的1株当たり利益の計算に用いた株数と、希薄化効果を有し、発行が条件付きである場合には報告日に履行条件を満たしている、関連プランに基づき付与されるストック・オプション数及び業績連動株式に対する権利の数の合計数を用いている。
IV - 営業資産・負債、資本
注10 - 無形資産及び有形固定資産
10-A. 無形資産及びのれん
| (単位:百万ユーロ) | 総額 | 償却及び減損 | 純額 |
| 2023年12月31日残高 | 14,933 | (10,307) | 4,626 |
| 取得(1)/(償却及び減損)(2) | 681 | (448) | 233 |
| (処分)/戻入 | (141) | 142 | 1 |
| 為替換算調整勘定 | (10) | 5 | (5) |
| 連結範囲の変更及びその他 | 105 | (7) | 98 |
| 2024年6月30日残高 | 15,568 | (10,615) | 4,953 |
(1) マインオート・グループの取得により、暫定的なのれん141百万ユーロが認識された(注3)。
(2) 無形資産に関するマイナス2百万ユーロの減損(注6-D)を含む。
10-B. 有形固定資産
| (単位:百万ユーロ) | 総額 | 減価償却及び減損 | 純額 |
| 2023年12月31日残高 | 42,020 | (29,769) | 12,251 |
| 取得(1)/(償却及び減損)(2) | 1,790 | (1,074) | 716 |
| (処分)/戻入 | (1,218) | 684 | (534) |
| 為替換算調整勘定 | (209) | 162 | (47) |
| 連結範囲の変更及びその他 | 1,538 | (335) | 1,203 |
| 2024年6月30日残高 | 43,921 | (30,332) | 13,589 |
(1) マインオート・グループ及びその子会社からのリース車両ポートフォリオの取得に対応する1,210百万ユーロを含む(注3)。
(2) 有形固定資産に関するマイナス46百万ユーロの戻入(注6-D)を含む。
10-C. 自動車専用資産(部品を含む)及び特定の企業の資産に対する減損テスト
自動車(部品を含む)の専用資産及び特定の企業の資産に対する減損テストの結果、2024年上半期は、減損が計上されなかった。2023年度の減損テストの結果、固定資産(開発、特殊工具、空きビル)に関して、無形資産に関する285百万ユーロ及び有形固定資産に関する216百万ユーロからなる501百万ユーロの減損が計上された。
10-D. 自動車部門の資金生成単位の減損テスト
ルノーの株式時価総額(発行済株式数から自己株式を差し引いた金額に基づく2024年6月30日現在の13,887百万ユーロ)は、ルノー・グループの資本の価値を下回っている。2023年12月の減損テストの結果及び2024年上半期の結果を踏まえ、2024年6月30日現在に追加のテストを行う必要はないと判断した。2023年に実施したテストについて、2024年6月30日時点で更新された税引後割引率を用いて感応度分析を行った結果、減損のリスクは示されなかった。
注11 - 日産自動車に対する投資
損益計算書及び財政状態計算書における日産に対するルノーの投資
| (単位:百万ユーロ) | 2024年上半期/ 2024年6月30日現在 | 2023年上半期/ 2023年6月30日現在 | 2023年度/ 2023年12月31日現在 |
| 連結損益計算書 | |||
| 持分法により計上される関連会社の当期純利益(損失)に対する持分 | 264 | 582 | 797 |
| 連結財政状態計算書 | |||
| 持分法により計上される関連会社に対する投資 | 14,358 | 16,780 | 15,667 |
11-A. ルノー・グループの連結財務諸表上持分法を適用している日産自動車の連結財務諸表
ルノー・グループの財務諸表上、持分法を適用している日産の財務諸表は、日本の会計基準による日産(東京証券取引所上場)の公表済連結財務諸表に、ルノー・グループに連結するための必要な修正を行なったものである。2024年6月30日現在日産が保有する自己株式は0.6%(2023年12月31日現在は0.5%)である。その結果、ルノーの日産に対する持分割合は39.1%(2023年12月31日現在は40.6%)である。
11-B. ルノー・グループの財政状態計算書に記載の日産自動車に対する投資額の変動
| 純資産に対する持分 | のれん | 合計 | |||
| (単位:百万ユーロ) | 相殺前 | ルノーに対する日産の 持分に比例する相殺(1) | 純額 | ||
| 2023年12月31日現在 | 16,022 | (907) | 15,115 | 552 | 15,667 |
| 2024年上半期 | 264 | - | 264 | - | 264 |
| 配当金分配 | (142) | - | (142) | - | (142) |
| 為替換算調整勘定 | (782) | - | (782) | (54) | (836) |
| その他の変動(2) | (580) | 34 | (546) | (49) | (595) |
| 2024年6月30日現在 | 14,782 | (873) | 13,909 | 449 | 14,358 |
(1) 日産は2002年以降、44,358千株のルノーSA株式を保有しており、これは約15%の投資に相当する。相殺は日産におけるルノーSAの保有割合に基づく。
(2) その他の変動には、年金債務に係る数理計算上の差異の変動、金融商品再評価準備金の変動及び日産の自己株式の変動、並びに日産株式99百万株の購入及び100百万株の消却による希薄化効果及び増価効果、マイナス719百万ユーロが含まれる。
11-C. ルノー・グループの連結上修正再表示された日産自動車の資本の増減
| (単位:十億円) | 2023年 12月31日現在 | 2024年 上半期純利益 | 配当金 | 為替換算 調整勘定 | その他の 変動(1) | 2024年 6月30日現在 |
| 日本の会計基準による資本に対する親会社株主の持分 | 5,634 | 130 | (56) | 311 | 64 | 6,083 |
| IFRSの準拠による修正: | ||||||
| 退職給付及びその他の 長期従業員給付債務に 対する引当金 | 66 | (17) | - | (5) | (123) | (79) |
| 開発費の資産計上 | 672 | 63 | - | 4 | - | 739 |
| 繰延税金及びその他の 修正 | (259) | (36) | - | (6) | 47 | (254) |
| IFRSの準拠による修正後 純資産 | 6,113 | 140 | (56) | 304 | (12) | 6,489 |
| ルノー・グループの基準 による修正 (2) | 50 | (34) | (4) | (21) | 15 | 6 |
| ルノー・グループの基準 による修正後純資産 | 6,163 | 106 | (60) | 283 | 3 | 6,495 |
| (単位:百万ユーロ) | ||||||
| ルノー・グループの基準 による修正後純資産 | 39,421 | 653 | (349) | (1,974) | 16 | 37,767 |
| ルノー・グループの持分割合 | 40.6% | 39.1% | ||||
| ルノーの持分(下記相殺前) | 16,022 | 264 | (142) | (782) | (580) | 14,782 |
| ルノーに対する日産の 持分の相殺(3) | (907) | 34 | (873) | |||
| 日産の純資産に対する ルノー・グループの持分 | 15,115 | 264 | (142) | (782) | (546) | 13,909 |
(1) その他の変動には、日産が受領したルノーSAの配当金の影響、年金債務に係る数理計算上の差異の変動、金融商品再評価準備金の変動及び日産の自己株式の変動が含まれる。
(2) ルノー・グループの基準による修正には、ルノー・グループに対する日産の持分(持分法による)の消去、及び歴史的には1999年から2002年の間に実施された買収に関するルノーによる固定資産の再評価が含まれている。
(3) 日産は2002年以降、ルノーにおける44,358千株のルノーSA株式を保有しており、所有持分は約15%である。相殺は日産におけるルノーSAの保有割合に基づく。
11-D. 日本の会計基準に基づく日産自動車の当期純利益
日産の会計年度は3月31日を期末日とするため、2024年上半期のルノーの連結決算に含まれる日産の当期純利益は、日産の2023年度第4四半期と2024年度第1四半期の当期純利益の合計である。
| 日産の2023年度 第4四半期 2024年1~3月 | 日産の2024年度 第1四半期 2024年4~6月 | ルノー・グループの 2024年上半期 連結財務諸表基準期間 2024年1~6月 | ||||
| 十億円 | 百万ユーロ(1) | 十億円 | 百万ユーロ(1) | 十億円 | 百万ユーロ(1) | |
| 当期純利益-日産株主持分 | 101 | 628 | 29 | 170 | 130 | 798 |
(1) 各四半期の平均為替レートで換算されている。
11-E. 株式市場におけるルノー・グループの日産自動車に対する投資の評価額
2024年6月30日現在の市場価格(1株546円)に基づき、ルノーの日産に対する投資の価値は4,832百万ユーロである(2023年12月31日現在では1株554円の価格に基づき5,744百万ユーロ)。
11-F. 日産自動車への投資の減損テスト
2024年6月30日現在、日産への投資の価値は、株式市場における価値が、ルノーの財政状態計算書における価値を66.3%下回っていた(2023年12月31日現在は63.3%)。
会計規則及び会計処理法に従い、2023年12月31日に減損テストが行われた。使用価値の算定には、税引後割引率8.32%及び永久成長率(インフレの影響を含む)1.61%を適用した。継続価値は日産の過去のデータ並びに台数及び為替に関する新たな中期予測を考慮した保守的な中長期予測と整合する収益性の見積りに基づいて算定した。
当半期中、IAS第36号により定義されるような価値の喪失を示す証拠は存在せず、トリガーとなる要因がなかったため、2024年6月30日に追加の減損テストを行う必要はないと判断した。
11-G. ルノー・グループと日産グループ間の取引
ルノー・グループと日産は、車両及び部品の開発、購買、製造並びに販売方法において共同行動を実施している。この協力は、コストを削減するシナジーにおいて反映されている。
自動車部門と日産との間の取引
ルノー・グループの自動車部門は、以下の2つのレベルで日産との取引に関与している。
工業生産:アライアンス製造工場における車両及び部品のクロスオーバー生産:
- 2024年上半期における自動車部門の日産に対する売上の総額及び自動車部門の日産からの購入総額は、それぞれ約875百万ユーロ及び638百万ユーロであった(2023年度はそれぞれ上半期の1.0十億ユーロ及び0.7十億ユーロを含む1.9十億ユーロ及び1.3十億ユーロ)。
- 2024年上半期における自動車部門の日産グループに対する債権残高は414百万ユーロであり、自動車部門の日産グループに対する債務残高は451百万ユーロである(2023年12月31日現在はそれぞれ595百万ユーロ及び396百万ユーロ)。
金融:ルノー・ファイナンスは、ルノー・グループのための活動に加えて、日産グループの金融商品取引のカウンターパーティーとして、為替及び金利のリスクヘッジを行っている。
販売金融部門と日産グループとの間の取引
ルノー・グループの販売金融部門では、日産ブランドを顧客にアピールしロイヤルティを高めるための一連の金融商品及びサービスを販売政策に組み込み、主にヨーロッパで展開している。2024年上半期にRCIバンクが計上した日産からの受取手数料及び利息の形でのサービス収益は78百万ユーロであった(2023年度は102百万ユーロで、そのうち54百万ユーロが上半期に計上された)。2024年6月30日現在の販売金融部門の日産グループに対する債権残高は67百万ユーロであり(2023年12月31日現在は176百万ユーロ)、2024年6月30日現在の債務残高は267百万ユーロである(2023年12月31日現在は176百万ユーロ)。
注12 - その他の関連会社及び共同支配企業に対する投資
ルノー・グループの財務諸表におけるその他の関連会社及び共同支配企業に対する投資の詳細は以下のとおりである。
| (単位:百万ユーロ) | 2024年上半期/ 2024年6月30日現在 | 2023年上半期/ 2023年6月30日現在 | 2023年度/ 2023年12月31日現在 |
| 連結損益計算書 | |||
| その他の関連会社及び共同支配企業の当期純利益 (損失)に対する持分 | (69) | (16) | 83 |
| 持分法が適用される関連会社 | (43) | 1 | 85 |
| 持分法が適用される共同支配企業 | (26) | (17) | (2) |
連結財政状態計算書
| その他の関連会社及び共同支配企業に対する投資 | 4,332 | 679 | 887 |
| 持分法が適用される関連会社 | 758 | 494 | 644 |
| 持分法が適用される共同支配企業(1) | 3,574 | 185 | 243 |
(1) 評価額3,150百万ユーロのホース・パワートレイン・リミテッド株式(注3)を含む。
注13 - 販売金融債権
13-A. 販売金融債権の種類別内訳
| (単位:百万ユーロ) | 2024年6月30日現在 | 2023年12月31日現在 |
| ディーラー向け債権 | 11,842 | 11,410 |
| 最終顧客向け融資 | 25,698 | 25,001 |
| リース及び類似取引 | 15,563 | 14,330 |
| 総額 | 53,103 | 50,741 |
| 減損 | (1,175) | (1,126) |
| 純額 | 51,928 | 49,615 |
13-B. 販売金融債権のリスクのレベル別内訳
2021年、販売金融部門は、先進的手法で支払能力比率を算出する国(フランス、イタリア、スペイン、ドイツ、英国及び韓国)並びに標準的手法で支払能力比率を算出する国(ブラジル及び非G7諸国)について、デフォルトの新定義に向けたコンプライアンス・プログラムを完成させた。
プロビジョニング・パラメータ(デフォルト確率、デフォルトによる損失)は、デフォルトの新定義に適用される方法(計算履歴の再構築、適応日数延滞カウンターなど)に基づいており、2022年6月以降は、すべての国についてデフォルトによる損失を月次で更新している。
| (単位:百万ユーロ) | 最終顧客向け 融資 | ディーラー向け 融資 | 2024年 6月30日現在 |
| 総額 | 41,260 | 11,843 | 53,103 |
| 健全な債権 | 36,611 | 11,638 | 48,249 |
| 当初認識から信用リスクの上昇が見られる債権 | 3,470 | 155 | 3,625 |
| 貸倒債権 | 1,179 | 50 | 1,229 |
| 貸倒債権合計の割合 | 2.9% | 0.4% | 2.3% |
| 減損 | (1,134) | (41) | (1,175) |
| 健全な債権に係る減損 | (293) | (22) | (315) |
| 当初認識から信用リスクの上昇が見られる債権に係る減損 | (184) | (1) | (185) |
| 貸倒債権に係る減損 | (657) | (18) | (675) |
| 総純額 | 40,126 | 11,802 | 51,928 |
| (単位:百万ユーロ) | 最終顧客向け 融資 | ディーラー向け 融資 | 2023年 12月31日現在 |
| 総額 | 39,331 | 11,410 | 50,741 |
| 健全な債権 | 34,797 | 11,162 | 45,959 |
| 当初認識から信用リスクの上昇が見られる債権 | 3,398 | 184 | 3,582 |
| 貸倒債権 | 1,136 | 64 | 1,200 |
| 貸倒債権合計の割合 | 2.9% | 0.6% | 2.4% |
| 減損 | (1,088) | (38) | (1,126) |
| 健全な債権に係る減損 | (277) | (17) | (294) |
| 当初認識から信用リスクの上昇が見られる債権に係る減損 | (184) | (4) | (188) |
| 貸倒債権に係る減損 | (627) | (17) | (644) |
| 総純額 | 38,243 | 11,372 | 49,615 |
注14 - 棚卸資産
| 2024年6月30日現在 | 2023年12月31日現在 | |||||
| (単位:百万ユーロ) | 総額 | 評価減 | 純額 | 総額 | 評価減 | 純額 |
| 原材料及び貯蔵品 | 2,082 | (240) | 1,842 | 1,754 | (228) | 1,526 |
| 仕掛品 | 240 | - | 240 | 248 | (2) | 246 |
| 中古車両 | 1,105 | (74) | 1,031 | 913 | (69) | 844 |
| 製品及び予備部品 | 2,838 | (148) | 2,690 | 2,458 | (150) | 2,308 |
| 合計 | 6,265 | (462) | 5,803 | 5,373 | (449) | 4,924 |
注15 - 金融資産―現金及び現金同等物
15-A.短期/長期別内訳
| 2024年6月30日現在 | 2023年12月31日現在 | |||||
| (単位:百万ユーロ) | 長期 | 短期 | 合計 | 長期 | 短期 | 合計 |
| 非支配会社への投資 | 53 | 53 | 77 | 77 | ||
| 市場性有価証券及び譲渡可能負債証券 | - | 549 | 549 | - | 500 | 500 |
| 自動車部門の金融取引に係るデリバティブ | 45 | 164 | 209 | 55 | 119 | 174 |
| 貸付金その他 | 971 | 911 | 1,882 | 563 | 605 | 1,168 |
| 金融資産合計 | 1,069 | 1,624 | 2,693 | 695 | 1,224 | 1,919 |
| 総額 | 1,120 | 1,626 | 2,746 | 733 | 1,241 | 1,974 |
| 減損 | (51) | (2) | (53) | (38) | (17) | (55) |
| 現金同等物(1) | - | 8,668 | 8,668 | - | 9,105 | 9,105 |
| 現金 | - | 12,643 | 12,643 | - | 11,572 | 11,572 |
| 現金及び現金同等物合計 | - | 21,311 | 21,311 | - | 20,677 | 20,677 |
(1) 現金同等物の主な内訳は、3ヶ月以内に満期が到来し、最低支払債権の変動のリスクが低い定期預金(合計6,026百万ユーロ(2023年12月31日現在は5,310百万ユーロ))、及び現金同等物の区分の基準を満たす「貨幣資金」の承認を有するユーロ投資ファンド(合計2,359百万ユーロ(2023年12月31日現在は3,688百万ユーロ))である。
ルノー・グループは、共同支配企業ホース・パワートレイン・リミテッドが完全所有するホース・パワートレイン・ソリューションズS.L.U.に750百万ユーロの貸付を行っており、その内訳は、2025年5月31日を返済期限とする250百万ユーロ及び2026年5月31日を返済期限とする500百万ユーロである。この融資は市場条件で行われており、ルノー・グループの純負債から控除されている(注I-D)。
15-B. ルノー・グループの使用不能現金
当グループは諸外国に流動資産を有しているが、資金の本国送金が制度上又は政治上、煩雑な国もある。そうした国では当グループの資金は、現地において工業用又は販売金融用に使用することが多い。
販売金融証券化ファンドが保有する銀行の当座預金口座の一部は、証券化債権の信用補完に用いられており、その結果、債権の貸倒の場合に担保の機能を果たしている。これら銀行の当座預金口座は、2024年6月30日現在917百万ユーロである(2023年12月31日現在は888百万ユーロ)。
注16 - 資本
16-A. 資本金
2024年6月30日現在の発行済全額払込済普通株式の総数は295,722千株で、1株の額面金額は3.81ユーロである(2023年12月31日現在と同じ)。
自己株式への配当はない。自己株式は2024年6月30日現在、ルノーの資本金の2.31%を占めている(2023年12月31日現在は1.80%)。
日産グループはその完全子会社である日産ファイナンス株式会社を通じてルノーSAの約15%を保有している。
16-B. ルノー自己株式
株主総会の決議に従って、ルノー自己株式は、ルノー・グループのマネジャー及び幹部社員に付与する業績連動株式制度及びその他の株式報酬に関する合意に割り当てる株式、並びに2022年5月に投資銀行Exaneとの間で締結した流動性契約のために購入した株式で構成されている。当該契約に基づき、ルノーSAは、BNPに25百万ユーロの預金を行い、モニタリング業務に対するExaneの年次報酬は80,000ユーロとなる。ルノーSAは、当該契約に基づき、1,697,018株を平均価格44.29ユーロで購入し、1,722,138株を平均価格44.23ユーロで売却した。
| 制度 | 流動性契約 | 2024年 6月30日現在 | 2023年 12月31日現在 | |
| 自己株式制度の総額(単位:百万ユーロ) | 288 | (1) | 287 | 212 |
| 自己株式の総数 | 6,771,162 | 46,508 | 6,817,670 | 5,324,520 |
16-C. 配当
2024年5月16日開催の定時株主総会及び臨時株主総会において、1株当たり1.85ユーロ(総額539.8百万ユーロ)の配当を行うことが決議された。2023年度は72.6百万ユーロの配当を支払った。
16-D. 業績連動株式制度及びその他株式報酬の取決め
2024年上半期中、1,873千株(初回総額59百万ユーロ)に係る業績連動株式制度プラン31が導入された。株式の権利確定期間は3年で、最低保有期間はない。
ルノー・グループは、従業員に7株の無償株式を付与することを発表した。権利確定期間は2024年度中であり、最低保有期間はない。2024年6月30日現在、これに関して11百万ユーロの費用が認識されている。
各対象者が保有する株式にかかる権利の数及びその他株式報酬の変動
| 2024年1月1日現在 未確定の権利 | 付与 | 確定した権利(1) | 期限切れの権利 及びその他の調整 | 2024年6月30日現在未確定の権利 | |
| 株式にかかる権利 | 5,207,892 | 2,012,400 | (1,381,730) | (109,621) | 5,728,941 |
(1) 業績連動株式にかかる権利は、2021年度に付与されたプラン28に基づき付与されたものである。
注17 - 引当金
17-A. 退職給付及びその他の長期従業員給付債務に対する引当金
退職給付及びその他の長期従業員給付債務に対する引当金は、2024年6月30日現在1,061百万ユーロである(2023年12月31日現在は1,208百万ユーロ)。これらの引当金は2024年上半期に147百万ユーロ減少した。2024年6月30日現在、フランスでルノー・グループの債務の評価に最も頻繁に用いられた金融割引率は3.7%(2023年12月31日現在は3.3%)であった。また、2024年上半期の昇給率は2.4%(2023年12月31日現在は2.4%)であった。
2024年上半期中、従来の枠組みが進化し、加盟企業間及び従業員の地位間の権利の調和を伴う制度変更が行われた。これには、退職手当の計算方法の変更も含まれる。
17-B. 引当金の増減
| (単位:百万ユーロ) | リストラク チャリング 引当金 | 製品保証 引当金 | その他の税務に関する訴訟及びリスクに対する引当金 | 保険業務に対する引当金(1) | 約定及びその他に対する引当金 | 合計 |
| 2023年12月31日現在 | 249 | 887 | 178 | 241 | 799 | 2,354 |
| 繰入 | 11 | 366 | 26 | 29 | 273 | 705 |
| 目的使用による引当金取崩 | (57) | (336) | (50) | (32) | (80) | (555) |
| 引当金未使用部分の戻入 | (4) | 3 | (26) | (5) | (16) | (48) |
| 連結範囲の変更に伴う増減 | - | (7) | - | - | (33) | (40) |
| 為替換算調整勘定及びその他の増減 | (7) | 10 | 3 | - | 2 | 8 |
| 2024年6月30日現在(2) | 192 | 923 | 131 | 233 | 945 | 2,424 |
(1) 販売金融部門の保険会社による技術的準備金である。
(2) 短期引当金は1,116百万ユーロ、長期引当金は1,309百万ユーロ。
ルノー又はグループ会社が関与している既知の訴訟についてはすべて毎年度末に調査を行い、法律顧問の意見を参考に、予想されるリスクに対して必要とみなされる引当金を設定している。2024年上半期において、ルノー・グループが引当金を計上した重要な新たな訴訟はなかった。偶発債務に関する情報は注21で報告する。
リストラクチャリング引当金の増加は、大部分がヨーロッパ地域で導入した従業員数調整施策(注6-A)に係るものである。
2024年6月30日現在のその他の引当金には、環境規制の適用に係る引当金188百万ユーロが含まれる(2023年12月31日現在は143百万ユーロ)。これらの引当金には、使用済み車両及びバッテリーに関する費用のほか、ヨーロッパ地域の産業用地並びにアメリカ及びユーラシア地域の工業・商業拠点に係る環境コンプライアンス費用に充当される引当金が含まれる。
注18 - 金融負債及び販売金融負債
18-A. 流動/非流動別の内訳
| (単位:百万ユーロ) | 2024年6月30日現在 | 2023年12月31日現在 | ||||
| 非流動 | 流動 | 合計 | 非流動 | 流動 | 合計 | |
| ルノーSAの永久劣後証券 | 268 | - | 268 | 258 | - | 258 |
| 社債 | 5,311 | 2,173 | 7,484 | 6,945 | 1,495 | 8,440 |
| その他の証書による債務 | - | 711 | 711 | - | 796 | 796 |
| 金融機関からの借入 | 50 | 538 | 588 | 161 | 494 | 655 |
| フランス | 50 | 267 | 317 | 160 | 243 | 403 |
| ブラジル | - | 19 | 19 | - | 32 | 32 |
| モロッコ | - | 95 | 95 | - | 130 | 130 |
| リース負債 | 457 | 102 | 559 | 461 | 94 | 555 |
| その他の金融負債(1) | 134 | 921 | 1,055 | 148 | 233 | 381 |
| 自動車部門の金融負債(デリバティブを除く) | 6,220 | 4,445 | 10,665 | 7,973 | 3,112 | 11,085 |
| 自動車部門の金融取引に係るデリバティブ | 47 | 410 | 457 | 71 | 333 | 404 |
| 自動車部門の金融負債 | 6,267 | 4,855 | 11,122 | 8,044 | 3,445 | 11,489 |
| モビリティサービス部門の金融負債(2) | 5 | 15 | 20 | 19 | 3 | 22 |
| 劣後ローン及びディアックの永久劣後証券(3) | 880 | - | 880 | 893 | - | 893 |
| 金融負債 | 7,152 | 4,870 | 12,022 | 8,956 | 3,448 | 12,404 |
| 社債 | - | 15,723 | 15,723 | - | 14,184 | 14,184 |
| その他の証書による債務 | - | 6,960 | 6,960 | - | 6,131 | 6,131 |
| 金融機関からの借入 | - | 6,007 | 6,007 | - | 4,649 | 4,649 |
| その他の有利子負債(リース負債を含む)(4) | - | 29,965 | 29,965 | - | 28,780 | 28,780 |
| 販売金融部門の債務(デリバティブを除く) | - | 58,655 | 58,655 | - | 53,744 | 53,744 |
| 販売金融部門の金融取引に係るデリバティブ | - | 300 | 300 | - | 351 | 351 |
| 販売金融負債 | - | 58,955 | 58,955 | - | 54,095 | 54,095 |
| 金融負債及び販売金融負債の総計 | 7,152 | 63,825 | 70,977 | 8,956 | 57,543 | 66,499 |
(1) 2024年6月30日現在、実質的に購入として分析されるリースに関してIAS第16号の適用により認識される金融負債は115百万ユーロである(2023年12月31日現在は121百万ユーロ)。
(2) モビリティサービス部門の金融負債(内部の資金調達を含む)は68百万ユーロである(2023年12月31日現在は55百万ユーロ)。
(3) 2024年6月30日現在の866百万ユーロのRCIバンクの劣後ローンを含む(2023年12月31日現在は865百万ユーロ)。
(4) 2024年6月30日現在、93百万ユーロに上る販売金融部門のリース負債を含む(2023年12月31日は85百万ユーロ)。
18-B. 金融取引に係る自動車部門の金融負債及びデリバティブ資産の変動
| (単位:百万ユーロ) | 2023年 12月31日 現在 | キャッシュ・ フローにおける変動 | 子会社及びその他の事業ユニットに対する支配の獲得又は喪失から生じる変動 | キャッシュ・フローに影響のない為替の 変動 | キャッシュ・フローに影響のないその他の変動 | 2024年 6月30日 現在 |
| ルノーSAの永久劣後証券 | 258 | - | - | - | 10 | 268 |
| 社債 | 8,440 | (700) | - | (237) | (19) | 7,484 |
| その他の証書による債務 | 796 | (85) | - | - | - | 711 |
| 金融機関からの借入 | 655 | (100) | (16) | (3) | 52 | 588 |
| リース負債 | 555 | (47) | (14) | (6) | 71 | 559 |
| その他の金融負債 | 381 | 422 | 277 | (15) | (10) | 1,055 |
| 自動車部門の金融負債 (デリバティブを除く) | 11,085 | (510) | 247 | (261) | 104 | 10,665 |
| 自動車部門の金融取引に係るデリバティブ | 404 | (18) | - | 59 | 12 | 457 |
| 自動車部門の金融負債 総計(A) | 11,489 | (528) | 247 | (202) | 116 | 11,122 |
| 自動車部門の金融取引に係るデリバティブ資産(B) | 174 | 38 | (1) | - | (2) | 209 |
| 連結キャッシュ・フロー計算書における自動車部門の金融負債の純増減(部門別)(注I-C)(A)-(B) | (566) | |||||
| モビリティサービス部門の金融負債 | 22 | 8 | (13) | 5 | (2) | 20 |
| 連結キャッシュ・フロー計算書における自動車部門の金融負債の純増減 | (558) |
18-C. 金融負債及び販売金融負債の変動
自動車部門の永久劣後証券の変動
