【表紙】
| 【提出書類】 | 有価証券報告書 |
|---|---|
| 【根拠条文】 | 金融商品取引法第24条第1項 |
| 【提出先】 | 関東財務局長 |
| 【提出日】 | 2022年6月30日 |
| 【事業年度】 | 第156期(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日) |
| 【会社名】 | 日本板硝子株式会社 |
| 【英訳名】 | Nippon Sheet Glass Company, Limited |
| 【代表者の役職氏名】 | 取締役代表執行役社長兼CEO 森 重樹 |
| 【本店の所在の場所】 | 東京都港区三田三丁目5番27号 |
| 【電話番号】 | 03-5443-9523 |
| 【事務連絡者氏名】 | 経理部 宮田 昌大 |
| 【最寄りの連絡場所】 | 東京都港区三田三丁目5番27号 |
| 【電話番号】 | 03-5443-9523 |
| 【事務連絡者氏名】 | 経理部 宮田 昌大 |
| 【縦覧に供する場所】 | 株式会社東京証券取引所 (東京都中央区日本橋兜町2番1号) |
第一部【企業情報】
第1【企業の概況】
1【主要な経営指標等の推移】
(1)連結経営指標等
| 回次 | 第152期 | 第153期 | 第154期 | 第155期 | 第156期 | |
| 決算年月 | 2018年 3月 | 2019年 3月 | 2020年 3月 | 2021年 3月 | 2022年 3月 | |
| 売上高 | (百万円) | 598,897 | 612,789 | 556,178 | 499,224 | 600,568 |
| 税引前利益(△は損失) | (百万円) | 22,146 | 22,730 | △13,549 | △17,171 | 11,859 |
| 親会社の所有者に帰属する当期利益(△は損失) | (百万円) | 6,164 | 13,287 | △18,925 | △16,930 | 4,134 |
| 親会社の所有者に帰属する当期包括利益 | (百万円) | 10,221 | △882 | △40,527 | △13,411 | 77,367 |
| 親会社の所有者に帰属する持分 | (百万円) | 135,192 | 123,760 | 73,612 | 62,937 | 145,291 |
| 総資産額 | (百万円) | 788,592 | 761,869 | 765,197 | 824,963 | 939,281 |
| 1株当たり親会社所有者帰属持分 | (円) | 1,042.72 | 978.50 | 470.88 | 349.65 | 1,255.96 |
| 親会社の所有者に帰属する基本的1株当たり当期利益(△は損失) | (円) | 48.27 | 115.16 | △235.96 | △208.32 | 24.07 |
| 親会社の所有者に帰属する希薄化後1株当たり当期利益(△は損失) | (円) | 38.87 | 85.14 | △235.96 | △208.32 | 23.92 |
| 親会社所有者帰属持分比率 | (%) | 17.1 | 16.2 | 9.6 | 7.6 | 15.5 |
| 親会社所有者帰属持分当期利益率 | (%) | 4.7 | 10.3 | △19.2 | △24.8 | 4.0 |
| 株価収益率 | (倍) | 17.75 | 7.74 | - | - | 17.78 |
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | (百万円) | 34,716 | 29,030 | 30,444 | 21,053 | 45,061 |
| 投資活動によるキャッシュ・フロー | (百万円) | △17,912 | △28,143 | △56,888 | △25,589 | △22,787 |
| 財務活動によるキャッシュ・フロー | (百万円) | △33,889 | △11,358 | 18,205 | 13,537 | △20,823 |
| 現金及び現金同等物の期末残高 | (百万円) | 62,799 | 50,292 | 40,512 | 53,500 | 60,015 |
| 従業員数 | (人) | 26,957 | 26,741 | 26,803 | 25,955 | 25,232 |
| 〔外、平均臨時雇用者数〕 | 〔3,722〕 | 〔3,528〕 | 〔3,163〕 | 〔2,545〕 | 〔2,374〕 | |
(注)1.当社は、国際会計基準(以下、IFRS)に準拠して連結財務諸表を作成しています。
2.2020年3月に公表されたIFRS解釈指針委員会のアジェンダ決定に記載された結論と一致するよう、超インフレ経済下にある機能通貨を有する子会社における超インフレ調整に係る換算差額の表示方法を変更しました。このため、第154期については、親会社の所有者に帰属する当期包括利益について、表示変更後の数値を記載しています。
3.第154期については、ストック・オプション及びA種種類株式の転換が1株当たり当期損失を減少させるため、潜在株式は希薄化効果を有していません。また、第154期については、親会社の所有者に帰属する基本的1株当たり当期損失が計上されているため、株価収益率は記載していません。
4.第155期については、ストック・オプション、譲渡制限付株式報酬及びA種種類株式の転換が1株当たり当期損失を減少させるため、潜在株式は希薄化効果を有していません。また、第155期については、親会社の所有者に帰属する基本的1株当たり当期損失が計上されているため、株価収益率は記載していません。
(2)提出会社の経営指標等
| 回次 | 第152期 | 第153期 | 第154期 | 第155期 | 第156期 | |
| 決算年月 | 2018年3月 | 2019年3月 | 2020年3月 | 2021年3月 | 2022年3月 | |
| 売上高 | (百万円) | 104,499 | 111,882 | 105,136 | 87,327 | 88,300 |
| 経常利益(△は損失) | (百万円) | 4,408 | 8,734 | △2,528 | △10,222 | △3,808 |
| 当期純利益(△は損失) | (百万円) | 5,920 | 8,836 | △2,713 | △208 | 1,633 |
| 資本金 | (百万円) | 116,546 | 116,588 | 116,607 | 116,643 | 116,709 |
| 発行済株式総数 | ||||||
| 普通株式 | (千株) | 90,487 | 90,593 | 90,642 | 90,810 | 91,000 |
| A種種類株式 | (千株) | 40 | 35 | 30 | 30 | 30 |
| 純資産額 | (百万円) | 326,688 | 324,580 | 312,055 | 311,706 | 311,345 |
| 総資産額 | (百万円) | 676,837 | 664,107 | 671,915 | 682,327 | 678,566 |
| 1株当たり純資産額 | (円) | 3,153.51 | 3,189.66 | 3,095.73 | 3,087.67 | 3,079.40 |
| 1株当たり配当額 | ||||||
| 普通株式 | (円) | 20 | 30 | - | - | - |
| (うち1株当たり中間配当額) | (-) | (10) | (-) | (-) | (-) | |
| A種種類株式 | (円) | 45,000.00 | 55,000.00 | 55,000.00 | 65,000.00 | 65,000.00 |
| (うち1株当たり中間配当額) | (-) | (27,575.30) | (-) | (-) | (-) | |
| 1株当たり当期純利益金額(△は損失金額) | (円) | 45.57 | 65.98 | △56.99 | △23.81 | △3.51 |
| 潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額 | (円) | 37.33 | 56.62 | - | - | - |
| 自己資本比率 | (%) | 48.2 | 48.8 | 46.4 | 45.6 | 45.8 |
| 自己資本利益率 | (%) | 1.8 | 2.7 | - | - | 0.5 |
| 株価収益率 | (倍) | 18.81 | 13.50 | - | - | - |
| 配当性向 | (%) | 43.89 | 45.47 | - | - | - |
| 従業員数 | (人) | 1,961 | 1,944 | 1,980 | 1,934 | 1,692 |
| 〔外、平均臨時雇用者数〕 | 〔404〕 | 〔378〕 | 〔366〕 | 〔338〕 | 〔288〕 | |
| 株主総利回り | (%) | 108.4 | 116.3 | 47.3 | 76.3 | 59.1 |
| (比較指標:配当込みTOPIX) | (%) | (115.9) | (110.0) | (99.6) | (141.5) | (144.3) |
| 最高株価 | (円) | 1,080 | 1,315 | 965 | 613 | 785 |
| 最低株価 | (円) | 743 | 767 | 282 | 257 | 362 |
(注)1.第154期、第155期は、当期純損失が計上されているため、潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額、自己資
本利益率、株価収益率及び配当性向は記載していません。
2.第156期は、1株当たり当期純損失が計上されているため、潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額、株価収益率及び配当性向は記載していません。
3.株価は東京証券取引所市場第一部におけるものです。
2【沿革】
| 年 | 事項 |
|---|---|
| 1918年 | 日米板硝子株式会社を設立(本店所在地: 大阪市) |
| 1919年 | 日米板硝子株式会社の設立登記完了 |
| 〃 | 二島工場を設置(1950年 若松工場に改称) |
| 1931年 | 社名を日本板硝子株式会社に変更 |
| 1935年 | 四日市工場を設置(2004年 四日市事業所に改称) |
| 1949年 | 尼崎に研究所を設置 |
| 1950年 | 東京、大阪、神戸の各証券取引所に株式上場 |
| 1951年 | 舞鶴工場を設置(2003年 舞鶴事業所に改称) |
| 1963年 | 千葉工場を設置(2003年 千葉事業所に改称) |
| 1965年 | 舞鶴工場に東洋初のフロート方式によるガラス製造設備新設 |
| 1968年 | 創立50周年を記念して伊丹に研究所を設置(尼崎研究所の機能を移転) |
| 〃 | セルフォック®レンズ開発 |
| 1970年 | 自動車用ガラス子会社 日本安全硝子株式会社を吸収合併し、川崎工場及び京都工場(2003年 京都事業所に改称)を開設 |
| 1971年 | マレーシアに合弁会社 マレーシアンシートグラス社を設立し、初の海外進出 |
| 1975年 | メキシコに自動車用ガラス合弁会社 L-Nセーフティグラス社を設立 |
| 1977年 | 若松工場閉鎖 |
| 1978年 | ディスプレイ用途などに使われる超薄板ガラス(UFF®:ULTRA FINE FLAT GLASS)の生産開始 |
| 1979年 | 日本硝子繊維株式会社の販売権を譲受け、ガラス繊維製品の販売を開始 |
| 1980年 | 川崎工場相模原製造所を設置(2004年 相模原事業所に改称) |
| 1986年 | ピルキントン社の子会社LOF社(現: ピルキントンノースアメリカ社)と合弁で、アメリカに自動車用ガラス会社 ユナイテッド L-N グラス社を設立 |
| 1987年 | ガラス短繊維事業を日本マイクロジーウール株式会社(後の「株式会社マグ」)へ譲渡 |
| 1990年 | LOF社の株式の20%を取得 |
| 〃 | 川崎工場閉鎖 |
| 1991年 | ピルキントン社から英国グラスコード事業譲渡を受け事業強化 |
| 1995年 | ベトナムに建築用ガラス合弁会社 ベトナムフロートグラス社を設立 |
| 〃 | 中国に自動車用ガラス合弁会社 天津日板安全玻璃有限公司を設立 |
| 1997年 | ベトナムに建築用ガラス合弁会社ベトナムグラスインダストリーズ社を設立 |
| 2000年 | ピルキントン社の株式の10%を取得 |
| 〃 | 日本無機株式会社を買収(2009年にダイキン工業株式会社に譲渡) |
| 2001年 | ピルキントン社の持ち株比率を20%に引き上げ、持分法適用会社とする |
| 2002年 | ガラス長繊維事業を日本サンゴバン株式会社との合弁会社 エヌエスジー・ヴェトロテックス株式会社に譲渡 |
| 2004年 | 本店所在地を大阪市から東京都港区に移転 |
| 2005年 | ベトナムグラスインダストリーズ社を完全子会社とする |
| 2006年 | ピルキントン社を完全子会社とする |
| 2007年 | 情報電子事業とガラス繊維事業を統合して機能性ガラス材料事業部門(2012年に高機能ガラス事業部門に改称)を設置 |
| 2008年 | ガラス短繊維事業の持分法適用会社 株式会社マグを日本サンゴバン株式会社に譲渡 |
| 〃 | 委員会設置会社(現: 指名委員会等設置会社)へ移行 |
| 2011年 | ポーランドで自動車用ガラスの生産拠点を増設 |
| 〃 | 国際会計基準(IFRS)を早期適用 |
| 2018年 | 創立100周年。新経営指針「Our Vision」を策定 |
| 〃 | 新規ビジネスの開発・育成の加速を目的としてビジネス・イノベーション・センターを設置 |
| 2020年 | 2014年にベトナムに新設したUFF®用フロートラインを太陽電池パネル用ガラス製造設備に改修・再稼働 |
| 〃 | アメリカに太陽電池パネル用ガラス製造設備を新設・稼働 |
| 2021年 〃 | 「中期ビジョン」及び新中期経営計画「リバイバル計画24(RP24)」を発表 バッテリーセパレーター事業を米国ENTEK社に譲渡 |
3【事業の内容】
当社及び当社の関係会社(子会社187社(内連結子会社187社)、ジョイント・ベンチャー及び関連会社22社(内持分法適用会社22社)(2022年3月31日現在))においては、建築用ガラス事業、自動車用ガラス事業及び高機能ガラス事業を主として行っており、その製品はあらゆる種類にわたっています。各事業における当社及び関係会社の位置付け等は次の通りです。
(建築用ガラス事業)
建築用ガラス事業は、建築材料市場向けの板ガラス製品及び内装外装用加工ガラス製品を製造・販売しており、当連結会計年度における当社グループの売上高のうち47%を占めています。太陽電池パネル用ガラス事業も、ここに含まれます。
《主な関係会社》
日本板硝子ビルディングプロダクツ(株)、(株)サンクスコーポレーション、日本板硝子ウインテック(株)、Pilkington United Kingdom Ltd.、Pilkington Technology Management Ltd.、Pilkington Deutschland AG、Pilkington Austria GmbH、Pilkington Norge AS、Pilkington IGP Sp.zo.o.、Pilkington Polska Sp.zo.o.、Pilkington Italia SpA、NSG Glass North America, Inc.、Pilkington North America Inc.、Vidrieria Argentina S.A.、Vidrios Lirquen S.A.、Pilkington Brasil Ltda.、Malaysian Sheet Glass Sdn. Bhd.、Vietnam Float Glass Co.,Ltd.、NSG Vietnam Glass Industries Ltd.
(自動車用ガラス事業)
自動車用ガラス事業は、新車組立用及び補修用市場向けに種々のガラス製品を製造・販売しており、当社グループの売上高のうち46%を占めています。
《主な関係会社》
Pilkington Automotive Ltd.、Pilkington Technology Management Ltd.、Pilkington Automotive Deutschland GmbH、Pilkington Automotive Finland OY、Pilkington Automotive Poland Sp.zo.o.、Pilkington Italia SpA、Pilkington North America Inc.、L-N Safety Glass SA de CV、Pilkington Automotive Argentina S.A.、Pilkington Brasil Ltda.、Guilin Pilkington Safety Glass Co.,Ltd.、Malaysian Sheet Glass Sdn. Bhd.
(高機能ガラス事業)
高機能ガラス事業は、当社グループの売上高のうち7%を占めており、ディスプレイのカバーガラスなどに用いられる薄板ガラス、プリンター向けレンズ及び光ガイドの製造・販売、並びにエンジン用タイミングベルト部材などのガラス繊維製品の製造・販売など、いくつかの事業からなっています。
《主な関係会社》
NGF Europe Ltd.、Suzhou NSG Electronics Co.,Ltd.、NSG Hong Kong Co.,Ltd.、NGF Canada Ltd.
(その他)
その他には、全社費用、連結調整、前述の各セグメントに含まれない小規模な事業、並びにピルキントン社買収に伴い認識された無形資産の償却費が含まれます。
《主な関係会社》
NSG Holding (Europe) Ltd.、NSG UK Enterprises Ltd.、Pilkington Group Ltd.、Pilkington Finance Ultd.、Pilkington Holding GmbH、Dahlbusch AG、NSG Asia Pte. Ltd.
(持分法適用会社)
《主な持分法適用会社》
Cebrace Cristal Plano Ltda.、SP Glass Holdings BV、Flachglas Wernberg GmbH、SYP Kangqiao Autoglass Company Limited、Holding Concorde S.A.S.
<事業系統図>
事業系統図によって示すと、次の通りになります。
無印 連結子会社 ( 187 社) ※ 持分法適用会社 ( 22 社)
4【関係会社の状況】
| 名称 | 住所 | 資本金 | 主要な事業の内容 | 議決権の 所有割合 (%) | 関係内容 |
|---|---|---|---|---|---|
| (連結子会社) | |||||
| Pilkington United Kingdom Ltd. 注1 | イギリス | 千ポンド 428,483 | 建築用ガラス事業 | 100.0 (100.0) | 役員の兼任あり |
| Pilkington Automotive Ltd. 注1、3 | イギリス | 千ユーロ 632,961 | 自動車用ガラス事業 | 100.0 (100.0) | 役員の兼任あり |
| Pilkington Technology Management Ltd. 注1 | イギリス | 千ポンド 441,320 | 建築用ガラス事業及び 自動車用ガラス事業 | 100.0 (100.0) | 役員の兼任あり |
| Pilkington Deutschland AG | ドイツ | 千ユーロ 69,290 | 建築用ガラス事業 | 96.3 (96.3) | ― |
| Pilkington Automotive Deutschland GmbH | ドイツ | 千ユーロ 18,996 | 自動車用ガラス事業 | 100.0 (100.0) | ― |
| Pilkington Automotive Poland Sp.zo.o. | ポーランド | 千ポーランド ・ズロチ 30,511 | 自動車用ガラス事業 | 100.0 (100.0) | 資金援助あり |
| Pilkington Italia SpA 注1 | イタリア | 千ユーロ 112,996 | 建築用ガラス事業及び 自動車用ガラス事業 | 100.0 (100.0) | ― |
| NSG Holding(Europe) Ltd. 注1 | イギリス | 百万円 42,071 | その他(持株会社) | 100.0 | 当社の欧州関係会社株式の 保有 役員の兼任あり 資金援助あり |
| NSG UK Enterprises Ltd. 注1 | イギリス | 千ポンド 426,962 | その他(持株会社) | 100.0 (100.0) | 当社の欧州関係会社株式の 保有 役員の兼任あり 資金援助あり |
| Pilkington Group Ltd. 注1 | イギリス | 千ポンド 736,866 | その他(持株会社) | 100.0 (100.0) | 当社の欧州関係会社株式の 保有 役員の兼任あり |
| 日本板硝子ビルディングプロダクツ(株) | 千葉県 市原市 | 百万円 350 | 建築用ガラス事業 | 100.0 | 当社製品の販売先及び製品の仕入先 |
| NSG Vietnam Glass Industries Ltd. 注1 | ベトナム | 千米ドル 150,070 | 建築用ガラス事業 | 100.0 (52.2) | 役員の兼任あり 資金援助あり |
| NSG Glass North America, Inc. | アメリカ | 米ドル 1 | 建築用ガラス事業 | 100.0 (100.0) | 役員の兼任あり 資金援助あり |
| Pilkington North America Inc. 注3 | アメリカ | 千米ドル 17,701 | 建築用ガラス事業及び 自動車用ガラス事業 | 100.0 (100.0) | 役員の兼任あり |
| Vidrieria Argentina S.A. 注1 | アルゼンチン | 千アルゼンチン・ペソ 8,238,452 | 建築用ガラス事業 | 51.0 (51.0) | ― |
| Pilkington Brasil Ltda. | ブラジル | 千ブラジル ・レアル 333,008 | 建築用ガラス事業及び 自動車用ガラス事業 | 100.0 (100.0) | ― |
| Vidrios Lirquen S.A. | チリ | 千チリ・ペソ 22,443,983 | 建築用ガラス事業 | 51.6 (51.6) | ― |
| その他170社 |
| 名称 | 住所 | 資本金 | 主要な事業の内容 | 議決権の 所有割合 (%) | 関係内容 |
|---|---|---|---|---|---|
| (持分法適用会社) | |||||
| Cebrace Cristal Plano Ltda | ブラジル | 千ブラジル ・レアル 146,876 | 板ガラスの製造 | 50.0 (50.0) | ― |
| SP Glass Holdings BV | ロシア/ オランダ | 千ユーロ 25 | 板ガラスの製造 | 62.5 (62.5) | ― |
| Flachglas Wernberg GmbH | ドイツ | 千ユーロ 2,050 | 板ガラスの製造・加工 | 49.0 (49.0) | ― |
| SYP Kangqiao Autoglass Company Limited | 中国 | 千人民元 1,065,091 | 自動車用ガラスの製造 | 20.0 (20.0) | ― |
| Holding Concorde S.A.S. | コロンビア | 千コロンビア ・ペソ 78,757,652 | 板ガラスの製造・加工 | 22.2 (22.2) | ― |
| その他17社 |
(注)1.特定子会社に該当しています。
2.議決権の所有割合の( )内は、間接所有割合で内数となっています。
3.については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えています。
| 主要な損益情報等 | |||
| Pilkington Automotive Ltd. | |||
| (1)売上高 | 63,983 | 百万円 | |
| (2)当期損失 | △14,512 | 〃 | |
| (3)親会社の所有者に帰属する持分 | 5,929 | 〃 | |
| (4)総資産額 | 24,499 | 〃 | |
| Pilkington North America Inc. | |||
| (1)売上高 | 105,772 | 百万円 | |
| (2)当期利益 | 2,256 | 〃 | |
| (3)親会社の所有者に帰属する持分 | 56,722 | 〃 | |
| (4)総資産額 | 96,831 | 〃 | |
5【従業員の状況】
(1)連結会社の状況
| (2022年3月31日現在) | ||
| セグメントの名称 | 従業員数(人) | |
| 建築用ガラス事業 | 8,223 | 〔505〕 |
| 自動車用ガラス事業 | 14,591 | 〔1,555〕 |
| 高機能ガラス事業 | 910 | 〔120〕 |
| 報告セグメント計 | 23,724 | 〔2,180〕 |
| その他 | 1,508 | 〔194〕 |
| 合計 | 25,232 | 〔2,374〕 |
(注)1.従業員数は就業人員であり、臨時従業員数は〔 〕内に人員数を外数で記載しています。
2.臨時従業員には、臨時工、契約社員、嘱託、パートタイマー、定年退職後継続雇用者、及び派遣社員が含まれています。
(2)提出会社の状況
| (2022年3月31日現在) | ||||
| 従業員数(人) | 平均年齢(歳) | 平均勤続年数(年) | 平均年間給与(円) | |
| 1,692 | 〔288〕 | 45.1 | 20.8 | 7,339,693 |
| セグメントの名称 | 従業員数(人) | |
| 建築用ガラス事業 | 180 | 〔7〕 |
| 自動車用ガラス事業 | 843 | 〔159〕 |
| 高機能ガラス事業 | 386 | 〔66〕 |
| 報告セグメント計 | 1,409 | 〔232〕 |
| その他 | 283 | 〔56〕 |
| 合計 | 1,692 | 〔288〕 |
(注)1.従業員は就業人員であり、臨時従業員数は〔 〕内に人員数を外数で記載しています。
2.臨時従業員には、臨時工、契約社員、嘱託、パートタイマー、定年退職後継続雇用者、及び派遣社員が含まれています。
3.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでいます。
4.従業員数が前事業年度末に比べ10%強減少しましたが、これは主にバッテリーセパレーター事業の譲渡及び、新中期経営計画「リバイバル計画24(RP24)」のコスト構造改革の一環として実施した早期希望退職の影響によるものです。
(3)労働組合の状況
当社には、日本板硝子労働組合及び日本板硝子共闘労働組合の2組合が組織されています。
それぞれ、労使関係について特に記載すべき事項はありません。
第2【事業の状況】
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】
1.経営方針
当社は2018年の創立100周年を機に新たなNSGグループ経営指針「Our Vision」を策定しました。Our Visionは、以下のとおり、「使命:NSGの存在意義」、「目指す姿:NSGのなりたい姿」及び「コアバリュー:働き方の基盤となる価値観」から構成されています。
当社グループは、Our Visionを経営の指針とし、お客様と社会が求める多種多様なニーズに対して従来のガラスを超えるプラスアルファの価値やサービスを迅速かつ適切に提供することにより、持続的成長可能な社会の実現を目指しています。
2.マテリアリティ
当社グループでは、中長期的な企業の持続的成長と持続的社会の実現への貢献を両立するために認識すべき重要課題として、以下の表の通り5項目のマテリアリティを設定しました。この5項目は、「社会にとってのインパクト」と「当社グループにとってのインパクト」を2軸に、マトリクス上で影響度を評価して重み付けを行い決定しました。
これ以外に、コーポレートガバナンス、および財務基盤の確保は会社へのインパクトが極めて強く、会社の基盤ともなるものであり、マテリアリティ選定とは別建てとして当社グループとして重点的に取り組む課題としています。
3.NSGグループの中期ビジョン
NSGグループの使命である「快適な生活空間の創造で、より良い世界を築く」を実現するべく、当社グループは、進むべき方向性として、中期ビジョン「高付加価値の『ガラス製品とサービス』で社会に貢献するグローバル・ガラスメーカーとなる」ことを新たに掲げました。
これに基づいて、当社グループが「目指すべき貢献領域」として、以下の3分野を設定しています。
①快適空間の創造:快適で安全・健康な「人にやさしい生活空間」を創造する
②地球環境の保護:再生可能エネルギーの活用拡大や冷暖房負荷の軽減などを通して「地球にやさしい環境」を創造する
③情報通信分野: 人々の暮らしをより便利にし、社会の進化をささえる情報通信関連分野に貢献する
また、企業の「ありたい姿」として以下の2項目を設定しています。
・常に変革に挑戦し、やり抜き結果を出す企業グループであり続ける
・事業活動を通じて、従業員が「成長」し、「働く喜び」を得られる企業グループであり続ける
4.「中期ビジョン」実現のためのロードマップ
当社グループは、持続的な成長を目指せる事業体質を構築するため、2022年3月期から2024年3月期までの3年間を期間とする、新中期経営計画「リバイバル計画24(RP24)」を2021年5月13日に公表しました。
中期ビジョンの実現に向けて、ステップI(RP24、2022年3月期~2024年3月期の構造改革期)およびステップII(2025年3月期以降の持続的な成長サイクルの確立期)に分けて施策に取り組みます。RP24期間については構造改革期と位置づけ、収益構造の改革、財務基盤の回復、事業ポートフォリオの転換に集中的に取り組み、抜本的・本質的な施策を完遂することを基本方針としています。
5.新中期経営計画「リバイバル計画24 (RP24) 」における施策と目標
(1)RP24の主要施策
RP24では、以下の「3つの改革」と「2つの重点施策」を断行し、持続的成長が果たせる強い事業体質を構築します。
3つの改革:
| ① コスト構造改革 | 本質的なコスト構造改革(人員削減、固定費削減、購買コスト削減等)に取り組み、一層のコスト低減を図る |
|---|---|
| ② 事業構造改革 | 高付加価値事業の拡大、新規成長分野の育成、投資・資産効率の重視により、成長を重視したメリハリのある事業構造への変革を図る |
| ③ 企業風土改革 | 「顧客重視」、「迅速な意思決定とアクション」、「困難な課題の克服」を 重視し、常に変革に挑戦し、やり抜き結果を出す企業グループへの変革を図る |
2つの重点施策:
| ① 財務基盤の回復 | ・ 成長のための投資は戦略上の中核事業に絞り、優先順位をつけて実施 ・ 徹底的なコスト見直しと生産性向上により、持続的に利益とフリー・ キャッシュ・フローを創出できる事業体質を構築 ・ フリー・キャッシュ・フローと純利益の積み増しによる自己資本の改善を 目指すとともに、中長期的視点での財務基盤の強化も機動的に検討 |
|---|---|
| ② 高収益事業への ポートフォリオ転換 | ・ 戦略上の非中核事業は大胆な縮小・撤退を検討 ・ 投資・資産効率を重視し、限られた経営資源を成長・高付加価値分野に集中 ・ 事業の高収益化とマネジメントコストの圧縮により、持続的成長基盤を構築 |
(2)財務目標
当社グループにとって喫緊の課題である、持続可能な財務基盤への回復を期し、毎期の安定的な純利益とフリー・キャッシュ・フローの創出により、自己資本比率10%以上への早期回復を図ります。さらに、中長期的視点で財務基盤の強化についても機動的に検討します。
・ 営業利益率改善: コスト構造改革・事業構造改革・ポートフォリオ転換による稼ぐ力の強化
・ 投資の選択と集中:設備投資総額の抑制、資産効率と成長性・付加価値性を重視した優先順位づけ
RP24期間の最終年度(2024年3月期)における財務目標は以下のとおりです。
| 営業利益率 ※1 | 8% |
|---|---|
| 純利益 ※2 | 3年累計 300億円以上 |
| 自己資本比率 | 10%以上 |
| フリー・キャッシュ・フロー | 100億円以上 |
※1 無形資産償却後営業利益率
※2 親会社の所有者に帰属する当期損益
6.RP24の進捗状況
(1)RP24の主要施策
3つの改革
| ①コスト構造改革 | ・主に欧米の自動車用ガラス事業を中心に拠点、製造ラインを統廃合することに伴う人員削減を実施、2022年3月期で約1,000人、2021年3月期と合わせて2020年3月期比2,340人を削減し、同136億円の人件費を削減 ・「改革・革新」活動を通した直接費低減を推進、2022年3月期は50億円を削減 ・自動車用ガラス事業において、厳しい事業環境に対応して追加的にコスト削減を 実施、68億円を削減 |
|---|---|
| ②事業構造改革 | ・米国、ベトナムにおける太陽電池パネル用ガラス事業が収益寄与と同時にCO2削減による地球環境の保護にも貢献 ・透明な窓用太陽光発電パネルの実証実験開始 ・強い需要が継続する南米アルゼンチンに新フロート窯を建設、2023年3月期上半期に本格稼働を開始予定 ・クリエイティブ・テクノロジー事業開発統括部を新設し、新商品の立ち上げを加速 ・水素やバイオ燃料100%による燃焼によるフロートガラス製造の実証実験等、カーボンニュートラルを目指した取り組みを実施 |
| ③企業風土改革 | ・トップマネージメントとの対話(タウンホールミーティング)の多開催によるコミュニケーションの活発化 ・「インクルージョン&ダイバーシティ (I&D) 」への取り組みをグローバルで強化、女性管理職比率上昇(各事業部門・各ファンクション部門の女性割合を現状比+1ポイント)、若年層活性化を目指す。日本では男性の育児休職取得を推進 ・グループを構成する各企業の全社員を対象にした従業員意識調査を実施し、それに基づくコミュニケーション促進を実施 ・国際ガラス年の2022年、女性のみならず全ての人が“ガラス”のように輝ける場の提供を目指しグローバルで「国際女性デー2022」に様々な活動を実施 |
2つの重点施策
| ①財務基盤の回復 | ・税前利益、純利益は黒字に転換、純損益は前年同期から211億円の大幅改善 ・自己資本比率は15%超まで回復 |
|---|---|
| ②高収益事業へのポートフォリオ転換 | ・バッテリーセパレーター事業の譲渡を2021年9月1日に完了 ・高弾性・高強度ガラスファイバー「MAGNAVI®」を開発、日射光の透過率をさらに向上させた「NSG ボタニカル™」シリーズを立ち上げ、持続可能な社会における新たなソリューションを目指す ・First Solar社の生産能力増強に対して、当社太陽電池パネル用ガラスの生産能力増強を検討中 |
(2)財務実績
RP24期間の初年度である当連結会計年度における財務数値は以下のとおりです。自己資本比率及びフリー・キャッシュ・フローについては目標を単年度で達成しました。営業利益率及び純利益についても、引き続きRP24最終年度(2024年3月期)の目標達成のために努力してまいります。
| 営業利益率 ※1 | 3.3% |
|---|---|
| 純利益 ※2 | 41億円 |
| 自己資本比率 | 15.5% |
| フリー・キャッシュ・フロー | 223億円 |
※1 無形資産償却後営業利益率
※2 親会社の所有者に帰属する当期損益
7.経営環境及び対処すべき課題
(1)当社グループを取り巻く経営環境
当期は新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大がある程度の落ち着きを見せ、経済活動が順次再開されましたが、当社グループに関連する需要の回復は事業によって濃淡がありました。建築用ガラス市場と高機能ガラス市場では、多くの地域で需要が回復したことを受け、全般的に好調でした。一方で、自動車用ガラス市場は、半導体を中心に自動車部品不足の影響を受け、自動車生産台数が制限された結果、需要は低調でした。また、中盤以降は、天然ガスをはじめとする原燃材料費の高騰の影響を大きく受けました。今後も欧州の天然ガスを中心としたエネルギー価格高騰、世界的なインフレ傾向等による原燃材料費高騰はしばらく続くとみており、引き続き、生産コストの更なる引き下げと製品価格への転嫁に取り組み、収益力の回復を進めていく必要があります。さらに、ロシアによるウクライナ侵攻は、当社グループが広く事業を展開する欧州を中心にその影響を受けるものと予想され、リスク管理の強化も重要な課題です。
(2)対処すべき課題
当社グループが対処すべき重要な課題は、早期の収益力の回復、そして、事業構造の転換の加速です。
コロナ禍からの経済回復の過程でサプライチェーンの混乱や原燃材料価格の高騰など事業環境の変化が起こっています。これらの変化に早期に対応し、収益力の回復を果たさなければなりません。RP24に掲げた一番目の改革「コスト構造改革」の推進により、本質的なコスト構造改革(人員効率化、固定費削減、購買コスト削減等)に引き続き取り組んでいきます。DX(デジタルトランスフォーメション)はその推進に不可欠のものと考えており、全社横断で進めていく予定です。自動車用ガラス事業の収益力回復は喫緊の課題であり、資産効率の改善に取り組んでいきます。
当社グループが持続的な成長を遂げていくために、RP24に掲げた二番目の改革「事業構造改革」の加速が必要です。建築用ガラス事業では、メガソーラー向け太陽電池パネル用ガラスの拡大やビル・住宅向け建物一体型太陽光発電パネルの開発に取り組んでおり、汎用窓ガラス事業から高付加価値ガラス事業への転換を進めています。高機能ガラス事業では、コンタクトイメージセンサーに使用されるSELFOC® Lens Arrayの産業用検査機用途への展開を図っています。脱炭素社会を背景に伸びる複合材市場への新たなソリューションとして高弾性・高強度ガラスファイバー「MAGNAVI®」を上市し、エレクトロニクス分野や再生エネルギー関連分野などへの拡大も図っています。このような取り組みをさらに進めていきます。
RP24に掲げた三番目の改革「企業風土改革」は、「コスト構造改革」「事業構造改革」を成し遂げていくための意識改革と人材開発が主眼です。オープンなコミュニケーションと人材の多様化により、事業改革をスピードアップしていきます。
以上の改革の実行により、稼ぐ力を強化し安定的な純利益とフリー・キャッシュ・フローを創出する事業体質への変革を進めていきます。
気候変動をはじめとする環境問題への企業の積極的な取り組み要請はますます高まっていくものと考えています。当社グループでは、カーボンニュートラル実現に向けてグループ内のCO2排出量の削減を進めていくとともに、省エネルギー・創エネルギーガラスの販売により社会全般のCO2削減にも貢献していく所存です。
8.サステナビリティへの取り組み
当社グループでは、経営指針「Our Vision」の下、持続可能な社会、世界の実現を目指すにあたり、サステナビリティに関する基本的な取り組みの姿勢、方針を定めるべく「NSGグループ サステナビリティ基本方針」を取締役会において採択しました。これに基づき、中長期的な企業の持続的成長と持続的社会の実現への貢献を両立するために認識すべき重要課題(マテリアリティ)として、「倫理・法令遵守」、「社会シフト・イノベーション」、「環境」、「安全で高品質な製品・サービス」、「人材」の5項目を設定しています。気候変動をはじめとする環境問題への取り組みは、当社グループの持続的成長の実現に向けた大きな経営課題であると認識しています。
当社グループは2021年11月にTCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)提言への賛同を表明するとともに、TCFDコンソーシアムに加盟しました。今後はTCFDが提言する開示フレームワークに沿って、気候シナリオ分析を用いて気候関連のリスクや機会に基づく潜在的な影響をより定量的に評価することで、開示内容を充実させる予定です。
製造工程からの温室効果ガスの排出については、既に2019年10月に、2030年までに温室効果ガスの排出量(スコープ1及びスコープ2)を2018年対比で21%削減する目標が、「科学的根拠に基づいた目標」であるとしてSBT※イニシアティブ(SBTi)に認定され、従前からこれに沿った施策を進めてきました。合わせて、2024年までの毎年、ガラス生産単位当たりのCO2排出量を2%削減すると目標に取り組んできました。
今般当社グループは、2050年のカーボンニュートラルを当然にコミットすべき目標として設定し、この達成に向けてより重要な2030年の削減目標につき、製造工程から排出される温室効果ガス(スコープ1及びスコープ2)の削減目標を21%から30%に引き上げた上で、より具体的かつ実効可能な追加施策を設定することとしました。また今回新たに、サプライチェーンから発生する温室効果ガスの排出量(スコープ3)も削減目標の対象としており、これらの目標値に関してSBTiに認定されました。これを実現するために、ガラス製造プロセスの最適化や省エネルギー技術の開発、代替燃料や再生可能エネルギーの導入、サプライチェーン開発など、既存技術の発展、非連続的なイノベーションにも取り組みます。
※ SBT(Science-based Targets)とは、科学的知見と整合した温室効果ガスの削減目標
2【事業等のリスク】
NSGグループは、戦略的リスク委員会(SRC)と全社的リスク管理チーム(ERMT)による二層のリスク管理枠組みを採用しています。
SRCストラクチャーとその目的 – トップダウンリスクレビュー
SRCの議長は、最高リスク責任者(CRO)が務め、SRCは、CEOをはじめとする執行役及び他の関連幹部社員によって構成されます。SRCは経営会議の監督の下で運営され、その運営状況は取締役会に報告されます。
SRCは、当社グループ全般にわたるリスク管理ポリシーや枠組みを決定します。
ERMTストラクチャーとその目的 – ボトムアップリスクレビュー
ERMTの議長は、最高財務責任者(CFO)が務め、ERMTは各事業部門のトップや部長、経理、人事、法務といったファンクションのトップから構成されます。ERMTは、定期的に又は必要に応じて開催され、SRCに報告します。
上記の枠組みにより、当社グループでは、各連結会計年度末時点における事業活動の状況及び財政状態に照らして、主要な財務上及び事業運営上のリスク要因につき、定期的な見直しを行っています。当連結会計年度末時点において、当社グループが認識している主要な財務上及び事業運営上のリスクは、以下に記載の通りです。ただし、これらは当社グループに関する全てのリスクを網羅したものではなく、現時点では予見しがたいリスク又は重要とみなされていないリスクが顕在化した場合には、これらの影響を将来的に受ける可能性があります。
なお、文中における将来事項に関する記述は、当連結会計年度末時点における、当社グループの合理的な判断に基づくものです。
また、当社グループが将来にわたって事業活動を継続する前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況は、当連結会計年度末時点において存在していません。
(1)新型コロナウイルス感染症の拡大
2020年初頭から始まった世界的な新型コロナウイルス感染症拡大については、依然として当社グループの生産、製品出荷・原材料の物流に対する影響が残っているものの、当連結会計年度においては、多くの当社グループ関連主要市場は着実な回復を見せており、徐々に関連規制の緩和も見られました。しかしながら、新型コロナウイルスに対する対応は国や地域により異なります。一部の関連市場における影響が続いたり、又はそれが世界的な経済活動の減退、建築活動や自動車生産の低下等を招いたりする場合は、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
(2)経済状況
当社グループは、日本を含むアジア、欧州、米州等、世界各国・地域で事業展開しています。このため、通貨インフレやエネルギー価格の上昇といった世界経済の変化、新型コロナウイルス感染症の拡大の影響を含む世界各国における顧客の事業環境の変化、及びグローバルにつながるサプライチェーンの断絶や米中貿易戦争、ロシアによるウクライナ侵攻など世界各地における地政学上の問題が、当社グループの事業に影響を及ぼす可能性があります。
また、南米等の新興市場については長期的には先進国・地域の市場を上回るペースで成長するものと考えていますが、当社グループが事業を展開している先進国・地域の市場に比べてより大きな潜在的リスクがあると考えています。
(3)特定の産業・分野への依存
当社グループの売上高の90%以上が、建築用ガラス事業及び自動車用ガラス事業におけるものであり、当連結会計年度では、それぞれ外部顧客への売上高の47%及び46%を占めています。また、当社グループの外部顧客への売上高は、主に建設、住宅産業及び自動車産業の顧客に対するものです。これらの業界では、これまでも消費者マインドの周期的な動きに連動して需要が変動してきました。当連結会計年度においては、自動車用ガラス事業の販売数量が、自動車メーカーにおける半導体不足を中心としたサプライチェーンの問題の影響を大きく受けました。需要の変動のみならず、こうした顧客のサプライチェーンが、今後当社グループの業績や財務状況に影響を及ぼす可能性があります。
当社グループは、相対的に利益率が高く、将来市場の大きな成長が見込まれる高付加価値製品の売上の増大に努めています。これらの製品は、一般的な製品に比べて価格の変動は通常小さいと考えられ、経済状況が悪化した場合の影響を受けにくいと考えられています。しかしながら、これらの製品が高い利益率を維持し続ける、又はこれらの製品の市場が製品全体の平均を上回るペースで成長し続けるという保証はありません。さらに、他のガラスメーカーが技術的な優位を有する製品を市場に投入する結果、当社グループの製品との競合が高まり、高付加価値製品であるにも関わらず利益率が低下する可能性があります。
また顧客が当社グループに不利な形に戦略を見直す可能性があります。その場合は、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があり、特定の顧客向けの高付加価値製品では影響がより大きい可能性があります。なお、自動車用ガラス事業では、自動車産業における企業間の合従連衡の結果、当社グループの顧客である自動車メーカーの購買力の上昇や販売先上位のメーカーへの顧客ベースの集中が生じる可能性があります。また、自動車産業においては、CASE(コネクテッド、自動化、シェアリング、電動化)の進展など歴史的な産業構造の変化が起こっており、サプライチェーンにも重大な変化をもたらす可能性があります。当社グループは、これらの変化に対応するため、更なる生産性の向上、コスト低減、リソース配分の選択と集中を進めていますが、こうした対応が功を奏さず、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
(4)競争
当社グループは、日本及び海外のガラスメーカーと競合関係にあります。また、プラスチックや金属をはじめ、建築分野、自動車分野及び情報電子分野等で使用される各種素材メーカーとも競合関係にあります。当社グループでは、独自技術や独自製品の市場への提供により競争力の確保に努めていますが、市場ニーズの変化、製品を低コストで提供するメーカーの台頭、あるいは強固な顧客基盤や高い知名度を有するメーカーの参入等によって、当社グループの競争優位を維持できない場合、又は当社グループが獲得できないような政府による助成制度を競合他社が受けている場合には、当社グループの業績及び財務状況に大きな影響が及ぶ可能性があります。
(5)新製品の開発及び技術革新
当社グループは、既存の事業分野における独自技術や独自製品の開発に注力するとともに、既存分野以外の新しい分野における新製品の開発に注力しています。近年の急速で大きな技術の変化にタイムリーかつ適切に対応することは、製品、サービス、さらにはデジタライゼーションやオートメーションといった製造プロセスにおける当社グループの技術優位性を高め、維持するために必要です。そのためには、顧客ニーズを把握するとともに、気候変動等の環境問題対応に係る技術を含め、関連マーケットや製造業界における技術変化を先読みし、当社グループが強みを持つ技術領域に選択的・重点的にリソースを投入することで、技術開発、商品化、事業化を効果的に実現することが重要となります。しかしながら、新製品や新技術の開発プロセスは相当な時間と支出を要する可能性があり、また新製品の販売による収益や新技術の貢献が得られるまでに、多くの投資が必要となる可能性があります。
また、競合他社が当社グループより先んじて技術開発を行い、特許権等の知的財産を確保し、商品化、事業化を成功させ、早く市場に製品を送り出した場合や、代替技術や代替製品が市場に受け入れられた場合には、当社グループによる製品開発のための投資は、当初想定した利益をもたらさない可能性があります。さらに当社グループが技術革新を予測できない場合や、これに迅速に対応できない場合、あるいは顧客のニーズに適応した新製品の開発に成功しなかった場合には、当社グループの事業、業績及び財務状況に大きな影響が及ぶ可能性があります。
(6)将来の必要資金
当社グループは、①新製品の発売、②事業計画や研究開発計画の実行、③生産能力の拡大、④補完的な事業、技術又はサービスの取得、⑤コスト削減策やリストラクチャリング計画の実行、⑥期限を迎えた負債の返済やA種種類株式の償還等の目的に充当するため、将来において追加的な資金の調達が必要となる可能性があります。また、負債の借入契約に規定される財務制限条項等の条件に抵触することにより想定外のタイミングで当該負債の返済が必要となり、そのために追加の資金調達等が必要になる可能性もあります。当社グループが、借換えのための資金や新たに必要となる資金を想定する条件で調達できない又は全く調達できない場合、既存の製品及びサービスの拡充と改善や新事業開発のための投資を行うことが困難となり、その結果として競合他社よりも高い競争力を確保することが困難となる、又は資金調達コストが増加することなどにより、当社グループの事業活動、業績及び財務状況にも大きな影響が及ぶ可能性があります。
(7)海外における事業
当社グループは、日本、アジア、欧州、北米、南米等、世界各国・地域に生産設備を有しています。さらに当社グループは、南米、ロシア、中国等の新興国・地域において、子会社、ジョイント・ベンチャー、出資、提携といった様々な形態により事業運営を行っており、これらは当該国・地域における当社グループの生産能力を維持するうえで重要な役割を担っています。ロシアによるウクライナ侵攻を受け、当社グループは、2022年3月以降、ロシアにおける当社グループ合弁会社との全てのガラス取引、及び同社における主要新規投資の承認を停止するとともに、ロシア企業との全ての通商取引を停止しています。ロシアにおける投資の見通しの不透明さに鑑み、当連結会計年度において、当社グループは、ロシアで事業を操業する会社を所有するオランダの持分法適用会社SP Glass Holdings BVに対する投資の一部につき、約34億円の減損損失を計上しました。さらに、ロシアにおいて資本規制が課され、ロシアの事業会社による返済が制限されていることを踏まえ、SP Glass Holdings BVが出資するロシアの事業子会社に対する金融債権について、約34億円の減損損失を計上しました。
ロシアを含むこれらの国・地域の市場環境がさらに悪化する場合には、将来において追加の減損損失が発生する可能性もあります。また、ジョイント・ベンチャーのパートナー等との間での事業運営等の方針の相違により、事業の継続が困難になるような場合やその他の要因によっては、投資に対する想定外の損失が発生する可能性があります。
(8)事故・自然災害等による生産中断等のリスク
当社グループは、生産活動の中断により生じる潜在的な影響を最小限に抑えるため、設備に対して定期的な防災点検や保守を行っています。それに加え、生産設備に対する自然災害等(地震、台風、洪水、停電及び当社グループ又は顧客の生産を停止させるその他の事象等)の影響を抑えるべく、主要拠点では事業継続計画(BCP)を策定しています。しかしながら、事故、自然災害、新型コロナウイルス感染症等の感染症の大流行などによる当社グループの生産設備等の被害や生産活動の中断等の影響を完全に予防又は低減できない可能性があります。また、当社グループの特定の設備で生産される製品を、他の設備で生産できない場合もあります。従って、地震及びその他の事象により、当社グループのいずれかの設備において生産の中断があった場合には、特定の製品の生産能力が著しく低下する可能性があり、結果的に当社グループの業績及び財務状況に大きな影響が及ぶ可能性があります。当社グループでは、このような事態を想定して保険に加入していますが、いかなる場合でも当社グループの損害が補償されるわけではなく、保険の対象外である場合又は保険の限度額を上回る損害が発生した場合には、当社グループの業績及び財務状況に大きな影響が及ぶ可能性があります。
(9)為替及び金利の変動
当社グループは、世界の多くの国々や地域で事業活動を展開しており、こうした国々や地域において為替レートの変動及び金利の変動のリスクを有しています。また、海外子会社の現地通貨で表示される資産・負債等については、連結財務諸表の作成のために円換算される過程において、為替レートの変動によるリスクも有しています。さらに金利の変動は、支払利息や受取利息、あるいは金融資産や金融負債の金額に影響を及ぼす可能性があります。当社グループは為替予約契約や金利スワップ取引等によりこれらのリスクのヘッジに努めていますが、為替レート及び金利の変動は、当社グループの事業、業績及び財務状況に大きな影響を及ぼす可能性があります。
(10)原燃料の調達及び製品供給
ガラスの製造や販売の過程においては、珪砂やソーダ灰等の原料、重油や天然ガス、電気等のエネルギー、物流や保管、また国や地域によっては温室効果ガス排出権の状況が大きな影響を持ちます。当社グループでは、商品デリバティブ取引やスワップ取引により、原燃料の価格変動リスクをヘッジしていますが、これらの手法によって原燃料価格の上昇による影響を完全に除去できるわけではありません。世界的なインフレ傾向に加え、とりわけ欧州における天然ガス価格の高騰により当連結会計年度においては投入コストが上昇し、さらに、ロシアによるウクライナ侵攻により、年度末にかけて状況は悪化しました。これらの調達コストや価格の上昇や変動は、当社グループの業績及び財務状況に大きな影響を及ぼす可能性があります。
当社グループは、原燃料の調達に関して、仕入先との間で長期間に及ぶ固定価格での購入契約を締結する場合があります。また、当社グループの製品は、当社グループ独自の販売ルートに加え、当社グループ以外の第三者を通じて販売されています。何らかの理由により、主要な仕入先や販売先との関係の終了や重要な変更が生じ、又は主要な仕入先が契約上の義務を履行できなくなった場合には、現在よりも不利な条件での契約の締結が必要となり、又は原燃料の仕入れや製品の流通に支障が生ずる可能性があり、結果的に当社グループの業績及び財務状況に大きな影響が及ぶ可能性があります。
(11)退職給付債務
当社グループでは、多数の企業年金制度や退職者向け医療給付制度を運営しています。年金資産の時価が大きく変動した場合、又は年金債務計算に使用される割引率や死亡率等が大きく変動した場合には、当社グループの退職給付制度に対する追加的な資金拠出や保全措置が必要となる可能性があります。
当社グループでは、従業員に対して適切な退職給付制度を提供する一方で、追加的な資金拠出が必要となるリスクを低減するため、退職給付債務について定期的に見直しを行っています。過去数年間にわたって、当社グループでは、年金資産の運用構成の見直し、年金受給者に関する長寿リスクのヘッジ、及び現役従業員に関する年金給付額算定のベースとなる給与額の上昇に対する上限の設定等の対応を行ってまいりました。しかしながら、こうした対応によって、将来における当社グループの年金制度に対する資金拠出増加のリスクを完全に除去できない可能性があります。
(12)法的制約
当社及びその子会社、並びにジョイント・ベンチャー及び関連会社では、投資や輸出入に関する規制、公正な競争に関する規制、環境保護に関する規制並びにその他商取引、労働、退職年金、知的財産権、租税、通貨管理、支払い、資本、制裁等に関する所在国・地域の各種法令規則及び国際規則・条約の適用を受けています。これらの法令規則又はその運用の変更は、当社グループの事業活動に対する制約の発生、法令遵守対応に関する費用の発生、あるいは法令規則違反による当社グループに対する過料の賦課、又はこれに派生する民事賠償請求等によって、当社グループの業績及び財務状況に大きな影響が及ぶ可能性があります。
また、当社グループは、当社グループの役職員が職務遂行に際し法令及び定款に適合することを確保するため、「NSGグループ倫理規範」を制定し、倫理・コンプライアンス部を設置して継続的に倫理・コンプライアンスに関する周知、教育活動を行っていますが、当社グループ会社又はそれら役職員による法令違反が発生した場合には、当社グループの社会的評価、事業、業績及び財務状況に大きな影響が及ぶ可能性があります。
(13)事業戦略
当社グループの事業戦略は、経済、法制環境、原料価格、為替レート、新技術や新製品の開発や提供、現在締結されている又は将来締結される契約の条件等の様々な要因により影響を受けます。そのため、当社グループの事業戦略が成功し、想定した成果を収めることができるという保証はありません。さらに当社グループの事業計画の遂行が想定した効果を生まない、あるいは期待された効果を実現できない可能性があります。
当社グループは、競争優位を維持するため、利益率の低い製品から高付加価値製品へのシフトを目的に新技術や新製品の開発に努め、投資を行っています。しかしながら、当社グループが、競合他社に先駆けてより高度な技術の開発やその事業化に成功し、又は結果的に競合他社よりも高い競争力を維持できるという保証はありません。
「経営方針、経営環境及び対処すべき課題」に記述の通り、当社グループは、中期経営計画「リバイバル計画24」の下、収益構造の抜本的改革、財務基盤の回復、及び事業ポートフォリオの転換に集中的に取り組みます。本質的なコスト構造改革(人員効率化、固定費削減、購買コスト削減等)の推進にあたっては、DX(デジタルトランスフォーメション)が非常に重要です。しかし、こうした取り組みが計画通りにいかない結果、更なるリストラクチャリングや事業売却、そのための追加資金調達や金融支援が必要となる可能性があります。
(14)知的財産権
特許権等の知的財産権は、当社グループの事業において競争力をもたらす重要な要素です。しかしながら、当社グループが有する知的財産権を常に保護できるという保証はなく、当該知的財産権の競争優位性が失われる可能性もあります。また、当社グループは世界各国・地域で事業を行っているため、知的財産権に関する第三者との紛争のリスクも高まっています。このような知的財産権に関する侵害や紛争が生じた場合には、当社グループの業績及び財務状況に大きな影響が及ぶ可能性があります。
(15)民事賠償責任
当社グループの製品の欠陥により第三者に損害が発生した場合、当社グループは製造物責任に基づく賠償請求を受ける可能性があり、また、これにより当社グループの社会的評価に大きな影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは、このような賠償責任に対して保険に加入していますが、いかなる場合でも当社グループの賠償責任が補償されるわけではなく、当該賠償責任の内容が保険の対象にならない場合や保険の限度額を上回る場合もあり得ます。また、当社グループでは、高品質の製品の製造に注力していますが、予期しない品質問題が生じた場合、大規模なリコールの実施が必要となる可能性があります。その場合は、当社グループの社会的評価が毀損し、当社グループの業績及び財務状況に大きな影響を及ぼす可能性があります。
(16)気候変動や環境に関する法規制その他の要請への対応
当社グループは、気候変動対策を始めとする持続可能な社会への取り組みに注力しています。地球環境に与える負荷を低減するため、温室効果ガス排出削減、省エネ・創エネ、廃棄物削減、有害物質の不使用・除去等の環境課題に取り組み、環境に関する様々な法令規則を遵守しています。しかしながら、環境に関する法令規則やその運用に関する変更が行われた場合には、当社グループの事業活動に対する制約の発生、法令遵守対応に関する費用の発生、あるいは法令規則違反による当社グループに対する過料の賦課等によって、当社グループの社会的評価が低下したり、業績及び財務状況に大きな影響が及んだりする可能性があります。また、社会やステークホルダーから企業に対して気候変動や環境への対策及びその開示を求める要請は年々高まっており、それらについての十分な対応又は開示ができないことによって、当社グループの社会的評価が低下したり、業績及び財務状況に大きな影響が及んだりする可能性があります。
(17)貸借対照表に計上された資産の評価及び減損等
当社グループは、貸借対照表において、減損テストの実施を毎年必要とする多額の資産項目を計上しています。これらの資産には、ピルキントン社買収により発生したのれんや無形資産が含まれますが、これらに限定されるものではなく、各国・地域における税務上の繰越欠損金等に対して認識された繰延税金資産も含まれます。当社グループの資金生成単位について、将来において減損損失が全く発生しないという保証はありません。当社グループの今後の業績が以前に減損テストを実施した際の想定通りに改善しない場合には、将来において減損損失が発生する可能性があります。さらに、経済状況に応じて事業の縮小・撤退を決める場合には、上述以外の資産を減損する可能性もあります。当連結会計年度におけるロシアの事業に係る金融債権や投資についての減損損失の計上については、上記(7)に記述のとおりです。
当社グループは、年度末に回収可能性を検討し繰延税金資産を再評価しますが、繰延税金資産の算定に使用される適用税率が低下すれば、将来において繰延税金資産の評価減が発生する可能性があります。貸借対照表上の価値は、利益の減少や為替市場の変動リスクといった要素の影響を受け、連結資産価値の減少や資産の評価減、償却を伴う可能性があります。そのような要素は、さらに株主資本を減少させ、資金調達や取引活動、ひいては当社グループの事業、業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。
(18)情報セキュリティ
当社グループでは、事業活動に関して様々な機密情報やデータを保有・使用しており、適切な情報の管理や効率的な業務の遂行のための情報システムのアップデートやコントロールの重要性はますます高まっています。当社グループは、外部専門サービスによるサポートを得たり、従業員に対する教育を行ったりするなど機密情報・データや情報システムの十分な保護に向けた施策に努めていますが、自然災害、通信トラブル、コンピューター・ウイルスの感染、サイバー攻撃等の事象により情報システムや事業活動の中断や機密情報の漏えい等の事態が発生した場合、当社グループの業績及び財務状況に大きな影響が及ぶ可能性があります。
(19)人材の確保
当社グループの変革と将来の成長は有能な人材の確保と育成に大きく依存します。当社グループでは、人材確保・育成・リテンションのための各種施策に取り組んでいますが、技術者を中心とする人材獲得競争はさらに激化しており、適切なタイミングで優秀な人材が計画通り確保できない、確保した人材の育成が計画通り上手くいかない、又は育成した優秀な人材を維持できず社外流出が生じた場合には、当社グループの業績及び財務状況に影響が及ぶ可能性があります。
(20)A種種類株式 (※)
A種種類株式には、普通株式を対価とする取得請求権が付されていますが、係る取得請求権については、当社とA種種類株主との間で締結した引受契約において、2020年7月1日以降においてのみ行使することができるとの転換制限が付されていました。しかしながら転換制限解除事由の発生により、2020年5月22日以降、A種種類株主は当該取得請求権を行使することが可能となっています。今後、A種種類株式が普通株式に転換された場合には、当社の普通株式の発行済株式総数が増加し、また、係る株式が市場に流入することにより、当社普通株式の1株当たりの株式価値及び持分割合が希薄化するとともに、当社株式の取引及び株価に悪影響を及ぼすおそれがあります。また、この場合には、引受先が当社の主要株主に該当する可能性がありますが、その議決権行使及び保有株式の処分等の状況により、当社の事業運営及び当社株式の需給関係に影響を及ぼす可能性があります。
※ A種種類株式: 詳細については、後掲の第4 提出会社の状況 1「株式等の状況」をご参照ください。
3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1)業績等の概要
(単位:百万円)
| 売上高 | 個別開示項目前 営業利益 | 税引前利益 | 当期利益 | 親会社の所有者に帰属する 当期利益 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 当連結会計年度 | 600,568 | 19,980 | 11,859 | 6,759 | 4,134 |
| 前連結会計年度 | 499,224 | 13,067 | △17,171 | △16,316 | △16,930 |
| 増減率 | 20.3% | 52.9% | -% | -% | -% |
1)全体の状況
2022年3月期において当社グループが事業を行う事業環境は、事業によって濃淡がありました。第3四半期までと同様に、当第4四半期においても好調な建築用ガラス及び高機能ガラス市場が反映されましたが、自動車用ガラス市場の低調な需要により相殺されました。建築用ガラス市場は、多くの地域での強い建築活動および改修改築活動の回復を受け、全般的に好調でした。太陽電池パネル用ガラスの需要も堅調でした。また、高機能ガラス市場も様々な分野での強い消費者需要の恩恵を受けました。一方で自動車用ガラス事業は、半導体を中心に自動車部品不足の影響を受け、自動車生産台数が制約されたため、需要は低調でした。
2)セグメント別の状況
当社グループの事業は、建築用ガラス事業、自動車用ガラス事業、高機能ガラス事業の3種類のコア製品分野からなっています。
「建築用ガラス事業」は、建築材料市場向けの板ガラス製品及び内装外装用加工ガラス製品を製造・販売しており、当連結会計年度における当社グループの売上高のうち47%を占めています。太陽電池パネル用ガラス事業も、ここに含まれます。
「自動車用ガラス事業」は、新車組立用及び補修用市場向けに種々のガラス製品を製造・販売しており、当社グループの売上高のうち46%を占めています。
「高機能ガラス事業」は、当社グループの売上高のうち7%を占めており、ディスプレイのカバーガラスなどに用いられる薄板ガラス、プリンター向けレンズ及び光ガイドの製造・販売、並びにエンジン用タイミングベルト部材などのガラス繊維製品の製造・販売など、いくつかの事業からなっています。
「その他」には、全社費用、連結調整、前述の各セグメントに含まれない小規模な事業、並びにピルキントン社買収に伴い認識された無形資産の償却費が含まれています。
セグメント別の業績概要は下表の通りです。
(単位:百万円)
| 売上高 | 個別開示項目前営業利益 | |||
| 当連結会計年度 | 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | 前連結会計年度 | |
| 建築用ガラス事業 | 281,816 | 215,501 | 28,130 | 15,670 |
| 自動車用ガラス事業 | 276,246 | 245,184 | △7,908 | 1,802 |
| 高機能ガラス事業 | 39,770 | 36,818 | 9,907 | 6,707 |
| その他 | 2,736 | 1,721 | △10,149 | △11,112 |
| 合計 | 600,568 | 499,224 | 19,980 | 13,067 |
建築用ガラス事業
当連結会計年度における建築用ガラス事業の売上高は2,818億円(前連結会計年度は2,155億円)、個別開示項目前営業利益は281億円(前連結会計年度は157億円)となりました。売上高・営業利益ともに、第1四半期に新型コロナウイルス感染拡大による影響を大きく受けた前年度から改善しました。売上高は数量増および販売価格の上昇を反映し堅調であり、投入コスト上昇の影響を軽減しました。
欧州における建築用ガラス事業の売上高は、グループ全体における当事業売上高の41%を占めています。供給能力を上回る好調な需要により販売数量および価格が上昇し、売上高が増加しました。エネルギーを中心とする燃料費や輸送費及び原材料価格上昇の影響を受けたものの、好調な生産性と厳格なコスト管理によって軽減し、営業利益も増加しました。
アジアにおける建築用ガラス事業の売上高は、グループ全体における当事業売上高の31%を占めています。売上高・営業利益ともに前年度を上回りました。日本における売上高は、引き続き回復を見せ、その他の東南アジア市場もロックダウン規制の緩和を受けて好調でした。太陽電池パネル用ガラスの需要も堅調でした。
米州における建築用ガラス事業の売上高は、グループ全体における当事業売上高の28%を占めています。米州は前年度比増収増益となりました。フロート窯の定期修繕や輸送用のコンテナ不足により出荷が制約された影響を多少受けましたが、販売数量は前年度から回復しました。太陽電池パネル用ガラスの売上は引き続き好調でした。
自動車用ガラス事業
当連結会計年度における自動車用ガラス事業の売上高は2,762億円(前連結会計年度は2,452億円)、個別開示項目前営業損失は79億円(前連結会計年度は18億円の利益)となりました。自動車用ガラス事業は、売上高においては第1四半期に新型コロナウイルス感染拡大による影響を大きく受けた前年度を上回りました。消費者の自動車需要は強いものの、自動車生産が半導体を中心とした部品不足により制約されたため、当社グループの製品需要にも大きな影響がありました。自動車生産の制約と投入コストの増加の結果、自動車用ガラス事業では営業損失となりました。
欧州における自動車用ガラス事業の売上高は、グループ全体における当事業売上高の42%を占めています。累計の売上高は、第1四半期に新型コロナウイルス感染拡大により需要が激減した前年度を上回りました。しかしながら、半導体を中心とする部品不足により自動車生産が制約された結果、販売数量は大きな影響を受けました。収益性は、投入コストの増加と低調な設備稼働率の影響を受けました。
アジアにおける自動車用ガラス事業の売上高は、グループ全体における当事業売上高の22%を占めています。累計の売上高は前年度と同水準となりました。日本における自動車販売は、半導体を中心に自動車部品不足の影響を受け、自動車生産台数が制約されたため、引き続き低調でした。マレーシアにおいては、第2四半期半ばまでにおけるロックダウン規制により自動車メーカーの生産が休止し、当社グループの製品需要も影響を受けました。
米州における自動車用ガラス事業の売上高は、グループ全体における当事業売上高の36%を占めています。累計の売上高は前年度を大きく上回りました。新型コロナウイルス感染症拡大に伴うロックダウン等の規制が解除された効果による改善は、部品不足による自動車生産台数制約により一部相殺されました。
高機能ガラス事業
当連結会計年度における高機能ガラス事業の売上高は398億円(前連結会計年度は368億円)、個別開示項目前営業利益は99億円(前連結会計年度は67億円)となりました。新型コロナウイルス感染拡大による影響があった前年度に対して、事業環境は好転し、引き続き増収増益となりました。
ファインガラス事業では、継続的なコスト削減と販売構成の改善により、業績改善が一層進みました。情報通信デバイス事業では、在宅勤務やオンライン授業の普及によりプリンターに使用されるレンズの販売数量が引き続き増加しました。エンジンのタイミングベルト用グラスコードの需要も、アフターマーケット用で堅調でした。メタシャイン®の売上高については、自動車向けや化粧品向けの市場で需要低迷が長く続いていましたが、回復を見せています。
当社グループはバッテリーセパレーター事業を第2四半期に譲渡しました。詳細については2021年9月1日付で
公表した「(開示事項の経過)バッテリーセパレーター事業の会社分割(簡易吸収分割)による 当社完全子会社への承継および当該当社完全子会社株式の譲渡に関するお知らせ」をご参照ください。この譲渡に伴う利益は個別
開示項目に計上されています。個別開示項目の概要については注記11をご参照ください。
その他
当連結会計年度におけるその他の売上高は27億円(前連結会計年度は17億円)、個別開示項目前営業損失は101億円(前連結会計年度は111億円)となりました。
このセグメントには、全社費用、連結調整、前述の各セグメントに含まれない小規模な事業、並びにピルキントン社買収に伴い認識された無形資産の償却費が含まれています。
持分法適用会社
当社グループの持分法による投資利益は75億円(前連結会計年度は22億円)でした。この改善は主にブラジルの建築用ガラスの持分法適用会社であるCebrace社の業績が改善したことが要因です。
ロシアによるウクライナへの侵攻を受け、当社グループは、ロシアで事業を操業する会社を所有するオランダの持分法適用会社であるSP Glass Holdings BVに対する投資について、回収可能価額の見直しを行いました。その結果、ロシアにおける投資の見通しの不透明さを踏まえ、同社に対する投資の一部34億円を減損することが適切であると結論付けました。さらに、SP Glass Holdings BVが出資するロシアの事業子会社に対する貸付金について、34億円の減損損失を認識しました。これらの減損損失は連結損益計算書において、持分法投資に関するその他の利益(損失)と持分法適用会社に対する金融債権の減損損失にそれぞれ計上されています。
(2)会計方針並びに重要な会計上の見積り、判断及び仮定
連結財務諸表において採用している重要な会計方針については、第5〔経理の状況〕の1(1)連結財務諸表の「⑤連結財務諸表注記」に記載されている通りです。なお、これらの会計方針に基づく連結財務諸表上の資産・負債並びに収益・費用の額の決定に際しては、当該取引の実態や過去の実績等に照らし合理的と思われる見積りや判断を要することがあります。
当連結会計年度末に実施したのれんの減損テストについては、⑤連結財務諸表注記 16.「のれん」をご参照ください。また、貸付を含むジョイント・ベンチャーへの長期的な投資の回収可能性については、注記 21「持分法で会計処理される投資」をご参照ください。
(3)財政状態の分析
当社グループでは、今後の予測・見通しを踏まえて、既存の融資枠の範囲内で引き続き事業継続が可能なものと判断しています。当社グループは、既存の融資については、返済期限を迎える前にその更新を金融機関との間で交渉する方針としています。将来の借入条件に関する金融機関との交渉において、当社グループが受諾可能な条件での融資が不可能と想起させるような事実は発生していません。こうした状況を検討し、当社取締役会は、当社グループが予測可能な将来において継続事業として存続するのに十分な経営資源を引き続き有するという、合理的な見通しを持っています。従って、当社グループは、引き続き継続企業の前提に基づいて、当連結会計年度の連結財務諸表を作成しています。
1)総資産
当連結会計年度末の総資産は9,393億円となり、前連結会計年度末より1,143億円増加しました。総資産の増加は主に、デリバティブ金融資産の増加と、円安影響によるものです。デリバティブ金融資産は、主に天然ガスの価格上昇に伴い、当社グループのエネルギーヘッジ契約の再評価益により増加しました。
2)ネット借入残高
当連結会計年度末時点のネット借入残高は、前連結会計年度末より466億円減少し、3,652億円となりました。ネット借入の減少の大部分はデリバティブ金融資産の増加によるものですが、フリー・キャッシュ・フローのプラスも貢献しました。総借入残高は4,679億円となりました。当社グループは2022年3月31日時点で、未使用の融資枠を532億円保有しており、これに加えて未引き出しのコミット型タームローンが248億円あります。
3)資本
当連結会計年度末時点の資本合計は1,694億円となり、前連結会計年度末の798億円から896億円増加しました。資本合計の増加は主に、当連結会計年度の当期利益の計上とキャッシュ・フロー・ヘッジの公正価値の変動、退職給付債務の減少、そして円安影響によるものです。デリバティブ金融資産は、主に天然ガスの価格上昇に伴い、当社グループのエネルギーヘッジ契約の再評価益により増加しました。
(4)経営成績の分析
1)売上高
当連結会計年度の売上高は、前年度比20%増の6,006億円(前連結会計年度は4,992億円)となりました。前年度の売上高は、特に第1四半期において新型コロナウイルス感染拡大関連のロックダウン規制等の影響を受けています。為替の影響を除くと売上高は前年度比16%増となりました。
2)個別開示項目前営業利益
個別開示項目前営業利益は200億円(前連結会計年度は131億円)となりました。
3)税引前利益
当連結会計年度の税引前利益は前連結会計年度より290億円改善し、119億円となりました。(前連結会計年度は172億円の損失)
個別開示項目収益(純額)は36億円でした。個別開示項目には第2四半期におけるバッテリーセパレーター事業の譲渡益が含まれています。前年度は220億円の個別開示項目費用(純額)でしたが、大半は新型コロナウイルス感染症関連の費用によるものでした。当社グループは、持分法適用会社が出資するロシアの事業子会社への貸付金に対して34億円の減損損失と、当該持分法適用会社に対する投資の一部について34億円の減損損失を認識し、連結損益計算書上、持分法適用会社に対する金融債権の減損損失と持分法投資に関するその他の利益(損失)にそれぞれ計上しましたが、持分法による投資利益は前年度から大幅に改善し75億円(前連結会計年度は22億円)でした。
4)親会社の所有者に帰属する当期利益
親会社の所有者に帰属する当期利益は41億円(前連結会計年度は169億円の損失)となりました。
5)1株当たり指標
連結会計年度の基本的1株当たり当期利益は24.07円となり、前連結会計年度の基本的1株当たり当期損失208.32円より改善しました。基本的1株当たり当期利益は、親会社の所有者に帰属する当期利益からA種種類株式に係る配当金を控除した金額を、発行済普通株式の加重平均数で除して算出しています。当連結会計年度において、A種種類株式に係る配当20億円(前連結会計年度は20億円)がこの計算に含まれています。
(5)キャッシュ・フローの分析
当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、451億円のプラスとなりました。投資活動によるキャッシュ・フローは228億円のマイナスで、これには有形固定資産の取得による331億円の支出およびバッテリーセパレーター事業の譲渡による62億円の収入を含みます。以上より、フリー・キャッシュ・フローは223億円のプラス(前年度は45億円のマイナス)となりました。
財務キャッシュ・フローと為替換算影響を考慮した後のベースで、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比べて65億円増加し、600億円となりました。
(6)生産・受注及び販売の実績
1)生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次の通りです。
| セグメントの名称 | 金額(百万円) | 前年同期比(%) |
|---|---|---|
| 建築用ガラス事業 | 291,902 | 138.4 |
| 自動車用ガラス事業 | 284,421 | 116.5 |
| 高機能ガラス事業 | 41,686 | 117.5 |
| 報告セグメント計 | 618,009 | 126.0 |
| その他 | 2,199 | 183.7 |
| 合計 | 620,208 | 126.1 |
(注)1.金額は、販売価格によっています。
2.上記の金額には、消費税等は含まれていません。
2)受注実績
受注生産形態をとらない製品が多く、セグメント毎に示すことは難しいため記載していません。
3)販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次の通りです。
| セグメントの名称 | 金額(百万円) | 前年同期比(%) |
|---|---|---|
| 建築用ガラス事業 | 281,816 | 130.8 |
| 自動車用ガラス事業 | 276,246 | 112.7 |
| 高機能ガラス事業 | 39,770 | 108.0 |
| 報告セグメント計 | 597,832 | 120.2 |
| その他 | 2,736 | 159.0 |
| 合計 | 600,568 | 120.3 |
(注)1.上記の金額には消費税等は含まれていません。
2.販売実績の「主な相手先別」は、当該割合が100分の10以上の相手先がないため、記載は行っていません。
3.セグメント間の取引については相殺消去しています。
4【経営上の重要な契約等】
当社グループは、2021年5月10日付けで、高機能ガラス事業に属するバッテリーセパレーター事業を、ENTEK Technology Holdings LLC(本社:米国オレゴン州レバノン)(以下、「ENTEK社」)が日本国内に設立する子会社(ENTEK Technology Holding株式会社)(以下、「ENTEK Japan」)に譲渡する株式譲渡契約を締結しました。
2021年9月に、当社(日本板硝子株式会社)の同事業を吸収分割の方法により当社の完全子会社である日本板硝子コンパス株式会社(以下、「NSGC」)に承継させ、その後、NSGCの株式全てをENTEK Japanに譲渡する取引が完了しました。対象事業には、当社の完全子会社である日硝加工株式会社(以下、「日硝加工」)の株式全て、中国にある当社の完全子会社である天津日硝玻璃繊維有限公司(以下、「NGFT」)の持分全て、およびENTEK社とのインドネシアにおける合弁事業である、PT ENTEK Separindo Asia(以下、「ESA」)の持分を含みます。なお、当社グループは本株式譲渡により取得する金銭債権の一部をENTEK Japanに対し再出資することで、ENTEK Japanの株式を一部取得しています。
本件取引に伴い、日硝加工、NGFT、ESA社を含む対象事業は、当社の連結対象および持分法適用対象から外れました。
5【研究開発活動】
当社グループの新しい中期経営計画「リバイバル計画24(RP24)」に基づき、製品とサービスの付加価値化を進め、新たな成長の柱を確立するためには、研究開発の強化が必要不可欠です。
事業戦略に基づき、研究開発活動は以下の分野に注力しています。
1) 快適空間の創造:快適で安全・健康な「人にやさしい生活空間」を創造する
2) 地球環境の保護:再生可能エネルギーの活用拡大や冷暖房負荷の軽減などを通して「地球にやさしい環境」を創造する
3) 情報通信分野: 人々の暮らしをより便利にし、社会の進化をささえる情報通信関連分野に貢献する
例えば、研究開発部門は、脱炭素化の目標を達成するために必要な技術を特定して開発するというグループの活動を主導しています。2022年3月期においては、2021年3月期の有価証券報告書に記載した水素とバイオ燃料を用いたガラス窯の燃焼実験を含む目標を達成しました。NSGグループは世界で初めてこれら2つの燃焼実験を成功させました。
また、当社グループは、フロートガラスやコーティング、ガラスファイバーやガラスフレーク、光学デバイス、自動車用ガラス加工など明らかに競争優位性のある技術を始めとして、コア技術の開発と活用に長年取り組み成果を上げてきました。
基礎研究や新技術の調査を行うため、外部のパートナーとの協業も強化しています。協業の形態は、優れた大学との長期的な連携や、スタートアップ企業への当社グループ施設の提供など多岐にわたります。
各事業部門は、地域レベルやグローバルレベルで、研究開発プロジェクトの優先順位決定や計画策定に積極的に関与しています。さらに経営レビューというプロセスにおいて、経営会議メンバーも、当社グループにおける研究開発活動の貢献度をモニターし、方向性を決めています。
当社グループにおける当連結会計年度の研究開発費は、77億円となりました。
セグメント別の研究開発費は下表の通りです。
| (単位:百万円) | |
|---|---|
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 |
| 建築用ガラス事業 | 2,366 |
| 自動車用ガラス事業 | 2,252 |
| 高機能ガラス事業 | 853 |
| 報告セグメント計 | 5,471 |
| その他 | 2,235 |
| 合計 | 7,706 |
(1)建築用ガラス事業
建築用ガラス事業では、住宅や商業用建物向けのガラス製品の拡充に引き続き努めています。顧客ニーズに応えるべく主要な分野で技術革新を行っており、例えば断熱ガラスやソーラーコントロール(遮熱)ガラス、内装用の装飾ガラスの品揃え強化や真空ガラス「スペーシア®」の改良があげられます。
2022年3月期においては、農業用温室向けガラス製品ブランド「NSG ボタニカル™」シリーズを新たに立ち上げました。「NSG ボタニカル™」は世界の人口増加をささえるための成果が必要不可欠となることから、拡大しつつあり非常に重要な分野となっている農業セクターを対象としています。
農業生産者は、農作物への直射日光・熱を抑えながら光透過率も向上させること、夏は暑すぎず、冬は暖かさを保つこと、農作物の生育期の延長、カーボンニュートラルへの貢献、日射光のうちのある一定の波長の強化などの幅広い要望を持っています。新製品の適用範囲はこれらニーズに対応可能であり、更なる開発が進められています。
当社グループは、成長分野である太陽光発電向け製品やBIPV(建物一体型太陽光発電)、エレクトロクロミ
ック技術を活用した製品の開発にも引き続き取り組んでいます。当社グループの導電膜付基板ガラスは顧客製
品の性能の向上に貢献しています。非常に興味深い新しい分野に、ペロブスカイト太陽電池やプラズモニック太陽電池があります。当社グループの透明導電膜付きガラスがニーズを満たすことができるように、これらの新技術の開発者とも緊密に連携をとっています。
また液体コーティングにおける長年の経験を活かし、防眩、指紋付着防止、抗菌、帯電防止など様々な特性を有するコーティングの新規開発を行っています。
以上により、建築用ガラス事業における当連結会計年度の研究開発費は24億円となりました。
(2)自動車用ガラス事業
当社グループは、競争優位の源泉であるコア技術に基づき、新製品の開発や核となる製造工程の継続的改善に重点を置いた研究開発を進めています。自動車産業界が求める、安全やセキュリティ、環境、快適さや利便性、スタイルといった領域で技術革新を進めています。「CASE」(Connected(コネクテッド)、Autonomous(自動化)、Shared(シェアリング)、Electric(電動化))と呼ばれる新しい潮流により、新たなビジネスの機会が増えています。
当社グループは、顧客と緊密に連携しながら、ヘッドアップディスプレイ(HUD)用のフロントガラスのような先進的な製品の開発を進めています。拡張現実ヘッドアップディスプレイ(AR-HUD)に対応したフロントガラスは既にそれを採用した車種が発売されるなど成果が出ています。当社グループの先進的なガラス成形技術やシミュレーション技術に加え、厳しい光学要件を満たすための原材料と生産プロセスについての知見は、顧客から高く評価されています。
また、建築ガラス用に用いられる耐久性の高いコーティングを応用したLOW-Eガラスを顧客へ提供しています。これらは、高温と低温の気候両方で、電気自動車の航続距離を伸ばし、快適性を向上させることができます。
以上により、自動車用ガラス事業における当連結会計年度の研究開発費は23億円となりました。
(3)高機能ガラス事業
高機能ガラス事業では、光学設計、ガラスファイバー、ガラスフレーク等のガラス繊維製品など、当社のコア技術を活用した多くの成長分野で事業を行っています。
超情報化社会の到来により、データストレージや高速・大容量通信に関連する製品の需要が飛躍的に高まっています。イメージセンシング技術を用いた産業用検査機や物流ロボット、ドローンなどへの応用は小型で高精度の光学部品へのニーズを拡大し、加速します。
高機能ガラス事業部門では、ICTを中心に、市場ニーズの変化に合わせた独自性の高い製品の開発・商品化を加速することを研究開発の方針としています。当社グループは、顧客と緊密に連携しながら、新規の顧客基盤の構築のため積極的に活動しています。
2022年3月期においては、高弾性・高強度ガラスファイバー「MAGNAVI®」を新開発しました。「MAGNAVI®」は新たなFRP・FRTP(繊維強化プラスチック)用補強材として使用できます。電波透過性と耐熱性といったガラスファイバーの特長はそのままに、従来のガラスファイバーに対して優れた機械特性を備えています。
以上により、高機能ガラス事業における当連結会計年度の研究開発費は、9億円となりました。
(4)その他
当社グループでは、長期的研究開発活動に関する支出は本社部門が負担しています。これには、既存事業の将来の基盤となる新技術を探索する「インキュベーター」活動も含まれています。「インキュベーター」活動は、主に外部のパートナーや大学と連携して行います。開発が十分に進んだ段階で、商業ベースに乗せるべく事業部門管轄のプロジェクトに切り替えて進めます。
また、ビジネス・イノベーション・センターはこのセグメントに含まれます。ビジネス・イノベーション・センターでは様々な形態のガラスや半導体に、光学的・電気的な付加機能を作り込む技術および製品開発に取り組んでいます。当社グループの独自の材料や構造設計により、様々な形態のガラスや半導体に付加する革新的な機能を安定的に実現することに課題がありましたが克服し、要求仕様毎にチューニングして実証する段階に移行しました。外部パートナーの協力も得ながら複数の異なる市場にチャレンジしており、顧客企業の最終製品への採用事例も出始めています。
以上により、その他における当連結会計年度の研究開発費は22億円となりました。
第3【設備の状況】
1【設備投資等の概要】
当連結会計年度における、当社グループの有形固定資産及び無形資産の取得額(資本的支出額)は286億円となり前連結会計年度に比べて147億円減少しました。
建築用ガラス事業の資本的支出額は130億円となりました。主に、アルゼンチンにおける新フロート窯の建設や米国におけるフロート窯の定期修繕によるものです。自動車用ガラス事業の資本的支出額は136億円となりました。主に、新モデル導入に関連する設備投資、日本における自動車用ガラス向けのフロート窯の定期修繕等によるものです。高機能ガラス事業の資本的支出額は12億円となりました。また、その他のセグメントで8億円の支出がありました。
セグメント別の資本的支出(無形資産含む)は下表の通りです。
| (単位:百万円) | |
|---|---|
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 |
| 建築用ガラス事業 | 12,954 |
| 自動車用ガラス事業 | 13,617 |
| 高機能ガラス事業 | 1,238 |
| 報告セグメント計 | 27,809 |
| その他 | 820 |
| 合計 | 28,629 |
2【主要な設備の状況】
当社グループにおける主要な設備は、以下の通りです。
(1) 提出会社 (2022年3月31日現在)
| 事業所名 (所在地) | セグメントの名称 | 設備の内容 | 帳簿価額(百万円) | 従業員数 (人) | |||||
| 建物 及び 構築物 | 機械装置及び運搬具 | 土地 (面積千㎡) | リース資産 | その他 | 合計 | ||||
| 四日市事業所 (三重県四日市市) | 高機能ガラス | 光・産業用ガラス製造設備 | 844 | 181 | 83 (101) <7> | - | 510 | 1,618 | 87 〔21〕 |
| 舞鶴事業所 (京都府舞鶴市) | 自動車用ガラス 高機能ガラス | 素板・自動車用ガラス製造設備 | 1,736 | 9,119 | 1,517 (674) <22> | 4 | 2,940 | 15,316 | 610 〔98〕 |
| 千葉事業所 (千葉県市原市) | 建築用ガラス | 素板ガラス製造設備 | 1,551 | 2,228 | 1,530 (355) | - | 724 | 6,033 | 189 〔24〕 |
| 相模原事業所 (相模原市緑区) | 高機能ガラス | 光・ファインガラス製造設備 | 1,126 | 427 | - (-) <48> | - | 1,054 | 2,607 | 199 〔39〕 |
| 京都事業所 (京都市南区) | 自動車用ガラス | 自動車用ガラス製造設備 | 297 | 2,001 | 3,573 (68) <9> | 1 | 1,336 | 7,208 | 281 〔49〕 |
| 津事業所 (三重県津市) | 高機能ガラス | ガラス繊維製造設備 | 801 | 2,619 | 234 (91) <21> | - | 247 | 3,901 | 164 〔19〕 |
| 本社・他営業所等 (東京都港区) | その他 | その他の設備 | 2,015 | 1 | 2,446 (280) | - | 63 | 4,525 | 82 〔21〕 |
| 技術研究所 (兵庫県伊丹市) | 建築用ガラス自動車用ガラス高機能ガラス | 研究開発施設設備 | 71 | 74 | 2,335 (17) <20> | - | 477 | 2,957 | 80 〔17〕 |
(2) 国内子会社 (2022年3月31日現在)
| 会社名 | 事業所名 (所在地) | セグメントの名称 | 設備の 内容 | 帳簿価額(百万円) | 従業員数 (人) | |||||
| 建物 及び 構築物 | 機械装置及び運搬具 | 土地 (面積千㎡) | 使用権資産 | その他 | 合計 | |||||
| 日本板硝子ビルディングプロダクツ(株) | 千葉県 市原市 | 建築用 ガラス | 板ガラス販売設備 | 312 | 572 | - (-) <127> | 462 | 21 | 1,367 | 562 〔111〕 |
(3) 在外子会社 (2022年3月31日現在)
| 会社名 | 事業所名 (所在地) | セグメントの名称 | 設備の 内容 | 帳簿価額(百万円) | 従業員数 (人) | |||||
| 建物 及び 構築物 | 機械装置及び運搬具 | 土地 (面積千㎡) | 使用権資産 | その他 | 合計 | |||||
| Pilkington United Kingdom Ltd. | イギリス | 建築用 ガラス | 板ガラス 製造設備 | 1,243 | 5,680 | 2,947 (770) | 540 | - | 10,410 | 508 〔18〕 |
| Pilkington Deutschland AG | ドイツ | 建築用 ガラス | 板ガラス 製造設備 | 1,135 | 17,010 | 4,163 (953) | 523 | 163 | 22,994 | 1,194 〔44〕 |
| Pilkington Automotive Poland Sp. z o.o. | ポーランド | 自動車用ガラス | 板ガラス 加工設備 | 3,264 | 7,612 | 199 (236) | 3,233 | 806 | 15,114 | 1,970 〔188〕 |
| Pilkington Italia SpA | イタリア | 建築用 ガラス 自動車用ガラス | 板ガラス 製造・加工 設備 | 2,113 | 11,149 | 2,981 (1,851) | 100 | 1,707 | 18,050 | 1,885 〔22〕 |
| NSG Vietnam Glass Industries Ltd. | ベトナム | 建築用 ガラス | 板ガラス 製造設備 | 3,445 | 16,654 | - (-) <300> | 69 | 16 | 20,184 | 606 〔-〕 |
| NSG Glass North America, Inc. | アメリカ | 建築用 ガラス | 板ガラス 製造設備 | 11,543 | 21,534 | 980 (526) | 636 | 225 | 34,918 | 159 〔-〕 |
| Pilkington North America, Inc. | アメリカ | 建築用 ガラス 自動車用ガラス | 板ガラス 製造・加工 設備 | 9,015 | 29,587 | 891 (5,503) | 6,062 | 3,216 | 48,771 | 2,751 〔113〕 |
| Vidrieria Argentina S.A. | アルゼンチン | 建築用 ガラス | 板ガラス 製造設備 | 6,128 | 9,068 | 26 (644) | 31 | 16 | 15,269 | 420 〔47〕 |
| Vidrios Lirquen S.A. | チリ | 建築用 ガラス 自動車用ガラス | 板ガラス 製造・加工 設備 | 1,762 | 488 | 193 (99) | 27 | - | 2,470 | 196 〔25〕 |
(注)1.提出会社は日本基準に基づく金額、連結子会社についてはIFRSに基づく金額をそれぞれ記載しています。
2.帳簿価額のうち「その他」は、工具器具備品及び建設仮勘定の合計となります。
なお、金額には消費税等を含んでいません。
3.「(1)提出会社」には、連結会社以外への貸与中の土地58百万円(21千㎡)、建物138百万円を含んでいます。
4.土地の < > は、賃借している土地面積(単位:千㎡)を外数で記載しています。
5.従業員数の[ ]は、臨時従業員数を外数で記載しています。
3【設備の新設、除却等の計画】
当社グループは、経常的な設備投資については減価償却費を超えない水準とすることを基本方針とし、引き続き管理してまいります。
翌連結会計年度(2023年3月期)において、当社グループ全体で総額約400億円の設備投資計画を予定しており、これにはアルゼンチンにおけるフロート窯増設(建築用ガラス事業)も含まれます。
所要資金については自己資金及び借入金等により充当する予定です。
第4【提出会社の状況】
1【株式等の状況】
(1)【株式の総数等】
①【株式の総数】
| 種類 | 発行可能株式総数(株) |
|---|---|
| 普 通 株 式 | 177,500,000 |
| A 種 種 類 株 式 | 40,000 |
| 計 | 177,500,000 |
(注)当社の各種類株式の発行可能種類株式総数の合計は177,540,000株であり、当社定款に定める発行可能株式総数177,500,000株を超過しますが、発行可能種類株式総数の合計が発行可能株式総数以下であることにつきましては、会社法上要求されていません。
②【発行済株式】
| 種類 | 事業年度末現在発行数(株) (2022年3月31日) | 提出日現在発行数 (株)(注1) (2022年6月30日) | 上場金融商品取引所名又は登録認可金融商品取引業協会名 | 内 容 |
|---|---|---|---|---|
| 普通株式 | 91,000,199 | 91,019,899 | 東京証券取引所 市場第一部(事業年度末現在) プライム市場(提出日現在) | 単元株式数 100株(注2) |
| A種種類株式 | 30,000 | 30,000 | 非上場 | 単元株式数 1株(注3) |
| 計 | 91,030,199 | 91,049,899 | ― | ― |
(注)1.提出日現在の発行数には、2022年6月1日からこの有価証券報告書提出日までの新株予約権の行使により発行された普通株式数は含まれていません。
2.完全議決権株式であり、権利内容に特に限定のない当社における標準となる株式です。
3.A種種類株式の内容は以下の通りです。
1. 剰余金の配当
(1) A種優先配当金
当社は、ある事業年度中に属する日を基準日として剰余金の配当をするときは、当該剰余金の配当の基準日(以下、「配当基準日」という。)の最終の株主名簿に記載又は記録されたA種種類株式を有する株主(以下、「A種種類株主」という。)又はA種種類株式の登録株式質権者(A種種類株主と併せて以下、「A種種類株主等」という。)に対し、下記9.(1)に定める支払順位に従い、A種種類株式1株につき、下記(2)に定める額の金銭による剰余金の配当(かかる配当によりA種種類株式1株当たりに支払われる金銭を、以下、「A種優先配当金」という。)を行う。なお、A種優先配当金に、各A種種類株主等が権利を有するA種種類株式の数を乗じた金額に1円未満の端数が生じるときは、当該端数は切り捨てる。
(2) A種優先配当金の金額
A種優先配当金の額は、配当基準日が2018年3月末日以前に終了する事業年度に属する場合、1,000,000円(以下、「払込金額相当額」という。)に、4.5%を乗じて算出した額の金銭について、配当基準日が2018年4月1日以降に開始し2020年3月末日以前に終了する事業年度に属する場合、払込金額相当額に、5.5%を乗じて算出した額の金銭について、配当基準日が2020年4月1日以降に開始する事業年度に属する場合、払込金額相当額に、6.5%を乗じて算出した額の金銭について、当該配当基準日の属する事業年度の初日(但し、当該配当基準日が2017年3月末日に終了する事業年度に属する場合は、2017年3月31日)(同日を含む。)から当該配当基準日(同日を含む。)までの期間の実日数(但し、当該配当基準日が2017年3月末日に終了する事業年度に属する場合、かかる実日数から1日を減算する。)につき、1年を365日(但し、当該事業年度に閏日を含む場合は366日)として日割計算を行うものとする(除算は最後に行い、円位未満小数第2位まで計算し、その小数第2位を四捨五入する。)。但し、当該配当基準日の属する事業年度中の、当該配当基準日より前の日を基準日としてA種種類株主等に対し剰余金を配当したときは、当該配当基準日に係るA種優先配当金の額は、その各配当におけるA種優先配当金の合計額を控除した金額とする。
(3) 非参加条項
当社は、A種種類株主等に対しては、A種優先配当金及びA種累積未払配当金相当額(下記(4)に定める。)の額を超えて剰余金の配当を行わない。但し、当社が行う吸収分割手続の中で行われる会社法第758条第8号ロ若しくは同法第760条第7号ロに規定される剰余金の配当又は当社が行う新設分割手続の中で行われる同法第763条第1項第12号ロ若しくは同法第765条第1項第8号ロに規定される剰余金の配当についてはこの限りではない。
(4) 累積条項
ある事業年度に属する日を基準日としてA種種類株主等に対して行われた1株当たりの剰余金の配当(当該事業年度より前の各事業年度に係るA種優先配当金につき本(4)に従い累積したA種累積未払配当金相当額(以下に定義される。)の配当を除く。)の総額が、当該事業年度に係るA種優先配当金の額(当該事業年度の末日を基準日とする剰余金の配当が行われると仮定した場合において、上記(2)に従い計算されるA種優先配当金の額をいう。但し、かかる計算においては、上記(2)但書の規定は適用されないものとして計算するものとする。)に達しないときは、その不足額は、当該事業年度(以下、本(4)において「不足事業年度」という。)の翌事業年度以降の事業年度に累積する。この場合の累積額は、不足事業年度に係る定時株主総会(以下、本(4)において「不足事業年度定時株主総会」という。)の翌日(同日を含む。)から累積額がA種種類株主等に対して配当される日(同日を含む。)までの間、不足事業年度の翌事業年度以降の各事業年度において、当該事業年度が2018年3月末日以前に終了する事業年度の場合は年率4.5%の利率で、当該事業年度が2018年4月1日以降に開始し2020年3月末日以前に終了する事業年度の場合は年率5.5%の利率で、当該事業年度が2020年4月1日以降に開始する事業年度の場合は年率6.5%の利率で、1年毎(但し、1年目は不足事業年度定時株主総会の翌日(同日を含む。)から不足事業年度の翌事業年度の末日(同日を含む。)までとする。)の複利計算により算出した金額を加算した金額とする。なお、当該計算は、1年を365日(但し、当該事業年度に閏日を含む場合は366日)とした日割計算により行うものとし、除算は最後に行い、円位未満小数第2位まで計算し、その小数第2位を四捨五入する。本(4)に従い累積する金額(以下、「A種累積未払配当金相当額」という。)については、下記9.(1)に定める支払順位に従い、A種種類株主等に対して配当する。
2. 残余財産の分配
(1) 残余財産の分配
当社は、残余財産を分配するときは、A種種類株主等に対し、下記9.(2)に定める支払順位に従い、A種種類株式1株につき、払込金額相当額に、A種累積未払配当金相当額及び下記(3)に定める日割未払優先配当金額を加えた額(以下、「A種残余財産分配額」という。)の金銭を支払う。但し、本(1)においては、残余財産の分配が行われる日(以下、「分配日」という。)が配当基準日の翌日(同日を含む。)から当該配当基準日を基準日とした剰余金の配当が行われる時点までの間である場合は、当該配当基準日を基準日とする剰余金の配当は行われないものとみなしてA種累積未払配当金相当額を計算する。なお、A種残余財産分配額に、各A種種類株主等が権利を有するA種種類株式の数を乗じた金額に1円未満の端数が生じるときは、当該端数は切り捨てる。
(2) 非参加条項
A種種類株主等に対しては、上記(1)のほか、残余財産の分配は行わない。
(3) 日割未払優先配当金額
A種種類株式1株当たりの日割未払優先配当金額は、分配日の属する事業年度において、分配日を基準日としてA種優先配当金の支払がなされたと仮定した場合に、上記1.(2)に従い計算されるA種優先配当金相当額とする(以下、A種種類株式1株当たりの日割未払優先配当金額を「日割未払優先配当金額」という。)。
3. 議決権
A種種類株主は、法令に別段の定めのある場合を除き、株主総会において議決権を有しない。
4. 普通株式を対価とする取得請求権
(1) 普通株式対価取得請求権
A種種類株主は、2017年4月1日以降いつでも、当社に対して、下記(2)に定める数の普通株式(以下、「請求対象普通株式」という。)の交付と引換えに、その有するA種種類株式の全部又は一部を取得することを請求すること(以下、「普通株式対価取得請求」という。)ができるものとし、当社は、当該普通株式対価取得請求に係るA種種類株式を取得するのと引換えに、法令の許容する範囲内において、請求対象普通株式を、当該A種種類株主に対して交付するものとする。
なお別途、A種種類株式発行にかかる引受契約書において、A種種類株主は、原則として2020年7月1日以降においてのみ普通株式対価取得請求ができるものと転換制限が付されていたが、転換制限解除事由の発生により、2020年5月22日以降、A種種類株主は当該取得請求権を行使することが可能となっている。
(2) A種種類株式の取得と引換えに交付する普通株式の数
A種種類株式の取得と引換えに交付する普通株式の数は、A種種類株式1株当たりの払込金額相当額に下記に定める普通株式対価取得プレミアムを乗じて得られる額に普通株式対価取得請求に係るA種種類株式の数を乗じて得られる額を、下記(3)及び(4)で定める取得価額で除して得られる数とする。また、普通株式対価取得請求に係るA種種類株式の取得と引換えに交付する普通株式の合計数に1株に満たない端数があるときは、これを切り捨てるものとし、この場合においては、会社法第167条第3項に定める金銭の交付は行わない。
「普通株式対価取得プレミアム」とは、普通株式対価取得請求の効力が生ずる日が以下の各号のいずれの期間に属するかの区分に応じて、以下の各号に定める数値をいう。
① 2017年4月1日から2017年6月30日まで :1.05
② 2017年7月1日から2018年6月30日まで :1.08
③ 2018年7月1日から2019年6月30日まで :1.15
④ 2019年7月1日から2020年6月30日まで :1.22
⑤ 2020年7月1日から2021年6月30日まで :1.29
⑥ 2021年7月1日から2022年6月30日まで :1.36
⑦ 2022年7月1日以降 :1.43
(3) 当初取得価額
846.5円
(4) 取得価額の調整
(a) 以下に掲げる事由が発生した場合には、それぞれ以下のとおり取得価額を調整する。
① 普通株式につき株式の分割又は株式無償割当てをする場合、次の算式により取得価額を調整する。なお、株式無償割当ての場合には、次の算式における「分割前発行済普通株式数」は「無償割当て前発行済普通株式数(但し、その時点で当社が保有する普通株式を除く。)」、「分割後発行済普通株式数」は「無償割当て後発行済普通株式数(但し、その時点で当社が保有する普通株式を除く。)」とそれぞれ読み替える。
| 調整後取得価額 | = | 調整前取得価額 | × | 分割前発行済普通株式数 |
| 分割後発行済普通株式数 |
調整後取得価額は、株式の分割に係る基準日の翌日又は株式無償割当ての効力が生ずる日(株式無償割当てに係る基準日を定めた場合は当該基準日の翌日)以降これを適用する。
② 普通株式につき株式の併合をする場合、次の算式により、取得価額を調整する。
| 調整後取得価額 | = | 調整前取得価額 | × | 合併前発行済普通株式数 |
| 合併後発行済普通株式数 |
調整後取得価額は、株式の併合の効力が生ずる日以降これを適用する。
③ 下記(d)に定める普通株式1株当たりの時価を下回る払込金額をもって普通株式を発行又は当社が保有する普通株式を処分する場合(株式無償割当ての場合、普通株式の交付と引換えに取得される株式若しくは新株予約権(新株予約権付社債に付されたものを含む。以下、本(4)において同じ。)の取得による場合、普通株式を目的とする新株予約権の行使による場合又は合併、株式交換若しくは会社分割により普通株式を交付する場合を除く。)、次の算式(以下、「取得価額調整式」という。)により取得価額を調整する。取得価額調整式における「1株当たり払込金額」は、金銭以外の財産を出資の目的とする場合には、当該財産の適正な評価額とする。調整後取得価額は、払込期日(払込期間を定めた場合には当該払込期間の最終日)の翌日以降、また株主への割当てに係る基準日を定めた場合は当該基準日(以下、「株主割当日」という。)の翌日以降これを適用する。なお、当社が保有する普通株式を処分する場合には、次の算式における「新たに発行する普通株式の数」は「処分する当社が保有する普通株式の数」、「当社が保有する普通株式の数」は「処分前において当社が保有する普通株式の数」とそれぞれ読み替える。
| 調整後取得価額 | = | 調整前取得価額 | × | (発行済普通株式数-当社が保有する普通株式の数) | + | 新たに発行する 普通株式の数 | × | 1株当たり 払込金額 | ||
| 普通株式1株当たりの時価 | ||||||||||
| (発行済普通株式数-当社が保有する普通株式の数) +新たに発行する普通株式の数 | ||||||||||
④ 当社に取得をさせることにより又は当社に取得されることにより、下記(d)に定める普通株式1株当たりの時価を下回る普通株式1株当たりの取得価額をもって普通株式の交付を受けることができる株式を発行又は処分する場合(株式無償割当ての場合を含む。)、かかる株式の払込期日(払込期間を定めた場合には当該払込期間の最終日。以下、本④において同じ。)に、株式無償割当ての場合にはその効力が生ずる日(株式無償割当てに係る基準日を定めた場合は当該基準日。以下、本④において同じ。)に、また株主割当日がある場合はその日に、発行又は処分される株式の全てが当初の条件で取得され普通株式が交付されたものとみなし、取得価額調整式において「1株当たり払込金額」としてかかる価額を使用して計算される額を、調整後取得価額とする。調整後取得価額は、払込期日の翌日以降、株式無償割当ての場合にはその効力が生ずる日の翌日以降、また株主割当日がある場合にはその日の翌日以降、これを適用する。上記にかかわらず、取得に際して交付される普通株式の対価が上記の時点で確定していない場合は、調整後取得価額は、当該対価の確定時点において発行又は処分される株式の全てが当該対価の確定時点の条件で取得され普通株式が交付されたものとみなして算出するものとし、当該対価が確定した日の翌日以降これを適用する。
⑤ 行使することにより又は当社に取得されることにより、普通株式1株当たりの新株予約権の払込価額と新株予約権の行使に際して出資される財産(金銭以外の財産を出資の目的とする場合には、当該財産の適正な評価額とする。以下、本⑤において同じ。)の合計額が下記(d)に定める普通株式1株当たりの時価を下回る価額をもって普通株式の交付を受けることができる新株予約権を発行する場合(新株予約権無償割当ての場合を含む。)、かかる新株予約権の割当日に、新株予約権無償割当ての場合にはその効力が生ずる日(新株予約権無償割当てに係る基準日を定めた場合は当該基準日。以下、本⑤において同じ。)に、また株主割当日がある場合はその日に、発行される新株予約権全てが当初の条件で行使され又は取得されて普通株式が交付されたものとみなし、取得価額調整式において「1株当たり払込金額」として普通株式1株当たりの新株予約権の払込価額と新株予約権の行使に際して出資される財産の普通株式1株当たりの価額の合計額を使用して計算される額を、調整後取得価額とする。調整後取得価額は、かかる新株予約権の割当日の翌日以降、新株予約権無償割当ての場合にはその効力が生ずる日の翌日以降、また株主割当日がある場合にはその翌日以降、これを適用する。上記にかかわらず、取得又は行使に際して交付される普通株式の対価が上記の時点で確定していない場合は、調整後取得価額は、当該対価の確定時点において発行される新株予約権全てが当該対価の確定時点の条件で行使され又は取得されて普通株式が交付されたものとみなして算出するものとし、当該対価が確定した日の翌日以降これを適用する。但し、本⑤による取得価額の調整は、当社又は当社の子会社の取締役、監査役、執行役その他の役員又は従業員に対してストック・オプション目的で発行される普通株式を目的とする新株予約権には適用されないものとする。
(b) 上記(a)に掲げた事由によるほか、下記①乃至③のいずれかに該当する場合には、当社はA種種類株主等に対して、あらかじめ書面によりその旨並びにその事由、調整後取得価額、適用の日及びその他必要な事項を通知したうえ、取得価額の調整を適切に行うものとする。
① 合併、株式交換、株式交換による他の株式会社の発行済株式の全部の取得、株式移転、吸収分割、吸収分割による他の会社がその事業に関して有する権利義務の全部若しくは一部の承継又は新設分割のために取得価額の調整を必要とするとき。
② 取得価額を調整すべき事由が2つ以上相接して発生し、一方の事由に基づく調整後の取得価額の算出に当たり使用すべき時価につき、他方の事由による影響を考慮する必要があるとき。
③ その他、発行済普通株式数(但し、当社が保有する普通株式の数を除く。)の変更又は変更の可能性を生ずる事由の発生によって取得価額の調整を必要とするとき。
(c) 取得価額の調整に際して計算が必要な場合は、円位未満小数第2位まで算出し、その小数第2位を四捨五入する。
(d) 取得価額調整式に使用する普通株式1株当たりの時価は、調整後取得価額を適用する日(但し、取得価額を調整すべき事由について株式会社東京証券取引所(以下、「東京証券取引所」という。)が提供する適時開示情報閲覧サービスにおいて公表された場合には、当該公表が行われた日)に先立つ連続する30取引日の東京証券取引所が発表する当社の普通株式の普通取引の売買高加重平均価格(以下、「VWAP」という。)の平均値(円位未満小数第2位まで算出し、その小数第2位を四捨五入する。以下同じ。)とする。なお、「取引日」とは、東京証券取引所において当社普通株式の普通取引が行われる日をいい、VWAPが発表されない日は含まないものとする。
(e) 取得価額の調整に際し計算を行った結果、調整後取得価額と調整前取得価額との差額が0.1円未満にとどまるときは、取得価額の調整はこれを行わない。但し、本(e)により不要とされた調整は繰り越されて、その後の調整の計算において斟酌される。
(5) 普通株式対価取得請求受付場所
株主名簿管理人事務取扱場所 東京都千代田区丸の内一丁目4番1号
三井住友信託銀行株式会社 証券代行部
(6) 普通株式対価取得請求の効力発生
普通株式対価取得請求の効力は、普通株式対価取得請求に要する書類が上記(5)に記載する普通株式対価取得請求受付場所に到達したとき又は当該書類に記載された効力発生希望日のいずれか遅い時点に発生する。
(7) 普通株式の交付方法
当社は、普通株式対価取得請求の効力発生後、当該普通株式対価取得請求をしたA種種類株主に対して、当該A種種類株主が指定する株式会社証券保管振替機構又は口座管理機関における振替口座簿の保有欄に振替株式の増加の記録を行うことにより普通株式を交付する。
5. 金銭を対価とする取得条項
当社は、2018年4月1日以降いつでも、当社の取締役会が別に定める日(以下、「金銭対価償還日」という。)が到来することをもって、A種種類株主等に対して、金銭対価償還日の14日前までに書面による通知(撤回不能とする。)を行った上で、法令の許容する範囲内において、金銭を対価として、A種種類株式の全部又は一部(但し、一部の取得は、1,000株の整数倍の株数に限り、かつ、当該取得後におけるA種種類株主の保有するA種種類株式の合計数が4,000株以上となる場合に限る。)を取得することができる(以下、「金銭対価償還」という。)ものとし、当社は、当該金銭対価償還に係るA種種類株式を取得するのと引換えに、当該金銭対価償還に係るA種種類株式の数に、(i)A種種類株式1株当たりの払込金額相当額に下記に定める償還係数を乗じて得られる額並びに(ii)A種累積未払配当金相当額及び日割未払優先配当金額の合計額を乗じて得られる額の金銭を、A種種類株主に対して交付するものとする。なお、本5.においては、A種累積未払配当金相当額の計算及び日割未払優先配当金額の計算における「残余財産の分配が行われる日」及び「分配日」をそれぞれ「金銭対価償還日」と読み替えて、A種累積未払配当金相当額及び日割未払優先配当金額を計算する。また、金銭対価償還に係るA種種類株式の取得と引換えに交付する金銭に1円に満たない端数があるときは、これを切り捨てるものとする。
A種種類株式の一部を取得するときは、按分比例その他当社の取締役会が定める合理的な方法によって、A種種類株主から取得すべきA種種類株式を決定する。
「償還係数」とは、金銭対価償還日が以下の各号のいずれの期間に属するかの区分に応じて、以下の各号に定める数値をいう。
① 2018年4月1日から2018年6月30日まで :1.08
② 2018年7月1日から2019年6月30日まで :1.15
③ 2019年7月1日から2020年6月30日まで :1.22
④ 2020年7月1日から2021年6月30日まで :1.29
⑤ 2021年7月1日から2022年6月30日まで :1.36
⑥ 2022年7月1日以降 :1.43
6. 譲渡制限
A種種類株式を譲渡により取得するには、当社の取締役会の承認を受けなければならない。
7. 自己株式の取得に際しての売主追加請求権の排除
当社が株主総会の決議によってA種種類株主との合意により当該A種種類株主の有するA種種類株式の全部又は一部を取得する旨を決定する場合には、会社法第160条第2項及び第3項の規定を適用しないものとする。
8. 株式の併合又は分割、募集株式の割当て等
(1) 当社は、A種種類株式について株式の分割又は併合を行わない。
(2) 当社は、A種種類株主には、募集株式の割当てを受ける権利又は募集新株予約権の割当てを受ける権利を与えない。
(3) 当社は、A種種類株主には、株式無償割当て又は新株予約権無償割当てを行わない。
9. 優先順位
(1) A種優先配当金、A種累積未払配当金相当額及び普通株式を有する株主又は普通株式の登録株式質権者(以下、「普通株主等」と総称する。)に対する剰余金の配当の支払順位は、A種累積未払配当金相当額が第1順位、A種優先配当金が第2順位、普通株主等に対する剰余金の配当が第3順位とする。
(2) A種種類株式及び普通株式に係る残余財産の分配の支払順位は、A種種類株式に係る残余財産の分配を第1順位、普通株式に係る残余財産の分配を第2順位とする。
(3) 当社が剰余金の配当又は残余財産の分配を行う額が、ある順位の剰余金の配当又は残余財産の分配を行うために必要な総額に満たない場合は、当該順位の剰余金の配当又は残余財産の分配を行うために必要な金額に応じた比例按分の方法により剰余金の配当又は残余財産の分配を行う。
10. 会社法第322条第2項に規定する定款の定めの有無
会社法第322条第2項に規定する定款の定めはありません。
11. 議決権を有しないこととしている理由
資本増強に当たり、既存の株主への影響を考慮したためです。
(2)【新株予約権等の状況】
①【ストックオプション制度の内容】
| 決議年月日 | 2008年8月28日 | 2009年9月14日 | 2010年8月24日 | 2011年9月29日 |
|---|---|---|---|---|
| 付与対象者の区分及び人数 当社取締役及び執行役 執行役員 当社理事 | 4名 11名 10名 | 4名 10名 7名 | 3名 9名 - | 3名 10名 - |
| 新株予約権の数(個) | 52 | 103 | 66 | 98 |
| 新株予約権の目的となる株式の種類 | 普通株式 | 普通株式 | 普通株式 | 普通株式 |
| 新株予約権の目的となる株式の数(株)(注2) | 5,200 | 10,300 | 6,600 | 9,800 |
| 新株予約権の行使時の払込金額 | 1株当たり1円 | 1株当たり1円 | 1株当たり1円 | 1株当たり1円 |
| 新株予約権の行使期間 | 2008年9月28日 ~2038年9月27日 | 2009年10月1日 ~2039年9月30日 | 2010年10月1日 ~2040年9月30日 | 2011年10月15日 ~2041年10月14日 |
| 新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額(円) | 発行価格 4,976.1 資本組入額 2,489 | 発行価格 2,552.2 資本組入額 1,277 | 発行価格 1,395.2 資本組入額 698 | 発行価格 1,263.8 資本組入額 632 |
| 新株予約権の行使の条件 | (注3) | (注3) | (注3) | (注3) |
| 新株予約権の譲渡に関する事項 | (注4) | (注4) | (注4) | (注4) |
| 組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項 | (注5) | (注5) | (注5) | (注5) |
| 決議年月日 | 2012年9月13日 | 2013年9月27日 | 2014年9月12日 | 2015年9月15日 |
|---|---|---|---|---|
| 付与対象者の区分及び人数 当社取締役及び執行役 執行役員 | 3名 13名 | 2名 13名 | 2名 13名 | 2名 11名 |
| 新株予約権の数(個) | 376 [314] | 572 [498] | 357 | 565 [504] |
| 新株予約権の目的となる株式の種類 | 普通株式 | 普通株式 | 普通株式 | 普通株式 |
| 新株予約権の目的となる株式の数(株)(注2) | 37,600 [31,400] | 57,200 [49,800] | 35,700 | 56,500 [50,400] |
| 新株予約権の行使時の払込金額 | 1株当たり1円 | 1株当たり1円 | 1株当たり1円 | 1株当たり1円 |
| 新株予約権の行使期間 | 2012年9月29日 ~2042年9月28日 | 2013年10月16日 ~2043年10月15日 | 2014年10月1日 ~2044年9月30日 | 2015年10月1日 ~2045年9月30日 |
| 新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額(円) | 発行価格 215.3 資本組入額 108 | 発行価格 883.8 資本組入額 442 | 発行価格 901.9 資本組入額 451 | 発行価格 750.6 資本組入額 376 |
| 新株予約権の行使の条件 | (注3) | (注3) | (注3) | (注3) |
| 新株予約権の譲渡に関する事項 | (注4) | (注4) | (注4) | (注4) |
| 組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項 | (注5) | (注5) | (注5) | (注5) |
| 決議年月日 | 2016年9月29日 | 2017年9月12日 | 2018年7月11日 | 2019年7月9日 |
|---|---|---|---|---|
| 付与対象者の区分及び人数 当社取締役及び執行役 執行役員 | 5名 7名 | 5名 3名 | 6名 3名 | 8名 - |
| 新株予約権の数(個) | 572 | 829 | 893 | 938 |
| 新株予約権の目的となる株式の種類 | 普通株式 | 普通株式 | 普通株式 | 普通株式 |
| 新株予約権の目的となる株式の数(株)(注2) | 57,200 | 82,900 | 89,300 | 93,800 |
| 新株予約権の行使時の払込金額 | 1株当たり1円 | 1株当たり1円 | 1株当たり1円 | 1株当たり1円 |
| 新株予約権の行使期間 | 2016年10月15日 ~2046年10月14日 | 2017年9月30日 ~2047年9月29日 | 2018年7月27日 ~2048年7月26日 | 2019年7月25日 ~2049年7月24日 |
| 新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額(円) | 発行価格 657.29 資本組入額 329 | 発行価格 776.06 資本組入額 389 | 発行価格 1,118.66 資本組入額 560 | 発行価格 670.97 資本組入額 336 |
| 新株予約権の行使の条件 | (注3) | (注3) | (注3) | (注3) |
| 新株予約権の譲渡に関する事項 | (注4) | (注4) | (注4) | (注4) |
| 組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項 | (注5) | (注5) | (注5) | (注5) |
(注)1.当事業年度の末日(2022年3月31日)における内容を記載しています。当事業年度の末日から提出日の前月末現在(2022年5月31日)にかけて変更された事項がある場合には、提出日の前月末現在における内容を[ ]内に記載しています。
2.新株予約権1個につき目的となる株式数は100株です。なお、当社が株式分割又は株式併合を行う場合、次の算式により新株予約権の目的たる株式の数を調整するものとします。ただし、係る調整は本新株予約権のうち、当該時点で権利行使していない新株予約権の目的たる株式の数についてのみ行われ、調整の結果1株未満の端数が生じた場合は、これを切り捨てます。
調整後株式数=調整前株式数×分割・併合の比率
3.①新株予約権の割当を受けた者は、原則として、当社の取締役、執行役及び執行役員のいずれの地位をも喪失した日の翌日から5年間に限り、新株予約権を行使することができます。
②新株予約権の割当を受けた者が死亡した場合は、その相続人が新株予約権を行使することができます。ただし、被割当者の相続人から相続した者による権利行使は認めません。
③その他の条件については、当社と新株予約権の割当を受ける者との間で別途締結する契約に定めるところによります。
4.新株予約権を譲渡するには取締役会の承認を要します。
5.当社が合併(当社が合併により消滅する場合に限る。)、吸収分割、新設分割、株式交換又は株式移転(以上を総称して、以下、組織再編行為という。)を行う場合において、当該組織再編行為に係る契約書又は計画書等で、当該組織再編行為の効力発生の直前において残存する新株予約権を有する新株予約権者に対して会社法第236条第1項第8号イからホまでに掲げる株式会社(以下、組織再編対象会社という。)の新株予約権を交付する旨を定めた場合には、当該組織再編の比率及び当該契約書又は計画書等に定める条件に従い、当該新株予約権者に対して、組織再編対象会社の新株予約権を交付するものとします。この場合においては、当該組織再編行為の効力発生の直前において残存する新株予約権は消滅することとし、組織再編対象会社は新株予約権を新たに発行するものとします。
②【ライツプランの内容】
該当事項はありません。
③【その他の新株予約権等の状況】
該当事項はありません。
(3)【行使価額修正条項付新株予約権付社債券等の行使状況等】
該当事項はありません。
(4)【発行済株式総数、資本金等の推移】
| 年月日 | 発行済株式総数増減数 (株) | 発行済株式総数残高 (株) | 資本金増減額 (百万円) | 資本金残高 (百万円) | 資本準備金増減額 (百万円) | 資本準備金残高 (百万円) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2017年4月1日~ 2018年3月31日(注1) | 121,800 | 90,527,499 | 83 | 116,546 | 83 | 44,868 |
| 2018年4月1日~ 2019年3月31日(注1) | 105,900 | 90,633,399 | 42 | 116,588 | 42 | 44,910 |
| 2018年12月7日(注2) | △5,000 | 90,628,399 | ― | 116,588 | ― | 44,910 |
| 2019年4月1日~ 2020年3月31日(注1) | 49,100 | 90,677,499 | 19 | 116,607 | 19 | 44,929 |
| 2019年6月6日(注3) | △5,000 | 90,672,499 | ― | 116,607 | ― | 44,929 |
| 2020年4月1日~ 2021年3月31日(注1) | 35,400 | 90,707,899 | 10 | 116,617 | 10 | 44,939 |
| 2020年8月12日(注4) | 133,000 | 90,840,899 | 26 | 116,643 | 26 | 44,965 |
| 2021年4月1日~ 2022年3月31日(注1) | 116,400 | 90,957,299 | 42 | 116,685 | 42 | 45,007 |
| 2021年7月26日(注6) | 72,900 | 91,030,199 | 24 | 116,709 | 24 | 45,031 |
(注)1.新株予約権の行使による増加です。
2.2018年11月1日開催の取締役会において、当社発行のA種種類株式の一部(5,000株)につき、当社定款第10条の6の規定に基づき金銭を対価とし取得すること及び当該取得を条件として会社法第178条の規定に基づく消却を行うことを決議し、2018年12月7日付けで取得及び消却を行っています。
3.2019年5月10日開催の取締役会において、当社発行のA種種類株式の一部(5,000株)につき、当社定款第10条の6の規定に基づき金銭を対価とし取得すること及び当該取得を条件として会社法第178条の規定に基づく消却を行うことを決議し、2019年6月6日付けで取得及び消却を行っています。
4.譲渡制限付株式報酬としての普通株式の有償発行による増加です。
発行価額: 1株につき389円
資本組入額:1株につき194.5円
割当先: 当社執行役 8名
5.2022年4月1日から2022年5月31日までの間に、新株予約権の行使により、発行済株式総数が19,700株、資本金及び資本準備金がそれぞれ6百万円増加しています。
6.譲渡制限付株式報酬としての普通株式の有償発行による増加です。
発行価額: 1株につき665円
資本組入額:1株につき332.5円
割当先: 当社執行役 7名
(5)【所有者別状況】
①普通株式
| (2022年3月31日現在) | |||||||||
| 区分 | 株式の状況(1単元の株式数 100株) | 単元未満 株式の 状況 (株) | |||||||
| 政府及び地方公共団体 | 金融機関 | 金融商品 取引業者 | その他の 法人 | 外国法人等 | 個人その他 | 計 | |||
| 個人以外 | 個人 | ||||||||
| 株主数 (人) | - | 27 | 48 | 453 | 205 | 80 | 43,128 | 43,941 | - |
| 所有株式数 (単元) | - | 194,503 | 33,893 | 32,157 | 213,348 | 1,559 | 432,364 | 907,824 | 217,799 |
| 所有株式数の割合 (%) | - | 21.43 | 3.73 | 3.54 | 23.50 | 0.17 | 47.63 | 100.00 | - |
(注)1.自己株式 25,700株は、「個人その他」に257単元含まれています。
2.「その他の法人」の欄には、証券保管振替機構名義の株式が1単元含まれています。
②A種種類株式
| (2022年3月31日現在) | |||||||||
| 区分 | 株式の状況(1単元の株式数 1株) | 単元未満 株式の 状況 (株) | |||||||
| 政府及び地方公共団体 | 金融機関 | 金融商品 取引業者 | その他の 法人 | 外国法人等 | 個人その他 | 計 | |||
| 個人以外 | 個人 | ||||||||
| 株主数 (人) | - | - | - | - | - | - | 3 | 3 | - |
| 所有株式数 (単元) | - | - | - | - | - | - | 30,000 | 30,000 | - |
| 所有株式数の割合 (%) | - | - | - | - | - | - | 100.00 | 100.00 | - |
(6)【大株主の状況】
| (2022年3月31日現在) | |||
| 氏名又は名称 | 住所 | 所有株式数 (千株) | 発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%) |
| 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 東京都港区浜松町2丁目11番3号 | 13,153 | 14.45 |
| 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 東京都中央区晴海1丁目8-12 | 2,984 | 3.28 |
| MSIP CLIENT SECURITIES (常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社) | 25 CABOT SQUARE, CANARY WHARF, LONDON E14 4QA, U.K. (東京都千代田区大手町1丁目9-7 大手町フィナンシャルシティ サウスタワー) | 2,589 | 2.84 |
| MLI FOR CLIENT GENERAL OMNI NON COLLATERAL NON TREATY-PB (常任代理人 BOFA証券株式会社) | MERRILL LYNCH FINANCIAL CENTRE 2 KING EDWARD STREET LONDON UNITED KINGDOM (東京都中央区日本橋1丁目4-1 日本橋一丁目三井ビルディング) | 1,779 | 1.95 |
| 日本板硝子取引先持株会 | 東京都港区三田3丁目5-27 住友不動産三田ツインビル西館 | 1,369 | 1.50 |
| JUNIPER (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行 決済事業部) | P.O.BOX 2992 RIYADH 11169 KINGDOM OF SAUDI ARABIA (東京都千代田区丸の内2丁目7-1) | 1,360 | 1.49 |
| STATE STREET BANK WEST CLIENT - TREATY 505234 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 1776 HERITAGE DRIVE, NORTH QUINCY, MA 02171, U.S.A. (東京都港区港南2丁目15-1 品川インターシティA棟) | 1,314 | 1.44 |
| JP MORGAN CHASE BANK 385781 (常任代理人 株式会社みずほ銀行 決済営業部) | 25 BANK STREET, CANARY WHARF, LONDON, E14 5JP, UNITED KIGDOM (東京都港区港南2丁目15-1 品川インターシティA棟) | 1,197 | 1.31 |
| JP JPMSE LUX RE NOMURA INT PLC 1 EQ CO (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行 決済事業部) | 1 ANGEL LANE LONDON-NORTH OF THE THAMES UNITED KINGDOM EC4R 3AB (東京都千代田区丸の内2丁目7-1) | 927 | 1.01 |
| 住友生命保険相互会社 | 東京都中央区築地7丁目18-24 | 914 | 1.00 |
| 計 | - | 27,589 | 30.32 |
(注)1.信託銀行各社の持株数には、信託業務に係る株式数が含まれています。
2.2022年4月6日付で公衆の縦覧に供されている大量保有報告書(変更報告書)において、三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社及びその共同保有者1社が2022年3月31日現在でそれぞれ以下の株式を所有している旨が記載されているものの、当社として2022年3月31日現在における実質所有株式数の確認ができませんので、上記大株主の状況には含めていません。
なお、その報告書の内容は以下の通りです。
| 氏名又は名称 | 所有株券等の数(千株) | 株券等保有割合(%) |
|---|---|---|
| 三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 | 3,282 | 3.61 |
| 日興アセットマネジメント株式会社 | 3,472 | 3.82 |
| 計 | 6,754 | 7.42 |
3.2022年4月7日付で公衆の縦覧に供されている大量保有報告書(変更報告書)において、野村アセットマネジメント株式会社及びその共同保有者1社が2022年3月31日現在でそれぞれ以下の株式を所有している旨が記載されているものの、当社として2022年3月31日現在における実質所有株式数の確認ができませんので、上記大株主の状況には含めていません。
なお、その報告書の内容は以下の通りです。
| 氏名又は名称 | 所有株券等の数(千株) | 株券等保有割合(%) |
|---|---|---|
| ノムラ インターナショナル ピーエルシー (NOMURA INTERNATIONAL PLC) | 1,484 | 1.63 |
| 野村アセットマネジメント株式会社 | 4,400 | 4.83 |
| 計 | 5,884 | 6.47 |
なお、所有株式に係る議決権の個数の多い順上位10名は、以下の通りです。
| (2022年3月31日現在) | |||
| 氏名又は名称 | 住所 | 所有議決権数 (個) | 総株主の議決権に対する所有議決権の割合(%) |
| 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 東京都港区浜松町2丁目11番3号 | 131,535 | 14.49 |
| 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 東京都中央区晴海1丁目8-12 | 29,843 | 3.28 |
| MSIP CLIENT SECURITIES (常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社) | 25 CABOT SQUARE, CANARY WHARF, LONDON E14 4QA, U.K. (東京都千代田区大手町1丁目9-7 大手町フィナンシャルシティ サウスタワー) | 25,894 | 2.85 |
| MLI FOR CLIENT GENERAL OMNI NON COLLATERAL NON TREATY-PB (常任代理人 BOFA証券株式会社) | MERRILL LYNCH FINANCIAL CENTRE 2 KING EDWARD STREET LONDON UNITED KINGDOM (東京都中央区日本橋1丁目4-1 日本橋一丁目三井ビルディング) | 17,793 | 1.96 |
| 日本板硝子取引先持株会 | 東京都港区三田3丁目5-27 住友不動産三田ツインビル西館 | 13,694 | 1.50 |
| JUNIPER (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行 決済事業部) | P.O.BOX 2992 RIYADH 11169 KINGDOM OF SAUDI ARABIA (東京都千代田区丸の内2丁目7-1) | 13,600 | 1.49 |
| STATE STREET BANK WEST CLIENT - TREATY 505234 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 1776 HERITAGE DRIVE, NORTH QUINCY, MA 02171, U.S.A. (東京都港区港南2丁目15-1 品川インターシティA棟) | 13,140 | 1.44 |
| JP MORGAN CHASE BANK 385781 (常任代理人 株式会社みずほ銀行 決済営業部) | 25 BANK STREET, CANARY WHARF, LONDON, E14 5JP, UNITED KIGDOM (東京都港区港南2丁目15-1 品川インターシティA棟) | 11,971 | 1.31 |
| JP JPMSE LUX RE NOMURA INT PLC 1 EQ CO (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行 決済事業部) | 1 ANGEL LANE LONDON-NORTH OF THE THAMES UNITED KINGDOM EC4R 3AB (東京都千代田区丸の内2丁目7-1) | 9,272 | 1.02 |
| 住友生命保険相互会社 | 東京都中央区築地7丁目18-24 | 9,148 | 1.00 |
| 計 | - | 275,890 | 30.39 |
(7)【議決権の状況】
①【発行済株式】
| (2022年3月31日現在) | ||||
| 区分 | 株式数(株) | 議決権の数(個) | 内容 | |
| 無議決権株式 | A種種類株式 | 30,000 | - | (1)[株式の総数等]に 記載の通り |
| 議決権制限株式(自己株式等) | - | - | - | |
| 議決権制限株式(その他) | - | - | - | |
| 完全議決権株式(自己株式等) | 普通株式 | 25,700 | - | - |
| 完全議決権株式(その他) | 普通株式 | 90,756,700 | 907,567 | - |
| 単元未満株式 | 普通株式 | 217,799 | - | - |
| 発行済株式総数 | 91,030,199 | - | - | |
| 総株主の議決権 | - | 907,567 | - | |
(注)「完全議決権株式(その他)」の中には、証券保管振替機構名義株式が100株(議決権1個)含まれています。
②【自己株式等】
| (2022年3月31日現在) | |||||
| 所有者の氏名又は名称 | 所有者の住所 | 自己名義所有株式数(株) | 他人名義所有株式数(株) | 所有株式数の合計(株) | 発行済株式総数に対する所有株式数の割合(%) |
| 日本板硝子(株) | 東京都港区三田 三丁目5番27号 | 25,700 | - | 25,700 | 0.02 |
| 計 | ― | 25,700 | - | 25,700 | 0.02 |
2【自己株式の取得等の状況】
【株式の種類等】会社法第155条第7号に該当する普通株式の取得
(1)【株主総会決議による取得の状況】
該当事項はありません。
(2)【取締役会決議による取得の状況】
該当事項はありません。
(3)【株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容】
| 区分 | 株式数(株) | 価額の総額(円) |
|---|---|---|
| 当事業年度における取得自己株式 | 2,062 | 1,182,519 |
| 当期間における取得自己株式 (注) | 221 | 87,837 |
(注)当期間における取得自己株式には、2022年6月1日からこの有価証券報告書提出日までの単元未満株式の買取りによる株式数は含めていません。
(4)【取得自己株式の処理状況及び保有状況】
| 区分 | 当事業年度 | 当期間(注1) | ||
| 株式数(株) | 処分価額の総額 (円) | 株式数(株) | 処分価額の総額 (円) | |
| 引き受ける者の募集を行った取得自己株式 | - | - | - | - |
| 消却の処分を行った取得自己株式 | - | - | - | - |
| 合併、株式交換、株式交付、会社分割に係る移転を行った取得自己株式 | - | - | - | - |
| その他 | ||||
| (単元未満株式の売渡請求による売渡) | 147 | 240,390 | - | - |
| 保有自己株式数(注2) | 25,700 | - | 25,921 | - |
(注)1.当期間における処理自己株式には、2022年6月1日からこの有価証券報告書提出日までの単元未満株式の売渡及び新株予約権の行使による株式は含まれていません。