ルノーSAが1983年10月及び1984年4月に発行した永久劣後証券は、パリ証券取引所に上場される永久劣後株式である。これらの証券に係る最低の年分配率は9%で、固定部分6.75%と、同一の連結体制及び方法により計算された連結売上高に基づく変動部分からなる。
永久劣後証券は、借入実効金利で予想利率を割り引いて計算した償却原価で計上されている。
永久劣後証券は、2024年6月30日現在は330.00ユーロで取引されている(2023年12月31日現在は293.00ユーロ)。2024年6月30日現在の永久劣後証券の株式市場価格に基づく金融負債は、263百万ユーロであった(2023年12月31日現在は234百万ユーロ)。
自動車部門の社債及びその他の負債の変動
2024年上半期中、700百万ユーロの社債を償還した。
販売金融部門の負債の増減
販売金融部門は、2024年上半期に債券市場で3十億ユーロ相当を発行した。ユーロ市場で3本発行し、それぞれ5年物で600百万ユーロ、3.5年物(800百万ユーロ)と7年物(700百万ユーロ)のダブル・トランシェ形式で1.5十億ユーロを発行した。また、750百万ユーロの新規Tier2劣後ローンも発行した。このローンは2024年7月9日に返済されており、2024年6月30日現在の金融負債には含まれていない。これと並行して、販売金融部門の資金源の多様化を確保するため、ポーランドの子会社が3年物の650百万PLN(150百万ユーロ)の発行を行った。
販売金融部門は、欧州中央銀行(ECB)が設定したTLTRO Ⅲプログラムを利用することができた。2021年中に2回の引き出しが行われたが、総額は1,500百万ユーロで、2024年下半期に満期となる。
TLTROの引き出しに適用される金利は、欧州中央銀行(ECB)の平均預金ファシリティ金利(DFR)に基づいて算出される。
上半期中、預金事業は1,193百万ユーロ成長した。特に定期預金は1,558百万ユーロ増加したのに対し、預金者の金利引下げ予想を反映して要求払預金は365百万ユーロ減少した。2024年6月30日現在、これらの預金の88.9%が預金保険制度の対象となっている(2023年12月31日現在は89.2%)。
販売金融部門は、一定の変動金利負債をヘッジするために、IFRS第9号に基づきヘッジ目的のデリバティブとして適格でない金利デリバティブを設定した。この営業利益は、これらのスワップの価値がマイナス10百万ユーロ低下したことにより、マイナスの影響を受けた。
モビリティサービス部門の金融負債の増減
モビリティサービス部門の金融負債は、ルノーSAが利付借入の様式で発行したグループ内融資で構成されている。
自動車部門の債権譲渡による資金調達
自動車部門の外部資金調達の一部は、ルノー・グループ外の金融機関に対するコマーシャル債権の譲渡及び販売金融部門に対するグループ内譲渡によるものである。販売金融部門はまた、自動車部門が独立系ディーラー・ネットワークに売却した棚卸資産の資金調達にも寄与している。
自動車部門が譲渡したすべての債権については、認識を中止している。
コマーシャル債権の譲渡による資金調達及び販売金融部門によるディーラー・ネットワークの資金調達の詳細は以下のとおりである。
| (単位:百万ユーロ) | 2024年6月30日 | 2023年6月30日 | 2023年12月31日 | |||
| ルノー・グループ外企業に対する | 販売金融部門に対する | ルノー・グループ外企業に対する | 販売金融部門に対する | ルノー・グループ外企業に対する | 販売金融部門に対する | |
| 自動車部門の債権譲渡 | 1,662 | 683 | 1,581 | 479 | 1,698 | 335 |
| 自動車部門の独立系ディーラーの資金調達 | - | 8,509 | - | 8,760 | - | 8,380 |
| 譲渡合計 | 1,662 | 9,192 | 1,581 | 9,239 | 1,698 | 8,715 |
2024年上半期に譲渡され認識が中止された未収税金の総額は、全額VAT債権に相当する439百万ユーロであった(2023年度はCIR債権128百万ユーロ及びVAT債権105百万ユーロ)。
自動車部門は、ディーラー向け債権を販売金融部門に譲渡している。販売金融部門に譲渡されたディーラー向け債権の合計は、主にルノー・グループに係るものである。その金額は注13-Bに記載している。
V - キャッシュ・フロー及びその他の情報
注19 - キャッシュ・フロー
19-A.その他の非資金的収益及び費用(利息・税金調整前)
| (単位:百万ユーロ) | 2024年上半期 | 2023年上半期 | 2023年度 |
| 引当金の繰入、純額 | (36) | 151 | 398 |
| 販売金融債権の貸倒による影響、純額 | 42 | 38 | (4) |
| 資産処分による(益)損、純額 | 80 | (258) | 530 |
| その他の金融商品の公正価値の変動 | 1 | 12 | 12 |
| 実質有利子負債 | (56) | (37) | (88) |
| 繰延税金 | (35) | (113) | (321) |
| 当期税金 | 363 | 391 | 844 |
| その他 | 278 | 255 | 286 |
| その他の非資金的収益及び費用(利息・税金調整前) | 637 | 439 | 1,657 |
19-B. 税引前運転資本の増減
| (単位:百万ユーロ) | 2024年上半期 | 2023年上半期 | 2023年度 |
| 棚卸資産純額の(増)減 | (1,007) | (466) | 266 |
| 債権の(増)減、純額 | 160 | (258) | 71 |
| その他の資産の(増)減 | (623) | (592) | (1,386) |
| 営業債務の増(減) | 676 | (146) | 62 |
| その他の負債の増(減) | 156 | 767 | 916 |
| 税引前運転資本の増(減) | (638) | (695) | (71) |
19-C. 資本的支出
| (単位:百万ユーロ) | 2024年上半期 | 2023年上半期 | 2023年度 |
| 無形資産の購入 | (681) | (672) | (1,365) |
| 有形固定資産の購入(1) | (896) | (581) | (1,699) |
| 当期中資産購入合計 | (1,577) | (1,253) | (3,064) |
| 支払繰延 | 4 | (105) | 114 |
| 資本的支出合計 | (1,573) | (1,358) | (2,950) |
(1) 資産計上したリース用資産及び使用権資産を除く。
注20 - 関連当事者
20-A. 取締役、幹部社員及びリーダーシップ・チームのメンバーの報酬
2024年5月15日提出のルノーの有価証券報告書、「第一部 企業情報、第5 提出会社の状況、3 コーポレート・ガバナンスの状況等、(2)役員の状況」に記載の点を除き、会社代表者の報酬及び関連給付に係る基準に関して重要な変更は行われていない。
2024年6月30日現在、リーダーシップ・チームのメンバーは18名であった。
20-B. ルノーの関連会社への資本参加
日産、ホース・パワートレイン・リミテッド及び持分法により計上されるその他の会社へのルノーの資本参加の詳細は注11、12及び15に記載している。
20-C. フランス政府及び公的企業との取引
ルノー・グループは、その事業活動の一環として、フランス政府並びにUGAP、EDF、La Poste等のような公的企業との取引を行っている。これらの取引は、通常の市場価格で行われており、2024年上半期について248百万ユーロの売上高、66百万ユーロの自動車顧客債権及び112百万ユーロの販売金融債権となっており、融資約定はなかった。
注21 - オフバランス約定債務並びに偶発資産及び偶発債務
ルノー・グループは、その事業活動の一環として一定数の約定債務を有しており、また、訴訟に関与しているか又は競争及び自動車規制当局の調査を受けている。これらの状況に起因するいかなる債務も(年金債務及びその他の従業員給付、訴訟費用等に係る債務など)引当金によりカバーされている。オフバランス約定債務及び偶発債務を構成するその他の約定債務の内訳は以下に示すとおりである(注21-A)。
ルノー・グループは顧客からの約定(預託金、担保等)も取得しており、さらに金融機関の与信枠も利用可能である(注21-B)。
21-A. オフバランス約定債務及び偶発債務
21-A1. 通常取引
ルノー・グループは以下の金額について約定債務を負っている。
| (単位:百万ユーロ) | 2024年6月30日現在 | 2023年12月31日現在 |
| 販売金融部門による差入担保資産(1) | 8,409 | 9,166 |
| 顧客に供与した与信枠(2)- 販売金融部門 | 3,345 | 3,092 |
| 販売金融部門による金融保証(3) | 247 | 279 |
| その他の金融保証(4) | 426 | 676 |
| 供給契約に関連する約定(5) | 3,461 | 3,505 |
| グリーン・エネルギー契約に関連する約定(6) | 661 | 682 |
| 投資の確定注文 | 1,296 | 1,278 |
| リース取引に係る約定債務(7) | 154 | 151 |
| その他の融資約定 | 30 | 24 |
| その他の約定(8) | 1,315 | 1,017 |
| その他の差入担保資産 | 59 | 60 |
(1) 販売金融部門による流動性準備金管理の保証としての担保資産については注21-A4に記載されている。
(2) 販売金融部門が顧客に供与した与信枠は、主に当年度末後1年未満のうちにキャッシュ・アウトフローを生じさせる。
(3) 販売金融部門による金融保証は、当年度末後5年間に247百万ユーロのキャッシュ・アウトフローを生じさせる。
(4) その他の金融保証は、主に行政に関するものである。
(5) 供給契約に関する約定には、ルノー・グループが回収及び支払のために約定を確定する場合のサプライヤーに対する最低支払債務が含まれている。
(6) これらの約定は、脱炭素化計画に関連してルノー・グループが締結したグリーン電力供給契約を含む。
(7) リース取引に係る約定債務は、締結されたが、当年度末においてはまだ効力が発生しておらず、仕掛資産として財政状態計算書に含めることができないリース、IFRS第16号の適用範囲外のリース及びIFRS第16号で規定されている会計処理が適用除外となるリースに関連する約定債務で構成される(注2)。
(8) その他の約定は、ソフトウェア定義自動車向けデジタル・アーキテクチャの設計、生産に向けた新たなパートナーシップの一環として締結された契約における約定、ルノー・グループのデジタル化の加速に関する約定、及び株式引受に関する約定を含む。
複数年にわたる供給約定は、2024年度末から11年間にわたってキャッシュ・アウトフローを増加させる。1年以内の支払債務の最大額は、2024年6月30日現在388百万ユーロ(2023年12月31日現在は1年以内に244百万ユーロ)である。2024年6月30日現在の取消不能の約定は、基本的に原材料及び電気自動車向けバッテリーの供給を確保するために行われたものである。
21-A2. 偶発債務
ルノー・グループ各社は、事業を行う各国で定期的に税務調査を受けている。税調整額として認められた金額は引当金として財務諸表に計上される。異議申立中の税調整額についても、手続又は上訴につき有利に決着しない場合のリスクを考慮の上で状況に応じて計上している。税金負債は、税金の算定に関する不確実性が存在する場合、引当金として計上している。
2019年12月19日、ルノーsasは、2016年の移転価格の税額再評価について、時効期間を中断させる効果のある通知を受領し、また2021年6月24日には、2017年及び2018年についての追加通知を受領した。2022年12月21日、フランスの税務当局は、2019年から2020年までの期間を対象とする追加調査に関する2019年度の税額再評価案を発行した。これもまた2019年から2020年までの期間を対象とする関連する時効期間を中断させる効果がある。2023年7月、フランスの税務当局は、2019年から2020年までの期間を対象とする追加調査に関する2020年度の税額再評価案を発行した。ルノー・グループは、これらの通知のうち最も重要な金額に異議を申し立てており、本件に関連して、2024年6月30日(及び2023年12月31日)現在の財務諸表には引当金を計上していない。
RESA(ルノー・エスパニャSA)は、2020年の終わり頃、2013年から2016年に関する213百万ユーロの移転価格の税額再評価について通知を受け、2023年6月には、2017年と2019年に関する84百万ユーロの移転価格の税額再評価について通知を受けた。ルノー・グループは、訴訟で勝利する可能性が高いと考えているため、これらの通知に関連する引当金は計上されていない。2021年には、フランス及びスペイン間の円満な和解に向けた手続が開始された。スペインの税務当局に297百万ユーロの預け金が支払われ、長期金融資産で認識された。
ルノー・グループによる子会社や事業の売却には、通常、売却先企業に対する表明保証が伴う。2024年6月30日現在、ルノー・グループはこれらの取引に関連する重要なリスクを認識していない。
ルノー・グループ各社は、事業を行う各国で定期的に当局による調査を受けている。その財務上の帰結を受け入れる場合、それらは引当金として財務諸表において認識される。異議申立がなされている場合、手続又は上訴につき有利に決着しない場合のリスクを考慮した見積額に基づき状況に応じて認識される。
2024年6月30日現在、競争及び自動車規制当局により進められている主な調査は、違法な契約及びヨーロッパにおける自動車排出ガスレベルに関係するものである。
フランスで継続中の「排出ガス」問題において、パリ検察庁の要請により2017年1月12日に正式な法的調査が開始されており、ルノーsasは2021年6月8日に正式に不正に関する調査を受けた。
2021年7月、ルノー・グループは、訴訟期間中の出頭を保証し、一切の損害賠償金及び罰金の支払いを補填するために、20百万ユーロ(貸借対照表に含まれる)の保証金を支払った。また、2021年10月8日には、特定された不利益に対する賠償を補填するために、60百万ユーロの銀行保証を発行した。ルノー・グループは、違反を犯したことを否認している。ルノー・グループの車両はすべて、常に適用される法律と規制に基づいて型式認証を受けている。これら進行中の訴訟における次の段階の潜在的な結果は、現段階では信頼性をもって見積ることができず、また、2024年6月30日現在(並びに2023年及び2022年の12月31日現在)、本件に関する引当金は計上されていない。
ルノー・グループの販売台数は、主に欧州連合、英国、韓国、ブラジル及びインドにおいて、CO2排出量の規制の対象となっている。
2020年、2021年及び2022年、アライアンスのメンバーであるルノー、日産及び三菱自動車の3社は、欧州連合のCAFE(企業平均燃費)目標をプールする協定に署名した。関係当局に支払う潜在的なコンプライアンス違反の罰金は、アライアンスの自動車メーカー3社で形成されたグループの水準で決定される。ルノーは、2024年6月30日現在(及び2023年12月31日現在)において、欧州CAFE規制に関する引当金を計上していない。
韓国では、2024年のCAFEの罰金に対して、2百万ユーロ(2023年は4百万ユーロ)の引当金が計上され、2019年から2024年までの引当金合計は47百万ユーロに増加した。
また、ルノー・グループ各社は、主に土壌及び地下水の汚染に関して適用される規制に従う。これらの規制は所在国によって様々である。関連する環境負債の一部は潜在的であり、活動が停止されるか事業所が閉鎖された場合にのみ会計上認識される。債務の額を、確度をもって決定することもまた難しい。引当金は期末における法的又はみなし債務に相当する負債にのみ計上され、合理的な確実性をもって見積もられる。
ルノー・グループは、リサイクル取引の実務的な組織が定義された時点で、規制要件に基づく製品リサイクルに関する規定を設けている。フランスでは、廃棄物の削減と循環型経済の推進を目的として2020年2月10日に可決された「AGEC」法により、廃棄物管理に関する産業事業者の法的責任が拡大された。ルノー・グループは、フランスの道路上の自社ブランド車のリサイクル義務をすべて満たすために、使用済み車両(ELV)管理のための個別システムの運営を認定されている。これらの車両をフランス本土で回収する費用を賄うための引当金は計上されていない。現地の特殊事情(例えば、インフラがなかったり、使用済み車両が不完全な可能性があったりする)に対応してこのようなリサイクル資金を提供しなければならない海外のフランスの領土については、この義務に関して21百万ユーロの引当金が計上されている。その他の地域については、この義務負担を評価するための検討が現在進行中である。
2022年3月15日、欧州委員会は、いくつかのEU加盟国に所在し、自動車セクターで活動する企業や団体の敷地において調査を実施した。これと並行して、欧州委員会は、自動車セクターで活動するいくつかの企業に正式な情報請求を送付している。本調査は、使用済みの自動車及びバン(ELV)の回収、処理、再生に関する反競争的共謀の可能性に関するものであり、特に(ⅰ)ELVの回収・処理・再生業者の報酬、及び(ⅱ)ELVのリサイクル可能性又は再生可能性に関するデータの広告物への使用に関するものである。
ルノーは、2022年3月15日に訪問を受けた企業の一つである。これと並行して、ルノーは、同様の行為について調査している英国競争・市場庁(CMA)から情報提供の要請を受けている。ルノーは、欧州委員会及びCMAからの情報提供の要請に対応している。
進行中の調査の潜在的影響は現段階では信頼性をもって見積ることができず、2024年6月30日現在、本件に関連する引当金は計上されていない。
英国では、金融行為規制機構が2021年に自動車金融の一定の手数料モデルを禁止し、これが仲介業者に消費者関連費用の増額を促した。この禁止の前に締結された手数料請求契約に関連して、顧客からの苦情がいくつか申し立てられた。2024年1月11日、金融行為規制機構は、複数の金融機関の自動車金融販売・手数料契約を精査すると発表した。また、広範な不正行為の証拠を発見した場合には、消費者が適切な補償を受けることを確保すると発表した。これらの手続による財政的影響は現段階では信頼性をもって見積ることができず、2024年6月30日現在、引当金は計上されていない。
21-A3. 株式購入約定
ルノー・グループが少数株主に対して、完全連結会社へのその投資分を売却するためにプットオプションを付与する場合、かかるオプションに相当する負債が計上され、資本-非支配株主持分は減少する。
ルノー・グループが少数株主に付与したプットオプションは、バンコ・RCI・ブラジルS.A.、ロンボ・コンパニア・フィナンシェラ、RCI・コロンビアS.A.及びRCI・ファイナンシャル・サービシーズs.r.o.に関するものである。財務諸表への影響については、2023年度連結財務諸表の注記18-Hで説明している。
トルコのオヤックとの間で2018年度にパートナーシップ契約が締結されたが、その契約は、一定の条件に従うことを条件として、ルノーsasに対してオヤックが有するオヤック・ルノー株式を購入する権利(コール)及びルノーSASが有するマイス(MAIS)株式を売却する権利(プット)を与え、また、オヤックに対してオヤックが有するオヤック・ルノー株式を売却する権利(プット)及びルノーsasが有するマイス(MAIS)株式を購入する権利(コール)を与える非支配投資についての完全に対称的なプットオプション及びコールオプションを含む。このプットオプションの行使価格は、行使された場合、行使日に指名される3名の独立した専門家により決定される。この契約の分析によって、ルノー・グループが拒否できずにオヤックがプットオプションを行使することにつながり得るようなルノー・グループが管理できない状況は特定されなかった。従って、2024年6月30日(及び2023年12月31日)現在、これらのオプションに関連して負債は認識されていない。
21-A4. 流動性準備金管理の保証としての担保資産
販売金融部門は、流動性準備金管理のため、欧州中央銀行(ECB)及びイングランド銀行(BOE)の金融政策オペレーションを利用することができる。欧州中央銀行の金融政策オペレーションの恩恵を受けるため、販売金融部門は、2024年6月現在、フランス銀行に対し(フランスの中央担保管理システムである3G(Gestion Globale des Garanties、保証のグローバル管理)システムに基づき)帳簿価額7,441百万ユーロの資産の形で担保を差し入れている(2023年12月31日現在は8,252百万ユーロ)。かかる資産の内訳は、証券化商品発行ビークルの株式6,590百万ユーロ及び販売金融債権851百万ユーロ(2023年12月31日現在は証券化商品発行ビークルの株式7,072百万ユーロ及び販売金融債権1,180百万ユーロ)である。これらの担保に対してフランス銀行により提供された資金は2024年6月現在2,600百万ユーロ(2023年12月31日現在は1,850百万ユーロ)に達した。イングランド銀行の金融政策オペレーションの恩恵を受けるため、販売金融部門は、イングランド銀行(中小企業のためのターム・ファンディング・スキーム)に対し、自己保有証券化プログラムと社債からなる帳簿価額819百万ポンド(968百万ユーロ)の資産の形で担保を差し入れている。これらの担保に対してイングランド銀行から受けた資金は2024年6月30日現在484百万ユーロに達した。フランス銀行及びイングランド銀行に対して担保として提供された資産はすべて、引き続き貸借対照表に計上されている。
21-B. ルノー・グループが取得しているオフバランス約定及び偶発資産
| (単位:百万ユーロ) | 2024年6月30日現在 | 2023年12月31日現在 |
| 販売金融部門が取得している買戻し約定(1) | 10,795 | 9,723 |
| 取得している金融保証 | 4,012 | 3,871 |
| 販売金融部門を含む(2) | 3,444 | 3,593 |
| 担保受入資産 | 2,666 | 2,822 |
| 販売金融部門を含む(2) | 2,604 | 2,757 |
| 取得しているその他の約定(3) | 1,126 | 98 |
(1) 日産及びその他の企業がリース満了時にリース用車両を買い戻すためにディーラーシップの売却に対して販売金融部門が取得している約定。
(2) 販売金融部門は、新車や中古車の販売金融業務において、2024年6月30日現在顧客から3,444百万ユーロの金融保証及び2,604百万ユーロの顧客による差入担保資産を取得している(2023年12月31日現在はそれぞれ3,593百万ユーロ及び2,757百万ユーロ)。
(3) これらの金額には、2024年6月30日現在、付与されているが未だ受領されていない合計750百万ユーロの融資(注18-C)が含まれる。
確定与信枠に関して取得しているオフバランス約定及び社債発行については注18に記載のとおりである。
取得している約定 - 株式購入オプション
ルノー・グループによるルノー・ロシア及びアフトワズ・グループの持分売却に関する契約は、2022年5月15日に締結されたが、これによりルノー・グループは、2024年、2026年及び2028年の5月15日から90日間(計3回)行使可能な、ラーダ・オート・ホールディング(アフトワズの親会社)の持分を買い戻すオプションを取得している。当該オプションの行使価額は1ルーブルであり、さらにルノー・グループによるアフトワズへの4年間にわたる現金拠出を行う旨の約定も含まれており、その金額は、ロシア政府から受領した払戻不能の助成金、アフトワズの資産及び/又は資本金に対する現金拠出、並びにルノーがアフトワズの持分を売却した日から払い戻しオプションを行使する日までにIFRSに基づき算定されたアフトワズ・グループの累積利益の総額を参考にルノー・グループの裁量により決定される。
当該拠出の金額は、ルノー・グループが取得した所有持分(51%から67.69%の間)を決定する。400百万ユーロの拠出が、ルノー・グループに51%の持分を自動的にもたらすことになる。
2024年6月30日(及び2023年12月31日)現在、当該オプションに相当するデリバティブの価値はゼロである。
ルノー・グループは、ベルコールに対して、同社の支配を獲得することなく、同社の将来的な増資を引き受けることができるオプションを保有している。
ルノー・グループにかかるオプションを行使する意図はなく、かかる約定に関連して負債は認識されていない。
注22 - 後発事象
2024年6月30日以降、重要な事象は発生していない。
2023年要約中間連結財務諸表
連結損益計算書
| 注 | 2023年上半期 | 2022年上半期(1) | 2022年度(1) | |||||
| 百万 ユーロ | 億円 | 百万 ユーロ | 億円 | 百万 ユーロ | 億円 | |||
| 売上高 | 4 | 26,849 | 45,316 | 21,089 | 35,594 | 46,328 | 78,192 | |
| 製品及びサービス売上原価 | (21,337) | (36,013) | (16,737) | (28,249) | (37,111) | (62,636) | ||
| 研究開発費 | 5 | (1,129) | (1,906) | (1,147) | (1,936) | (2,125) | (3,587) | |
| 販売費及び一般管理費 | (2,343) | (3,955) | (2,233) | (3,769) | (4,522) | (7,632) | ||
| その他の営業利益及び営業費用 | 6 | 56 | 95 | (49) | (83) | (379) | (640) | |
| その他の営業利益 | 309 | 522 | 154 | 260 | 425 | 717 | ||
| その他の営業費用 | (253) | (427) | (203) | (343) | (804) | (1,357) | ||
| 営業利益(損失) | 2,096 | 3,538 | 923 | 1,558 | 2,191 | 3,698 | ||
| 実質有利子負債コスト | 37 | 62 | (124) | (209) | (181) | (305) | ||
| 総有利子負債コスト | (181) | (305) | (164) | (277) | (349) | (589) | ||
| 現金及び金融資産に係る収益 | 218 | 368 | 40 | 68 | 168 | 284 | ||
| その他の財務収益及び財務費用 | (297) | (501) | (112) | (189) | (305) | (515) | ||
| 財務収益(費用) | 7 | (260) | (439) | (236) | (398) | (486) | (820) | |
| 関連会社及び共同支配企業の 当期純利益(損失)に対する持分 | 566 | 955 | 214 | 361 | 423 | 714 | ||
| 日産 | 11 | 582 | 982 | 325 | 549 | 526 | 888 | |
| その他の関連会社及び共同支配企業 | 12 | (16) | (27) | (111) | (187) | (103) | (174) | |
| 税引前利益 | 2,402 | 4,054 | 901 | 1,521 | 2,128 | 3,592 | ||
| 当期税金及び繰延税金 | 8 | (278) | (469) | (254) | (429) | (524) | (884) | |
| 継続事業からの当期純利益 | 2,124 | 3,585 | 647 | 1,092 | 1,604 | 2,707 | ||
| 継続事業からの当期純利益-親会社株主持分 | 2,093 | 3,533 | 624 | 1,053 | 1,634 | 2,758 | ||
| 継続事業からの当期純利益-非支配株主持分 | 31 | 52 | 23 | 39 | (30) | (51) | ||
| 非継続事業からの当期純利益 | 3 | - | - | (2,323) | (3,921) | (2,320) | (3,916) | |
| 非継続事業からの当期純利益-親会社株主持分 | - | - | (1,991) | (3,360) | (1,988) | (3,355) | ||
| 非継続事業からの当期純利益-非支配株主持分 | - | - | (332) | (560) | (332) | (560) | ||
| 当期純利益 | 2,124 | 3,585 | (1,676) | (2,829) | (716) | (1,208) | ||
| 当期純利益-親会社株主持分 | 2,093 | 3,533 | (1,367) | (2,307) | (354) | (597) | ||
| 当期純利益-非支配株主持分 | 31 | 52 | (309) | (522) | (362) | (611) | ||
| 基本的1株当たり利益(2) (単位:ユーロ/円) | 7.70 | 1,300 | (5.01) | (846) | (1.30) | (219) | ||
| 継続事業の基本的1株当たり利益親会社株主持分 | 7.70 | 1,300 | 2.29 | 387 | 6.01 | 1,014 | ||
| 非継続事業の基本的1株当たり利益-親会社株主持分 | - | - | (7.30) | (1,232) | (7.31) | (1,234) | ||
| 希薄化後1株当たり利益(2) (単位:ユーロ/円) | 7.59 | 1,281 | (5.01) | (846) | (1.30) | (219) | ||
| 継続事業の希薄化後1株当たり利益-親会社株主持分 | 7.59 | 1,281 | 2.29 | 387 | 6.01 | 1,014 | ||
| 非継続事業の希薄化後1株当たり利益-親会社株主持分 | - | - | (7.30) | (1,232) | (7.31) | (1,234) | ||
| 社外流通株式数(単位:千株) | ||||||||
| 基本的1株当たり利益計算用 | 9 | 271,761 | 271,761 | 272,619 | 272,619 | 272,097 | 272,097 | |
| 希薄化後1株当たり利益計算用 | 9 | 275,755 | 275,755 | 274,308 | 274,308 | 274,251 | 274,251 | |
(1) 2022年の数値には、2023年のIFRS第17号「保険契約」の初度適用後の修正再表示が含まれる(注2-A)。
(2) 2022年に非継続事業から損益に再分類された項目には、売却済みのロシア法人の為替換算調整勘定の損益への再分類が含まれる(注3-C)。
連結包括利益計算書
| 2023年上半期 | 2022年上半期(1) | 2022年度(1) | |||||||||||||||||
| 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | ||||||||||||||
| 税引 前 | 税効 果 | 税引 後 | 税引 前 | 税効 果 | 税引 後 | 税引 前 | 税効 果 | 税引 後 | 税引 前 | 税効 果 | 税引 後 | 税引 前 | 税効 果 | 税引 後 | 税引 前 | 税効 果 | 税引 後 | ||
| 当期純利益 | 2,402 | (278) | 2,124 | 4,054 | (469) | 3,585 | (1,422) | (254) | (1,676) | (2,400) | (429) | (2,829) | (192) | (524) | (716) | (324) | (884) | (1,208) | |
| 親会社及び子会社からのその他の包括利益項目 | |||||||||||||||||||