2.当期間における保有自己株式数には、2022年6月1日からこの有価証券報告書提出日までの単元未満株式の買取り、単元未満株式の売渡及び新株予約権の行使による株式は含まれていません。
3【配当政策】
当社グループは、株主に対する利益還元を経営の重要課題の一つとして認識し、持続可能な事業の業績をベースに、安定的に配当を実施することを利益配分に関する基本方針としています。そのため、財務基盤を強化し、将来の事業展開のために適正な内部留保を確保した上で、配当金を決定いたします。
当社は、毎年3月31日と9月30日を剰余金の配当の基準日としています。
また、当社は、会社法第459条第1項の規定に基づき、株主総会によらず取締役会の決議をもって剰余金の配当等を行うことができる旨を定款に定めています。
2022年3月期の普通株式に係る期末配当金につきましては、当社グループの業績、財務状況等を総合的に勘案し、誠に遺憾ではありますが、当社取締役会はその実施を見送ることを決定いたしました。当社グループは、配当は株主の皆様にとって重要なものであると認識しており、グループの業績が十分に改善した段階で配当実施を再開することを考えています。なお、A種種類株式につきましては所定の金額の配当を実施します。
なお、当事業年度に係る剰余金の配当は以下の通りです。
| 決議年月日 | 株式の種類 | 配当金の総額 (百万円) | 1株当たり配当額 (円) |
| 2022年5月12日 | A種種類株式 | 1,950 | 65,000 |
| 取締役会決議 |
4【コーポレート・ガバナンスの状況等】
(1)【コーポレート・ガバナンスの概要】
当社は、指名委員会等設置会社制度を採用しております。執行と監督の分離を促進し、独立社外取締役の役割を強化することにより、経営の透明性を高め、コーポレート・ガバナンスのレベルを向上させ、ひいては株主価値を向上させるべく、努めております。
当社は、「コーポレートガバナンス・コード」の諸原則の考え方を支持し、「NSGグループ コーポレートガバナンス・ガイドライン」(以下、「本ガイドライン」)を制定しております。本ガイドラインは、当社グループが、持続可能な方法でその企業価値を中長期的に高め、ひいては株主の皆様をはじめとするステークホルダーの皆様の共同価値を高めていくための企業統治(コーポレートガバナンス)システムに関する基本的な考え方と枠組みを定めたものです。
1)会社の機関の内容及び内部統制システムの整備の状況等
2022年6月30日現在
① 会社の機関
<1> 機関の構成
当社は指名委員会等設置会社であり、会社の機関として、取締役から構成される取締役会、それぞれの構成委員の過半数が独立社外取締役である指名委員会、監査委員会及び報酬委員会の三委員会並びに執行役を中心に構成される経営会議、サステナビリティ委員会及び戦略的リスク委員会を設置しております。カンパニーセクレタリー部門が、事務局として取締役会の職務を補佐し、経営企画部が、事務局として経営会議の職務を補佐します。
<2> 取締役会
取締役会は、8名の取締役(うち5名は社外取締役)からなり、経営の基本方針の決定、内部統制システムの基本方針の決定、執行役の職務の分掌その他の重要な経営の意思決定、及び執行役等の職務の執行の監督を行います。取締役会議長は、独立社外取締役の石野博氏です。
<3> 業務執行機関
14名の執行役が業務執行を担当します。執行役のうち2名は代表執行役であり、それぞれ社長兼CEO(最高経営責任者)、副社長兼COO(チーフ・オペレーティング・オフィサー)としての職責を負います。
経営会議は、執行役常務以上の役付執行役及び主要な事業及びファンクションを統括するその他の執行役から構成され、取締役会において策定される方針及び目標が効率的かつ的確に実現されることを可能とするべく、当社の経営を指導し、かつその実施状況を監視します。
サステナビリティ委員会は、当社グループのサステナビリティ戦略を設定し、その活動を統括するとともに、ステークホルダーとの効果的なコミュニケーションを確実なものとすることを目的としております。同委員会は、CEO、COO、CFO(最高財務責任者)、CLO(最高法務責任者)兼CRO(最高リスク責任者)、CHRO(最高人事責任者)、サステナビリティ部統括部長、及び関連グループファンクション部門長、事業部門長により構成され、CEO又はその指名した者が議長を務めます。
戦略的リスク委員会は、当社グループ全体のリスクマネジメントに関するポリシー、戦略及びそのフレームワークを定期的に検討し、その結果を組織の戦略及び目標に適切に組み込み、当社グループの経営の効率化を促進し、中長期的な企業価値の向上に資することを目的としております。同委員会は、CEO、COO、CFO、CLO兼CRO、CHRO、及び関連グループファンクション部門長、事業部門長により構成され、CROが議長を務めます。(リスク管理については、2.事業等のリスク を参照)
<4> 指名委員会
指名委員会は、株主総会に提出する取締役の選任及び解任に関する議案の内容を決定するとともに、社長兼CEOらの後継者計画を作成、整備し、執行役候補者に係る推薦又は助言を行います。同委員会は、独立社外取締役の石野博氏を委員長とし、委員長を含め5名の取締役(うち4名は独立社外取締役)で構成されます。カンパニーセクレタリー部門が、事務局として同委員会の職務を補佐します。また、人事部門のメンバーが、人事関連事項についての内部専門家として支援します。
<5> 監査委員会
監査委員会は、取締役及び執行役の職務の執行の監査及び監査報告の作成、株主総会に提出する会計監査人の選任及び解任並びに会計監査人を再任しないことに関する議案の内容の決定を行います。同委員会は、独立社外取締役の皆川邦仁氏を委員長とし、委員長を含め4名の取締役(全員が独立社外取締役)で構成されます。委員のうち、皆川邦仁氏は国際的な大手メーカーにおいて常務執行役員(経理担当)や監査役を務めた経験を有し、また現在は金融庁 公認会計士・監査審査会の委員を務めており、財務及び会計に関する相当程度の知見を有する者であります。同委員会の職務を補佐するため、監査委員会室を設置しております。
<6> 報酬委員会
報酬委員会は、取締役及び執行役の報酬等の決定に関する方針、並びに取締役及び執行役の個人別の報酬等の内容を決定します。同委員会は、独立社外取締役のヨーク・ラウパッハ・スミヤ氏を委員長とし、委員長を含め5名の取締役(うち4名は独立社外取締役)で構成されます。カンパニーセクレタリー部門が、事務局として同委員会の職務を補佐します。また、人事部門のメンバーが、報酬関連事項についての内部専門家として支援します。
② 倫理・コンプライアンスマネジメント
当社は、当社グループ全体におけるコンプライアンスを確実なものとするべく、グループ倫理・コンプライアンス部を設置しております。同部は、内部統制システムの下、当社グループにおける総合的な倫理・コンプライアンスマネジメントの策定、実施及び管理等を行い、重要事項については、監査委員会に対して、直接の報告義務を負います。
③ 内部統制システムの整備の状況
| 1 | 当社の執行役及び従業員並びに当社の子会社の取締役、監査役及び従業員(以上を総称して、「当社グループの役職員」といいます。)の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制 | ・NSGグループ経営指針「Our Vision」に基づき、当社グループとしてコンプライアンスの徹底及び企業倫理の維持を図るとともに、企業の社会的責任を積極的に果たし、持続可能(サステナブル)な発展を目指します。 ・NSGグループ経営指針「Our Vision」の下、法令・社内規則の遵守及び企業倫理に関する事項を定めた「NSGグループ倫理規範」を制定し、重要な社内規程(グループポリシー、規程、手順等)とともにこれらを当社グループの情報ネットワークを通じて当社グループの役職員へ継続的に周知し、教育活動を行います。 ・各法令・社内規則の所管部門は、内部監査部門とともにその所管する法令、規則等の遵守状況を確認し、監査委員会に報告します。 ・倫理・コンプライアンス所管部門(「倫理・コンプライアンス部門」)を設置し、当社グループ全体における倫理・コンプライアンス体制を構築・維持します。 ・倫理・コンプライアンス部門は、当社グループ全体について: ‐各地域の倫理・コンプライアンス担当部門との連携を通じて、厳格な基準によりコンプライアンスを推進するとともに、倫理・コンプライアンスに関連する事項の周知、啓蒙活動を行い、 ‐必要に応じて内部監査を含む内部統制部門と協働して監査を行います。 ・倫理・コンプライアンス部門は、監査委員会に対しても報告責任を有するものとします。 ・業務執行における通常の指揮命令系統から独立した外部機関を窓口とする懸念事項に係る報告・相談ホットラインをグループレベルで設置することで、当社グループに係る倫理・コンプライアンス上の問題を迅速に発見し、当該問題に適切に対処できる体制を確保します。 |
|---|---|---|
| ・倫理・コンプライアンス部門は、懸念事項に係る報告・相談ホットラインの整備の状況、運用及び報告・相談があった問題に関して、定期的に又は適宜、監査委員会に対して報告する責任を有します。 ・当該報告・相談については、法律の定める範囲内において匿名で行うことができるものとし、当該報告・相談を行った者に対して、人事上の処遇等に係るいかなる不利益も及ばないことを明示的に保証します。 |
| 2 | 当社グループに係る損失の危険の管理に関する規程その他の体制(リスク管理については、2.事業等のリスク を参照) | ・企業活動上発生するリスクへの対処について定める社内規程を制定し、当社グループのリスクを全社的及び網羅的に把握し管理します。この全社的なリスク管理のプロセスを効果的に推進するため、経営会議の下に、執行役を長とする戦略的リスク委員会を設置し、主要リスクの特定、評価、対応の状況等をレビューし、グループにおけるリスク管理のフレームワークの適正を保証し、経営会議及び監査委員会に対して報告を行います。 ・当社グループに係る倫理・コンプライアンス、環境、安全、災害、品質、情報セキュリティ、資金運用、原材料調達、研究開発、与信管理等に係る個別のリスクについての扱いを定める社内規程を制定し、それぞれの担当部署は、これに従い当該リスクを管理します。 ・重要な倫理・コンプライアンス事項については、倫理・コンプライアンス部門が法務部門及び内部監査部門を含む他の内部統制部門と協働して、関連する社内規程の整備を含め、当社グループのコンプライアンスに係るリスク管理を行います。 ・グループレベルで、必要に応じて、リスク分散措置や保険付保等を管理、実施します。特にグループの保険付保については社内規程を整備し、これによりグローバルに適用される保険付保に取り組み、毎期これを更新することで、グループの重要なリスクの移転が確実に行われるように努めます。 ・グループレベル又は地域レベルにおける重大事故に備え、対応するためのリスク管理に係る社内規程を整備します。 ・当社グループの財務報告及びその他の事項に関する適時適正な情報開示が適正に行われるための体制を確保します。 ・グループレベルで活動する内部監査部門を置き、当該部門は、執行各部門から独立した立場で監査を行い、グループのリスク管理体制の実効性、効率性を保証します。内部監査部門の長の人事は、監査委員会の事前同意を得るものとします。 |
|---|---|---|
| 3 | 執行役の職務の執行に係る情報の保存及び管理に関する体制 | ・執行役の職務執行に係る文書、記録類その他の情報については法令、社内規程に従い適切に保存及び管理を行います。 |
| 4 | 当社グループの役職員の職務の執行が効率的かつ効果的に行われることを確保するための体制 | ・取締役会の定める当社グループの中長期計画に基づき、年度目標をグループ内で明確化し、一貫した方針管理を行います。 ・取締役会は、グループベースにおいてサステナビリティの基本方針を定め、その浸透、実施状況を監督します。 ・取締役会は、法令の定める範囲内で、業務執行の意思決定を執行役に委任します。 ・主要な執行役をメンバーとする経営会議を設営し、その審議により、取締役会において策定する当社グループの方針、目標等の下、執行役が効率的かつ効果的に当社グループのビジネスに関する事項について迅速果断な意思決定をできるよう支援します。 ・取締役会においてカンパニーセクレタリーを選任し、カンパニーセクレタリーは、取締役会と執行部門の間の独自の立場において: ‐コーポレートガバナンスに関する事項に関する取締役への支援; ‐株主総会及び当社の株式に関する事項; ‐取締役会及び取締役会の設置する各委員会の効率的な機能の発揮のための支援; ‐取締役会と当該委員会、取締役会(各委員会)と執行部門間の適切な情報の共有及び一貫性の確保; ‐取締役会の機能発揮に向け、有効なプロセスを検証し、またそのためのイニシアチブの検討、推進のための支援等の役割を担います。 ・取締役会による決議、及び職務・業務分掌、権限に関する社内規程に従い、執行役その他の当社グループの役職員の当社グループにおける担当業務、職務権限を明確にします。 ・経営会議に関する社内規程など各種会議体等に係る規程を定め、その審議基準、プロセスに従い、当社グループのビジネスに関する事項について意思決定を行います。 ・IT技術を活用して、業務の効率性向上のためのシステム構築を推進します。 |
| 5 | 当社グループにおける報告体制 | ・グループレベルで、事業部門及びファンクションごとに、報告体制を構築します。 ・子会社の管理に係る社内規程を制定し、重要な子会社については、当該子会社ごとに、内部監査、経理、財務、税務、人事、労務、年金、安全衛生、法務、倫理・コンプライアンス及び環境等に係る事項並びにそれらに関するリスク状況に関する報告が、当社に対して定期的に行われることを確実にします。 ・内部監査部門は、グループベースで内部監査を実施し、取締役及び執行役に報告を行います。 |
|---|---|---|
| 6 | 監査委員会の監査が実効的に行われることを確保するための体制 | ・監査委員会は、取締役会が果たす監督機能の一翼を担うものとして、本内部統制システムの構築に関する基本方針に基づき、 ‐執行役により当社グループの内部統制システムが適切に構築、整備、運用されているかどうか、 ‐さらには当該基本方針自体に問題がないかどうか、 という側面から、取締役及び執行役の職務執行について監査を行います。 ・このような監査を実効的なものにするため、 ‐監査委員会は、経営会議その他業務執行に係る重要会議へ監査委員を出席させることができます。また同委員会は、それらの会議体での議論に代わる重要な意思決定過程が採られる場合、当該意思決定過程に関する情報にアクセスすることができます。 ‐監査委員会は、必要に応じ、当社グループの事業部門、ファンクションを所管する執行役及びその他当社グループの役職員のうち重要な職位にある者から、その職務の執行の状況に関して、ヒアリングをします。 ‐監査委員会は、各リスクを所管する部署より、主として当社グループの次に掲げる事項に係るリスクの状況について、定期的に報告を受けます。 ▶サステナビリティ、内部監査、リスク管理、経理、財務、税務、人事、労務、年金、安全衛生、IR、法務、倫理・コンプライアンス及び環境等 ‐監査委員会は、経営会議資料、稟議書等、重要書類を閲覧できます。 ‐監査委員会は、担当執行役より、四半期決算・期末決算について、取締役会への報告、承認等の前に説明を受けます。 ‐監査委員会は内部監査部門、会計監査人と定期的に会合を持ち、必要な情報を収集します。 ‐監査委員は、本号冒頭に記載する監査委員会監査の目的に照らして、なお必要と判断する場合は、自ら、主要な国内外における当社グループの事業所の業務及び財産の現況を往査します。 |
| 7 | 当社グループの役職員が当社の監査委員会に報告をするための体制その他の監査委員会への報告に関する体制 | ・当社の取締役及び執行役は、次の場合、直ちにその事実を監査委員会に対し報告を行います。 ‐当社グループに著しい損害を及ぼすおそれのある事実を発見した場合 ‐当社グループの役職員が法令若しくは定款に違反する行為をし、又はこれらの行為をするおそれがあると考えられる場合 ・前号の定めに関わらず、監査委員会は、その監査にあたって必要と判断する場合、当社グループの役職員に対して報告を求めることができます。 ・監査委員会に対して以上の報告を行った者に対して、当該報告を行ったことを理由とする人事上の処遇等に係るいかなる不利益も及ばないことを明示的に保証します。 |
|---|---|---|
| 8 | 監査委員会の職務を補助すべき取締役及び従業員に関する事項 | ・監査委員会の職務を補助するため監査委員会室を設置し、必要とする員数のスタッフ(「監査委員会付スタッフ」)を配置します。 ・監査委員会付スタッフは、監査委員会又は監査委員の指示の下、 ‐自ら、又は関連部門と連携して、監査対象事項を調査、分析又は報告するとともに、 ‐必要に応じて、当社グループの主要な国内外事業所の業務及び財産の現況に関する監査委員会による往査を補佐します。 |
| 9 | 前号の取締役及び従業員の当社の執行役からの独立性に関する事項並びにこれらの取締役及び従業員に対する指示の実効性の確保に関する事項 | ・監査委員会付スタッフの人事に関する事項については、監査委員会に事前に報告され、その同意を必要とします。 ・監査委員会付スタッフの長は、当社グループの執行に関わる役職を兼務せず、監査委員会の指揮命令権のみに服します。 |
| 10 | 監査委員の職務の執行(監査委員会の職務の執行に関するものに限る。)について生ずる費用の前払又は償還の手続その他の当該職務の執行について生ずる費用又は債務の処理に係る方針に関する事項 | ・監査委員が、その職務の執行について、その費用の前払いの請求その他の会社法第404条第4項各号に掲げる請求を当社に対して行ったときは、当社が、当該請求に係る費用又は債務が当該委員の職務の執行に必要でないことを証明した場合を除き、当該請求を拒むことができないものとします。 |
2)取締役の定数及び選任決議要件
① 定数
当社は、取締役の員数を3名以上とする旨を定款に定めております。
② 選任決議要件
当社は、取締役の選任決議について、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の過半数をもって行う旨及び同決議については累積投票によらない旨を定款に定めております。
3)株主総会決議事項を取締役会決議事項としている事項及び取締役会決議事項を株主総会では決議できないとしている事項並びに株主総会の特別決議要件
① 株主総会決議事項を取締役会決議事項としている事項及び取締役会決議事項を株主総会では決議できないとしている事項
<1> 取締役等の責任の免除
当社は、会社法第426条第1項の規定に基づき、任務を怠ったことによる取締役(取締役であった者を含む。)及び執行役(執行役であった者を含む。)並びに監査役であった者の損害賠償責任を、法令の限度において、取締役会の決議によって免除することができる旨を定款で定めています。これは、取締役及び執行役がその期待される役割を十分に発揮できるようにすることを目的とします。
<2> 剰余金の配当等の決定機関
当社は、会社法第459条第1項の規定に基づき、株主総会の決議によらず取締役会の決議によって、同法同条項各号に掲げる事項について定めることができる旨を定款に定めています。これは、機動的かつ柔軟な資本政策の遂行を可能にすることを目的とします。
② 株主総会の特別決議要件
当社は、会社法第309条第2項に定める株主総会の特別決議要件について、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の3分の2以上をもって行う旨を定款に定めています。これは、株主総会のより円滑な運営を可能にすることを目的とします。
4)種類株式に関する事項
① 単元株式数
普通株式の単元株式数は100株であり、A種種類株式の単元株式数は1株です。
② 議決権の有無の差異及び内容の差異並びにその理由
普通株式は、株主としての権利内容に制限のない株式ですが、A種種類株主は、法令に別段の定めのある場合を除き、株主総会において議決権を有しません。これは資本増強にあたり、既存の株主への影響を考慮したためです。
(2)【役員の状況】
① 役員一覧
男性 17名 女性 2名 (役員のうち女性の比率10.5%)
(1) 取締役の状況
| 役職名 | 氏名 | 生年月日 | 略歴 | 任期 | 所有株式数 (百株) | ||||||||||||||||||||||
| 取締役 取締役会議長 指名委員会委員長 監査委員会委員 報酬委員会委員 | 石野 博 | 1951年4月10日生 | 1975年4月 三菱商事株式会社 入社 2003年3月 関西ペイント株式会社 入社 2006年6月 同社 取締役 国際本部副本部長 2008年6月 同社 常務取締役 塗料事業部 営業統括 2010年4月 同社 専務取締役 営業管掌 2011年6月 同社 取締役専務執行役員 営業国際調達管掌 2012年6月 同社 代表取締役専務執行役員 営業国際調達管掌 2013年4月 同社 代表取締役社長 2019年6月 同社 相談役(現) 2020年7月 当社取締役(現) (重要な兼務の状況) ・関西ペイント株式会社 相談役 | 1975年4月 | 三菱商事株式会社 入社 | 2003年3月 | 関西ペイント株式会社 入社 | 2006年6月 | 同社 取締役 国際本部副本部長 | 2008年6月 | 同社 常務取締役 塗料事業部 営業統括 | 2010年4月 | 同社 専務取締役 営業管掌 | 2011年6月 | 同社 取締役専務執行役員 営業国際調達管掌 | 2012年6月 | 同社 代表取締役専務執行役員 営業国際調達管掌 | 2013年4月 | 同社 代表取締役社長 | 2019年6月 | 同社 相談役(現) | 2020年7月 | 当社取締役(現) (重要な兼務の状況) ・関西ペイント株式会社 相談役 | (注1) | 普通株式 40 | ||
| 1975年4月 | 三菱商事株式会社 入社 | ||||||||||||||||||||||||||
| 2003年3月 | 関西ペイント株式会社 入社 | ||||||||||||||||||||||||||
| 2006年6月 | 同社 取締役 国際本部副本部長 | ||||||||||||||||||||||||||
| 2008年6月 | 同社 常務取締役 塗料事業部 営業統括 | ||||||||||||||||||||||||||
| 2010年4月 | 同社 専務取締役 営業管掌 | ||||||||||||||||||||||||||
| 2011年6月 | 同社 取締役専務執行役員 営業国際調達管掌 | ||||||||||||||||||||||||||
| 2012年6月 | 同社 代表取締役専務執行役員 営業国際調達管掌 | ||||||||||||||||||||||||||
| 2013年4月 | 同社 代表取締役社長 | ||||||||||||||||||||||||||
| 2019年6月 | 同社 相談役(現) | ||||||||||||||||||||||||||
| 2020年7月 | 当社取締役(現) (重要な兼務の状況) ・関西ペイント株式会社 相談役 | ||||||||||||||||||||||||||
| 取締役 報酬委員会委員長 指名委員会委員 監査委員会委員 | ヨーク・ラウパッハ・スミヤ (Jörg Raupach Sumiya) | 1961年1月17日生 | 1990年6月 株式会社ローランド・ベルガー シニアコンサルタント 1995年10月 トルンプ株式会社 代表取締役専務 1999年7月 ドイツ日本研究所 経営・経済研究課 研究員 2001年1月 NEC SCHOTTコンポーネンツ株式会社 (現ショット日本株式会社)管理部 ジェネラルマネージャー 2002年12月 同社 代表取締役社長 2011年1月 SCHOTT Electronic Packaging GmbH イノベーションマネジメント 担当マネージャー 2011年9月 FOM大学(ドイツ) 教授 2012年4月 立命館大学 経営学部 教授(現) 2019年6月 当社取締役(現) (重要な兼務の状況) ・立命館大学 経営学部 教授 | 1990年6月 | 株式会社ローランド・ベルガー シニアコンサルタント | 1995年10月 | トルンプ株式会社 代表取締役専務 | 1999年7月 | ドイツ日本研究所 経営・経済研究課 研究員 | 2001年1月 | NEC SCHOTTコンポーネンツ株式会社 (現ショット日本株式会社)管理部 ジェネラルマネージャー | 2002年12月 | 同社 代表取締役社長 | 2011年1月 | SCHOTT Electronic Packaging GmbH イノベーションマネジメント 担当マネージャー | 2011年9月 | FOM大学(ドイツ) 教授 | 2012年4月 | 立命館大学 経営学部 教授(現) | 2019年6月 | 当社取締役(現) | (重要な兼務の状況) | ・立命館大学 経営学部 教授 | (注1) | 普通株式 29 | ||
| 1990年6月 | 株式会社ローランド・ベルガー シニアコンサルタント | ||||||||||||||||||||||||||
| 1995年10月 | トルンプ株式会社 代表取締役専務 | ||||||||||||||||||||||||||
| 1999年7月 | ドイツ日本研究所 経営・経済研究課 研究員 | ||||||||||||||||||||||||||
| 2001年1月 | NEC SCHOTTコンポーネンツ株式会社 (現ショット日本株式会社)管理部 ジェネラルマネージャー | ||||||||||||||||||||||||||
| 2002年12月 | 同社 代表取締役社長 | ||||||||||||||||||||||||||
| 2011年1月 | SCHOTT Electronic Packaging GmbH イノベーションマネジメント 担当マネージャー | ||||||||||||||||||||||||||
| 2011年9月 | FOM大学(ドイツ) 教授 | ||||||||||||||||||||||||||
| 2012年4月 | 立命館大学 経営学部 教授(現) | ||||||||||||||||||||||||||
| 2019年6月 | 当社取締役(現) | ||||||||||||||||||||||||||
| (重要な兼務の状況) | |||||||||||||||||||||||||||
| ・立命館大学 経営学部 教授 | |||||||||||||||||||||||||||
| 取締役 監査委員会委員長 指名委員会委員 報酬委員会委員 | 皆川 邦仁 | 1954年8月15日生 | 1978年4月 株式会社リコー 入社 1997年10月 Ricoh Americas Corporation SVP&CFO 2008年1月 株式会社リコー 海外事業本部 事業統括センター 所長 2009年4月 同社 経理本部長 2010年4月 同社 執行役員 経理本部長 2012年4月 同社 常務執行役員 経理本部長 2013年6月 同社 常勤監査役 2017年6月 ソニー株式会社 社外取締役 (2020年6月退任) 2018年6月 参天製薬株式会社 社外取締役(現) 2019年4月 金融庁 公認会計士・監査審査会 委員 2020年7月 当社取締役(現) (重要な兼務の状況) ・参天製薬株式会社 社外取締役 ・金融庁 公認会計士・監査審査会 委員 | 1978年4月 | 株式会社リコー 入社 | 1997年10月 | Ricoh Americas Corporation SVP&CFO | 2008年1月 | 株式会社リコー 海外事業本部 事業統括センター 所長 | 2009年4月 | 同社 経理本部長 | 2010年4月 | 同社 執行役員 経理本部長 | 2012年4月 | 同社 常務執行役員 経理本部長 | 2013年6月 | 同社 常勤監査役 | 2017年6月 | ソニー株式会社 社外取締役 (2020年6月退任) | 2018年6月 | 参天製薬株式会社 社外取締役(現) | 2019年4月 | 金融庁 公認会計士・監査審査会 委員 | 2020年7月 | 当社取締役(現) (重要な兼務の状況) ・参天製薬株式会社 社外取締役 ・金融庁 公認会計士・監査審査会 委員 | (注1) | 普通株式 20 |
| 1978年4月 | 株式会社リコー 入社 | ||||||||||||||||||||||||||
| 1997年10月 | Ricoh Americas Corporation SVP&CFO | ||||||||||||||||||||||||||
| 2008年1月 | 株式会社リコー 海外事業本部 事業統括センター 所長 | ||||||||||||||||||||||||||
| 2009年4月 | 同社 経理本部長 | ||||||||||||||||||||||||||
| 2010年4月 | 同社 執行役員 経理本部長 | ||||||||||||||||||||||||||
| 2012年4月 | 同社 常務執行役員 経理本部長 | ||||||||||||||||||||||||||
| 2013年6月 | 同社 常勤監査役 | ||||||||||||||||||||||||||
| 2017年6月 | ソニー株式会社 社外取締役 (2020年6月退任) | ||||||||||||||||||||||||||
| 2018年6月 | 参天製薬株式会社 社外取締役(現) | ||||||||||||||||||||||||||
| 2019年4月 | 金融庁 公認会計士・監査審査会 委員 | ||||||||||||||||||||||||||
| 2020年7月 | 当社取締役(現) (重要な兼務の状況) ・参天製薬株式会社 社外取締役 ・金融庁 公認会計士・監査審査会 委員 |
| 役職名 | 氏名 | 生年月日 | 略歴 | 任期 | 所有株式数 (百株) | ||||||||||||||||||||
| 取締役 | 黒井 義博 | 1954年8月18日生 | 1977年4月 三菱商事株式会社 入社 1994年4月 MCF Financial Services Limited(ロンドン)社長 2004年6月 三菱自動車工業株式会社 CSR推進本部副本部長 (出向) 2007年1月 三菱商事株式会社 IR部長 2010年4月 同社 理事 2010年7月 三菱自動車工業株式会社 執行役員 経営企画本部長 2016年6月 同社 専務執行役員 2018年4月 河西工業株式会社 専務執行役員 2020年5月 ジャパン・インダストリアル・ソリューションズ株式会社 顧問(現) 2020年7月 当社取締役(現) (重要な兼務の状況) ・ジャパン・インダストリアル・ソリューションズ株式会社 顧問 | 1977年4月 | 三菱商事株式会社 入社 | 1994年4月 | MCF Financial Services Limited(ロンドン)社長 | 2004年6月 | 三菱自動車工業株式会社 CSR推進本部副本部長 (出向) | 2007年1月 | 三菱商事株式会社 IR部長 | 2010年4月 | 同社 理事 | 2010年7月 | 三菱自動車工業株式会社 執行役員 経営企画本部長 | 2016年6月 | 同社 専務執行役員 | 2018年4月 | 河西工業株式会社 専務執行役員 | 2020年5月 | ジャパン・インダストリアル・ソリューションズ株式会社 顧問(現) | 2020年7月 | 当社取締役(現) (重要な兼務の状況) ・ジャパン・インダストリアル・ソリューションズ株式会社 顧問 | (注1) | - |
| 1977年4月 | 三菱商事株式会社 入社 | ||||||||||||||||||||||||
| 1994年4月 | MCF Financial Services Limited(ロンドン)社長 | ||||||||||||||||||||||||
| 2004年6月 | 三菱自動車工業株式会社 CSR推進本部副本部長 (出向) | ||||||||||||||||||||||||
| 2007年1月 | 三菱商事株式会社 IR部長 | ||||||||||||||||||||||||
| 2010年4月 | 同社 理事 | ||||||||||||||||||||||||
| 2010年7月 | 三菱自動車工業株式会社 執行役員 経営企画本部長 | ||||||||||||||||||||||||
| 2016年6月 | 同社 専務執行役員 | ||||||||||||||||||||||||
| 2018年4月 | 河西工業株式会社 専務執行役員 | ||||||||||||||||||||||||
| 2020年5月 | ジャパン・インダストリアル・ソリューションズ株式会社 顧問(現) | ||||||||||||||||||||||||
| 2020年7月 | 当社取締役(現) (重要な兼務の状況) ・ジャパン・インダストリアル・ソリューションズ株式会社 顧問 | ||||||||||||||||||||||||
| 取締役 指名委員会委員 監査委員会委員 報酬委員会委員 | 浅妻 慎司 | 1961年2月2日生 | 1984年4月 関西ペイント株式会社 入社 2012年2月 同社 執行役員 経営企画室長 2015年4月 同社 常務執行役員 国際本部長 2016年6月 同社 取締役常務執行役員 管理本部長 2018年4月 同社 取締役常務執行役員 管理、経営企画、情報システム、人事企画管掌 管理本部長 2019年6月 九州旅客鉄道株式会社 社外取締役(現) 2022年6月 当社取締役(現) (重要な兼務の状況) ・九州旅客鉄道株式会社 社外取締役 | 1984年4月 | 関西ペイント株式会社 入社 | 2012年2月 | 同社 執行役員 経営企画室長 | 2015年4月 | 同社 常務執行役員 国際本部長 | 2016年6月 | 同社 取締役常務執行役員 管理本部長 | 2018年4月 | 同社 取締役常務執行役員 管理、経営企画、情報システム、人事企画管掌 管理本部長 | 2019年6月 | 九州旅客鉄道株式会社 社外取締役(現) | 2022年6月 | 当社取締役(現) (重要な兼務の状況) ・九州旅客鉄道株式会社 社外取締役 | (注1) | - | ||||||
| 1984年4月 | 関西ペイント株式会社 入社 | ||||||||||||||||||||||||
| 2012年2月 | 同社 執行役員 経営企画室長 | ||||||||||||||||||||||||
| 2015年4月 | 同社 常務執行役員 国際本部長 | ||||||||||||||||||||||||
| 2016年6月 | 同社 取締役常務執行役員 管理本部長 | ||||||||||||||||||||||||
| 2018年4月 | 同社 取締役常務執行役員 管理、経営企画、情報システム、人事企画管掌 管理本部長 | ||||||||||||||||||||||||
| 2019年6月 | 九州旅客鉄道株式会社 社外取締役(現) | ||||||||||||||||||||||||
| 2022年6月 | 当社取締役(現) (重要な兼務の状況) ・九州旅客鉄道株式会社 社外取締役 | ||||||||||||||||||||||||
| 取締役 指名委員会委員 報酬委員会委員 | 森 重樹 | 1958年7月22日生 | 1981年4月 当社入社 2003年4月 当社硝子建材カンパニー企画室長 2005年1月 当社硝子建材カンパニー機能ガラス生産技術部長兼株式会社エヌ・エス・ジー関東(現日本板硝子ビルディングプロダクツ株式会社)代表取締役社長 2010年7月 当社建築ガラス事業部門 英国・南欧 製造・加工・販売部門長 2012年5月 当社上席執行役員 建築ガラス事業部門 アジア事業部日本統括部長 2012年6月 当社上席執行役員 高機能ガラス事業部門長 2015年4月 当社代表執行役社長兼CEO(現) 2015年6月 当社取締役(現) | 1981年4月 | 当社入社 | 2003年4月 | 当社硝子建材カンパニー企画室長 | 2005年1月 | 当社硝子建材カンパニー機能ガラス生産技術部長兼株式会社エヌ・エス・ジー関東(現日本板硝子ビルディングプロダクツ株式会社)代表取締役社長 | 2010年7月 | 当社建築ガラス事業部門 英国・南欧 製造・加工・販売部門長 | 2012年5月 | 当社上席執行役員 建築ガラス事業部門 アジア事業部日本統括部長 | 2012年6月 | 当社上席執行役員 高機能ガラス事業部門長 | 2015年4月 | 当社代表執行役社長兼CEO(現) | 2015年6月 | 当社取締役(現) | (注1) | 普通株式 902 | ||||
| 1981年4月 | 当社入社 | ||||||||||||||||||||||||
| 2003年4月 | 当社硝子建材カンパニー企画室長 | ||||||||||||||||||||||||
| 2005年1月 | 当社硝子建材カンパニー機能ガラス生産技術部長兼株式会社エヌ・エス・ジー関東(現日本板硝子ビルディングプロダクツ株式会社)代表取締役社長 | ||||||||||||||||||||||||
| 2010年7月 | 当社建築ガラス事業部門 英国・南欧 製造・加工・販売部門長 | ||||||||||||||||||||||||
| 2012年5月 | 当社上席執行役員 建築ガラス事業部門 アジア事業部日本統括部長 | ||||||||||||||||||||||||
| 2012年6月 | 当社上席執行役員 高機能ガラス事業部門長 | ||||||||||||||||||||||||
| 2015年4月 | 当社代表執行役社長兼CEO(現) | ||||||||||||||||||||||||
| 2015年6月 | 当社取締役(現) | ||||||||||||||||||||||||
| 取締役 | 細沼 宗浩 | 1972年11月27日生 | 1998年4月 株式会社日建設計入社 2005年7月 株式会社ボストン・コンサルティング・グループ入社 2010年10月 住友スリーエム株式会社(現 スリーエムジャパン株式会社)入社 ディスプレイ&グラフィックスビジネス 事業開発部長 2013年9月 同社 コマーシャルケア事業部 事業部長 2017年4月 同社 感染管理製品事業部 事業部長 2018年8月 当社入社 上席執行役員 経営企画統括部長 2019年6月 当社常務執行役員 経営企画統括部長 2021年1月 当社執行役常務 建築ガラス事業部門長 2022年4月 当社代表執行役副社長兼COO(現) 2022年6月 当社取締役(現) | 1998年4月 | 株式会社日建設計入社 | 2005年7月 | 株式会社ボストン・コンサルティング・グループ入社 | 2010年10月 | 住友スリーエム株式会社(現 スリーエムジャパン株式会社)入社 ディスプレイ&グラフィックスビジネス 事業開発部長 | 2013年9月 | 同社 コマーシャルケア事業部 事業部長 | 2017年4月 | 同社 感染管理製品事業部 事業部長 | 2018年8月 | 当社入社 上席執行役員 経営企画統括部長 | 2019年6月 | 当社常務執行役員 経営企画統括部長 | 2021年1月 | 当社執行役常務 建築ガラス事業部門長 | 2022年4月 | 当社代表執行役副社長兼COO(現) | 2022年6月 | 当社取締役(現) | (注1) | 普通株式 92 |
| 1998年4月 | 株式会社日建設計入社 | ||||||||||||||||||||||||
| 2005年7月 | 株式会社ボストン・コンサルティング・グループ入社 | ||||||||||||||||||||||||
| 2010年10月 | 住友スリーエム株式会社(現 スリーエムジャパン株式会社)入社 ディスプレイ&グラフィックスビジネス 事業開発部長 | ||||||||||||||||||||||||
| 2013年9月 | 同社 コマーシャルケア事業部 事業部長 | ||||||||||||||||||||||||
| 2017年4月 | 同社 感染管理製品事業部 事業部長 | ||||||||||||||||||||||||
| 2018年8月 | 当社入社 上席執行役員 経営企画統括部長 | ||||||||||||||||||||||||
| 2019年6月 | 当社常務執行役員 経営企画統括部長 | ||||||||||||||||||||||||
| 2021年1月 | 当社執行役常務 建築ガラス事業部門長 | ||||||||||||||||||||||||
| 2022年4月 | 当社代表執行役副社長兼COO(現) | ||||||||||||||||||||||||
| 2022年6月 | 当社取締役(現) |
| 役職名 | 氏名 | 生年月日 | 略歴 | 任期 | 所有株式数 (百株) | ||||||||||||||||||||||||||
| 取締役 | トニー・ フラッジリー (Tony Fradgley) | 1968年6月4日生 | 1989年1月 RAC Motoring Services Ltd.(英国の自動車等の保険及び車輛故障対応サービス会社) マネジメントアカウンタント 1994年11月 同社オペレーション・ファイナンスマネージャー 1996年9月 GE Capital (CTR Ltd. 及び TIP Trailer Rental Ltd.)フィナンシャルコントローラー 1998年9月 Pilkington plc(現Pilkington Group Ltd.) オートモーティブ(以下“Auto”)AGRヨーロッパ フィナンシャルコントローラー 2004年1月 同社Auto英国、Auto AGRヨーロッパ ファイナンスディレクター 2006年1月 同社Auto AGR ファイナンスディレクター 2007年9月 当社Auto AGRヨーロッパ マネージングディレクター 2012年2月 当社上席執行役員 Auto AGR事業部門長 2015年4月 当社上席執行役員 Auto AGR事業部門長 兼 Auto OE事業部門長 2016年4月 当社執行役 Auto AGR事業部門長 兼 Auto OE事業部門長 2019年6月 当社執行役常務 Auto AGR事業部門長 兼 Auto OE事業部門長 2020年10月 当社執行役常務 CTrO(チーフ・トランスフォーメーション・オフィサー)(現) 2022年6月 当社取締役(現) | 1989年1月 | RAC Motoring Services Ltd.(英国の自動車等の保険及び車輛故障対応サービス会社) マネジメントアカウンタント | 1994年11月 | 同社オペレーション・ファイナンスマネージャー | 1996年9月 | GE Capital (CTR Ltd. 及び TIP Trailer Rental Ltd.)フィナンシャルコントローラー | 1998年9月 | Pilkington plc(現Pilkington Group Ltd.) オートモーティブ(以下“Auto”)AGRヨーロッパ フィナンシャルコントローラー | 2004年1月 | 同社Auto英国、Auto AGRヨーロッパ ファイナンスディレクター | 2006年1月 | 同社Auto AGR ファイナンスディレクター | 2007年9月 | 当社Auto AGRヨーロッパ マネージングディレクター | 2012年2月 | 当社上席執行役員 Auto AGR事業部門長 | 2015年4月 | 当社上席執行役員 Auto AGR事業部門長 兼 Auto OE事業部門長 | 2016年4月 | 当社執行役 Auto AGR事業部門長 兼 Auto OE事業部門長 | 2019年6月 | 当社執行役常務 Auto AGR事業部門長 兼 Auto OE事業部門長 | 2020年10月 | 当社執行役常務 CTrO(チーフ・トランスフォーメーション・オフィサー)(現) | 2022年6月 | 当社取締役(現) | (注1) | 普通株式 70 |
| 1989年1月 | RAC Motoring Services Ltd.(英国の自動車等の保険及び車輛故障対応サービス会社) マネジメントアカウンタント | ||||||||||||||||||||||||||||||
| 1994年11月 | 同社オペレーション・ファイナンスマネージャー | ||||||||||||||||||||||||||||||
| 1996年9月 | GE Capital (CTR Ltd. 及び TIP Trailer Rental Ltd.)フィナンシャルコントローラー | ||||||||||||||||||||||||||||||
| 1998年9月 | Pilkington plc(現Pilkington Group Ltd.) オートモーティブ(以下“Auto”)AGRヨーロッパ フィナンシャルコントローラー | ||||||||||||||||||||||||||||||
| 2004年1月 | 同社Auto英国、Auto AGRヨーロッパ ファイナンスディレクター | ||||||||||||||||||||||||||||||
| 2006年1月 | 同社Auto AGR ファイナンスディレクター | ||||||||||||||||||||||||||||||
| 2007年9月 | 当社Auto AGRヨーロッパ マネージングディレクター | ||||||||||||||||||||||||||||||
| 2012年2月 | 当社上席執行役員 Auto AGR事業部門長 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| 2015年4月 | 当社上席執行役員 Auto AGR事業部門長 兼 Auto OE事業部門長 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| 2016年4月 | 当社執行役 Auto AGR事業部門長 兼 Auto OE事業部門長 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| 2019年6月 | 当社執行役常務 Auto AGR事業部門長 兼 Auto OE事業部門長 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| 2020年10月 | 当社執行役常務 CTrO(チーフ・トランスフォーメーション・オフィサー)(現) | ||||||||||||||||||||||||||||||
| 2022年6月 | 当社取締役(現) | ||||||||||||||||||||||||||||||
| 計 | 普通株式 1,153 | ||||||||||||||||||||||||||||||
(注)1.選任後1年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会の終結の時まで。
2.石野博、ヨーク・ラウパッハ・スミヤ、皆川邦仁、黒井義博及び浅妻慎司の各氏は、社外取締役です。
(2) 執行役の状況
| 役職名 | 氏名 | 生年月日 | 略歴 | 任期 | 所有株式数 (百株) | ||||||||||||||||||||
| 代表執行役 社長兼CEO(最高経営責任者) | 森 重樹 | 1958年7月22日生 | (1)取締役の状況参照 | (注1) | 普通株式 902 | ||||||||||||||||||||
| 代表執行役 副社長兼COO(チーフ・オペレーティング・オフィサー) | 細沼 宗浩 | 1972年11月27日生 | (1)取締役の状況参照 | (注1) | 普通株式 92 | ||||||||||||||||||||
| 執行役常務 CTrO(チーフ・トランスフォーメーション・オフィサー) | トニー・ フラッジリー (Tony Fradgley) | 1968年6月4日生 | (1)取締役の状況参照 | (注1) | 普通株式 70 | ||||||||||||||||||||
| 執行役常務 建築ガラス事業部門 事業部門長 | レオポルド・ガルセス・カスティーリャ (Leopoldo Garces Castiella) | 1966年1月20日生 | 1991年7月 Vidrieria Argentina S.A.入社 2001年7月 Pilkington Brasil Limitada プロセス・マーチャントジェネラルマネージャー 2002年8月 同社ブラジルコマーシャルディレクター 2005年4月 同社南米エクスポートディレクター 2007年4月 同社アルゼンチンマネージングディレクター 兼 カントリーマネージャー(アルゼンチン) 2009年2月 当社建築ガラス事業部門 南米事業部長 兼 カントリーマネージャー(ブラジル) 2022年4月 当社執行役常務 建築ガラス事業部門長(現) | 1991年7月 | Vidrieria Argentina S.A.入社 | 2001年7月 | Pilkington Brasil Limitada プロセス・マーチャントジェネラルマネージャー | 2002年8月 | 同社ブラジルコマーシャルディレクター | 2005年4月 | 同社南米エクスポートディレクター | 2007年4月 | 同社アルゼンチンマネージングディレクター 兼 カントリーマネージャー(アルゼンチン) | 2009年2月 | 当社建築ガラス事業部門 南米事業部長 兼 カントリーマネージャー(ブラジル) | 2022年4月 | 当社執行役常務 建築ガラス事業部門長(現) | (注1) | 普通株式 56 | ||||||
| 1991年7月 | Vidrieria Argentina S.A.入社 | ||||||||||||||||||||||||
| 2001年7月 | Pilkington Brasil Limitada プロセス・マーチャントジェネラルマネージャー | ||||||||||||||||||||||||
| 2002年8月 | 同社ブラジルコマーシャルディレクター | ||||||||||||||||||||||||
| 2005年4月 | 同社南米エクスポートディレクター | ||||||||||||||||||||||||
| 2007年4月 | 同社アルゼンチンマネージングディレクター 兼 カントリーマネージャー(アルゼンチン) | ||||||||||||||||||||||||
| 2009年2月 | 当社建築ガラス事業部門 南米事業部長 兼 カントリーマネージャー(ブラジル) | ||||||||||||||||||||||||
| 2022年4月 | 当社執行役常務 建築ガラス事業部門長(現) | ||||||||||||||||||||||||
| 執行役常務 CLO(最高法務責任者)兼CRO(最高リスク責任者)兼カンパニーセクレタリー兼倫理・コンプライアンス部長 | 日吉 孝一 | 1959年1月9日生 | 1982年4月 当社入社 2000年8月 当社総合企画室 海外企画グループリーダー 2005年4月 当社法務部長 2007年4月 当社セントラルファンクション部門 法務部長 2008年12月 当社執行役員 セントラルファンクション部門 総務法務部 統括部長 2011年9月 当社上席執行役員 セントラルファンクション部門 総務法務部 統括部長 2016年4月 当社執行役 CLO(最高法務責任者)、グループファンクション部門 総務法務部 統括部長 2019年6月 当社執行役常務 CLO(最高法務責任者)、グループファンクション部門 総務法務部 統括部長 2020年6月 当社執行役常務 CLO(最高法務責任者)、グループファンクション部門 総務法務部 統括部長、倫理・コンプライアンス部長 2021年6月 当社執行役常務 CLO(最高法務責任者)兼CRO(最高リスク責任者)兼カンパニーセクレタリー兼倫理・コンプライアンス部長 (現) | 1982年4月 | 当社入社 | 2000年8月 | 当社総合企画室 海外企画グループリーダー | 2005年4月 | 当社法務部長 | 2007年4月 | 当社セントラルファンクション部門 法務部長 | 2008年12月 | 当社執行役員 セントラルファンクション部門 総務法務部 統括部長 | 2011年9月 | 当社上席執行役員 セントラルファンクション部門 総務法務部 統括部長 | 2016年4月 | 当社執行役 CLO(最高法務責任者)、グループファンクション部門 総務法務部 統括部長 | 2019年6月 | 当社執行役常務 CLO(最高法務責任者)、グループファンクション部門 総務法務部 統括部長 | 2020年6月 | 当社執行役常務 CLO(最高法務責任者)、グループファンクション部門 総務法務部 統括部長、倫理・コンプライアンス部長 | 2021年6月 | 当社執行役常務 CLO(最高法務責任者)兼CRO(最高リスク責任者)兼カンパニーセクレタリー兼倫理・コンプライアンス部長 (現) | (注1) | 普通株式 376 |
| 1982年4月 | 当社入社 | ||||||||||||||||||||||||
| 2000年8月 | 当社総合企画室 海外企画グループリーダー | ||||||||||||||||||||||||
| 2005年4月 | 当社法務部長 | ||||||||||||||||||||||||
| 2007年4月 | 当社セントラルファンクション部門 法務部長 | ||||||||||||||||||||||||
| 2008年12月 | 当社執行役員 セントラルファンクション部門 総務法務部 統括部長 | ||||||||||||||||||||||||
| 2011年9月 | 当社上席執行役員 セントラルファンクション部門 総務法務部 統括部長 | ||||||||||||||||||||||||
| 2016年4月 | 当社執行役 CLO(最高法務責任者)、グループファンクション部門 総務法務部 統括部長 | ||||||||||||||||||||||||
| 2019年6月 | 当社執行役常務 CLO(最高法務責任者)、グループファンクション部門 総務法務部 統括部長 | ||||||||||||||||||||||||
| 2020年6月 | 当社執行役常務 CLO(最高法務責任者)、グループファンクション部門 総務法務部 統括部長、倫理・コンプライアンス部長 | ||||||||||||||||||||||||
| 2021年6月 | 当社執行役常務 CLO(最高法務責任者)兼CRO(最高リスク責任者)兼カンパニーセクレタリー兼倫理・コンプライアンス部長 (現) |
| 役職名 | 氏名 | 生年月日 | 略歴 | 任期 | 所有株式数 (百株) | ||||||||||||||||||||||
| 執行役常務 CFO(最高財務責任者) | 楠瀬 玲子 (注2) | 1965年10月2日生 | 1990年4月 株式会社住友銀行(現 株式会社三井住友銀行) 入社 1998年8月 ハイペリオン株式会社(現 オラクル・コーポレーション) 入社 2001年10月 富士重工業株式会社(現 株式会社SUBARU) 入社 2005年10月 同社 広報IR室長 2011年7月 同社 スバル海外第一営業本部 北米企画部次長 2013年6月 株式会社LIXIL 入社 2015年4月 同社 執行役員 ウォーターテクノロジー事業CFO 2019年7月 同社 理事 経理財務本部 経理標準化推進部長 2020年2月 当社入社 常務執行役員 副CFO 2020年7月 当社執行役常務 CFO(最高財務責任者)(現) 2022年5月 株式会社NIPPO 社外取締役(現) (重要な兼務の状況) ・株式会社NIPPO 社外取締役 | 1990年4月 | 株式会社住友銀行(現 株式会社三井住友銀行) 入社 | 1998年8月 | ハイペリオン株式会社(現 オラクル・コーポレーション) 入社 | 2001年10月 | 富士重工業株式会社(現 株式会社SUBARU) 入社 | 2005年10月 | 同社 広報IR室長 | 2011年7月 | 同社 スバル海外第一営業本部 北米企画部次長 | 2013年6月 | 株式会社LIXIL 入社 | 2015年4月 | 同社 執行役員 ウォーターテクノロジー事業CFO | 2019年7月 | 同社 理事 経理財務本部 経理標準化推進部長 | 2020年2月 | 当社入社 常務執行役員 副CFO | 2020年7月 | 当社執行役常務 CFO(最高財務責任者)(現) | 2022年5月 | 株式会社NIPPO 社外取締役(現) (重要な兼務の状況) ・株式会社NIPPO 社外取締役 | (注1) | 普通株式 255 |
| 1990年4月 | 株式会社住友銀行(現 株式会社三井住友銀行) 入社 | ||||||||||||||||||||||||||
| 1998年8月 | ハイペリオン株式会社(現 オラクル・コーポレーション) 入社 | ||||||||||||||||||||||||||
| 2001年10月 | 富士重工業株式会社(現 株式会社SUBARU) 入社 | ||||||||||||||||||||||||||
| 2005年10月 | 同社 広報IR室長 | ||||||||||||||||||||||||||
| 2011年7月 | 同社 スバル海外第一営業本部 北米企画部次長 | ||||||||||||||||||||||||||
| 2013年6月 | 株式会社LIXIL 入社 | ||||||||||||||||||||||||||
| 2015年4月 | 同社 執行役員 ウォーターテクノロジー事業CFO | ||||||||||||||||||||||||||
| 2019年7月 | 同社 理事 経理財務本部 経理標準化推進部長 | ||||||||||||||||||||||||||
| 2020年2月 | 当社入社 常務執行役員 副CFO | ||||||||||||||||||||||||||
| 2020年7月 | 当社執行役常務 CFO(最高財務責任者)(現) | ||||||||||||||||||||||||||
| 2022年5月 | 株式会社NIPPO 社外取締役(現) (重要な兼務の状況) ・株式会社NIPPO 社外取締役 | ||||||||||||||||||||||||||
| 執行役常務 クリエイティブ・テクノロジー事業部門長 兼 ビジネス・イノベーション・センター長 | 岡本 久 | 1961年8月6日生 | 1985年4月 当社入社 1998年2月 当社ファインガラス事業部 営業グループ グループリーダー 1999年4月 NSG香港社 副総経理 2001年10月 当社情報通信デバイス事業部 営業マーケティング課長 2008年10月 当社情報通信デバイス事業部 営業マーケティング部長 2018年7月 当社情報通信デバイス事業部 事業部長 2021年4月 当社常務執行役員 クリエイティブ・テクノロジー事業部門長 2021年12月 当社常務執行役員 クリエイティブ・テクノロジー事業部門長 兼 ビジネス・イノベーション・センター長 2022年4月 当社執行役常務 クリエイティブ・テクノロジー事業部門長 兼 ビジネス・イノベーション・センター長(現) | 1985年4月 | 当社入社 | 1998年2月 | 当社ファインガラス事業部 営業グループ グループリーダー | 1999年4月 | NSG香港社 副総経理 | 2001年10月 | 当社情報通信デバイス事業部 営業マーケティング課長 | 2008年10月 | 当社情報通信デバイス事業部 営業マーケティング部長 | 2018年7月 | 当社情報通信デバイス事業部 事業部長 | 2021年4月 | 当社常務執行役員 クリエイティブ・テクノロジー事業部門長 | 2021年12月 | 当社常務執行役員 クリエイティブ・テクノロジー事業部門長 兼 ビジネス・イノベーション・センター長 | 2022年4月 | 当社執行役常務 クリエイティブ・テクノロジー事業部門長 兼 ビジネス・イノベーション・センター長(現) | (注1) | - | ||||
| 1985年4月 | 当社入社 | ||||||||||||||||||||||||||
| 1998年2月 | 当社ファインガラス事業部 営業グループ グループリーダー | ||||||||||||||||||||||||||
| 1999年4月 | NSG香港社 副総経理 | ||||||||||||||||||||||||||
| 2001年10月 | 当社情報通信デバイス事業部 営業マーケティング課長 | ||||||||||||||||||||||||||
| 2008年10月 | 当社情報通信デバイス事業部 営業マーケティング部長 | ||||||||||||||||||||||||||
| 2018年7月 | 当社情報通信デバイス事業部 事業部長 | ||||||||||||||||||||||||||
| 2021年4月 | 当社常務執行役員 クリエイティブ・テクノロジー事業部門長 | ||||||||||||||||||||||||||
| 2021年12月 | 当社常務執行役員 クリエイティブ・テクノロジー事業部門長 兼 ビジネス・イノベーション・センター長 | ||||||||||||||||||||||||||
| 2022年4月 | 当社執行役常務 クリエイティブ・テクノロジー事業部門長 兼 ビジネス・イノベーション・センター長(現) | ||||||||||||||||||||||||||
| 執行役常務 Auto OE事業部門 事業部門長 | ロブ・パーセル (Rob Purcell) | 1966年12月8日生 | 1989年9月 UK Aerospace Limited 入社 1992年9月 Pilkington Automotive Limited 入社 1997年8月 同社 物流・製造グループリーダー 2001年10月 同社 サプライチェーンダイレクター (Auto AGR ヨーロッパ) 2009年7月 当社 サプライチェーンダイレクター (Auto AGR グローバル) 2011年2月 当社 サプライチェーンヴァイスプレジデント(Auto グローバル) 2012年6月 当社 オペレーションダイレクター(Auto OE ヨーロッパ)兼サプライチェーンダイレクター(Auto OE&AGR グローバル) 2014年10月 当社 Auto OE(ヨーロッパ)事業部門長 2020年10月 当社 執行役常務、Auto OE事業部門長(現) | 1989年9月 | UK Aerospace Limited 入社 | 1992年9月 | Pilkington Automotive Limited 入社 | 1997年8月 | 同社 物流・製造グループリーダー | 2001年10月 | 同社 サプライチェーンダイレクター (Auto AGR ヨーロッパ) | 2009年7月 | 当社 サプライチェーンダイレクター (Auto AGR グローバル) | 2011年2月 | 当社 サプライチェーンヴァイスプレジデント(Auto グローバル) | 2012年6月 | 当社 オペレーションダイレクター(Auto OE ヨーロッパ)兼サプライチェーンダイレクター(Auto OE&AGR グローバル) | 2014年10月 | 当社 Auto OE(ヨーロッパ)事業部門長 | 2020年10月 | 当社 執行役常務、Auto OE事業部門長(現) | (注1) | 普通株式 34 | ||||
| 1989年9月 | UK Aerospace Limited 入社 | ||||||||||||||||||||||||||
| 1992年9月 | Pilkington Automotive Limited 入社 | ||||||||||||||||||||||||||
| 1997年8月 | 同社 物流・製造グループリーダー | ||||||||||||||||||||||||||
| 2001年10月 | 同社 サプライチェーンダイレクター (Auto AGR ヨーロッパ) | ||||||||||||||||||||||||||
| 2009年7月 | 当社 サプライチェーンダイレクター (Auto AGR グローバル) | ||||||||||||||||||||||||||
| 2011年2月 | 当社 サプライチェーンヴァイスプレジデント(Auto グローバル) | ||||||||||||||||||||||||||
| 2012年6月 | 当社 オペレーションダイレクター(Auto OE ヨーロッパ)兼サプライチェーンダイレクター(Auto OE&AGR グローバル) | ||||||||||||||||||||||||||
| 2014年10月 | 当社 Auto OE(ヨーロッパ)事業部門長 | ||||||||||||||||||||||||||
| 2020年10月 | 当社 執行役常務、Auto OE事業部門長(現) |
| 役職名 | 氏名 | 生年月日 | 略歴 | 任期 | 所有株式数 (百株) | ||||||||||||||||||||||||
| 執行役常務 Auto AGR事業部門 事業部門長 | フィル・ ウィルキンソン (Phil Wilkinson) | 1967年1月9日生 | 1988年9月 Pilkington plc(現Pilkington Group Ltd.)入社 1994年8月 同社サービスデリバリーマネージャー 1997年9月 同社Auto AGR ITビジネスシステムマネージャー 2001年12月 同社SAPデベロップメントディレクター 2006年4月 同社グローバルサービスセンターディレクター 2010年5月 当社執行役員 セントラルファンクション部門 情報システム部長 2011年8月 当社上席執行役員 セントラルファンクション部門 情報システム部 統括部長 2013年12月 当社上席執行役員 グループファンクション部門 情報システム部 統括部長 兼 購買部 統括部長 2018年4月 当社執行役 グループファンクション部門 情報システム部 統括部長 兼Auto AGR事業部門 グローバル統括部長 2019年6月 当社執行役常務 グループファンクション部門 情報システム部 統括部長 兼Auto AGR事業部門 グローバル統括部長 2020年1月 当社執行役常務 Auto AGR事業部門 グローバル統括部長 2020年10月 当社執行役常務 Auto AGR事業部門長(現) | 1988年9月 | Pilkington plc(現Pilkington Group Ltd.)入社 | 1994年8月 | 同社サービスデリバリーマネージャー | 1997年9月 | 同社Auto AGR ITビジネスシステムマネージャー | 2001年12月 | 同社SAPデベロップメントディレクター | 2006年4月 | 同社グローバルサービスセンターディレクター | 2010年5月 | 当社執行役員 セントラルファンクション部門 情報システム部長 | 2011年8月 | 当社上席執行役員 セントラルファンクション部門 情報システム部 統括部長 | 2013年12月 | 当社上席執行役員 グループファンクション部門 情報システム部 統括部長 兼 購買部 統括部長 | 2018年4月 | 当社執行役 グループファンクション部門 情報システム部 統括部長 兼Auto AGR事業部門 グローバル統括部長 | 2019年6月 | 当社執行役常務 グループファンクション部門 情報システム部 統括部長 兼Auto AGR事業部門 グローバル統括部長 | 2020年1月 | 当社執行役常務 Auto AGR事業部門 グローバル統括部長 | 2020年10月 | 当社執行役常務 Auto AGR事業部門長(現) | (注1) | 普通株式 64 |
| 1988年9月 | Pilkington plc(現Pilkington Group Ltd.)入社 | ||||||||||||||||||||||||||||
| 1994年8月 | 同社サービスデリバリーマネージャー | ||||||||||||||||||||||||||||
| 1997年9月 | 同社Auto AGR ITビジネスシステムマネージャー | ||||||||||||||||||||||||||||
| 2001年12月 | 同社SAPデベロップメントディレクター | ||||||||||||||||||||||||||||
| 2006年4月 | 同社グローバルサービスセンターディレクター | ||||||||||||||||||||||||||||
| 2010年5月 | 当社執行役員 セントラルファンクション部門 情報システム部長 | ||||||||||||||||||||||||||||
| 2011年8月 | 当社上席執行役員 セントラルファンクション部門 情報システム部 統括部長 | ||||||||||||||||||||||||||||
| 2013年12月 | 当社上席執行役員 グループファンクション部門 情報システム部 統括部長 兼 購買部 統括部長 | ||||||||||||||||||||||||||||
| 2018年4月 | 当社執行役 グループファンクション部門 情報システム部 統括部長 兼Auto AGR事業部門 グローバル統括部長 | ||||||||||||||||||||||||||||
| 2019年6月 | 当社執行役常務 グループファンクション部門 情報システム部 統括部長 兼Auto AGR事業部門 グローバル統括部長 | ||||||||||||||||||||||||||||
| 2020年1月 | 当社執行役常務 Auto AGR事業部門 グローバル統括部長 | ||||||||||||||||||||||||||||
| 2020年10月 | 当社執行役常務 Auto AGR事業部門長(現) | ||||||||||||||||||||||||||||
| 執行役 CTO(最高技術責任者) | マイク・ グリーンナル (Mike Greenall) | 1963年7月20日生 | 1984年9月 Pilkington Triplex Aircraft Ltd 入社 1989年7月 同社部品製造エンジニアリングマネージャー 1997年1月 同社研究・開発グループリーダー(イタリア) 2000年4月 同社研究・開発グループ責任者(イギリス) 2004年10月 同社ガラス製品・製法技術担当ディレクター 2010年11月 同社研究開発担当ディレクター(グローバル自動車部門) 2012年2月 同社研究開発担当ディレクター(Auto OE & AGR部門) 2017年10月 同社研究開発担当ディレクター(建築ガラス部門) 2018年9月 当社執行役員 CTO(最高技術責任者)、グループファンクション部門 研究開発部 統括部長 2019年6月 当社執行役 CTO(最高技術責任者)(現) | 1984年9月 | Pilkington Triplex Aircraft Ltd 入社 | 1989年7月 | 同社部品製造エンジニアリングマネージャー | 1997年1月 | 同社研究・開発グループリーダー(イタリア) | 2000年4月 | 同社研究・開発グループ責任者(イギリス) | 2004年10月 | 同社ガラス製品・製法技術担当ディレクター | 2010年11月 | 同社研究開発担当ディレクター(グローバル自動車部門) | 2012年2月 | 同社研究開発担当ディレクター(Auto OE & AGR部門) | 2017年10月 | 同社研究開発担当ディレクター(建築ガラス部門) | 2018年9月 | 当社執行役員 CTO(最高技術責任者)、グループファンクション部門 研究開発部 統括部長 | 2019年6月 | 当社執行役 CTO(最高技術責任者)(現) | (注1) | 普通株式 18 | ||||
| 1984年9月 | Pilkington Triplex Aircraft Ltd 入社 | ||||||||||||||||||||||||||||
| 1989年7月 | 同社部品製造エンジニアリングマネージャー | ||||||||||||||||||||||||||||
| 1997年1月 | 同社研究・開発グループリーダー(イタリア) | ||||||||||||||||||||||||||||
| 2000年4月 | 同社研究・開発グループ責任者(イギリス) | ||||||||||||||||||||||||||||
| 2004年10月 | 同社ガラス製品・製法技術担当ディレクター | ||||||||||||||||||||||||||||
| 2010年11月 | 同社研究開発担当ディレクター(グローバル自動車部門) | ||||||||||||||||||||||||||||
| 2012年2月 | 同社研究開発担当ディレクター(Auto OE & AGR部門) | ||||||||||||||||||||||||||||
| 2017年10月 | 同社研究開発担当ディレクター(建築ガラス部門) | ||||||||||||||||||||||||||||
| 2018年9月 | 当社執行役員 CTO(最高技術責任者)、グループファンクション部門 研究開発部 統括部長 | ||||||||||||||||||||||||||||
| 2019年6月 | 当社執行役 CTO(最高技術責任者)(現) | ||||||||||||||||||||||||||||