| 次年度以降において損益に再分類されない項目 | (14) | (53) | (67) | (24) | (89) | (113) | 326 | (18) | 308 | 550 | (30) | 520 | 320 | 31 | 351 | 540 | 52 | 592 | |
| 確定給付型年金制度に係る数理計算上の差異 | (14) | (53) | (67) | (24) | (89) | (113) | 326 | (18) | 308 | 550 | (30) | 520 | 320 | 31 | 351 | 540 | 52 | 592 | |
| 資本を通じて公正価値で測定される資本性金融商品 | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | |
| 次年度以降において損益に再分類された又は再分類される項目 | (49) | 66 | 17 | (83) | 111 | 29 | 872 | (41) | 831 | 1,472 | (69) | 1,403 | 878 | (73) | 805 | 1,482 | (123) | 1,359 | |
| 在外事業に係る為替換算調整勘定 | 53 | - | 53 | 89 | - | 89 | 94 | - | 94 | 159 | - | 159 | (10) | - | (10) | (17) | - | (17) | |
| 超インフレ経済下の在外事業に係る為替換算調整勘定 | (7) | - | (7) | (12) | - | (12) | 73 | - | 73 | 123 | - | 123 | 71 | - | 71 | 120 | - | 120 | |
| 日産に対する投資の部分的ヘッジ | 149 | - | 149 | 251 | - | 251 | 7 | - | 7 | 12 | - | 12 | (25) | - | (25) | (42) | - | (42) | |
| キャッシュ・フロー・ヘッジ商品の公正価値の調整 | (245) | 66 | (179) | (414) | 111 | (302) | 177 | (44) | 133 | 299 | (74) | 224 | 327 | (77) | 250 | 552 | (130) | 422 | |
| 資本を通じて公正価値で測定される負債証券 | 1 | - | 1 | 2 | - | 2 | (7) | 3 | (4) | (12) | 5 | (7) | (13) | 4 | (9) | (22) | 7 | (15) | |
| 非継続事業から損益に再分類された項目(2) | - | - | - | - | - | - | 528 | - | 528 | 891 | - | 891 | 528 | - | 528 | 891 | - | 891 | |
| 親会社及び子会社からのその他の包括利益項目合計(A) | (63) | 13 | (50) | (106) | 22 | (84) | 1,198 | (59) | 1,139 | 2,022 | (100) | 1,922 | 1,198 | (42) | 1,156 | 2,022 | (71) | 1,951 | |
| 関連会社及び共同支配企業のその他の包括利益項目に対する持分 | |||||||||||||||||||
| 次年度以降において損益に再分類されない項目 | 50 | - | 50 | 84 | - | 84 | 117 | - | 117 | 197 | - | 197 | 196 | - | 196 | 331 | - | 331 | |
| 確定給付型年金制度に係る数理計算上の差異 | 55 | - | 55 | 93 | - | 93 | 110 | - | 110 | 186 | - | 186 | 193 | - | 193 | 326 | - | 326 | |
| その他 | (5) | - | (5) | (8) | - | (8) | 7 | - | 7 | 12 | - | 12 | 3 | - | 3 | 5 | - | 5 | |
| 次年度以降において損益に再分類された又は再分類される項目 | (1,238) | - | (1,238) | (2,089) | - | (2,089) | 284 | - | 284 | 479 | - | 479 | 710 | - | 710 | 1,198 | - | 1,198 | |
| 在外事業に係る為替換算調整勘定 | (1,239) | - | (1,239) | (2,091) | - | (2,091) | 429 | - | 429 | 724 | - | 724 | 755 | - | 755 | 1,274 | - | 1,274 | |
| その他 | 1 | - | 1 | 2 | - | 2 | (145) | - | (145) | (245) | - | (245) | (45) | - | (45) | (76) | - | (76) | |
| 関連会社及び共同支配企業におけるその他の包括利益項目合計(B) | (1,188) | - | (1,188) | (2,005) | - | (2,005) | 401 | - | 401 | 677 | - | 677 | 906 | - | 906 | 1,529 | - | 1,529 | |
| その他の包括利益項目(A)+(B) | (1,251) | 13 | (1,238) | (2,111) | 22 | (2,089) | 1,599 | (59) | 1,540 | 2,699 | (100) | 2,599 | 2,104 | (42) | 2,062 | 3,551 | (71) | 3,480 | |
| 包括利益 | 1,151 | (265) | 886 | 1,943 | (447) | 1,495 | 177 | (313) | (136) | 299 | (528) | (230) | 1,912 | (566) | 1,346 | 3,227 | (955) | 2,272 | |
| 親会社株主持分 | 882 | 1,489 | 103 | 174 | 1,654 | 2,792 | |||||||||||||
| 非支配株主持分 | 4 | 7 | (239) | (403) | (308) | (520) | |||||||||||||
(1) 2022年の数値には、2023年のIFRS第17号「保険契約」の初度適用後の修正再表示が含まれる(注2-A)。
(2) 2022年に非継続事業から損益に再分類された項目には、売却済みのロシア法人の為替換算調整勘定の損益への再分類が含まれる(注記3-C)。
連結財政状態計算書
| 資産 | 注 | 2023年6月30日現在 | 2022年12月31日現在(1) | |||
| 百万 ユーロ | 億円 | 百万 ユーロ | 億円 | |||
| 非流動資産 | ||||||
| 無形資産及びのれん | 10-A | 4,741 | 8,002 | 4,700 | 7,933 | |
| 有形固定資産 | 10-B | 11,709 | 19,762 | 11,705 | 19,756 | |
| 関連会社及び共同支配企業に対する投資 | 17,459 | 29,467 | 18,210 | 30,735 | ||
| 日産 | 11 | 16,780 | 28,321 | 17,487 | 29,515 | |
| その他の関連会社及び共同支配企業 | 12 | 679 | 1,146 | 723 | 1,220 | |
| 長期金融資産 | 15 | 507 | 856 | 413 | 697 | |
| 繰延税金資産 | 637 | 1,075 | 593 | 1,001 | ||
| その他の非流動資産 | 757 | 1,278 | 911 | 1,538 | ||
| 非流動資産合計 | 35,810 | 60,440 | 36,532 | 61,659 | ||
| 流動資産 | ||||||
| 棚卸資産 | 14 | 5,669 | 9,568 | 5,213 | 8,799 | |
| 販売金融債権 | 47,901 | 80,847 | 44,247 | 74,680 | ||
| 自動車顧客債権 | 1,274 | 2,150 | 998 | 1,684 | ||
| 短期金融資産 | 15 | 1,505 | 2,540 | 1,416 | 2,390 | |
| 未収還付税金 | 206 | 348 | 154 | 260 | ||
| その他の流動資産 | 4,547 | 7,674 | 4,097 | 6,915 | ||
| 現金及び現金同等物 | 15 | 18,944 | 31,974 | 21,774 | 36,750 | |
| 売却目的で保有する資産 | 3 | 4,051 | 6,837 | 3,861 | 6,517 | |
| 流動資産合計 | 84,097 | 141,939 | 81,760 | 137,995 | ||
| 資産合計 | 119,907 | 202,379 | 118,292 | 199,653 | ||
| 資本及び負債 | 注 | 2023年6月30日現在 | 2022年12月31日現在(1) | |||
| 百万 ユーロ | 億円 | 百万 ユーロ | 億円 | |||
| 資本 | ||||||
| 資本金 | 1,127 | 1,902 | 1,127 | 1,902 | ||
| 資本剰余金 | 3,785 | 6,388 | 3,785 | 6,388 | ||
| 自己株式 | (257) | (434) | (208) | (351) | ||
| 金融商品再評価額 | 31 | 52 | 208 | 351 | ||
| 為替換算調整勘定 | (3,163) | (5,339) | (2,146) | (3,622) | ||
| その他の剰余金 | 26,037 | 43,945 | 26,537 | 44,789 | ||
| 当期純利益-親会社株主持分 | 2,093 | 3,533 | (354) | (597) | ||
| 資本-親会社株主持分 | 29,653 | 50,048 | 28,949 | 48,860 | ||
| 資本-非支配株主持分 | 680 | 1,148 | 741 | 1,251 | ||
| 資本合計 | 16 | 30,333 | 51,196 | 29,690 | 50,111 | |
| 非流動負債 | ||||||
| 繰延税金負債 | 1,021 | 1,723 | 1,102 | 1,860 | ||
| 退職給付及びその他の長期従業員給付債務に対する引当金―長期 | 17-A | 1,038 | 1,752 | 1,029 | 1,737 | |
| その他の引当金―長期 | 17-B | 1,204 | 2,032 | 1,082 | 1,826 | |
| 長期金融負債 | 18 | 9,826 | 16,584 | 10,738 | 18,124 | |
| 不確実な税金負債に対する引当金―長期 | 238 | 402 | 234 | 395 | ||
| その他の非流動負債 | 1,230 | 2,076 | 1,372 | 2,316 | ||
| 非流動負債合計 | 14,557 | 24,569 | 15,557 | 26,257 | ||
| 流動負債 | ||||||
| 退職給付及びその他の長期従業員給付債務に対する引当金―短期 | 17-A | 30 | 51 | 45 | 76 | |
| その他の引当金―短期 | 17-B | 1,117 | 1,885 | 1,087 | 1,835 | |
| 短期金融負債 | 18 | 3,277 | 5,531 | 4,605 | 7,772 | |
| 販売金融負債 | 18 | 51,580 | 87,057 | 48,999 | 82,701 | |
| 営業債務 | 8,166 | 13,783 | 8,405 | 14,186 | ||
| 未払税金 | 393 | 663 | 312 | 527 | ||
| 不確実な税金負債に対する引当金―短期 | 20 | 34 | 21 | 35 | ||
| その他の流動負債 | 9,635 | 16,262 | 8,698 | 14,680 | ||
| 売却目的で保有する資産に関連する負債 | 3 | 799 | 1,349 | 873 | 1,473 | |
| 流動負債合計 | 75,017 | 126,614 | 73,045 | 123,285 | ||
| 資本及び負債合計 | 119,907 | 202,379 | 118,292 | 199,653 | ||
(1) 2022年の数値には、2023年のIFRS第17号「保険契約」の初度適用後の修正再表示が含まれる(注2-A)
連結持分変動計算書
| 株数 | 資本金 | 資本剰余金 | 自己株式 | 金融商品再評価額 | 為替換算調整勘定 | その他の剰余金(2) | 当期純利益(親会社株主持分) | 資本(親会社株主持分) | 資本(非支配株主持分) | 資本合計 | ||||||||||||
| 千株 | 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | ||
| 2021年12月31日現在残高 | 295,722 | 1,127 | 1,902 | 3,785 | 6,388 | (237) | (400) | 5 | 8 | (3,407) | (5,750) | 25,159 | 42,463 | 888 | 1,499 | 27,320 | 46,111 | 574 | 969 | 27,894 | 47,079 | |
| IFRS第17号への移行-期首調整(1) | 167 | 282 | 167 | 282 | - | - | 167 | 282 | ||||||||||||||
| 調整済2021年12月31日現在残高 | 295,722 | 1,127 | 1,902 | 3,785 | 6,388 | (237) | (400) | 5 | 8 | (3,407) | (5,750) | 25,326 | 42,745 | 888 | 1,499 | 27,487 | 46,393 | 574 | 969 | 28,061 | 47,361 | |
| 調整済2022年上半期純利益 | (1,367) | (2,307) | (1,367) | (2,307) | (309) | (522) | (1,676) | (2,829) | ||||||||||||||
| 調整済その他の包括利益項目 | (10) | (17) | 1,060 | 1,789 | 420 | 709 | 1,470 | 2,481 | 70 | 118 | 1,540 | 2,599 | ||||||||||
| 調整済2022年上半期包括利益 | - | - | - | - | - | - | - | (10) | (17) | 1,060 | 1,789 | 420 | 709 | (1,367) | (2,307) | 103 | 174 | (239) | (403) | (136) | (230) | |
| 2021年度利益処分 | 888 | 1,499 | (888) | (1,499) | - | - | - | - | ||||||||||||||
| 配当金 | - | - | (41) | (69) | (41) | (69) | ||||||||||||||||
| 自己株式の(取得)/処分及び増資による影響額 | 54 | 91 | 54 | 91 | 54 | 91 | ||||||||||||||||
| 所有持分の増減 | (28) | (47) | (28) | (47) | 238 | 402 | 210 | 354 | ||||||||||||||
| 株式報酬費用等 | - | - | (60) | (101) | (60) | (101) | (60) | (101) | ||||||||||||||
| 調整済2022年6月30日現在残高 | 295,722 | 1,127 | 1,902 | 3,785 | 6,388 | (183) | (309) | (5) | (8) | (2,347) | (3,961) | 26,546 | 44,804 | (1,367) | (2,307) | 27,556 | 46,509 | 532 | 898 | 28,088 | 47,407 | |
| 調整済2022年下半期純利益 | 1,013 | 1,710 | 1,013 | 1,710 | (53) | (89) | 960 | 1,620 | ||||||||||||||
| 調整済その他の包括利益項目 | 213 | 360 | 188 | 317 | 137 | 231 | 538 | 908 | (16) | (27) | 522 | 881 | ||||||||||
| 調整済2022年下半期包括利益 | 213 | 360 | 188 | 317 | 137 | 231 | 1,013 | 1,710 | 1,551 | 2,618 | (69) | (116) | 1,482 | 2,501 | ||||||||
| 配当金 | - | - | - | - | - | - | ||||||||||||||||
| 自己株式の(取得)/処分及び増資による影響額 | (25) | (42) | (25) | (42) | (25) | (42) | ||||||||||||||||
| 所有持分の増減 | 13 | 22 | (150) | (253) | (137) | (231) | 278 | 469 | 141 | 238 | ||||||||||||
| 株式報酬費用等 | - | - | 4 | 7 | 4 | 7 | - | - | 4 | 7 | ||||||||||||
| 調整済2022年12月31日現在残高 | 295,722 | 1,127 | 1,902 | 3,785 | 6,388 | (208) | (351) | 208 | 351 | (2,146) | (3,622) | 26,537 | 44,789 | (354) | (597) | 28,949 | 48,860 | 741 | 1,251 | 29,690 | 50,111 | |
| 2023年上半期純利益 | 2,093 | 3,533 | 2,093 | 3,533 | 31 | 52 | 2,124 | 3,585 | ||||||||||||||
| その他の包括利益項目 | (177) | (299) | (1,017) | (1,716) | (17) | (29) | (1,211) | (2,044) | (27) | (46) | (1,238) | (2,089) | ||||||||||
| 2023年上半期包括利益 | - | - | - | - | - | - | (177) | (299) | (1,017) | (1,716) | (17) | (29) | 2,093 | 3,533 | 882 | 1,489 | 4 | 7 | 886 | 1,495 | ||
| 2022年度利益処分 | (354) | (597) | 354 | 597 | - | - | - | - | ||||||||||||||
| 配当金 | (68) | (115) | (68) | (115) | (92) | (155) | (160) | (270) | ||||||||||||||
| 自己株式の(取得)/処分及び増資による影響額 | (49) | (83) | (49) | (83) | (49) | (83) | ||||||||||||||||
| 所有持分の増減 | - | - | 1 | 2 | - | - | 1 | 2 | 27 | 46 | 28 | 47 | ||||||||||
| 株式報酬費用等 | - | - | (62) | (105) | (62) | (105) | (62) | (105) | ||||||||||||||
| 2023年6月30日現在残高 | 295,722 | 1,127 | 1,902 | 3,785 | 6,388 | (257) | (434) | 31 | 52 | (3,163) | (5,339) | 26,037 | 43,945 | 2,093 | 3,533 | 29,653 | 50,048 | 680 | 1,148 | 30,333 | 51,196 | |
(1) 2021年及び2022年の数値には、2023年のIFRS第17号「保険契約」の初度適用後の修正再表示が含まれる(注2-A)。
(2) その他の剰余金の増減は、期中に認識された確定給付型年金制度に係る数理計算上の差異に該当する。
2023年の連結持分の変動に関する詳細は注16に記載。
連結キャッシュ・フロー計算書
| 注 | 2023年上半期 | 2022年上半期(1) | 2022年度(1) | ||||
| 百万 ユーロ | 億円 | 百万 ユーロ | 億円 | 百万 ユーロ | 億円 | ||
| 継続事業からの当期純利益 | 2,124 | 3,585 | 647 | 1,092 | 1,604 | 2,707 | |
| 非資金的収益及び費用の調整: | |||||||
| - 減価償却費、償却費及び減損 | 1,349 | 2,277 | 1,819 | 3,070 | 3,532 | 5,961 | |
| - 関連会社及び共同支配企業の当期純 (利益)損失に対する持分 | (566) | (955) | (214) | (361) | (423) | (714) | |
| - その他の非資金的収益及び費用 (利息・税金調整前) | 19 | 439 | 741 | 74 | 125 | 304 | 513 |
| 非上場関連会社及び共同支配企業からの受取配当金 | 43 | 73 | 24 | 41 | 23 | 39 | |
| 利息・税金調整前キャッシュ・フロー(2) | 3,389 | 5,720 | 2,350 | 3,966 | 5,040 | 8,507 | |
| 上場企業からの受取配当金(3) | 116 | 196 | 64 | 108 | 64 | 108 | |
| 消費者向け融資の純増減 | (2,147) | (3,624) | (362) | (611) | (1,383) | (2,334) | |
| ディーラー向け更新可能融資の純増減 | (1,256) | (2,120) | (143) | (241) | (3,677) | (6,206) | |
| 販売金融債権の(増加)減少 | (3,403) | (5,744) | (505) | (852) | (5,060) | (8,540) | |
| 販売金融部門による社債の発行 | 2,647 | 4,468 | 1,329 | 2,243 | 3,614 | 6,100 | |
| 販売金融部門による社債の償還 | (3,140) | (5,300) | (2,737) | (4,620) | (3,588) | (6,056) | |
| 販売金融部門に係るその他の負債の純増減 | 2,667 | 4,501 | 1,508 | 2,545 | 4,185 | 7,063 | |
| 販売金融部門に係るその他の有価証券及び貸付の純増減 | 38 | 64 | (310) | (523) | 137 | 231 | |
| 販売金融部門に係る金融資産・負債の純増減 | 2,212 | 3,733 | (210) | (354) | 4,348 | 7,339 | |
| 資産計上したリース用資産の増減 | (276) | (466) | (119) | (201) | (217) | (366) | |
| 税引前運転資本の増減 | 19 | (695) | (1,173) | (511) | (862) | 404 | 682 |
| 営業活動によるキャッシュ・フロー(利息・税金調整前) | 1,343 | 2,267 | 1,069 | 1,804 | 4,579 | 7,728 | |
| 利息の受取額 | 241 | 407 | 47 | 79 | 172 | 290 | |
| 利息の支払額 | (194) | (327) | (174) | (294) | (345) | (582) | |
| 当期税金(支払)/受取額 | (340) | (574) | (226) | (381) | (479) | (808) | |
| 継続事業の営業活動によるキャッシュ・フロー | 1,050 | 1,772 | 716 | 1,208 | 3,927 | 6,628 | |
| 非継続事業の営業活動によるキャッシュ・フロー | 3 | - | - | (315) | (532) | (314) | (530) |
| 有形固定資産及び無形資産への投資 | 19 | (1,358) | (2,292) | (1,247) | (2,105) | (2,640) | (4,456) |
| 有形固定資産及び無形資産の処分 | 197 | 332 | 101 | 170 | 410 | 692 | |
| 支配の獲得を伴う持分の取得、取得現金控除後 | - | - | - | - | - | - | |
| その他の持分の取得 | (55) | (93) | (97) | (164) | (132) | (223) | |
| 支配の喪失を伴う持分の売却、譲渡現金控除後 | 26 | 44 | (38) | (64) | (38) | (64) | |
| その他の持分の売却 | 1 | 2 | 19 | 32 | 47 | 79 | |
| 自動車部門に係るその他有価証券及び貸付の純(増)減 | (304) | (513) | (120) | (203) | (126) | (213) | |
| 継続事業の投資活動によるキャッシュ・フロー | (1,493) | (2,520) | (1,382) | (2,333) | (2,479) | (4,184) | |
| 非継続事業の投資活動によるキャッシュ・フロー | 3 | - | - | (815) | (1,376) | (815) | (1,376) |
| 親会社株主に対する支払配当金 | 16 | (73) | (123) | - | - | - | - |
| 非支配株主との取引 | (18) | (30) | 16 | 27 | 54 | 91 | |
| 非支配株主に対する支払配当金 | (92) | (155) | (41) | (69) | (41) | (69) | |
| 自己株式の(取得)売却 | (135) | (228) | (33) | (56) | (60) | (101) | |
| 株主に係るキャッシュ・フロー | (318) | (537) | (58) | (98) | (47) | (79) | |
| 自動車部門による社債発行 | - | - | - | - | 2,062 | 3,480 | |
| 自動車部門による社債償還 | (750) | (1,266) | 4 | 7 | (240) | (405) | |
| 自動車部門に係るその他の金融負債の純増(減) | (1,386) | (2,339) | (1,627) | (2,746) | (2,575) | (4,346) | |
| 自動車部門に係る金融負債の純増減 | (2,136) | (3,605) | (1,623) | (2,739) | (753) | (1,271) | |
| 継続事業の財務活動によるキャッシュ・フロー | (2,454) | (4,142) | (1,681) | (2,837) | (800) | (1,350) | |
| 非継続事業の財務活動によるキャッシュ・フロー | 3 | - | - | 323 | 545 | 322 | 543 |
| 現金及び現金同等物の増加(減少) | (2,897) | (4,890) | (3,154) | (5,323) | (159) | (268) | |
(1) 2022年の数値には、2023年のIFRS第17号「保険契約」の初度適用後の修正再表示が含まれる(注2-A)。
(2) 利息・税金調整前キャッシュ・フローは、上場企業からの受取配当金控除後が表示されている。
(3) 日産からの受取配当金である(116百万ユーロ)。
| 2023年上半期 | 2022年上半期 | 2022年度 | ||||
| 百万 ユーロ | 億円 | 百万 ユーロ | 億円 | 百万 ユーロ | 億円 | |
| 現金及び現金同等物の期首残高 | 21,774 | 36,750 | 21,928 | 37,010 | 21,928 | 37,010 |
| 現金及び現金同等物の増加(減少) | (2,890) | (4,878) | (2,368) | (3,997) | 678 | 1,144 |
| 範囲変更の影響額 | (7) | (12) | (786) | (1,327) | (837) | (1,413) |
| 為替相場変動等の影響額 | 50 | 84 | 248 | 419 | 28 | 47 |
| 売却目的で保有する資産から生じた現金 | 17 | 29 | (15) | (25) | (23) | (39) |
| 現金及び現金同等物の期末残高(1) | 18,944 | 31,974 | 19,007 | 32,080 | 21,774 | 36,750 |
(1) 使用制限の課された現金の詳細については注15-Bに記す。
要約中間連結財務諸表に対する注記
I - 事業セグメントに関する情報
ルノー・グループにより使用された事業セグメントは以下のとおりである。
・ 「自動車」部門は、乗用車及び小型商用車の製造、販売及び流通子会社、並びに本部門の資金管理をする子会社が含まれる。また、この部門は、自動車セクターの関連会社及び共同支配企業(主に日産)への投資も含む。
・ 「販売金融」部門は販売網及び最終顧客に対して、RCIバンク及びその子会社並びに関連会社及び共同支配企業によって運営されており、それ自体が営業活動であるとルノー・グループは考えている。
・ 「モビリティサービス」部門は、新しいモビリティ向けサービスを含む。
2022年の数値において、従前アフトワズという名称であった部門(2022年5月に売却済み)は、IFRS第5号に従い、自動車部門の非継続事業として別個に表示される。
セグメントの業績は、「最高経営意思決定者」とされるリーダーシップ・チーム(旧ボード・オブ・マネジメント)が定期的にレビューするもので、営業総利益を表している。当該指標の定義は、2022年12月31日現在の連結財務諸表(注記2-D. 連結財務諸表の表示)に詳述している。営業総利益はリストラクチャリング費用を除く。
A. 事業セグメント別連結損益計算書
| 自動車 | 販売金融 | モビリティサービス | 部門間取引 | 連結合計 | ||||||
| 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | |
| 2023年上半期 | ||||||||||
| 外部売上高 | 24,850 | 41,942 | 1,978 | 3,338 | 21 | 35 | - | - | 26,849 | 45,316 |
| 部門間売上高 | 60 | 101 | 11 | 19 | 1 | 2 | (72) | (122) | - | - |
| 部門別売上高 | 24,910 | 42,043 | 1,989 | 3,357 | 22 | 37 | (72) | (122) | 26,849 | 45,316 |
| 営業総利益(1) | 1,542 | 2,603 | 518 | 874 | (19) | (32) | (1) | (2) | 2,040 | 3,443 |
| 営業利益 | 1,608 | 2,714 | 507 | 856 | (18) | (30) | (1) | (2) | 2,096 | 3,538 |
| 財務収益(費用)(2) | 361 | 609 | (20) | (34) | (1) | (2) | (600) | (1,013) | (260) | (439) |
| 関連会社及び共同支配企業の当期純利益(損失)に対する持分 | 576 | 972 | (7) | (12) | (3) | (5) | - | - | 566 | 955 |
| 税引前利益 | 2,545 | 4,295 | 480 | 810 | (22) | (37) | (601) | (1,014) | 2,402 | 4,054 |
| 当期税金及び繰延税金 | (135) | (228) | (143) | (241) | - | - | - | - | (278) | (469) |
| 継続事業からの当期純利益 | 2,410 | 4,068 | 337 | 569 | (22) | (37) | (601) | (1,014) | 2,124 | 3,585 |
| 非継続事業からの当期純利益 | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - |
| 当期純利益 | 2,410 | 4,068 | 337 | 569 | (22) | (37) | (601) | (1,014) | 2,124 | 3,585 |
(1) 減価償却費、償却費及び減損の詳細については事業セグメント別連結キャッシュ・フロー計算書に記載されている。
(2) 販売金融部門から自動車部門に対して支払われた配当金は、自動車部門の財務収益に含まれ、部門間取引において消去される。これらは2023年上半期において600百万ユーロである。
| 自動車 | 販売金融 | モビリティサービス | 部門間取引 | 連結合計 | ||||||
| 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | |
| 2022年上半期(1) | ||||||||||
| 外部売上高 | 19,574 | 33,037 | 1,498 | 2,528 | 17 | 29 | - | - | 21,089 | 35,594 |
| 部門間売上高 | 48 | 81 | 8 | 14 | 1 | 2 | (57) | (96) | - | - |
| 部門別売上高 | 19,622 | 33,118 | 1,506 | 2,542 | 18 | 30 | (57) | (96) | 21,089 | 35,594 |
| 営業総利益(2) | 419 | 707 | 566 | 955 | (14) | (24) | 1 | 2 | 972 | 1,641 |
| 営業利益 | 390 | 658 | 547 | 923 | (15) | (25) | 1 | 2 | 923 | 1,558 |
| 財務収益(費用)(3) | 578 | 976 | (13) | (22) | (1) | (2) | (800) | (1,350) | (236) | (398) |
| 関連会社及び共同支配企業の当期純利益(損失)に対する持分 | 311 | 525 | (93) | (157) | (4) | (7) | - | - | 214 | 361 |
| 税引前利益 | 1,279 | 2,159 | 441 | 744 | (20) | (34) | (799) | (1,349) | 901 | 1,521 |
| 当期税金及び繰延税金 | (138) | (233) | (116) | (196) | - | - | - | - | (254) | (429) |
| 継続事業からの当期純利益 | 1,141 | 1,926 | 325 | 549 | (20) | (34) | (799) | (1,349) | 647 | 1,092 |
| 非継続事業からの当期純利益 | (2,323) | (3,921) | - | - | - | - | - | - | (2,323) | (3,921) |
| 当期純利益 | (1,182) | (1,995) | 325 | 549 | (20) | (34) | (799) | (1,349) | (1,676) | (2,829) |
| 2022年度(1) | ||||||||||
| 外部売上高 | 43,121 | 72,780 | 3,172 | 5,354 | 35 | 59 | - | - | 46,328 | 78,192 |
| 部門間売上高 | 96 | 162 | 16 | 27 | 3 | 5 | (115) | (194) | - | - |
| 部門別売上高 | 43,217 | 72,942 | 3,188 | 5,381 | 38 | 64 | (115) | (194) | 46,328 | 78,192 |
| 営業総利益(2) | 1,401 | 2,365 | 1,198 | 2,022 | (30) | (51) | 1 | 2 | 2,570 | 4,338 |
| 営業利益 | 1,044 | 1,762 | 1,177 | 1,987 | (31) | (52) | 1 | 2 | 2,191 | 3,698 |
| 財務収益(費用)(3) | 347 | 586 | (31) | (52) | (2) | (3) | (800) | (1,350) | (486) | (820) |
| 関連会社及び共同支配企業の当期純利益(損失)に対する持分 | 557 | 940 | (127) | (214) | (7) | (12) | - | - | 423 | 714 |
| 税引前利益 | 1,948 | 3,288 | 1,019 | 1,720 | (40) | (68) | (799) | (1,349) | 2,128 | 3,592 |
| 当期税金及び繰延税金 | (203) | (343) | (320) | (540) | (1) | (2) | - | - | (524) | (884) |
| 継続事業からの当期純利益 | 1,745 | 2,945 | 699 | 1,180 | (41) | (69) | (799) | (1,349) | 1,604 | 2,707 |
| 非継続事業からの当期純利益 | (2,320) | (3,916) | - | - | - | - | - | - | (2,320) | (3,916) |
| 当期純利益 | (575) | (970) | 699 | 1,180 | (41) | (69) | (799) | (1,349) | (716) | (1,208) |
(1) 2022年の数値には、2023年のIFRS第17号「保険契約」の初度適用後の修正再表示が含まれる(注2-A)。
(2) 減価償却費、償却費及び減損の詳細については事業セグメント別連結キャッシュ・フロー計算書に記載されている。
(3) 販売金融部門から自動車部門に対して支払われた配当金は、自動車部門の財務収益に含まれ、部門間取引において消去される。2022年度は800百万ユーロの配当金が支払われた。
B. 事業セグメント別連結財政状態計算書
| 2023年6月30日 | 自動車 | 販売金融 | モビリティサービス | 部門間取引 | 連結合計 | |||||
| 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | |
| 資産 | ||||||||||
| 非流動資産 | ||||||||||
| 有形固定資産及び無形資産並びにのれん | 15,422 | 26,029 | 982 | 1,657 | 46 | 78 | - | - | 16,450 | 27,764 |
| 関連会社及び共同支配企業に対する投資 | 17,373 | 29,322 | 82 | 138 | 4 | 7 | - | - | 17,459 | 29,467 |
| 長期金融資産―持分投資 | 6,198 | 10,461 | 10 | 17 | - | - | (6,158) | (10,393) | 50 | 84 |
| 長期金融資産―その他有価証券、貸付金及び自動車部門の金融取引に係るデリバティブ | 457 | 771 | - | - | - | - | - | - | 457 | 771 |
| 繰延税金資産 | 406 | 685 | 231 | 390 | - | - | - | - | 637 | 1,075 |
| その他の非流動資産 | 698 | 1,178 | 59 | 100 | - | - | - | - | 757 | 1,278 |
| 非流動資産合計 | 40,554 | 68,447 | 1,364 | 2,302 | 50 | 84 | (6,158) | (10,393) | 35,810 | 60,440 |
| 流動資産 | ||||||||||
| 棚卸資産 | 5,640 | 9,519 | 28 | 47 | 1 | 2 | - | - | 5,669 | 9,568 |
| 顧客債権 | 1,300 | 2,194 | 48,420 | 81,723 | 6 | 10 | (551) | (930) | 49,175 | 82,998 |
| 短期金融資産 | 1,417 | 2,392 | 996 | 1,681 | 1 | 2 | (909) | (1,534) | 1,505 | 2,540 |
| 未収還付税金及びその他の流動資産 | 6,873 | 11,600 | 6,333 | 10,689 | 8 | 14 | (4,410) | (7,443) | 8,804 | 14,859 |
| 現金及び現金同等物 | 13,488 | 22,765 | 5,449 | 9,197 | 16 | 27 | (9) | (15) | 18,944 | 31,974 |
| 流動資産合計 | 28,718 | 48,470 | 61,226 | 103,337 | 32 | 54 | (5,879) | (9,923) | 84,097 | 141,939 |
| 資産合計 | 69,272 | 116,917 | 62,590 | 105,639 | 82 | 138 | (12,037) | (20,316) | 119,907 | 202,379 |
| 資本及び負債 | ||||||||||
| 資本 | 30,367 | 51,253 | 6,122 | 10,333 | 10 | 17 | (6,166) | (10,407) | 30,333 | 51,196 |
| 非流動負債 | ||||||||||
| 長期引当金 | 2,152 | 3,632 | 328 | 554 | - | - | - | - | 2,480 | 4,186 |
| 長期金融負債 | 8,936 | 15,082 | 875 | 1,477 | 15 | 25 | - | - | 9,826 | 16,584 |
| 繰延税金負債 | 187 | 316 | 833 | 1,406 | 1 | 2 | - | - | 1,021 | 1,723 |
| その他の非流動負債 | 959 | 1,619 | 271 | 457 | - | - | - | - | 1,230 | 2,076 |
| 非流動負債合計 | 12,234 | 20,649 | 2,307 | 3,894 | 16 | 27 | - | - | 14,557 | 24,569 |
| 流動負債 | ||||||||||
| 短期引当金 | 1,119 | 1,889 | 47 | 79 | - | - | 1 | 2 | 1,167 | 1,970 |
| 短期金融負債 | 3,954 | 6,674 | - | - | 38 | 64 | (715) | (1,207) | 3,277 | 5,531 |
| 営業債務及び販売金融負債 | 8,292 | 13,995 | 52,301 | 88,274 | 11 | 19 | (858) | (1,448) | 59,746 | 100,839 |
| 未払税金及びその他の流動負債 | 13,306 | 22,458 | 1,813 | 3,060 | 7 | 12 | (4,299) | (7,256) | 10,827 | 18,274 |
| 流動負債合計 | 26,671 | 45,015 | 54,161 | 91,413 | 56 | 95 | (5,871) | (9,909) | 75,017 | 126,614 |
| 資本及び負債合計 | 69,272 | 116,917 | 62,590 | 105,639 | 82 | 138 | (12,037) | (20,316) | 119,907 | 202,379 |
| 2022年12月31日(1) | 自動車 | 販売金融 | モビリティサービス | 部門間取引 | 連結合計 | |||||
| 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | |
| 資産 | ||||||||||
| 非流動資産 | ||||||||||
| 有形固定資産及び無形資産並びにのれん | 15,566 | 26,272 | 796 | 1,343 | 43 | 73 | - | - | 16,405 | 27,688 |
| 関連会社及び共同支配企業に対する投資 | 18,141 | 30,618 | 66 | 111 | 3 | 5 | - | - | 18,210 | 30,735 |
| 長期金融資産―持分投資 | 6,313 | 10,655 | 11 | 19 | - | - | (6,261) | (10,567) | 63 | 106 |
| 長期金融資産―その他有価証券、貸付金及び自動車部門の金融取引に係るデリバティブ | 350 | 591 | - | - | 1 | 2 | (1) | (2) | 350 | 591 |
| 繰延税金資産 | 354 | 597 | 239 | 403 | - | - | - | - | 593 | 1,001 |
| その他の非流動資産 | 831 | 1,403 | 80 | 135 | - | - | - | - | 911 | 1,538 |
| 非流動資産合計 | 41,555 | 70,137 | 1,192 | 2,012 | 47 | 79 | (6,262) | (10,569) | 36,532 | 61,659 |
| 流動資産 | ||||||||||
| 棚卸資産 | 5,188 | 8,756 | 24 | 41 | 1 | 2 | - | - | 5,213 | 8,799 |
| 顧客債権 | 1,009 | 1,703 | 44,732 | 75,499 | 8 | 14 | (504) | (851) | 45,245 | 76,365 |
| 短期金融資産 | 1,294 | 2,184 | 980 | 1,654 | - | - | (858) | (1,448) | 1,416 | 2,390 |
| 未収還付税金及びその他の流動資産 | 6,583 | 11,111 | 5,798 | 9,786 | 7 | 12 | (4,276) | (7,217) | 8,112 | 13,691 |
| 現金及び現金同等物 | 14,227 | 24,012 | 7,549 | 12,741 | 17 | 29 | (19) | (32) | 21,774 | 36,750 |
| 流動資産合計 | 28,301 | 47,766 | 59,083 | 99,720 | 33 | 56 | (5,657) | (9,548) | 81,760 | 137,995 |
| 資産合計 | 69,856 | 117,903 | 60,275 | 101,732 | 80 | 135 | (11,919) | (20,117) | 118,292 | 199,653 |
| 資本及び負債 | ||||||||||
| 資本 | 29,571 | 49,910 | 6,368 | 10,748 | 18 | 30 | (6,267) | (10,577) | 29,690 | 50,111 |
| 非流動負債 | ||||||||||
| 長期引当金 | 2,039 | 3,441 | 306 | 516 | - | - | - | - | 2,345 | 3,958 |
| 長期金融負債 | 9,845 | 16,616 | 886 | 1,495 | 8 | 14 | (1) | (2) | 10,738 | 18,124 |
| 繰延税金負債 | 224 | 378 | 876 | 1,479 | 2 | 3 | - | - | 1,102 | 1,860 |
| その他の非流動負債 | 1,082 | 1,826 | 288 | 486 | 2 | 3 | - | - | 1,372 | 2,316 |
| 非流動負債合計 | 13,190 | 22,262 | 2,356 | 3,976 | 12 | 20 | (1) | (2) | 15,557 | 26,257 |
| 流動負債 | ||||||||||
| 短期引当金 | 1,103 | 1,862 | 50 | 84 | - | - | - | - | 1,153 | 1,946 |
| 短期金融負債 | 5,191 | 8,761 | - | - | 36 | 61 | (622) | (1,050) | 4,605 | 7,772 |
| 営業債務及び販売金融負債 | 8,487 | 14,324 | 49,739 | 83,949 | 8 | 14 | (830) | (1,401) | 57,404 | 96,886 |
| 未払税金及びその他の流動負債 | 12,314 | 20,784 | 1,762 | 2,974 | 6 | 10 | (4,199) | (7,087) | 9,883 | 16,681 |
| 流動負債合計 | 27,095 | 45,731 | 51,551 | 87,008 | 50 | 84 | (5,651) | (9,538) | 73,045 | 123,285 |
| 資本及び負債合計 | 69,856 | 117,903 | 60,275 | 101,732 | 80 | 135 | (11,919) | (20,117) | 118,292 | 199,653 |
(1) 2022年の数値には、2023年のIFRS第17号「保険契約」の初度適用後の修正再表示が含まれる(注2-A)。
C. 事業セグメント別連結キャッシュ・フロー計算書
| 2023年上半期 | 自動車 | 販売金融 | モビリティサービス | 部門間取引 | 連結合計 | |||||
| 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | |
| 継続事業からの当期純利益(1) | 2,410 | 4,068 | 337 | 569 | (22) | (37) | (601) | (1,014) | 2,124 | 3,585 |
| 非資金的収益及び費用の調整 | ||||||||||
| - 減価償却費、償却費及び減損 | 1,229 | 2,074 | 116 | 196 | 4 | 7 | - | - | 1,349 | 2,277 |
| - 関連会社及び共同支配企業の当期純(利益)損失に対する持分 | (576) | (972) | 7 | 12 | 3 | 5 | - | - | (566) | (955) |
| - その他の非資金的収益及び費用(利息・税金調整前) | 155 | 262 | 286 | 483 | 3 | 5 | (5) | (8) | 439 | 741 |
| 非上場関連会社及び共同支配企業からの受取配当金 | 43 | 73 | - | - | - | - | - | - | 43 | 73 |
| 利息・税金調整前キャッシュ・フロー(2) | 3,261 | 5,504 | 746 | 1,259 | (12) | (20) | (606) | (1,023) | 3,389 | 5,720 |
| 上場企業からの受取配当金(3) | 116 | 196 | - | - | - | - | - | - | 116 | 196 |
| 販売金融債権の減少(増加) | - | - | (3,427) | (5,784) | - | - | 24 | 41 | (3,403) | (5,744) |
| 販売金融部門に係る金融資産・負債の純増減 | - | - | 2,146 | 3,622 | - | - | 66 | 111 | 2,212 | 3,733 |
| 資産計上したリース用資産の増減 | (15) | (25) | (261) | (441) | - | - | - | - | (276) | (466) |
| 税引前運転資本の増減 | (138) | (233) | (560) | (945) | 2 | 3 | 1 | 2 | (695) | (1,173) |
| 営業活動によるキャッシュ・フロー(利息・税金調整前) | 3,224 | 5,441 | (1,356) | (2,289) | (10) | (17) | (515) | (869) | 1,343 | 2,267 |
| 利息の受取額 | 251 | 424 | - | - | - | - | (10) | (17) | 241 | 407 |
| 利息の支払額 | (209) | (353) | - | - | (1) | (2) | 16 | 27 | (194) | (327) |
| 当期税金(支払)/受取額 | (230) | (388) | (110) | (186) | - | - | - | - | (340) | (574) |
| 継続事業の営業活動によるキャッシュ・フロー | 3,036 | 5,124 | (1,466) | (2,474) | (11) | (19) | (509) | (859) | 1,050 | 1,772 |
| 非継続事業の営業活動によるキャッシュ・フロー | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - |
| 無形資産の購入 | (662) | (1,117) | (6) | (10) | (4) | (7) | - | - | (672) | (1,134) |
| 有形固定資産の購入 | (680) | (1,148) | (4) | (7) | (2) | (3) | - | - | (686) | (1,158) |
| 有形固定資産及び無形資産の処分 | 197 | 332 | - | - | - | - | - | - | 197 | 332 |
| 支配の獲得又は喪失を伴う持分の取得及び売却、取得現金控除後 | 26 | 44 | - | - | - | - | - | - | 26 | 44 |
| その他の持分及び資産の取得及び売却 | (28) | (47) | (36) | (61) | (3) | (5) | 13 | 22 | (54) | (91) |
| 自動車部門に係るその他有価証券及び貸付の純(増)減 | (307) | (518) | - | - | 3 | 5 | - | - | (304) | (513) |
| 継続事業の投資活動によるキャッシュ・フロー | (1,454) | (2,454) | (46) | (78) | (6) | (10) | 13 | 22 | (1,493) | (2,520) |
| 非継続事業の投資活動によるキャッシュ・フロー | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - |
| 株主に係るキャッシュ・フロー | (288) | (486) | (630) | (1,063) | 13 | 22 | 587 | 991 | (318) | (537) |
| 自動車部門に係る金融負債の純増減 | (2,058) | (3,473) | - | - | 3 | 5 | (81) | (137) | (2,136) | (3,605) |
| 継続事業の財務活動によるキャッシュ・フロー | (2,346) | (3,960) | (630) | (1,063) | 16 | 27 | 506 | 854 | (2,454) | (4,142) |
| 非継続事業の財務活動によるキャッシュ・フロー | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - |
| 現金及び現金同等物の増加(減少) | (764) | (1,289) | (2,142) | (3,615) | (1) | (2) | 10 | 17 | (2,897) | (4,890) |
| 現金及び現金同等物の期首残高 | 14,227 | 24,012 | 7,549 | 12,741 | 17 | 29 | (19) | (32) | 21,774 | 36,750 |
| 現金及び現金同等物の増加(減少) | (757) | (1,278) | (2,142) | (3,615) | (1) | (2) | 10 | 17 | (2,890) | (4,878) |
| 範囲変更の影響額 | (7) | (12) | - | - | - | - | - | - | (7) | (12) |
| 為替相場変動等の影響額 | 8 | 14 | 42 | 71 | - | - | - | - | 50 | 84 |
| 売却目的で保有する資産から生じた現金 | 17 | 29 | - | - | - | - | - | - | 17 | 29 |
| 現金及び現金同等物の期末残高 | 13,488 | 22,765 | 5,449 | 9,197 | 16 | 27 | (9) | (15) | 18,944 | 31,974 |
(1) 販売金融部門から自動車部門に対して支払われた配当金は、自動車部門の当期純利益に含まれる。これらは2023年上半期において600百万ユーロであった。
(2) 利息・税金調整前キャッシュ・フローは、上場企業からの受取配当金控除後が表示されている。
(3) 日産からの受取配当金である(116百万ユーロ)。
| 2022年上半期(1) | 自動車 | 販売金融 | モビリティサービス | 部門間取引 | 連結合計 | |||||
| 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | |
| 継続事業からの当期純利益(2) | 1,141 | 1,926 | 325 | 549 | (20) | (34) | (799) | (1,349) | 647 | 1,092 |
| 非資金的収益及び費用の調整 | ||||||||||
| - 減価償却費、償却費及び減損 | 1,757 | 2,965 | 59 | 100 | 3 | 5 | - | - | 1,819 | 3,070 |
| - 関連会社及び共同支配企業の当期純(利益)損失に対する持分 | (311) | (525) | 93 | 157 | 4 | 7 | - | - | (214) | (361) |
| - その他の非資金的収益及び費用(利息・税金調整前) | (54) | (91) | 132 | 223 | 1 | 2 | (5) | (8) | 74 | 125 |
| 非上場関連会社及び共同支配企業からの受取配当金 | 24 | 41 | - | - | - | - | - | - | 24 | 41 |
| 利息・税金調整前キャッシュ・フロー(3) | 2,557 | 4,316 | 609 | 1,028 | (12) | (20) | (804) | (1,357) | 2,350 | 3,966 |
| 上場企業からの受取配当金 | 64 | 108 | - | - | - | - | - | - | 64 | 108 |
| 販売金融債権の減少(増加) | - | - | (574) | (969) | - | - | 69 | 116 | (505) | (852) |
| 販売金融部門に係る金融資産・負債の純増減 | - | - | (155) | (262) | - | - | (55) | (93) | (210) | (354) |
| 資産計上したリース用資産の増減 | 4 | 7 | (123) | (208) | - | - | - | - | (119) | (201) |
| 税引前運転資本の増減 | (275) | (464) | (229) | (387) | (3) | (5) | (4) | (7) | (511) | (862) |
| 営業活動によるキャッシュ・フロー(利息・税金調整前) | 2,350 | 3,966 | (472) | (797) | (15) | (25) | (794) | (1,340) | 1,069 | 1,804 |
| 利息の受取額 | 47 | 79 | - | - | - | - | - | - | 47 | 79 |
| 利息の支払額 | (178) | (300) | - | - | - | - | 4 | 7 | (174) | (294) |
| 当期税金(支払)/受取額 | (65) | (110) | (164) | (277) | (1) | (2) | 4 | 7 | (226) | (381) |
| 継続事業の営業活動によるキャッシュ・フロー | 2,154 | 3,636 | (636) | (1,073) | (16) | (27) | (786) | (1,327) | 716 | 1,208 |
| 非継続事業の営業活動によるキャッシュ・フロー | (315) | (532) | - | - | - | - | - | - | (315) | (532) |
| 無形資産の購入 | (595) | (1,004) | (5) | (8) | (6) | (10) | - | - | (606) | (1,023) |
| 有形固定資産の購入 | (640) | (1,080) | (1) | (2) | - | - | - | - | (641) | (1,082) |
| 有形固定資産及び無形資産の処分 | 101 | 170 | - | - | - | - | - | - | 101 | 170 |
| 支配の獲得又は喪失を伴う持分の取得及び売却、取得現金控除後 | (38) | (64) | - | - | - | - | - | - | (38) | (64) |
| その他の持分及び資産の取得及び売却 | (90) | (152) | (10) | (17) | (5) | (8) | 27 | 46 | (78) | (132) |
| 自動車部門に係るその他有価証券及び貸付の純(増)減 | (120) | (203) | (1) | (2) | (3) | (5) | 4 | 7 | (120) | (203) |
| 継続事業の投資活動によるキャッシュ・フロー | (1,382) | (2,333) | (17) | (29) | (14) | (24) | 31 | 52 | (1,382) | (2,333) |
| 非継続事業の投資活動によるキャッシュ・フロー | (815) | (1,376) | - | - | - | - | - | - | (815) | (1,376) |
| 株主に係るキャッシュ・フロー | (47) | (79) | (812) | (1,370) | 28 | 47 | 773 | 1,305 | (58) | (98) |
| 自動車部門に係る金融負債の純増減 | (1,599) | (2,699) | - | - | 8 | 14 | (32) | (54) | (1,623) | (2,739) |
| 継続事業の財務活動によるキャッシュ・フロー | (1,646) | (2,778) | (812) | (1,370) | 36 | 61 | 741 | 1,251 | (1,681) | (2,837) |
| 非継続事業の財務活動によるキャッシュ・フロー | 323 | 545 | - | - | - | - | - | - | 323 | 545 |
| 現金及び現金同等物の増加(減少) | (1,681) | (2,837) | (1,465) | (2,473) | 6 | 10 | (14) | (24) | (3,154) | (5,323) |