| 執行役 サステナビリティ部 統括部長 | 小林 史朗 | 1960年2月27日生 | 1984年4月 当社入社 1993年2月 当社品質・製品マネージャー(ガラスディスク部門) 2001年7月 NSGフィリピン社 工場長 2004年8月 当社サステナビリティマネージャー 2008年3月 当社サステナビリティ担当ディレクター(アジア) 2012年12月 当社執行役員 グループファンクション部門 サステナビリティ部 統括部長 2019年6月 当社執行役 グループファンクション部門 サステナビリティ部 統括部長(現) | 1984年4月 | 当社入社 | 1993年2月 | 当社品質・製品マネージャー(ガラスディスク部門) | 2001年7月 | NSGフィリピン社 工場長 | 2004年8月 | 当社サステナビリティマネージャー | 2008年3月 | 当社サステナビリティ担当ディレクター(アジア) | 2012年12月 | 当社執行役員 グループファンクション部門 サステナビリティ部 統括部長 | 2019年6月 | 当社執行役 グループファンクション部門 サステナビリティ部 統括部長(現) | (注1) | 普通株式 255 | ||||||||||
| 1984年4月 | 当社入社 | ||||||||||||||||||||||||||||
| 1993年2月 | 当社品質・製品マネージャー(ガラスディスク部門) | ||||||||||||||||||||||||||||
| 2001年7月 | NSGフィリピン社 工場長 | ||||||||||||||||||||||||||||
| 2004年8月 | 当社サステナビリティマネージャー | ||||||||||||||||||||||||||||
| 2008年3月 | 当社サステナビリティ担当ディレクター(アジア) | ||||||||||||||||||||||||||||
| 2012年12月 | 当社執行役員 グループファンクション部門 サステナビリティ部 統括部長 | ||||||||||||||||||||||||||||
| 2019年6月 | 当社執行役 グループファンクション部門 サステナビリティ部 統括部長(現) |
| 役職名 | 氏名 | 生年月日 | 略歴 | 任期 | 所有株式数 (百株) | ||||||||||||||||||||
| 執行役 CHRO(最高人事責任者) | 中島 豊 | 1961年9月7日生 | 1984年4月 富士通株式会社入社 1994年5月 株式会社リーバイ・ストラウスジャパン 人事課長 1995年9月 日本ゼネラルモーターズ株式会社人事課長 1999年2月 ギャップジャパン株式会社 人事部長 2005年11月 楽天株式会社 執行役員 人材本部長 2007年9月 日興シティグループ証券株式会社 マネージングディレクター人事部長 2010年6月 ジブラルタ生命保険株式会社 コーポレート・ヴァイス・プレジデント 2011年6月 ジブラルタ生命保険株式会社 執行役員 2018年11月 当社上席執行役員 グループファンクション部門 人事部 2019年2月 当社執行役 CHRO(最高人事責任者) (現) | 1984年4月 | 富士通株式会社入社 | 1994年5月 | 株式会社リーバイ・ストラウスジャパン 人事課長 | 1995年9月 | 日本ゼネラルモーターズ株式会社人事課長 | 1999年2月 | ギャップジャパン株式会社 人事部長 | 2005年11月 | 楽天株式会社 執行役員 人材本部長 | 2007年9月 | 日興シティグループ証券株式会社 マネージングディレクター人事部長 | 2010年6月 | ジブラルタ生命保険株式会社 コーポレート・ヴァイス・プレジデント | 2011年6月 | ジブラルタ生命保険株式会社 執行役員 | 2018年11月 | 当社上席執行役員 グループファンクション部門 人事部 | 2019年2月 | 当社執行役 CHRO(最高人事責任者) (現) | (注1) | 普通株式 260 |
| 1984年4月 | 富士通株式会社入社 | ||||||||||||||||||||||||
| 1994年5月 | 株式会社リーバイ・ストラウスジャパン 人事課長 | ||||||||||||||||||||||||
| 1995年9月 | 日本ゼネラルモーターズ株式会社人事課長 | ||||||||||||||||||||||||
| 1999年2月 | ギャップジャパン株式会社 人事部長 | ||||||||||||||||||||||||
| 2005年11月 | 楽天株式会社 執行役員 人材本部長 | ||||||||||||||||||||||||
| 2007年9月 | 日興シティグループ証券株式会社 マネージングディレクター人事部長 | ||||||||||||||||||||||||
| 2010年6月 | ジブラルタ生命保険株式会社 コーポレート・ヴァイス・プレジデント | ||||||||||||||||||||||||
| 2011年6月 | ジブラルタ生命保険株式会社 執行役員 | ||||||||||||||||||||||||
| 2018年11月 | 当社上席執行役員 グループファンクション部門 人事部 | ||||||||||||||||||||||||
| 2019年2月 | 当社執行役 CHRO(最高人事責任者) (現) | ||||||||||||||||||||||||
| 執行役 ファイナンス・ディレクター | イアン・ スミス (Iain Smith) | 1972年7月5日生 | 1996年11月 Pilkington UK Ltd 入社 1999年7月 同社経理部長 2001年7月 同社シニアアカウンタント 2008年3月 同社グループ経理部長 2010年6月 同社ファイナンス担当ディレクター(欧州) 2016年4月 当社執行役員 グループファンクション部門 経理部 グループファイナンス担当ディレクター 2019年6月 当社執行役 ファイナンス・ディレクター (現) | 1996年11月 | Pilkington UK Ltd 入社 | 1999年7月 | 同社経理部長 | 2001年7月 | 同社シニアアカウンタント | 2008年3月 | 同社グループ経理部長 | 2010年6月 | 同社ファイナンス担当ディレクター(欧州) | 2016年4月 | 当社執行役員 グループファンクション部門 経理部 グループファイナンス担当ディレクター | 2019年6月 | 当社執行役 ファイナンス・ディレクター (現) | (注1) | 普通株式 59 | ||||||
| 1996年11月 | Pilkington UK Ltd 入社 | ||||||||||||||||||||||||
| 1999年7月 | 同社経理部長 | ||||||||||||||||||||||||
| 2001年7月 | 同社シニアアカウンタント | ||||||||||||||||||||||||
| 2008年3月 | 同社グループ経理部長 | ||||||||||||||||||||||||
| 2010年6月 | 同社ファイナンス担当ディレクター(欧州) | ||||||||||||||||||||||||
| 2016年4月 | 当社執行役員 グループファンクション部門 経理部 グループファイナンス担当ディレクター | ||||||||||||||||||||||||
| 2019年6月 | 当社執行役 ファイナンス・ディレクター (現) | ||||||||||||||||||||||||
| 執行役 製造革新部 統括部長 兼 Auto OE事業部門 製造統括部長 | ミレナ・ スタニッチ (Milena Stanisci) | 1960年3月29日生 | 1988年10月 SIV - Societa Italiana Vetro 入社 1995年4月 Pilkington Italia SpA グループリーダー(バックライト部門) 1998年3月 同社イタリア工場長 2002年4月 同社品質管理担当ディレクター(グローバル) 2008年10月 同社ヴァイス・プレジデント(自動車ガラス製造部門) 2012年2月 同社製造革新担当ディレクター(欧州) 2012年6月 当社グループファンクション部門 製造革新部 統括部長 2015年6月 当社上席執行役員 グループファンクション部門 製造革新部 統括部長 兼 Auto OE事業部門 製造統括部長 2019年6月 当社執行役 製造革新部 統括部長 兼 Auto OE事業部門 製造統括部長(現) | 1988年10月 | SIV - Societa Italiana Vetro 入社 | 1995年4月 | Pilkington Italia SpA グループリーダー(バックライト部門) | 1998年3月 | 同社イタリア工場長 | 2002年4月 | 同社品質管理担当ディレクター(グローバル) | 2008年10月 | 同社ヴァイス・プレジデント(自動車ガラス製造部門) | 2012年2月 | 同社製造革新担当ディレクター(欧州) | 2012年6月 | 当社グループファンクション部門 製造革新部 統括部長 | 2015年6月 | 当社上席執行役員 グループファンクション部門 製造革新部 統括部長 兼 Auto OE事業部門 製造統括部長 | 2019年6月 | 当社執行役 製造革新部 統括部長 兼 Auto OE事業部門 製造統括部長(現) | (注1) | 普通株式 60 | ||
| 1988年10月 | SIV - Societa Italiana Vetro 入社 | ||||||||||||||||||||||||
| 1995年4月 | Pilkington Italia SpA グループリーダー(バックライト部門) | ||||||||||||||||||||||||
| 1998年3月 | 同社イタリア工場長 | ||||||||||||||||||||||||
| 2002年4月 | 同社品質管理担当ディレクター(グローバル) | ||||||||||||||||||||||||
| 2008年10月 | 同社ヴァイス・プレジデント(自動車ガラス製造部門) | ||||||||||||||||||||||||
| 2012年2月 | 同社製造革新担当ディレクター(欧州) | ||||||||||||||||||||||||
| 2012年6月 | 当社グループファンクション部門 製造革新部 統括部長 | ||||||||||||||||||||||||
| 2015年6月 | 当社上席執行役員 グループファンクション部門 製造革新部 統括部長 兼 Auto OE事業部門 製造統括部長 | ||||||||||||||||||||||||
| 2019年6月 | 当社執行役 製造革新部 統括部長 兼 Auto OE事業部門 製造統括部長(現) | ||||||||||||||||||||||||
| 計 | 普通株式 2,501 | ||||||||||||||||||||||||
(注)1.選任後1年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会の終結後、最初に招集される取締役会終結の時まで。
2.楠瀬玲子氏の戸籍上の氏名は石井玲子です。
② 社外役員の状況
a. 員数及び利害関係
当社は、5名の社外取締役を選任しており、そのうちの4名が独立社外取締役です。
社外取締役の石野博氏は、現在、関西ペイント株式会社の相談役に就かれており、当社と同社の間には営業取引関係がありますが、当該取引金額は、両社において連結売上高の1%未満です。
社外取締役のヨーク・ラウパッハ・スミヤ氏と当社との間に利害関係はありません。
社外取締役の皆川邦仁氏と当社との間に利害関係はありません。
社外取締役の黒井義博氏は、A種種類株式の割当先であるジャパン・インダストリアル・ソリューションズ第弐号投資事業有限責任組合の業務執行組合員(無限責任組合員)であるジャパン・インダストリアル・ソリューションズ株式会社の顧問を務められています。
社外取締役の浅妻慎司氏と当社との間に利害関係はありません。
石野博、ヨーク・ラウパッハ・スミヤ及び皆川邦仁の各氏は、前掲の役員一覧に記載の通り、当社の株式を保有しています。
b. 当社からの独立性
石野博、ヨーク・ラウパッハ・スミヤ、皆川邦仁及び浅妻慎司の各社外取締役を、株式会社東京証券取引所(以下、証券取引所)が定める独立役員として指定し、証券取引所へその旨を届け出ています。また、当社は、証券取引所が定める社外取締役の独立性基準に加え、当社グループや当社役員、当社の主要株主との関係等をも加味した独自の独立性基準を設定しており、これら4名の社外取締役は、当該独立性基準を満たす独立社外取締役です。なお、当該独立性基準の具体的内容は以下の通りです。
(当社の社外取締役独立性基準) 当社の社外取締役は、本人又はその近親者が、次のいずれかの項目に該当する場合、独立性に欠けると判断されます。 (1) 社外取締役本人について a) 当社グループの業務執行取締役、執行役、執行役員、その他の職員・従業員(以下まとめて「業務執行者」)である者、又はあった者。 b) i) 当社の取引先であって、その直近に終了した過去3事業年度のいずれかにおいて、当社から次に掲げる金額の支払いを受領した者(当該取引先が法人等の団体である場合は、その業務執行者。)、若しくは当社グループを主要な取引先とする者、 ‐ 当該取引先のその事業年度の連結売上高の1%を超える金額 又は、 ii) 当社の取引先であって、当社の直近に終了した過去3事業年度のいずれかにおいて、当社に対して、次に掲げる金額の支払いを行った者、若しくは当社グループの主要な取引先である者(当該取引先が法人等の団体である場合は、その業務執行者。)。 ‐ 当社のその事業年度の連結売上高の1%を超える金額 (注)本基準において「主要な取引先」とは、当社グループ及び当該取引先グループの間において、相手方の事業等の意思決定に対して、親子会社・関連会社と同程度の影響を与えうる取引関係を有する者をいう。 c) 当社の会計監査人である公認会計士若しくは監査法人の社員、パートナー若しくは職員・従業員である者、又は最近過去3年間において当社グループの監査業務を実際に担当した者。 d) 当社グループから役員報酬以外に多額の金銭その他の財産(その価額の合計が当社の1事業年度につき1,000万円以上のものをいう。)を得ているコンサルタント、会計専門家又は法律専門家である者(その財産を得ている者が法人、組合等の団体である場合には、その団体に所属する者。)。 e) 当社グループと重大なビジネス上の関係や重大な利害関係を有する者(当該関係を有する者が法人等の団体である場合には、その業務執行者。)。なお、当社の直近に終了した過去3事業年度の平均で年間1,000万円以上の寄付・融資等を当社グループから受領した事実は、重大な利害関係にあたるものとする。 f) 他の企業、組織への関わりにおいて、相互に役員を派遣するなど、当社の取締役又は執行役と重大な関係がある者。 g) 実質的に当社の議決権の10%以上の株式を保有する株主である者(当該株主が法人等の団体である場合は、その業務執行者である者又は最近過去5年間においてあった者。)。 h) 当社の直近に終了した過去3事業年度のいずれかにおいて、上記d) 、e)、又はf) のいずれかに該当していた者。
(2) 社外取締役の近親者(配偶者、二親等内の親族又は同居の親族)について a) 当社グループの業務執行取締役、執行役、執行役員、その他の幹部職員・従業員(以下まとめて「経営幹部」)である者、又は最近過去5年間においてあった者。 b) i) 当社の取引先であって、その直近に終了した過去3事業年度のいずれかにおいて、当社から次に掲げる金額の支払いを受領した者(当該取引先が法人等の団体である場合は、その経営幹部。)、若しくは当社グループを主要な取引先とする者、 ‐ 当該取引先のその事業年度の連結売上高の1%を超える金額 又は、 ii) 当社の取引先であって、当社の直近に終了した過去3事業年度のいずれかにおいて、当社に対して、次に掲げる金額の支払いを行った者、若しくは当社グループの主要な取引先である者(当該取引先が法人等の団体である場合は、その経営幹部。)。 ‐ 当社のその事業年度の連結売上高の1%を超える金額 c) 当社の会計監査人である公認会計士若しくは監査法人の社員、パートナー若しくは経営幹部である者、又は最近過去3年間において当社グループの監査業務を実際に担当した者。 d) 当社グループから役員報酬以外に多額の金銭その他の財産(その価額の合計が当社の1事業年度につき1,000万円以上のものをいう。)を得ているコンサルタント、会計専門家又は法律専門家である者(その財産を得ている者が法人、組合等の団体である場合は、当該団体に所属するパートナー、アソシエイト、経営幹部。)。 e) 当社グループと重大なビジネス上の関係や重大な利害関係を有する者(当該関係を有する者が法人等の団体である場合には、その経営幹部。)。なお、当社の直近に終了した過去3事業年度の平均で年間1,000万円以上の寄付・融資等を当社グループから受領した事実は、重大な利害関係にあたるものとする。 f) 実質的に当社の議決権の10%以上の株式を保有する株主である者(当該株主が法人等の団体の場合は、その経営幹部。)。 g) 当社の直近に終了した過去3事業年度のいずれかにおいて、上記d) 又はe) のいずれかに該当していた者。
c. 企業統治において果たす役割及び機能
社外取締役である石野博氏は、取締役会議長に就任され、また指名委員会には委員長として、監査委員会及び報酬委員会には委員として、それぞれ就任され、その経営者としての豊富な経験と幅広い見識に基づき、独立した客観的な立場から、取締役会及び各委員会を通じて、執行役等の職務を監督していただくことにより、ガバナンスの維持・強化、ひいては企業価値の向上に寄与いただけるものと考えています。
社外取締役であるヨーク・ラウパッハ・スミヤ氏は、報酬委員会には委員長として、指名委員会及び監査委員会に委員として就任され、学識経験者及び経営者としての豊富な経験と幅広い見識に基づき、独立した客観的な立場から、取締役会及び各委員会を通じて、執行役等の職務を監督していただくことにより、ガバナンスの維持・強化、ひいては企業価値の向上に寄与いただけるものと考えています。
社外取締役である皆川邦仁氏は、監査委員会には委員長として、指名委員会及び報酬委員会には委員として、それぞれ就任され、その経営者としての豊富な経験と幅広い見識に基づき、独立した客観的な立場から、取締役会及び各委員会を通じて、執行役等の職務を監督していただくことにより、ガバナンスの維持・強化、ひいては企業価値の向上に寄与いただけるものと考えています。
社外取締役である黒井義博氏は、複数の会社において企業経営に携わってきた経験を有されており、その経営者としての豊富な経験と幅広い見識を当社の経営に反映していただけるものと考えています。
社外取締役である浅妻慎司氏は、指名委員会、監査委員会及び報酬委員会に委員として、それぞれ就任され、その経営者としての豊富な経験と幅広い見識に基づき、独立した客観的な立場から、取締役会及び各委員会を通じて、執行役等の職務を監督していただくことにより、ガバナンスの維持・強化、ひいては企業価値の向上に寄与いただけるものと考えています。
当社では、取締役会及び各委員会の事務局がそれぞれの会議体に対して支援を行っています。
d. 社外取締役の選任状況
指名委員会等設置会社制度の下、当社は、取締役8名を選任しており、そのうち5名は社外取締役です。
このうち4名の社外取締役が、証券取引所及び当社の定める独立性基準を満たす独立役員であり、こうした社外取締役の有する独立性は、経営の透明性、ひいてはコーポレート・ガバナンスの一層の向上に資するものと考えています。
e. 社外取締役による監督と、その他の監査との相互連携等
取締役会、並びに指名、監査、及び報酬の三委員会のそれぞれの事務局が社外取締役を補佐し、社外取締役に対して必要な情報の提供を行っています。また、監査委員である社外取締役は、前述の通り、会計監査人、内部監査部並びにその他の内部統制所管部門との会合等により、監査委員会を通じて情報収集を行っています。社外取締役は、これらの情報に基づき、取締役会及び各委員会等を通じて、執行役及び取締役の職務の執行を監督しています。
f. 責任限定契約の内容の概要
当社は、会社法第427条第1項の規定及び当社定款の定めに基づき、各社外取締役との間において、会社法第423条第1項の損害賠償責任について、各社外取締役がその職務を行うにつき善意でかつ重大な過失がないときには、同法第425条第1項各号に定める金額の合計額を限度として損害を賠償する責任を負うものとする旨の契約を締結しています。
g. 役員等賠償責任保険契約の内容の概要
当社は、会社法第430条の3第1項に規定する役員等賠償責任保険契約を保険会社との間で締結し、役員等の職務を起因とする争訟費用及び第三者・会社に対する損害賠償金・和解金を被保険者が負担した場合の損害等を当該保険契約によって一定の範囲で補填することとしております。当社の取締役及び執行役全員が当該保険契約の被保険者に含まれます。被保険者の全ての保険料を当社が負担しております。
(3)【監査の状況】
1) 内部統制、内部監査及びリスクマネジメント
当社グループの内部監査部は、グループベースで内部監査を実施しており、従事する者は18名です。内部監査部は、会社法第416条第1項第1号ロ及びホに掲げる事項に関する当社取締役会決議の内容並びに当該決議に基づき整備されている体制(内部統制システム)の下、年度監査計画に基づき、監査委員会、会計監査人とも定期的に会合を持つなどして連携を取りながら、事業所往査等を通じて、グループベースで内部監査を実施しています。また、内部監査部以外の内部統制所管部門も、監査委員会と定期及び都度の会合を持ち、意見交換及び必要な連携を行っています。内部監査部はリスクマネジメントについて独立した評価を行うことに加えて、企業活動上発生するリスクへの対処について定める社内規程を制定し、当社グループのリスクを網羅的に把握し管理します。
2) 監査委員会による監査
① 監査委員会監査の組織、人員
有価証券報告書提出日(2022年6月30日)現在において、監査委員会は、4名の独立社外取締役で構成されています。監査委員長の皆川邦仁氏は、国際的な大手メーカーにおいて常務執行役員や監査役を歴任し、グローバルな経験、財務及び監査に関する幅広い見識及び実務経験を有しております。監査委員長及び監査委員である各社外取締役の詳細は、「(2)役員の状況 ② 社外役員の状況」に記載しております。当社は、指名委員会等設置会社として、監査委員会の主導により、内部監査部やその他内部統制所管部門及び会計監査人等との連携を通じた組織的監査を実施していること等から、当面、常勤の監査委員は選定しておりません。なお、当社は、監査委員会室として専任の監査委員会付スタッフ2名を配置し、当該監査委員会付スタッフは、監査委員会への報告及び情報提供を実施しています。
② 監査委員会の活動状況
a. 監査委員会監査の手続
監査委員会は、内部統制システムの整備及び運用の状況を定期的に監視及び検証するとともに、同委員会で定めた監査方針、監査計画に従い、執行役等との面談、経営会議等の社内重要会議への出席、当社及び子会社の主要事業所への巡視(往査)による業務や財産の状況の調査等を実施しております。監査委員会は、会計監査人及び内部監査部と定期及び都度の会合を持ち、監査実施状況等に関し報告を受け、意見交換、情報収集を行っております。委員会は、監査活動の内容及び結果とともに、前述した監査手続を踏まえて形成した意見について、定期的に取締役会へ報告し、執行部門による対応が促進されるよう努めています。
当事業年度(2022年3月期)においては、重要な経営課題・リスク・機会に関する執行役等の職務執行の状況、及び内部統制システムの整備・運用状況を重点監査項目として、監査活動を実施しました。新型コロナウイルス感染症による海外との往来の制約等の影響が依然として残る中、海外事業所への巡視等、監査の内容によっては、オンラインシステムを活用しリモートにて監査を実施しました。また、会計監査人や内部監査部との監査上の連携をより深めるため、定例の監査委員会以外の機会も活用し、それぞれの監査の状況及びデータ分析等の活用状況について、確認や意見交換を行いました。
b. 監査委員会の開催頻度、個々の監査委員の出席状況
当事業年度(2022年3月期)において、当社は監査委員会を11回開催しており、個々の監査委員の出席状況は次のとおりです。
| 役職名 | 氏名 | 開催回数 | 出席回数 |
|---|---|---|---|
| 監査委員長 /(前)監査委員 | 皆川 邦仁 | 11回 | 11回(注1) |
| 監査委員 | 木本 泰行 | 11回 | 11回 |
| 監査委員 | ヨーク・ラウパッハ・スミヤ | 11回 | 11回 |
| 監査委員 | 石野 博 | 11回 | 11回 |
| (前)監査委員長 | 山﨑 敏邦 | 3回(注2) | 3回(注2) |
(注1)皆川邦仁氏は、2021年6月29日開催の当社定時株主総会後に開催された当社取締役会の決議に基づき、監査委員長に就任いたしました。監査委員会への出席回数は、6月29日以前に監査委員として出席していた回数と同日以降に監査委員長として出席した回数との合計にて、記載しております。皆川氏は、財務及び会計に関する相当程度の知見を有しています。
(注2)山﨑敏邦氏が当社取締役及び監査委員長を退任した2021年6月29日以前の監査委員会の開催回数、及び同氏の出席回数を記載しております。
c. 監査委員会の主な検討事項
当社グループの経営環境や会社状況を踏まえて、監査委員会の主な検討事項は、次のとおりです。
1. 中期経営計画(リバイバル計画(RP24))が掲げる、コスト・事業構造改革や企業風土改革、及び気候変動を含むサステナビリティ等の経営課題について、特に重要な課題やリスク及び機会に対する執行役等の認識や取り組み状況を、面談等を通じて確認し、検証しました。
2. 倫理・コンプライアンスやリスク管理を含む内部統制システムの整備・運用状況に関して、経営の基本事項としての従業員への周知等、適切な取り組み・対応が行われているかについて、内部統制所管部門からの報告聴取や事業所の巡視等を通じて確認し、検証しました。また、財務報告に対する内部統制の強化に向けた取り組みの状況について、経理部や内部監査部等から報告を聴取し、検討を行いました。
3. 決算及び会計監査における重要な論点に関して、各四半期及び年度決算において、経理部や会計監査人が、それぞれ適切に検討や対応を行い、必要な監査手続を実施しているのかについて、経理部や会計監査人等からの報告聴取や協議を通じて確認・検証しました。「監査上の主要な検討事項(KAM)」については、会計監査人の年度監査計画においてKAMの候補となりうる項目を確認したうえで、各四半期を通じた状況の変化や年度末でのKAM項目の選定及びKAM文案の作成について、会計監査人からの報告聴取等を通じて確認・検証しました。
3) 会計監査
当社はEY新日本有限責任監査法人との間で監査契約を締結し、会計監査を受けています。監査期間は1971年以降継続しています。当連結会計年度において当社の会計監査業務を執行した公認会計士は、宮川朋弘氏、馬野隆一郎氏及び狹間智博氏です。同監査法人は、業務執行社員について当社の会計監査に一定期間を超えて関与することのないような措置を取っており、当社に対する継続監査年数は前述の3名とも法令等が定める一定年数以内となっております。監査業務に係る補助者は、公認会計士5名、その他25名です。
① 監査法人の選定方針と理由
監査委員会は、会社法第340条第1項各号に定める事由に監査法人が該当すると認められる場合の解任のほか、原則として、会計監査人の法令違反、会計監査人の適格性・独立性を害する事由の発生等により、会計監査人が職務を適切に遂行することが困難と認められる場合には、会計監査人の解任又は不再任に関する議案を株主総会に提案することを会計監査人の選定(解任又は不再任を含む)の決定の方針としております。この方針に基づき、監査委員会は、EY新日本有限責任監査法人を当社の会計監査人として再任するべきかどうかについて、慎重に検討し評価を行った結果、再任することが相当と判断いたしました。
② 監査委員会による監査法人の評価
監査委員会は、EY新日本有限責任監査法人を当社の会計監査人として再任するべきかどうか判断するに際して、監査法人に対する評価を行っております。監査委員会は、監査法人が当社グループの会計監査人として必要な専門性、監査体制(規模・グローバルネットワーク等)、独立性並びに品質管理体制等を備えていること、及び監査実績(従前の事業年度における職務遂行の状況)や監査報酬が妥当であることを監査法人の選定・評価に関する基準として定めております。監査委員会は、年度監査計画の策定、年度監査及び四半期レビューの実施、並びに当事業年度より導入された「監査上の主要な検討事項」に関する対応を含む監査法人の職務執行の状況等について監査法人から報告を受けるとともに、監査法人の職務執行の状況や監査報酬等について社内関係部門からも意見等の聴取を行っており、監査法人の選定・評価に関する基準を踏まえてこれらを総合的に検討した結果、EY新日本有限責任監査法人を再任することが相当と判断いたしました。
4) 監査報酬の内容等
① 監査公認会計士等に対する報酬の内容
| 区分 | 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | ||
| 監査証明業務に基づく報酬(百万円) | 非監査業務に基づく報酬(百万円) | 監査証明業務に基づく報酬(百万円) | 非監査業務に基づく報酬(百万円) | |
| 提出会社 | 147 | - | 138 | - |
| 連結子会社 | - | - | - | - |
| 計 | 147 | - | 138 | - |
② 監査公認会計士等と同一のネットワーク(Ernst & Young)に対する報酬(①を除く)
| 区分 | 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | ||
| 監査証明業務に基づく報酬(百万円) | 非監査業務に基づく報酬(百万円) | 監査証明業務に基づく報酬(百万円) | 非監査業務に基づく報酬(百万円) | |
| 提出会社 | - | - | - | - |
| 連結子会社 | 444 | 8 | 477 | 5 |
| 計 | 444 | 8 | 477 | 5 |
連結子会社の非監査業務の内容は、当連結会計年度、前連結会計年度とも主に税務関連サービスです。
③ その他の重要な監査証明業務に基づく報酬の内容
当連結会計年度、前連結会計年度とも該当事項はありません。
④ 監査報酬の決定方針
当連結会計年度、前連結会計年度とも当社の監査公認会計士等に対する監査及びその他のサービスに係る報酬は、事前に監査委員会の同意を得た上で決定しています。
⑤ 監査委員会が会計監査人の報酬等に同意した理由
監査委員会は、執行役及び社内関係部署並びに会計監査人からの必要な資料の入手や報告の聴取を通じて、会計監査人の監査計画の内容、従前の事業年度における職務執行状況や報酬見積の根拠等を検討した結果、会計監査人の報酬等につき、会社法第399条第1項の同意を行っております。
(4)【役員の報酬等】
1)取締役及び執行役の報酬等の決定に関する方針等
① 報酬等の決定に係る組織及び責任
当社は、指名委員会等設置会社として報酬委員会を設置しています。委員自身の報酬等に関する事項が議論される場合には、当該委員は当該決定及びこれに関する議論には参加又は関与しません。
| 役割 | 報酬委員会は、取締役及び執行役の報酬等の決定に関する方針、並びに取締役及び執行役の個人別の報酬等の内容を決定します。また、取締役及び執行役以外の当社グループの上級幹部の報酬の方針及び内容について、以下の③で掲げる方針に則り、代表執行役社長兼 CEO に対し、推薦又は助言することができます。 |
|---|---|
| 構成 | ・独立社外取締役4名及び取締役 代表執行役社長兼CEO1名で構成されます。 ・独立社外取締役であるヨーク・ラウパッハ・スミヤ氏が委員長を務めます。 |
| 事務局 | カンパニーセクレタリー部門 |
| 報酬事項に関する専門家 | 人事部 |
② 報酬決定過程における報酬委員会の活動内容
2022年3月期においては、同委員会は5回開催され、各回に委員の全員が出席し、出席率は100%でした。個別の基本報酬額、インセンティブ報酬(業績連動報酬)に係る指標、支給額の決定方法及び前期の指標の達成度に基づく支払額を決議しました。また、日本における任用条件において選任している執行役については、退職給付として譲渡制限付株式を付与することとしており、これに基づき、該当する執行役の各々に対する譲渡制限付株式の割当数を決定しています。
報酬委員会は、2022年3月期に係る取締役・執行役の個人別の報酬等の内容について、各々下記③、④に詳細を示しました報酬についての基本方針に合致していることを確認の上、最終的に承認しています。
③ 執行役の報酬等の決定に関する方針
A. 報酬制度及び報酬割合
執行役に対する報酬は、主に基本報酬、年度業績連動報酬(年度賞与)及び長期インセンティブ報酬からなります。
当社グループはグループ全体でマネジメントグレードを導入しており、世界的に認知されている職務評価方法であるHAYマネジメントグレード方式を使用してグループ共通尺度で職務を評価し、マネジメントグレードを決定します。マネジメントグレードは年度賞与及び長期インセンティブプランの対象者の最大支払いレベルを設定します。
(a)報酬制度
| 制度 目的 | ・執行役の任用契約条件を市場競争に耐え得るようにし、またグローバルビジネスにおいて世界中から高い能力を持つ執行役を惹きつけ、確保し、かつ動機づけるように報酬内容を設計すること。 ・個々の基本報酬およびインセンティブ報酬がグループの業績や株主利益と整合性を保ち、個々人の業務における責任と成果が反映されるようにすること。 | ||
| 構成 及び 内容 | 固定 報酬 | 基本報酬 | ・基本報酬を毎年見直し、グローバル企業における各国市場の概ね中位数に調整 ・適切な市場相場の決定にあたっては、売上高及び時価総額並びに国際化の複雑さ及び広がりといった事情を考慮 ・報酬内容の見直しにあたっては、個々人の役割の範囲、責任及び業績、会社業績の目標及び計画に対する進捗度、並びに他の管理職の昇給予定を考慮 |
| 業績 連動 報酬 | 年度業績連動報酬(年度賞与) | ・主に財務指標の達成度合いで評価 ・中期経営計画と整合 ・支払上限水準:マネジメントグレードに応じて、基本報酬の40%~125% | |
| 長期インセンティブ報酬 | ・3事業年度にわたる長期的な業績目標の達成度合いで評価 ・年1回の策定 ・支払上限水準:マネジメントグレードに応じて、基本報酬の50%~150% ・株主価値の向上に向けた動機付け及び執行役と株主の皆様との更なる利害の一致を図るために、当該プランから得られる報酬の一部を用いて当社の株式を取得することを義務付け(手取り金額の50%相当) ・株式保有目標を設定(マネジメントグレードに応じて基本報酬の25%-100%) ・マルス(権利付与後権利確定前の減額)及びクローバック(権利確定後の返還)条項を含む。発動要件にはインセンティブ額の根拠となる業績の虚偽や誤り、相当程度の違法行為、又はグループ倫理規範に対する重大な違反を含んでおり、当社グループはそれら発動要件のひとつが発生した場合にこれらの条項を行使することが可能 | ||
| 株式報酬 | ・日本における任用条件の下、退職給付制度の一環として数名の執行役に対し、譲渡制限付株式を、年に1度付与 | ||
(b)報酬割合
基本報酬と各インセンティブ報酬の支給割合は、一律ではなくマネジメントグレードに応じて設定しています。
<CEOの報酬支給割合>
注:上表のとおり、割合の算定にあたっては、基本報酬、年度業績連動報酬及び長期インセンティブ報酬から割合が算定され、上記のいずれにもあてはまらない報酬は含まれません。また長期インセンティブ報酬における株価変動要素の影響も考慮に入れていません。
B. 2023年3月期・年度業績連動報酬(年度賞与)
(a)グループ業績指標及び評価ウエイト
| 指標 | 比率 |
|---|---|
| 営業利益 | 50% |
| フリー・キャッシュ・フロー | 50% |
(b)当該指標を選定した理由
| 指標 | 選定理由 |
| 営業利益 | 年度予算のうちでも特に重要な項目である当社グループの営業利益及びキャッシュ・フローの目標の達成との整合性を確保することを目的として業績指標を設定 |
| フリー・キャッシュ・フロー |
(c)報酬額の決定方法
・年度賞与支給額 = 支払上限額 × 業績指標の支給率
・業績指標の達成度に基づいて支払いを検討する前の閾値として、最低レベルの純利益に基づく「ゲート値」の仕組みを設定
- ゲート値未達の場合は、年度賞与の支給なし
- ゲート値を達成した場合、各業績指標の支給率に基づき年度賞与の支払いを実施
・各業績指標に当事業年度の予算に沿って年度賞与を支払うための最低限の業績数値(「エントリー値」)を設定し、さらに適切なストレッチを適用させた目標値及び年度賞与の支払上限額を規定するための最大値を設定
業績指標の支給率 = 営業利益指標の支給率 × 50%
+ フリー・キャッシュ・フロー指標の支給率 × 50%
C. 長期インセンティブ報酬
(a)現在稼働中のプランとその業績指標、並びに評価ウエイト
・2021年3月期に稼働したプラン (対象年度 : 2022年3月期、2023年3月期)
・2022年3月期に稼働したプラン (対象年度 : 2022年3月期、2023年3月期、2024年3月期)
※2021年3月期に稼働したプランについてのみ、新型コロナウイルスのパンデミックのビジネスへの影響を起因とした財務指標の不確実性により、EPS指標は2022年3月期と2023年3月期の2年間の業績に基づくものとなります。
| 指標 | 比率 |
|---|---|
| EPS 1株当たり利益の累積総額 | 50% |
| ROS 売上高営業利益率 | 50% |
(b)当該指標を選定した理由
| 指標 | 選定理由 |
| EPS 1株当たり利益の累積総額 | 中期経営計画との連動性があり、収益力をさらに強化し、株主価値を高めるよう経営陣を奨励することを目的として業績指標を選定 |
| ROS 売上高営業利益率 |
(c)報酬額の決定方法
長期インセンティブ報酬支給額 = 支払上限額 × 業績指標支給率 × 株価変動率
・各業績指標には、業績の最低限求められる水準を満たしていることを確実とするためのエントリー値、適切なストレッチを加えた最大値を設定
業績指標の支給率 = 「1株当たり利益の累積総額」指標の支給率 × 50%
+「売上高営業利益率」指標の支給率 × 50%
・株価変動率は、各プランの対象となる3年間の、3年間の当社株価の値動きに連動し、開始直前月の月度平均株価とプラン最終月の月度平均株価の値動きに基づいて調整される係数です。
④ 独立社外取締役の報酬等の決定に関する方針
| 目的 | ・独立社外取締役が、その監督者としての役割を適切かつ効果的に果たせるようにすること ・そのような役割を果たすために必要な能力及び経験を備えた人材を確保できるようにすること |
|---|---|
| 水準 | ・外部専門家による他社事例の調査等に基づき、適正な水準に設定(注) |
| 構成及び内容 | ・基本報酬のみ ・年度業績連動報酬や長期インセンティブ報酬の受給資格はなし ・取締役会議長又は他のいずれかの委員会の委員長を担う場合、追加の報酬を受領する |
(注)非独立の社外取締役が選任されたとき、その報酬は各委員会の委員としての選任の有無等、独立社外取締役の職務とのバランスを踏まえた、その職務遂行に対する適正な水準とします。
2)取締役及び執行役の報酬等の額
① 当該事業年度における業績連動報酬に係る業績指標の目標及び実績
A. 2022年3月期における年度業績連動報酬(年度賞与)
取締役及び執行役の報酬方針に沿って、当社は年度業績報酬を運用しています。
(a)グループ業績指標とその目標・実績
| 指標 | 比率 | 目標値 | 実績 | 最大値に対する支給率 |
|---|---|---|---|---|
| 営業利益 | 50% | 26,580百万円 | エントリー値未達 | 0% |
| フリー・キャッシュ・フロー | 50% | 5,000百万円 | 14,150百万円 | 100% |
(注)上記表に言及するフリー・キャッシュ・フローは、当事業年度における営業活動及び投資活動の結果として生じた純負債の変動を表すものであり、これには現金の移動がない場合でもグループの純負債に影響を与える取引が含まれるため、グループの連結報告書に含まれる営業活動と投資活動の合計から導き出されるフリー・キャッシュ・フローとは異なります。営業利益は償却後個別開示項目控除前ベースの営業利益にCebrace社の持分相当利益を加えた利益です。これらの財務指標の実績は、報酬委員会においても検証し、確認されます。
(b)仕組み
・年度賞与には「ゲート値」の仕組みを導入しており、「ゲート値」は支払いを検討する前に、到達すべき最低レベルの純利益に基づいています。「ゲート値」は、各業績指標に対する達成度に基づいて支払いを行うためのしきい値として設定されています。
・各業績指標については、当事業年度の予算に沿って目標値を設定し、さらに年度賞与を支払うための最低限の業績数値(「エントリー値」)及び年度賞与の支払上限額を規定するための最大値に関し、適切なストレッチを適用し、設定しています。「目標値」を達成した場合の年度賞与の支払い額は、「最大値」を達成した場合に対して、50%になります。
・特定業績指標の「エントリー値」が達成されない場合、当該業績指標に対する支給率は0%となります。従って、「ゲート値」を達成しても、全指標の「エントリー値」が未達であれば、年度賞与の支払いはありません。
(c)支払いレベル
・当事業年度における「ゲート値」の達成が報酬委員会で確認されました。その結果、執行役に対して、各業績指標の結果に基づき年度賞与の支払いが行われます。
・当事業年度の業績指標のひとつである営業利益は「エントリー値」未達となり、当該業績指標に対する支払いはありません。もうひとつの業績指標であるフリー・キャッシュ・フローは設定された最大値に到達し、当該業績指標に対する支給率は100%となりました。但し、当事業年度において、グループで死亡災害が発生しており、達成率に基づく支払いレベルを10%減額いたします。その結果、当事業年度における支払いレベルは、関連する業績指標に対するそれぞれの達成度の合計に基づき年度賞与の支払上限額に対して45%となり、当事業年度の業績に従い執行役に支払われる年度賞与の総額は120百万円となりました。
B. 2022年3月期を最終年度とする3事業年度に係る長期インセンティブ報酬プラン(LTIP)
(a)業績指標とその目標・実績
| 指標 | 比率 | エントリー値 | 実績 | 最大値に対する達成率 |
|---|---|---|---|---|
| 当該評価期間中(2019年4月から2022年3月)における1株当たり利益の累積総額(注) | 50% | 345円 | エントリー値 未達 | 0% |
| 2022年3月末時点の売上高営業利益率 | 50% | 6.1% | エントリー値 未達 | 0% |
(注)1株当たり利益の累積総額に使用される純利益は、優先配当金相当額の控除等の調整後のレベルとなります。
(b)仕組み
・各指標には、業績の最低限の水準を満たしていることを確実とするためのエントリー値、適切なストレッチを加えた支払いレベルの上限を定める最大値が設定されています。各業績指標のエントリー値が達成されない場合、当該業績指標に対する達成率は0%となります。「エントリー値」を達成した場合の長期インセンティブ報酬プランの支払い額は「最大値」を達成した場合に対して、20%になります。
(c)支払いレベル
・2022年3月期を最終年度とする長期インセンティブ報酬プラン(LTIP)における各業績指標のエントリー値はともに未達となりました。その結果、全執行役に対して本LTIPによる支払いはありません。
② 当社により支払われる取締役及び執行役の報酬等の額
当社により支払われる2022年3月期の事業年度に係る報酬等の額及び当社から当事業年度中に支払われた、又は当社から支払われる見込みの額が明らかになった報酬等の額は、下記表のとおりとなります。
| 区分 | 員数 (人) | 報酬等の額(百万円) | |||||||
| 基本報酬等 | 業績連動報酬 | 非金銭報酬 | 合計 | ||||||
| 年度賞与 | 長期インセンティブ報酬 | 合計 | 株式報酬 | その他 | 合計 | ||||
| 執行役を兼務しない取締役 (社外取締役) | 6 | 72 | - | - | - | - | - | - | 72 |
| 執行役 | 9 | 250 | 57 | 0 | 57 | 48 | 18 | 66 | 373 |
(注)1.上記表が対象とする執行役を兼務しない取締役に対する報酬等の額は、木本泰行、山﨑敏邦、ヨーク・ラウパッハ・スミヤ、皆川邦仁、石野博及び黒井義博の各氏に対するものです。
2.上記表が対象とする執行役に対する報酬等の額は、森重樹、諸岡賢一、日吉孝一、細沼宗浩、楠瀬玲子、西川宏、小林史朗、中島豊及び石野聡に対するものです。
3.当社により支払われる上記表の報酬等の他に、当社の子会社により支払われる当社執行役に対する報酬等がありますが、これらについては後述④に記載の通りとなります。
4.上記表中の額は取締役及び執行役の在任期間に関するものです。
5.上記表の取締役及び執行役には、2022年3月期の期間中に退任した者を含みます。
6. 上記表の業績連動報酬について、年度賞与は、2022年3月期に係るもの、及び長期インセンティブ報酬については、2019年4月から2022年3月までの3事業年度に係るものです。
7. 執行役についての株式報酬は、7名の執行役に対して総数72,900株の譲渡制限付株式を割り当てた費用に関するものです。
8. 「その他」は、年金拠出金、医療・健康保険、及び社宅に係る費用等を含みます。
③ 報酬等の額が1億円以上の取締役及び執行役の個人別の報酬開示
該当者が存在しないため、記載しておりません。
④ 子会社により支払われる執行役の報酬等の額
| 区分 | 員数 (人) | 報酬等の額(百万円) | |||||||
| 基本報酬等 | 業績連動報酬 | 非金銭報酬 | 合計 | ||||||
| 年度賞与 | 長期 インセンティブ報酬 | 合計 | 株式報酬 | その他 | 合計 | ||||
| 執行役 | 8 | 269 | 63 | 0 | 63 | - | 21 | 21 | 353 |
(注)1.上記表は、当社の執行役であるトニー・フラッジリー、ロブ・パーセル、フィル・ウィルキンソン、マイク・グリーンナル、イアン・スミス、ミレナ・スタニッチ、ティム・ボラス及びジョン・マーサーに対し、各人と直接の任用関係のある当社の子会社から支払われる報酬等の額に関するものです。当社は、このような報酬等についてはこれらの執行役に対して直接の支払いはしていません。ただし、これらについては、いずれも当会社の報酬委員会において確認し、承認をしています。
2.上記表中の額は執行役の在任期間に関するものです。
3.上記表の執行役には、2022年3月期の期間中に退任した者を含みます。
4.上記表の基本報酬等には、執行役に対する基本報酬と一部執行役に対する手当を含みます。
5.上記表の業績連動報酬について、年度賞与は、2022年3月期に係るもの、及び長期インセンティブ報酬については、2019年4月から2022年3月までの3事業年度に係るものです。
6.「その他」は、年金拠出金、医療・健康保険、及び自動車に係る費用等を含みます。
7.英ポンド建て及びユーロ建ての支払いについては、それぞれ当事業年度の平均為替レートである1ポンド当たり153.0円、1ユーロ当たり129.66円で円換算しています。
(5)【株式の保有状況】
① 投資株式の区分の基準及び考え方
当社は、持続的な企業価値の向上を企図し、企業提携等の重要な事業目的のために必要な場合に保有する株式を、純投資目的以外の目的で保有する株式としています。
② 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式
a. 保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容
当社は、持続的な企業価値の向上を企図し、企業提携等の重要な事業目的のために必要な場合を除き、原則として、他社の上場株式を純投資目的以外の目的で保有しません。
当事業年度において、当社は、純投資目的以外の目的で保有する非上場株式以外の株式を有していません。
b. 銘柄数及び貸借対照表計上額
| 銘柄数 (銘柄) | 貸借対照表計上額の 合計額(百万円) | |
|---|---|---|
| 非上場株式 | 38 | 1,645 |
| 非上場株式以外の株式 | - | - |
(当事業年度において株式数が増加した銘柄)
| 銘柄数 (銘柄) | 株式数の増加に係る取得 価額の合計額(百万円) | 株式数の増加の理由 | |
|---|---|---|---|
| 非上場株式 | 1 | 700 | バッテリーセパレーター事業の譲渡に伴う取得 |
| 非上場株式以外の株式 | - | - | - |
(当事業年度において株式数が減少した銘柄)
| 銘柄数 (銘柄) | 株式数の減少に係る売却 価額の合計額(百万円) | |
|---|---|---|
| 非上場株式 | 2 | 2 |
| 非上場株式以外の株式 | - | - |
③ 保有目的が純投資目的である投資株式
当事業年度において該当する株式は保有していません。
第5【経理の状況】
1.連結財務諸表及び財務諸表の作成方法について
(1)当社の連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和51年大蔵省令第28号。以下「連結財務諸表規則」という。)第1条の2に掲げる「指定国際会計基準特定会社」の要件を満たすことから、第93条の規定により、国際会計基準(以下「IFRS」という。)に準拠して作成しています。
(2)当社の財務諸表は、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和38年大蔵省令第59号。以下「財務諸表等規則」という)に基づいて作成しています。
また、当社は、特例財務諸表提出会社に該当し、財務諸表等規則第127条の規定により財務諸表を作成しています。
2.監査証明について
当社は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、連結会計年度(2021年4月1日から2022年3月31日まで)の連結財務諸表及び事業年度(2021年4月1日から2022年3月31日まで)の財務諸表について、EY新日本有限責任監査法人による監査を受けています。
3.連結財務諸表等の適正性を確保するための特段の取り組み及びIFRSに基づいて連結財務諸表等を適正に作成することができる体制の整備について
当社は、連結財務諸表等の適正性を確保するための特段の取り組みを行っています。その内容は以下の通りです。
(1)会計基準等の内容を適切に把握し、連結財務諸表等の適正性を確保できる体制を整備するため、公益財団法人財務会計基準機構へ加入し、会計基準の変更等の情報を逐次受けています。また、公益財団法人財務会計基準機構が行う有価証券報告書の作成に関するセミナー等への参加を行っています。
(2)IFRSの適用においては、国際会計基準審議会が公表するプレスリリースや基準書を随時入手し、最新の基準に関する情報の把握を行っています。またIFRSに基づく会計処理については、IFRSに準拠したグループ会計方針を制定し、年度末決算に関する説明会の開催等を通じてグループ企業への周知を図ることにより、グループで統一的な会計処理が行われるよう努めています。
1【連結財務諸表等】
(1)【連結財務諸表】
①【連結損益計算書及び連結包括利益計算書】
【連結損益計算書】
| (単位:百万円) | ||||
|---|---|---|---|---|
| 注記 | 当連結会計年度 (自 2021年4月1日 至 2022年3月31日) | 前連結会計年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) 修正再表示(注) | ||
| 売上高 | (6) | 600,568 | 499,224 | |
| 売上原価 | △465,139 | △382,085 | ||
| 売上総利益 | 135,429 | 117,139 | ||
| その他の収益 | (8) | 2,214 | 1,814 | |
| 販売費 | △53,089 | △43,665 | ||
| 管理費 | △59,532 | △56,406 | ||
| その他の費用 | (9) | △5,042 | △5,815 | |
| 個別開示項目前営業利益 | (7) | 19,980 | 13,067 | |
| 個別開示項目収益 | (11) | 6,027 | 14,277 | |
| 個別開示項目費用 | (11) | △2,381 | △36,228 | |
| 個別開示項目後営業利益(△は損失) | 23,626 | △8,884 | ||
| 金融収益 | (13) | 2,117 | 2,044 | |
| 金融費用 | (13) | △14,586 | △13,080 | |
| 持分法適用会社に対する金融債権の減損損失 | (21) | △3,374 | - | |
| 持分法による投資利益 | (21) | 7,498 | 2,194 | |
| 持分法投資に関するその他の利益(△は損失) | (21) | △3,422 | 555 | |
| 税引前利益(△は損失) | 11,859 | △17,171 | ||
| 法人所得税 | (14) | △5,100 | 855 | |
| 当期利益(△は損失) | 6,759 | △16,316 | ||
| 非支配持分に帰属する当期利益 | (46) | 2,625 | 614 | |
| 親会社の所有者に帰属する当期利益 (△は損失) | 4,134 | △16,930 | ||
| 6,759 | △16,316 | |||
| 親会社の所有者に帰属する1株当たり 当期利益 | ||||
| 基本的1株当たり当期利益(△は損失)(円) | (41) | 24.07 | △208.32 | |
| 希薄化後1株当たり当期利益(△は損失)(円) | (41) | 23.92 | △208.32 |
(注)注記5「会計方針の変更」参照
【連結包括利益計算書】
| (単位:百万円) | ||||
|---|---|---|---|---|
| 注記 | 当連結会計年度 (自 2021年4月1日 至 2022年3月31日) | 前連結会計年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) | ||
| 当期利益(△は損失) | 6,759 | △16,316 | ||
| その他の包括利益: | ||||
| 純損益に振り替えられない項目 | ||||
| 確定給付制度の再測定 (法人所得税控除後) | (32) | 12,498 | △13,184 | |
| その他の包括利益を通じて公正価値を測定する 持分金融商品の公正価値の純変動 (法人所得税控除後) | 1,354 | △60 | ||
| 純損益に振り替えられない項目合計 | 13,852 | △13,244 | ||
| 純損益に振り替えられる可能性のある項目 | ||||
| 在外営業活動体の換算差額 | 25,945 | 9,632 | ||
| その他の包括利益を通じて公正価値を測定する その他の金融資産の公正価値の純変動 (法人所得税控除後) | △344 | △439 | ||
| キャッシュ・フロー・ヘッジの公正価値の 純変動(法人所得税控除後) | 33,145 | 5,072 | ||
| 純損益に振り替えられる可能性のある項目合計 | 58,746 | 14,265 | ||
| その他の包括利益合計 (法人所得税控除後) | 72,598 | 1,021 | ||
| 当期包括利益合計 | 79,357 | △15,295 | ||
| 非支配持分に帰属する当期包括利益 | 1,990 | △1,884 | ||
| 親会社の所有者に帰属する当期包括利益 | 77,367 | △13,411 | ||
| 79,357 | △15,295 |
②【連結貸借対照表】
| (単位:百万円) | ||||
|---|---|---|---|---|
| 注記 | 当連結会計年度末 (2022年3月31日) | 前連結会計年度末 (2021年3月31日) | ||
| 資産 | ||||
| 非流動資産 | ||||
| のれん | (16) | 104,737 | 99,016 | |
| 無形資産 | (17) | 50,256 | 48,761 | |
| 有形固定資産 | (18) | 341,736 | 316,788 | |
| 投資不動産 | (19) | 163 | 214 | |
| 持分法で会計処理される投資 | (21) | 20,410 | 18,870 | |
| 退職給付に係る資産 | (32) | 32,349 | 23,335 | |
| 契約資産 | (6) | 554 | 988 | |
| 売上債権及びその他の債権 | (22) | 13,176 | 14,204 | |
| その他の包括利益を通じて 公正価値を測定する金融資産 | (23) | 23,022 | 18,439 | |
| デリバティブ金融資産 | (24) | 17,291 | 362 | |
| 繰延税金資産 | (26) | 33,115 | 33,816 | |
| 未収法人所得税 | 223 | 185 | ||
| 637,032 | 574,978 | |||
| 流動資産 | ||||
| 棚卸資産 | (27) | 132,242 | 111,910 | |
| 契約資産 | (6) | 1,270 | 1,322 | |
| 売上債権及びその他の債権 | (22) | 72,816 | 64,037 | |
| デリバティブ金融資産 | (24) | 24,957 | 904 | |
| 現金及び現金同等物 | (28) | 60,464 | 58,673 | |
| 未収法人所得税 | 3,266 | 1,773 | ||
| 295,015 | 238,619 | |||
| 売却目的で保有する資産 | (29) | 7,234 | 11,366 | |
| 302,249 | 249,985 | |||
| 資産合計 | 939,281 | 824,963 |
| (単位:百万円) | ||||
|---|---|---|---|---|
| 注記 | 当連結会計年度末 (2022年3月31日) | 前連結会計年度末 (2021年3月31日) | ||
| 負債及び資本 | ||||
| 流動負債 | ||||
| 社債及び借入金 | (30) | 114,347 | 120,994 | |
| デリバティブ金融負債 | (24) | 1,501 | 729 | |
| 仕入債務及びその他の債務 | (31) | 163,114 | 136,233 | |
| 契約負債 | (6) | 7,132 | 5,749 | |
| 未払法人所得税 | 3,843 | 2,294 | ||
| 引当金 | (33) | 13,621 | 17,860 | |
| 繰延収益 | (34) | 499 | 504 | |
| 304,057 | 284,363 | |||
| 売却目的で保有する資産に直接関連する負債 | (29) | 2,674 | 3,450 | |
| 306,731 | 287,813 | |||
| 非流動負債 | ||||
| 社債及び借入金 | (30) | 352,017 | 349,146 | |
| デリバティブ金融負債 | (24) | 20 | 841 | |
| 仕入債務及びその他の債務 | (31) | 457 | 477 | |
| 契約負債 | (6) | 5,347 | 6,037 | |
| 繰延税金負債 | (26) | 22,608 | 16,176 | |
| 未払法人所得税 | 3,061 | 3,233 | ||
| 退職給付に係る負債 | (32) | 55,459 | 61,002 | |
| 引当金 | (33) | 21,196 | 17,391 | |
| 繰延収益 | (34) | 3,030 | 3,085 | |
| 463,195 | 457,388 | |||
| 負債合計 | 769,926 | 745,201 | ||
| 資本 | ||||
| 親会社の所有者に帰属する持分 | ||||
| 資本金 | (36) | 116,709 | 116,643 | |
| 資本剰余金 | (37) | 155,312 | 155,245 | |
| 利益剰余金 | (38) | △60,121 | △81,692 | |
| 利益剰余金 (IFRS移行時の累積換算差額) | △68,048 | △68,048 | ||
| その他の資本の構成要素 | (39) | 1,439 | △59,211 | |
| 親会社の所有者に帰属する持分合計 | 145,291 | 62,937 | ||
| 非支配持分 | (46) | 24,064 | 16,825 | |
| 資本合計 | 169,355 | 79,762 | ||
| 負債及び資本合計 | 939,281 | 824,963 |
③【連結持分変動計算書】
| (単位:百万円) | ||||||||
| 資本金 | 資本 剰余金 | 利益 剰余金 | 利益剰余金(IFRS移行時の累積換算差額) | その他の資本の 構成要素 | 親会社の所有者に帰属する持分合計 | 非支配持分 | 資本合計 | |
| (36) | (37) | (38) | (39) | (46) | ||||
| 2021年4月1日残高 | 116,643 | 155,245 | △81,692 | △68,048 | △59,211 | 62,937 | 16,825 | 79,762 |
| 当期利益(△は損失) | 4,134 | 4,134 | 2,625 | 6,759 | ||||
| その他の包括利益 | 12,498 | 60,735 | 73,233 | △635 | 72,598 | |||
| 当期包括利益合計 | 16,632 | 60,735 | 77,367 | 1,990 | 79,357 | |||
| 超インフレの調整 | 6,889 | 6,889 | 6,039 | 12,928 | ||||
| 所有者との取引額 | ||||||||
| 剰余金の配当 | △1,950 | △1,950 | △790 | △2,740 | ||||
| 譲渡制限付株式報酬 | 24 | 25 | 49 | 49 | ||||
| 新株予約権の増減 | 42 | 42 | △84 | 0 | 0 | |||
| 自己株式の取得 | △1 | △1 | △1 | |||||
| 自己株式の処分 | △0 | 0 | 0 | 0 | ||||
| 2022年3月31日残高 | 116,709 | 155,312 | △60,121 | △68,048 | 1,439 | 145,291 | 24,064 | 169,355 |
| (単位:百万円) | ||||||||
| 資本金 | 資本 剰余金 | 利益 剰余金 | 利益剰余金(IFRS移行時の累積換算差額) | その他の資本の 構成要素 | 親会社の所有者に帰属する持分合計 | 非支配持分 | 資本合計 | |
| (36) | (37) | (38) | (39) | (46) | ||||
| 2020年4月1日残高 | 116,607 | 155,222 | △54,276 | △68,048 | △75,893 | 73,612 | 14,582 | 88,194 |
| 当期利益(△は損失) | △16,930 | △16,930 | 614 | △16,316 | ||||
| その他の包括利益 | △13,184 | 16,703 | 3,519 | △2,498 | 1,021 | |||
| 当期包括利益合計 | △30,114 | 16,703 | △13,411 | △1,884 | △15,295 | |||
| 超インフレの調整 | 4,399 | 4,399 | 3,476 | 7,875 | ||||
| 所有者との取引額 | ||||||||
| 剰余金の配当 | △1,650 | △1,650 | △392 | △2,042 | ||||
| 譲渡制限付株式報酬 | 26 | 13 | 39 | 39 | ||||
| 新株予約権の増減 | 10 | 10 | △20 | 0 | 0 | |||
| 自己株式の取得 | △1 | △1 | △1 | |||||
| 非支配持分との資本取引 | △51 | △51 | 1,043 | 992 | ||||
| 2021年3月31日残高 | 116,643 | 155,245 | △81,692 | △68,048 | △59,211 | 62,937 | 16,825 | 79,762 |
④【連結キャッシュ・フロー計算書】
| (単位:百万円) | ||||
|---|---|---|---|---|
| 注記 | 当連結会計年度 (自 2021年4月1日 至 2022年3月31日) | 前連結会計年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) | ||
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | ||||
| 営業活動による現金生成額 | (40) | 58,295 | 31,954 | |
| 利息の支払額 | △12,589 | △10,696 | ||
| 利息の受取額 | 4,231 | 3,201 | ||
| 法人所得税の支払額 | △4,876 | △3,406 | ||
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | 45,061 | 21,053 | ||
| 投資活動によるキャッシュ・フロー | ||||
| 持分法適用会社からの配当金受領額 | 5,682 | 3,400 | ||
| ジョイント・ベンチャー及び関連会社 の取得による支出 | - | △3,403 | ||
| ジョイント・ベンチャー及び関連会社 の売却による収入 | 1 | 566 | ||
| 子会社の取得による支出(取得時に保有する現金及び現金同等物控除後) | - | △72 | ||
| 子会社の売却による収入(売却時に保有する現金及び現金同等物控除後) | 6,191 | △376 | ||
| 有形固定資産の取得による支出 | △33,080 | △39,201 | ||
| 有形固定資産の売却による収入 | 1,354 | 15,952 | ||
| 無形資産の取得による支出 | △1,400 | △1,437 | ||
| 無形資産の売却による収入 | 6 | 10 | ||
| その他の包括利益を通じて公正価値を 測定する金融資産の購入による支出 | △1,785 | △1,122 | ||
| その他の包括利益を通じて公正価値を 測定する金融資産の売却による収入 | 2 | 640 | ||
| 貸付金による支出 | △4,051 | △671 | ||
| 貸付金の返済による収入 | 4,293 | 125 | ||
| 投資活動によるキャッシュ・フロー | △22,787 | △25,589 | ||
| 財務活動によるキャッシュ・フロー | ||||
| 親会社の所有者への配当金の支払額 | △1,959 | △1,653 | ||
| 非支配持分株主への配当金の支払額 | △790 | △392 | ||
| 社債償還及び借入金返済による支出 | (30) | △119,962 | △73,324 | |
| 社債発行及び借入れによる収入 | (30) | 101,889 | 87,915 | |
| 自己株式の取得による支出 | △1 | △1 | ||
| 非支配持分株主との資本取引による収入 | - | 992 | ||
| その他 | - | △0 | ||
| 財務活動によるキャッシュ・フロー | △20,823 | 13,537 | ||
| 現金及び現金同等物の増減額 | 1,451 | 9,001 | ||
| 現金及び現金同等物の期首残高 | (28) | 53,500 | 40,512 | |
| 現金及び現金同等物に係る換算差額 | 3,787 | 2,670 | ||
| 超インフレの調整 | (44) | 1,277 | 1,317 | |
| 現金及び現金同等物の期末残高 | (28) | 60,015 | 53,500 |
⑤【連結財務諸表注記】
1. 報告企業
当社及び連結子会社(以下、当社グループ)は、建築用及び自動車用ガラスの生産・販売における世界的なリーディング・カンパニーであるとともに、様々なハイテク分野で活躍する高機能ガラス事業を展開しています。当社グループの親会社である日本板硝子株式会社は、日本に所在する企業であり、東京証券取引所にて株式を上場しています。当社の登記されている本社の住所は、東京都港区三田三丁目5番27号です。
2. 作成の基礎
当社グループの連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和51年大蔵省令第28号。以下、連結財務諸表規則)第93条の規定により、国際会計基準(以下、IFRS)に準拠して作成しています。
当社は、連結財務諸表規則第1条の2に掲げる「指定国際会計基準特定会社」の要件を満たしており、同条に定める指定国際会計基準特定会社に該当いたします。
当社グループの連結財務諸表は、投資不動産、デリバティブ金融資産及び負債、その他の包括利益を通じて公正価値を測定する金融資産、及びアルゼンチンの子会社における超インフレ会計の適用等を除き、取得原価を基礎として作成されています。
本連結財務諸表は、2022年6月30日に当社取締役代表執行役社長兼CEO森 重樹及び当社最高財務責任者である執行役常務CFO楠瀬 玲子によって承認されています。
連結財務諸表の表示通貨は日本円であり、特に注釈の無い限り、百万円単位での四捨五入により表示しています。
3. 未適用の公表済み基準書及び解釈指針
当社グループの2022年4月1日又はそれ以降に開始される連結会計年度から強制適用が予定される、公表済みの基準書及び解釈指針の新設又は改訂について、当社グループが主要な連結財務諸表に重要な影響を与える可能性があると考えるものは以下の通りです。当社グループでは、当連結会計年度(2022年3月期)では早期適用していません。
IFRS第17号「保険契約」は、保険契約に関する基準であり、当社グループの2023年4月1日に開始される連結会計年度から強制適用されます。この新しい基準は、従来のIFRS第4号「保険契約」の内容を置き換えるものです。当社グループでは、この新しい会計基準の適用による影響について、現時点では算定していません。
4. 重要な会計方針
本連結財務諸表において適用する重要な会計方針は、以下の通りです。当社グループは、これらの会計方針について、本連結財務諸表に記載されている全ての期間において同一の会計方針として適用しています。
連結の基礎
(i) 子会社
子会社とは、当社グループがその会社の財務及び営業の方針を支配する力を有する全ての事業体のことであり、一般的には、その会社の議決権の過半数を保有する当該会社です。当社グループが他の事業体を支配しているかどうかの判断に際しては、ストック・オプションによる現時点で行使可能な(あるいは転換可能な)潜在的議決権の存在と影響を考慮しています。当社グループが議決権の50%超を支配している子会社の財務諸表は、その子会社に対する支配が当社グループに移転した日から当該支配が終了する日まで連結財務諸表に含まれます。
当社グループは、企業結合の会計処理として取得法を採用しています。子会社の取得のために移転された対価は、移転した資産、発生した負債、及び当社グループが発行した資本持分の公正価値の合計です。移転された対価には、条件付対価契約から生じた資産又は負債の公正価値が含まれます。取得関連費用は発生時に費用処理されます。企業結合において取得した識別可能資産、並びに引き受けた負債及び偶発負債は、当初、取得日の公正価値で測定されます。
移転された対価、被取得企業の非支配持分について識別可能純資産の公正価値に対する持分割合相当額として当社グループが認識した金額、及び段階取得の場合には当社グループが以前に保有していた被取得企業の資本持分の取得日における公正価値の合計額が、取得した識別可能な純資産の公正価値を超過する額は、のれんとして計上されます。割安購入により、この金額が取得した子会社の純資産の公正価値を下回る場合、差額は連結損益計算書で直接認識されます(無形資産 (i) のれんを参照)。
グループ会社間の取引高、残高及びグループ会社間取引における未実現利益は消去されます。未実現損失についても、取引により資産に減損の証拠が無い限り、消去を行っています。当社グループを構成する全ての子会社は、共通の会計方針を使用しており、3月31日を決算日として連結財務諸表に反映しています。
(ii) 非支配持分
当社グループと非支配持分の所有者との間で行われる当社グループの子会社持分の変動について、子会社に対する支配の変更を伴わない場合には、資本取引として会計処理しており、のれん、又は利得及び損失が計上されることはありません。
(iii) ジョイント・ベンチャー
ジョイント・ベンチャーとは、当社グループと他の当事者が、ある経済的活動を行う場合に共同支配を確立するための契約上の取決めです。当社グループでは、このような共同支配される経済的活動はジョイント・ベンチャーを通じて行われており、ジョイント・ベンチャーの資本に対する持分を有しています。従って当社グループは、共同支配を確立するための契約上の取決めのそれぞれについて、共同支配事業ではなくジョイント・ベンチャーに該当するものと判断しています。当社グループは、各ジョイント・ベンチャーのパートナーとの間で、当該ジョイント・ベンチャー契約以外の重要な契約上の取決めは無いものと考えています。当社グループは、ジョイント・ベンチャーの資本に対する持分について、関連会社と同様に、持分法を用いて会計処理しています。