| 現金及び現金同等物の期首残高 | 13,877 | 23,422 | 8,040 | 13,570 | 14 | 24 | (3) | (5) | 21,928 | 37,010 |
| 現金及び現金同等物の増加(減少) | (895) | (1,511) | (1,465) | (2,473) | 6 | 10 | (14) | (24) | (2,368) | (3,997) |
| 範囲変更の影響額 | (786) | (1,327) | - | - | - | - | - | - | (786) | (1,327) |
| 為替相場変動等の影響額 | 260 | 439 | (9) | (15) | (3) | (5) | - | - | 248 | 419 |
| 売却目的で保有する資産から生じた現金 | (15) | (25) | - | - | - | - | - | - | (15) | (25) |
| 現金及び現金同等物の期末残高 | 12,441 | 20,998 | 6,566 | 11,082 | 17 | 29 | (17) | (29) | 19,007 | 32,080 |
(1) 2022年の数値には、2023年のIFRS第17号「保険契約」の初度適用後の修正再表示が含まれる(注2-A)。
(2) 販売金融部門から自動車部門に対して支払われた配当金は、自動車部門の当期純利益に含まれる。これらは2022年上半期において800百万ユーロであった。
(3) 利息・税金調整前キャッシュ・フローは、上場企業からの受取配当金控除後が表示されている。
| 2022年度(1) | 自動車 | 販売金融 | モビリティサービス | 部門間取引 | 連結合計 | |||||
| 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | |
| 継続事業からの当期純利益(2) | 1,745 | 2,945 | 699 | 1,180 | (41) | (69) | (799) | (1,349) | 1,604 | 2,707 |
| 非資金的収益及び費用の調整 | ||||||||||
| - 減価償却費、償却費及び減損 | 3,391 | 5,723 | 135 | 228 | 6 | 10 | - | - | 3,532 | 5,961 |
| - 関連会社及び共同支配企業の当期純(利益)損失に対する持分 | (557) | (940) | 127 | 214 | 7 | 12 | - | - | (423) | (714) |
| - その他の非資金的収益及び費用(利息・税金調整前) | (49) | (83) | 362 | 611 | 2 | 3 | (11) | (19) | 304 | 513 |
| 非上場関連会社及び共同支配企業からの受取配当金 | 23 | 39 | - | - | - | - | - | - | 23 | 39 |
| 利息・税金調整前キャッシュ・フロー(3) | 4,553 | 7,685 | 1,323 | 2,233 | (26) | (44) | (810) | (1,367) | 5,040 | 8,507 |
| 上場企業からの受取配当金 | 64 | 108 | - | - | - | - | - | - | 64 | 108 |
| 販売金融債権の減少(増加) | - | - | (5,026) | (8,483) | - | - | (34) | (57) | (5,060) | (8,540) |
| 販売金融部門に係る金融資産・負債の純増減 | - | - | 4,370 | 7,376 | - | - | (22) | (37) | 4,348 | 7,339 |
| 資産計上したリース用資産の増減 | 87 | 147 | (304) | (513) | - | - | - | - | (217) | (366) |
| 税引前運転資本の増減 | 7 | 12 | 400 | 675 | (2) | (3) | (1) | (2) | 404 | 682 |
| 営業活動によるキャッシュ・フロー(利息・税金調整前) | 4,711 | 7,951 | 763 | 1,288 | (28) | (47) | (867) | (1,463) | 4,579 | 7,728 |
| 利息の受取額 | 175 | 295 | - | - | - | - | (3) | (5) | 172 | 290 |
| 利息の支払額 | (357) | (603) | - | - | (1) | (2) | 13 | 22 | (345) | (582) |
| 当期税金(支払)/受取額 | (143) | (241) | (335) | (565) | (1) | (2) | - | - | (479) | (808) |
| 継続事業の営業活動によるキャッシュ・フロー | 4,386 | 7,403 | 428 | 722 | (30) | (51) | (857) | (1,446) | 3,927 | 6,628 |
| 非継続事業の営業活動によるキャッシュ・フロー | (315) | (532) | - | - | - | - | - | - | (315) | (532) |
| 無形資産の購入(4) | (1,216) | (2,052) | (15) | (25) | (12) | (20) | - | - | (1,243) | (2,098) |
| 有形固定資産の購入 | (1,395) | (2,354) | (2) | (3) | - | - | - | - | (1,397) | (2,358) |
| 有形固定資産及び無形資産の処分(5) | 408 | 689 | - | - | 2 | 3 | - | - | 410 | 692 |
| 支配の獲得又は喪失を伴う持分の取得及び売却、取得現金控除後 | (38) | (64) | - | - | - | - | - | - | (38) | (64) |
| その他の持分及び資産の取得及び売却 | (112) | (189) | (14) | (24) | (6) | (10) | 47 | 79 | (85) | (143) |
| 自動車部門に係るその他有価証券及び貸付の純(増)減 | (121) | (204) | - | - | (7) | (12) | 2 | 3 | (126) | (213) |
| 継続事業の投資活動によるキャッシュ・フロー | (2,474) | (4,176) | (31) | (52) | (23) | (39) | 49 | 83 | (2,479) | (4,184) |
| 非継続事業の投資活動によるキャッシュ・フロー | (815) | (1,376) | - | - | - | - | - | - | (815) | (1,376) |
| 株主に係るキャッシュ・フロー(4) | (35) | (59) | (812) | (1,370) | 48 | 81 | 752 | 1,269 | (47) | (79) |
| 自動車部門に係る金融負債の純増減 | (803) | (1,355) | - | - | 10 | 17 | 40 | 68 | (753) | (1,271) |
| 継続事業の財務活動によるキャッシュ・フロー | (838) | (1,414) | (812) | (1,370) | 58 | 98 | 792 | 1,337 | (800) | (1,350) |
| 非継続事業の財務活動によるキャッシュ・フロー | 323 | 545 | - | - | - | - | - | - | 323 | 545 |
| 現金及び現金同等物の増加(減少) | 267 | 451 | (415) | (700) | 5 | 8 | (16) | (27) | (159) | (268) |
| 現金及び現金同等物の期首残高 | 13,877 | 23,422 | 8,040 | 13,570 | 14 | 24 | (3) | (5) | 21,928 | 37,010 |
| 現金及び現金同等物の増加(減少) | 1,105 | 1,865 | (416) | (702) | 5 | 8 | (16) | (27) | 678 | 1,144 |
| 範囲変更の影響額(6) | (838) | (1,414) | 1 | 2 | - | - | - | - | (837) | (1,413) |
| 為替相場変動等の影響額 | 106 | 179 | (76) | (128) | (2) | (3) | - | - | 28 | 47 |
| 売却目的で保有する資産から生じた現金 | (23) | (39) | - | - | - | - | - | - | (23) | (39) |
| 現金及び現金同等物の期末残高 | 14,227 | 24,012 | 7,549 | 12,741 | 17 | 29 | (19) | (32) | 21,774 | 36,750 |
(1) 2022年の数値には、2023年のIFRS第17号「保険契約」の初度適用後の修正再表示が含まれる(注2-A)。
(2) 販売金融部門から自動車部門に対して支払われた配当金は、自動車部門の当期純利益に含まれる。これらは2022年度において800百万ユーロであった。
(3) 利息・税金調整前キャッシュ・フローは、上場企業からの受取配当金控除後が表示されている。
(4) 韓国企業のRKMが少数株主であるジーリーから技術ライセンスを264十億ウォン、約194百万ユーロで取得したことの対価としてジーリーがRKMによる同額の増資を引き受けたことに対応する相互依存的なキャッシュ・フローは、事業の実態を反映するためにキャッシュ・フロー計算書に純額で表示している。
(5) 有形固定資産及び無形資産の処分による主な利益(2022年12月31日現在410百万ユーロ)については注6-Cに記載している。
(6) 範囲変更の影響額は主に、アフトワズの578百万ユーロ及びルノー・ロシアの163百万ユーロの売却に関するものである。
D. 自動車部門に関するその他の情報:ネット・キャッシュ・ポジション(実質有利子負債)、営業フリー・キャッシュ・フロー及びROCE
ネット・キャッシュ・ポジション又は実質有利子負債、営業フリー・キャッシュ・フロー及びROCEは、自動車部門についてのみ表示されている。
ネット・キャッシュ・ポジション又は実質有利子負債とは、すべての非営業利付金融債務と約定債務の総額から、現金及び現金同等物と市場性ある有価証券や事業部門貸付金などのその他の非営業金融資産を差し引いた額である。現金及び現金同等物や売却目的で保有する資産及び債務として分類された短期金融負債は除外される。
ネット・キャッシュ・ポジション(実質有利子負債)
| 2023年6月30日 | 2022年12月31日 | |||
| 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | |
| 長期金融負債 | (8,936) | (15,082) | (9,845) | (16,616) |
| 短期金融負債 | (3,954) | (6,674) | (5,191) | (8,761) |
| 長期金融資産-その他有価証券、貸付金及び金融取引に係るデリバティブ | 227 | 383 | 121 | 204 |
| 短期金融資産 | 1,360 | 2,295 | 1,237 | 2,088 |
| 現金及び現金同等物 | 13,488 | 22,765 | 14,227 | 24,012 |
| 自動車部門のネット・キャッシュ・ポジション(実質有利子負債) | 2,185 | 3,688 | 549 | 927 |
営業フリー・キャッシュ・フロー
| 2023年6月30日 | 2022年上半期 | 2022年度 | ||||
| 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | 百万ユーロ | 億円 | |
| 利息・税金調整前キャッシュ・フロー(日産及び販売金融部門からの受取配当金を除く。) | 2,661 | 4,491 | 1,757 | 2,965 | 3,753 | 6,334 |
| 販売金融部門からの受取配当金 | 600 | 1,013 | 800 | 1,350 | 800 | 1,350 |
| 税引前運転資本の増減 | (138) | (233) | (275) | (464) | 7 | 12 |
| 自動車部門の利息の受取額 | 251 | 424 | 47 | 79 | 175 | 295 |
| 自動車部門の利息の支払額 | (209) | (353) | (178) | (300) | (357) | (603) |
| 当期税金(支払)/受取額 | (230) | (388) | (65) | (110) | (143) | (241) |
| 有形固定資産及び無形資産の取得(処分との純額) | (1,145) | (1,933) | (1,134) | (1,914) | (2,203) | (3,718) |
| 資産計上したリース用車両及びバッテリー | (15) | (25) | 4 | 7 | 87 | 147 |
| 自動車部門の営業フリー・キャッシュ・フロー | 1,775 | 2,996 | 956 | 1,614 | 2,119 | 3,576 |
| リストラクチャリング費用に係る支払 | (219) | (370) | (278) | (469) | (590) | (996) |
| 自動車部門の営業フリー・キャッシュ・フロー(リストラクチャリングを除く。) | 1,994 | 3,365 | 1,234 | 2,083 | 2,709 | 4,572 |
ROCE
ROCE (Return On Capital Employed:使用総資本利益率) は、投下資本の収益性を計る指標である。これは2022年度末の自動車部門について表示される。2022年度のROCEは2022年度財務諸表に対する注記(2023年5月12日提出のルノーの有価証券報告書)で報告されている。
II - 会計方針及び連結範囲
注1 - 財務諸表の承認
財務諸表で「ルノー・グループ」又は「当グループ」と表現されるルノー・グループは、2022年12月31日現在の連結財務諸表の注30に記載されているとおり、連結範囲に含まれる、ルノーSA、その子会社、共同支配事業、共同支配企業及び関連会社で構成されている。
ルノー・グループの2023年6月30日付要約中間連結財務諸表は2023年7月26日開催の取締役会において審査されたものである。
注2 - 会計方針
2023年6月30日付要約中間連結財務諸表は、IAS第34号「中間財務報告」の規定に基づいて作成されている。要約中間連結財務諸表は年次連結財務諸表に必要な情報をすべて網羅してはいないため、2022年12月31日付の財務諸表と併せて読むことが望ましい。
ルノー・グループの2023年6月30日付要約中間連結財務諸表は、IASB(国際会計基準審議会)が2023年6月30日付で発行し、同日付で欧州連合が採択しているIFRS(国際財務報告基準)に準拠して作成されている。また、下記Aで示す変更を除けば、会計方針は、2022年12月31日付の連結財務諸表における会計方針と同一である。
2-A. 会計規則及び手法の変更
2-A1. 会計方針の変更
ルノー・グループは、EU官報で公表され、2023年1月1日から強制適用される会計基準及び改訂を適用している。
2023年1月1日に適用義務が生じた新たな改訂
| IFRS第17号及び改訂 | 「保険契約」 |
| IAS第12号の改訂 | 「単一の取引から生じた資産及び負債に係る繰延税金」 |
| IAS第1号の改訂 | 「会計方針の開示」 |
| IAS第8号の改訂 | 「会計上の見積りの定義」 |
2023年1月1日以降のIAS第12号、IAS第1号及びIAS第8号の改訂の適用によるルノー・グループの財務諸表への重要な影響はない。IFRS第17号の適用の影響については注記2-A2で説明している。
欧州連合がまだ採択していない他の基準及び改訂
また、IASBは、欧州連合によってまだ採択されていない以下の新基準及び改訂を公表している。
| 欧州連合がまだ採択していないIFRS基準及び改訂 | IASBが設定した適用日 | |
| IAS第1号の改訂 | 「負債の流動又は非流動への分類」 | 2024年1月1日 |
| IFRS第16号の改訂 | 「セール・アンド・リースバックにおけるリース負債」 | 2024年1月1日 |
| IAS第12号の改訂 | 「国際的な税制改革-第2の柱モデルルール」 | 2023年1月1日 |
| IAS第7号の改訂 | 「サプライヤー・ファイナンス契約」 | 2024年1月1日 |
ルノー・グループは、これらの改訂の適用が連結財務諸表に重大な影響を与えることはないと予想している。
2-A2. IFRS第17号「保険契約」の初度適用による財務諸表の変動
IFRS第17号「保険契約」は、2017年5月18日に公表され、2020年6月25日の改訂により修正されたもので、保険契約に関する認識、測定、表示及び開示の原則を規定している。この基準は、IFRS第4号「保険契約」に置き換わるもので、2023年1月1日に適用された。販売金融部門は既に2018年1月1日以降IFRS第9号を適用しており、適用免除を利用しないことを決定している。
分類及び測定への影響
ルノー・グループについては、IFRS第17号は主に、販売金融部門の保険会社によって発行された保険契約及び締結された再保険契約に適用される。契約は現在、(1)発生確率で加重平均した割引将来キャッシュ・フローの見積り、(2)非金融リスクの調整、及び(3)契約上のサービス・マージンからなる一般的な「ビルディング・ブロック」アプローチに基づいて、グループ(「コホート」と呼ばれる。)で評価されている。契約上のサービス・マージンは、当該期間に供給されたカバレッジ・ユニットに基づき損益計算書で認識されている。
移行の影響
ルノー・グループは、移行日におけるポートフォリオ内の契約の価値を見積もるために必要な履歴データをすべて収集することは不可能であると考えたため、移行による影響を2022年1月1日時点の財務諸表に計上するために、簡便な遡及アプローチを使用することを選択した。
このアプローチでは、移行日において有効な契約を有する各年次コホートについて、契約上のサービス・マージンは、2022年1月1日より前の過去のキャッシュ・フローを含む、契約日までに割り引かれた将来の見積キャッシュ・フロー及び非金融リスクの調整によって定義される。
この移行は、2022年1月1日時点の期首貸借対照表において、株主資本に167百万ユーロのプラスの影響を与える。
IFRS第17号に従い、2022年の比較情報は、2022年1月1日に基準が適用されたものとして修正再表示されている。IFRS第17号に基づく2022年1月1日及び2022年12月31日現在の技術的引当金は、これらの日において存在するポートフォリオに一般的なモデルを適用して決定されている。
2023年6月30日現在及びIFRS第17号適用後において、販売金融部門の保険業務を対象とする引当金は、171百万ユーロの引当金であった。これらの同じ業務のために保有されている再保険契約に関連する資産は、その他の非流動資産25百万ユーロであった。移行日及び2022年12月31日において、IFRS第17号の適用がルノー・グループの連結財政状態計算書に及ぼす影響は、下表のとおりである。
| (百万ユーロ) | 2021年12月31日 公表値 | 2022年1月1日 修正再表示 | 変動 | 2022年12月31日 公表値 | 2022年12月31日 修正再表示 | 変動 |
| 資産/その他の非流動資産 | 966 | 920 | (46) | 938 | 911 | (27) |
| 負債/引当金 | 1,291 | 988 | (303) | 1,341 | 1,082 | (259) |
| 負債/繰延税金負債 | 1,009 | 1,099 | 90 | 1,021 | 1,102 | 81 |
| 株主資本/準備金 | 25,159 | 25,326 | 167 | 26,370 | 26,537 | 167 |
| 株主資本/当期純利益 | (700) | (716) | (16) |
IFRS第17号の初度適用の影響は、2022年上半期ではマイナス10百万ユーロ、2022年通年ではマイナス16百万ユーロの当期純利益の減少である。IFRS第17号の適用が2022年上半期及び2022年通年のルノー・グループの連結損益計算書に及ぼす影響は、下表のとおりである。
| (百万ユーロ) | 2022年上半期 公表値 | 2022年上半期 修正再表示 | 変動 | 2022年度 公表値 | 2022年度 修正再表示 | 変動 |
| 売上高 | 21,121 | 21,089 | (32) | 46,391 | 46,328 | (63) |
| 営業利益(損失) | 939 | 923 | (16) | 2,216 | 2,191 | (25) |
| 税引前利益 | 917 | 901 | (16) | 2,153 | 2,128 | (25) |
| 当期税金及び繰延税金 | (260) | (254) | 6 | (533) | (524) | 9 |
| 当期純利益 | (1,666) | (1,676) | (10) | (700) | (716) | (16) |
2-B. 見積り及び判断
2023年上半期特有の見積り及び判断
ホース・パワートレイン・プロジェクトの売却計画
ルノー・グループは2020年にルノーリューション計画を発表して以降、事業と組織の変革に取り組んできた。2022年11月8日に開催されたキャピタル・マーケット・デーでは、パワートレイン技術の一部(ホース・プロジェクト)を手放し、ハイブリッド及び低排出パワートレインに特化したジーリーとの共同支配企業において一本化することを発表した。その結果、当該資産及び負債グループは、IFRS第5号に従い、2022年12月31日現在の連結財政状態計算書において、売却目的で保有する資産及び債務として再分類されており、これは2023年6月30日現在も変わりない。これらの有形固定資産及び無形資産については、売却目的で保有する資産として分類された日である2022年11月8日以降、減価償却及び償却を中止した。ルノー・グループは、売却目的で保有する資産に表示されている純額が、これらの資産及び負債の時価を下回っていることを確認している。2023年3月、新たなパートナーであるアラムコは、少数株主持分を取得することで、この新たな事業体に参加する意向であることを発表した。2023年7月11日、ルノー・グループとジーリーは合弁契約(注記22)を締結した。
日産とのパートナーシップの新たな基盤
2023年の初頭に、ルノー・グループと日産は、事業プロジェクト、ルノー・グループが設立する電気自動車及びソフトウェアに特化したアンペアへの日産による投資、並びにルノー・グループが保有する日産の株式28.4%のフランスの信託への譲渡を含む、両社のパートナーシップの新たな基盤について発表した。この信託において、ルノー・グループの議決権はほとんどの決定について「中立化」されるが、ルノー・グループの経済的な権利(配当金及び株式売却益)は、当該株式が売却されるまですべて維持される。最終的に、ルノー・グループと日産は、ロックアップ義務及びスタンドスティル義務を伴う15%の株式を相互に保有することとなる。日産との新たな基本合意による2023年6月30日現在の財務諸表への影響はない。
ルノー・グループのロシア連邦からの撤退
ルノー・グループは2022年5月15日にルノー・ロシア及びアフトワズ・グループの持分を売却し、IFRS第5号に従い、これらの事業体を2022年の財務諸表において非継続事業として表示した。2023年6月30日現在、ルノー・グループは、一部の負債について2022年の見積りと比較して重要な変更を認識しておらず、2022年12月31日に報告された非継続事業からの当期純利益の調整を計上していない。
2022年度財務諸表注記の注28-B「ルノー・グループが取得しているオフバランス約定、偶発資産及び担保受入資産」に記載したとおり、ルノー・グループは、アフトワズの持分を買い戻すオプションを有している。現在の状況において、ルノー・グループにとってこのオプションの価値はゼロである。
販売金融部門において、ルノー・グループは、売却目的で保有する資産に含まれ、評価減となった、純資産価額9百万ユーロの完全所有の事業体であるRNLリーシングを連結している。ルノー・グループは、当該事業体の売却交渉に積極的に取り組んでいる。ルノー・グループは、持分法を用いて会計処理している30%所有の事業体であるRNバンクの7十億ルーブル(76百万ユーロ)での売却も成立させた。RNバンクの株式は2022年12月31日に全額償却された。
従業員の株式保有
2022年に開始した「ルノーリューション・シェアプラン」に続き、ルノー・グループは再び、すべての従業員をルノー・グループの戦略と将来の業績に関与させたいと望んでいる。この新たな従業員株式保有オペレーションでは、フランス内外の適格従業員に8株の無償株を帰属させることとなる。また、このプランにより、従業員に基準価格から30%の割引率で株式を購入する機会も提供している。2023年6月30日時点で認識されたこのプランの費用は、8株の無償株の比例配分された費用に限定されている。費用のその他の構成要素は2023年下半期中に認識される。
世界の経済状況
2021年以降、自動車産業は、電子構成部品の供給途絶に直面している。これは世界全体の自動車部門に影響を及ぼしており、2021年に販売台数が4.5%減少し、2022年には5.9%減少して2,051,174台となる一因となった。2022年は重要な原材料の価格高騰の影響も受けており、これは2023年も続いている。しかしながら、ルノー・グループは、供給及び流通能力を縮小させた物流部門の危機にもかかわらず、2023年上半期には1,133,667台の販売台数を記録し、プラス成長に転じた。
持続可能な開発と環境への配慮
持続可能な開発への配慮は、ルノー・グループの戦略の重要な要素である。ルノー・グループは、パリ協定及び欧州グリーン・ディールを通じて、ルノー・エレクトリシティの拠点においては2025年までに、ヨーロッパにおいては2040年までに、また世界では2050年までにカーボン・ニュートラルを達成することを明確に誓約している。
これに関連して、ルノー・グループは、各会計期間末に固定資産の減価償却期間を評価し、また生産計画及び中期計画の変更を考慮して、それらの回収可能価額を検証している。
脱炭素化の誓約を果たすため、ルノー・グループはラインナップの電動化に着手しており、電気自動車のバリューチェーンにおいて購入数量に関する長期契約を行うことにより調達を確保している。これらの活動は、2023年下半期に設立が予定されている電気自動車及びソフトウェアに特化した新たな子会社を含むアンペア・プロジェクトの一部である。ルノー・グループは、多額の投資(ルノー・グループの生産拠点への投資を含む。)を必要とするグリーン・エネルギー購入契約も締結している。ルノー・グループが確定約定を行った台数については、財務諸表注記のオフバランス約定に記載されている。これらの約定は、不利でないことを確認するために、各会計期間末の時点で見直される。購入契約がサプライヤーによる多額の投資を必要とする場合(グリーン・エネルギー購入契約の場合)、ルノー・グループは契約条項を分析し、どの当事者が当該資産を管理しているかを特定する。すべての場合において、連結から除外するべきという結論に達している。
ヨーロッパ及び外国の規制には、生産拠点又は販売車両ごとのCO2排出量目標の達成度に基づいた罰則及び/又はボーナスの仕組みがある。排出レベルは各会計期間末に見積もる必要があるが、最終的な数値は1年後、又はさらに遅く2年後でなければ確認できない。例えば、欧州CAFE(企業平均燃費)はこのように運用されている。ルノー・グループは、関連するCO2排出量を特定し、それに対応する収益及び費用を見積もるための委員会を設置している。
その他の見積り及び判断
ルノー・グループは、特定の資産及び負債の帳簿価額、収益及び費用、並びに財務諸表の特定の注記における開示に影響する見積り及び仮定を頻繁に行う必要がある。財務諸表の作成にあたり、ルノー・グループでは見積りや評価を定期的に見直し、過去の実績やその他、経済環境に関連する要素を反映させている。
見積り及び判断に依拠するルノー・グループの連結財務諸表の以下の項目については、2023年上半期において特に注意を払ってきた。
・ 売却目的で保有する資産又は資産(負債)グループの再分類、並びに貸借対照表の流動資産及び流動負債の特定の科目でそれらを報告することに関するIFRS第5号の要件の適合性の判断(注3-B)。
・ 研究開発費の資産計上及びそれらの償却期間(注5及び10-A)
・ 固定資産の減損の可能性、特に自動車専用資産の減損(注10)及び持分法により計上されている持分
・ 有形固定資産又は棚卸資産に分類されたリース用車両の回収可能価額
・ 販売金融債権に係る予想信用損失の減損(注13)
・ 収益認識
・ リストラクチャリング引当金の算定(注6-A及び17)
・ サプライヤーの財政破綻に伴うリスクの算定
・ 税務上の繰越欠損金に対する繰延税金資産の認識(注8)
・ 引当金、とりわけ販売される車両及びバッテリーに係る保証引当金(注17-B)、退職給付その他の長期従業員給付債務に対する引当金(注17-A)、従業員数調整措置に対する引当金(注6-A)、法的リスク及び税務リスク(法人所得税リスクを除く)に対する引当金並びに不確実な税金負債に対する引当金
・ リース負債、特に追加借入利子率並びに行使が合理的に確実な更新及び終了オプションの価値の評価(注18)
注3 - 連結範囲の変更、非継続事業並びに売却目的で保有する資産及び負債
3-A. 連結範囲の変更
自動車部門
2023年2月、ルノー・グループは、完全所有子会社であるルノー・日産・ブルガリアEADを、エミル・フレイ・ホールディングAGに7.6百万ユーロで売却した。
販売金融部門
2023年6月、ルノー・グループは、7十億ルーブル(76百万ユーロ)で、ロシアの事業体であるRNバンクのアフトワズへの売却を完了した。RNバンクは、持分法に基づいて計上されているRN SF B.V.が30%所有する事業体であった。
3-B. 売却目的で保有する資産及び負債
2022年11月8日のキャピタル・マーケット・デーにおいて、ルノー・グループは、ハイブリッド及び低排出量のエンジン及びパワートレインの開発、製造、供給を行う新たな世界規模の事業体の創設に向け、ジーリー・グループとの包括契約を締結することを発表した。当該包括契約は、ルノー・グループとジーリーがこの新事業の株式をそれぞれ50%ずつ保有すると規定している。売却目的で保有する資産及び負債は、以下「ホース」と総称され、2023年下半期には連結除外となる。
戦略プラン「ルノーリューション」の適用に伴い、ルノー・グループは、一部の不動産資産(土地、生産拠点)、支店(フランス国内)及び自動車販売子会社(フランス国外)の売却を開始した。
2023年6月30日現在、売却目的で保有する資産グループは、4,051百万ユーロの資産並びにマイナス799百万ユーロの債務及びその他の負債で構成されている。2022年12月31日現在と2023年6月30日現在のこれらの金額の差、すなわち売却目的で保有する資産の190百万ユーロの増加及びこれに係る負債のマイナス74百万ユーロの減少は、主に、ハイブリッド及びサーマルパワートレインに特化した新たな共同支配事業のためのホース・プロジェクトの資産及び負債の再分類の進化によって説明される(注2-B)。これらの有形固定資産及び無形資産については、売却目的で保有する資産に再分類された日付である2022年11月8日以降、償却を中止した。
これらの売却目的で保有する資産について減損は認識されていない。
これらの売却目的で保有する資産及び関連する負債の再分類は、関連する注記の他の変更に反映されている。
| (単位:百万ユーロ) | 注 | 2023年6月30日 | ホースを含む | 2022年12月31日 | ホースを含む |