(iv) 関連会社
関連会社とは、当社グループが重要な影響力を有している事業体であり、通常、議決権株式の20%以上50%未満を保有しています。重要な影響力とは、投資先の財務及び経営上の方針の決定に参加するパワーであるが、これらの方針に対する支配又は共同支配ではないものです。関連会社に対する持分は、取得当初は取得原価で認識され、以後は持分法によって会計処理されています。当社グループは、各関連会社の出資者との間で、当該関連会社による通常の事業活動の中で生ずる契約以外の重要な契約上の取決めは無いものと考えています。関連会社に対する投資は、取得に際して識別されたのれん相当額を含んでいます。
ジョイント・ベンチャー及び関連会社の取得後の業績に対する当社グループの持分は、連結損益計算書において反映されており、また、取得後のその他の包括利益の変動に対する持分は、その他の包括利益で認識されます。これら取得後の純資産の変動の累計額が、投資の帳簿価額に対して調整されています。関連会社の損失に対する当社グループの持分が、当該関連会社に対する持分(無担保債権を含む)と同額以上である場合には、当該関連会社に代わって債務の引受け又は支払いの義務を負わない限り、持分を超過する損失は認識しません。
当社グループとジョイント・ベンチャー及び関連会社との間の取引から生じる未実現利益は、当該関連会社に対する持分の範囲で消去を行っています。未実現損失についても、取引により資産に減損の証拠が無い限り、消去を行っています。
ジョイント・ベンチャー及び関連会社は、当社グループと同一の報告期間で作成された監査済み財務諸表、もしくはこれが利用可能でない場合には、未監査の財務諸表に基づき、会計処理されています。これらの当社グループと同一の報告期間で作成された財務諸表の入手が実務上不可能な場合には、当社グループの報告期間より前3ヶ月以内の日に終了する報告期間で作成された財務諸表を使用しています。なお、必要に応じて、ジョイント・ベンチャー及び関連会社の財務諸表に対して、当社グループの会計方針と整合させるための修正を行っています。
持分法適用会社に対する純投資を構成する金融債権及び持分の減損損失(該当ある場合には、それらの戻入益を含む)は連結損益計算書において、持分法適用会社に対する金融債権の減損損失及び持分法投資に関するその他の利益(損失)にそれぞれ別項目で表示しています。持分法適用会社の売却による利益または損失も持分法投資に関するその他の利益(損失)に含まれることになります。これらの科目は連結損益計算書において、持分法による投資利益の上段及び下段に表示しています。
セグメント情報
当社グループの最高意思決定機関は、取締役会です。当社グループでは、取締役会に提出される内部報告と整合した方法により、事業セグメントの業績の外部報告を行っています。取締役会は、事業セグメントへの資源配分及び業績評価について責任を負います。
外貨換算
(i) 機能通貨及び表示通貨
当社グループの各企業の個別財務諸表は、その企業が事業活動を行う主たる経済環境の通貨(機能通貨)で作成されます。連結財務諸表は、親会社(日本板硝子株式会社)の機能通貨である日本円で表示されます。
(ii) 取引及び残高
外貨建て取引は、取引日の為替レートにより機能通貨に換算されます。取引の決済並びに外貨建ての貨幣性資産及び負債の期末日の為替レートによる換算から生ずる為替差損益は、有効なキャッシュ・フロー・ヘッジ及び純投資ヘッジとして資本で繰延べられる場合を除き、連結損益計算書で認識されます。
その他の包括利益を通じて公正価値を測定する金融資産に分類される持分証券の為替換算差額は、資本の中の公正価値の変動額に含まれます。
(iii) 在外子会社
当社グループの表示通貨とは異なる通貨を機能通貨とする全てのグループ企業の業績及び財政状態は、超インフレーション経済下の通貨を機能通貨としているアルゼンチンの子会社を除き、次の通り表示通貨に換算されます。
・連結貸借対照表の資産及び負債は、期末日の為替レートで換算されます。
・連結損益計算書の収益及び費用は、平均為替レートで換算されます。但し、当該平均為替レートが、取引日における為替レートの累積的影響の合理的な概算値とはいえない場合には、取引日の為替レートで換算されます。
・このように計算された結果生じる換算差額は、資本の構成項目である在外営業活動体の換算差額にて認識されます。
なお、アルゼンチンの子会社の業績及び取引は、超インフレ会計の適用により期末日の為替レートで当社グループの表示通貨に換算されます。
連結財務諸表において、在外事業体に対する純投資の換算から生ずる換算差額、並びにこのような純投資に対するヘッジ手段として指定された借入金や他の通貨による金融商品の換算から生ずる換算差額は、ともに資本の構成項目である在外営業活動体の換算差額に含まれます。在外事業体を売却した場合には、こうした換算差額は、売却損益の一部として連結損益計算書で認識されます。
2010年3月31日以前に認識されていた累積為替換算差額は、利益剰余金の内訳において「利益剰余金(IFRS移行時の累積換算差額)」の科目名称にて区分計上されています。2010年4月1日以降に発生する為替換算差額は、その他の資本の構成要素において在外営業活動体の換算差額として計上されます。
在外事業体の取得に伴い発生したのれん、無形資産並びにその公正価値への調整額については、当該在外事業体の資産及び負債として扱われ、期末日の為替レートで換算されます。
有形固定資産(自社所有)
土地と建物は、主として当社グループの製造設備に関するものです。土地は取得原価から減損損失累計額控除後の金額(リースにより調達している場合には、減価償却累計額及び減損損失累計額控除後の金額)で計上されています。土地以外の全ての有形固定資産は、取得原価から減価償却累計額及び減損損失累計額を控除した金額で計上されています。取得原価には、その資産の取得に直接付随する全ての費用を含んでいます。また、取得原価には、外貨建ての有形固定資産の購入に対して指定された有効なキャッシュ・フロー・ヘッジに係る利得及び損失のうち、資本から振り替えられた金額も含んでいます。
借入費用は、重要性のある有形固定資産の建設プロジェクトに関して、資産の建設期間に係る、当社グループの追加借入利息について資産化されます。資産化された借入費用は、関連する資産の経済的耐用年数にわたって減価償却されます。
当初取得以降に追加的に発生した支出については、その支出により将来の経済的便益が当社グループに流入する可能性が高く、金額を信頼性をもって測定することができる場合にのみ、当該取得資産の帳簿価額に算入するか個別の資産として認識するかのいずれかにより会計処理されます。他の全ての修繕並びに維持にかかる費用は、発生時に連結損益計算書で認識されます。
自社所有の土地は減価償却を行いません。自社所有の土地以外の有形固定資産の減価償却は、取得価額から残存価額を控除した金額について、以下の見積耐用年数にわたり定額法で算定しています。
| 自社所有の建物 | 3~50年 |
|---|---|
| フロートガラス溶融窯 | 10~15年 |
| ガラス製造プラント(溶融窯以外) | 25年 |
| ガラス加工プラント | 15年 |
| その他の工場設備 | 5~20年 |
| 車両運搬具 | 5年 |
残存価額と耐用年数は、技術の変化、耐用年数にわたる使用程度並びに市場環境を考慮して、毎期末日に見直され、必要な場合には変更されます。
減損テストの結果、減損損失を認識する場合には、資産の帳簿価額は回収可能価額まで減額されます。(詳細は後段の「資産の減損」参照)
処分により発生する利得及び損失は、処分金額と当該資産の帳簿価額との差額により算出され、連結損益計算書に計上されます。
リースを含む契約による原資産を使用する権利を表す使用権資産については、後段の「リース」をご参照ください。
投資不動産
投資不動産は、主として土地、事務所の建物及び小規模な事業所、並びに当社グループによって使用されていないその他の不動産から構成されており、長期にわたり賃貸料収入を得る目的で保有されています。投資不動産は、取得原価で当初認識され、当初認識後は、割引キャッシュ・フロー法又は外部の鑑定評価によって毎年算定される公正価値(オープン・マーケット価格に近似)で計上されます。公正価値の変動は、連結損益計算書においてその他の収益又はその他の費用の一部として計上されます。
無形資産
(i) のれん
のれんは、定期的に減損のテストが行われ、取得原価から減損損失累計額を控除した金額で計上されます。グループ企業の売却により発生する利得及び損失には、売却された企業に関連するのれんの帳簿価額が含まれています。
のれんは、減損テスト実施のために、企業結合からの便益を得ることが期待される個々の資金生成単位に配分されます。各資金生成単位は、主要な報告セグメントを地域別に区分した単位としています(資産の減損を参照)。
(ii) 商標権及びライセンス
商標権及びライセンスは、取得原価で当初認識されます。商標権及びライセンスは、一定の耐用年数を有し、当初認識後は取得原価から償却累計額を控除した金額で計上されます。商標権及びライセンスの償却費は、取得価額を見積耐用年数(20年以内)にわたり定額法で算定しています。
(iii) ソフトウェア
取得したソフトウェアのライセンスは、当該ソフトウェアの取得に要した原価に基づき資産として計上されます。償却費は、見積耐用年数(5年~10年)にわたり定額法で算定しています。
ソフトウェアのプログラムを開発もしくは維持するための支出は、発生時に費用として認識されます。ただし、当社グループによって支配される識別可能で固有なソフトウェアに直接関連する原価について、当該原価を上回る経済的便益の獲得能力が1年を超えて見込まれる場合には、無形資産として認識されます。直接的に発生した原価には、ソフトウェアの開発に要した労務費並びに開発に直接的に帰属する間接費の金額が含まれます。
無形資産として認識されたソフトウェアの開発費の償却費は、見積耐用年数(10年以内)にわたり定額法で算定しています。
(iv) 研究開発費
研究費は、発生時に費用認識されます。開発プロジェクト(当社グループ内で使用される新規もしくは改良された製品又はプロセスの設計及びテスト)において発生した支出は、当該プロジェクトがビジネスとして成功し技術上の実行可能性が確立する可能性、あるいはグループ内で改良されたプロセスを生み出す可能性が高く、かつ金額を信頼性をもって測定できる場合にのみ、無形資産として認識されます。そうでない場合、開発費は発生時に費用認識されます。当初費用認識された開発費は、その後の会計期間において無形資産として認識されることはありません。無形資産に計上された開発費の償却費は、当該製品の商業生産が可能となった日もしくは当該プロセスが使用可能となった最初の日より、予測使用期間(製品は5年以内、製造プロセスは20年以内)にわたり定額法で算定されます。
(v) 買収により発生した無形資産
2006年6月のピルキントン社買収に伴い、取得された純資産の公正価値の一部として識別された無形資産は、顧客との関係、ノウハウ、ライセンス契約、ピルキントン・ブランド、その他のブランド、開発途上技術及び技術資産から構成されます。これらは無形資産に計上され、償却費は、次の通り無形資産のカテゴリー毎に、当社グループに便益がもたらされると期待される期間を見積り、当該期間を耐用年数として定額法で算定されます。
| 顧客との関係 | 20年以内 |
|---|---|
| ノウハウ(注2) | 10年 |
| ライセンス契約(注2) | 11年 |
| ピルキントン・ブランド(注1) | - |
| その他のブランド(注2) | 10年 |
| 開発途上技術(注2) | 20年以内 |
| 技術資産(注2) | 15年以内 |
(注1)ピルキントン・ブランドは耐用年数が確定できないため、償却の対象ではありませんが、定期的に減損テストが実施されます。
(注2)ノウハウ、ライセンス契約、その他のブランド、開発途上技術及び技術資産は償却が終了しており、当連結会計年度末(2022年3月末)時点の帳簿価額はいずれもゼロとなっています。
資産の減損
耐用年数を確定できない無形資産は、償却の対象ではなく、定期的に減損テストが実施されます。償却対象の資産についても、帳簿価額を回収することができない可能性を示す兆候があった場合に減損テストが実施されます。減損損失は帳簿価額が回収可能価額を上回る場合に認識されます。回収可能価額は、資産の売却費用控除後の公正価値と使用価値のいずれか高い方の金額です。減損テストを実施するに際して、個々の資産は、そのキャッシュ・フローが相互に独立して識別可能な最小単位(資金生成単位)でグループ分けされます。
将来キャッシュ・フローを予測するには、市場の成長率、販売数量、市場価格等の様々な前提条件や見積りが使用されます。将来キャッシュ・フローの予測は、過去からの傾向、市場の環境並びに業界の傾向を参照して算定した将来の売上高及び営業費用の最善の見積りに基づいています。これらの前提条件は、経営者及び取締役会によって見直しが行われます。将来キャッシュ・フローの予測値は、評価日における資本コストにリスク・プレミアムを加えた適切な割引率によって調整されます。回収可能価額の算定に使用される税引前加重平均資本コストに基づく割引率は、地域毎に適切な水準で設定され、のれんの減損テストにも使用されます(注記16参照)。
財務リスク管理
財務リスクの要因
当社グループは、グローバルに事業活動及び財務活動を行っているため、外国為替リスク、燃料価格リスク、借入金の調達コスト及び金利に関するリスクといった市場リスク、並びに信用リスクや流動性リスクなどの様々な財務リスクを有しています。当社グループは、金融商品を用いてグループの財政状態及び業績に与える影響を最小限にするように財務リスク管理を実施しています。
財務リスク管理は、取締役会が承認した方針に基づいて、当社グループの財務部門(以下「グループ財務」)が行っています。グループ財務は、グループの事業部門との緊密な協力関係の下で財務リスクを識別し、評価し、ヘッジしています。全般的なリスク管理について文書化された原則に加えて、外国為替リスク、燃料価格リスク、金利リスク、デリバティブ及び非デリバティブ金融商品の利用、信用リスク、並びに十分な流動性の確保等の特定分野について文書化された取組方針が、取締役会の承認により策定されています。
(i) 市場リスク
(a) 外国為替リスク
当社グループは、グローバルに事業活動を行っており、主にユーロ、ポンド及び米ドルといった様々な通貨に関して生じる外国為替リスクを有しています。外国為替リスクは、将来の商取引、認識されている資産及び負債、並びに在外営業活動体に対する正味投資額から発生しています。
将来の商取引又は既に認識している資産及び負債に起因する外国為替リスクを管理するため、グループ子会社は、グループ財務との間で為替予約契約を利用しています。外国為替リスクは、将来の商取引又は既に認識されている資産や負債が企業の機能通貨と異なる通貨建である場合に発生します。グループ財務は、外部金融機関との為替予約契約を通じて、通貨毎のネットポジションを管理する役割を担っています。
各子会社は、グループ財務との為替予約契約について、必要に応じて公正価値ヘッジ又はキャッシュ・フロー・ヘッジとして指定しています。
特定の資産、負債もしくは将来の商取引に係る外国為替リスクについては、グループレベルで外部金融機関との間で為替予約契約を締結し、ヘッジとして指定しています。
グループのリスク管理方針として、将来の外貨建の商取引がほぼ確実に発生すると見込まれる場合には、外国為替リスクをヘッジすることにしています。
当社グループは、在外営業活動体に対する一定の投資をしており、在外営業活動体の純資産は、外貨の換算に伴う外国為替リスクを有しています。グループの在外営業活動体の純資産から生じる外国為替リスクは、主として同じ外貨建の借入金を通じて管理しています。
当社グループの為替レートの変動に対する影響は、主として、連結財務諸表の作成に際し現地通貨で表示される資産、負債、収益、並びに費用を円換算する過程において発生します。他の条件に変動が無い前提では、為替レートが他の主要通貨に対して1%円高になれば、2022年3月期における連結貸借対照表の資本の額が約4,000百万円減少(2021年3月期は約3,100百万円減少)し、また、2022年3月期における連結損益計算書の当期利益が約100百万円減少(2021年3月期は当期損失が約100百万円減少)します。
(b) 燃料価格リスク
当社グループは、主に重油やガスなどのエネルギーを大量に消費するため、これらエネルギーの価格変動リスクを有しています。当社グループは、向こう12ヶ月間に予想される購入量の20~100%の範囲、その先の4年間は予想される購入量の0~80%の範囲でヘッジを行うことを方針としています。
(c) 金利リスク
当社グループは、重要性のある有利子資産を有していないため、これらの資産からの損益及びキャッシュ・フローが市場金利に左右されることは実質的にありません。
当社グループの金利リスクは、主として長期借入金から発生します。当社グループでは、変動金利の借入金により将来キャッシュ・フローの変動リスクを、また固定金利の借入金により公正価値の変動リスクを、それぞれ有しています。当社グループでは、借入金の30~70%を固定金利とすることを方針にしています。他の条件に変動が無い前提では、1%の金利の上昇は、年間2,870百万円(2021年3月期は年間2,759百万円)の金利費用の増加につながります。
当社グループは、キャッシュ・フローの金利リスクを支払固定・受取変動の金利スワップ取引により管理しています。こうした金利スワップ取引には、変動金利の借入金を固定金利の借入金に変換する実質的効果があります。当社グループは、金利スワップ契約に従い、想定元本に基づき算定された契約金利(固定金利)と変動金利との差額について、特定の期日に受け渡しする取決めを相手先との間で有しています。
(ii) 信用リスク
当社グループは、自動車ガラスのOEM先への債権以外には信用リスクの過度な集中はありません。当社のグループ方針として、製品の販売は過去の信用情報に基づき実行することにしています。デリバティブ金融商品の使用は、信用力の高い金融機関との取引に限定しています。当社グループは、各金融機関との信用リスクのエクスポージャーの金額に上限を設定することを方針としています。
注記43「関連当事者との取引」に記載の通り、当社グループでは、ジョイント・ベンチャー及び関連会社に対する貸付金等の債権を保有しています。当社グループでは、ジョイント・ベンチャー及び関連会社に対するこれらの貸付金等の債権について、独立第三者間取引に適用される条件に基づき管理するとともに、債権が弁済される十分な見込みがある場合にのみ貸付等が実行されるようにしています。
(iii) 流動性リスク
当社グループは、十分な現金及び現金同等物を確保するとともに、借入限度枠の設定により資金調達能力を維持することを方針としています。事業環境のいかなる変動にも対応するため、グループ財務では、未使用の借入限度枠を十分に確保することによって、機動的な資金調達能力を維持するよう努めています。
金融商品
当社グループは、金融商品(金融資産及び負債)を以下の通り、純損益を通じて公正価値を測定する金融資産及び負債、償却原価で測定する金融資産及び負債並びにその他の包括利益を通じて公正価値を測定する金融資産の各カテゴリーに分類しています。
当社グループの経営者は、当初認識時に金融商品の分類を決定し、期末日ごとに分類が適切かどうかについての再評価を行っています。こうした金融商品の分類の決定及び再評価に際しては、当該金融商品に係る契約上のキャッシュ・フローの特性と、当該金融商品を保有するための事業モデルが考慮されます。
(i) 純損益を通じて公正価値を測定する金融資産及び負債
このカテゴリーは、売買目的保有金融資産と当初認識時に純損益を通じて公正価値を測定するものと指定された金融資産の2つのサブ・カテゴリーに分類されます。金融資産は、短期間で売却する目的で取得された場合、このカテゴリーに分類されます。デリバティブも、有効なヘッジ取引におけるヘッジ手段に指定されない限り、売買目的保有に分類されます。このカテゴリーに分類される金融資産及び負債は、売買目的で保有される場合、あるいは期末日から12ヶ月以内に売却が実現すると見込まれる場合、流動資産及び流動負債に計上されます。当社グループは、当連結会計年度末時点において、ヘッジ要件を満たさないデリバティブを除き、このカテゴリーに分類される金融資産及び負債を保有していません。
(ii) 償却原価で測定する金融資産及び負債
このカテゴリーに分類される金融資産は、当社グループの連結貸借対照表において、売上債権及びその他の債権として計上されています。売上債権及びその他の債権は、支払額が固定もしくは決定可能なデリバティブ以外の金融資産で、活発な市場における公表価格が存在しないものです。当社グループが貨幣、財貨もしくは役務を相手先に直接提供し、その結果発生する債権を売買する意図を持たない場合、当該債権はこのカテゴリーに分類されます。このカテゴリーに分類される金融資産は、期末日から12ヶ月を超えて満期日が到来するため非流動資産に計上されるものを除き、流動資産に計上されます。
このカテゴリーに分類される金融負債は、当社グループの連結貸借対照表において、社債及び借入金又は仕入債務及びその他の債務として計上しています。社債及び借入金は、主として金融機関との間で締結された借入契約に基づき発生するものであり、期末日から12ヶ月以内に満期日が到来する場合は流動負債に、また12ヶ月を超えて満期日が到来する場合は非流動負債に、それぞれ計上されます。仕入債務及びその他の債務は、支払額が固定もしくは決定可能なデリバティブ以外の金融負債で、活発な市場における公表価格が存在しないものです。当社グループが財貨や役務をサプライヤーから受領する際に発生する債務は、このカテゴリーに分類され、社債及び借入金と同様に、想定された決済日までの期間に応じて流動負債と非流動負債に区分して計上されます。
償却原価で測定する金融資産及び負債が、当該金融資産及び負債が相手先への金融アレンジメントの供与もしくは相手先からの金融アレンジメントの提供を含んだ取引条件により発生する場合には、実効金利法を用いて償却原価によって測定されます。一方、当該金融資産及び負債が金融アレンジメントを伴わない通常の事業過程において発生する場合には、当初認識時に測定された価額が償却原価として維持されます。
社債及び借入金は、社債、借入金、リース負債及び非支配持分に対する固定額の配当金の支払義務で構成されます。社債及び借入金は、公正価値で当初認識され、それ以降は償却原価で計上されます。付随する取引費用については、関連する社債及び借入金の満期までの期間にわたり連結損益計算書において認識しています。取引費用控除後の正味手取金額と返済価額との差額は、実効金利法を用いて借入期間にわたり連結損益計算書において認識されます。
資本の性格を有していない優先株式は、連結貸借対照表において負債に計上され、直近の償還価額により測定されます。資本の性格を有していない優先株式に係る配当金は、連結損益計算書において支払利息として認識されます。借入金は、当社グループが期末日後少なくとも12ヶ月間その返済を繰り延べる無条件の権利を有しない限り、流動負債に計上されます。
当社グループは、償却原価で測定する金融資産(債権等)の評価において予想信用損失モデルを適用しており、また適切な場合には、個々の債権等に対する個別の貸倒引当金の認識についても考慮しています。予想信用損失モデルでは、将来予測に基づく複数のシナリオを用いて、債権等のグループに対する信用損失(減損)の可能性を検討します。売上債権に対する貸倒引当金は、当社グループが当初の取引条件に基づき債権の全て又は一部を回収できないと見込まれる場合には、個別の売上債権に対して認識されます。この場合、貸倒引当金の金額は、売上債権の帳簿価額と、当該売上債権から回収が見込まれる将来キャッシュ・フローを実効金利法により割り引いた現在価値との差額となります。債権等のグループに対して予想信用損失モデルを適用する場合には、個別の債権等については回収可能であり信用損失の発生が見込まれない場合であっても、貸倒引当金が認識される可能性があります。貸倒引当金の変動は、連結損益計算書において認識されます。なお、契約資産についても同様の方法で評価をしています。
売上債権が債権流動化スキームを通じて金融機関に売却される場合において、当社グループが当該債権に対して重要なリスクと経済価値を保持していない場合、又はリスクと経済価値を部分的に保持しているが当該債権に対する支配をもはや保持していない場合には、当該債権の認識は中止されます。
(iii) その他の包括利益を通じて公正価値を測定する金融資産
その他の包括利益を通じて公正価値を測定する金融資産は、当社グループがその投資先に対して重要な影響力を行使することができないデリバティブ以外の金融資産です。このカテゴリーには、その保有が売買目的でなく、その他の包括利益を通じて公正価値を測定するという取消不能の選択をした持分金融商品に対する投資、又は契約上のキャッシュ・フローの回収と金融資産の売却により支払額が固定もしくは決定可能と見込まれる負債性金融商品に対する投資が含まれます。
その他の包括利益を通じて公正価値を測定する金融資産は、公正価値で当初認識され、当初認識以降も公正価値で測定されます。公正価値の変動に伴う未実現の利得及び損失は、連結包括利益計算書において認識され、資本(その他の資本の構成要素)の構成項目であるその他の包括利益を通じて公正価値を測定する金融資産の公正価値に計上されます。当社グループは、当該金融資産又はグルーピングされた金融資産に減損が生じているかどうかについて、期末日ごとに評価を行います。このカテゴリーに分類された負債性金融商品に減損が生じている場合には、それまで連結包括利益計算書を通じて認識されていた公正価値の変動による累計額は組替調整され、連結損益計算書において損失が認識されます。
デリバティブ及びヘッジの会計処理
デリバティブの当初認識はデリバティブ契約を締結した日の公正価値で行い、当初認識後の再測定も公正価値で行っています。デリバティブに係る再測定の結果生じる利得又は損失の認識方法は、ヘッジ手段として指定されているかどうか、また、ヘッジ手段として指定された場合にはヘッジ対象の性質及びヘッジの有効性によって決定されています。当社グループは、一部のデリバティブについて、以下のいずれかの指定をしています。(a)認識されている資産もしくは負債の公正価値の変動のヘッジ、又は確定約定の公正価値の変動のヘッジ(公正価値ヘッジ)(b)認識されている資産又は負債、もしくは可能性の非常に高い予定取引に関連するキャッシュ・フローの変動リスクのヘッジ(キャッシュ・フロー・ヘッジ)(c)在外営業活動体に対する純投資のヘッジ(純投資ヘッジ)
当社グループは、ヘッジの開始時に、ヘッジ手段とヘッジ対象との関係、並びに種々のヘッジ取引の実施についてのリスク管理目標及び戦略について文書化しています。当社グループはまた、ヘッジ開始時及び継続的に、ヘッジ取引に利用したデリバティブがヘッジ対象の公正価値又はキャッシュ・フローの変動を相殺するために極めて有効的であるかどうかについての評価も文書化しています。期間に関連していると考えられるヘッジ契約において、ヘッジに係るコストは、連結損益計算書においてヘッジ関係の有効期間にわたって期間按分し認識されます。
ヘッジ会計が適用されるデリバティブの公正価値の変動は、次の通り会計処理されます。
(i) 公正価値ヘッジ
公正価値ヘッジとして指定され、かつその要件を満たすデリバティブの公正価値の変動は、その他の包括利益を通じて公正価値を測定する金融資産をヘッジ対象とする場合には連結包括利益計算書を通じて資本に認識され、それ以外の資産等をヘッジ対象とする場合には連結損益計算書に認識されます。この結果、ヘッジ手段の公正価値の変動は、ヘッジ対象の公正価値の変動に整合するような形で認識されることになります。
(ii) キャッシュ・フロー・ヘッジ
キャッシュ・フロー・ヘッジとして指定され、かつその要件を満たすデリバティブの公正価値の変動は、連結包括利益計算書を通じて資本で認識しています。非有効部分に関する利得又は損失は、連結損益計算書に即時に認識しています。
資本に累積された金額は、ヘッジ対象が純損益に影響を与える期(例えば、ヘッジした予定売上が発生する期)に、組替調整額として純損益に振り替えています。しかしながら、ヘッジ対象である予定取引が非金融資産(例えば、棚卸資産)もしくは負債の認識を生じさせるものである場合には、それまで資本に繰り延べていた利得又は損失を振り替え、当該資産もしくは負債の測定時における計上額に含めています。
ヘッジ対象である予定取引の発生の可能性がなくなった時点で、資本に計上されている利得又は損失の累計額を連結損益計算書に振り替えています。
(iii) 純投資ヘッジ
在外営業活動体に対する純投資のヘッジは、キャッシュ・フロー・ヘッジと同様に会計処理しています。ヘッジ手段に係る利得又は損失のうちヘッジの有効部分に係るものは、連結包括利益計算書で認識しています。非有効部分に関する利得又は損失は、連結損益計算書に即時に認識しています。
資本に計上された利得又は損失の累計額は、在外営業活動体が部分的に処分又は売却された時点で連結損益計算書に振り替えています。
(iv) ヘッジ要件を満たさないデリバティブ取引
一部のデリバティブ取引はヘッジ要件を満たさないものがあります。このような取引から生じる公正価値の変動は、連結損益計算書に即時に認識しています。
公正価値の見積り
活発な市場で取引される金融商品(その他の包括利益を通じて公正価値を測定する金融資産)の公正価値は、期末日現在の市場相場価格に基づいています。当社グループが保有している金融資産に用いられる市場相場価格は、現在の買呼値です。金融負債に用いられる市場相場価格は、現在の申し込み価格です。なお、持分法で会計処理される投資に減損の兆候が存在する場合には、当該金融資産の回収可能価額について、使用価値及び処分コスト控除後の公正価値のいずれか高い金額で測定しています。
活発な市場で取引されていない金融商品の公正価値は、評価技法を用いて測定しています。当社グループは様々な方法を用い、また期末日現在の市場相場価格に基づく仮定を行っています。
為替予約契約の公正価値は、期末日における為替予約の市場レートにより算定しています。金利スワップ契約の公正価値は、期末日において観察されるイールド・カーブに基づき見積られる将来キャッシュ・フローの現在価値として算定しています。商品スワップ契約の公正価値は、期末日における先物市場価格により算定しています。
金融負債の公正価値は、当該金融負債から発生するキャッシュ・フローを、信用リスクを反映した割引率と、通貨スワップ・レートに、適切なスプレッドを加算した利率によって割り引いたうえで算定しています。
非上場株式の公正価値は、入手可能な場合は将来予測を用いて算定していますが、多くの場合において入手困難であるため期末日の純資産価額に基づき算定しています。
棚卸資産
棚卸資産は、原価と正味実現可能価額のいずれか低い方の額で評価されます。原価は、主として先入先出法により算定しています。製品及び仕掛品の原価は、設計費、原材料費、直接労務費、その他の直接費並びに正常生産能力等に基づき行われた製造間接費の配賦額から構成されています。正味実現可能価額は、通常の事業過程における予想売価から、販売に要する見積り費用を控除した額です。棚卸資産の原価には、原材料の購入に関連する有効なキャッシュ・フロー・ヘッジに係る利得又は損失のうち、資本から振り替えられた額が含まれています。
連結貸借対照表に計上される棚卸資産の帳簿価額は、定期的に見直しをしています。長期にわたり滞留している場合、もしくは当社グループが販売によって原価の全て又は一部を回収できる見込みがない場合には、棚卸資産の帳簿価額を見積正味実現可能価額まで減額しています。
契約を獲得するために発生したコストは、それが回収可能であると判断された場合は棚卸資産として認識されます。このコストは契約が有効な期間にわたって定額法で償却されます。
現金及び現金同等物
現金及び現金同等物は、手許現金、要求払いの銀行預金、当初の満期日が3ヶ月以内の流動性が高い短期投資並びに銀行当座借越契約から構成されます。但し、銀行当座借越契約は、連結貸借対照表上は、流動負債に借入金として計上されます。
リース
リース(借手)
当社グループは契約の開始時に、契約がリースであるか、またはリースを含むかを評価し、契約の履行が特定された資産の使用に依存するかどうかに焦点を当てます。評価には、当社グループが識別された資産の使用から、実質的に全ての経済的便益を得られるか、及び資産の使用を指示する権利を有するかの判断が含まれます。判定基準を満たす場合、当社グループはリース開始日に使用権資産及びリース負債を貸借対照表において認識します。
当社グループは、地域の規制やビジネス慣行に応じた異なる期間や条件で約3,000ものリースを行っています。一部のリースには延長オプションと解約オプションが含まれており、当社グループが延長オプションを行使することが合理的に確実であり、解約オプションを行使しないことが合理的に確実である場合、リース期間に反映します。
(使用権資産)
使用権資産はまず、リース料総額の割引現在価値から当初直接コストや前払リース料、原資産の原状回復に係る費用の見積額を調整して測定されます。その後、使用権資産は原価から減価償却累計額と減損損失を差し引いた金額で測定され、リース負債の再測定により調整されます。
使用権資産は、当社グループの連結貸借対照表では有形固定資産に含めて表示されます。償却費は、リース期間又は使用権資産の残存見積耐用年数のうち、いずれか短い期間で定額法により計上します。
減損が発生した場合、資産の帳簿価額は直ちに回収可能額まで減額されます。(詳細は前述の「資産の減損」を参照)
(リース負債)
リース負債は、類似の特性を有する複数のリース契約に対して単一の割引率を適用する実務上の便法を適用し、報告日において割引計算されたリース料総額で測定されます。
リース負債の測定で使用する割引率は、リース料総額とリース資産の現在価値を等しくするリースの計算利子率を適用します。リースの計算利子率の特定が容易でない場合は、リース契約期間及びリース契約上の通貨、当社グループの借手としての財政状態、リース契約に基づき貸手に提供されている担保の性質を考慮し算出する、追加借入利子率を使用します。
リース負債は、当社グループの連結貸借対照表では社債及び借入金に含めて表示されます。リース負債は実効金利法により測定され、支払利息は連結損益計算書に計上されます。
(セール・アンド・リースバック取引)
当社グループが資産を売却し、買主との間でリース契約を締結することにより即座に資産の使用権を再取得した場合、この取引はセール・アンド・リースバック取引と見なされます。この取引が純粋なリース契約であるのか、あるいは資産を用いた資金調達手法であるのかを当社グループは判定します。
資産が売却されたと判定した場合、当社グループはその取引をセール・アンド・リースバック取引として会計処理を行います。使用権資産と関連するリース負債は、将来のリース料とその他の関連する要素に基づき認識します。初期測定時における使用権資産の価値は、原資産の帳簿価額を上限に、リース負債認識額を売却資産の公正価値で割った結果を乗じて計算します。この使用権資産の価値に対する制約は、当社グループが引き続き保持する持分が原資産の従前の原価に基づいて計算されることを担保しています。
会計処理の観点から資産が売却されていないと判定した場合、その取引は担保付資金調達の形態をとるものとして会計処理を行います。当該資産は引き続き連結貸借対照表上で有形固定資産として認識し、売却が減損の兆候であると見なされない限り、その売却によって資産の価値は修正されません。金融負債は割引計算された将来のリース料の総額によって認識しますが、リース負債ではなくその他の借入金として認識します。
(短期リース・少額リース)
当社グループは、12ヶ月以内の短期リースと原資産が少額のリースについては使用権資産及びリース負債として認識しないことを選択しました。これらのリースについては、リース料はリース期間にわたり定額で費用として認識します。
リース(貸手)
当社グループが未利用の賃借物件または所有物件を賃貸し、これら物件で経常的に発生する費用と相殺または軽減させる契約を締結することがまれにあります。このようなケースで当社グループは、借手が資産の使用から実質的に全ての経済的便益を得られ、資産の使用を指示する権利を有する場合はファイナンス・リースに分類します。そうでない場合はオペレーティング・リースに分類します。
当社グループは、賃貸開始日における将来支払われるサブリース料の現在価値に基づき、ファイナンス・リースと見なされる全てのサブリースの純投資を認識します。この純投資は、当社グループの連結貸借対照表の債権に含まれています。その後、この純投資は実効金利法を使用して償却原価ベースで測定されます。
オペレーティング・リースから受け取るサブリース料は、リース期間にわたる定額法で損益計算書で認識します。
法人所得税
当期税金は、税務当局に対する納付又は税務当局からの還付が予想される金額で測定しています。
繰延税金は、資産負債法により、資産及び負債の税務基準額と連結財務諸表上の帳簿価額との間に生じる一時差異に対して認識しています。但し、当該一時差異が企業結合ではなく、かつ、取引日に会計上の純損益及び課税所得(欠損金)に影響を与えない取引において資産又は負債の当初認識から生じる場合は、繰延税金は認識されません。繰延税金の算定には、貸借対照表日までに制定又は実質的に制定されており、関連する繰延税金資産が実現する期又は繰延税金負債が決済される期において適用されると予想される法定税率(及び税法)を使用しています。
繰延税金資産は、一時差異を利用できるだけの課税所得が生じる可能性が高い範囲内においてのみ認識しています。子会社又は関連会社に対する投資から生じる将来加算及び減算一時差異について繰延税金を計上していますが、当社グループが一時差異を解消する時期をコントロールしており、かつ予測可能な期間内に一時差異が解消しない可能性が高い場合は繰延税金を認識していません。なお、のれんの当初認識時における一時差異については、繰延税金負債を認識していません。
関連する当期の未収法人所得税を当期の未払法人所得税と相殺する法的強制力のある権利が存在し、かつ繰延税金資産及び繰延税金負債が同一の税務当局によって同一の納税企業体に課せられたものである場合、当該繰延税金資産と繰延税金負債は相殺しています。
従業員給付
(i) 年金
当社グループは世界各地に様々な退職給付制度を有しています。退職給付制度は通常、保険会社もしくは信託会社が管理する基金への支払いを通じて積み立てており、積立金額は定期的な数理計算によって算定されます。当社グループは確定給付制度及び確定拠出制度を有しています。
確定給付制度に関連して連結貸借対照表で認識される負債は、報告期間の末日現在の確定給付債務の現在価値から制度資産の公正価値を控除しています。確定給付型の退職給付債務は、毎期、独立した年金数理人が予測単位積増方式を用いて算定しており、退職給付債務の現在価値は、関連する年金債務の期間に満期が近似しており、かつ給付が支払われる通貨建ての優良社債の市場利回りに基づく割引後見積将来キャッシュ・フローで算定しています。
当社グループが年金資産の積立超過額の返還に対して無条件の権利を有する場合には、当該年金制度の積立超過額からその返還に際して課税されると見込まれる税金の額を控除した金額によって、退職給付に係る資産が認識されます。
当期の勤務費用は、従業員の当期の勤務に対して発生し、連結貸借対照表上の退職給付債務を増加させ、連結損益計算書の営業費用に計上されます。
過去勤務費用は、発生時に連結損益計算書で即時認識されます。
確定給付負債の純額に係る金融費用は、該当地域毎に確定給付負債の純額に対して個別の割引率を適用することによって算定されます。
数理計算上の差異は、実績値への修正及び数理計算上の仮定の変更から生じ、IAS第19号「従業員給付」に基づき連結包括利益計算書を通して資本に計上しています。
当社グループは、確定拠出型の退職給付制度については、公的又は私的管理の年金保険制度に対し、強制、契約上又は任意で拠出金を支払っています。拠出金の支払いを行っている限り、グループに追加的な支払い債務は発生しません。拠出金の前払いは、現金の払い戻し又は将来の支払額の減額が可能である範囲で資産として認識しています。
(ii) その他の従業員給付
当社グループのアメリカの連結子会社では、退職した従業員の一部に対して退職後医療給付を提供しています。これらの給付の受給資格は、通常、従業員が定年まで勤務し、かつ一定の最低勤続年数を完了していることを条件として与えられます。これらの給付の予想コストは、確定給付年金制度で用いられるのと同様の会計処理方法により、雇用期間にわたって未払計上されます。実績値への修正及び数理計算上の仮定の変更から生じた数理計算上の差異は、IAS第19号「従業員給付」に基づき発生した期間に連結包括利益計算書に計上しています。これらの債務は毎期、独立した有資格者の年金数理人が評価しています。
(iii) 解雇給付
当社グループが通常の退職日前に従業員の雇用を終了する場合、又は従業員が解雇給付と引き替えに自発的退職に応じる都度、解雇給付が支給されます。当社グループが、現従業員を解雇することに関する詳細で正式な計画を有しており、その撤回可能性がない場合、又は従業員が自発的退職に応じる見返りとして解雇給付を支給する場合には、雇用の終了が明確に確約された時点で、当社グループは解雇給付を認識しています。
(iv) 利益配分(賞与及びマネージメント・インセンティブ・プラン)
当社グループは、利益配分(賞与及びマネージメント・インセンティブ・プラン)について損益及びキャッシュ・フローの達成度に基づき債務及び費用を認識しています。当社グループは、契約上の義務がある場合、又は推定的債務を生じさせるような過去の慣行が存在する場合には引当金を計上しています。
引当金
引当金は、当社グループが過去の事象の結果として現在の法的債務又は推定的債務を有し、その債務を決済するために経済的便益を持つ資源が流出する可能性が高く、その金額を信頼性をもって見積ることができる場合に認識されます。例えば保険契約のように、当社グループが引当金を決済するために必要な支出の一部又は全部の補填を期待できる時には、補填の受け取りがほぼ確実な場合に限り、補填は別個の資産として認識されます。連結損益計算書において、引当金繰入額は、補填として認識された金額との純額により表示されます。将来の営業損失に対しては引当金を認識していません。
同種の債務が多数ある場合、決済に要するであろう資源の流出の可能性は同種の債務全体を考慮して決定しています。同種の債務のうちある一つの項目について流出の可能性が低いとしても、引当金を認識しています。
全ての引当金について、将来の支出が12ヶ月を超え、貨幣の時間的価値の影響が重要な場合には、現在価値に割り引いて認識しています。時の経過による引当金の増加は、毎期、連結損益計算書の金融費用に計上しています。現在価値への割引においては、各地域毎に当該引当金に特有のリスクを反映させた割引率を使用しています。
顧客との契約から生じる収益
IFRS第15号「顧客との契約から生じる収益」の適用に伴い、収益は次の5ステップを用いて認識しています。
ステップ1:顧客との契約を識別する
ステップ2:契約における履行義務を識別する
ステップ3:取引価格を決定する
ステップ4:取引価格を契約における各履行義務に配分する
ステップ5:各履行義務が充足された時点で収益を認識する
当社グループには建築用ガラス事業、自動車用ガラス事業、高機能ガラス事業の3つの主要な戦略事業単位(SBU)があり、各事業はグローバルに組織されています。
建築用ガラス事業は、建築材料市場向けの板ガラス製品及び内装外装用加工ガラス製品を製造・販売しています。このセグメントには、太陽電池パネル用ガラス事業も含まれます。主な顧客は、当社が供給するガラス製品を自社製品に加工する製造業、建設会社やハウジングメーカー、卸売業者、及び小売店になります。
自動車用ガラス事業は、新車組立用及び補修用市場向けに種々のガラス製品を製造・販売しています。主な顧客は、世界的な自動車メーカーや補修用ガラス製品の卸売業者になります。
高機能ガラス事業は、ディスプレイのカバーガラスなどに用いられる薄板ガラス、プリンター向けレンズ及び光ガイド、エンジン用タイミングベルト部材などのガラス繊維製品の製造・販売など、様々な事業からなっています。主な顧客は、当社が供給するガラス製品を自社製品に加工する製造業者になります。
この3SBUの事業活動から得られる収益の流れを分析すると、契約の性質と状況から次のように分類できます。
(i) ガラス及びガラス製品の販売による収益
収益の多くはガラス及びガラス製品の販売によりもたらされています。当社グループでは通常、特定の注文書を顧客との契約と見なしており、場合によっては包括契約が適用されます。包括契約が適用される注文書の場合、包括契約と注文書に記載されている期日と条件は、どのように収益を認識するかを決定する根拠となります。注文確認と履行義務の充足との間が1年間あるいはそれ以内である場合は、顧客との契約は短期であると考えられます。
ほとんどの場合、ガラス及びガラス製品が顧客に引き渡され、所有権が移転した時点で収益を認識しています。これは支配の移転により履行義務が充足されたという判断に基づきます。他の仮定を使う特別な理由が無い限り、ひとたび顧客がガラス及びガラス製品を自らの施設で検収する、あるいは当社グループの施設にて引き取りが完了した時点で、ガラス及びガラス製品に対する支配は顧客に移転したものと考えています。
(ii) 役務提供による収益
役務提供による収益は、役務が提供されて契約条件に基づく義務が充足された時点で認識されます。契約内容により、収益は一時点又は一定の期間にわたって認識するものがあります。
(iii) エンジニアリング契約による収益
当社グループのエンジニアリング契約は通常、ガラスフロート窯の建設や補修、又は外部顧客あるいはジョイント・ベンチャーなど関連当事者の重要性のある資産に関連したものです。この種の契約は、資産の製作または拡張の進捗に応じて顧客がその資産を支配するため、一定の期間にわたり充足する履行義務を表します。この理由は、その資産が顧客の敷地内に存在し、移転することが現実的でない規模のものであるためです。エンジニアリング契約による収益は、報告期間に実際に提供した役務と最終的に提供するであろう役務の合計との比率で認識されます。これには、収益が確実に測定可能な特定のマイルストーンが契約に明確に定められている場合を除いて、インプット法が適用されます。
状況が変化した場合は、収益、費用、又は完了までの進捗度の見積りが修正されます。結果として生じる収益や費用の見積りの増減は、状況の変化が生じた会計期間の純損益に反映されます。
(iv) ロイヤリティ及びライセンス契約による収益
当社グループは、特許や開発した技術などの知的財産の使用許可を与えるライセンス契約を顧客との間で締結している場合があります。ロイヤリティ及びライセンス契約による収益は、顧客に提供される当社グループの技術へアクセスできる権利の内容によって、一時点又は一定の期間にわたって認識されます。
ライセンスの対象が、契約開始時に存在している当社グループの特定の技術である場合、収益はライセンス供与した時点で全額認識することになります。
ライセンスの対象が、契約開始時に存在し、かつライセンス期間中も開発が継続される当社グループの特定の技術である場合、収益は契約期間にわたって徐々に認識することになります。
当社グループからの継続的なサポート義務を含むライセンスから生じる収益は、通常はサポート提供義務とライセンス供与義務と区別されないため、契約期間にわたり徐々に認識することになります。
(v) 金型による収益
当社グループは、顧客の仕様に合わせたガラス製品を生産するために金型を製作しています。金型の販売による収益は、関連する契約の特定の事実及び状況の判断に基づいて認識されます。
金型の製作の履行義務が、ガラス及びガラス製品と分けられる場合、金型は製作された時点で棚卸資産として認識します。収益は、金型の支配が顧客へ移転した時点で独立販売価格で認識します。請求額と独立販売価格に差がある場合は契約資産として認識し、収益を契約期間にわたりインプット法又はアウトプット法により調整します。
金型の製作の履行義務が、ガラス及びガラス製品と分けられず、支配が当社グループに留まる場合、金型は有形固定資産として貸借対照表で認識します。顧客の負担金は繰延収益として認識し、アウトプット法により契約期間にわたり収益に計上します。
収益認識に関する判断事項
取引価格にはリベートや値引きなど収益を減少させる変動対価の見積りが含まれます。全ての見積りは、見積りが行われた時点での当社グループの過去の経験及び当社グループの最良の判断に基づいています。取引価格に含まれる変動対価は、変動対価の性質に応じて期待価値法または最も可能性の高い金額を用いて見積もられています。これらの見積りは報告期間ごとに再評価され、重大な戻入が生じない可能性が非常に高い範囲で取引価格に含めています。
契約の大部分は単一の履行義務を有しており、その取引価格は契約に記載されています。複数の履行義務を有する契約については、当社グループは独立販売価格に基づいて取引価格を各履行義務に配分します。独立販売価格は、当社グループが約束した財またはサービスを個別に顧客に販売するであろう価格です。
約束された財又はサービスの顧客への引き渡しから、支払いを受けるまでの期間が1年以内の契約が原則であることから、実務上の便法を適用し、重大な金融要素の影響について取引価格を調整しないことを選択しています。
利息収入
利息収入は実効金利法により認識しています。減損された金融債権の金利は、当該金融資産の金利が現金回収される場合に認識します。
配当収入
配当収入は、配当を受け取る権利が確定した時点で認識しています。
個別開示項目
当社グループでは、グループの経営成績に対する正しい理解に資するため、連結損益計算書の損益項目を個別開示項目として表示することがあります。一般的には、個別開示項目は金額に重要性がある、あるいは一過性の性格を持っています。
繰延収益
(i) 政府補助金
政府補助金は、補助金を受領すること、及び補助金が交付されるための全ての付帯条件が満たされることについて合理的な保証が得られた場合にその公正価値で認識しています。補助金が費用支出に関連する場合には、その補助金は、補償される関連費用と対応させるために必要な期間にわたって規則的に利益として認識しています。有形固定資産に関連する補助金の場合には、繰延収益として認識され、関連資産の見積耐用年数にわたって均等に連結損益計算書に認識しています。
(ii) その他の繰延収益
当社グループは、顧客から受領する自動車用ガラスの金型に対する補助金等は、IFRS第15号適用後もその他の繰延収益として公正価値で貸借対照表において認識されます。その他の繰延収益は、関連資産の使用期間にわたって均等に連結損益計算書に認識しています。
排出権
二酸化炭素(CO2)の排出権は、割り当てられた排出枠に基づき、実際にCO2が排出される期間にわたって規則的に認識されます。割り当てられたCO2の排出枠と実際の排出量との差異が、期末日に連結貸借対照表において公正価値で認識され、排出量が排出枠を下回った場合には資産を、上回った場合には負債を、それぞれ認識しています。
借入費用
適格資産(意図された使用又は販売が可能になるまでに相当の期間を必要とする資産)の取得、建設又は生産に直接起因する借入費用は、意図された使用又は販売が可能となるまで当該資産の取得原価の一部として資産計上しています。その他の借入費用は、発生時に連結損益計算書に全額費用として認識しています。
資本金
普通株式は、資本に計上されます。優先株式は、現金又はその他の金融資産によって強制的に償還する義務が無く、当社グループが配当金を支払う契約上の義務も無い場合、かつ、優先株式に付されている取得請求権等によって可変数の自己の資本性金融商品を引き渡す義務が無い場合には、資本に計上されます。新株もしくは新株予約権の発行に直接帰属する付随費用は、税引後の金額に基づき発行価額から控除されて表示されます。
自己株式
自己株式は、自己の持分金融商品であり、取得価額で評価され資本から控除されます。
株式報酬
当社グループには、持分決済型の株式報酬制度がいくつか有り、その制度の下で、取締役、執行役常務、執行役、常務執行役員、並びに執行役員の役務提供を対価として当社グループの持分金融商品(オプション)を付与しています。オプションの公正価値をブラック・ショールズ・モデルで評価しており、オプションの付与と交換に受領する役務の公正価値は、IFRS第2号「株式報酬」に基づき、権利確定期間にわたって費用認識します。全ての株式報酬取引は持分決済型です。
非継続事業及び売却目的で保有する資産
非継続事業には、既に処分(売却又は廃棄)されたか又は売却目的保有に分類された企業の構成要素が含まれ、グループのひとつの事業もしくは地域を構成し、そのひとつの事業もしくは地域の処分の計画がある場合に認識されます。
非流動資産又は処分グループの帳簿価額が、継続的使用よりも主として売却取引により回収される場合に、当該資産又は処分グループは、「売却目的で保有する資産」として分類されます。「売却目的で保有する資産」は、売却の可能性が非常に高く、現状で直ちに売却することが可能であり、かつ経営者が、当該資産の売却計画の実行を確約しており、1年以内で売却が完了する予定のものに限られます。
当社グループが子会社に対する支配の喪失を伴う売却計画を確約する場合で、かつ上記の条件を満たす場合、当社グループが売却後も従前の子会社に対する非支配持分を有するか否かに関わらず、当該子会社の全ての資産及び負債が売却目的に分類されます。
売却目的で保有する資産は、帳簿価額と売却費用控除後の公正価値のいずれか低い金額で測定します。「売却目的で保有する資産」に分類後の有形固定資産及び無形資産については、減価償却又は償却は行いません。
重要な会計上の見積り、判断及び仮定
見積り及び判断は、継続的に評価され、過去の経験及び他の要因(状況により合理的であると認められる将来事象の発生見込みを含む)に基づいています。
当社グループは、将来に関する見積り及び仮定の設定をしています。会計上の見積りの結果は、その定義上、通常は関連する実際の結果と一致することはありません。翌連結会計年度において資産や負債の帳簿価額に重要な修正を生じさせるような重要なリスクを伴う見積り及び仮定、そして会計上の重要な判断は以下の通りです。
それぞれの項目において、見積り及び仮定が予期せず変動する状況が生じた場合、連結貸借対照表で認識する資産と負債の金額に重要な影響を及ぼす可能性があります。
(将来の事業の状況の見積り)
以下の各項目に記載している、のれんや持分法適用会社への投資などの資産の回収可能性を評価する際には、複数年にわたる事業の状況の将来予測を用いています。
将来の事業の状況を予測するにあたり、販売数量は重要な要素となります。当社グループは、2021年3月期において、新型コロナウイルス感染症の拡大による影響を大きく受けましたが、2022年3月期において着実に回復しました。しかし、自動車用ガラス事業の2022年3月期の販売数量は、自動車メーカーにおける半導体不足を中心としたサプライチェーンの問題の影響を大きく受けました。2023年3月期においては、この問題は徐々に解消されると見込んでいます。
販売価格や投入コストも重要な要素です。2022年3月期の期中においても投入コストは上昇していましたが、ロシアによるウクライナ侵攻によって年度末にかけて、さらに状況は悪化しました。ヘッジ手法を用いて投入コストの価格変動を抑えていますが、特に長期間にわたった全てのコスト上昇を完全に抑えることはできません。当社グループは、販売価格を引き上げることにより、投入コスト上昇の影響を緩和できると見込んでいます。どの程度緩和できるかは、事業や地域によって異なります。一般的に販売価格は取引条件と市場要因に基づいて決定されますが、コスト上昇の緩和の程度は、販売価格をどの程度まで引き上げられるのかを反映しています。
(i) のれん及び無形資産の減損の見積り
当社グループは、のれんもしくは耐用年数を確定できない無形資産の減損の有無について、前述の会計方針に従って毎期減損テストをしています。
(ii) 有形固定資産の減損の見積り
当社グループは、有形固定資産の減損の有無について、前述の会計方針に従って帳簿価額を回収することができない可能性を示す兆候があった場合に減損テストをしています。減損テストの実施対象となる有形固定資産は、技術の変化または需要の減少によって使用されなくなったものを含みます。
(iii) 法人所得税
当社グループは、多くの租税区域で法人所得税の課税を受けています。通常の事業を行う場合、最終的な税額が不確実である取引が多く存在します。当社グループは、税務調査の結果修正される法人所得税の額及びその可能性の見積りに基づいて、予想される税務調査上の論点にかかわる負債を認識しています。認識されるべき法人所得税の金額については、重要な判断を要します。最終税額が当初に認識した金額と異なる場合、その差額は、税額が決定する期間に計上します。
課税所得が生じる時期および金額について実際に生じた時期および金額が見積りと異なる場合、または実効税率の変化によって、繰延税金資産及び繰延税金負債の金額は変動します。
(iv) 退職後給付
当社グループはそれぞれの国において様々な退職後給付制度を設けています。確定給付制度においては、退職給付債務及び制度資産の算出にあたり、様々な仮定を使用しています。これらの仮定には不確実性が存在するため、当社グループでは仮定を設定する前に年金数理人によるアドバイスを受けています。
(v) 引当金
引当金は、前回の引当金計上時に行った見積り実績の参照、又は適切な場合には、専門家のアドバイス等を考慮して評価をしています。請求及び訴訟引当金は、原告との協議内容や当社グループの顧問弁護士の意見を踏まえて算定しています。環境引当金は、環境対策費用として現時点で見積もられる金額のほか、より重要性の大きな案件については、環境評価の専門家によるサポートを得て可能性のある金額レンジを算出したシミュレーション・モデルの結果に基づき算定しています。賞与引当金は、個々の賞与制度が規定する支給の基準値と、当社グループの現在の業績値又は将来業績の予想値との比較に基づき算定しています。リストラクチャリング引当金は、期末日以前に対象となる従業員に通知されたリストラクチャリング計画について、予想費用額を見積り算定しています。製品保証引当金は、過去における顧客クレームの実績率を参照し算定しています。
(vi) 優先株式(A種種類株式)
当社の発行するA種種類株式の発行条件を検討し、特に、A種種類株主の保有する取得請求権について、その行使時に交付される普通株式の数は、取得請求権を行使する時期に応じて一定数と定められていることから、同株式を資本性金融商品として区分すべきものであると判断しています。なお、契約上、当社にはA種種類株式を現金又はその他の金融資産によって強制的に償還を行う義務はありません。また、配当金についての定めはあるものの、配当金を支払う契約上の義務はなく、配当金の支払いは各期の取締役会決議によって決定されます。
(vii) ジョイント・ベンチャーへの長期的な投資の回収可能性
貸付を含むジョイント・ベンチャーへの長期的な投資の回収可能性は、関連する法的制約とともに、現在および将来の事業環境に基づいています。将来の事業環境は、利用可能な将来の事業の状況に関する合理的な見積りを用いて予測されます。
5. 会計方針の変更
当社グループは、当連結会計年度より、持分法適用会社であるジョイント・ベンチャー及び関連会社に関するその他の利益(損失)の表示方法を変更しました。持分法適用会社に対する純投資を構成する金融債権及び持分の減損損失、(該当がある場合には、それらの戻入益を含む)は連結損益計算書において、持分法適用会社に対する金融債権の減損損失及び持分法投資に関するその他の利益(損失)にそれぞれ別項目で表示しています。持分法適用会社の売却による利益または損失も持分法投資に関するその他の利益(損失)に含まれることになります。これらの科目は連結損益計算書において、持分法による投資利益の上段及び下段に表示しています。
この表示方法の変更により、持分法投資に関する減損損失及びその戻入、並びに売却損益の表示が、持分法による投資利益の表示箇所とより整合し、持分法適用会社に関連する全体としての利益及び損失の表示がより明確になります。
当該会計方針の変更は遡及適用されます。この結果、利益剰余金の当期首残高への影響はありません。
6. 顧客との契約から生じる収益
当社グループの収益は、地域別、カテゴリー、収益認識のタイミングにより以下のとおり分解されます。地域別は収益が認識された場所に基づいています。この表は、報告セグメントでもある3つの戦略事業単位と、分解された収益との関連も表しています。
当連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)
| (単位:百万円) | |||||
| 建築用 ガラス事業 | 自動車用 ガラス事業 | 高機能 ガラス事業 | その他 | 合計 | |
| 地域別の売上高 | |||||
| 欧州 | 116,038 | 116,683 | 7,908 | 1,788 | 242,417 |
| アジア | 86,241 | 60,405 | 30,553 | 948 | 178,147 |
| 米州 | 79,537 | 99,158 | 1,309 | - | 180,004 |
| 281,816 | 276,246 | 39,770 | 2,736 | 600,568 | |
| カテゴリー別の売上高 | |||||
| ガラス及びガラス関連製品の売上高 | 275,955 | 268,681 | 39,657 | 487 | 584,780 |
| 役務の提供による売上高 | 85 | 2,145 | - | 71 | 2,301 |
| エンジニアリング収入 | - | 1 | - | 1,254 | 1,255 |
| ロイヤルティ収入 | 20 | 54 | 21 | 429 | 524 |
| 金型収入 | - | 3,497 | - | - | 3,497 |
| その他の収入 | 5,756 | 1,868 | 92 | 495 | 8,211 |
| 281,816 | 276,246 | 39,770 | 2,736 | 600,568 | |
| 収益認識のタイミング | |||||
| 一時点で認識される製品・サービスの売上高 | 277,401 | 275,188 | 39,770 | 1,031 | 593,390 |
| 一定期間で認識される製品・サービスの売上高 | 4,415 | 1,058 | - | 1,705 | 7,178 |
| 281,816 | 276,246 | 39,770 | 2,736 | 600,568 | |
前連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
| (単位:百万円) | |||||
| 建築用 ガラス事業 | 自動車用 ガラス事業 | 高機能 ガラス事業 | その他 | 合計 | |
| 地域別の売上高 | |||||
| 欧州 | 85,167 | 103,587 | 6,428 | 941 | 196,123 |
| アジア | 77,203 | 60,641 | 29,309 | 780 | 167,933 |
| 米州 | 53,131 | 80,956 | 1,081 | - | 135,168 |
| 215,501 | 245,184 | 36,818 | 1,721 | 499,224 | |
| カテゴリー別の売上高 | |||||
| ガラス及びガラス関連製品の売上高 | 208,826 | 237,199 | 36,651 | 461 | 483,137 |
| 役務の提供による売上高 | 64 | 1,520 | - | 74 | 1,658 |
| エンジニアリング収入 | - | 2 | - | 642 | 644 |
| ロイヤルティ収入 | 43 | 43 | 18 | 269 | 373 |
| 金型収入 | - | 4,802 | - | - | 4,802 |
| その他の収入 | 6,568 | 1,618 | 149 | 275 | 8,610 |
| 215,501 | 245,184 | 36,818 | 1,721 | 499,224 | |
| 収益認識のタイミング | |||||
| 一時点で認識される製品・サービスの売上高 | 210,550 | 244,247 | 36,818 | 780 | 492,395 |
| 一定期間で認識される製品・サービスの売上高 | 4,951 | 937 | - | 941 | 6,829 |
| 215,501 | 245,184 | 36,818 | 1,721 | 499,224 | |
顧客との契約から生じる債権、契約資産、契約負債については以下の通りです。
(単位:百万円)
| 当連結会計年度末 (2022年3月31日) | 前連結会計年度末 (2021年3月31日) | 前連結会計年度期首 (2020年4月1日) | |
|---|---|---|---|
| 外部顧客に対する売上債権 (貸倒引当金控除後) | 45,102 | 42,928 | 34,135 |
| 契約資産 | 1,824 | 2,310 | 2,739 |
| 契約負債 | 12,479 | 11,786 | 10,657 |
契約資産は2つに分類することができます。第一のカテゴリーは主に、期末日現在で未請求の、出荷済みのガラス製品や、エンジニアリング契約やその他の小規模建築プロジェクトに関連する作業の対価に対する権利に関連するものです。このカテゴリーに分類される契約資産は残りの履行義務が完了し、請求が行われた時点で売上債権に振り替えられます。第二のカテゴリーは主に、ガラス及びガラス製品の取引価格に含まれる自動車用ガラスの金型の収益認識に関連するものです。このカテゴリーの契約資産は、契約した供給期間で償却されます。
契約負債には、自動車用ガラスの金型の顧客からの補助金や顧客から受領したその他の前払金が含まれます。契約負債は、自動車用ガラスの金型の補助金やそれ以外の顧客の前払金を収益認識するタイミングにより流動・非流動に分類されます。
当連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)における契約資産・契約負債の残高の変動は以下の通りです。
(単位:百万円)
| 契約資産 | 契約負債 | |
|---|---|---|
| 4月1日現在 | 2,310 | 11,786 |
| 為替換算差額 | 91 | 551 |
| 見積りの変更による影響額 | △62 | 1 |
| 契約資産の減損 | △30 | - |
| 売掛金に振り替えられた契約資産 | △1,556 | - |
| 履行義務の充足により期中で収益認識したもの | 1,076 | - |
| 期首に存在する契約負債のうち期中で収益認識したもの | - | △2,968 |
| 受領した現金(期中に認識された収益を除く) | 31 | 2,955 |
| 売却目的で保有する処分グループへの振替 | 111 | △11 |
| その他 | △147 | 165 |
| 3月31日現在 | 1,824 | 12,479 |
前連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)における契約資産・契約負債の残高の変動は以下の通りです。
(単位:百万円)
| 契約資産 | 契約負債 | |
|---|---|---|
| 4月1日現在 | 2,739 | 10,657 |
| 為替換算差額 | 166 | 1,174 |
| 見積りの変更による影響額 | △70 | △3 |
| 契約資産の減損 | △243 | - |
| 売掛金に振り替えられた契約資産 | △920 | - |
| 履行義務の充足により期中で収益認識したもの | 1,402 | - |
| 期首に存在する契約負債のうち期中で収益認識したもの | - | △2,695 |
| 受領した現金(期中に認識された収益を除く) | △30 | 2,506 |
| 売却目的で保有する処分グループへの振替 | △509 | △62 |
| その他 | △225 | 209 |
| 3月31日現在 | 2,310 | 11,786 |
将来に認識される予定の収益について、3月31日時点で履行義務を満たしていない(あるいは部分的に満たしていない)ものは以下の通りです。
(単位:百万円)
| 1年以内 | 1年超 | 合計 | |
|---|---|---|---|
| 当連結会計年度末(2022年3月31日) | 241 | 357 | 598 |
| 前連結会計年度末(2021年3月31日) | 232 | 346 | 578 |
IFRS第15号第121項の実務上の便法で認められているとおり、当社グループは当初の予想期間が1年間又は1年以内の残存履行義務について開示致しません。上の表から控除される、顧客との契約による対価はありません。
(資産化された契約獲得のためのコスト)
契約獲得のためのコストは、契約を獲得しようとしなければ発生しないという前提で資産化します。当社グループは、資産化されたコストは、契約から見込まれる全体的な利益水準を超えないため、回収可能であると考えています。
これらの資産は、当社グループの連結貸借対照表に棚卸資産として認識され、契約期間にわたり償却されます。当連結会計年度(2022年3月期)の償却額は599百万円(前連結会計年度(2021年3月期)は445百万円)です。
IFRS第15号第94項の実務上の便法を適用し、契約を獲得するための増分コストを資産化した場合に償却期間が1年又は1年以内となる場合は増分コストを費用として認識しています。
7. セグメント情報
<報告セグメントごとの情報>
当社グループはグローバルに事業活動を行っており、当連結会計年度末(2022年3月末)現在、以下の報告セグメントを有しています。
建築用ガラス事業は、建築材料市場向けの板ガラス製品及び内装外装用加工ガラス製品を製造・販売しています。このセグメントには、太陽電池パネル用ガラス事業も含まれます。
自動車用ガラス事業は、新車組立用及び補修用市場向けに種々のガラス製品を製造・販売しています。
高機能ガラス事業は、ディスプレイのカバーガラスなどに用いられる薄板ガラス、プリンター向けレンズ及び光ガイドの製造・販売、エンジン用タイミングベルト部材などのガラス繊維製品の製造・販売など、いくつかの事業からなっています。
その他の区分は、本社費用、連結調整(ピルキントン社買収により生じたのれん及び無形資産に係る償却及び減損に係る費用を含む)並びに上記報告セグメントに含まれない事業セグメントです。
当連結会計年度及び前連結会計年度において、ピルキントン買収に係る償却費はそれぞれ1,035百万円と1,674百万円であり、「その他」のセグメント利益に反映されています。
当連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)における報告セグメントごとの実績は以下の通りです。
| (単位:百万円) | |||||
| 建築用 ガラス事業 | 自動車用 ガラス事業 | 高機能 ガラス事業 | その他 | 合計 | |
| 売上高 | |||||
| セグメント売上高計 | 292,243 | 278,835 | 41,901 | 5,549 | 618,528 |
| セグメント間売上高 | △10,427 | △2,589 | △2,131 | △2,813 | △17,960 |
| 外部顧客への売上高 | 281,816 | 276,246 | 39,770 | 2,736 | 600,568 |
| 個別開示項目前営業利益 (セグメント利益)(△は損失) | 28,130 | △7,908 | 9,907 | △10,149 | 19,980 |
| 個別開示項目収益 | 939 | 626 | 4,407 | 55 | 6,027 |
| 個別開示項目費用 | △442 | △775 | △67 | △1,097 | △2,381 |
| 個別開示項目後営業利益 (△は損失) | 23,626 | ||||
| 金融費用(純額) | △12,469 | ||||
| 持分法適用会社に対する金融債権の減損損失 | △3,374 | ||||
| 持分法による投資利益 | 7,498 | ||||
| 持分法投資に関するその他の利益(△は損失) | △3,422 | ||||
| 税引前利益(△は損失) | 11,859 | ||||
| 法人所得税 | △5,100 | ||||
| 当期利益(△は損失) | 6,759 | ||||
前連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)における報告セグメントごとの実績は以下の通りです。
| (単位:百万円) | |||||
| (修正再表示) | 建築用 ガラス事業 | 自動車用 ガラス事業 | 高機能 ガラス事業 | その他 | 合計 |
| 売上高 | |||||
| セグメント売上高計 | 226,383 | 246,508 | 39,604 | 4,515 | 517,010 |
| セグメント間売上高 | △10,882 | △1,324 | △2,786 | △2,794 | △17,786 |