| 無形資産及びのれん | 10 | 888 | 874 | 795 | 795 |
| 有形固定資産 | 10 | 2,634 | 2,256 | 2,537 | 2,166 |
| 棚卸資産 | 14 | 408 | 386 | 418 | 338 |
| 現金及び現金同等物合計 | 7 | 6 | 23 | 8 | |
| その他 | 114 | 102 | 88 | 71 | |
| 売却目的で保有する資産合計 | 4,051 | 3,624 | 3,861 | 3,378 | |
| 売却目的で保有する資産に関連する負債合計 | (799) | (735) | (873) | (841) | |
| 金融負債を含む | (76) | (42) | (129) | (102) | |
3-C. 2022年に非継続事業となった事業
2022年5月、ルノー・グループは、ルノー・ロシア及びラーダ・オート・ホールディング(アフトワズの親会社)への投資を売却した。
財務諸表に対するこれらの事業体の貢献は、IFRS第5号に基づき、非継続事業の業績として報告されている。
2023年中、2022年末時点でIFRS第5号「非継続事業」として分類されている貢献額に変動はなかった。
III - 連結損益計算書
注4 - 売上高
4-A. 売上高の内訳
| (単位:百万ユーロ) | 2023年上半期 | 2022年上半期(1) | 2022年度(1) |
| 製品売上高 - 自動車部門 | 21,961 | 16,897 | 37,684 |
| 自動車部門のパートナーに対する売上高 | 1,915 | 1,633 | 3,130 |
| リース用資産に係るレンタル収益(2) | 342 | 323 | 842 |
| その他サービス売上高 | 632 | 721 | 1,465 |
| サービス売上高 - 自動車部門 | 974 | 1,044 | 2,307 |
| 製品売上高 - 販売金融部門 | 9 | 12 | 23 |
| リース用資産に係るレンタル収益(2) | 90 | 62 | 141 |
| 販売金融債権による利息の受取額 | 1,334 | 915 | 1,983 |
| その他サービス売上高(3) | 545 | 509 | 1,025 |
| サービス売上高 - 販売金融部門 | 1,969 | 1,486 | 3,149 |
| サービス売上高 - モビリティサービス部門 | 21 | 17 | 35 |
| 売上高合計 | 26,849 | 21,089 | 46,328 |
(1) 2022年の数値には、2023年のIFRS第17号「保険契約」の初度適用後の修正再表示が含まれている(注2-A)。
(2) 買戻し約定付自動車販売又は固定資産レンタルにつきルノー・グループが計上したレンタル収益。
(3) 主に、融資契約又はその他に基づく車両の保険、メンテナンス及び買換で構成されるサービスに係る収益。
4-B. 地域ごとの売上
連結売上高は顧客の所在地別に表示している。
| (単位:百万ユーロ) | 2023年上半期 | 2022年上半期(1) | 2022年度(1) |
| ヨーロッパ | 20,951 | 15,841 | 35,622 |
| フランスを含む | 7,536 | 6,040 | 13,814 |
| ユーラシア | 1,538 | 1,012 | 1,899 |
| アフリカ及び中東 | 921 | 828 | 1,757 |
| アジア太平洋 | 939 | 1,320 | 2,699 |
| 南北アメリカ | 2,500 | 2,088 | 4,351 |
| 売上高合計 | 26,849 | 21,089 | 46,328 |
(1) 2022年の数値には、2023年のIFRS第17号「保険契約」の初度適用後の修正再表示が含まれている(注2-A)。
注5 - 研究開発費
| (単位:百万ユーロ) | 2023年上半期 | 2022年上半期 | 2022年度 |
| 研究開発費 | (1,300) | (1,149) | (2,259) |
| 資産計上した開発費 | 659 | 546 | 1,110 |
| 資産計上した開発費の償却 | (488) | (544) | (976) |
| 収益に含まれる合計 | (1,129) | (1,147) | (2,125) |
研究開発費は自動車開発活動の研究税控除後に計上される。
ヨーロッパにおける2023年の研究開発費及び資産計上した開発費の増加は、Cセグメントのラインナップ(エスパス、ラファール及びオーストラル)、小型商用車並びに電気及びハイブリッドエンジンのリニューアル及び電動化により説明される。また国際的には、この増加の主な要因は、ルーマニアとブラジルにおけるグローバル・アクセスのラインナップのリニューアル、及びRKMラインナップの再開によるものである。
資産計上した開発費の償却は、2022年上半期と比べて減少し、2023年上半期に資産計上した費用の額よりも低かった。これは特に、売却目的で保有する資産に分類された開発費の償却停止(97百万ユーロ)によるものである。
注6 - その他の営業利益及び営業費用
| (単位:百万ユーロ) | 2023年上半期 | 2022年上半期 | 2022年度 |
| リストラクチャリング及び従業員数調整に係る費用 | (188) | (134) | (354) |
| 事業又は事業会社の全部又は一部売却損益及び連結範囲の変更に関連するその他の損益 | 24 | 29 | (14) |
| 有形固定資産及び無形資産売却損益(リース用資産の売却を除く) | 203 | 27 | 178 |
| 有形固定資産、無形資産及びのれんの減損(関連会社及び共同支配企業ののれんを除く) | 1 | (2) | (257) |
| その他の非経常的な項目 | 16 | 31 | 68 |
| 合計 | 56 | (49) | (379) |
6-A. リストラクチャリング及び従業員数調整に係る費用
2023年上半期のリストラクチャリング及び従業員数調整に係る費用は、主としてフランス(マイナス152百万ユーロ)に関係するものである。これは2020年5月29日に発表された固定費削減計画に関係するものであり、従業員退職制度、ホース及びアンペア・プロジェクトに関する手数料その他の費用、並びにルノー・グループのデジタル・トランスフォーメーションを対象とするものである。
2022年、これらの費用は主にフランス(上半期のマイナス55百万ユーロを含むマイナス174百万ユーロ)、ドイツ(上半期のマイナス2百万ユーロを含むマイナス81百万ユーロ)、ルーマニア(上半期のマイナス31百万ユーロを含むマイナス36百万ユーロ)及びスペイン(上半期のマイナス15百万ユーロを含むマイナス19百万ユーロ)に関係するものである。
6-B. 事業又は事業体の処分損益
2023年、ルノー・グループは、販売子会社及びヨーロッパの流通網の売却益24百万ユーロを計上した。
2022年上半期中、ルノー・グループは、スウェーデン及びデンマーク市場で事業を展開する販売会社ルノー・ノルディックABに対する持分を地元輸入業者に売却したことにより、売却益26百万ユーロを計上している。2022年下半期には、ブルターニュ鋳造所の売却に関連する費用、総額マイナス57百万ユーロを認識した。
6-C. 有形固定資産及び無形資産売却損益(リース用資産の売却を除く)
ルノー・グループは2023年に不動産取引を実施し、主としてフランスにおいて土地の売却及び工業拠点の売却により203百万ユーロの利益が発生した。
ルノー・グループは2022年に不動産取引を行い、178百万ユーロの利益が発生した。これには主としてフランス国内の物流倉庫及び不動産物件の売却益97百万ユーロ並びにフランス国内及びヨーロッパの様々な不動産複合体の売却益98百万ユーロ(2022年6月30日現在は27百万ユーロ)が含まれる。
6-D. 固定資産及びのれんの減損(関連会社及び共同支配企業ののれんを除く)
2023年に重要な減損は計上されていない。
2022年には、戻入控除後の減損マイナス257百万ユーロが計上された。これは主として中国の過剰生産能力を有する資産について認識されたものである。2022年上半期に減損は計上されていない。
6-E. その他の例外的項目
2023年のその他の例外的項目には、すべて個別には重要でない様々な金額が含まれる。
2022年には、2020年にアルジェリア政府の決定を受けて停止していたアルジェリアにおける事業活動は部分的に再開し、19百万ユーロ(2022年6月30日現在は16百万ユーロ)の戻入を行った。
注7 - 財務収益(費用)
| (単位:百万ユーロ) | 2023年上半期 | 2022年上半期 | 2022年度 |
| 総有利子負債コスト | (181) | (164) | (349) |
| 現金及び金融資産に係る収益 | 218 | 40 | 168 |
| 実質有利子負債コスト | 37 | (124) | (181) |
| 支配ないし重要な影響力の下にない企業からの受取配当金 | 1 | 1 | 2 |
| 財務運営における為替差損益 | 40 | 36 | 74 |
| 超インフレに対するエクスポージャーに係る損益(1) | (235) | (132) | (292) |
| 退職給付及びその他の長期従業員給付債務に関連する確定給付債務及び資産に係る支払利息、純額 | (22) | (8) | (21) |
| その他(2) | (81) | (9) | (68) |
| その他の財務収益及び財務費用 | (297) | (112) | (305) |
| 財務収益(費用) | (260) | (236) | (486) |
(1) 超インフレに対するエクスポージャーに係る損失は、アルゼンチンのルノー・グループ事業体に関連している。
(2) その他の項目は、主に、プラス1百万ユーロの政府保証付き融資枠の償却原価の調整の影響(2022年12月31日現在はプラス29百万ユーロ)、債権の譲渡費用、銀行手数料、割引手数料及び遅延利息で構成される。
自動車部門のネット・キャッシュ・ポジションは、事業セグメントごとの情報に表示されている(注I-D)。
注8 - 当期税金及び繰延税金
ルノーSAは、当初より、国内のみの連結納税制度によってフランスでの法人所得税額を決定することにしたため、この制度が、フランスでの課税対象となるルノーSAのグループに適用される。
ルノー・グループはまた、ドイツ、イタリア、スペイン、ルーマニア、オランダ及び英国において、その他の任意の連結納税制度を適用している。
| (単位:百万ユーロ) | 2023年上半期 | 2022年上半期(1) | 2022年度(1) |
| 当期税金 | (391) | (272) | (561) |
| 繰延税金収益(費用) | 113 | 18 | 37 |
| 当期税金及び繰延税金 | (278) | (254) | (524) |
(1) 2022年の数値には、2023年のIFRS第17号「保険契約」の初度適用後の修正再表示が含まれている(注2-A)。
2023年において、マイナス70百万ユーロの当期税金費用がフランス企業から、マイナス321百万ユーロが外国企業から発生した(2022年6月30日現在はそれぞれマイナス20百万ユーロ及びマイナス252百万ユーロ、2022年末はそれぞれマイナス61百万ユーロ及びマイナス500百万ユーロ)。2023年は、ルノー・グループの経済活動に連動する課税所得が良好であったことから、この費用は増加した。2023年2月の地震により、トルコでは例外的な税金費用マイナス21百万ユーロが計上された。フランスの納税グループは利益を上げ、当期税金費用への寄与はマイナス37百万ユーロであった。
フランスでは、連結納税事業体の当期税金費用は、2023年6月30日時点でマイナス70百万ユーロである(2022年6月30日時点ではマイナス20百万ユーロ)。
繰延税金の変動はプラスとなり、フランス内外で繰延税金資産のポジションを認識したため、2023年に大幅に増加し、113百万ユーロとなった。
2022年12月15日、EU加盟国は、OECDの国際税制改革における最低税率課税制度(「第2の柱」として知られる)のEUレベルでの実施に関する理事会指令を正式に採択した。この指令についてはまだ加盟国の税制への法制化は行われていないが、短期の経過的「セーフハーバー」措置が規定されている。
この指令は、EU域内の多国籍企業及び大規模な国内企業グループを対象として「トップアップ税」を導入することにより、15%のグローバル最低法人税率を設定し、OECDの包括的枠組の下で2021年10月8日に達成された世界的な合意を実施して、大規模な多国籍企業の収益と税金の不平等な分配に関する問題に対応することを目的とするものである。
ルノー・グループは、現在、これらの施策の実施について検討を行っている。
注9 - 基本的1株当たり利益及び希薄化後1株当たり利益
| (単位:千株) | 2023年上半期 | 2022年上半期 | 2022年度 |
| 発行済株式 | 295,722 | 295,722 | 295,722 |
| 自己株式 | (4,594) | (3,726) | (4,253) |
| 日産が保有するルノー株式 x 日産に対するルノーの持分 | (19,367) | (19,377) | (19,372) |
| 基本的1株当たり利益計算用株式数 | 271,761 | 272,619 | 272,097 |
基本的1株当たり利益の計算では、期中における発行済普通株式の加重平均株数、すなわち自己株式及び日産が保有するルノー株式を相殺した上での株数を用いている。
| (単位:千株) | 2023年上半期 | 2022年上半期 | 2022年度 |
| 基本的1株当たり利益計算用株式数 | 271,761 | 272,619 | 272,097 |
| 希薄化効果のあるストック・オプション、業績連動株式及びその他株式報酬 | 3,994 | 1,689 | 2,154 |
| 希薄化後の1株当たり利益計算用株式数 | 275,755 | 274,308 | 274,251 |
希薄化後の1株当たり利益の計算では、期中に社外流通する可能性のある普通株式の加重平均株数、すなわち基本的1株当たり利益の計算に用いた株数と、希薄化効果を有し、発行が条件付きである場合には報告日に履行条件を満たしている、関連プランに基づき付与されるストック・オプション数及び業績連動株式に対する権利の数の合計数を用いている。
IV - 営業資産・負債、資本
注10 - 無形資産及び有形固定資産
10-A. 無形資産及びのれん
| (単位:百万ユーロ) | 総額 | 償却及び減損 | 純額 |
| 2022年12月31日残高 | 13,723 | (9,023) | 4,700 |
| 取得/(償却及び減損)(1) | 672 | (528) | 144 |
| (処分)/戻入 | (2) | 1 | (1) |
| 為替換算調整勘定 | (20) | 9 | (11) |
| 連結範囲の変更及びその他(2) | (19) | (72) | (91) |
| 2023年6月30日残高 | 14,354 | (9,613) | 4,741 |
(1) 無形資産に関するマイナス5百万ユーロの減損(注6-D)を含む。
(2) 売却目的で保有する資産に再分類されるマイナス93百万ユーロの資産の変動を含む(注3-B)。
10-B. 有形固定資産
| (単位:百万ユーロ) | 総額 | 減価償却及び減損 | 純額 |
| 2022年12月31日残高 | 40,742 | (29,037) | 11,705 |
| 取得/(減価償却及び減損)(1) | 1,383 | (820) | 563 |
| (処分)/戻入 | (1,220) | 703 | (517) |
| 為替換算調整勘定 | (854) | 869 | 15 |
| 連結範囲の変更及びその他(2) | 879 | (936) | (57) |
| 2023年6月30日残高 | 40,930 | (29,221) | 11,709 |
(1) 有形固定資産に関する6百万ユーロの戻入(注6-D)を含む。
(2) 売却目的で保有する資産に再分類されるマイナス97百万ユーロの資産の変動を含む(注3-B)。
10-C. 自動車専用資産(部品を含む)及び特定の企業の資産に対する減損テスト
自動車(部品を含む)の専用資産及び特定の企業の資産に対する減損テストを受けて、2023年上半期は、減損が計上されなかった。2022年度の減損テストの結果では、246百万ユーロの減損が計上され(うち上半期は計上なし)、無形資産についてのマイナス41百万ユーロ及び有形固定資産についてのマイナス205百万ユーロで構成される。
10-D. 自動車部門の資金生成単位の減損テスト
ルノーの株式時価総額(発行済株式数から自己株式を差し引いた金額に基づく2023年6月30日現在の11,232百万ユーロ)は、ルノー・グループの資本の価値より低い。2022年12月の減損テストの結果及び2023年上半期の結果を踏まえ、2023年6月30日現在に追加のテストを行う必要はないと判断した。2022年に実施したテストについて、2023年6月30日時点で更新された税引後割引率を用いて感応度分析を行った結果、減損のリスクは示されなかった。
2022年に自動車部門について実施された減損テストではDCF法で求めた使用価値を回収可能価額として使用したが、その根拠となる仮定は以下のとおりである。
| 2022年12月31日 | 2021年12月31日 | |
| 永久成長率 | 1.0 % | 1.0 % |
| 税引後割引率 | 11.6 % | 8.9 % |
2022年12月31日現在、減損テストに使用される仮定は、2021年1月に発表され2022年度後半に更新された2021-2025年の中期計画に基づくものである。この仮定には、電子構成部品の供給危機、インフレ及び気候リスクの高まりによる負の影響に関する仮定が織り込まれている。
2022年12月31日現在の減損テストにおいて使用された永久成長率は、気候変動に関するパリ協定の締約国によるコミットメントの影響を含んでいた。
減損テストの結果、2022年12月31日現在、自動車部門の資産についての減損は認識されず、また、使用される主要な仮定を合理的に変更しても、テストが実施された資産の回収可能価額が帳簿価額を下回ることはないと判断された。テストが実施された資産の回収可能価額は、それらの仮定に以下のような変更が生じた場合でも、帳簿価額よりも高い状態である。
・ 永久成長率0%
・ 税引後割引率12.5%
注11 - 日産自動車に対する投資
損益計算書及び財政状態計算書における日産に対するルノーの投資
| (単位:百万ユーロ) | 2023年上半期/ 2023年6月30日現在 | 2022年上半期/ 2022年6月30日現在 | 2022年度/ 2022年12月31日現在 |
| 連結損益計算書 | |||
| 持分法により計上される関連会社の当期純利益(損失)に対する持分 | 582 | 325 | 526 |
| 連結財政状態計算書 | |||
| 持分法により計上される関連会社に対する投資 | 16,780 | 16,888 | 17,487 |
11-A. ルノー・グループの連結財務諸表上持分法を適用している日産自動車の連結財務諸表
ルノー・グループの財務諸表上、持分法を適用している日産の財務諸表は、日本の会計基準による日産(東京証券取引所上場)の公表済連結財務諸表に、ルノー・グループに連結するための必要な修正を行なったものである。2023年6月30日現在日産が保有する自己株式は0.6%(2022年12月31日現在も0.6%)である。その結果、ルノーの日産に対する持分割合は43.7%(2022年12月31日現在も43.7%)である。
11-B. ルノー・グループの財政状態計算書に記載の日産自動車に対する投資額の変動
| 純資産に対する持分 | のれん | 合計 | |||
| (単位:百万ユーロ) | 相殺前 | ルノーに対する日産の 持分に比例する相殺(1) | 純額 | ||
| 2022年12月31日現在 | 17,803 | (974) | 16,829 | 658 | 17,487 |
| 2023年上半期 | 582 | - | 582 | - | 582 |
| 配当金分配 | (116) | - | (116) | - | (116) |
| 為替換算調整勘定 | (1,163) | - | (1,163) | (69) | (1,232) |
| その他の変動(2) | 59 | - | 59 | - | 59 |
| 2023年6月30日現在 | 17,165 | (974) | 16,191 | 589 | 16,780 |
(1) 日産は2002年以降、44,358千株のルノーSA株式を保有しており、これは約15%の投資に相当する。相殺は日産におけるルノーSAの保有割合に基づく。
(2) その他の変動には、日産が受領したルノーSAの配当金の影響、年金債務に係る数理計算上の差異の変動、金融商品再評価準備金の変動及び日産の自己株式の変動が含まれる。
11-C. ルノー・グループの連結上修正再表示された日産自動車の資本の増減
| (単位:十億円) | 2022年 12月31日現在 | 2023年 上半期純利益 | 配当金 | 為替換算 調整勘定 | その他の 変動(1) | 2023年 6月30日現在 |
| 日本の会計基準による資本に対する親会社株主の持分 | 5,072 | 212 | (39) | 278 | (31) | 5,492 |
| IFRSの準拠による修正: | ||||||
| 退職給付及びその他の 長期従業員給付債務に 対する引当金 | (12) | (20) | - | - | 64 | 32 |
| 開発費の資産計上 | 599 | 52 | - | 2 | - | 653 |
| 繰延税金及びその他の 修正 | (82) | (26) | - | - | (20) | (128) |
| IFRSの準拠による修正後 純資産 | 5,577 | 218 | (39) | 280 | 13 | 6,049 |
| ルノー・グループの基準 による修正 (2) | 159 | (24) | (3) | (7) | 5 | 130 |
| ルノー・グループの基準 による修正後純資産 | 5,736 | 194 | (42) | 273 | 18 | 6,179 |
| (単位:百万ユーロ) | ||||||
| ルノー・グループの基準 による修正後純資産 | 40,775 | 1,333 | (266) | (2,664) | 136 | 39,314 |
| ルノー・グループの持分割合 | 43.7% | 43.7% | ||||
| ルノーの持分(下記相殺前) | 17,803 | 582 | (116) | (1,163) | 59 | 17,165 |
| ルノーに対する日産の 持分の相殺(3) | (974) | (974) | ||||
| 日産の純資産に対する ルノー・グループの持分 | 16,829 | 582 | (116) | (1,163) | 59 | 16,191 |
(1) その他の変動には、日産が受領したルノーSAの配当金の影響、年金債務に係る数理計算上の差異の変動、金融商品再評価準備金の変動及び日産の自己株式の変動が含まれる。
(2) ルノー・グループの基準による修正には、ルノー・グループに対する日産の持分(持分法による)の消去、及び歴史的には1999年から2002年の間に実施された買収に関するルノーによる固定資産の再評価が含まれている。
(3) 日産は2002年以降、ルノーにおける44,358千株のルノーSA株式を保有しており、所有持分は約15%である。相殺は日産におけるルノーSAの保有割合に基づく。
11-D. 日本の会計基準に基づく日産自動車の当期純利益
日産の会計年度は3月31日を期末日とするため、2023年上半期のルノーの連結決算に含まれる日産の当期純利益は、日産の2022年度第4四半期と2023年度第1四半期の当期純利益の合計である。
| 日産の2022年度 第4四半期 2023年1~3月 | 日産の2023年度 第1四半期 2023年4~6月 | ルノー・グループの 2023年上半期 連結財務諸表基準期間 2023年1~6月 | ||||
| 十億円 | 百万ユーロ(1) | 十億円 | 百万ユーロ(1) | 十億円 | 百万ユーロ(1) | |
| 当期純利益-日産株主持分 | 107 | 753 | 105 | 705 | 212 | 1,458 |
(1) 各四半期の平均為替レートで換算されている。
11-E. 株式市場におけるルノー・グループの日産自動車に対する投資の評価額
2023年6月30日現在の市場価格(1株588円)に基づき、ルノーの日産に対する投資の価値は6,854百万ユーロである(2022年12月31日現在では1株418円の価格に基づき5,444百万ユーロ)。
11-F. 日産自動車への投資の減損テスト
2023年6月30日現在、日産への投資の価値は、株式市場における価値が、ルノーの財政状態計算書における価値を59.2%下回っていた(2022年12月31日現在は68.9%)。
会計基準の適用により、2022年12月31日に減損テストが行われた。使用価値の算定には、税引後割引率7.73%及び永久成長率(インフレの影響を含む)1.42%を用いた。継続価値は日産の過去のデータ並びに台数及び為替に関する新たな中期予測を含む保守的な中長期予測と整合する収益性の見積もりの下で算定した。
IAS第36号により特定されるようなトリガーとなる事象が特定されなかったため、2023年6月30日現在に追加の減損テストを行う必要はないと判断した。
11-G. ルノー・グループと日産グループ間の取引
ルノー・グループと日産は、車両及び部品の開発、購買、製造並びに販売方法において共同行動を実施している。この協力は、コストを削減するシナジーにおいて反映されている。
自動車部門と日産との間の取引
ルノー・グループの自動車部門は、以下の2つのレベルで日産との取引に関与している。
・ 工業生産:アライアンス製造工場における車両及び部品のクロスオーバー生産:
- 2023年上半期における自動車部門の日産に対する売上の総額及び自動車部門の日産からの購入総額は、それぞれ約1.0十億ユーロ及び0.7十億ユーロであった(2022年度はそれぞれ上半期の0.9十億ユーロ及び0.8十億ユーロを含む2.0十億ユーロ及び1.6十億ユーロ)。
- 2023年上半期における自動車部門の日産グループに対する債権残高は625百万ユーロであり、自動車部門の日産グループに対する債務残高は414百万ユーロである(2022年12月31日現在はそれぞれ504百万ユーロ及び500百万ユーロ)。
・ 金融:ルノー・ファイナンスは、ルノー・グループのための活動に加えて、日産グループの金融商品取引のカウンターパーティーとして、為替及び金利のリスクヘッジを行っている。貸借対照表上では、日産グループに対するデリバティブ資産は2023年6月30日現在255百万ユーロであり(2022年12月31日現在は188百万ユーロ)、またデリバティブ債務は2023年6月30日現在38百万ユーロである(2022年12月31日現在は54百万ユーロ)。
販売金融部門と日産との間の取引
ルノー・グループの販売金融部門では、日産ブランドを顧客にアピールしロイヤルティを高めるための一連の金融商品及びサービスを販売政策に組み込み、主にヨーロッパで展開している。2023年上半期にRCIバンクが計上した日産からの受取手数料及び利息の形でのサービス収益は54百万ユーロであった(2022年度は89百万ユーロで、そのうち43百万ユーロが上半期に計上された)。2023年6月30日現在の販売金融部門の日産グループに対する債権残高は50百万ユーロであり(2022年12月31日現在は34百万ユーロ)、2023年6月30日現在の債務残高は128百万ユーロである(2022年12月31日現在は115百万ユーロ)。
注12 - その他の関連会社及び共同支配企業に対する投資
ルノー・グループの財務諸表におけるその他の関連会社及び共同支配企業に対する投資の詳細は以下のとおりである。
| (単位:百万ユーロ) | 2023年上半期/ 2023年6月30日現在 | 2022年上半期/ 2022年6月30日現在 | 2022年度/ 2022年12月31日現在 |
| 連結損益計算書 | |||
| その他の関連会社及び共同支配企業の当期純利益 (損失)に対する持分 | (16) | (111) | (103) |
| 持分法が適用される関連会社(1) | 1 | (67) | (70) |
| 持分法が適用される共同支配企業 | (17) | (44) | (33) |
連結財政状態計算書
| その他の関連会社及び共同支配企業に対する投資 | 679 | 644 | 723 |
| 持分法が適用される関連会社(2) | 494 | 422 | 527 |
| 持分法が適用される共同支配企業 | 185 | 222 | 196 |
(1) 2023年6月30日、ロシア連邦で事業展開している販売金融部門の会社であるRNバンクは売却された(注3)。関連会社の当期純利益には、RNバンクの資産に対する2022年6月末時点の減損マイナス101百万ユーロ及び2022年12月末時点の減損マイナス119百万ユーロが含まれる。
(2) ルノー・日産オートモティブ・インディア・プライベート・リミテッド(RNAIPL)の生産資産に係る46百万ユーロ(2022年12月31日現在は51百万ユーロ)の減損を含む。
注13 - 販売金融債権
13-A. 販売金融債権の種類別内訳
| (単位:百万ユーロ) | 2023年6月30日現在 | 2022年12月31日現在 |
| ディーラー向け債権 | 11,302 | 10,003 |
| 消費者向け融資 | 24,841 | 23,519 |
| リース及び類似取引 | 12,926 | 11,836 |
| 総額 | 49,069 | 45,358 |
| 減損 | (1,168) | (1,111) |
| 純額 | 47,901 | 44,247 |
13-B. 販売金融債権のリスクのレベル別内訳
2021年、販売金融部門は、先進的手法で支払能力比率を算出する国(フランス、イタリア、スペイン、ドイツ、英国及び韓国)並びに標準的手法で支払能力比率を算出する国(ブラジル及び非G7諸国)について、デフォルトの新定義に向けたコンプライアンス・プログラムを完成させた。
プロビジョニング・パラメータ(デフォルト確率、デフォルトによる損失)は、デフォルトの新定義に適用される方法(計算履歴の再構築、適応日数延滞カウンターなど)に基づいており、2022年6月以降は、すべての国についてデフォルトによる損失を月次で更新している。
| (単位:百万ユーロ) | 最終顧客向け 販売金融 | ディーラー向け 販売金融 | 2023年 6月30日現在 |
| 総額 | 37,766 | 11,303 | 49,069 |
| 健全な債権 | 33,479 | 11,077 | 44,556 |
| 当初認識から信用リスクの上昇が見られる債権 | 3,242 | 176 | 3,418 |
| 貸倒債権 | 1,045 | 50 | 1,095 |
| 貸倒債権合計の割合 | 2.8% | 0.4% | 2.2% |
| 減損 | (1,120) | (48) | (1,168) |
| 健全な債権に係る減損 | (337) | (22) | (359) |
| 当初認識から信用リスクの上昇が見られる債権に係る減損 | (205) | (5) | (210) |
| 貸倒債権に係る減損 | (578) | (21) | (599) |
| 総純額 | 36,646 | 11,255 | 47,901 |
| (単位:百万ユーロ) | 最終顧客向け 販売金融 | ディーラー向け 販売金融 | 2022年 12月31日現在 |
| 総額 | 35,355 | 10,003 | 45,358 |
| 健全な債権 | 31,283 | 9,787 | 41,070 |
| 当初認識から信用リスクの上昇が見られる債権 | 3,093 | 167 | 3,260 |
| 貸倒債権 | 979 | 49 | 1,028 |
| 貸倒債権合計の割合 | 2.8% | 0.5% | 2.3% |
| 減損 | (1,063) | (48) | (1,111) |
| 健全な債権に係る減損 | (323) | (20) | (343) |
| 当初認識から信用リスクの上昇が見られる債権に係る減損 | (179) | (6) | (185) |
| 貸倒債権に係る減損 | (561) | (22) | (583) |
| 総純額 | 34,292 | 9,955 | 44,247 |
注14 - 棚卸資産
| 2023年6月30日現在 | 2022年12月31日現在 | |||||
| (単位:百万ユーロ) | 総額 | 評価減 | 純額 | 総額 | 評価減 | 純額 |
| 原材料及び貯蔵品 | 1,746 | (228) | 1,518 | 1,701 | (216) | 1,485 |
| 仕掛品 | 277 | (4) | 273 | 252 | (7) | 245 |
| 中古車両 | 1,062 | (86) | 976 | 946 | (93) | 853 |
| 製品及び予備部品 | 3,030 | (128) | 2,902 | 2,751 | (121) | 2,630 |
| 合計 | 6,115 | (446) | 5,669 | 5,650 | (437) | 5,213 |
注15 - 金融資産―現金及び現金同等物
15-A.短期/長期別内訳
| 2023年6月30日現在 | 2022年12月31日現在 | |||||
| (単位:百万ユーロ) | 長期 | 短期 | 合計 | 長期 | 短期 | 合計 |
| 非支配会社への投資 | 50 | 50 | 63 | 63 | ||
| 市場性有価証券及び譲渡可能負債証券 | - | 567 | 567 | - | 587 | 587 |
| 自動車部門の金融取引に係るデリバティブ | 60 | 404 | 464 | 85 | 410 | 495 |
| 貸付金その他 | 397 | 534 | 931 | 265 | 419 | 684 |
| 金融資産合計 | 507 | 1,505 | 2,012 | 413 | 1,416 | 1,829 |
| 総額 | 531 | 1,509 | 2,040 | 437 | 1,420 | 1,857 |
| 減損 | (24) | (4) | (28) | (24) | (4) | (28) |
| 現金同等物(1) | - | 8,712 | 8,712 | - | 10,713 | 10,713 |
| 現金 | - | 10,232 | 10,232 | - | 11,061 | 11,061 |
| 現金及び現金同等物合計 | - | 18,944 | 18,944 | - | 21,774 | 21,774 |
(1) 現金同等物の主な内訳は、3ヶ月以内に満期が到来し、最低支払債権の変動のリスクが低い定期預金(合計6,013百万ユーロ(2022年12月31日現在は6,377百万ユーロ))、及び現金同等物の区分の基準を満たす「貨幣資金」の承認を有するユーロ投資ファンド(合計2,366百万ユーロ(2022年12月31日現在は3,629百万ユーロ))である。
15-B. ルノー・グループの使用不能現金
当グループは諸外国に流動資産を有しているが、資金の本国送金が制度上又は政治上、煩雑な国もある。そうした国では当グループの資金は、現地において工業用又は販売金融用に使用することが多い。
販売金融証券化ファンドが保有する銀行の当座預金口座の一部は、証券化債権の信用補完に用いられており、その結果、債権の貸倒の場合に担保の機能を果たしている。これら銀行の当座預金口座は、2023年6月30日現在961百万ユーロである(2022年12月31日現在は1,169百万ユーロ)。
注16 - 資本
16-A. 資本金
2023年6月30日現在の発行済全額払込済普通株式の総数は295,722千株で、1株の額面金額は3.81ユーロである(2022年12月31日現在と同じ)。
自己株式への配当はない。自己株式は2023年6月30日現在、ルノーの資本金の2.21%を占めている(2022年12月31日現在は1.80%)。
日産グループはその完全子会社である日産ファイナンス株式会社を通じてルノー・グループの株式の約15%を保有している(但し、これらの株式に議決権は付与されていない)。
16-B. ルノー自己株式
株主総会の決議に従って、ルノー自己株式は、ルノー・グループのマネジャー及び幹部社員に付与する業績連動株式制度及びその他の株式報酬に関する合意に割り当てる株式、並びに2022年5月に投資銀行Exaneとの間で締結した流動性契約のために購入した株式で構成されている。当該契約に基づき、ルノーSAは、段階的にBNPに最高25百万ユーロの預金を行い、モニタリング業務に対するExaneの年次報酬は80,000ユーロとなる。ルノーSAは、当該契約に基づき、4,816,809株を平均価格36.95ユーロで購入し、4,898,720株を平均価格36.90ユーロで売却した。
| 制度 | 流動性契約 | 2023年 6月30日現在 | 2022年 12月31日現在 | |
| 自己株式制度の総額(単位:百万ユーロ) | 256 | 1 | 257 | 208 |
| 自己株式の総数 | 6,519,706 | 29,589 | 6,549,295 | 5,310,961 |
16-C. 配当
2023年5月11日開催の定時株主総会及び臨時株主総会において、1株当たり0.25ユーロ(総額72.6百万ユーロ)の配当を行うことが決議された(2022年度は配当を行わなかった)。
16-D. 業績連動株式制度及びその他株式報酬の取決め
2023年上半期中、1,670千株(初回総額50百万ユーロ)に係る業績連動株式制度プラン30が導入された。株式の権利確定期間は3年で、最低保有期間はない。
ルノー・グループは、従業員に8株の無償株式を付与することを発表した。権利確定期間は2023年度中であり、最低保有期間はない。2023年6月30日現在、これに関して7百万ユーロの費用が認識されている。
各対象者が保有する株式にかかる権利の数及びその他株式報酬の変動
| 2023年1月1日現在 未確定の権利 | 付与 | 確定した権利(1) | 期限切れの権利 及びその他の調整 | 2023年6月30日現在未確定の権利 | |
| 株式にかかる権利 | 4,473,701 | 4,514,215 | (3,628,513) | (318,445) | 5,040,958 |
(1) 業績連動株式は、2020年度に付与されたプラン27及び2023年度に付与されたルノーリューション・シェアプラン2022に基づき付与されたものである。
注17 - 引当金
17-A. 退職給付及びその他の長期従業員給付債務に対する引当金
退職給付及びその他の長期従業員給付債務に対する引当金は、2023年6月30日現在1,068百万ユーロである(2022年12月31日現在は1,074百万ユーロ)。これらの引当金は2023年上半期に6百万ユーロ減少した。フランス及びトルコにおける年金制度改革の結果は、プランの変更として分析され、2023年6月30日現在の財務諸表の当期純利益において認識されている(12百万ユーロ)。2023年6月30日現在、フランスでルノー・グループの債務の評価に最も頻繁に用いられた金融割引率は3.54%(2022年12月31日現在は3.74%)であった。また、2023年上半期の昇給率は2.4%(2022年12月31日現在は2.4%)であった。
17-B. 引当金の増減
| (単位:百万ユーロ) | リストラク チャリング 引当金 | 製品保証 引当金 | その他の税務に関する訴訟及びリスクに対する引当金 | 保険業務に対する引当金(2) | 約定及びその他に対する引当金 | 合計 |
| 2022年12月31日現在(1) | 369 | 874 | 171 | 200 | 555 | 2,169 |
| 繰入 | 58 | 353 | 45 | 110 | 178 | 744 |
| 目的使用による引当金取崩 | (90) | (324) | (18) | (100) | (58) | (590) |
| 引当金未使用部分の戻入 | (7) | 38 | (9) | - | (30) | (8) |
| 連結範囲の変更に伴う増減 | - | - | 1 | - | (4) | (3) |
| 為替換算調整勘定及びその他の増減 | - | 5 | (6) | (2) | 12 | 9 |
| 2023年6月30日現在(3) | 330 | 946 | 184 | 208 | 653 | 2,321 |
(1) 2022年の数値には、2023年のIFRS第17号「保険契約」の初度適用後の修正再表示が含まれている(注2-A)。
(2) 販売金融部門の保険会社による技術的準備金である。
(3) 短期引当金は1,117百万ユーロ、長期引当金は1,204百万ユーロ。
ルノー又はグループ会社が関与している既知の訴訟についてはすべて毎年度末に調査を行い、法律顧問の意見を参考に、予想されるリスクに対して必要とみなされる引当金を設定している。2023年度において、ルノー・グループが引当金を計上した重要な新たな訴訟はなかった。偶発債務に関する情報は注21で報告する。
リストラクチャリング引当金の増加は、大部分がヨーロッパ地域で導入した従業員数調整施策(注6-A)に係るものである。
2023年6月30日現在のその他の引当金には、環境規制への適合に係る引当金135百万ユーロが含まれる(2022年12月31日現在は107百万ユーロ)。この引当金には、使用済み車両及びバッテリーに関する費用に充当される引当金、並びにヨーロッパ地域の産業用地及びアメリカ及びユーラシア地域の工業用地に係る環境保全関連の法令遵守費用に充当される引当金が含まれる。
注18 - 金融負債及び販売金融負債
18-A. 流動/非流動別の内訳
| (単位:百万ユーロ) | 2023年6月30日現在 | 2022年12月31日現在 | ||||
| 非流動 | 流動 | 合計 | 非流動 | 流動 | 合計 | |
| ルノーSAの永久劣後証券 | 265 | - | 265 | 253 | - | 253 |
| 社債 | 7,675 | 1,096 | 8,771 | 8,674 | 1,218 | 9,892 |
| その他の証書による債務 | - | 888 | 888 | - | 930 | 930 |
| 金融機関からの借入 | 250 | 518 | 768 | 300 | 1,556 | 1,856 |
| フランス | 250 | 156 | 406 | 300 | 1,112 | 1,412 |
| ブラジル | - | 47 | 47 | - | 130 | 130 |
| モロッコ | - | 151 | 151 | - | 270 | 270 |
| リース負債 | 437 | 100 | 537 | 446 | 107 | 553 |
| その他の金融負債(1) | 123 | 238 | 361 | 73 | 373 | 446 |
| 自動車部門の金融負債(デリバティブを除く) | 8,750 | 2,840 | 11,590 | 9,746 | 4,184 | 13,930 |
| 自動車部門の金融取引に係るデリバティブ | 186 | 434 | 620 | 99 | 419 | 518 |
| 自動車部門の金融負債 | 8,936 | 3,274 | 12,210 | 9,845 | 4,603 | 14,448 |
| モビリティサービス部門の金融負債(2) | 15 | 3 | 18 | 7 | 2 | 9 |
| 劣後ローン及びディアックの永久劣後証券(3) | 875 | - | 875 | 886 | - | 886 |
| 金融負債 | 9,826 | 3,277 | 13,103 | 10,738 | 4,605 | 15,343 |
| 社債 | - | 13,206 | 13,206 | - | 13,570 | 13,570 |
| その他の証書による債務 | - | 5,318 | 5,318 | - | 4,539 | 4,539 |
| 金融機関からの借入 | - | 5,521 | 5,521 | - | 5,727 | 5,727 |
| その他の有利子負債(リース負債を含む)(4) | - | 27,145 | 27,145 | - | 24,810 | 24,810 |
| 販売金融部門の債務(デリバティブを除く) | - | 51,190 | 51,190 | - | 48,646 | 48,646 |
| 販売金融部門の金融取引に係るデリバティブ | - | 390 | 390 | - | 353 | 353 |
| 販売金融負債 | - | 51,580 | 51,580 | - | 48,999 | 48,999 |
| 金融負債及び販売金融負債の総計 | 9,826 | 54,857 | 64,683 | 10,738 | 53,604 | 64,342 |
(1) 2023年6月30日現在、実質的に購入として分析されるリースに関してIAS第16号の適用により認識される金融負債は74百万ユーロである(2022年12月31日現在は16百万ユーロ)。
(2) モビリティサービス部門の金融負債(内部の資金調達を含む。)は53百万ユーロに上る(2022年12月31日現在は44百万ユーロ)。
(3) 2023年6月30日現在の856百万ユーロのRCIバンクの劣後ローンを含む(2022年12月31日現在は856百万ユーロ)。
(4) 2023年6月30日現在、66百万ユーロに上る販売金融部門のリース負債を含む(2022年12月31日は69百万ユーロ)。
18-B. 金融取引に係る自動車部門の金融負債及びデリバティブ資産の変動
| (単位:百万ユーロ) | 2022年 12月31日 現在 | キャッシュ・ フローにおける変動 | 子会社及びその他の事業ユニットに対する支配の獲得又は喪失から生じる変動 | キャッシュ・フローに影響のない為替の 変動 | キャッシュ・フローに影響のないその他の変動 | 2023年 6月30日 現在 |
| ルノーSAの永久劣後証券 | 253 | - | - | - | 12 | 265 |
| 社債 | 9,892 | (750) | - | (348) | (23) | 8,771 |
| その他の証書による債務 | 930 | (47) | - | 4 | 1 | 888 |
| 金融機関からの借入 | 1,856 | (1,180) | - | 11 | 81 | 768 |
| リース負債 | 553 | (53) | (1) | 1 | 37 | 537 |
| その他の金融負債 | 446 | (40) | 25 | (37) | (33) | 361 |
| 自動車部門の金融負債 (デリバティブを除く) | 13,930 | (2,070) | 24 | (369) | 75 | 11,590 |
| 自動車部門の金融取引に係るデリバティブ | 518 | (97) | - | 195 | 4 | 620 |
| 自動車部門の金融負債 総計(A) | 14,448 | (2,167) | 24 | (174) | 79 | 12,210 |
| 自動車部門の金融取引に係るデリバティブ資産(B) | 495 | (28) | - | - | (3) | 464 |
| 連結キャッシュ・フロー計算書における自動車部門の金融負債の純増減(部門別)(注I-C)(A)-(B) | (2,139) | |||||
| モビリティサービス部門の金融負債 | 9 | 3 | - | - | 6 | 18 |
| 連結キャッシュ・フロー計算書における自動車部門の金融負債の純増減 | (2,136) |
18-C. 金融負債及び販売金融負債の変動
自動車部門の永久劣後証券の変動
ルノーSAが1983年10月及び1984年4月に発行した永久劣後証券は、パリ証券取引所に上場される永久劣後株式である。これらの証券に係る最低の年分配率は9%で、固定部分6.75%と、同一の連結体制及び方法により計算された連結売上高に基づく変動部分からなる。
永久劣後証券は、借入実効金利で予想利率を割り引いて計算した償却原価で計上されている。
永久劣後証券は、2023年6月30日現在は308.00ユーロで取引されている(2022年12月31日現在は270.58ユーロ)。2023年6月30日現在の永久劣後証券の株式市場価格に基づく金融負債は、246百万ユーロであった(2022年12月31日現在は216百万ユーロ)。
自動車部門の社債及びその他の負債の変動
2023年上半期中、750百万ユーロの社債を償還した。
自動車部門の政府保証付き融資枠の返済
2020年、ルノー・グループは、5つの銀行で構成される銀行団に、借入総額の最大90%までのフランス政府による保証付きの5十億ユーロを上限とする融資枠を設定した。2020年12月31日現在、この融資枠で4十億ユーロが引き出されている。
各引き出しの当初償還期限は12ヶ月で、ルノーは満期をさらに3年間延長し、毎年3分の1ずつ返済することができるオプションを有した。ルノー・グループは、2021年8月に満期が到来する引出金(うち1十億ユーロが返済された。)を除き、これらすべての引出金の延長オプションを行使した。
ルノー・グループは、3回の引き出しについて、最終分割払い(2023年8月、9月及び12月)に対応する合計990百万ユーロの3件の期限前返済を、2023年上半期に行った。意図の変更は、IFRS第9号第B5.4.6項に準拠した金融負債の修正として取り扱われた。これにより金融負債は減少し、2023年6月30日にこれに対応する金額が財務収益で1百万ユーロ計上された。この全額が2023年に返済された。
販売金融部門の負債の増減
2023年上半期中、販売金融部門は、2.5十億ユーロ相当の社債を発行し、また初めてグリーンボンド750百万ユーロを発行した。さらに200百万スイス・フランの5年物社債の募集を行い、750百万ユーロの2本の社債発行(満期はそれぞれ3.5年及び4年)を行った。
販売金融部門は、欧州中央銀行(ECB)が設定したTLTRO Ⅲプログラム(貸出条件付き長期資金供給オペレーション)を利用することができた。2020年度中に3回の引き出しが行われ、2023年6月に750百万ユーロが償還され、1,000百万ユーロは2023年下半期に満期となる。2021年中にその他2回の引き出しが行われたが、総額は1,500百万ユーロで、2024年に満期となる。
TLTROの引き出しに適用される金利は、欧州中央銀行(ECB)の平均預金ファシリティ金利(「DFR」)に基づいて算出される。
当年度中に集められた新たな預金は2,243百万ユーロ(要求払預金1,054百万ユーロ及び定期預金1,190百万ユーロ)増加して26,684百万ユーロ(要求払預金18,715百万ユーロ及び定期預金7,969百万ユーロ)に達し、「その他の有利子負債」に分類されている。これらの預金の89.3%は2023年6月30日現在、預金保険制度の対象となっている(2022年12月31日現在は89.2%)。
販売金融部門は、一定の変動金利負債(集めた預金及びTLTROの資金調達)をヘッジするために、IFRS第9号に基づきヘッジ目的のデリバティブとして適格でない金利デリバティブを設定した。この営業利益は、これらのスワップの価値が37百万ユーロ上昇したことにより、マイナスの影響を受けた。
モビリティサービス部門の金融負債の増減
モビリティサービス部門の金融負債は、ルノーSAが利付借入の様式で発行したグループ内融資で構成されている。
自動車部門の債権譲渡による資金調達 - 独立系ディーラー・ネットワークに係る資金調達
自動車部門の外部資金調達の一部は、ルノー・グループ外の金融機関に対するコマーシャル債権の譲渡及び販売金融部門に対するグループ内譲渡によるものである。販売金融部門はまた、自動車部門が独立系ディーラー・ネットワークに売却した棚卸資産の資金調達にも寄与している。
自動車部門が譲渡したすべての債権については、認識を中止している。
コマーシャル債権の譲渡による資金調達及び販売金融部門によるディーラー・ネットワークの資金調達の詳細は以下のとおりである。
| (単位:百万ユーロ) | 2023年6月30日 | 2022年6月30日 | 2022年12月31日 | |||
| ルノー・グループ外企業に対する | 販売金融部門に対する | ルノー・グループ外企業に対する | 販売金融部門に対する | ルノー・グループ外企業に対する | 販売金融部門に対する | |
| 自動車部門の債権譲渡 | 1,581 | 479 | 1,299 | 389 | 1,555 | 244 |
| 自動車部門の独立系ディーラーの資金調達 | - | 8,760 | - | 4,949 | - | 7,662 |
| 譲渡合計 | 1,581 | 9,239 | 1,299 | 5,338 | 1,555 | 7,906 |
2023年上半期に譲渡され認識が中止された未収税金の総額は439.6百万ユーロであり、「CIR」研究税控除128.1百万ユーロ及びVAT311.4百万ユーロ(2022年度はCIR債権136百万ユーロ及びVAT債権100百万ユーロ)からなる。
ルノー・グループ外に譲渡されたフランスの未収税金(「CIR」:研究税控除)で、当該債権の所有にかかわる実質的にすべてのリスク及び便益が移転されているものについては、希薄化リスクが存在しないとみなされる場合に限って認識が中止される。これは、特に譲渡債権が既に税務調査又は予備監査を受けている場合である。2023年6月30日現在貸借対照表に残っている譲渡された未収税金の総額はゼロとなった。
譲渡された債権は、2022年度連結財務諸表の注2-Pに記載のとおり、関連するリスク及び便益が実質的に移転された場合に認識が中止される。
自動車部門は、ディーラー向け債権を販売金融部門に譲渡している。販売金融部門に譲渡されたディーラー向け債権の合計は、主にルノー・グループに係るものである。その金額は注13-Bに記載している。
V - キャッシュ・フロー及びその他の情報
注19 - キャッシュ・フロー
19-A. 継続事業のその他の非資金的収益及び費用(利息・税金調整前)
| (単位:百万ユーロ) | 2023年上半期 | 2022年上半期(1) | 2022年度(1) |
| 引当金の繰入、純額 | 151 | (240) | (311) |
| 販売金融債権の貸倒による影響、純額 | 38 | 43 | 93 |
| 資産処分による(益)損、純額 | (258) | (111) | (273) |
| その他の金融商品の公正価値の変動 | 12 | (32) | (28) |
| 実質有利子負債 | (37) | 124 | 181 |
| 繰延税金 | (113) | (18) | (37) |
| 当期税金 | 391 | 272 | 561 |
| その他 | 255 | 36 | 118 |
| その他の非資金的収益及び費用(利息・税金調整前) | 439 | 74 | 304 |
(1) 2022年の数値には、2023年のIFRS第17号「保険契約」の初度適用後の修正再表示が含まれている(注2-A)。
19-B. 継続事業の税引前運転資本の増減
| (単位:百万ユーロ) | 2023年上半期 | 2022年上半期 | 2022年度 |
| 棚卸資産純額の(増)減 | (466) | (914) | (1,368) |
| 債権の(増)減、純額 | (258) | (161) | (283) |
| その他の資産の(増)減 | (592) | (283) | (481) |
| 営業債務の増(減) | (146) | 1,071 | 1,752 |
| その他の負債の増(減) | 767 | (224) | 784 |
| 税引前運転資本の増(減) | (695) | (511) | 404 |
19-C. 継続事業の資本的支出
| (単位:百万ユーロ) | 2023年上半期 | 2022年上半期 | 2022年度 |
| 無形資産の購入 | (672) | (606) | (1,243) |
| 有形固定資産の購入(1) | (581) | (506) | (1,441) |
| 当期中資産購入合計 | (1,253) | (1,112) | (2,684) |
| 支払繰延 | (105) | (135) | 44 |
| 資本的支出合計 | (1,358) | (1,247) | (2,640) |
(1) 資産計上したリース用資産及び使用権資産を除く。
注20 - 関連当事者
20-A. 取締役、幹部社員及びリーダーシップ・チームの報酬
2023年5月12日提出のルノーの有価証券報告書、「第一部 企業情報、第5 提出会社の状況、3 コーポレート・ガバナンスの状況等、(2)役員の状況」に記載の点を除き、取締役、幹部社員及びリーダーシップ・チーム(2023年2月1日付でボード・オブ・マネジメント及びコーポレート・マネジメント・コミッティに代えて設けられた。)のメンバーの報酬及び関連給付に係る基準に関して重要な変更は行われていない。
2023年6月30日現在、リーダーシップ・チームのメンバーは20名であった。
20-B. ルノーの関連会社への資本参加
ルノーの日産及び持分法により計上されるその他の会社への資本参加の詳細は注11及び12に記載している。
20-C. フランス政府及び公的企業との取引
ルノー・グループは、その事業活動の一環として、フランス政府並びにUGAP、EDF及びLa Posteのような公的企業との取引を行っている。これらの取引は、通常の市場価格で行われており、2023年上半期について160百万ユーロの売上高、70百万ユーロの自動車顧客債権及び102百万ユーロの販売金融債権となっており、融資約定はなかった。
2020年、ルノー・グループは、注18に記載のとおり銀行団の発行による政府保証付き融資枠により恩恵を受けた。
この借入は2023年6月30日現在、完済されている。
注21 - オフバランス約定債務並びに偶発資産及び偶発債務
ルノーは、その事業活動の一環として一定数の約定債務を有しており、また、訴訟に関与しているか又は競争及び自動車規制当局の調査を受けている。これらの状況に起因するいかなる債務も(年金債務及びその他の従業員給付、訴訟費用等に係る債務など)引当金によりカバーされている。オフバランス約定債務及び偶発債務を構成するその他の約定債務の内訳は以下に示すとおりである(注21-A)。
ルノーは顧客からの約定(預託金、担保等)も取得しており、さらに金融機関の与信枠も利用可能である(注21-B)。
21-A. オフバランス約定債務及び偶発債務
21-A1. 通常取引
ルノー・グループは以下の金額について約定債務を負っている。
| (単位:百万ユーロ) | 2023年6月30日現在 | 2022年12月31日現在 |
| 販売金融部門による差入担保資産(1) | 9,623 | 9,710 |
| 顧客に供与した与信枠(2)- 販売金融部門 | 4,138 | 4,208 |
| 販売金融部門による金融保証(3) | 255 | 305 |
| その他の金融保証(4) | 655 | 425 |
| 供給契約に関連する約定(5) | 6,616 | 4,280 |
| 投資の確定注文 | 1,530 | 1,126 |
| リース取引に係る約定債務(6) | 312 | 97 |
| その他の融資約定(7) | 336 | 354 |
| その他の約定(8) | 1,111 | 993 |
| その他の差入担保資産 | 41 | 43 |
(1) 販売金融部門による流動性準備金管理の保証としての担保資産については注21-A4に記載されている。
(2) 販売金融部門が顧客に供与した与信枠は、主に当年度末後6ヶ月未満のうちにキャッシュ・アウトフローを生じさせる。
(3) 販売金融部門による金融保証は、当年度末後5年間に255百万ユーロのキャッシュ・アウトフローを生じさせる。
(4) その他の金融保証は、主に行政に関するものである。
(5) 供給契約に関する約定には、ルノー・グループが回収及び支払のために約定を確定する場合のサプライヤーに対する最低支払債務が含まれている。2023年度の主要な新規約定は、電気自動車向けバッテリーの供給確保を目的としている。
(6) リース取引に係る約定債務は、締結されたが、当年度末においてはまだ効力が発生しておらず、仕掛資産として財政状態計算書に含めることができないリース、IFRS第16号の適用範囲外のリース及びIFRS第16号で規定されている会計処理が適用除外となるリースに関連する約定債務で構成される(注2)。
(7) その他の融資約定は、リチウム及びニッケル供給契約の一環として行われた約定で構成される。
(8) その他の約定は、ソフトウェア定義自動車向けデジタル・アーキテクチャの設計、生産に向けた新たなパートナーシップの一環として締結された契約における約定、ルノー・グループのデジタル化の加速に関する約定、及び株式引受に関する約定を含む。
複数年にわたる供給約定は、2023年度末から16年間にわたってキャッシュ・アウトフローを増加させる。1年以内の支払債務の最大額は、2023年6月30日現在557百万ユーロ(2022年12月31日現在は485百万ユーロ)である。2023年6月30日現在の取消不能の約定は、基本的に原材料及び電気自動車向けバッテリーの供給を確保するために行われたものである。
21-A2. 偶発債務
ルノー・グループ各社は、事業を行う各国で定期的に税務調査を受けている。税調整額として認められた金額は引当金として財務諸表に計上される。異議申立中の税調整額についても、手続又は上訴につき有利に決着しない場合のリスクを考慮の上で状況に応じて計上している。税金負債は、税金の算定に関する不確実性が存在する場合、引当金として計上している。
2019年12月19日、ルノーSASは、2016年の移転価格の税額再評価について、時効期間を中断させる効果のある通知を受領し、また2021年6月24日には、2017年及び2018年についての追加通知を受領した。2022年12月21日、フランスの税務当局は、2019年から2020年までの期間を対象とする追加調査に関する2019年度の税額再評価案を発行した。これもまた関連する時効期間を中断させる効果がある。ルノー・グループは、これらの通知のうち最も重要な金額に異議を申し立てており、本件に関連して、2023年6月30日(及び2022年12月31日)現在の財務諸表には引当金を計上していない。
RESA(ルノー・エスパニャSA)は、2020年の終わり頃、2013年から2016年に関する213百万ユーロの移転価格の税額再評価について通知を受け、2023年6月には、2017年と2019年に関する84百万ユーロの移転価格の税額再評価について通知を受けた。ルノー・グループは、訴訟で勝利する可能性が高いと考えているため、これらの通知に関連する引当金は計上されていない。2021年には、フランス及びスペイン間の円満な和解に向けた手続が開始された。スペインの税務当局に213百万ユーロの預け金が支払われ(2020年度は135百万ユーロであり、2021年度は78百万ユーロ)、長期金融資産で認識された。
ルノー・グループによる子会社や事業の売却には、通常、売却先企業に対する表明保証が伴う。2023年6月30日現在、ルノー・グループはこれらの取引に関連する重要なリスクを認識していない。
ルノー・グループ各社は、事業を行う各国で定期的に当局による調査を受けている。その財務上の帰結を受け入れる場合、それらは引当金として財務諸表において認識される。異議申立がなされている場合、手続又は上訴につき有利に決着しない場合のリスクを考慮した見積額に基づき状況に応じて認識される。
2023年6月30日現在、競争及び自動車規制当局により進められている主な調査は、違法な契約及びヨーロッパにおける自動車排出ガスレベルに関係するものである。
フランスで継続中の「排出ガス」問題において、パリ検察庁の要請により2017年1月12日に正式な法的調査が開始されており、ルノーSASは2021年6月8日に正式に不正に関する調査を受けた。
2021年7月、ルノー・グループは、訴訟期間中の出頭を保証し、一切の損害賠償金及び罰金の支払いを補填するために、20百万ユーロ(貸借対照表に含まれる)の保証金を支払った。また、2021年10月8日には、特定された不利益に対する賠償を補填するために、60百万ユーロの銀行保証を発行した。ルノー・グループは、違反を犯したことを否認している。ルノー・グループの車両はすべて、常に適用される法律と規制に基づいて型式認証を受けている。