| 外部顧客への売上高 | 215,501 | 245,184 | 36,818 | 1,721 | 499,224 |
| 個別開示項目前営業利益 (セグメント利益)(△は損失) | 15,670 | 1,802 | 6,707 | △11,112 | 13,067 |
| 個別開示項目収益 | 1,342 | 4,578 | 953 | 7,404 | 14,277 |
| 個別開示項目費用 | △12,397 | △19,319 | △628 | △3,884 | △36,228 |
| 個別開示項目後営業利益 (△は損失) | △8,884 | ||||
| 金融費用(純額) | △11,036 | ||||
| 持分法による投資利益 | 2,194 | ||||
| 持分法投資に関するその他の利益(△は損失) | 555 | ||||
| 税引前利益(△は損失) | △17,171 | ||||
| 法人所得税 | 855 | ||||
| 当期利益(△は損失) | △16,316 | ||||
セグメント間の内部収益及び振替高は、事業並びに地域の状況に応じて、様々な方法により算定しています。これは税源浸食と利益移転(BEPS)に関して国際的に認められた税法並びに現地の慣習及び規制に基づいています。通常は、市場実勢価格や、製造コストに適切な利潤を加算したものを算定に使用します。
なお、当連結会計年度(2022年3月期)においては、主要セグメントの収益及び利益配分に影響を与える算定方法の変更は行われていません。
金融費用には、有利子負債のキャッシュ・フロー・ヘッジから生じる費用及び公正価値ヘッジに指定された金利デリバティブの再評価から生じる損益が含まれております。どの報告セグメントにも属さない費用はグループ費用として認識されます。
当連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)において、連結損益計算書に計上された個別開示項目前営業利益までの主な項目は、以下の通りです。
(単位:百万円)
| 注記 | 建築用 ガラス事業 | 自動車用 ガラス事業 | 高機能 ガラス事業 | その他 | 合計 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 減価償却費(有形固定資産) | (18) | △15,708 | △15,512 | △1,752 | △1,033 | △34,005 |
| 償却費(無形資産) | (17) | △202 | △438 | △13 | △2,012 | △2,665 |
| 減損損失(純額)(有形固定資産) | (18) | △410 | △53 | △28 | △25 | △516 |
| 有形固定資産除売却損益 | △4 | △14 | △8 | 0 | △26 | |
| 研究開発費 | △2,366 | △2,252 | △853 | △2,235 | △7,706 | |
| リース負債に含まれないリース費用 | △426 | △633 | △28 | △155 | △1,242 | |
| 貸倒損失 | △6 | △32 | - | - | △38 | |
| 貸倒引当金繰入額及び戻入額 | △121 | △37 | - | - | △158 | |
| 繰延収益の償却額 | 132 | 350 | 1 | 7 | 490 |
前連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)において、連結損益計算書に計上された個別開示項目前営業利益までの主な項目は、以下の通りです。
(単位:百万円)
| 注記 | 建築用 ガラス事業 | 自動車用 ガラス事業 | 高機能 ガラス事業 | その他 | 合計 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 減価償却費(有形固定資産) | (18) | △13,764 | △13,404 | △1,928 | △1,425 | △30,521 |
| 償却費(無形資産) | (17) | △198 | △408 | △14 | △2,628 | △3,248 |
| 減損損失(純額)(有形固定資産) | (18) | △236 | △313 | △46 | △829 | △1,424 |
| 有形固定資産除売却損益 | 247 | △14 | - | △23 | 210 | |
| 研究開発費 | △2,253 | △2,275 | △864 | △2,864 | △8,256 | |
| リース負債に含まれないリース費用 | △231 | △635 | △24 | △143 | △1,033 | |
| 貸倒損失 | △58 | △41 | - | - | △99 | |
| 貸倒引当金繰入額及び戻入額 | △110 | △184 | - | △1 | △295 | |
| 繰延収益の償却額 | 611 | 315 | - | - | 926 |
当連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)における報告セグメントのネット・トレーディング・アセットと資本的支出は以下の通りです。
(単位:百万円)
| 建築用 ガラス事業 | 自動車用 ガラス事業 | 高機能 ガラス事業 | その他 | 合計 | |
|---|---|---|---|---|---|
| ネット・トレーディング・アセット | 157,030 | 164,299 | 28,555 | 3,708 | 353,592 |
| 資本的支出(無形資産含む) | 12,954 | 13,617 | 1,238 | 820 | 28,629 |
前連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)における報告セグメントのネット・トレーディング・アセットと資本的支出は以下の通りです。
(単位:百万円)
| 建築用 ガラス事業 | 自動車用 ガラス事業 | 高機能 ガラス事業 | その他 | 合計 | |
|---|---|---|---|---|---|
| ネット・トレーディング・アセット | 154,110 | 155,740 | 27,710 | 3,512 | 341,072 |
| 資本的支出(無形資産含む) | 27,028 | 14,653 | 979 | 687 | 43,347 |
ネット・トレーディング・アセットは、有形固定資産、投資不動産、無形資産(企業結合に係るものを除く)、棚卸資産、売上債権及びその他の債権(金融債権を除く)、仕入債務及びその他の債務(金融債務を除く)、契約資産及び契約負債によって構成されています。
資本的支出は有形固定資産(自社所有資産)(注記18参照)及び無形資産(注記17参照)の追加取得によるものです。
<地域別情報>
地域ごとの外部顧客への売上高の実績は以下の通りです。
(単位:百万円)
| 当連結会計年度 (自 2021年4月1日 至 2022年3月31日) | 前連結会計年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) | |
|---|---|---|
| 日本 | 118,072 | 116,672 |
| 欧州 | 236,408 | 191,331 |
| 北米 | 123,738 | 102,224 |
| その他の地域 | 122,350 | 88,997 |
| 600,568 | 499,224 |
外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先はありません。
売上債権、金融債権、契約資産、退職給付に係る資産、繰延税金資産並びに未収法人所得税等を除いた非流動資産は、当連結会計年度末(2022年3月末)において、日本では60,961百万円(前連結会計年度末(2021年3月末)では59,065百万円)、英国では187,472百万円(同182,996百万円)、その他の地域では268,869百万円(同241,588百万円)です。
8. その他の収益
| (単位:百万円) | |||
|---|---|---|---|
| 注記 | 当連結会計年度 (自 2021年4月1日 至 2022年3月31日) | 前連結会計年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) | |
| 受取配当金(その他の包括利益を通じて公正価値を 測定する金融資産) | 341 | 135 | |
| 資産処分益 | 134 | 433 | |
| 為替差益 | 213 | 6 | |
| その他 | 1,526 | 1,240 | |
| 2,214 | 1,814 |
9. その他の費用
| (単位:百万円) | |||
|---|---|---|---|
| 注記 | 当連結会計年度 (自 2021年4月1日 至 2022年3月31日) | 前連結会計年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) | |
| 無形資産の償却費 | (17) | △2,665 | △3,248 |
| 減損損失(有形固定資産) | (18) | △918 | △1,443 |
| 減損損失の戻入益(有形固定資産) | (18) | 401 | 19 |
| 減損損失(無形資産) | (17) | △6 | △13 |
| 減損損失(売却目的で保有する資産) | △26 | - | |
| 研究開発費(資産化された開発費の償却費を除く) | △497 | △837 | |
| 中途解約に伴うリース負債の消去益 | 140 | 1,209 | |
| 貸倒損失及び戻入 | △38 | △100 | |
| 貸倒引当金繰入額 | △439 | △535 | |
| 貸倒引当金戻入額 | 281 | 240 | |
| フロート溶解窯修繕費 | △142 | △69 | |
| 為替差損益(その他の費用) | △157 | △780 | |
| 投資不動産評価損 | (19) | △100 | △112 |
| リストラクチャリング費用 | △291 | △181 | |
| 資産処分損 | △91 | △148 | |
| その他 | △494 | 183 | |
| △5,042 | △5,815 |
10. 為替差損益-純額
当連結会計年度(2022年3月期)において連結損益計算書で認識された、営業損益に含まれる為替差損益の金額は78百万円の差損(前連結会計年度(2021年3月期)は1,237百万円の差損)です。
11. 個別開示項目
| (単位:百万円) | |||
|---|---|---|---|
| 当連結会計年度 (自 2021年4月1日 至 2022年3月31日) | 前連結会計年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) (修正再表示) | ||
| 個別開示項目(収益): | |||
| バッテリーセパレーター事業の譲渡による利益(注1) | 4,405 | - | |
| 有形固定資産等の減損損失の戻入益 (注2) | 767 | 754 | |
| リストラクチャリング引当金の戻入益 (注3) | 424 | - | |
| 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に係る政府支援による収益(注4) | 400 | 2,640 | |
| 有形固定資産等の売却による利益(注5) | - | 7,063 | |
| 係争案件の解決による利益(注6) | - | 3,424 | |
| 子会社の売却による利益(注7) | - | 142 | |
| その他 | 31 | 254 | |
| 6,027 | 14,277 | ||
| 個別開示項目(費用): | |||
| リストラクチャリング費用 (雇用契約の終了に係る費用を含む) (注3) | △660 | △14,709 | |
| 非流動資産の減損損失(注8) | △630 | △1,947 | |
| 係争案件の解決に係る費用(注6) | △617 | △425 | |
| 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による設備休止等に係る費用(注9) | - | △18,700 | |
| 退職給付に係る負債の過去勤務費用 (注10) | - | △217 | |
| 無形資産の減損損失(注11) | - | △97 | |
| 設備休止に係る費用(注12) | - | △94 | |
| その他 | △474 | △39 | |
| △2,381 | △36,228 | ||
| 3,646 | △21,951 |
(注1) バッテリーセパレーター事業の譲渡による利益は、第2四半期連結会計期間において、当該事業を譲渡したことによるものです。当社は、2021年5月10日付けで、米国に本社を置くENTEK Technology Holdings LLCが日本国内に設立する子会社に、当該事業を譲渡する株式譲渡契約を締結し、2021年9月1日付けで譲渡が完了しました。
(注2) 当連結会計年度における有形固定資産等の減損損失の戻入益は、主に建築用ガラス事業のアジアに関係するものです。
前連結会計年度における有形固定資産等の減損損失の戻入益は、建築用ガラス事業のアジアに関係するものです。
(注3) 当連結会計年度におけるリストラクチャリング引当金の戻入益は、前連結会計年度において計上した引当金に係るものです。リストラクチャリング費用の多くは従業員の雇用契約の終了に伴う費用を含むものです。
前連結会計年度におけるリストラクチャリング費用は、主に、固定費の大幅削減などを含むコスト構造改革の達成を目標の一つとした当社グループの事業構造改革に関連して発生したものです。
(注4) 当連結会計年度および前連結会計年度において、当社グループは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のまん延が続く中で、設備と労働力を維持するための様々な政府の補助金を受けています。これらの補助金は個別開示項目(収益)として計上しています。
(注5) 前連結会計年度における有形固定資産の売却による利益は主に、2021年3月30日に公表しました、日本におけるリースバック契約を伴う土地売却に係るものです。
(注6) 前連結会計年度における係争案件の解決による収益は、当社グループのブラジル子会社が過年度に納付した売上高課税基準の税金の計算方法に対する異議申立ての結果によるものです。
当連結会計年度及び前連結会計年度における係争案件の解決に係る費用は、過去の取引に起因した訴訟により発生したものです。
(注7) 前連結会計年度における子会社の売却による利益は、日本の子会社に係るものです。
(注8) 当連結会計年度における非流動資産の減損損失は主に、翌連結会計年度内に処分が予定され、当社グループの貸借対照表で売却目的資産として認識されているものに係るものです。
前連結会計年度における非流動資産の減損損失は、東南アジア及び欧州の建築用ガラス事業と自動車用ガラス事業の資産に関して発生したものです。
(注9) 前連結会計年度において、当社グループは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のまん延により影響を受ける直接費とそれに直接関連する回収不能な事業運営コストを個別開示項目として計上しています。これらには、COVID-19により生産活動に従事できない従業員への給与支払や休止設備の維持費用、施設の安全な作業環境整備のために生じた清掃費用のような直接費用が含まれます。
(注10) 前連結会計年度における退職給付債務に係る負債の過去勤務費用は、英国の裁判所の最低保証年金(GMP's)に係る判決結果が、英国の当社グループの企業年金制度から既に脱退している過去の加入者に対しても適用されたことによるものです。GMP'sは、英国の公的年金制度において、付加部分を適用しない代わりに、グループの企業年金が引き受けるべき債務を表しますが、公的年金の給付には男女間の不均衡があり、このため当社グループの制度給付にも不均衡をもたらしていました。
(注11) 前連結会計年度における無形資産の減損損失は、欧州における無形資産の減損損失に係るものです。
(注12) 前連結会計年度における設備休止に係る費用は、日本の建築用ガラス事業において台風被災に関連して発生した修繕費用です。
12. 従業員給付費用
(単位:百万円)
| 注記 | 当連結会計年度 (自 2021年4月1日 至 2022年3月31日) | 前連結会計年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) | |
|---|---|---|---|
| 賃金及び給料 | △119,524 | △111,695 | |
| リストラクチャリング及び解雇給付 | △128 | △10,918 | |
| 社会保障費用 | △15,422 | △13,722 | |
| 株式報酬費用 | (35) | △49 | △39 |
| 年金費用 | |||
| -確定拠出型年金 | △8,295 | △8,372 | |
| -確定給付型年金 | △3,226 | △3,152 | |
| その他の短期従業員給付 | △6,003 | △5,606 | |
| △152,647 | △153,504 |
上の表の従業員給付費用には、以下の主要な経営幹部の報酬が含まれます。
(単位:百万円)
| 当連結会計年度 (自 2021年4月1日 至 2022年3月31日) | 前連結会計年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) | |
|---|---|---|
| 短期従業員給付 | △941 | △920 |
| 退職後給付 | △33 | △62 |
| 退職金 | △12 | - |
| 株式報酬 | △48 | △39 |
| △1,034 | △1,021 |
主要な経営幹部の報酬とは、当社グループの経営活動に対する計画・統制・指揮を統括する経営幹部28名(前連結会計年度(2021年3月期)では31名)の報酬であり、具体的には、当社の取締役、執行役及び執行役員の報酬になります。
主要な経営幹部の報酬に含まれる退職後給付とは、IFRSにおいて営業費用で認識される勤務費用です。
13. 金融収益及び費用
| (単位:百万円) | ||||
|---|---|---|---|---|
| 注記 | 当連結会計年度 (自 2021年4月1日 至 2022年3月31日) | 前連結会計年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) | ||
| 金融収益 | ||||
| 利息収入 | 1,461 | 1,566 | ||
| 為替差益 | 39 | 24 | ||
| 正味貨幣持高に係る利得 | (44) | 617 | 454 | |
| 2,117 | 2,044 | |||
| 金融費用 | ||||
| 社債及び借入金の支払利息 | △12,926 | △11,766 | ||
| 非支配持分に対する非持分金融商品である優先株式の支払配当金 | △258 | △247 | ||
| 為替差損 | △71 | △461 | ||
| その他の支払利息等 | △1,083 | △540 | ||
| △14,338 | △13,014 | |||
| 時間の経過により発生した割引の戻し | (33) | △180 | △177 | |
| 退職給付費用 | ||||
| -純利息費用 | (32) | △68 | 111 | |
| △14,586 | △13,080 |
14. 法人所得税
連結損益計算書で認識された法人所得税は、以下の通りです。
(単位:百万円)
| 注記 | 当連結会計年度 (自 2021年4月1日 至 2022年3月31日) | 前連結会計年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) | |
|---|---|---|---|
| 当期法人所得税 | |||
| 当期課税額 | △4,887 | △4,363 | |
| 過年度調整額 | 315 | △204 | |
| △4,572 | △4,567 | ||
| 繰延法人所得税 | |||
| 当期発生額 | 1,102 | 5,138 | |
| 過年度調整額 | △183 | 306 | |
| 税率変更に伴う調整額 | △1,447 | △22 | |
| (26) | △528 | 5,422 | |
| 連結損益計算書で認識された法人所得税 | △5,100 | 855 |
当連結会計年度(2022年3月期)において連結損益計算書で認識された法人所得税の金額は、当社グループが事業を展開している各国・地域で施行されている法定税率及び税法に従い、当期法人所得税と繰延法人所得税の合計額として算定しています。
当社グループの法定実効税率は、持分法による投資利益考慮前の税引前利益に対する加重平均税率として算定しており、当連結会計年度(2022年3月期)は92.49%(前連結会計年度(2021年3月期)は14.07%)となっています。SP Glass Holdings BVに対する当社グループの持分法投資の一部減損損失(注記21参照)、SP Glass Holdings BVの子会社であるPilkington Glass LLCに対する金融債権の減損損失(注記21参照)、および当社グループのバッテリーセパレーター事業の譲渡による利益(注記11参照)の影響を除けば、60.64%となります。前連結会計年度との税率差は、当連結会計年度と前連結会計年度との間で、当社グループが事業を展開している各国・地域毎の損益の発生の組み合わせが変化していること、及び各国・地域毎の法定税率が異なっていることが要因です。
いくつかの国々が当連結会計年度(2022年3月期)に法人所得税率の変更を実施しており、2022年3月末までに施行又は実質的に施行された税率の変更は、グループの加重平均税率に反映されています。これらの法人所得税率の変更はいずれも、それ自体は加重平均税率に対して重要性な影響を及ぼしていません。なお、当連結会計年度における日本の法定実効税率は、法人税、住民税並びに事業税を含めて30.62%(前連結会計年度(2021年3月期)は30.62%)となっています。
連結損益計算書の税引前利益に当社グループの法定実効税率(加重平均税率)を乗じて計算される法人所得税の金額と、連結損益計算書で認識された法人所得税の金額との調整表は、以下の通りです。
(単位:百万円)
| 当連結会計年度 (自 2021年4月1日 至 2022年3月31日) | 前連結会計年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) | |
|---|---|---|
| 税引前利益(△は損失) | 11,859 | △17,171 |
| 持分法による投資利益を控除 | △7,498 | △2,194 |
| 連結対象会社の税引前利益(△は損失)の合計 | 4,361 | △19,365 |
| 各国における法定実効税率による法人所得税の金額 | △4,033 | 2,726 |
| 永久に損金に算入されない項目 | △4,890 | △4,064 |
| 永久に益金に算入されない項目 | 3,615 | 3,964 |
| 永久に損金に算入されない持分法投資の減損損失 | △679 | - |
| その他 | 712 | △1,060 |
| 過年度調整額 | ||
| -当期法人所得税 | 315 | △204 |
| -繰延法人所得税 | △183 | 306 |
| 税率変更に伴う調整額 | △1,447 | △22 |
| 繰延税金資産を認識していない税務上の繰越欠損金及びその他の一時差異の増減 | 2,958 | △1,744 |
| 地方税及び源泉所得税等の税額 | △1,468 | 953 |
| 連結損益計算書で認識された法人所得税 | △5,100 | 855 |
15. 配当金
(i) 普通株式に係る配当金支払額
| 当連結会計年度 (自 2021年4月1日 至 2022年3月31日) | 前連結会計年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) | |
|---|---|---|
| 前連結会計年度 期末配当金 | ||
| 配当金の総額(百万円) | - | - |
| 1株当たりの配当額(円) | - | - |
| 基準日が当連結会計年度に帰属する配当のうち、 配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの | ||
| 配当金の総額(百万円) | - | - |
| 1株当たりの配当額(円) | - | - |
(ii) A種種類株式に係る配当金支払額
| 当連結会計年度 (自 2021年4月1日 至 2022年3月31日) | 前連結会計年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) | |
|---|---|---|
| 前連結会計年度 期末配当金 | ||
| 配当金の総額(百万円) | 1,950 | 1,650 |
| 1株当たりの配当額(円) | 65,000.00 | 55,000.00 |
| 基準日が当連結会計年度に帰属する配当のうち、 配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの | ||
| 配当金の総額(百万円) | 1,950 | 1,950 |
| 1株当たりの配当額(円) | 65,000.00 | 65,000.00 |
16. のれん
(単位:百万円)
| 当連結会計年度 (自 2021年4月1日 至 2022年3月31日) | 前連結会計年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) | ||
|---|---|---|---|
| (取得原価) | |||
| 4月1日現在 | 113,988 | 105,649 | |
| 取得 | 75 | 55 | |
| 為替換算差額 | 7,614 | 8,284 | |
| 3月31日現在 | 121,677 | 113,988 | |
| (減損損失累計額) | |||
| 4月1日現在 | △14,972 | △14,450 | |
| 為替換算差額 | △1,968 | △522 | |
| 3月31日現在 | △16,940 | △14,972 | |
| (帳簿価額) | |||
| 3月31日現在 | 104,737 | 99,016 |
IAS第36号「資産の減損」に従い、当連結会計年度末(2022年3月末)において、のれんに対する減損テストを行いました。このテストでは、当社グループで識別された資金生成単位(CGU)の使用価値と、各CGU内の資産の帳簿価額を比較しました。使用価値は、各資金生成単位の将来営業キャッシュ・フローを以下の表に記載の割引率で割り引いた現在価値として算定しています。将来営業キャッシュ・フローの見積額は、「自動車用ガラス事業 欧州」のCGUには2023年3月期から2027年3月期までの会計期間とその後の永続性を、それ以外のCGUでは2023年3月期から2026年3月期までの会計期間とその後の永続性を考慮しています。重要な仮定には、割引率、永続成長率、予測される販売量と価格、投入コストが含まれます。
のれんの減損テストに使用された主要な仮定は以下の通りです。
| 主要な仮定 | |
|---|---|
| 将来営業キャッシュ・フローの予測期間 | 2022年3月末を起点として、最長5年間 (この期間以降は、一定の成長率での 増加が永続すると仮定) |
| 永続成長率 | 1.4% ~ 2.0% |
| 割引率(税引前ベース) | 6.8% ~ 17.5% |
各CGUの割引率(税引前)は、加重平均した地域固有のリスクプレミアムを、各事業で主に使用する通貨の一般的なリスク・フリー・レートに追加することで決定されます。決定された割引率の範囲は、「建築用ガラス事業 欧州」に適用した6.8%から、「建築用ガラス事業 その他の地域」に適用した17.5%となりました。
欧州のCGUのキャッシュ・フローの見積りには、1.4%の永続成長率が含まれています。北米とその他の地域のCGUでは、2%の永続的成長率を使用しました。
その他の主要な仮定としては、ガラス製品の販売価格、市場数量の成長率並びに投入コストが挙げられます。ガラス製品の販売価格は、対象期間における需要と供給の動向に関する現在までの趨勢及び予想に基づき、予測しています。市場数量の成長率は、各国・地域におけるGDP成長率や各市場におけるガラス産業に固有の要素(例えば規制環境の変化など)を参照して見積りをしており、利用可能な外部の市場予測も用いています。自動車用ガラス事業においては、新車用ガラスの需要は外部の予測機関から入手した各地域の自動車生産台数予測に基づいて見積もられています。2023年3月期では、自動車メーカーにおける半導体不足を中心としたサプライチェーンの問題が解消することにより、自動車生産台数が増加し、自動車用ガラスの販売数量も回復すると見込んでいます。
また投入コストについては、最近のサプライヤーとの交渉内容や、業界における一般的な見通し情報を考慮した上で見積りをしています。将来の投入コストの見積りには既存のヘッジ契約も考慮に入れています。原材料価格は特に欧州で上昇しています。建築用ガラス事業においては、販売価格の引き上げにより、概ね投入コストの上昇の影響を緩和することができており、今後も緩和可能と見込んでいます。自動車用ガラス事業においては、自動車メーカーとの販売契約は、契約期間を対象として、事前に決定されたプロセスで通常、合意されていますが、当社グループは、投入コストの上昇を緩和できるように自動車メーカーに働きかけています。特に欧州の原材料価格が上昇しており、欧州の自動車用ガラス事業における投入コストの上昇の影響の大部分は、自動車メーカーとの合意により緩和されるとみています。
当連結会計年度において、CGUのリスク調整後の使用価値を算定した結果、減損損失を認識していません。
連結貸借対照表に計上される耐用年数の確定ができないのれんは、CGU別に以下のとおりとなりました。
(単位:百万円)
| 当連結会計年度末 (2022年3月31日) | 前連結会計年度末 (2021年3月31日) | |
|---|---|---|
| 建築用ガラス事業 欧州 | 43,452 | 41,482 |
| 建築用ガラス事業 日本 | 12 | 12 |
| 建築用ガラス事業 北米 | 9,004 | 8,179 |
| 建築用ガラス事業 その他の地域 | 1,647 | 1,625 |
| 自動車用ガラス事業 欧州 | 35,260 | 33,705 |
| 自動車用ガラス事業 北米 | 14,167 | 12,869 |
| その他 | 1,195 | 1,144 |
| 合計 | 104,737 | 99,016 |
減損テストにおいて主要な感応度を示す仮定は、割引率です。もし割引率が上記の表に記載された率よりも上昇するならば、各資金生成単位における減損計上までの余裕度は低下します。
残存するのれんについて、減損計上までの余裕度が最も少ないCGUは「自動車用ガラス事業 欧州」になります。このCGUはまた、適用した仮定の変動により使用価値が減少し、減損計上までの余裕度が低下する可能性が最も高いと当社グループが考えるCGUでもあります。当連結会計年度の減損テストでこのCGUが使用した割引率は6.92%でした。他の条件に変動がない前提において、仮にこのCGUに適用する割引率が0.08%上昇して7.00%になると、減損計上までの余裕度はゼロになります。ここから割引率がさらに1%上昇すると、17,200百万円の減損損失が発生します。ただし、割引率の上昇を伴う経済環境の変化は、同時にガラス市場の成長を伴うことも想定され得るため、必ずしも割引率の上昇により上述した更なる減損の認識に至るとは限りません。
当社グループは、上記以外の資金生成単位については、減損計上までの余裕度を十分に有していると考えています。
17. 無形資産
当連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)
(単位:百万円)
| 商標権及び ライセンス | 開発費 | ソフトウェア | その他 | 合計 | ||
| (取得原価) | ||||||
| 4月1日現在 | 317 | 21,012 | 16,589 | 139,823 | 177,741 | |
| 為替換算差額 | 8 | 1,028 | 789 | 9,917 | 11,742 | |
| 取得 | — | 1,153 | 247 | — | 1,400 | |
| 処分 | △13 | △1,176 | △633 | △281 | △2,103 | |
| 3月31日現在 | 312 | 22,017 | 16,992 | 149,459 | 188,780 | |
| (償却累計額及び減損損失累計額) | ||||||
| 4月1日現在 | △317 | △15,253 | △14,278 | △99,132 | △128,980 | |
| 為替換算差額 | △8 | △757 | △617 | △7,592 | △8,974 | |
| 償却費 | — | △899 | △725 | △1,041 | △2,665 | |
| 減損損失 | — | — | △2 | △4 | △6 | |
| 処分 | 13 | 1,176 | 633 | 279 | 2,101 | |
| 3月31日現在 | △312 | △15,733 | △14,989 | △107,490 | △138,524 | |
| (帳簿価額) | ||||||
| 3月31日現在 | 0 | 6,284 | 2,003 | 41,969 | 50,256 | |
前連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
(単位:百万円)
| 商標権及び ライセンス | 開発費 | ソフトウェア | その他 | 合計 | ||
| (取得原価) | ||||||
| 4月1日現在 | 303 | 17,458 | 15,714 | 131,544 | 165,019 | |
| 為替換算差額 | 24 | 2,393 | 830 | 8,910 | 12,157 | |
| 取得 | - | 1,161 | 226 | 50 | 1,437 | |
| 処分 | △10 | - | △63 | △145 | △218 | |
| 売却目的で保有する 処分グループへの振替 | - | - | △118 | △536 | △654 | |
| 3月31日現在 | 317 | 21,012 | 16,589 | 139,823 | 177,741 | |
| (償却累計額及び減損損失累計額) | ||||||
| 4月1日現在 | △302 | △12,505 | △13,050 | △91,772 | △117,629 | |
| 為替換算差額 | △24 | △1,774 | △665 | △5,985 | △8,448 | |
| 償却費 | △1 | △911 | △646 | △1,690 | △3,248 | |
| 減損損失 | - | △63 | △33 | △14 | △110 | |
| 売却目的で保有する 処分グループへの振替 | - | - | 53 | 187 | 240 | |
| 処分 | 10 | - | 63 | 142 | 215 | |
| 3月31日現在 | △317 | △15,253 | △14,278 | △99,132 | △128,980 | |
| (帳簿価額) | ||||||
| 3月31日現在 | 0 | 5,759 | 2,311 | 40,691 | 48,761 | |
当連結会計年度(2022年3月期)の償却費は、その他の費用に2,665百万円(前連結会計年度(2021年3月期)3,248百万円)(注記9参照)。当連結会計年度(2022年3月期)の減損損失は、その他の費用に6百万円(前連結会計年度(2021年3月期)13百万円)(注記9参照)、個別開示項目に-百万円(同97百万円)(注記11参照)それぞれ計上されています。
開発費は、内部で創設された無形資産であります。ソフトウェアの計上額は、ソフトウェアの購入費用及びそのソフトウェアを使用するために要した内部費用から構成されます。商標権及びライセンス、並びにその他の無形資産の計上額は、それらの資産を取得するために要した費用の金額です。
無形資産の「その他」には、2006年6月のピルキントン社買収によって認識された以下の項目が含まれています。
当連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)
(単位:百万円)
| 顧客との 関係 | ノウハウ | ピルキントン・ブランド | その他の ブランド | 技術資産 | その他 | 合計 | |
| (取得原価) | |||||||
| 4月1日現在 | 23,962 | 40,430 | 44,035 | 4,284 | 22,178 | 395 | 135,284 |
| 為替換算差額 | 2,014 | 2,847 | 2,793 | 487 | 1,504 | 21 | 9,666 |
| 3月31日現在 | 25,976 | 43,277 | 46,828 | 4,771 | 23,682 | 416 | 144,950 |
| (償却累計額及び減損損失累計額) | |||||||
| 4月1日現在 | △19,944 | △40,430 | △9,110 | △4,284 | △21,939 | △395 | △96,102 |
| 為替換算差額 | △1,812 | △2,847 | △790 | △487 | △1,504 | △21 | △7,461 |
| 償却費 | △796 | — | — | — | △239 | — | △1,035 |
| 3月31日現在 | △22,552 | △43,277 | △9,900 | △4,771 | △23,682 | △416 | △104,598 |
| (帳簿価額) | |||||||
| 3月31日現在 | 3,424 | — | 36,928 | — | — | — | 40,352 |
前連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
(単位:百万円)
| 顧客との 関係 | ノウハウ | ピルキントン・ブランド | その他の ブランド | 技術資産 | その他 | 合計 | |
| (取得原価) | |||||||
| 4月1日現在 | 22,584 | 37,823 | 41,027 | 4,133 | 20,694 | 346 | 126,607 |
| 為替換算差額 | 1,378 | 2,607 | 3,008 | 151 | 1,484 | 49 | 8,677 |
| 3月31日現在 | 23,962 | 40,430 | 44,035 | 4,284 | 22,178 | 395 | 135,284 |
| (償却累計額及び減損損失累計額) | |||||||
| 4月1日現在 | △18,107 | △37,823 | △8,604 | △4,133 | △19,595 | △346 | △88,608 |
| 為替換算差額 | △1,077 | △2,607 | △506 | △151 | △1,430 | △49 | △5,820 |
| 償却費 | △760 | - | - | - | △914 | - | △1,674 |
| 3月31日現在 | △19,944 | △40,430 | △9,110 | △4,284 | △21,939 | △395 | △96,102 |
| (帳簿価額) | |||||||
| 3月31日現在 | 4,018 | - | 34,925 | - | 239 | - | 39,182 |
のれんの減損テストの一部として、ピルキントン買収により発生した無形資産の減損テストを実施しました。この減損テストの詳細については注記16をご参照ください。
当連結会計年度(2022年3月期)の無形資産の「その他」には、ピルキントン買収に係る無形資産に加えて、小規模の買収による顧客との関係等1,617百万円(前連結会計年度(2021年3月期)は1,509百万円)が含まれます。これらの無形資産に対する当連結会計年度(2022年3月期)の償却費は6百万円(前連結会計年度(2021年3月期)は16百万円)で、減損損失は4百万円(同14百万円)です。
ピルキントン・ブランドは、耐用年数が確定できないため定期償却は行われません。ピルキントン・ブランドは、ガラス業界における長い歴史を有しており、世界のガラス市場において確固とした地位を築いてまいりました。こうした要素及びその事業規模が、ブランドの永続に寄与しています。当社グループは、今後とも末永くピルキントン・ブランドを活用してまいります。その他の全ての無形資産は有限の耐用年数を有しております(注記4参照)。
貸借対照表上に計上されるピルキントン・ブランドは、減損テストのため、以下の通り各資金生成単位に配分しております。ピルキントン・ブランドの減損テストは、のれんの減損テスト(注記16参照)の一部として実施されます。
(単位:百万円)
| 当連結会計年度末 (2022年3月31日) | 前連結会計年度末 (2021年3月31日) | |
|---|---|---|
| 建築用ガラス事業 欧州 | 18,337 | 17,567 |
| 建築用ガラス事業 北米 | 3,796 | 3,448 |
| 自動車用ガラス事業 欧州 | 9,441 | 9,046 |
| 自動車用ガラス事業 北米 | 5,354 | 4,864 |
| 合計 | 36,928 | 34,925 |
18. 有形固定資産
当連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)
(単位:百万円)
| 自社所有資産 | 使用権資産 | 有形 固定資産 合計 | ||||||
| 土地 及び 建物 | 機械装置・ 車両運搬具・ 器具工具備品 | 小計 | 土地 及び 建物 | 機械装置・ 車両運搬具・ 器具工具備品 | 小計 | |||
| (取得原価) | ||||||||
| 4月1日現在 | 209,971 | 581,647 | 791,618 | 32,962 | 11,867 | 44,829 | 836,447 | |
| 為替換算差額 | 3,413 | 32,152 | 35,565 | 1,731 | 787 | 2,518 | 38,083 | |
| 超インフレの調整 | 7,098 | 8,942 | 16,040 | — | 35 | 35 | 16,075 | |
| 売却目的で保有する 処分グループへの振替 | △90 | △245 | △335 | △10 | — | △10 | △345 | |
| 取得 | 2,634 | 24,595 | 27,229 | 2,729 | 1,721 | 4,450 | 31,679 | |
| 処分 | △532 | △8,702 | △9,234 | △2,247 | △1,409 | △3,656 | △12,890 | |
| その他 | — | — | — | — | — | — | — | |
| 3月31日現在 | 222,494 | 638,389 | 860,883 | 35,165 | 13,001 | 48,166 | 909,049 | |
| (償却累計額及び減損損失累計額) | ||||||||
| 4月1日現在 | △99,596 | △406,407 | △506,003 | △9,250 | △4,406 | △13,656 | △519,659 | |
| 為替換算差額 | △1,388 | △19,937 | △21,325 | △644 | △316 | △960 | △22,285 | |
| 超インフレの調整 | △380 | △3,968 | △4,348 | — | — | — | △4,348 | |
| 減価償却費 | △3,158 | △23,108 | △26,266 | △5,255 | △2,489 | △7,744 | △34,010 | |
| 減損損失 | △26 | △799 | △825 | △300 | △55 | △355 | △1,180 | |
| 減損損失の戻入 | 5 | 1,163 | 1,168 | — | — | — | 1,168 | |
| 売却目的で保有する 処分グループへの振替 | 96 | 101 | 197 | — | — | — | 197 | |
| 処分 | 510 | 8,638 | 9,148 | 2,238 | 1,418 | 3,656 | 12,804 | |
| 3月31日現在 | △103,937 | △444,317 | △548,254 | △13,211 | △5,848 | △19,059 | △567,313 | |
| (帳簿価額) | ||||||||
| 3月31日現在 | 118,557 | 194,072 | 312,629 | 21,954 | 7,153 | 29,107 | 341,736 | |
前連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
(単位:百万円)
| 自社所有資産 | 使用権資産 | 有形 固定資産 合計 | ||||||
| 土地 及び 建物 | 機械装置・ 車両運搬具・ 器具工具備品 | 小計 | 土地 及び 建物 | 機械装置・ 車両運搬具・ 器具工具備品 | 小計 | |||
| (取得原価) | ||||||||
| 4月1日現在 | 195,571 | 561,760 | 757,331 | 24,725 | 10,050 | 34,775 | 792,106 | |
| 為替換算差額 | 4,511 | 19,792 | 24,303 | 1,680 | 648 | 2,328 | 26,631 | |
| 超インフレの調整 | 7,469 | 2,173 | 9,642 | - | 19 | 19 | 9,661 | |
| 売却目的で保有する 処分グループへの振替 | △6,494 | △14,342 | △20,836 | △135 | △13 | △148 | △20,984 | |
| 取得 | 14,077 | 27,833 | 41,910 | 9,005 | 2,075 | 11,080 | 52,990 | |
| 処分 | △5,163 | △15,576 | △20,739 | △2,313 | △912 | △3,225 | △23,964 | |
| その他 | - | 7 | 7 | - | - | - | 7 | |
| 3月31日現在 | 209,971 | 581,647 | 791,618 | 32,962 | 11,867 | 44,829 | 836,447 | |
| (償却累計額及び減損損失累計額) | ||||||||
| 4月1日現在 | △99,352 | △390,830 | △490,182 | △5,022 | △2,357 | △7,379 | △497,561 | |
| 為替換算差額 | △1,338 | △16,473 | △17,811 | △443 | △239 | △682 | △18,493 | |
| 超インフレの調整 | △334 | △2,967 | △3,301 | - | - | - | △3,301 | |
| 減価償却費 | △2,996 | △21,769 | △24,765 | △5,208 | △2,547 | △7,755 | △32,520 | |
| 減損損失 | △936 | △1,312 | △2,248 | △956 | △186 | △1,142 | △3,390 | |
| 減損損失の戻入 | 191 | 773 | 964 | - | - | - | 964 | |
| 売却目的で保有する 処分グループへの振替 | 4,227 | 10,771 | 14,998 | 68 | 9 | 77 | 15,075 | |
| 処分 | 942 | 15,400 | 16,342 | 2,311 | 914 | 3,225 | 19,567 | |
| 3月31日現在 | △99,596 | △406,407 | △506,003 | △9,250 | △4,406 | △13,656 | △519,659 | |
| (帳簿価額) | ||||||||
| 3月31日現在 | 110,375 | 175,240 | 285,615 | 23,712 | 7,461 | 31,173 | 316,788 | |
当連結会計年度末(2022年3月末)の土地及び建物と機械装置・車両運搬具・器具工具備品の帳簿価額に含まれる担保に供している資産の金額は、それぞれ、11百万円(前連結会計年度末(2021年3月末)12百万円)、13,214百万円(同13,076百万円)です。
当連結会計年度(2022年3月期)の土地及び建物と機械装置・車両運搬具・器具工具備品の増加に含まれる借入費用の金額は、それぞれ、-百万円(前連結会計年度末(2021年3月末)26百万円)、-百万円(前連結会計年度(2021年3月期)284百万円)です。当連結会計年度において資産化された借入費用に係る平均利率は-%(同1.58%)です。
当連結会計年度(2022年3月期)の減価償却費は全て継続事業によるものであり、それぞれ、売上原価に28,042百万円(前連結会計年度(2021年3月期)24,901百万円)、販売費に1,430百万円(同1,530百万円)、管理費に4,533百万円(同4,091百万円)、個別開示項目に5百万円(同1,998百万円)(注記11参照)計上されています。
当連結会計年度(2022年3月期)の減損損失は、それぞれ、個別開示項目に262百万円(前連結会計年度(2021年3月期)1,947百万円)(注記11参照)、その他の費用に918百万円(同1,443百万円)(注記9参照)計上されています。
当連結会計年度(2022年3月期)の減損損失の戻入益は、それぞれ、個別開示項目に767百万円(前連結会計年度(2021年3月期)945百万円)(注記11参照)、その他の費用に401百万円(同19百万円)(注記9参照)計上されています。
当連結会計年度末(2022年3月末)の帳簿価額には建設仮勘定が6,032百万円(前連結会計年度末(2021年3月末)2,804百万円)含まれています。
19. 投資不動産
(単位:百万円)
| 注記 | 当連結会計年度 (自 2021年4月1日 至 2022年3月31日) | 前連結会計年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) | |
|---|---|---|---|
| (公正価値) | |||
| 4月1日現在 | 214 | 303 | |
| 為替換算差額 | 49 | 23 | |
| 公正価値の変動による純損益 | (9) | △100 | △112 |
| 3月31日現在 | 163 | 214 |
投資不動産は、主として土地、事務所の建物及び小規模な事業所、並びに当社グループによって使用されていないその他の不動産から構成されており、長期にわたり賃貸料収入を得る目的で保有されています。投資不動産は、取得原価で当初認識され、当初認識後は、割引キャッシュ・フロー法又は外部の鑑定評価によって毎年算定される公正価値(オープン・マーケット価格に近似)で計上されます。公正価値の変動は、連結損益計算書においてその他の収益及びその他の費用の一部として計上されます。
当連結会計年度(2022年3月期)の投資不動産からの賃貸収入は175百万円(前連結会計年度(2021年3月期)181百万円)、直接営業費用は110百万円(前連結会計年度(2021年3月期)178百万円)でした。なお、これらの投資不動産はオペレーティング・リース契約により賃貸されています。
当連結会計年度末(2022年3月末)、前連結会計年度末(2021年3月末)において、投資不動産に係る実現可能性に対する制限及びコミットメント(契約上の債務)はありません。
投資不動産の公正価値の測定については、注記25「公正価値測定」に記載しています。
20. リース
<借手>
当社グループは、世界中の様々な場所にある生産工場やオフィス、倉庫のための土地と建物をリースで調達しています。また当社グループは、通常の事業で使用される設備や車両、並びに社員の福利厚生として提供する社宅や自動車もリースで調達しています。
加重平均したリース期間は、土地及び建物で約9年、機械装置・車両運搬具・器具工具備品で約7年になります。
連結損益計算書に含まれる金額は以下の通りです。
(単位:百万円)
| 当連結会計年度 (自 2021年4月1日 至 2022年3月31日) | 前連結会計年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) | ||
|---|---|---|---|
| リース負債に係る金利費用 | 1,159 | 1,075 | |
| 短期リースに係る費用 | 565 | 463 | |
| 少額リースに係る費用 | 605 | 498 | |
| リース負債の測定に含めていない変動リースに係る費用 | 73 | 72 |
連結キャッシュ・フロー計算書に含まれる金額は以下の通りです。
(単位:百万円)
| 当連結会計年度 (自 2021年4月1日 至 2022年3月31日) | 前連結会計年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) | ||
|---|---|---|---|
| リースのキャッシュ・アウトフロー | 10,265 | 9,737 |
上記のリースのキャッシュ・アウトフローには、リース負債の主要部分と利息、短期リースの支払い、少額リース、及びリース負債の測定に含めていない変動リース料が含まれます。
2022年3月31日時点で認識しているリースには、当該時点でその行使または不行使が合理的に確実であると考えられなかったためリース負債の測定に含められなかった、延長オプションや解約オプションが存在します。これらのオプションの行使が合理的に確実になった場合、潜在的な将来の現金流出をもたらす可能性があります。
前連結会計年度(2021年3月期)において、当社グループは日本の土地に関するセール・アンド・リースバック取引により、7,029百万円の売却益を計上しました。(注記11参照)
当連結会計年度末(2022年3月末)、前連結会計年度末(2021年3月末)において、当社グループがコミットしているが開始していないリースはありません。
当連結会計年度(2022年3月期)における使用権資産の減価償却費、取得額、及び当連結会計年度末における帳簿価額については注記18をご参照ください。
リース負債の満期分析については、注記30をご参照ください。
<貸手>
資産の利用が不要になった場合、当社グループは第三者にその使用権資産を賃貸することがあります。当連結会計年度末(2022年3月末)において、当社グループは、当社グループが使用していない産業用ユニットを賃貸するファイナンス・リース契約に関連して46百万円(前連結会計年度末(2021年3月末)は59百万円)の純投資を認識しました。
また当社グループは、オペレーティング・リース契約に基づき、投資不動産を第三者に賃貸しています。
(注記19参照)
21. 持分法で会計処理される投資
<ジョイント・ベンチャー>
当社グループが持分を有している重要性のあるジョイント・ベンチャーは、以下の通りです。これらのジョイント・ベンチャーは、全て非上場会社です。
| 名称 | 議決権の所有割合 (2022年3月31日) (%) | 所在地及び設立地 | 主要な事業の内容 |
|---|---|---|---|
| Cebrace Cristal Plano Ltda.(Cebrace) | 50 | ブラジル | 板ガラスの製造 |
| SP Glass Holdings BV | 62.5 | ロシア/オランダ | 板ガラスの製造 |
当連結会計年度(2022年3月期)及び前連結会計年度(2021年3月期)において、新たに重要性のあるジョイント・ベンチャーとなった会社はありません。
当社グループはSP Glass Holdings BVの発行済み株式のうち62.5%を法的に保有していますが、そのうちの一部の株式について当該ジョイント・ベンチャーの相手側パートナーのうちの1社が買い取る権利(オプション)を保有している点に加えて、パートナー間でその他の資本取引が発生する可能性も考慮した結果、当社グループは当該ジョイント・ベンチャーに対する投資について、損益に対する実質的な持分比率43.75%を用いて利益を認識しています。
当連結会計年度において当社グループは、ロシアによるウクライナへの侵攻を受け、ロシアで建築用ガラス事業を操業する会社を所有するオランダのジョイント・ベンチャーであるSP Glass Holdings BVの使用価値を基にした回収可能価額を見直しました。2022年3月末時点において、ロシアによるウクライナへの侵攻後も、SP Glass Holdings BVの子会社であるPilkington Glass LLCは、2022年3月期を通じて事業の収益性を保つことができており、SP Glass Holdings BVはPilkington Glass LLCを含むロシアの子会社から配当金を受け取ることが可能な状態でした。しかし、ロシアの建築用ガラス市場の見通しは不透明です。ロシアから西欧諸国へのガラスの輸出はEUからの経済制裁を受けて停止される見込みです。さらに、ロシア国内のガラス需要は、経済制裁による厳しい経済状況の影響を受けることが予想されます。
ロシア国内のガラス市場の先行きは不透明であり、当社グループは、割引キャッシュ・フロー法を用いた信頼性のある将来キャッシュ・フローを基にSP Glass Holdings BVに対する投資の回収可能価額を評価することができませんでした。このため回収可能価額は、EBITDAマルチプル法を用いて評価しました。この算定には、EBITDAの見積り額を使用しますが、この見積りには不確実性の高い市場にとって合理的と考えられる倍率を適用し、翌連結会計年度以降の評価にストレステストシナリオを用いています。
当社グループはSP Glass Holdings BVに対する投資の一部について、3,422百万円の減損を認識することが適切であると判断しました。また、SP Glass Holdings BVの子会社のPilkington Glass LLCに対して保有する純投資を構成する金融債権についても3,374百万円全額の減損を認識しました。これら2つの項目は連結損益計算書において、それぞれ持分法投資に関するその他の損失、持分法適用会社に対する金融債権の減損損失として表示しています。
前連結会計年度において当社グループは、フロートガラス製造拠点を有するJiangsu Pilkington SYP Glass Co., Ltd.(中国)の当社グループの株式持分の売却に伴い、過年度に連結包括利益計算書を通じて認識していた在外営業活動体の換算差額の累計額を組替調整したことによる利益を認識しました。
前連結会計年度において、この利益は個別開示項目(収益)に表示していましたが、注記5に記載のとおり、持分法投資に関するその他の利益(損失)に修正再表示しました。
上記の表の重要性のあるジョイント・ベンチャーの決算日は、Cebrace Cristal Plano Ltda.は3月31日、またSP Glass Holdings BVは同社の法定決算日である12月31日となっています。
当社グループの重要性のあるジョイント・ベンチャーについて、貸借対照表に関する要約情報は、以下の通りです。
当連結会計年度末(2022年3月31日)
(単位:百万円)
| Cebrace | SP Glass Holdings BV | その他 | 合計 | |
|---|---|---|---|---|
| 流動資産 | 10,395 | 12,865 | 18 | 23,278 |
| 非流動資産 | 26,446 | 8,813 | 416 | 35,675 |
| 流動負債 | △15,930 | △8,211 | — | △24,141 |
| 非流動負債 | △8,810 | △9,442 | △58 | △18,310 |
| 資本合計 | 12,101 | 4,025 | 376 | 16,502 |
| 資本合計のうち当社グループ持分 | 6,051 | 1,761 | 126 | 7,938 |
| のれん相当額 | — | 3,308 | — | 3,308 |
| 減損損失 | — | △3,422 | — | △3,422 |
| ジョイント・ベンチャーに対する投資の帳簿価額 | 6,051 | 1,647 | 126 | 7,824 |
| 要約貸借対照表に含まれる主な内訳: | ||||
| 現金及び現金同等物 | 859 | 8,863 | 18 | 9,740 |
| 流動金融負債 | △6,176 | △5,044 | — | △11,220 |
| 非流動金融負債 | △2,828 | △8,961 | — | △11,789 |
前連結会計年度末(2021年3月31日)
(単位:百万円)
| Cebrace | SP Glass Holdings BV | その他 | 合計 | |
|---|---|---|---|---|
| 流動資産 | 7,291 | 5,505 | 21 | 12,817 |
| 非流動資産 | 16,525 | 8,396 | 410 | 25,331 |
| 流動負債 | △11,481 | △3,515 | △2 | △14,998 |
| 非流動負債 | △3,170 | △10,160 | △60 | △13,390 |
| 資本合計 | 9,165 | 226 | 369 | 9,760 |
| 資本合計のうち当社グループ持分 | 4,583 | 99 | 123 | 4,805 |
| のれん相当額 | - | 3,190 | - | 3,190 |
| ジョイント・ベンチャーに対する投資の帳簿価額 | 4,583 | 3,289 | 123 | 7,995 |
| 要約貸借対照表に含まれる主な内訳: | ||||
| 現金及び現金同等物 | 2,408 | 2,189 | 19 | 4,616 |
| 流動金融負債 | △4,712 | △1,121 | - | △5,833 |
| 非流動金融負債 | △92 | △9,886 | - | △9,978 |
当社グループでは、持分法で会計処理されるジョイント・ベンチャーに対する投資については、投資の帳簿価額は公正価値に近似しているものと考えています。上記の表の流動金融負債及び非流動金融負債には、仕入債務及びその他の債務や引当金等は含めていません。
当社グループでは、各ジョイント・ベンチャーについて、将来において経済的資源の流出をもたらすような未認識のコミットメントはありません。
当社グループの重要性のあるジョイント・ベンチャーについて、損益計算書及び包括利益計算書に関する要約情報は、以下の通りです。
当連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)
(単位:百万円)
| Cebrace | SP Glass Holdings BV | その他 | 合計 | |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 55,491 | 17,347 | — | 72,838 |
| 継続事業からの純損益 | 11,128 | 2,705 | △7 | 13,826 |
| その他の包括利益 | △54 | 920 | — | 866 |
| 包括利益合計 | 11,074 | 3,625 | △7 | 14,692 |
| 純損益のうち当社グループ持分 | 5,564 | 1,183 | △2 | 6,745 |
| ジョイント・ベンチャーからの受取配当金 | 5,584 | — | — | 5,584 |
| 要約損益計算書に含まれる主な内訳: | ||||
| 減価償却費及び償却費 | (1,845) | (778) | — | (2,623) |
| 金利費用 | 29 | (983) | 2 | (952) |
| 法人所得税費用 | (4,728) | (859) | (1) | (5,588) |
前連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
(単位:百万円)
| Cebrace | SP Glass Holdings BV | その他 | 合計 | |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 37,136 | 11,484 | - | 48,620 |
| 継続事業からの純損益 | 4,341 | △301 | △6 | 4,034 |
| その他の包括利益 | 51 | △2,400 | 2 | △2,347 |
| 包括利益合計 | 4,392 | △2,701 | △4 | 1,687 |
| 純損益のうち当社グループ持分 | 2,171 | △132 | △2 | 2,037 |
| ジョイント・ベンチャーからの受取配当金 | 3,305 | - | 5 | 3,310 |
| 要約損益計算書に含まれる主な内訳: | ||||
| 減価償却費及び償却費 | △1,910 | △931 | - | △2,841 |
| 金利費用 | △221 | △900 | 2 | △1,119 |
| 法人所得税費用 | △2,265 | 223 | △3 | △2,045 |
<関連会社>
当社グループが持分を有している重要性のある関連会社は、以下の通りです。これらの関連会社は、全て非上場会社です。
| 名称 | 議決権の所有割合 (2022年3月31日) (%) | 所在地及び設立地 | 主要な事業の内容 |
|---|---|---|---|
| Flachglas Wernberg GmbH | 49 | ドイツ | 板ガラスの製造・加工 |
| Holding Concorde S.A.S. | 22.2 | コロンビア | 板ガラスの製造・加工 |
| SYP Kangqiao Autoglass Company Limited | 20 | 中国 | 自動車用ガラスの製造 |
上記の表の重要性のある関連会社の決算日は、12月31日となっています。
当社グループの重要性のある関連会社について、貸借対照表に関する要約情報は、以下の通りです。
当連結会計年度末(2022年3月31日)
(単位:百万円)
| Flachglas Wernberg GmbH | Holding Concorde S.A.S. | SYP Kangqiao Autoglass Company Limited | その他 | 合計 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 流動資産 | 4,832 | 9,892 | 21,012 | 6,970 | 42,706 |
| 非流動資産 | 5,983 | 10,328 | 19,795 | 4,736 | 40,842 |
| 流動負債 | △2,569 | △2,303 | △14,736 | △2,737 | △22,345 |
| 非流動負債 | △3,748 | △6,162 | △1,667 | △2,836 | △14,413 |
| 資本合計 | 4,498 | 11,755 | 24,404 | 6,133 | 46,790 |
| 資本合計のうち当社グループ持分 | 2,204 | 2,609 | 4,881 | 1,837 | 11,531 |
| のれん | — | — | 1,037 | 18 | 1,055 |
| 関連会社に対する投資の帳簿価額 | 2,204 | 2,609 | 5,918 | 1,855 | 12,586 |
前連結会計年度末(2021年3月31日)
(単位:百万円)
| Flachglas Wernberg GmbH | Holding Concorde S.A.S. | SYP Kangqiao Autoglass Company Limited | その他 | 合計 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 流動資産 | 4,454 | 5,578 | 16,420 | 5,845 | 32,297 |
| 非流動資産 | 5,926 | 9,959 | 17,549 | 4,962 | 38,396 |
| 流動負債 | △2,599 | △1,567 | △11,749 | △2,476 | △18,391 |
| 非流動負債 | △3,700 | △4,655 | △1,064 | △2,854 | △12,273 |
| 資本合計 | 4,081 | 9,315 | 21,156 | 5,477 | 40,029 |
| 資本合計のうち当社グループ持分 | 2,000 | 2,068 | 4,231 | 1,649 | 9,948 |
| のれん | - | - | 911 | 16 | 927 |
| 関連会社に対する投資の帳簿価額 | 2,000 | 2,068 | 5,142 | 1,665 | 10,875 |
当社グループでは、持分法で会計処理される関連会社に対する投資については、概ね投資の帳簿価額は公正価値に近似しているものと考えています。
当社グループの重要性のある関連会社について、損益計算書及び包括利益計算書に関する要約情報は、以下の通りです。
当連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)
(単位:百万円)
| Flachglas Wernberg GmbH | Holding Concorde S.A.S. | SYP Kangqiao Autoglass Company Limited | その他 | 合計 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 18,344 | 7,601 | 23,843 | 14,051 | 63,839 |
| 継続事業からの純損益 | 396 | 1,411 | 289 | 775 | 2,871 |
| その他の包括利益 | △39 | — | — | — | △39 |
| 包括利益合計 | 357 | 1,411 | 289 | 775 | 2,832 |
| 純損益のうち当社グループ持分 | 194 | 313 | 58 | 188 | 753 |
| 関連会社からの受取配当金 | 64 | — | — | 34 | 98 |
前連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
(単位:百万円)
| Flachglas Wernberg GmbH | Holding Concorde S.A.S. | SYP Kangqiao Autoglass Company Limited | その他 | 合計 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 16,847 | 5,717 | 20,474 | 14,594 | 57,632 |
| 継続事業からの純損益 | △217 | 418 | 293 | 474 | 968 |
| その他の包括利益 | 83 | - | - | 117 | 200 |
| 包括利益合計 | △134 | 418 | 293 | 591 | 1,168 |
| 純損益のうち当社グループ持分 | △106 | 93 | 59 | 111 | 157 |
| 関連会社からの受取配当金 | 61 | - | - | 28 | 89 |
22. 売上債権及びその他の債権
(単位:百万円)
| 注記 | 当連結会計年度末 (2022年3月31日) | 前連結会計年度末 (2021年3月31日) | |
|---|---|---|---|
| 外部顧客に対する売上債権 | 47,338 | 44,978 | |
| 貸倒引当金 | △2,236 | △2,050 | |
| 貸倒引当金控除後外部顧客に対する売上債権 | 45,102 | 42,928 | |
| 工事未収入金 | 436 | 455 | |
| 関連当事者に対する売上債権 | (43) | 146 | 567 |
| 関連当事者に対する貸付金 | (43) | 5,426 | 8,471 |
| その他の債権 | 30,540 | 22,140 | |
| 前払金及び未収収益 | 4,342 | 3,680 | |
| 85,992 | 78,241 | ||
| 流動 | 72,816 | 64,037 | |
| 非流動 | 13,176 | 14,204 | |
| 85,992 | 78,241 |
当社グループでは、売上債権及びその他の債権の帳簿価額は、公正価値に近似するものと考えています。
建築用ガラス事業、自動車用ガラス事業のうちAGR(補修用)部門、並びに高機能ガラス事業においては、顧客が膨大な数にのぼるため、信用リスクの集中はありません。しかし、自動車用ガラス事業のうちOE(新車向け)部門においては、当社グループはグローバルに事業活動を行う自動車メーカーに対してガラスを供給しており、当社グループの顧客はそれら主要自動車メーカーのほとんどを網羅しています。従って、規模の大きな比較的少数の企業で構成される自動車業界の特性を考慮すれば、同部門においては、比較的高い信用リスクの集中が発生していると考えています。顧客である自動車メーカーに対する売上債権総額は、当連結会計年度末(2022年3月末)において16,721百万円(前連結会計年度末(2021年3月末)では17,911百万円)となりました。当社グループでは、売上債権の年齢分析の実施、コスト効率も加味した取引信用保険の活用、並びに債権回収に関する社内ルールの遵守等を通じて、信用リスクの管理を行っています。
売上債権に対する貸倒引当金は、債権の全て又は一部が回収できないという、将来の損失が予想されている場合にのみ設定されています。期日を経過した売上債権であっても、なお回収できると考えられる十分な根拠が存在する場合には、貸倒引当金の設定は行いません。
当連結会計年度末(2022年3月末)において、2,236百万円(前連結会計年度末(2021年3月末)は2,050百万円)の外部顧客に対する売上債権が減損し、その全額に対して貸倒引当金が計上されています。貸倒引当金の増減については、以下の通りです。
(単位:百万円)
| 当連結会計年度 (自 2021年4月1日 至 2022年3月31日) | 前連結会計年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) | ||
|---|---|---|---|
| 4月1日現在 | △2,050 | △2,156 | |
| 為替換算差額 | △134 | △142 | |
| 当期計上額 | △439 | △537 | |
| 期中減少額(戻入) | 281 | 459 | |
| 期中減少額(目的使用) | 106 | 326 | |
| 3月31日現在 | △2,236 | △2,050 |
3月31日現在における流動の売上債権及びその他の債権(前払金及び未収収益除く)の年齢分析は以下の通りです。なお、非流動の売上債権及びその他の債権(前払金及び未収収益除く)には期日を経過しているもの及び減損しているものはありません。
(単位:百万円)
| 合計 | 期日未経過かつ 減損していないもの | 期日は経過しているが、減損していないもの | ||||
| 期日経過後 3ヶ月未満 | 期日経過後 3~6ヶ月 | 期日経過後 6~12ヶ月 | 期日経過後 12ヶ月超 | |||
| 当連結会計年度末(2022年3月31日) | 68,873 | 67,823 | 935 | 19 | 45 | 51 |
| 前連結会計年度末(2021年3月31日) | 60,739 | 58,877 | 1,247 | 231 | 153 | 231 |
23. その他の包括利益を通じて公正価値を測定する金融資産
この科目に含まれる持分金融商品は、当社グループがその営業や財務の方針に対して重要な影響力を有していない相手先に対する投資です。当社グループは、必要に応じて処分を検討することも考えられるものの、一般的に、こうした相手先に対する投資は長期にわたって保有するものと想定しています。これらの投資の評価額の変動から生ずる利得や損失は実現しないものと考えています。IFRS第9号の適用により、当社グループは、これらの投資を「その他の包括利益を通じて公正価値を測定する金融資産」に分類することを選択し、以後の利得や損失はその他の包括利益を通じて認識されます。
(単位:百万円)
| 注記 | 当連結会計年度 (自 2021年4月1日 至 2022年3月31日) | 前連結会計年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) | |
|---|---|---|---|
| 4月1日現在 | 18,439 | 18,032 | |
| 為替換算差額 | 1,749 | 1,610 | |
| 売却目的で保有する処分グループへの振替 | - | △0 | |
| 取得 | 1,785 | 1,122 | |
| 処分(取得価額) | △2 | △573 | |
| 持分法で会計処理される投資への振替 | - | △1,158 | |
| 資本で認識された再評価差損益 | (39) | 1,051 | △527 |
| 連結損益計算書への組替調整額 | (39) | - | △67 |
| 3月31日現在 | 23,022 | 18,439 | |
| 流動 | - | - | |
| 非流動 | 23,022 | 18,439 | |
| 23,022 | 18,439 |
当連結会計年度(2022年3月期)及び前連結会計年度(2021年3月期)における取得は、主として英国債に対する追加投資及びバッテリーセパレーター事業の譲渡先の株式を一部取得したことによるものです。
前連結会計年度(2021年3月期)における持分法で会計処理される投資への振替は、中国において登記され事業を展開する、SYP Kangqiao Autoglass Company Limited に対する当社グループの持分が増加したことによるものです。
当連結会計年度(2022年3月期)及び前連結会計年度(2021年3月期)における処分は、主に非上場株式の売却によるものです。
その他の包括利益を通じて公正価値を測定する金融資産には以下のものが含まれます。
(単位:百万円)
| 当連結会計年度末 (2022年3月31日) | 前連結会計年度末 (2021年3月31日) | |
|---|---|---|
| 英国国債 | 6,694 | 5,636 |
| 上場株式 | 12,400 | 9,642 |
| 非上場株式 | 3,572 | 2,810 |
| 債券 | 306 | 303 |
| その他 | 50 | 48 |
| 23,022 | 18,439 |
その他の包括利益を通じて公正価値を測定する金融資産には、上海証券取引所に上場し、主に中国で自動車用ガラス事業及び建築用ガラス事業を展開するShanghai Yaohua Pilkington Glass Group Co., Limited の13.26%の発行済株式数への投資が含まれます。当連結会計年度末(2022年3月末)において、上の表の上場株式に含まれるこの投資の公正価値は、12,166百万円(前連結会計年度末(2021年3月末)は9,397百万円)でした。当社グループはこのほか、戦略目標のために個々には重要性の無い上場及び非上場の株式を保有しています。
その他の包括利益を通じて公正価値を測定する金融資産の公正価値の測定については、注記25「公正価値測定」に記載しています。
24. デリバティブ
(単位:百万円)
| 当連結会計年度末 (2022年3月31日) | 前連結会計年度末 (2021年3月31日) | |||
| 資産 | 負債 | 資産 | 負債 | |
| 金利スワップ | ||||
| ヘッジ非適格 | - | 95 | - | 92 |
| キャッシュ・フロー・ヘッジ | 645 | 1 | 7 | 825 |
| 為替予約 | ||||
| ヘッジ非適格 | 16 | 9 | 8 | 17 |
| キャッシュ・フロー・ヘッジ | 239 | 142 | 32 | 124 |
| 純投資ヘッジ | 12 | 1,101 | 144 | 338 |
| 商品スワップ | ||||
| キャッシュ・フロー・ヘッジ | 41,336 | 173 | 1,075 | 174 |
| 42,248 | 1,521 | 1,266 | 1,570 | |
| 流動 | 24,957 | 1,501 | 904 | 729 |
| 非流動 | 17,291 | 20 | 362 | 841 |
| 42,248 | 1,521 | 1,266 | 1,570 | |
| 連結損益計算書を通じて 公正価値を測定するデリバティブ | 16 | 103 | 8 | 109 |
| その他の包括利益を通じて 公正価値を測定するデリバティブ | 42,232 | 1,418 | 1,258 | 1,461 |
| 42,248 | 1,521 | 1,266 | 1,570 | |
| 契約の満期日 | ||||
| 1年以内 | 24,957 | 1,501 | 904 | 729 |
| 1年超2年以内 | 5,762 | 7 | 255 | 54 |
| 2年超3年以内 | 3,718 | 13 | 75 | 187 |
| 3年超4年以内 | 1,327 | - | 32 | 600 |
| 4年超 | 6,484 | - | - | - |
| 42,248 | 1,521 | 1,266 | 1,570 | |
上記のデリバティブ契約のうち、契約金額でのキャッシュ・フローの交換取引が発生するのは、為替予約契約のみです。当連結会計年度末(2022年3月末)において、為替予約契約の契約額のうち、決済が1年以内のものは91,659百万円(前連結会計年度末(2021年3月末)89,108百万円)です。
当連結会計年度末(2022年3月末)時点で、連結貸借対照表においてその他の資本の構成要素で認識されている為替予約に係るキャッシュ・フロー・ヘッジの公正価値は、期末日から12ヶ月以内に連結損益計算書に組替えられる予定です。キャッシュ・フロー・ヘッジの公正価値は、取引先金融機関等から提示された価格等を参照し、割引現在価値によって算定しています。
当連結会計年度末(2022年3月末)において、金利スワップ契約の契約額は、54,589百万円(前連結会計年度末(2021年3月末)59,772百万円)です。当連結会計年度末において、これら金利スワップ契約の約定金利は、固定金利は△0.453~1.826%(同△0.453~1.826%)の範囲であり、一方、変動金利は主としてEURIBOR(欧州銀行間取引金利)及び米ドルLIBOR(ロンドン銀行間取引金利)です。
当社グループでは、在外営業活動体に対する純投資ヘッジの手段として、現地通貨建ての借入金及びデリバティブ契約を保有しています。当連結会計年度末(2022年3月末)において、純投資ヘッジのための借入金の公正価値は149,453百万円(前連結会計年度末(2021年3月末)は109,059百万円)、また、デリバティブ契約の公正価値の評価損は1,094百万円(前連結会計年度末は159百万円の評価損)です。これらの借入金及びデリバティブ契約を期末日時点で日本円に換算することで生ずる為替差損益は、当連結会計年度末(2022年3月末)において2,528百万円の評価損(前連結会計年度末(2021年3月末)は4,911百万円の評価益)であり、連結貸借対照表のその他の資本の構成要素において在外営業活動体の換算差額として認識されています(注記39参照)。
デリバティブ金融資産及び金融負債の公正価値の測定については、注記25「公正価値測定」に記載しています。
(財務リスクマネジメント)
当社グループの財務リスクマネジメントの詳細については、注記4「重要な会計方針」をご参照ください。
25. 公正価値測定
公正価値ヒエラルキー
連結貸借対照表に公正価値で計上される資産及び負債について、当社グループが公正価値の測定に使用した評価技法によるヒエラルキー(分類)は、以下の表の通りです。評価技法の分類の各レベルは、次の通り定義されます。
レベル1:同一の金融資産及び負債について、活発な市場における(未調整の)市場価格があれば、当該市場価格
レベル2:公正価値の算定に重大な影響を及ぼすすべてのインプットが直接的又は間接的に観測可能な、その他の技法
レベル3:観測可能な市場データに基づかない、公正価値に重大な影響を及ぼすインプットを使用する技法
連結貸借対照表に償却原価で計上される資産及び負債について、IFRS第13号「公正価値測定」等の基準で要求される公正価値の開示については、該当する連結貸借対照表科目の注記に記載しています。
当連結会計年度末(2022年3月31日)
(単位:百万円)
| 注記 | レベル1 | レベル2 | レベル3 | 合計 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 投資不動産 | (19) | ||||
| 賃貸不動産 | - | - | 163 | 163 | |
| - | - | 163 | 163 | ||
| その他の包括利益を通じて 公正価値を測定する金融資産 | (23) | ||||
| 英国国債 | 6,694 | - | - | 6,694 | |
| 上場株式 | 12,400 | - | - | 12,400 | |
| 非上場株式 | - | - | 3,572 | 3,572 | |
| その他の債券 | 306 | - | - | 306 | |
| その他 | - | - | 50 | 50 | |
| 19,400 | - | 3,622 | 23,022 | ||
| デリバティブ金融資産 | (24) | ||||
| 金利スワップ | - | 645 | - | 645 | |
| 為替予約 | - | 267 | - | 267 | |
| 商品スワップ | - | 41,336 | - | 41,336 | |
| - | 42,248 | - | 42,248 |
前連結会計年度末(2021年3月31日)
(単位:百万円)
| 注記 | レベル1 | レベル2 | レベル3 | 合計 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 投資不動産 | (19) | ||||
| 賃貸不動産 | - | - | 214 | 214 | |
| - | - | 214 | 214 | ||
| その他の包括利益を通じて 公正価値を測定する金融資産 | (23) | ||||
| 英国国債 | 5,636 | - | - | 5,636 | |
| 上場株式 | 9,642 | - | - | 9,642 | |
| 非上場株式 | - | - | 2,810 | 2,810 | |
| その他の債券 | 303 | - | - | 303 | |
| その他 | - | - | 48 | 48 | |
| 15,581 | - | 2,858 | 18,439 | ||
| デリバティブ金融資産 | (24) | ||||
| 金利スワップ | - | 7 | - | 7 | |
| 為替予約 | - | 184 | - | 184 | |
| 商品スワップ | - | 1,075 | - | 1,075 | |
| - | 1,266 | - | 1,266 |
当連結会計年度末(2022年3月31日)
(単位:百万円)
| 注記 | レベル1 | レベル2 | レベル3 | 合計 | |
|---|---|---|---|---|---|
| デリバティブ金融負債 | (24) | ||||
| 金利スワップ | - | 96 | - | 96 | |
| 為替予約 | - | 1,252 | - | 1,252 | |
| 商品スワップ | - | 173 | - | 173 | |
| - | 1,521 | - | 1,521 |
前連結会計年度末(2021年3月31日)
(単位:百万円)
| 注記 | レベル1 | レベル2 | レベル3 | 合計 | |
|---|---|---|---|---|---|
| デリバティブ金融負債 | (24) | ||||
| 金利スワップ | - | 917 | - | 917 | |
| 為替予約 | - | 480 | - | 480 | |
| 商品スワップ | - | 173 | - | 173 | |
| - | 1,570 | - | 1,570 |
投資不動産
投資不動産は、将来の予想賃貸料収入に基づく評価又は直近に入手した外部専門家による鑑定評価を参照して、公正価値の算定を行っています。投資不動産の公正価値の変動による利得及び損失は、連結損益計算書のその他の収益又は費用として認識されます(注記19参照)。投資不動産の公正価値に影響を与える主要な要因は、投資不動産が所在する市場における賃貸料相場や不動産価格の変動です。しかし当社グループでは、それらの変動は重要性が乏しいことから、影響について定量的な把握を行っていません。
その他の包括利益を通じて公正価値を測定する金融資産
英国国債、上場株式、並びにその他の債券は、期末日における公表市場価格に基づき公正価値の算定を行っています。非上場株式及びそれ以外のその他の包括利益を通じて公正価値を測定する金融資産は、純資産価額や将来予想キャッシュ・フロー等を使用した評価技法を用いて公正価値の算定を行っています。公正価値ヒエラルキーのレベル3に分類された金融資産の公正価値は、様々な要因により変動します。レベル3の金融資産は主として日本の事業会社によって発行された非上場株式であるため、日本経済に関する成長予測は、これらの金融資産の公正価値に影響を与える主要な要因となります。当社グループでは、重要性が乏しいことから、GDP成長率の変動がレベル3に分類される金融資産の公正価値に及ぼす影響について定量的な把握を行っていません。
その他の包括利益を通じて資本で認識された再評価差損益については注記23に記載しています。
デリバティブ
為替予約契約の公正価値は、期末日における為替予約の市場レートにより算定しています。金利スワップ契約の公正価値は、期末日において観察されるイールド・カーブに基づき見積られる将来キャッシュ・フローの現在価値として算定しています。商品スワップ契約の公正価値は、期末日における先物市場価格により算定しています。
デリバティブ金融資産及び金融負債の公正価値の変動による利得及び損失は、当連結会計年度(2022年3月期)の連結損益計算書の営業費用として173百万円の利得(前連結会計年度(2021年3月期)は7百万円の損失)を認識しております。また、当連結会計年度の連結包括利益計算書のその他の包括利益として40,730百万円の利得(同4,148百万円の利得)を認識しております。
当連結会計年度(2022年3月期)において、その他の包括利益を通じて公正価値を測定する金融資産に対するヘッジ契約について非有効部分は無いため、連結損益計算書における非有効部分に係る利得及び損失の認識はありません。
当連結会計年度において、欧州の風力発電所の運営会社と仮想電力購入契約(VPPA:Virtual Power Purchase Agreement)を締結しました。この契約は、電力先物市場価格と貸借対照表日時点における直近の発電実績に基づき予想される発電量によって見込まれる将来キャッシュフローを割り引くことによって価値が算定されます。
レベル間の振替
当社グループは、報告期間の末日における状況に基づき、公正価値ヒエラルキーの各レベル間の振替が発生したかどうかについて決定しています。当連結会計年度末(2022年3月末)及び前連結会計年度末(2021年3月末)に終了する報告期間中に、公正価値についてレベル1とレベル2間の振替は行われていません。
当連結会計年度(2022年3月期)又は前連結会計年度(2021年3月期)において、公正価値の測定に使用した評価技法について変更はありません。
公正価値ヒエラルキーにおいてレベル3に区分されたその他の包括利益を通じて公正価値を測定する金融資産の調整表は、以下の通りです。
(単位:百万円)
| 当連結会計年度 (自 2021年4月1日 至 2022年3月31日) | 前連結会計年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) | ||
|---|---|---|---|
| 4月1日現在 | 2,858 | 4,583 | |
| 取得 | 700 | - | |
| 処分 | △0 | △253 | |
| 持分法で会計処理される投資への振替 | - | △1,158 | |
| 連結包括利益計算書のその他の包括利益を通じて公正価値を測定する持分金融商品の公正価値の純変動(法人所得税控除後)で認識された評価損益 | 53 | △396 | |
| 為替換算差額 | 11 | 82 | |
| 3月31日現在 | 3,622 | 2,858 |
前連結会計年度(2021年3月期)における持分法で会計処理される投資への振替は、中国において登記され事業を展開する、SYP Kangqiao Autoglass Company Limitedに対する当社グループの持分が増加したことによるものです。
当社グループでは、現金及び現金同等物、売上債権、仕入債務及びその他の債務、銀行当座借越などの資産及び負債の公正価値は、概ね1年以内に回収期限又は支払期限を迎えるため、連結貸借対照表の帳簿価額に近似すると考えています。
26. 繰延法人所得税
(単位:百万円)
| 当連結会計年度末 (2022年3月31日) | 前連結会計年度末 (2021年3月31日) | |
|---|---|---|
| 繰延税金資産 | 33,115 | 33,816 |
| 繰延税金負債 | △22,608 | △16,176 |
| 繰延税金資産(繰延税金負債控除後)純額 | 10,507 | 17,640 |
繰延税金資産(負債)純額の増減は以下の通りです。
(単位:百万円)
| 注記 | 当連結会計年度 (自 2021年4月1日 至 2022年3月31日) | 前連結会計年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) | |
|---|---|---|---|
| 4月1日現在 | 17,640 | 12,553 | |
| 為替換算差額 | 2,178 | 785 | |
| 純損益で認識された金額 | (14) | △528 | 5,422 |
| 売却目的で保有する処分グループへの振替 | △2 | △47 | |
| 取得した子会社で認識されていた金額 | - | 100 | |
| その他の包括利益で認識された金額(注) | △8,781 | △1,173 | |
| 3月31日現在 | 10,507 | 17,640 |
(注) 当連結会計年度(2022年3月期)において、その他の包括利益で認識された繰延法人所得税には、キャッシュ・フロー・ヘッジの公正価値の純変動に係るものが借方6,883百万円(前連結会計年度(2021年3月期)は借方1,728百万円)(注記39参照)、その他の包括利益を通じて公正価値を測定する金融資産の公正価値の純変動に係るものが借方41百万円(前連結会計年度は貸方95百万円)(注記39参照)含まれます。また、当連結会計年度において、確定給付制度の再測定に関して、借方1,857百万円(前連結会計年度は貸方460百万円)の繰延法人所得税をその他の包括利益で認識しており、連結貸借対照表上は利益剰余金に反映しています(注記32参照)。
英国政府は、2021年5月24日に税率変更を実質的に施行し、これにより2023年4月1日より法人税率が現行の19%から25%へ引き上げられることになりました。この法人税率の変更により、繰延税金資産が954百万円、繰延税金負債が2,382百万円、それぞれ増加します。またこの影響により、法人所得税が1,428百万円増加しました。
当連結会計年度における繰延法人所得税の発生額には、その他の包括利益で計上された取引に関して認識された繰延税金負債と将来回収時期が整合することで回収可能と判断された繰延税金資産の計上額1,697百万円が含まれています。これはヘッジ会計が適用されるデリバティブ金融資産に関連して計上された繰延税金負債に伴い認識したものです。この繰延法人所得税は、過年度では未認識であった繰延税金資産の認識によって発生しており、デリバティブ金融資産が満期を迎えた際、税負担の軽減に利用される見込みです。
当社グループの繰延税金資産及び繰延税金負債の増減は、以下の通りです。
当連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)
(単位:百万円)
| 注記 | 有形固定 資産 | 税務上の 繰越 欠損金 | 公正価値 による 評価損失 | 退職給付 に係る負債 | その他の 引当金 | その他 | 合計 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| (繰延税金資産) | ||||||||
| 4月1日現在 | 2,803 | 11,428 | 402 | 10,635 | 9,820 | 1,911 | 36,999 | |
| 為替換算差額 | 149 | 1,989 | 18 | 557 | 683 | 71 | 3,467 | |
| 純損益で認識された 金額 | (14) | 274 | 4 | - | △191 | 1,194 | 98 | 1,379 |
| 譲渡事業への振替 | 6 | - | - | - | 10 | △19 | △3 | |
| 売却目的で保有する処分グループへの振替 | 0 | - | - | - | 0 | 5 | 5 | |
| その他の包括利益で 認識された金額 | - | - | 0 | △1,857 | - | 330 | △1,527 | |
| 繰延税金資産の総額 (相殺前) | 3,232 | 13,421 | 420 | 9,144 | 11,707 | 2,396 | 40,320 | |
| 同一の税務当局によって課された法人所得税にかかる繰延税金資産と負債の相殺 | △303 | △2,379 | △419 | △239 | △2,623 | △1,242 | △7,205 | |
| 3月31日現在 | 2,929 | 11,042 | 1 | 8,905 | 9,084 | 1,154 | 33,115 |
前連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
(単位:百万円)
| 注記 | 有形固定 資産 | 税務上の 繰越 欠損金 | 公正価値 による 評価損失 | 退職給付 に係る負債 | その他の 引当金 | その他 | 合計 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| (繰延税金資産) | ||||||||
| 4月1日現在 | 3,229 | 7,176 | 367 | 9,893 | 7,417 | 2,600 | 30,682 | |
| 為替換算差額 | 171 | 703 | 35 | 580 | 265 | 104 | 1,858 | |
| 純損益で認識された 金額 | (14) | △591 | 3,551 | - | △298 | 2,159 | 114 | 4,935 |
| 売却目的で保有する処分グループへの振替 | △6 | △2 | - | - | △42 | △31 | △81 | |
| 取得した子会社で認識されていた金額 | - | - | - | - | 21 | 79 | 100 | |
| その他の包括利益で 認識された金額 | - | - | 0 | 460 | - | △955 | △495 | |
| 繰延税金資産の総額 (相殺前) | 2,803 | 11,428 | 402 | 10,635 | 9,820 | 1,911 | 36,999 | |
| 同一の税務当局によって課された法人所得税にかかる繰延税金資産と負債の相殺 | △1,047 | △320 | △401 | △279 | △463 | △673 | △3,183 | |
| 3月31日現在 | 1,756 | 11,108 | 1 | 10,356 | 9,357 | 1,238 | 33,816 |
当社グループは、経営者が承認した業績見通しに基づき、税務上の繰越欠損金を将来利用できる可能性に対する評価を行っています。この評価に際しては、当社グループの中長期的な戦略及び業績計画並びに将来の経済見通しを考慮しています。税務上の繰越欠損金の将来の利用可能性を評価するにあたり、重要な税務調整項目や現地の税法に基づく繰越欠損金の期限切れとなる時期についても考慮しています。この評価は、当社グループが事業展開するのはどの地域であるかという点も踏まえて毎期定期的に行っています。認識する税務上の繰越欠損金は、将来の課税所得への利用可能性を考慮して計算しています。
当連結会計年度末(2022年3月末)において、当社グループは繰越可能な税務上の繰越欠損金を211,170百万円(前連結会計年度末(2021年3月末)では214,845百万円)有しており、これに対する繰延税金資産を13,421百万円(前連結会計年度末では11,428百万円)認識しています。
税務上の繰越欠損金に対して認識された繰延税金資産の多くは米国で発生しており、経営者が承認した業績見通しや米国税法に基づく繰越欠損金の期限切れ時期を考慮したうえで、当連結会計年度末(2022年3月末)において、繰延税金資産を4,505百万円(前連結会計年度末(2021年3月末)は4,608百万円)認識しています。なおこれらの税務上の繰越欠損金は2026年までに使用される見込みです。
ポーランドでは、当連結会計年度末(2022年3月末)において、繰延税金資産を904百万円(前連結会計年度(2021年3月末)は979百万円)認識しています。ポーランドにおける事業の業績見通しの最新の見直しに基づけば、2026年までにこの繰延税金資産を回収できる可能性は高いと考えています。
イタリアでは、当連結会計年度末(2022年3月末)において、繰延税金資産を2,004百万円(前連結会計年度(2021年3月末)は1,582百万円)認識しています。なお、繰越欠損金の使用期限は定められていません。
日本では、税務上の繰越欠損金を20,606百万円(前連結会計年度末(2021年3月期)では25,563百万円)有していますが、繰延税金資産は14百万円(前連結会計年度末(2021年3月末)では111百万円)のみ認識しています。当連結会計年度中に5,417百万円の繰越欠損金が期限切れを迎えました。残る繰越欠損金は繰延税金を認識しておらず、また2023年3月期から2027年3月期にかけて期限切れを迎えますが、うち19,744百万円は今後5年間で期限切れを迎えます。
英国における税務上の繰越欠損金については、経営者が承認した業績見通しに基づき、当連結会計年度末(2022年3月末)において、繰延税金資産を5,141百万円(前連結会計年度末(2021年3月末)では2,981百万円)認識しています。この繰越欠損金には、使用期限は定められていません。これ以外に英国では税務上の繰越欠損金を87,448百万円(前連結会計年度末では95,506百万円)有していますが、当社グループでは、将来繰越欠損金と相殺する十分な課税所得を得る可能性は高くはないと考えており、この繰越欠損金に対して繰延税金資産は認識していません。
その他の地域における税務上の繰越欠損金については、経営者が承認した業績見通しに基づき、当連結会計年度末(2022年3月末)において、繰延税金資産を853百万円(前連結会計年度末(2021年3月末)では1,167百万円)認識しています。
日本と英国では税務上の繰越欠損金の大部分について繰延税金資産を認識していませんが、これ以外の地域においても、当連結会計年度末(2022年3月末)において、繰延税金資産を認識していない税務上の繰越欠損金を40,710百万円(前連結会計年度末(2021年3月末)では40,329百万円)有しています。この欠損金のうち、現地の税法で期限切れの時期が定められているものは4,923百万円、定められていないものは35,788百万円です。
当社グループの退職給付に係る負債に関して認識された繰延税金資産の一部は米国で発生したものであり、当連結会計年度末(2022年3月末)において、米国では3,049百万円(前連結会計年度末(2021年3月末)では4,217百万円)認識しています。また、ドイツでは5,688百万円(前連結会計年度末では5,993百万円)の繰延税金資産を認識しています。なお、退職給付に係る負債に関して認識されなかった繰延税金資産は、当連結会計年度末(2022年3月末)において983百万円(前連結会計年度末(2021年3月末)では1,014百万円)あり、このうち843百万円(前連結会計年度末では872百万円)は英国に係るものです。
当連結会計年度末(2022年3月末)において、当社グループが有するその他の一時差異に関して未認識の繰延税金資産は、20,034百万円(前連結会計年度末(2021年3月末)は19,580百万円)あり、このうち日本に係るものは9,504百万円、英国に係るものは8,455百万円です。
当連結会計年度末(2022年3月末)において、当社グループは英国で、キャピタルゲインとのみ相殺可能な税務上の繰越欠損金を3,320百万円(前連結会計年度末(2021年3月末)では900百万円)有していますが、欠損金の利用が将来可能になるか不確実なため、これに対する繰延税金資産は認識していません。
当連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)
(単位:百万円)
| 注記 | 有形固定資産 | 公正価値 による 評価益 | 引当金 | その他 | 合計 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| (繰延税金負債) | ||||||
| 4月1日現在 | 8,487 | 9,278 | 75 | 1,519 | 19,359 | |
| 為替換算差額 | 347 | 913 | 2 | 27 | 1,289 | |
| 純損益で認識された金額 | (14) | △459 | 2,111 | 1 | 254 | 1,907 |
| 譲渡事業への振替 | △3 | △3 | ||||
| 売却目的で保有する処分グループへの振替 | 4 | - | - | 3 | 7 | |
| その他の包括利益で認識された金額 | - | 7,319 | - | △65 | 7,254 | |
| 繰延税金負債の総額(相殺前) | 8,379 | 19,621 | 78 | 1,735 | 29,813 | |
| 同一の税務当局によって課された法人所得税にかかる繰延税金資産と負債の相殺 | △2,382 | △3,323 | △26 | △1,474 | △7,205 | |
| 3月31日現在 | 5,997 | 16,298 | 52 | 261 | 22,608 |
前連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
(単位:百万円)
| 注記 | 有形固定資産 | 公正価値 による 評価益 | 引当金 | その他 | 合計 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| (繰延税金負債) | ||||||
| 4月1日現在 | 7,910 | 9,045 | 160 | 1,014 | 18,129 | |
| 為替換算差額 | 352 | 647 | 8 | 66 | 1,073 | |
| 純損益で認識された金額 | (14) | 259 | △318 | △93 | △335 | △487 |
| 売却目的で保有する処分グループへの振替 | △34 | - | - | - | △34 | |
| その他の包括利益で認識された金額 | - | △96 | - | 774 | 678 | |
| 繰延税金負債の総額(相殺前) | 8,487 | 9,278 | 75 | 1,519 | 19,359 | |
| 同一の税務当局によって課された法人所得税にかかる繰延税金資産と負債の相殺 | △2,034 | △401 | △17 | △731 | △3,183 | |
| 3月31日現在 | 6,453 | 8,877 | 58 | 788 | 16,176 |
ジョイント・ベンチャー及び関連会社の未分配利益に対して、当連結会計年度末(2022年3月末)では260百万円(前連結会計年度末(2021年3月末)では218百万円)の繰延税金負債を認識しています。この繰延税金負債には、利益分配の受領に対して課税される法人所得税から控除することができない源泉所得税等の税金も考慮されています。
当連結会計年度において、公正価値による評価益に関する繰延税金負債は、エネルギーデリバティブにより大幅に増加しました。また、2006年6月にNSG UK Enterprises Ltd.がピルキントン・グループを買収した際に発生した無形資産に関するものも含んでいます。
27. 棚卸資産
| (単位:百万円) | ||
|---|---|---|
| 当連結会計年度末 (2022年3月31日) | 前連結会計年度末 (2021年3月31日) | |
| 原材料 | 29,167 | 25,047 |
| 仕掛品 | 22,103 | 19,316 |
| 製品 | 75,711 | 62,317 |
| 資産化された契約獲得の増分コスト | 5,261 | 5,230 |
| 132,242 | 111,910 |
棚卸資産の取得原価のうち、当連結会計年度(2022年3月期)において費用として認識され、売上原価に含まれている金額は384,072百万円(前連結会計年度(2021年3月期)は316,498百万円)です。また、売上原価には棚卸資産の評価減4,970百万円(同4,103百万円)及びその戻入れが3,218百万円(同871百万円)含まれます。この評価減の戻入れは、当連結会計年度末(2022年3月末)における正味実現可能価額が増加したことによるものです。
当連結会計年度(2022年3月期)の棚卸資産の評価減のうち、65百万円(前連結会計年度(2021年3月期)は299百万円)が個別開示項目に計上されています(注記11参照)。
当連結会計年度末(2022年3月末)の棚卸資産のうち、正味実現可能価額で評価された金額は11,564百万円(前連結会計年度末(2021年3月末)は12,252百万円)です。
28. 現金及び現金同等物
(単位:百万円)
| 当連結会計年度末 (2022年3月31日) | 前連結会計年度末 (2021年3月31日) | |
|---|---|---|
| 要求払い銀行預金及び手許現金 | 37,741 | 48,431 |
| 短期性銀行預金 | 22,723 | 10,242 |
| 60,464 | 58,673 |
当連結会計年度(2022年3月期)における短期性銀行預金の実効金利は4.05%(前連結会計年度(2021年3月期)は5.74%)であり、平均的な満期までの期間は、21日(同35日)です。
現金及び現金同等物に含まれる短期性銀行預金は、主に英国、アルゼンチン、ベトナムで保有される預金です。
連結キャッシュ・フロー計算書上、現金及び現金同等物に含まれるものは以下の通りです。
(単位:百万円)
| 注記 | 当連結会計年度末 (2022年3月31日) | 前連結会計年度末 (2021年3月31日) | |
|---|---|---|---|
| 現金及び現金同等物 | 60,464 | 58,673 | |
| 銀行当座借越 | (30) | △449 | △5,173 |
| 現金及び現金同等物の期末(期首)残高 | 60,015 | 53,500 |
29. 売却目的で保有する資産
売却目的保有に分類される資産は以下の通りです。
(単位:百万円)
| 当連結会計年度末 (2022年3月31日) | 前連結会計年度末 (2021年3月31日) | ||
|---|---|---|---|
| 売却目的で保有する資産 | |||
| 無形資産 | 430 | 445 | |
| 有形固定資産 | 4,274 | 7,471 | |
| 持分法で会計処理される投資 | - | 465 | |
| 繰延税金資産 | 71 | 69 | |
| 棚卸資産 | 1,276 | 1,576 | |
| 売上債権及びその他の債権 | 787 | 885 | |
| 契約資産(△は負債) | 396 | 455 | |
| 7,234 | 11,366 | ||
| 売却目的で保有する資産に直接関連する負債 | |||
| 繰延税金負債 | △47 | △20 | |
| 社債及び借入金 | △50 | △74 | |
| 仕入債務及びその他の債務 | △2,574 | △3,161 | |
| 退職給付に係る負債 | - | △88 | |
| 引当金 | △3 | △103 | |
| 繰延収益 | - | △4 | |
| △2,674 | △3,450 | ||
| 売却目的で保有する資産(純額) | 4,560 | 7,916 |
当連結会計年度末(2022年3月末)の処分グループを構成する資産及び負債は、主として、建築用ガラス事業の欧州、自動車用ガラス事業のアジア(前連結会計年度末(2021年3月末)は建築用ガラス事業及び自動車用ガラス事業の欧州と建築用ガラス事業の日本)に関するものです。当社グループでは、これらの資産を期末日から1年以内に売却できるものと考えています。
30. 社債及び借入金
a. 社債及び借入金とネット借入残高
(単位:百万円)
| 注記 | 当連結会計年度末 (2022年3月31日) | 前連結会計年度末 (2021年3月31日) | |
|---|---|---|---|
| 流動負債 | |||
| 銀行当座借越 | (28) | 449 | 5,173 |
| 銀行借入金 | 106,353 | 108,124 | |
| 社債及びその他の借入金 | 17 | 84 | |
| リース負債 | 7,252 | 7,347 | |
| 非支配持分に対する非持分金融商品である 優先株式 | 276 | 266 | |
| 114,347 | 120,994 | ||
| 非流動負債 | |||
| 銀行借入金 | 320,764 | 316,362 | |
| 社債及びその他の借入金 | 296 | 303 | |
| リース負債 | 26,076 | 27,804 | |
| 非支配持分に対する非持分金融商品である 優先株式 | 4,881 | 4,677 | |
| 352,017 | 349,146 | ||
| 社債及び借入金合計 | 466,364 | 470,140 |
当連結会計年度末(2022年3月末)の社債及び借入金には、担保付の債務が12,106百万円(前連結会計年度末(2021年3月末)12,739百万円)含まれています。銀行借入金は当社グループの特定の資産を担保にしています。当連結会計年度末の担保付の債務には、日本におけるセール・アンド・リースバック取引によるリース契約に係る債務12,106百万円(前連結会計年度末は12,739百万円)が含まれています。
ネット借入残高の内訳は、以下の通りです。
(単位:百万円)
| 注記 | 当連結会計年度末 (2022年3月31日) | 前連結会計年度末 (2021年3月31日) | |
|---|---|---|---|
| 金融負債 | |||
| 社債及び借入金 | 466,364 | 470,140 | |
| デリバティブ金融負債 | (24) | 1,521 | 1,570 |
| 金融資産 | |||
| デリバティブ金融資産 | (24) | 42,248 | 1,266 |
| 現金及び現金同等物 | (28) | 60,464 | 58,673 |
| ネット借入残高 | 365,173 | 411,771 |
ネット借入残高には、燃料ヘッジ等のためのデリバティブ金融商品を含んでいます。
b. 社債及び借入金の増減
当連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)
(単位:百万円)
| 社債及び借入金 (銀行当座借越含む) | リース負債 | 非支配持分に対する非持分金融商品である優先株式 | 合計 | |
|---|---|---|---|---|
| 4月1日現在 | 430,046 | 35,151 | 4,943 | 470,140 |
| 為替換算差額等 | 4,319 | 1,706 | 215 | 6,240 |
| 社債償還及び借入金返済による支出 | △110,940 | △9,022 | - | △119,962 |
| 社債発行及び借入れによる収入 | 101,889 | - | - | 101,889 |
| 新規リース・リース負債の見直し | - | 4,450 | - | 4,450 |
| リース負債に係る金利による割り戻し | - | 1,159 | - | 1,159 |
| リースの解約 | - | △140 | - | △140 |
| アレンジメントフィーの 償却 | 2,564 | - | - | 2,564 |
| 売却目的で保有する処分 グループへの振替 | - | 24 | - | 24 |
| 3月31日現在 | 427,878 | 33,328 | 5,158 | 466,364 |
前連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
(単位:百万円)
| 社債及び借入金 (銀行当座借越含む) | リース負債 | 非支配持分に対する非持分金融商品である優先株式 | 合計 | |
|---|---|---|---|---|
| 4月1日現在 | 394,877 | 28,333 | 4,518 | 427,728 |
| 為替換算差額等 | 10,311 | 2,138 | 425 | 12,874 |
| 社債償還及び借入金返済による支出 | △64,621 | △8,703 | - | △73,324 |
| 社債発行及び借入れによる収入 | 87,915 | - | - | 87,915 |
| 新規リース・リース負債の見直し | - | 13,573 | - | 13,573 |
| リース負債に係る金利による割り戻し | - | 1,075 | - | 1,075 |
| リースの解約 | - | △1,209 | - | △1,209 |
| アレンジメントフィーの 償却 | 2,264 | - | - | 2,264 |
| 売却目的で保有する処分 グループへの振替 | △700 | △56 | - | △756 |
| 3月31日現在 | 430,046 | 35,151 | 4,943 | 470,140 |
c. 金利に対するエクスポージャー
当社グループの社債及び借入金は、金利の変動に対するエクスポージャーを有しており、契約上の金利の更改時期は、以下の通りです。
当連結会計年度末(2022年3月31日)
(単位:百万円)
| 1年以内 | 1年超5年以下 | 5年超 | 合計 | |
|---|---|---|---|---|
| 社債及び借入金合計 | 417,855 | 36,749 | 11,760 | 466,364 |
| 金利スワップの影響 | △54,895 | 54,895 | - | - |
| 362,960 | 91,644 | 11,760 | 466,364 |
前連結会計年度末(2021年3月31日)
(単位:百万円)
| 1年以内 | 1年超5年以下 | 5年超 | 合計 | |
|---|---|---|---|---|
| 社債及び借入金合計 | 375,237 | 82,188 | 12,715 | 470,140 |
| 金利スワップの影響 | △47,106 | 47,106 | - | - |
| 328,131 | 129,294 | 12,715 | 470,140 |
当社グループの主要通貨建ての社債及び借入金残高について、期末日における実効金利は、以下の通りです。
当連結会計年度末(2022年3月31日)
(%)
| 日本円 | 英ポンド | 米ドル | ユーロ | その他 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 銀行当座借越 | - | 2.69 | 3.91 | 0.10 | 0.81 |
| 銀行借入金 | 1.92 | 3.26 | 2.98 | 1.57 | 2.01 |
| 社債及びその他の借入金 | - | - | - | 1.64 | - |
| リース負債 | 1.61 | 4.18 | 4.63 | 3.15 | 4.72 |
前連結会計年度末(2021年3月31日)
(%)
| 日本円 | 英ポンド | 米ドル | ユーロ | その他 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 銀行当座借越 | - | 1.58 | - | 0.10 | 0.18 |
| 銀行借入金 | 1.49 | 2.55 | 2.51 | 2.43 | 9.00 |
| 社債及びその他の借入金 | - | - | - | 1.94 | - |
| リース負債 | 1.65 | 4.25 | 4.88 | 3.14 | 4.70 |
非支配持分に対する非持分金融商品である優先株式は、Pilkington Deutschland AG 及び Dahlbusch AGが発行した株式であり、それぞれ額面金額に対して5.6%及び4.5%の配当率による固定額での配当金の支払義務が付されています。
d. 社債及び借入金の公正価値
当社グループの非流動の社債及び借入金の帳簿価額と公正価値は、以下の通りです。
(単位:百万円)
| 当連結会計年度末 (2022年3月31日) | 前連結会計年度末 (2021年3月31日) | |||
| 帳簿価額 | 公正価値 | 帳簿価額 | 公正価値 | |
| 銀行借入金 | 320,764 | 301,014 | 316,362 | 297,393 |
| 社債及びその他の借入金 | 296 | 268 | 303 | 273 |
| 非支配持分に対する非持分金融商品である優先株式 | 4,881 | 4,881 | 4,677 | 4,677 |
| 非流動の社債及び借入金 (リース負債を除く) | 325,941 | 306,163 | 321,342 | 302,343 |
| リース負債 | 26,076 | - | 27,804 | - |
| 非流動の社債及び借入金 | 352,017 | - | 349,146 | - |
上記の表における社債及び借入金の公正価値は、当該社債及び借入金から発生するキャッシュ・フローを、信用リスクを反映した該当する通貨及び期間のスワップ・レートに適切なスプレッドを加味した利率によって割り引いたうえで算定しております。このように公正価値を算定するための評価技法では、公正価値ヒエラルキーのレベル2に分類されるインプットを使用しております(注記25参照)。
e. 社債及び借入金の通貨
当社グループの社債及び借入金の通貨別の明細は、以下の通りです。
(単位:百万円)
| 当連結会計年度末 (2022年3月31日) | 前連結会計年度末 (2021年3月31日) | |
|---|---|---|
| 日本円 | 256,928 | 282,117 |
| ユーロ | 119,018 | 121,446 |
| 英ポンド | △4,935 | 4,525 |
| ポーランド・ズロチ | 14,154 | 7,785 |
| 米ドル | 74,141 | 49,465 |
| スウェーデン・クローナ | 645 | 2,695 |
| その他の通貨 | 6,413 | 2,107 |
| 466,364 | 470,140 |
当社グループは、海外子会社への純投資ヘッジとして外貨建てデリバティブを使用しており、4.重要な会計方針に記載のとおりキャッシュ・フロー・ヘッジと同様の会計処理がなされています。上表の数値にはこれらのデリバティブの総契約額が含まれています。
f. 社債及び借入金の期限一覧
当社グループには、以下の未使用の借入枠があります。
(単位:百万円)
| 当連結会計年度末 (2022年3月31日) | 前連結会計年度末 (2021年3月31日) | |
|---|---|---|
| 変動金利 | ||
| 期限1年以内 | 1,076 | 55,200 |
| 期限1年超 | 76,929 | 19,734 |
当社グループの社債及び借入金の返済期限は、以下の通りです。
(単位:百万円)
| 当連結会計年度末 (2022年3月31日) | 前連結会計年度末 (2021年3月31日) | |
|---|---|---|
| 1年以内 | 114,347 | 120,994 |
| 1年超2年以下 | 157,213 | 161,521 |
| 2年超3年以下 | 77,643 | 97,406 |
| 3年超4年以下 | 72,814 | 65,584 |
| 4年超5年以下 | 25,132 | 4,696 |
| 5年超 | 19,215 | 19,939 |
| 466,364 | 470,140 |
当社グループのリース負債の返済期限は、以下の通りです。
(単位:百万円)
| 当連結会計年度末 (2022年3月31日) | 前連結会計年度末 (2021年3月31日) | |
|---|---|---|
| 1年以内 | 7,252 | 7,347 |
| 1年超2年以下 | 5,634 | 5,818 |
| 2年超3年以下 | 3,624 | 4,418 |
| 3年超4年以下 | 2,812 | 2,751 |
| 4年超5年以下 | 2,246 | 2,214 |
| 5年超 | 11,760 | 12,603 |
| 33,328 | 35,151 |
31. 仕入債務及びその他の債務
(単位:百万円)
| 注記 | 当連結会計年度末 (2022年3月31日) | 前連結会計年度末 (2021年3月31日) | |
|---|---|---|---|
| 仕入債務 | 97,044 | 77,960 | |
| 関連当事者に対する仕入債務 | (43) | 2,629 | 2,031 |
| 社会保障税及びその他の税金 | 6,507 | 5,568 | |
| その他の債務 | 33,163 | 30,334 | |
| 未払費用 | 24,228 | 20,817 | |
| 163,571 | 136,710 | ||
| 流動 | 163,114 | 136,233 | |
| 非流動 | 457 | 477 | |
| 163,571 | 136,710 |
当社グループでは、仕入債務及びその他の債務の公正価値は、連結貸借対照表の帳簿価額に近似すると考えています。
32. 退職給付債務及びその他の従業員給付
当社グループは、確定給付型年金制度をはじめ様々な給付制度を有しています。これらの制度は、IAS第19号「従業員給付」(以下、IAS第19号)に従い、退職後給付制度又はその他の長期従業員給付制度としての開示が要求されています。なお、当社グループは、日本、英国、ドイツ、オーストリア、米国、カナダ並びにスウェーデンにおいて確定給付型年金制度を有しています。また、イタリア及びオーストリアでは退職補償制度を有しています。
これらの年金制度のうち、日本、カナダ、スウェーデンにおける制度以外は、既に年金受給権が確定した閉鎖型の制度となっています。また、ドイツ及び英国の年金制度は、従業員の新規加入を停止しており、既に加入している従業員の当期の勤務に対応した年金給付の積み増しのみを行う制度となっています。なお、英国の年金制度では、当期の勤務に対応した年金給付の積み増しは行われますが、給付額算定のベースとなる給与額の増加に既に上限を設定しているため、給与額の増加に連動して給付が際限無く増加することはありません。
当社グループの確定給付型年金制度は、日本、英国、米国、カナダを除き、非積立型の制度となっています。また、積立型の年金制度においては、独立して管理された基金に対して拠出が行われ、個別の金融資産、複数資産で運用されるファンド、保険契約等で運用されています。基金が保有する制度資産の管理は、年金制度の所在国の法令・規則・慣行等の規制を受けています。年金制度の運営は、投資戦略や拠出方針の決定を含めて当社グループが責任を負うか、もしくは当社グループと基金のTrustees(理事会)が共同で責任を負います。
当社グループの確定給付型年金制度は、様々なリスクにさらされていますが、その中でも特に影響の大きいリスクについては、以下の通りです。
| 制度資産に係る ボラティリティ | 確定給付制度債務は、社債利回りを参照して決定される割引率を用いて算定されます。制度資産の運用利率が制度債務の割引率を下回るならば、制度の積立不足を生む可能性があります。積立型の年金制度においては、概ね一定割合以上の成長(グロース)資産を保有しており、長期的には社債利回りを上回る運用成績を見込めますが、短期的には運用成績の変動(ボラティリティ)の影響を受ける可能性があります。制度資産の運用構成については、年金制度運営に関する当社グループの長期的な戦略に沿って適正かどうかという観点から、定期的に見直しを行います。 |
|---|---|
| 債券利回りの変動 | 社債利回りの低下は、制度資産として保有される債券の公正価値の上昇によってその影響が一部相殺されるものの、確定給付制度債務を増加させる可能性があります。 |
| 物価の上昇 | 英国における多くの確定給付型年金制度では、物価上昇に連動して給付額が増加する仕組みを有しています。極端な物価上昇の場合には、物価上昇に連動した給付の増加に上限が設定されるのが一般的ですが、物価上昇が確定給付制度債務を増加させる可能性があります。英国の制度では、物価や金利の変動に伴う制度債務の変動リスクの約95%がヘッジされる形になっています。 |
| 寿命の延長 | 確定給付制度債務の大部分は、制度加入者の生涯を通じた年金給付及び場合によっては、制度加入者の死亡の際のその配偶者に対する年金給付に対応しています。従って、寿命の延長は、確定給付制度債務を増加させる可能性があります。 なお、英国の主要な確定給付型年金制度では、長寿による確定給付制度債務に関するリスクをヘッジするため、2012年3月期において長寿スワップ契約を実施しています。 当社グループの英国所在の主要な年金制度は、2016年8月に保険会社との間で、一部の年金受給者に対する年金給付に関する保険契約(バイ・イン契約)を締結しています。当該年金制度は、このバイ・イン契約によって、対象となった年金受給者に対する年金給付に相当する金額を毎年受領することが保証されるため、対象となった年金部分については全てのリスクがヘッジされることになります。 |
制度資産は、リスクとリターンのバランスを勘案しながら、様々な種類の資産に分散して運用しています。主要な年金制度では、制度資産の一部は、制度債務とのマッチングの観点から国債、社債並びに現預金で運用されており、残りは、より高い運用収益を重視した資産運用を行っています。分散投資の徹底により、個別の資産の運用成績に起因するリスクを最小限に抑えるよう努めています。
当社グループにおいて最大規模の確定給付型年金制度は、英国の“Pilkington Superannuation Scheme (PSS)”であり、2022年3月末時点において、現役従業員453名、年金受給待機者2,221名並びに年金受給者8,972名が加入しています。PSSは、2008年9月30日以降、従業員の新規加入を停止した閉鎖型の制度となっています。PSSは、英国の雇用関連の法規制に従って運営され、理事会によって統治されています。理事会は、制度加入者側から選出された6名の代表者と雇用者側から選出された6名の代表者によって構成されます。雇用者側から選出された6名の代表者のうち、2名は当社グループと雇用関係の無い独立した者であり、4名は当社グループとの間で現在又は過去に雇用関係がある者となっています。理事会は、PSSの全体的な統治と制度資産の管理に対して責任を負っています。
PSSの年金規約では、2009年1月1日以前は、PSSに対する事業主による掛金の拠出額は、年金受給権が最終確定していない加入者について、年金計算のベースとなる退職前最終給与額の10.5%と定められていました。しかし2009年1月1日を発効日とする掛金額の変更が行われた結果、当連結会計年度末(2022年3月末)時点において、PSSに対する事業主による掛金の拠出額は、勤続年数の60分の1の割合で年金給付の積み増しが与えられる加入者については退職前最終給与額の16%、勤続年数の80分の1の割合で年金給付の積み増しが与えられる加入者については退職前最終給与額の12.5%と、それぞれ定められています。
PSSでは、年金基金の理事会と当社グループとの合意に基づき、3年毎に正式な財政再計算を保守的な計算基準を用いて実施しています。財政再計算の結果、積立不足が明らかになった場合、理事会は積立不足を解消するための計画を策定し、当社グループとの間で合意を行います。2020年12月31日時点で実施されたPSSの財政再計算の結果、積立不足は生じていなかったため、拠出計画は要求されていません。当社グループは、積立目標額の達成や当社グループが支払い不能に陥る不測の事態が生じた場合に備えて、将来の更なる安全がPSSにもたらされるエスクロー口座を保有しています。なお、エスクロー口座の残高は、当連結会計年度末時点において、28.8百万ポンド(当連結会計年度(2022年3月期)の為替換算で4,605百万円)です。
当社グループは、年金資産の積立超過額の返還に対してIFRIC第14号で言及されているような無条件の権利を有しており、積立超過額が基金理事会による意思決定によって将来減額又は消滅する可能性の有無によって、積立超過額を連結貸借対照表において資産として認識できるかどうかの判断は影響されないものと考えています。従って当社グループは、連結貸借対照表において、IAS第19号に従い年金資産の積立超過額について資産を認識する一方、掛金の追加拠出要件に対しては負債を追加的に認識しないこととしています。
PSSの理事会で採択された制度資産の運用目的と運用資産の配分方針は、PSSの運用原則として文書化されています。当社グループとPSSの理事会は、投資ポートフォリオの組替えや、財務面で有利になる場合のバイ・イン契約の更なる活用だけに限らず、PSSが内包するリスクを減少させることができないか、引き続き共同で調査していきます。
また当社グループは、日本において複数の確定給付型年金制度を有しています。これらの制度は、キャッシュ・バランス型であり、一般的には退職時に一時金形式で給付が行われます(ただし勤続20年以上の制度参加者は、年金または一時金のどちらで給付を受けるかを選択が可能)。これらの制度は、日本の厚生労働省の所管の下、確定給付企業年金法等に従って運営されています。これらの制度には、法律に従って最低積立要件が設けられており、制度に積立不足が存在する場合には、定められた期間内に掛金の追加拠出を行い最低積立要件を満たすことが要求されます。当社グループの日本における最大の年金制度は、日本板硝子株式会社の従業員を対象とした制度です。この年金制度に関する2019年3月末時点の財政再計算において、2,725百万円の積立超過が生じています。制度資産に関する運用方針は、基金の理事会によって決定されます。運用資産の約22%を株式で運用し、残り約78%を債券及び保険契約で運用するというのが、現時点の運用の目安となっています。
当社グループは、米国では従業員、退職者及びその扶養家族向けの、また英国では退職者向けの退職後医療給付制度及び生命保険給付制度を、それぞれ運営しています。会計処理の方法、数理計算上の仮定及び数理計算実施の頻度は、確定給付型年金制度におけるものと同様です。
連結貸借対照表で認識された退職給付に係る資産・負債の内訳は、以下の通りです。
(単位:百万円)
| 当連結会計年度末 (2022年3月31日) | 前連結会計年度末 (2021年3月31日) | |
|---|---|---|
| 退職給付に係る資産 | ||
| 年金及び一時金による給付 | △32,349 | △23,335 |
| 退職給付に係る負債 | ||
| 年金及び一時金による給付 | 44,613 | 45,120 |
| 退職後医療給付 | 10,846 | 15,882 |
| 退職給付に係る負債 計 | 55,459 | 61,002 |
| 退職給付に係る資産・負債の純額(税金控除後) | 23,110 | 37,667 |
連結損益計算書及び連結包括利益計算書で認識された費用及び収益は、以下の通りです。
(単位:百万円)
| 当連結会計年度 (自 2021年4月1日 至 2022年3月31日) | 前連結会計年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) | ||||||
| 営業費用 | 金融費用 | その他の 包括利益 | 営業費用 | 金融費用 | その他の 包括利益 | ||
| 年金及び一時金による給付 | △3,339 | 221 | 12,657 | △3,152 | 541 | △23,286 | |
| 退職後医療給付 | △25 | △289 | 5,881 | △24 | △430 | 2,108 | |
| 繰延法人所得税及び その他の税金(注) | - | - | △6,040 | - | - | 7,994 | |
| 合計 | △3,364 | △68 | 12,498 | △3,176 | 111 | △13,184 | |
(注)連結包括利益計算書にて認識される繰延法人所得税及びその他の税金の内訳は、当連結会計年度(2022年3月期)において、繰延法人所得税が△1,857百万円(前連結会計年度(2021年3月期)は460百万円)(注記26参照)、年金制度の積立超過額に対して課税されるその他の税金が△4,183百万円(前連結会計年度は7,534百万円)です。
連結貸借対照表で認識された金額は、以下の通りです。
当連結会計年度末(2022年3月31日)
(単位:百万円)
| 年金及び一時金による給付 | 退職後 医療給付 | ||||
| 日本 | 英国 | その他の地域 | 小計 | ||
| 確定給付制度債務の現在価値(制度資産あり) | 29,874 | 236,020 | 22,089 | 287,983 | — |
| 制度資産の公正価値 | △29,782 | △284,232 | △20,260 | △334,274 | — |
| 積立状況(制度資産あり) | 92 | △48,212 | 1,829 | △46,291 | — |
| 確定給付制度債務の現在価値(制度資産なし) | — | 4,640 | 37,041 | 41,681 | 10,846 |
| 退職給付に係る資産・負債の純額 | 92 | △43,572 | 38,870 | △4,610 | 10,846 |
| 積立超過額の返還に対する税金 | — | 16,874 | — | 16,874 | — |
| 退職給付に係る資産・負債の純額 (税金控除後) | 92 | △26,698 | 38,870 | 12,264 | 10,846 |
| 退職給付に係る資産 | △1,011 | △31,338 | — | △32,349 | — |
| 退職給付に係る負債 | 1,103 | 4,640 | 38,870 | 44,613 | 10,846 |
前連結会計年度末(2021年3月31日)
(単位:百万円)
| 年金及び一時金による給付 | 退職後 医療給付 | ||||
| 日本 | 英国 | その他の地域 | 小計 | ||
| 確定給付制度債務の現在価値(制度資産あり) | 32,269 | 248,697 | 22,744 | 303,710 | - |
| 制度資産の公正価値 | △32,478 | △282,628 | △20,490 | △335,596 | - |
| 積立状況(制度資産あり) | △209 | △33,931 | 2,254 | △31,886 | - |
| 確定給付制度債務の現在価値(制度資産なし) | - | 5,016 | 36,780 | 41,796 | 15,882 |
| 退職給付に係る資産・負債の純額 | △209 | △28,915 | 39,034 | 9,910 | 15,882 |
| 積立超過額の返還に対する税金 | - | 11,875 | - | 11,875 | - |
| 退職給付に係る資産・負債の純額 (税金控除後) | △209 | △17,040 | 39,034 | 21,785 | 15,882 |
| 退職給付に係る資産 | △1,279 | △22,056 | - | △23,335 | - |
| 退職給付に係る負債 | 1,070 | 5,016 | 39,034 | 45,120 | 15,882 |
当連結会計年度末(2022年3月末)において、確定給付制度債務の加重平均デュレーションは13年(前連結会計年度(2021年3月期)は13年)です。
連結損益計算書で認識された金額は、以下の通りです。
当連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)
(単位:百万円)
| 年金及び一時金による給付 | 退職後 医療給付 | ||||
| 日本 | 英国 | その他の地域 | 小計 | ||
| 当期勤務費用 | △1,202 | △1,306 | △354 | △2,862 | △25 |
| 過去勤務費用 | △17 | — | — | △17 | — |
| 清算及び終了にかかる損失 | — | △245 | — | △245 | — |
| 管理費用 | △13 | — | △202 | △215 | — |
| 営業費用 小計 | △1,232 | △1,551 | △556 | △3,339 | △25 |
| 確定給付負債(資産)の純額に係る利息純額 | 4 | 594 | △377 | 221 | △289 |
| 金融費用 小計 | 4 | 594 | △377 | 221 | △289 |
| 連結損益計算書で認識された費用 合計 | △1,228 | △957 | △933 | △3,118 | △314 |
前連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
(単位:百万円)
| 年金及び一時金による給付 | 退職後 医療給付 | ||||
| 日本 | 英国 | その他の地域 | 小計 | ||
| 当期勤務費用 | △1,273 | △1,099 | △309 | △2,681 | △24 |
| 過去勤務費用 | - | △217 | - | △217 | - |
| 管理費用 | △12 | - | △242 | △254 | - |
| 営業費用 小計 | △1,285 | △1,316 | △551 | △3,152 | △24 |
| 確定給付負債(資産)の純額に係る利息純額 | △8 | 1,182 | △633 | 541 | △430 |
| 金融費用 小計 | △8 | 1,182 | △633 | 541 | △430 |
| 連結損益計算書で認識された費用 合計 | △1,293 | △134 | △1,184 | △2,611 | △454 |
当連結会計年度(2022年3月期)において、その他の長期従業員給付も含めて営業費用で処理された3,364百万円(前連結会計年度(2021年3月期)では3,176百万円)のうち、売上原価では1,287百万円(同1,248百万円)、販売費では187百万円(同125百万円)、管理費では1,890百万円(同1,586百万円)個別開示項目では-百万円(同217百万円)が、それぞれ計上されています。
制度資産に係る実際運用収益は、当連結会計年度(2022年3月期)において1,125百万円の損失(前連結会計年度(2021年3月期)で13,838百万円の収益)となりました。
当社グループは、2022年3月期において、年金制度(エスクロー口座への支払いを除く)に対して4,365百万円、退職後医療給付制度に対して768百万円の支払いを、それぞれ予定しています。
連結包括利益計算書で認識された費用及び収益(繰延税金を除く)は、以下の通りです。
当連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)
(単位:百万円)
| 年金及び一時金による給付 | 退職後 医療給付 | ||||
| 日本 | 英国 | その他の地域 | 小計 | ||
| 制度資産について生じた実績との調整額 | △826 | △5,821 | △723 | △7,370 | — |
| 制度負債について生じた実績との調整額 | 174 | △2,336 | 484 | △1,678 | 5,185 |
| 制度負債の現在価値の算定に関する財務上の 仮定の変更 | 544 | 19,983 | 1,038 | 21,565 | 750 |
| 制度負債の現在価値の算定に関する人口統計上の仮定の変更 | — | 195 | △55 | 140 | △54 |
| 積立超過額の返還に対する税金の税率変更 影響額 | — | △4,183 | — | △4,183 | — |
| △108 | 7,838 | 744 | 8,474 | 5,881 | |
前連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
(単位:百万円)
| 年金及び一時金による給付 | 退職後 医療給付 | ||||
| 日本 | 英国 | その他の地域 | 小計 | ||
| 制度資産について生じた実績との調整額 | 2,663 | 2,262 | 2,134 | 7,059 | - |
| 制度負債について生じた実績との調整額 | 10 | 48 | △28 | 30 | 2,513 |
| 制度負債の現在価値の算定に関する財務上の 仮定の変更 | 308 | △23,617 | △5,364 | △28,673 | △618 |
| 制度負債の現在価値の算定に関する人口統計上の仮定の変更 | △51 | △1,847 | 196 | △1,702 | 213 |
| 積立超過額の返還に対する税金の税率変更 影響額 | - | 7,534 | - | 7,534 | - |
| 2,930 | △15,620 | △3,062 | △15,752 | 2,108 | |
連結貸借対照表で認識された、確定給付制度債務の現在価値の変動は、以下の通りです。
(単位:百万円)
| 年金及び一時金による給付 | 退職後 医療給付 | ||||
| 日本 | 英国 | その他の地域 | 小計 | ||