これら進行中の訴訟における次の段階の潜在的な結果は、現段階では信頼性をもって見積ることができず、また、2023年6月30日現在(並びに2022年及び2021年の12月31日現在)、本件に関する引当金は計上されていない。
ルノー・グループの販売台数の80%超が、主に欧州連合において、また特に英国、韓国及びブラジルにおいても、CO2排出量の規制の対象となった。
2020年、2021年及び2022年、アライアンスのメンバーであるルノー、日産及び三菱自動車の3社は、欧州連合のCAFE(企業平均燃費)目標をプールする協定に署名した。関係当局に支払う潜在的なコンプライアンス違反の罰金は、アライアンスの自動車メーカー3社で形成されたグループの水準で決定される。ルノーは、2023年6月30日現在(及び2022年12月31日現在)において、欧州CAFE規制に関する引当金を計上していない。
韓国では、2023年のCAFEの罰金に対して、2百万ユーロ(2022年は10百万ユーロ)の引当金が計上され、2019年から2023年までの引当金合計は45百万ユーロに増加した。
また、ルノー・グループ各社は、主に土壌及び地下水の汚染に関して適用される規制に従う。これらの規制は所在国によって様々である。関連する環境負債の一部は潜在的であり、活動が停止されるか事業所が閉鎖された場合にのみ会計上認識される。時として、債務の額を、確度をもって決定することもまた難しい。引当金は期末における法的又はみなし債務に相当する負債にのみ計上され、合理的な確実性をもって見積もられる。
ルノー・グループは、リサイクル取引の実務的な組織が定義された時点で、規制要件に基づく製品リサイクルに関する規定を設けている。フランスでは、廃棄物を削減し、循環型経済を推進するための「AGEC」法が2020年2月10日に可決され、廃棄物管理に関する産業事業者の法的責任が拡大された。道路上のすべての車両に適用されるこの法律とその実施命令2022-1495号により、ルノー・グループの義務は増加した。この義務負担を評価するための検討は現在進行中である。2022年3月15日、欧州委員会は、いくつかのEU加盟国に所在し、自動車セクターで活動する企業や団体の敷地において調査を実施した。これと並行して、欧州委員会は、自動車セクターで活動するいくつかの企業に正式な情報請求を送付している。本調査は、使用済みの自動車及びバン(ELV)の回収、処理、再生に関する反競争的共謀の可能性に関するものであり、特に(ⅰ)ELVの回収・処理・再生業者の報酬、及び(ⅱ)ELVのリサイクル可能性又は再生可能性に関するデータの広告物への使用に関するものである。ルノーは、2022年3月15日に訪問を受けた企業の一つである。これと並行して、ルノーは、同様の行為について調査している英国競争・市場庁(CMA)から情報提供の要請を受けている。ルノーは、欧州委員会及びCMAからの情報提供の要請に対応している。進行中の調査の潜在的影響は現段階では信頼性をもって見積ることができず、2023年6月30日現在、本件に関連する引当金は計上されていない。
1-A1. 株式購入約定
ルノー・グループが少数株主に対して、完全連結会社へのその投資分を売却するためにプットオプションを付与する場合、かかるオプションに相当する負債が計上され、資本-非支配株主持分は減少する。
ルノー・グループが少数株主に付与したプットオプションは、バンコ・RCI・ブラジルSA、ロンボ・コンパニア・フィナンシェラ、RCI・コロンビアSA及びRCI・ファイナンシャル・サービシーズSROに関するものである。財務諸表への影響については、2022年度連結財務諸表の注記18-Hで説明している。
トルコのオヤックとの間で2018年度にパートナーシップ契約が締結されたが、その契約は、一定の条件に従うことを条件として、ルノーSASに対してオヤックが有するオヤック・ルノー株式を購入する権利(コール)及びルノーSASが有するマイス(MAIS)株式を売却する権利(プット)を与え、また、オヤックに対してオヤックが有するオヤック・ルノー株式を売却する権利(プット)及びルノーSASが有するマイス(MAIS)株式を購入する権利(コール)を与える非支配投資についての完全に対称的なプットオプション及びコールオプションを含む。このプットオプションの行使価格は、行使された場合、行使日に指名される3名の独立した専門家により決定される。この契約の分析によって、ルノー・グループが拒否できずにオヤックがプットオプションを行使することにつながり得るようなルノー・グループが管理できない状況は特定されなかった。従って、2023年6月30日(及び2022年12月31日)現在、これらのオプションに関連して負債は認識されていない。
1-A2. 流動性準備金管理の保証としての担保資産
販売金融部門は、流動性準備金管理のため、欧州中央銀行(ECB)及びイングランド銀行(BOE)の金融政策オペレーションを利用することができる。
欧州中央銀行の金融政策オペレーションの恩恵を受けるため、販売金融部門は、2023年6月現在、フランス銀行に対し(フランスの中央担保管理システムである3G(Gestion Globale des Garanties、保証のグローバル管理)システムに基づき)帳簿価額8,720百万ユーロの資産の形で担保を差し入れている(2022年12月31日現在は8,907百万ユーロ)。かかる資産の内訳は、証券化商品発行ビークルの株式7,372百万ユーロ及び販売金融債権1,348百万ユーロ(2022年12月31日現在は証券化商品発行ビークルの株式7,647百万ユーロ及び販売金融債権1,260百万ユーロ)である。これらの担保に対してフランス銀行により提供された資金は2023年6月現在2,523百万ユーロ(2022年12月31日現在は3,250百万ユーロ)に達した。
イングランド銀行の金融政策オペレーションの恩恵を受けるため、販売金融部門は、イングランド銀行に対し、自己保有証券化プログラムと社債からなる帳簿価額775百万ポンド(903百万ユーロ)の資産の形で担保を差し入れている。これらの担保に対してイングランド銀行から受けた資金は2023年6月30日現在482百万ユーロに達した。フランス銀行及びイングランド銀行に対して担保として提供された資産はすべて、引き続き貸借対照表に計上されている。
21-B. ルノー・グループが取得しているオフバランス約定及び偶発資産
| (単位:百万ユーロ) | 2023年6月30日現在 | 2022年12月31日現在 |
| 販売金融部門が取得している買戻し約定(1) | 8,168 | 6,506 |
| 取得している金融保証 | 3,848 | 3,390 |
| 販売金融部門を含む(2) | 3,565 | 3,250 |
| 担保受入資産 | 2,852 | 2,811 |
| 販売金融部門を含む(2) | 2,784 | 2,736 |
| 取得しているその他の約定(3) | 342 | 162 |
(1) 日産及びその他の企業がリース満了時にリース用車両を買い戻すためにディーラーシップの売却に対して販売金融部門が取得している約定。
(2) 販売金融部門は、新車や中古車の販売金融業務において、2023年6月30日現在顧客から3,565百万ユーロの金融保証及び2,784百万ユーロの顧客による差入担保資産を取得している(2022年12月31日現在はそれぞれ3,250百万ユーロ及び2,736百万ユーロ)。
(3) 取得しているその他の約定には、Otro Capital、RedBird Capital Partners及びMaximum Effort Investmentsからなる投資家集団によるアルピーヌ・レーシングLtdの24%持分の取得に関する200百万ユーロの約定が含まれる。
確定与信枠に関して取得しているオフバランス約定及び社債発行については注18に記載のとおりである。
取得している約定 - 株式購入オプション
ルノー・グループは、2023年までにワイロットへの持分を70%に増加させ、同社の支配を獲得するコールオプションを有していた。自動車部門を超えて収益を多角化させることが必要となるワイロットの開発見通しに鑑み、その資金調達戦略が定義された時点で、両当事者はこのコールオプションを一時的に停止することに同意した。
ルノー・グループは、ベルコールに対して、同社の支配を獲得することなく、同社の将来的な増資を引き受けるデリバティブ商品を保有している。かかる約定に関連して負債は認識されていない。
ルノー・グループによるルノー・ロシア及びアフトワズ・グループの持分売却に関する契約は、2022年5月15日に締結されたが、これによりルノー・グループは、2024年、2026年及び2028年の5月15日から90日間(計3回)行使可能な、ラーダ・オート・ホールディング(アフトワズの親会社)の持分を買い戻すオプションを取得している。当該オプションの行使価額は1ルーブルであり、さらにルノー・グループによるアフトワズへの4年間にわたる現金拠出を行う旨の約定も含まれており、その金額は、ロシア政府から受領した払戻不能の助成金、アフトワズの資産及び/又は資本金に対する現金拠出、並びにルノーがアフトワズの持分を売却した日から払い戻しオプションを行使する日までにIFRSに基づき算定されたアフトワズ・グループの累積利益の総額を参考にルノー・グループの裁量により決定される。
当該拠出の金額は、ルノー・グループが取得した所有持分(51%から67.69%の間)を決定する。400百万ユーロの拠出が、ルノー・グループに51%の持分を自動的にもたらすことになる。
2023年6月30日(及び2022年12月31日)現在、当該オプションに相当するデリバティブの価値はゼロである。
注22 - 後発事象
2022年11月に発表された包括契約に従い、最先端のハイブリッド及びサーマル・パワートレイン・ソリューションの開発、生産、供給の世界的リーダーとなることを目的として、ジーリー・ホールディング・グループ(ジーリー・ホールディング)、ジーリー・オートモービル・ホールディングス・リミテッド(ジーリー・オートHK.0175)(以下「ジーリー」と総称する。)とルノー・グループは、新たなパワートレイン・テクノロジー企業に向けた拘束力ある50/50合弁契約を2023年7月11日に締結した。2023年3月2日にルノー・グループ及びジーリーとの意向表明書に署名したアラムコは、この新会社への戦略的投資を検討している。関連する資産及び負債グループは、IFRS第5号に基づき、2022年12月31日以降、連結財政状態計算書において、売却目的で保有する資産及び債務に分類されている(注3)。
2023年7月13日、モビライズ・ファイナンシャル・サービシーズの子会社であるモビライズ・リース・アンド・カンパニーは、モビリティ・コンセプト及びマインオートの買収を発表した。この取引は、ドイツにおける長期リース事業の成長と発展を加速させることとなる。
2023年7月26日、ルノー・グループと日産自動車株式会社は、2023年2月6日に締結、発表した拘束力ある包括契約により企図されていた最終契約を締結したことを発表した。これらの最終契約が企図する取引には規制当局の承認を含む限られた数の前提条件があり、2023年第4四半期に完了する見込みである。
これらの発表は、2023年6月30日現在の連結財務諸表に影響を与えない。
(翻訳)
| KPMG S.A. 法定監査人 ヴェルサイユ地域会及び中央メンバー 92066 パリ・ラ・デファンス・セデックス CS 60055 ガンベッタ通り2 | フォーヴィス マザー SA 法定監査人 ヴェルサイユ地域会及び中央メンバー 92075 パリ・ラ・デファンス アンリ・ルニョー通り61 |
ルノーS.A.
中間財務情報に関する法定監査人によるレビュー報告書
2024年6月30日に終了する6ヶ月の期間
ルノーS.A.
ブローニュ・ビヤンクール92100
ジェネラル・ルクレール・アベニュー 122-122bis
| 本報告書はフランス語で発行された中間財務情報に関する法定監査人によるレビュー報告書の日本語への翻訳であり、日本語圏の利用者の便宜だけを目的に提供されるものである。 本報告書には、ルノー・グループの半期経営者報告書に記載されている情報の特定の検証に関する情報も記載されている。 本報告書は、フランス法及びフランスで適用される専門的基準と併せて読み、またそれらに従って解釈されるものとする。 |
ルノーS.A.
2024年中間財務情報に関する法定監査人によるレビュー報告書
2024年6月30日に終了する6ヶ月の期間
株主各位
貴社株主総会での私どもの選任により、また、フランス通貨金融法典(Code monétaire et financier)L.451条1-2 Ⅲの要件に従い、以下の報告を行うものである。
・ 添付の、2024年1月1日から6月30日までの期間に関するルノーS.A.の要約中間連結財務諸表のレビュー
・ 半期経営者報告書に記された情報の検証
この要約中間連結財務諸表は、貴社取締役会の責任によるものである。私どもの役割は、私どものレビューを基にこれらの財務諸表について結論を表明することにある。
I. 財務諸表についての結論
私どもはフランスにおいて適用される専門的基準に準拠してレビューを実施した。
中間財務情報のレビューでは、財務及び会計の責任者を中心とした質問、分析的手続及びその他のレビュー手続を実施する。レビューは、フランスで適用される専門的基準に基づいて実施する監査よりもはるかに範囲が狭く、したがって監査で指摘されるべき重要な事項のすべてに私どもが気づき得るという確信を私どもに与え得るものではない。それゆえ、私どもは監査意見の表明を行うものではない。
私どものレビューにおいて、添付の要約中間連結財務諸表が、中間財務情報に適用され、欧州連合が採択しているIFRSの基準であるIAS第34号に準拠して作成されていないと信じさせる事項がすべての重要な点において認められなかった。
II. 特定の検証
私どもはレビューの中で、半期経営者報告書に記載された情報についても、要約中間連結財務諸表との関連で検証を行った。
その結果、表示の適正性及び要約中間連結財務諸表との整合性について、私どもが特記すべき事項はない。
パリ・ラ・デファンス、2024年7月25日
法定監査人
フランス語原本における署名人
| KPMG S.A. | フォーヴィス マザー SA |
| バートランド・プリュボ | ロイック・ワラート |
| KPMG S.A. Commissaire aux comptes Membre de la compagnie régionale de Versailles et du Centre 2 avenue Gambetta - CS 60055 92066 Paris La Défense Cedex | Forvis Mazars SA Commissaire aux comptes Membre de la compagnie régionale de Versailles et du Centre 61 rue Henri Regnault 92075 Paris La Défense |
| Renault S.A. |
| Rapport des commissaires aux comptes sur l’information financière semestrielle |
| Période du 1er janvier 2024 au 30 juin 2024 Renault S.A. 122-122 bis avenue du Général Leclerc - 92100 Boulogne-Billancourt |
Renault S.A.
Rapport des commissaires aux comptes sur l’information financière semestrielle
Période du 1er janvier au 30 juin 2024
Aux Actionnaires,
En exécution de la mission qui nous a été confiée par votre assemblée générale et en application de l’article L.451-1-2 III du code monétaire et financier, nous avons procédé à :
・l'examen limité des comptes semestriels consolidés résumés de la société Renault S.A., relatifs à la période du 1er janvier au 30 juin 2024, tels qu'ils sont joints au présent rapport ;
・la vérification des informations données dans le rapport semestriel d'activité.
Ces comptes semestriels consolidés résumés ont été établis sous la responsabilité du conseil d’administration. Il nous appartient, sur la base de notre examen limité, d’exprimer notre conclusion sur ces comptes.
I - Conclusion sur les comptes
Nous avons effectué notre examen limité selon les normes d'exercice professionnel applicables en France.
Un examen limité consiste essentiellement à s'entretenir avec les membres de la direction en charge des aspects comptables et financiers et à mettre en œuvre des procédures analytiques. Ces travaux sont moins étendus que ceux requis pour un audit effectué selon les normes d'exercice professionnel applicables en France. En conséquence, l’assurance que les comptes, pris dans leur ensemble, ne comportent pas d’anomalies significatives obtenue dans le cadre d’un examen limité est une assurance modérée, moins élevée que celle obtenue dans le cadre d’un audit.
Sur la base de notre examen limité, nous n'avons pas relevé d'anomalies significatives de nature à remettre en cause la conformité des comptes semestriels consolidés résumés avec la norme IAS 34, norme du référentiel IFRS tel qu’adopté dans l’Union européenne relative à l’information financière intermédiaire.
| Renault S.A. Rapport des commissaires aux comptes sur l’information financière semestrielle 2024 |
II - Vérification spécifique
Nous avons également procédé à la vérification des informations données dans le rapport semestriel d'activité commentant les comptes consolidés semestriels résumés sur lesquels a porté notre examen limité.
Nous n'avons pas d'observation à formuler sur leur sincérité et leur concordance avec les comptes semestriels consolidés résumés.
| Paris La Défense, le 25 juillet 2024 Les commissaires aux comptes, | |
| KPMG S.A. | Forvis Mazars SA |
| Bertrand Pruvost | Loic Wallaert |
| ※上記は、独立監査人の監査レビュー報告書の原本に記載された事項を電子化したものであり、その原本は半期報告書提出会社が別途保管しております。 |
(翻訳)
| KPMG S.A. 法定監査人 ヴェルサイユ地域会及び中央メンバー 92066 パリ・ラ・デファンス・セデックス CS 60055 ガンベッタ通り2 | マザー 法定監査人 ヴェルサイユ地域会及び中央メンバー 92075 パリ・ラ・デファンス アンリ・ルニョー通り61 |
ルノーS.A.
中間財務情報に関する法定監査人によるレビュー報告書
2023年6月30日に終了する6ヶ月の期間
ルノーS.A.
ブローニュ・ビヤンクール92100
ジェネラル・ルクレール・アベニュー 122-122bis
| 本報告書はフランス語で発行された中間財務情報に関する法定監査人によるレビュー報告書の日本語への翻訳であり、日本語圏の利用者の便宜だけを目的に提供されるものである。 本報告書には、ルノー・グループの半期経営者報告書に記載されている情報の特定の検証に関する情報も記載されている。 本報告書は、フランス法及びフランスで適用される専門的基準と併せて読み、またそれらに従って解釈されるものとする。 |
ルノーS.A.
2023年中間財務情報に関する法定監査人によるレビュー報告書
2023年6月30日に終了する6ヶ月の期間
株主各位
貴社株主総会での私どもの選任により、また、フランス通貨金融法典(Code monétaire et financier)L.451条1-2 Ⅲの要件に従い、以下の報告を行うものである。
・ 添付の、2023年1月1日から6月30日までの期間に関するルノーS.A.の要約中間連結財務諸表のレビュー
・ 半期経営者報告書に記された情報の検証
この要約中間連結財務諸表は、貴社取締役会の責任によるものであり、2023年7月26日に貴社取締役会によって承認されたものである。私どもの役割は、私どものレビューを基にこれらの財務諸表について結論を表明することにある。
I. 財務諸表についての結論
私どもはフランスにおいて適用される専門的基準に準拠してレビューを実施した。
中間財務情報のレビューでは、財務及び会計の責任者を中心とした質問、分析的手続及びその他のレビュー手続を実施する。レビューは、フランスで適用される専門的基準に基づいて実施する監査よりもはるかに範囲が狭く、したがって監査で指摘されるべき重要な事項のすべてに私どもが気づき得るという確信を私どもに与え得るものではない。それゆえ、私どもは監査意見の表明を行うものではない。
私どものレビューにおいて、添付の要約中間連結財務諸表が、中間財務情報に適用され、欧州連合が採択しているIFRSの基準であるIAS第34号に準拠して作成されていないと信じさせる事項がすべての重要な点において認められなかった。
私どもは、私どもの結論を限定することなく、IFRS第17号「保険契約」の初度適用によって生じる変更に関して、要約中間連結財務諸表の注2-A2に記載された事項に留意していただきたい。
II. 特定の検証
私どもはレビューの中で、半期経営者報告書に記載された情報についても、要約中間連結財務諸表との関連で検証を行った。
その結果、表示の適正性及び要約中間連結財務諸表との整合性について、私どもが特記すべき事項はない。
パリ・ラ・デファンス、2023年7月27日
法定監査人
フランス語原本における署名人
| KPMG S.A. | マザー |
| バートランド・プリュボ | ロイック・ワラート |
| KPMG S.A. Commissaire aux comptes Membre de la compagnie régionale de Versailles et du Centre 2 avenue Gambetta - CS 60055 92066 Paris La Défense Cedex | Mazars Commissaire aux comptes Membre de la compagnie régionale de Versailles et du Centre 61 rue Henri Regnault 92075 Paris La Défense |
| Renault S.A. |
| Rapport des commissaires aux comptes sur l’information financière semestrielle |
| Période du 1er janvier 2023 au 30 juin 2023 Renault S.A. 122-122 bis avenue du Général Leclerc - 92100 Boulogne-Billancourt |
| Renault S.A. Rapport des commissaires aux comptes sur l’information financière semestrielle Période du 1er janvier au 30 juin 2023 Aux Actionnaires, |
En exécution de la mission qui nous a été confiée par votre assemblée générale et en application de l’article L.451-1-2 III du code monétaire et financier, nous avons procédé à :
・ l'examen limité des comptes semestriels consolidés résumés de la société Renault S.A., relatifs à la période du 1er janvier au 30 juin 2023, tels qu'ils sont joints au présent rapport ;
・ la vérification des informations données dans le rapport semestriel d'activité.
Ces comptes semestriels consolidés résumés ont été établis sous la responsabilité du conseil d’administration et arrêtés le 26 juillet 2023. Il nous appartient, sur la base de notre examen limité, d’exprimer notre conclusion sur ces comptes.
I - Conclusion sur les comptes
Nous avons effectué notre examen limité selon les normes d'exercice professionnel applicables en France.
Un examen limité consiste essentiellement à s'entretenir avec les membres de la direction en charge des aspects comptables et financiers et à mettre en œuvre des procédures analytiques. Ces travaux sont moins étendus que ceux requis pour un audit effectué selon les normes d'exercice professionnel applicables en France. En conséquence, l’assurance que les comptes, pris dans leur ensemble, ne comportent pas d’anomalies significatives obtenue dans le cadre d’un examen limité est une assurance modérée, moins élevée que celle obtenue dans le cadre d’un audit.
Sur la base de notre examen limité, nous n'avons pas relevé d'anomalies significatives de nature à remettre en cause la conformité des comptes semestriels consolidés résumés avec la norme IAS 34, norme du référentiel IFRS tel qu’adopté dans l’Union européenne relative à l’information financière intermédiaire.
Sans remettre en cause la conclusion exprimée ci-dessus, nous attirons votre attention sur la note 2.A2 de l’annexe aux comptes consolidés semestriels résumés qui expose l’impact de la première application de la norme IFRS 17
≪ Contrats d’assurance ≫ sur les états financiers.
| Renault S.A. Rapport des commissaires aux comptes sur l’information financière semestrielle 2023 |
II - Vérification spécifique
Nous avons également procédé à la vérification des informations données dans le rapport semestriel d'activité commentant les comptes consolidés semestriels résumés sur lesquels a porté notre examen limité.
Nous n'avons pas d'observation à formuler sur leur sincérité et leur concordance avec les comptes semestriels consolidés résumés.
| Paris La Défense, le 27 juillet 2023 | |
| Les commissaires aux comptes, | |
| KPMG S.A. | Mazars |
| Bertrand Pruvost | Loic Wallaert |
| ※上記は、独立監査人の監査レビュー報告書の原本に記載された事項を電子化したものであり、その原本は半期報告書提出会社が別途保管しております。 |