| 2020年4月1日現在 | 34,004 | 204,709 | 52,743 | 291,456 | 17,992 |
| 当期勤務費用 | 1,273 | 1,099 | 309 | 2,681 | 24 |
| 過去勤務費用 | - | 334 | - | 334 | - |
| 利息費用 | 132 | 4,965 | 1,142 | 6,239 | 430 |
| 制度加入者による拠出 | - | 15 | - | 15 | - |
| 数理計算上の差異 | △267 | 25,416 | 5,196 | 30,345 | △2,108 |
| 給付支払額 | △1,840 | △13,758 | △3,658 | △19,256 | △882 |
| 為替換算差額 | - | 30,933 | 3,792 | 34,725 | 426 |
| その他 | △1,033 | - | - | △1,033 | - |
| 2021年3月31日現在 | 32,269 | 253,713 | 59,524 | 345,506 | 15,882 |
| 当期勤務費用 | 1,202 | 1,306 | 354 | 2,862 | 25 |
| 過去勤務費用 | 17 | — | — | 17 | — |
| 利息費用 | 156 | 4,970 | 913 | 6,039 | 289 |
| 制度加入者による拠出 | — | 21 | — | 21 | — |
| 清算及び終了にかかる損失 | — | 245 | — | 245 | — |
| 数理計算上の差異 | △710 | △17,841 | △1,467 | △20,018 | △5,881 |
| 給付支払額 | △2,709 | △13,953 | △3,798 | △20,460 | △509 |
| 為替換算差額 | — | 12,199 | 3,604 | 15,803 | 1,040 |
| その他 | △351 | — | — | △351 | — |
| 2022年3月31日現在 | 29,874 | 240,660 | 59,130 | 329,664 | 10,846 |
連結貸借対照表で認識された、制度資産の公正価値の変動は、以下の通りです。
(単位:百万円)
| 年金及び一時金による給付 | 退職後 医療給付 | ||||
| 日本 | 英国 | その他の地域 | 小計 | ||
| 2020年4月1日現在 | 31,315 | 251,259 | 18,892 | 301,466 | - |
| 制度加入者による拠出 | - | 15 | - | 15 | - |
| 制度資産に係る収益(利息収益を除く) | 2,663 | 2,262 | 2,134 | 7,059 | - |
| 給付支払額 | △1,840 | △13,758 | △3,658 | △19,256 | △882 |
| 管理費用支払額 | △12 | - | △242 | △254 | - |
| 事業主による拠出 | 1,174 | 1,197 | 2,158 | 4,529 | 882 |
| 利息収益 | 124 | 6,147 | 509 | 6,780 | - |
| 為替換算差額 | - | 35,506 | 697 | 36,203 | - |
| その他 | △946 | - | - | △946 | - |
| 2021年3月31日現在 | 32,478 | 282,628 | 20,490 | 335,596 | - |
| 制度加入者による拠出 | — | 21 | — | 21 | — |
| 清算及び終了にかかる損失 | — | 131 | — | 131 | — |
| 制度資産に係る収益(利息収益を除く) | △841 | △5,821 | △723 | △7,385 | — |
| 給付支払額 | △2,709 | △13,953 | △3,798 | △20,460 | △509 |
| 管理費用支払額 | △13 | — | △202 | △215 | — |
| 事業主による拠出 | 1,058 | 1,366 | 2,075 | 4,499 | 509 |
| 利息収益 | 160 | 5,564 | 536 | 6,260 | — |
| 為替換算差額 | — | 14,296 | 1,882 | 16,178 | — |
| その他 | △351 | — | — | △351 | — |
| 2022年3月31日現在 | 29,782 | 284,232 | 20,260 | 334,274 | — |
連結貸借対照表で認識された、退職給付に係る資産・負債の純額の変動(積立超過額の返還に対する税金を除く)は、以下の通りです。
(単位:百万円)
| 年金及び一時金による給付 | 退職後 医療給付 | ||||
| 日本 | 英国 | その他の地域 | 小計 | ||
| 2020年4月1日現在 | △2,689 | 46,550 | △33,851 | 10,010 | △17,992 |
| 連結損益計算書で認識された項目 | △1,293 | △251 | △1,184 | △2,728 | △454 |
| 連結包括利益計算書で認識された項目 | 2,930 | △23,154 | △3,062 | △23,286 | 2,108 |
| 事業主による拠出 | 1,174 | 1,197 | 2,158 | 4,529 | 882 |
| 為替換算差額 | - | 4,573 | △3,095 | 1,478 | △426 |
| その他 | 87 | - | - | 87 | - |
| 2021年3月31日現在 | 209 | 28,915 | △39,034 | △9,910 | △15,882 |
| 連結損益計算書で認識された項目 | △1,228 | △957 | △933 | △3,118 | △314 |
| 連結包括利益計算書で認識された項目 | △131 | 12,020 | 744 | 12,633 | 5,881 |
| 事業主による拠出 | 1,058 | 1,366 | 2,075 | 4,499 | 509 |
| 制度終了にかかる事業主による臨時の拠出 | — | 131 | — | 131 | — |
| 為替換算差額 | — | 2,097 | △1,722 | 375 | △1,040 |
| その他 | — | — | — | — | — |
| 2022年3月31日現在 | △92 | 43,572 | △38,870 | 4,610 | △10,846 |
主要な数理計算上の仮定は、以下の通りです。なお、当社グループには様々な退職後給付制度が存在するため、各制度の加重平均値として各仮定を表示しています。
| 当連結会計年度末 (2022年3月31日) | 前連結会計年度末 (2021年3月31日) | |||||
| 日本 | 英国 | その他 の地域 | 日本 | 英国 | その他 の地域 | |
| 割引率(%) | 0.70% | 2.80% | 2.30% | 0.50% | 2.0% | 1.60% |
| 将来の予想昇給率(%) (注) | 2.40% | - | 3.10% | 2.40% | - | 2.30% |
| 将来の年金給付の予想増加率(%) | - | 1.30% | 2.60% | - | 1.10% | 1.70% |
| 消費者物価上昇率(%) | 0.25% | 3.00% | 2.50% | 0.25% | 2.60% | 1.90% |
| 医療費の長期的な増加率(%) | - | - | 4.50% | - | - | 4.50% |
(注)将来の予想昇給率も各制度の加重平均値として表示していますが、英国の“Pilkington Superannuation Scheme(PSS)”及びNGF Europe Ltd.の確定給付型年金制度、並びに米国の“Salaried Plan”のような、給付額の算定に使用される給与額に上限が設定された制度は除外しています。
当社グループは、それぞれの地域毎に適切な死亡率表を使用しています。例えば、当社グループの退職給付制度債務全体の約66%を占める英国のPSSの2022年3月末時点における年金数理計算には、英国のSAPS S3標準死亡率表をベースに、PSSの理事会によって調査された制度加入者の最近の死亡実績に関する調整を加味した死亡率表を使用しています。将来における死亡率の低下については、“CMI 2020 Core Projections”を参照し、年率1.25%の長期的趨勢率による低下を織り込んでいます。
この死亡率表に基づく年金受給者の予想残存寿命は、以下の通りです。
| 当連結会計年度末 (2022年3月31日) | |
| 現在65歳の年金受給者の予想残存寿命 | |
| 男性 | 21.9年 |
| 女性 | 23.5年 |
| 20年後における65歳年金受給者の予想残存寿命 | |
| 男性 | 23.4年 |
| 女性 | 25.5年 |
制度資産の構成及び各構成資産の公正価値は、以下の通りです。
当連結会計年度末(2022年3月31日)
(単位:百万円)
| 日本 | 英国 | その他の地域 | ||||
| 活発な市場における公表価格があるもの | 活発な市場における公表価格が無いもの | 活発な市場における公表価格があるもの | 活発な市場における公表価格が無いもの | 活発な市場における公表価格があるもの | 活発な市場における公表価格が無いもの | |
| 債券-国内政府債 | 8,672 | — | 146,144 | — | 1,303 | — |
| 債券-国内社債 | — | 910 | 20,393 | — | 11,569 | — |
| 債券-外国債券 | 5,198 | 720 | 21,808 | — | 339 | — |
| 株式-国内株式 | 6,482 | — | 6,744 | — | 2,203 | — |
| 株式-外国株式 | 1,833 | — | 49,766 | 1,840 | 1,950 | — |
| 不動産 | — | — | 7,476 | 80 | 165 | — |
| 現金 | — | 1,838 | 4,608 | — | 1,392 | — |
| その他 | — | 4,129 | 3,325 | (注)22,048 | — | 1,339 |
| 22,185 | 7,597 | 260,264 | 23,968 | 18,921 | 1,339 | |
(注)英国の「その他」には、バイ・イン実施のための保険契約が29,536百万円、長寿スワップ契約が△7,568百万円が含まれています。
前連結会計年度末(2021年3月31日)
(単位:百万円)
| 日本 | 英国 | その他の地域 | ||||
| 活発な市場における公表価格があるもの | 活発な市場における公表価格が無いもの | 活発な市場における公表価格があるもの | 活発な市場における公表価格が無いもの | 活発な市場における公表価格があるもの | 活発な市場における公表価格が無いもの | |
| 債券-国内政府債 | 9,926 | - | 147,759 | - | 997 | - |
| 債券-国内社債 | - | 1,115 | 21,387 | - | 12,165 | - |
| 債券-外国債券 | 6,061 | 550 | 22,450 | - | 287 | - |
| 株式-国内株式 | 7,425 | - | 5,775 | - | 2,672 | - |
| 株式-外国株式 | 2,173 | - | 44,718 | 5,974 | 2,257 | - |
| 不動産 | - | - | 6,416 | 365 | - | - |
| 現金 | - | 1,069 | 1,860 | - | 934 | - |
| その他 | - | 4,159 | 2,881 | (注)23,043 | - | 1,178 |
| 25,585 | 6,893 | 253,246 | 29,382 | 19,312 | 1,178 | |
(注)英国の「その他」には、バイ・イン実施のための保険契約が30,324百万円、長寿スワップ契約が△7,281百万円が含まれています。
確定給付制度債務の算定に使用された主要な仮定は、割引率、インフレ率、並びに死亡率です。主要な確定給付型年金制度のうち日本と英国の制度に係る確定給付制度債務の感応度分析は、以下の通りです。
| 仮定 | 仮定の変動 | 制度負債への影響 | |
| 日本 | 英国 | ||
| 割引率 | 0.5%の増加又は減少 | 4.3%の減少又は4.6%の増加 | 6.8%の減少又は7.5%の増加 |
| インフレ率 | 0.5%の増加又は減少 | 影響なし | 4.1%の増加又は3.6%の減少 |
| 死亡率 | 寿命の1年増加 | 影響なし | 4.9%の増加 |
上記の表に記載の感応度は、グロス(制度資産控除前)ベースの確定給付制度債務に対する影響を表しています。当注記冒頭の確定給付型年金制度における主要なリスクの表中にも記載の通り、割引率の変動によるネット(制度資産控除後)ベースの確定給付債務への影響は、債券利回りの変動を通じた制度資産として保有される債券の公正価値の変動によって、その一部が相殺されることになります。
医療費の趨勢率が1%減少した場合、退職給付に係る負債は1,073百万円減少し、当期の勤務費用と利息費用は合わせて29百万円減少します。医療費の趨勢率が1%増加した場合、退職給付に係る負債は1,226百万円増加し、当期の勤務費用と利息費用は合わせて33百万円増加します。この感応度分析では、事業主の費用増加には年間の上限があることを考慮しています。
上記の感応度分析では、他の仮定に変動が無い状況において、ある一つの仮定が変動した場合を想定しています。実際にはこのようなケースは稀であり、複数の仮定の変動が関連性を有しながら発生することがあります。物価上昇に対する上記の感応度には、物価上昇に連動する年金給付の増加の影響を含んでいます。
重要な仮定に対する確定給付制度債務の感応度は、連結貸借対照表で認識される退職給付に係る負債を算定する際に使用される方法と同一の方法を用いて算定されます。
感応度分析の作成に使用された方法及び仮定について、前連結会計年度(2021年3月期)からの変更はありません。
33. 引当金
当連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)
(単位:百万円)
| 注記 | 製品保証 | リストラクチャリング | 賞与 | 環境 | 請求及び 訴訟 | その他 | 合計 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 4月1日現在 | 514 | 10,737 | 3,493 | 8,522 | 3,075 | 8,910 | 35,251 | |
| 為替換算差額 | 16 | 332 | 213 | 559 | 244 | 271 | 1,634 | |
| 連結損益計算書計上額 | ||||||||
| 引当金繰入額 | 263 | 837 | 6,608 | - | 1,858 | 1,111 | 10,677 | |
| 割引計算の 期間利息費用 | (13) | - | - | - | 180 | - | - | 180 |
| 売却目的で保有する処分グループへの振替 | - | - | △22 | - | - | △9 | △31 | |
| 未使用分の戻入 | △247 | △521 | △647 | △401 | △525 | △723 | △3,064 | |
| 使用額 | △20 | △3,821 | △3,837 | △436 | △1,132 | △584 | △9,830 | |
| 3月31日現在 | 526 | 7,564 | 5,808 | 8,424 | 3,520 | 8,975 | 34,817 | |
| 引当金合計の内訳 | ||||||||
| 流動 | 323 | 2,606 | 5,488 | 334 | 1,330 | 3,540 | 13,621 | |
| 非流動 | 203 | 4,958 | 320 | 8,090 | 2,190 | 5,435 | 21,196 | |
| 526 | 7,564 | 5,808 | 8,424 | 3,520 | 8,975 | 34,817 |
前連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
(単位:百万円)
| 注記 | 製品保証 | リストラクチャリング | 賞与 | 環境 | 請求及び 訴訟 | その他 | 合計 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 4月1日現在 | 373 | 1,249 | 2,561 | 7,013 | 3,427 | 8,061 | 22,684 | |
| 為替換算差額 | 27 | 633 | 105 | 206 | 139 | 345 | 1,455 | |
| 連結損益計算書計上額 | ||||||||
| 引当金繰入額 | 487 | 13,535 | 6,016 | 1,916 | 1,676 | 1,820 | 25,450 | |
| 割引計算の 期間利息費用 | (13) | - | - | - | 177 | - | - | 177 |
| 売却目的で保有する処分グループへの振替 | - | - | △25 | - | - | △81 | △106 | |
| 未使用分の戻入 | △240 | △40 | △1,778 | △204 | △1,032 | △492 | △3,786 | |
| 使用額 | △133 | △4,640 | △3,386 | △586 | △1,135 | △743 | △10,623 | |
| 3月31日現在 | 514 | 10,737 | 3,493 | 8,522 | 3,075 | 8,910 | 35,251 | |
| 引当金合計の内訳 | ||||||||
| 流動 | 337 | 9,226 | 3,111 | 375 | 1,090 | 3,721 | 17,860 | |
| 非流動 | 177 | 1,511 | 382 | 8,147 | 1,985 | 5,189 | 17,391 | |
| 514 | 10,737 | 3,493 | 8,522 | 3,075 | 8,910 | 35,251 |
製品保証引当金は、当社グループが製品の信頼性や性能に対して保証を与えた場合に、設定されます。製品保証引当金の金額は、過去のクレームの実績水準に基づき算定されます。将来におけるクレームの発生水準は、過去の実績とは異なる可能性がありますが、クレーム水準の変化が引当金の金額に重要な影響を及ぼすとは想定していません。製品保証引当金は、与えられた保証期間にわたって使用され、その平均使用期間は1年を超える水準を想定しています。
リストラクチャリング引当金は、当連結会計年度末(2022年3月末)において、建築用ガラス事業で2,202百万円(前連結会計年度末(2021年3月末)3,305百万円)、自動車用ガラス事業で5,041百万円(同6,680百万円)、高機能ガラス事業で-百万円(同12百万円)、その他で321百万円(同740百万円)、それぞれ設定されています。リストラクチャリング引当金は、詳細なリストラクチャリング計画が存在し、その計画が影響を受ける従業員に対して通知された場合に、設定されます。リストラクチャリング引当金は、リストラクチャリング計画の影響を受ける従業員の人数とその雇用終了に係る費用に関する固有のデータに基づき金額の見積りが行われるため、リストラクチャリング計画実施による実績額が引当金の額と大きく異なることは考えていません。リストラクチャリング引当金は、主として翌連結会計年度内に使用されるものと想定しています。
賞与引当金は、従業員に対する賞与制度に関して支出が予想される金額を見積り設定されています。この金額は一般的に、当社グループの業績を当該賞与制度が規定する基準値と比較・参照することにより算定されます。賞与の支給が将来の業績に関する予想の影響を受ける場合には、当社グループは将来の賞与支給額を見積るため、将来業績の予想値と当該賞与制度が規定する基準値との比較を行います。
環境引当金は、当社グループに法的又は推定的債務が存在する場合に、環境対策のために必要と見込まれる金額を計上しています。当連結会計年度末(2022年3月末)において、建築用ガラス事業で652百万円(前連結会計年度末(2021年3月末)907百万円)、自動車用ガラス事業で-百万円(同25百万円)、高機能ガラス事業で82百万円(同151百万円)、その他で7,690百万円(同7,439百万円)、それぞれ設定されています。その他における環境引当金は、主として北米及び日本において前連結会計年度以前に計上された引当金です。
請求及び訴訟引当金は、様々な請求や係争案件の解決の可能性を考慮し計上しております。この引当金は、従業員や第三者に対する債務になりうると以前から認識されている案件を含んでおり、その中には既に訴訟となっている案件もあります。この引当金には、事象としては発生しているがまだ訴訟には至っていないような案件も適切な場合には含めています。
その他の引当金は、当連結会計年度末(2022年3月末)において、主として、重要性の乏しい退職給付に係る引当金4,566百万円(前連結会計年度末(2021年3月末)4,445百万円)、有給休暇に係る引当金3,260百万円(同3,446百万円)、不利なリース及び賃貸借契約に備えた引当金81百万円(同106百万円)から構成されています。
34. 繰延収益
(単位:百万円)
| 当連結会計年度末 (2022年3月31日) | 前連結会計年度末 (2021年3月31日) | |
|---|---|---|
| 繰延収益 | 550 | 453 |
| 政府補助金 | 2,979 | 3,136 |
| 3,529 | 3,589 | |
| 流動 | 499 | 504 |
| 非流動 | 3,030 | 3,085 |
| 3,529 | 3,589 |
(単位:百万円)
| 当連結会計年度 (自 2021年4月1日 至 2022年3月31日) | 前連結会計年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) | ||
|---|---|---|---|
| 4月1日現在 | 3,589 | 4,164 | |
| 為替換算差額 | 176 | 270 | |
| 受領した繰延収益 | 254 | 85 | |
| 連結損益計算書に認識された繰延収益 | △490 | △926 | |
| 売却目的で保有する処分グループへの振替 | 0 | △4 | |
| 3月31日現在 | 3,529 | 3,589 |
繰延収益は、当連結会計年度末(2022年3月末)において、自動車用ガラス事業の金型費用に関して顧客から提供された金額242百万円(前連結会計年度末(2021年3月末)324百万円)、及びその他の繰延収益308百万円(同129百万円)から構成されています。前者は主に自動車用ガラスの顧客から受取った収入から構成され、非流動資産の有形固定資産に計上された金型の耐用年数と同一の期間にわたって、繰延収益は連結損益計算書において償却されます。
政府補助金は、主として、欧州の建築用ガラス事業及び自動車用ガラス事業において発生したものであり、英国、ドイツ、イタリア並びにポーランドにおける設備投資案件に関連した補助金です。政府補助金は、補助金の対象期間にわたって、均等に連結損益計算書において認識されます。繰延収益として認識された政府補助金に付随する、未履行の条件もしくはその他の偶発事象はありません。
35. 株式報酬
当社グループには、持分決済型の株式報酬制度がいくつか有り、その制度の下で、取締役、執行役常務、執行役、常務執行役員並びに執行役員の役務提供を対価として当社グループの持分金融商品を付与しています。持分金融商品の付与と交換に受領する役務の公正価値は、IFRS第2号「株式報酬」に基づき、権利確定期間にわたって費用認識します。全ての株式報酬取引は持分決済型です。
報告期間中に付与され、連結損益計算書に計上された金額は以下の通りです。
(単位:百万円)
| 注記 | 当連結会計年度 (自 2021年4月1日 至 2022年3月31日) | 前連結会計年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) | |
|---|---|---|---|
| 譲渡制限付株式報酬 | (12) | 49 | 39 |
(1) 譲渡制限付株式報酬
当社の譲渡制限付株式報酬制度は、対象者となる執行役に対して、譲渡制限付株式を割り当てるために金銭報酬債権を付与し、対象者は当該金銭報酬債権を現物出資することで、当社の普通株式の発行を受けるものです。また、本制度に基づき当社の普通株式を発行するにあたり、当社と各対象者との間で譲渡制限付株式割当契約を締結しています。
(譲渡制限付株式割当契約の概要)
① 譲渡制限期間
付与日から30年間
② 当社による無償取得
対象者が、譲渡制限期間の開始日以降、最初に到来する当社の定時株主総会の開催日までに当社の取締役及び執行役のいずれの地位からも退任した場合には、当社取締役会が正当と認める理由がある場合を除き、当該株式を、退任の時点をもって無償で取得するものとします。
③ 譲渡制限の解除
対象者が、譲渡制限期間の開始日以降、最初に到来する当社の定時株主総会の開催日まで継続して、当社取締役又は執行役のいずれかの地位にあったことを条件とし、譲渡制限期間満了時点をもって譲渡制限を解除します。
当連結会計年度及び前連結会計年度に付与した譲渡制限付株式の内容は以下のとおりです。
| 当連結会計年度 (自 2021年4月1日 至 2022年3月31日) | 前連結会計年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) | |
|---|---|---|
| 付与日 | 2021年7月26日 | 2020年8月12日 |
| 付与数 | 72,900株 | 133,000株 |
| 1株当たり発行価額 (注) | 665円 | 389円 |
(注)当連結会計年度に付与した譲渡制限付株式の発行価額については、2021年6月28日(本新株発行に係る当社執行役社長の決定日の前営業日)、前連結会計年度に付与した譲渡制限付株式の発行価額については、2020年7月15日(本新株発行に係る当社執行役社長の決定日の前営業日)の東京証券取引所における当社普通株式の終値としています。
(2) ストック・オプション
前連結会計年度(2021年3月期)より、ストック・オプション制度に代えて譲渡制限付株式報酬を導入したため、ストック・オプションの新規付与はありません。
当連結会計年度(2022年3月期)及び前連結会計年度(2021年3月期)においては、ストック・オプションの取消及び条件の変更はありませんでした。
未行使のストック・オプション数(1オプションにつき100株)の変動とそれらの1株当たり加重平均行使価格は、以下の通りです。
| 当連結会計年度 (自 2021年4月1日 至 2022年3月31日) | 前連結会計年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) | |||
| 1株当たり平均 行使価格(円) | オプション (個) | 1株当たり平均 行使価格(円) | オプション (個) | |
| 4月1日現在 | 1 | 6,585 | 1 | 6,939 |
| 行使 | 1 | △1,164 | 1 | △354 |
| 3月31日現在 | 1 | 5,421 | 1 | 6,585 |
当連結会計年度末(2022年3月末)の未行使のオプション5,421個(前連結会計年度末(2021年3月末)6,585個)のうち、2,485個(同2,193個)が行使可能でした。当連結会計年度(2022年3月期)においてオプションが行使された結果、普通株式116,400株(前連結会計年度(2021年3月期)35,400株)が1株当たり加重平均行使価格1円(同1円)で付与されました。これらのオプションの行使時における加重平均株価は531円(同477円)でした。
報告年度末の未行使オプションの満期消滅日と行使価格は以下の通りです。
| 満期消滅日 | 1株当たりの 行使価額(円) | 当連結会計年度末 (2022年3月31日) | 前連結会計年度末 (2021年3月31日) | |
| 株式(株) | ||||
| 2008年ストック・オプション(注) | 2038年9月27日 | 1 | 5,200 | 5,200 |
| 2009年ストック・オプション(注) | 2039年9月30日 | 1 | 10,300 | 10,300 |
| 2010年ストック・オプション(注) | 2040年9月30日 | 1 | 6,600 | 6,600 |
| 2011年ストック・オプション(注) | 2041年10月14日 | 1 | 9,800 | 12,400 |
| 2012年ストック・オプション(注) | 2042年9月28日 | 1 | 37,600 | 43,800 |
| 2013年ストック・オプション(注) | 2043年10月15日 | 1 | 57,200 | 57,200 |
| 2014年ストック・オプション(注) | 2044年9月30日 | 1 | 35,700 | 49,700 |
| 2015年ストック・オプション(注) | 2045年9月30日 | 1 | 56,500 | 83,500 |
| 2016年ストック・オプション(注) | 2046年10月14日 | 1 | 57,200 | 103,800 |
| 2017年ストック・オプション(注) | 2047年9月29日 | 1 | 82,900 | 91,700 |
| 2018年ストック・オプション(注) | 2048年7月26日 | 1 | 89,300 | 91,700 |
| 2019年ストック・オプション(注) | 2049年7月24日 | 1 | 93,800 | 102,600 |
| 542,100 | 658,500 | |||
(注)権利確定条件は付されていません。
36. 資本金
| 当連結会計年度末 (2022年3月31日) | 前連結会計年度末 (2021年3月31日) | |
|---|---|---|
| 株式数(株) | 株式数(株) | |
| 授権株式 | ||
| 普通株式 | 177,500,000 | 177,500,000 |
| A種種類株式 | 40,000 | 40,000 |
| 発行済株式数 | ||
| 普通株式(無額面普通株式) | 91,000,199 | 90,810,899 |
| A種種類株式(額面:1株につき1,000,000円) | 30,000 | 30,000 |
| 自己株式(普通株式) | 25,700 | 23,785 |
| 当連結会計年度 (自 2021年4月1日 至 2022年3月31日) | 前連結会計年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) | |||
| 株式数(株) | 金額(百万円) | 株式数(株) | 金額(百万円) | |
| 全額払込済みの発行済み普通株式 | ||||
| 4月1日現在 | 90,810,899 | 116,643 | 90,642,499 | 116,607 |
| 譲渡制限付株式報酬 | 72,900 | 24 | 133,000 | 26 |
| 新株予約権の行使による増加 | 116,400 | 42 | 35,400 | 10 |
| 3月31日現在 | 91,000,199 | 116,709 | 90,810,899 | 116,643 |
| 当連結会計年度 (自 2021年4月1日 至 2022年3月31日) | 前連結会計年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) | ||||
| 株式数(株) | 金額(百万円) | 株式数(株) | 金額(百万円) | ||
| 全額払込済みの発行済みA種種類株式(優先株式) | |||||
| 4月1日現在 | 30,000 | - | 30,000 | - | |
| 3月31日現在 | 30,000 | - | 30,000 | - | |
(A種種類株式の発行)
当社グループは2017年3月31日にA種種類株式を発行しています。このA種種類株式の発行によって、当社グループの貸借対照表が強化され、調達された資金は借入金の返済及び当社グループの事業における高付加価値(VA)製品関連投資に充当されます。
A種種類株式の優先配当率は、配当基準日が、2018年3月31日までは年4.5%、2018年4月1日以降2020年3月31日までは年5.5%、2020年4月1日以降は年6.5%に設定されており、A種種類株主は普通株主に優先して配当を受け取ることができます。ある事業年度において、A種種類株主への優先配当金が不足した場合、当該不足額は翌事業年度以降に累積します。A種種類株主は、当該優先配当に加え、当社普通配当を受け取ることはできません。A種種類株式の配当については、注記15「配当金」をご参照ください。
またA種種類株式には、金銭を対価とする取得条項及び普通株式を対価とする取得請求権が付されています。
金銭を対価とする取得条項については、当社は、2018年4月1日以降いつでも、金銭を対価として、A種種類株式の全部又は一部を取得することができます。
普通株式を対価とする取得請求権については、当社とA種種類株主との間で締結した引受契約において、2020年7月1日以降においてのみ行使することができるとの転換制限が付されていましたが、転換制限解除事由の発生により、2020年5月22日以降、A種種類株主は当該取得請求権を行使することが可能となっています。A種種類株式に付された普通株式を対価とする取得請求権が行使された場合に交付される普通株式の数は、取得請求権を行使する日に応じて、取得請求権を行使したA種種類株式の払込金額相当額に次の係数を乗じて得られる額(なお、この額に当該A種種類株式に係る累積未払配当金相当額及び日割未払優先配当金額の合計額は加算されません。)を、取得価額で除して得られる数となります。
2017年4月1日から2017年6月30日 :1.05
2017年7月1日から2018年6月30日 :1.08
2018年7月1日から2019年6月30日 :1.15
2019年7月1日から2020年6月30日 :1.22
2020年7月1日から2021年6月30日 :1.29
2021年7月1日から2022年6月30日 :1.36
2022年7月1日以降 :1.43
当社グループは、2018年12月7日付及び2019年6月6日付でそれぞれ5,000株を取得及び消却しています。
普通株式の取得価額は、当初、2017年2月2日(A種種類株式に係る引受契約の締結日)に先立つ連続する30取引日の株式会社東京証券取引所が公表する当社の普通株式の売買高加重平均価格(VWAP)の平均値(円位未満小数第2位まで算出し、その小数第2位を四捨五入する。)の95%に相当する額(円位未満小数第2位まで算出し、その小数第2位を四捨五入する。)である、846.5円です。
A種種類株式には議決権はなく、譲渡制限が付されています。
(資本管理)
当社グループでは、資本金及び資本剰余金を管理の対象となる資本と定義したうえで、グループの戦略に沿って財務基盤を安定化させるという目標の下、資本の管理を行っています。当社取締役会は、グループの業績を勘案しながら、継続的にグループの資本管理に対する評価を行っています。当社グループは、新株の発行による貸借対照表の強化の効果や調達した資金による投資からのリターンが、潜在的な希薄化効果を上回ると当社取締役会により判断された場合には、新株の発行を行います。当社グループが普通株式以外の種類株式を発行する場合には、当社取締役会は、発行される種類株式に付随する権利と義務を検討し、調達した資金のうち他の適切な使途への利用を見込んでいる額を上回る額については、当該種類株式の償還を優先的に検討します。当社グループは、2017年3月期において、財務基盤の改善、また借入金の返済資金及びVA(Value-Added)化投資枠の確保を目的としてA種種類株式を発行しました。今後、残るA種種類株式について、財務安定性を維持しながら柔軟かつ早期に償還を実施し、将来的には全数を金銭償還することを目指しています。
37. 資本剰余金
(単位:百万円)
| 注記 | 当連結会計年度 (自 2021年4月1日 至 2022年3月31日) | 前連結会計年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) | |
|---|---|---|---|
| 4月1日現在 | 155,245 | 155,222 | |
| 譲渡制限付株式報酬 | 25 | 13 | |
| 新株予約権の増減 | 42 | 10 | |
| 自己株式の処分 | △0 | - | |
| 3月31日現在 | 155,312 | 155,245 |
38. 利益剰余金
(単位:百万円)
| 注記 | 当連結会計年度 (自 2021年4月1日 至 2022年3月31日) | 前連結会計年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) | |
|---|---|---|---|
| 4月1日現在 | △81,692 | △54,276 | |
| 当期利益(△は損失) | 4,134 | △16,930 | |
| 確定給付制度の再測定 | (32) | 18,538 | △21,178 |
| 確定給付制度の再測定にかかる税効果及びその他の税金 | (32) | △6,040 | 7,994 |
| 超インフレの調整 | (44) | 6,889 | 4,399 |
| 剰余金の配当 | △1,950 | △1,650 | |
| 非支配持分との資本取引 | - | △51 | |
| 3月31日現在 | △60,121 | △81,692 | |
| 利益剰余金(IFRS移行時の累積換算差額) | △68,048 | △68,048 | |
| IFRS移行時の累積換算差額を含む利益剰余金期末残高 | △128,169 | △149,740 |
日本の会社法では、資本準備金を除く資本剰余金と利益準備金を除く利益剰余金から、剰余金の配当として処分される金額の10%相当額を、資本準備金と利益準備金の合計額が資本金の25%に達するまで、資本準備金又は利益準備金にそれぞれ繰り入れることが規定されています。株主総会、あるいは一定の条件を満たした場合には取締役会の決議に基づいて、任意の時期に剰余金の配当を行うことが可能です。
39. その他の資本の構成要素
当連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)
(単位:百万円)
| 注記 | キャッシュ・フロー・ヘッジの公正価値 | その他の包括利益を通じて公正価値を測定する金融資産の公正価値 | 在外営業活動体の換算差額 | 自己株式 | 新株予約権 | 合計 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 4月1日現在 | △3,169 | △8,641 | △47,917 | △40 | 556 | △59,211 | |
| 在外営業活動体の換算差額 | |||||||
| 当期発生額 | - | - | 29,108 | - | - | 29,108 | |
| 純投資ヘッジ | (24) | - | - | △2,528 | - | - | △2,528 |
| キャッシュ・フロー・ ヘッジの公正価値 | |||||||
| 当期発生額 | 40,730 | - | - | - | - | 40,730 | |
| 連結損益計算書への 組替調整額 | △702 | - | - | - | - | △702 | |
| キャッシュ・フロー・ ヘッジにかかる税効果 | (26) | △6,883 | - | - | - | - | △6,883 |
| その他の包括利益を通じて公正価値を測定する金融資産の公正価値 | |||||||
| 当期発生額 | (23) | - | 1,051 | - | - | - | 1,051 |
| その他の包括利益を通じて公正価値を測定する金融資産の公正価値にかかる税効果 | (26) | - | △41 | - | - | - | △41 |
| 自己株式の取得 | - | - | - | △1 | - | △1 | |
| 自己株式の処分 | 0 | 0 | |||||
| 株式報酬 (ストック・オプション) | - | - | - | - | △84 | △84 | |
| 3月31日現在 | 29,976 | △7,631 | △21,337 | △41 | 472 | 1,439 |
前連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
(単位:百万円)
| 注記 | キャッシュ・フロー・ヘッジの公正価値 | その他の包括利益を通じて公正価値を測定する金融資産の公正価値 | 在外営業活動体の換算差額 | 自己株式 | 新株予約権 | 合計 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 4月1日現在 | △8,240 | △8,142 | △60,048 | △39 | 576 | △75,893 | |
| 在外営業活動体の換算差額 | |||||||
| 当期発生額 | - | - | 7,220 | - | - | 7,220 | |
| 純投資ヘッジ | (24) | - | - | 4,911 | - | - | 4,911 |
| キャッシュ・フロー・ ヘッジの公正価値 | |||||||
| 当期発生額 | 4,147 | - | - | - | - | 4,147 | |
| 連結損益計算書への 組替調整額 | 2,652 | - | - | - | - | 2,652 | |
| キャッシュ・フロー・ ヘッジにかかる税効果 | (26) | △1,728 | - | - | - | - | △1,728 |
| その他の包括利益を通じて公正価値を測定する金融資産の公正価値 | |||||||
| 当期発生額 | (23) | - | △527 | - | - | - | △527 |
| 連結損益計算書への 組替調整額 | (23) | - | △67 | - | - | - | △67 |
| その他の包括利益を通じて公正価値を測定する金融資産の公正価値にかかる税効果 | (26) | - | 95 | - | - | - | 95 |
| 自己株式の取得 | - | - | - | △1 | - | △1 | |
| 株式報酬 (ストック・オプション) | - | - | - | - | △20 | △20 | |
| 3月31日現在 | △3,169 | △8,641 | △47,917 | △40 | 556 | △59,211 |
その他の資本の構成要素には、以下の剰余金が含まれます。
・キャッシュ・フロー・ヘッジの公正価値
この剰余金は、ヘッジ手段のうち有効なキャッシュ・フロー・ヘッジの関係があると認められる部分にかかる正味変動額から構成されています。
キャッシュ・フロー・ヘッジの公正価値のうち、当連結会計年度(2022年3月期)において連結損益計算書に組替調整された金額は、△702百万円(前連結会計年度(2021年3月期)は2,652百万円)です。このうち、金融費用に△35百万円(同△12百万円)、その他の費用には23百万円(同△14百万円)、売上原価には△690百万円(同2,678百万円)が、それぞれ組替調整されました。
・その他の包括利益を通じて公正価値を測定する金融資産の公正価値
この剰余金は、その他の包括利益を通じて公正価値を測定する金融資産の公正価値の評価差額です。
その他の包括利益を通じて公正価値を測定する金融資産の公正価値のうち、当連結会計年度(2022年3月期)において連結損益計算書に組替調整された金額は、-百万円(前連結会計年度(2021年3月期)△67百万円)です。全てその他の収益に-百万円(前連結会計年度△67百万円)調整されました。
・在外営業活動体の換算差額
この剰余金は、海外子会社等の財務諸表を当社グループの表示通貨へ換算する際に発生した換算差額と、在外営業活動体に対する純投資のヘッジの影響額から構成されています。
40. 営業活動によるキャッシュ・フロー
(単位:百万円)
| 注記 | 当連結会計年度 (自 2021年4月1日 至 2022年3月31日) | 前連結会計年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) (修正再表示) | ||
|---|---|---|---|---|
| 当期利益(△は損失) | 6,759 | △16,316 | ||
| 調整項目: | ||||
| 法人所得税 | (14) | 5,100 | △855 | |
| 減価償却費(有形固定資産) | (18) | 34,010 | 32,520 | |
| 償却費(無形資産) | (17) | 2,665 | 3,248 | |
| 減損損失 | 1,535 | 2,290 | ||
| 減損損失の戻入益 | △1,295 | △964 | ||
| 有形固定資産売却損益 | 26 | △7,274 | ||
| 子会社、ジョイント・ベンチャー、関連会社及び事業の売却損益 | △4,404 | 50 | ||
| 繰延収益の増減 | (34) | △236 | △841 | |
| 金融収益 | (13) | △2,117 | △2,044 | |
| 金融費用 | (13) | 14,586 | 13,080 | |
| 持分法適用会社に対する金融債権の減損損失 | (21) | 3,374 | - | |
| 持分法による投資利益 | (21) | △7,498 | △2,194 | |
| 持分法投資に関するその他の損益 | (21) | 3,422 | △555 | |
| その他 | 309 | △350 | ||
| 引当金及び運転資本の増減考慮前の営業活動によるキャッシュ・フロー | 56,236 | 19,795 | ||
| 引当金及び退職給付に係る負債の増減 | △3,642 | 7,043 | ||
| 運転資本の増減: | ||||
| -棚卸資産の増減 | △14,033 | 9,231 | ||
| -売上債権及びその他の債権の増減 | △6,197 | △11,094 | ||
| -仕入債務及びその他の債務の増減 | 25,156 | 6,879 | ||
| -契約残高の増減 | 775 | 100 | ||
| 運転資本の増減 | 5,701 | 5,116 | ||
| 営業活動による現金生成額 | 58,295 | 31,954 |
連結キャッシュ・フロー計算書の、有形固定資産、ジョイント・ベンチャー及び関連会社等の売却による収入の内訳は以下の通りです。
当連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)
(単位:百万円)
| 子会社及び事業 | ジョイント・ベンチャー及び関連会社 | 有形固定資産 | 無形資産 | その他の包括利益を通じて公正価値を測定する金融資産 | その他 | 合計 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 正味帳簿価額 | 3,141 | 1 | 1,323 | 1 | 2 | - | 4,468 |
| 資産の処分損益 | 4,404 | - | △26 | 5 | - | - | 4,383 |
| その他の包括利益からの組替調整 | △124 | - | - | - | - | - | △124 |
| 売却時に子会社が保有する現金及び現金同等物 | △350 | - | - | - | - | - | △350 |
| その他の債権 | △880 | - | - | - | - | - | △880 |
| その他 | - | - | 57 | - | - | - | 57 |
| 資産の処分による収入 | 6,191 | 1 | 1,354 | 6 | 2 | - | 7,554 |
前連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
(単位:百万円)
| 子会社及び事業 | ジョイント・ベンチャー及び関連会社 | 有形固定資産 | 無形資産 | その他の包括利益を通じて公正価値を測定する金融資産 | その他 | 合計 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 正味帳簿価額 | 78 | 174 | 4,397 | 3 | 573 | - | 5,225 |
| 資産の処分損益 | △50 | 555 | 7,274 | 7 | 67 | - | 7,853 |
| セール・アンド・リースバック取引に係る調整 | - | - | 4,281 | - | - | - | 4,281 |
| その他の包括利益からの組替調整 | - | △555 | - | - | - | - | △555 |
| 売却時に子会社が保有する現金及び現金同等物 | △404 | - | - | - | - | - | △404 |
| 未収入金の決済 | - | 392 | - | - | - | - | 392 |
| 資産の処分による収入 | △376 | 566 | 15,952 | 10 | 640 | - | 16,792 |
当連結会計年度(2022年3月期)及び前連結会計年度(2021年3月期)において重要な非資金取引はありません。
41. 1株当たり利益
(i) 基本
基本的1株当たり利益は、親会社の所有者に帰属する当期利益からA種種類株主へ支払われたA種種類株式の配当金を控除した金額を、当該連結会計年度の発行済普通株式の加重平均株式数で除して算定しています。A種種類株式に係る配当金は、発行要項で定められた配当率に基づき算定されます。発行済普通株式の加重平均株式数には、当社グループが買入れて自己株式として保有している普通株式及び株式報酬制度に基づき割り当てられた譲渡制限付株式のうち譲渡制限解除の条件を満たしていないものは含まれません。
| 当連結会計年度 (自 2021年4月1日 至 2022年3月31日) | 前連結会計年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) | |
|---|---|---|
| 利益 親会社の所有者に帰属する当期利益(△は損失)(百万円) | 4,134 | △16,930 |
| 調整; - A種種類株式の配当金(百万円) | △1,950 | △1,950 |
| 基本的1株当たり当期利益の算定に用いる利益 (△は損失)(百万円) | 2,184 | △18,880 |
| 発行済普通株式の加重平均株式数(千株) | 90,726 | 90,631 |
| 基本的1株当たり当期利益(△は損失)(円) | 24.07 | △208.32 |
(ii) 希薄化後
希薄化後1株当たり利益は、すべての希薄化効果のある潜在的普通株式が転換されたと仮定して、当期利益と発行済普通株式の加重平均株式を調整することにより算定しています。当社グループには、ストック・オプションの行使、株式報酬制度による譲渡制限付株式及びA種種類株式に付与された普通株式を対価とする取得請求権の行使による潜在的普通株式が存在します。ストック・オプションについては、付与された未行使のストック・オプションの権利行使価額に基づき、公正価値(当社株式の当期の平均株価によって算定)で取得されうる株式数を控除したうえで、オプションの行使によって発行されうる株式数を算定します。株式報酬制度による譲渡制限付株式については、割り当てられた譲渡制限付株式のうち譲渡制限解除の条件を満たしていないものは潜在株式とします。A種種類株式については、A種種類株式の保有者にとって最も有利な条件での普通株式への転換を仮定して、発行されうる株式数を算定します。A種種類株式の普通株式への転換は、2022年7月1日以降に普通株式を対価とする取得請求権が行使される場合に適用される係数を使用したうえで、希薄化効果を有する場合には、希薄化後1株当たり利益の算定に含めています。
| 当連結会計年度 (自 2021年4月1日 至 2022年3月31日) | 前連結会計年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) | |
|---|---|---|
| 利益 親会社の所有者に帰属する当期利益(△は損失)(百万円) | 4,134 | △16,930 |
| 調整; - A種種類株式の配当金(百万円) | △1,950 | △1,950 |
| 希薄化後1株当たり当期利益の算定に用いる利益 (△は損失)(百万円) | 2,184 | △18,880 |
| 普通株式の加重平均株式数 | ||
| 発行済普通株式の加重平均株式数(千株) | 90,726 | 90,631 |
| 調整; - ストック・オプション(千株) | 541 | - |
| - A種種類株式の転換の仮定(千株) | - | - |
| - 譲渡制限付株式(千株) | 23 | - |
| 希薄化後1株当たり当期利益の算定に用いる 普通株式の加重平均株式数(千株) | 91,290 | 90,631 |
| 希薄化後1株当たり当期利益(△は損失)(円) | 23.92 | △208.32 |
(注)当連結会計年度において、希薄化効果を有していないため希薄化後1株当たり当期利益の計算に含めていな
い潜在的普通株式は、A種種類株式の転換の仮定が50,679千株です。前連結会計年度においては、ストック・オプション、譲渡制限付株式及びA種種類株式の転換が1株当たり当期損失を減少させるため、潜在株
式は希薄化効果を有しておりません。
42. コミットメント
(設備投資契約)
報告期間の期末現在、契約しているが発生していない資本的支出は以下の通りです。
(単位:百万円)
| 当連結会計年度末 (2022年3月31日) | 前連結会計年度末 (2021年3月31日) | |
|---|---|---|
| 有形固定資産 | 2,269 | 4,628 |
43. 関連当事者との取引
報告期間中に行われた、関連当事者との取引は以下の通りです。関連当事者は、当社及びその連結子会社との間で、ジョイント・ベンチャーとして活動する、もしくは関連会社としての関係を持つ企業として識別されています。
(製品及びサービス等の販売)
(単位:百万円)
| 当連結会計年度 (自 2021年4月1日 至 2022年3月31日) | 前連結会計年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) | |
|---|---|---|
| 製品等の販売 | ||
| ジョイント・ベンチャー | 1,643 | 814 |
| 関連会社 | 1,801 | 1,594 |
| サービスの販売 | ||
| ジョイント・ベンチャー | - | 2 |
| 関連会社 | 24 | 24 |
| 3,468 | 2,434 |
ジョイント・ベンチャー及び関連会社に対する製品及びサービスの販売は、独立第三者間取引に適用される通常の取引条件に基づき行われています。また、ジョイント・ベンチャーに対して研究開発における支援が行われており、当連結会計年度(2022年3月期)では-百万円(前連結会計年度(2021年3月期)は2百万円(主としてSP Glass Holdings BV及びCebrace向け))の収益が計上されました。
(製品及びサービス等の購入)
(単位:百万円)
| 当連結会計年度 (自 2021年4月1日 至 2022年3月31日) | 前連結会計年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) | |
|---|---|---|
| 製品等の購入 | ||
| ジョイント・ベンチャー | 5,709 | 4,466 |
| 関連会社 | 670 | 591 |
| サービスの購入 | ||
| 関連会社 | 2,483 | 2,673 |
| 8,862 | 7,730 |
当社グループの連結子会社がジョイント・ベンチャーから製品を購入する場合の取引条件は、以下の通りです。
・Cebrace - ジョイント・ベンチャーの当事者間で合意された価格に基づく通常の取引条件による。支払条件は、請求書の日付から起算して37日支払い。
(製品及びサービスの販売及び購入、並びに技術支援及びライセンス契約から発生した未決済残高)
(単位:百万円)
| 注記 | 当連結会計年度末 (2022年3月31日) | 前連結会計年度末 (2021年3月31日) | |
|---|---|---|---|
| 関連当事者に対する債権 | |||
| ジョイント・ベンチャー | 27 | 462 | |
| 関連会社 | 119 | 105 | |
| (22) | 146 | 567 | |
| 関連当事者に対する債務 | |||
| ジョイント・ベンチャー | 1,840 | 1,267 | |
| 関連会社 | 789 | 764 | |
| (31) | 2,629 | 2,031 |
関連当事者に対する債権について、当連結会計年度(2022年3月期)及び前連結会計年度(2021年3月期)において認識された費用はありません。
関連当事者が当社グループに対する取引義務を履行することを妨げる制限はありません。
(関連当事者に対する貸付金)
ジョイント・ベンチャー
(単位:百万円)
| 注記 | 当連結会計年度 (自 2021年4月1日 至 2022年3月31日) | 前連結会計年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) | |
|---|---|---|---|
| 4月1日現在 | 8,353 | 7,200 | |
| 為替換算差額 | 364 | 693 | |
| 貸付金貸付額 | 3,521 | 192 | |
| 貸付金回収額 | △4,046 | △192 | |
| 貸付金減損額 | △3,374 | - | |
| 利息請求額 | 484 | 460 | |
| 3月31日現在 | (22) | 5,302 | 8,353 |
関連会社
(単位:百万円)
| 注記 | 当連結会計年度 (自 2021年4月1日 至 2022年3月31日) | 前連結会計年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) | |
|---|---|---|---|
| 4月1日現在 | 118 | 106 | |
| 為替換算差額 | 7 | 12 | |
| 貸付金回収額 | △1 | △0 | |
| 3月31日現在 | (22) | 124 | 118 |
関連当事者に対する貸付金について、当連結会計年度(2022年3月期)で3,374百万円(前連結会計年度(2021年3月期)では-百万円)の減損損失を認識しました。これはSP Glass Holdings BVの子会社で、ロシアで事業を行うPilkington Glass LLCに対する貸付金の減損処理に関するものです。当連結会計年度末時点において実施されているロシア国内の資本規制によって、当該貸付金の当社グループへの法的な返済が妨げられています。なおSP Glass Holdings BVへの貸付金5,302百万円については、減損損失を認識していません。
減損損失を計上した貸付金以外に、関連当事者が当社グループに対する義務の履行を妨げる制限はありません。
ジョイント・ベンチャー及び関連会社への貸付金には、担保は付されていません。
(コミットメント及びその他の偶発事象)
当連結会計年度末(2022年3月末)、前連結会計年度末(2021年3月末)において、ジョイント・ベンチャー及び関連会社に関する重要なコミットメント及びその他の偶発事象はありません。
当連結会計年度末(2022年3月末)、前連結会計年度末(2021年3月末)において、ジョイント・ベンチャー及び関連会社向けへの債務保証は行っていません。
(主要な経営幹部の報酬)
主要な経営幹部の報酬の詳細は、注記12「従業員給付費用」をご参照ください。
(退職給付)
年金制度への拠出の詳細は、注記12「従業員給付費用」をご参照ください。制度資産(積立超過額に対する当社グループの権利の詳細を含む)、確定給付制度債務の詳細は注記32「退職給付債務及びその他の従業員給付」をご参照ください。
44. 超インフレの調整
2019年3月期 第2四半期において、アルゼンチンの全国卸売物価指数が、同国の3年間累積インフレ率が100%を超えたことを示したため、当社グループはアルゼンチン・ペソを機能通貨とするアルゼンチンの子会社について、超インフレ経済下で営業活動を行っていると判断しました。このため当社グループは、アルゼンチンにおける子会社の財務諸表について、IAS第29号「超インフレ経済下における財務報告」に定められる要件に従い、会計上の調整を加えています。
IAS第29号は、アルゼンチンの子会社の財務諸表について、報告期間の末日現在の測定単位に修正した上で、当社グループの連結財務諸表に含めることを要求しています。
当社グループは、アルゼンチンにおける子会社の財務諸表の修正のため、Instituto Nacional de Estadística y Censos de la República Argentina (INDEC)が公表するアルゼンチンの全国卸売物価指数(IPIM)から算出する変換係数を用いています。2006年6月以降のIPIMとそれに対応する変換係数は以下の通りです。
| 貸借対照表日 | 全国卸売物価指数(IPIM) (2006年6月30日 = 100) | 変換係数 |
|---|---|---|
| 2006年6月30日 | 100.0 | 31.621 |
| 2007年3月31日 | 103.9 | 30.444 |
| 2008年3月31日 | 120.2 | 26.305 |
| 2009年3月31日 | 128.7 | 24.569 |
| 2010年3月31日 | 146.5 | 21.585 |
| 2011年3月31日 | 165.5 | 19.107 |
| 2012年3月31日 | 186.7 | 16.934 |
| 2013年3月31日 | 211.1 | 14.976 |
| 2014年3月31日 | 265.6 | 11.907 |
| 2015年3月31日 | 305.7 | 10.342 |
| 2016年3月31日 | 390.6 | 8.095 |
| 2017年3月31日 | 467.2 | 6.768 |
| 2018年3月31日 | 596.1 | 5.305 |
| 2019年3月31日 | 970.9 | 3.257 |
| 2020年3月31日 | 1,440.8 | 2.195 |
| 2021年3月31日 | 2,046.4 | 1.545 |
| 2021年4月30日 | 2,156.8 | 1.466 |
| 2021年5月31日 | 2,228.4 | 1.419 |
| 2021年6月30日 | 2,299.2 | 1.375 |
| 2021年7月31日 | 2,368.1 | 1.335 |
| 2021年8月31日 | 2,426.5 | 1.303 |
| 2021年9月30日 | 2,512.6 | 1.258 |
| 2021年10月31日 | 2,600.9 | 1.216 |
| 2021年11月30日 | 2,666.7 | 1.186 |
| 2021年12月31日 | 2,769.1 | 1.142 |
| 2022年1月31日 | 2,876.5 | 1.099 |
| 2022年2月28日 | 3,011.5 | 1.050 |
| 2022年3月31日 | 3,162.1 | 1.000 |
アルゼンチンにおける子会社は、取得原価で表示されている有形固定資産等の非貨幣性項目について、取得日を基準に変換係数を用いて修正しております。現在原価で表示されている貨幣性項目及び非貨幣性項目については、報告期間の末日現在の測定単位で表示されていると考えられるため、修正していません。正味貨幣持高に係るインフレの影響は、損益計算書の金融収益または金融費用に表示しています。
また、アルゼンチンにおける子会社の当連結会計年度の損益計算書及びキャッシュ・フロー計算書は、上記の表に記載の変換係数を適用して修正しています。
アルゼンチンにおける子会社の財務諸表は、期末日の為替レートで換算し、当社グループの連結財務諸表に反映しています。比較連結財務諸表は、IAS第21号「外国為替レート変動の影響」42項(b)に従い修正再表示していません。
45. 企業集団に関する情報
当社グループの連結財務諸表には、209社の子会社、ジョイント・ベンチャー、関連会社の財務諸表数値が反映されています。当社グループの主要な子会社は以下の通りです。全ての子会社の財務諸表は、3月31日を決算日として連結財務諸表に反映しています。ジョイント・ベンチャー及び関連会社の詳細は、注記21「持分法で会計処理される投資」に記載しています。
| 子会社名 | 議決権の所有割合 (%) | 所在地 | 主要な事業の内容 |
|---|---|---|---|
| 欧州 | |||
| Pilkington United Kingdom Ltd. | 100 | イギリス | 建築用ガラス事業 |
| Pilkington Automotive Ltd. | 100 | イギリス | 自動車用ガラス事業 |
| Pilkington Technology Management Ltd. | 100 | イギリス | 建築用ガラス事業 及び自動車用ガラス事業 |
| Pilkington Deutschland AG | 96.3 | ドイツ | 建築用ガラス事業 |
| Pilkington Automotive Deutschland GmbH | 100 | ドイツ | 自動車用ガラス事業 |
| Pilkington Automotive Poland Sp.zo.o. | 100 | ポーランド | 自動車用ガラス事業 |
| Pilkington Italia SpA | 100 | イタリア | 建築用ガラス事業 及び自動車用ガラス事業 |
| アジア | |||
| 日本板硝子ビルディングプロダクツ(株) | 100 | 日本 | 建築用ガラス事業 |
| NSG Vietnam Glass Industries Ltd. | 100 | ベトナム | 建築用ガラス事業 |
| 米州 | |||
| NSG Glass North America, Inc. | 100 | アメリカ | 建築用ガラス事業 |
| Pilkington North America Inc. | 100 | アメリカ | 建築用ガラス事業 及び自動車用ガラス事業 |
| Vidrieria Argentina S.A. | 51 | アルゼンチン | 建築用ガラス事業 |
| Pilkington Brasil Ltda. | 100 | ブラジル | 建築用ガラス事業 及び自動車用ガラス事業 |
| Vidrios Lirquen SA(注) | 51.6 | チリ | 建築用ガラス事業 |
| 持株会社等 | |||
| NSG Holding (Europe) Ltd. | 100 | イギリス | その他(持株会社) |
| NSG UK Enterprises Ltd. | 100 | イギリス | その他(持株会社) |
| Pilkington Group Ltd. | 100 | イギリス | その他(持株会社) |
(注)Vidrios Lirquen S.A.は、当社グループが発行済み株式の51%を所有する別の子会社が、その発行済み株式の51.6%を所有しております。
<親会社の情報>
当社グループの親会社である日本板硝子株式会社は、日本に所在する企業であり、東京証券取引所にて株式を上場しています。
<子会社の資産の利用に対する制限>
当社グループの主要な子会社のひとつであるNSG UK Enterprises Ltd.(以下NSG UKE社)が、その直接の親会社を通じてグループの最終的な親会社である日本板硝子株式会社に配当金を支払う能力は、NSG UKE社と外部金融機関との間で締結された契約条項(コベナンツ)により制限を受けています。NSG UKE社は、コベナンツに抵触しない限りにおいて、直接の親会社に対して配当金を支払うことが可能です。
いくつかの例外は存在しますが、欧州及び米州における当社グループの子会社は、概してNSG UKEの子会社でもあります。
当社グループの子会社によって保有される現金及び現金同等物の残高のうち、当連結会計年度末(2022年3月末)において、それらを保有する当該子会社以外の会社が利用することができない金額は3,905百万円(前連結会計年度末(2021年3月末)4,716百万円)です。
46. 非支配持分
| 子会社名 | 非支配株主による 議決権の所有割合 (%) | 所在地 | 主要な事業の内容 |
|---|---|---|---|
| Vidrieria Argentina S.A. | 49 | アルゼンチン | 建築用ガラス事業 |
| Vidrios Lirquen S.A.(注) | 48.4 | チリ | 建築用ガラス事業 |
(注)Vidrios Lirquen S.A.は、当社グループが発行済み株式の51%を所有する別の子会社が、その発行済み株式の51.6%を所有しています。
(単位:百万円)
| 当連結会計年度末 (2022年3月31日) | 前連結会計年度末 (2021年3月31日) | |
|---|---|---|
| 非支配持分の累積残高 | ||
| Vidrieria Argentina S.A. | 17,666 | 12,136 |
| Vidrios Lirquen S.A. | 2,461 | 2,099 |
| その他 | 3,937 | 2,590 |
| 24,064 | 16,825 |
(単位:百万円)
| 当連結会計年度 (自 2021年4月1日 至 2022年3月31日) | 前連結会計年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) | |
|---|---|---|
| 非支配持分に帰属する純損益の額 | ||
| Vidrieria Argentina S.A. | 541 | 91 |
| Vidrios Lirquen S.A. | 1,036 | 308 |
| その他 | 1,048 | 215 |
| 2,625 | 614 |
重要性のある非支配持分がある子会社の要約財務諸表は、以下の通りです。要約財務諸表は、連結会社間の消去前の金額で記載しています。
要約損益計算書
(単位:百万円)
| 当連結会計年度 (自 2021年4月1日 至 2022年3月31日) | 前連結会計年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) | |||
| Vidrieria Argentina S.A. | Vidrios Lirquen S.A. | Vidrieria Argentina S.A. | Vidrios Lirquen S.A. | |
| 売上高 | 22,896 | 8,227 | 12,736 | 5,490 |
| 継続事業からの純損益 | 1,103 | 1,406 | 187 | 418 |
| 包括利益合計 | 12,343 | 1,182 | 4,283 | 415 |
| 非支配持分に支払った配当 | - | △486 | - | △253 |
要約貸借対照表
(単位:百万円)
| 当連結会計年度末 (2022年3月31日) | 前連結会計年度末 (2021年3月31日) | |||
| Vidrieria Argentina S.A. | Vidrios Lirquen S.A. | Vidrieria Argentina S.A. | Vidrios Lirquen S.A. | |
| 流動資産 | 8,334 | 3,451 | 6,573 | 2,588 |
| 非流動資産 | 36,874 | 2,593 | 23,083 | 2,440 |
| 流動負債 | △8,026 | △2,165 | △4,129 | △1,572 |
| 非流動負債 | △1,130 | △540 | △760 | △608 |
| 資本合計 | 36,052 | 3,339 | 24,767 | 2,848 |
| 親会社の所有者に帰属する持分合計 | 18,386 | 878 | 12,631 | 749 |
| 非支配持分 | 17,666 | 2,461 | 12,136 | 2,099 |
要約キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
| 当連結会計年度 (自 2021年4月1日 至 2022年3月31日) | 前連結会計年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) | |||
| Vidrieria Argentina S.A. | Vidrios Lirquen S.A. | Vidrieria Argentina S.A. | Vidrios Lirquen S.A. | |
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | 3,993 | 1,229 | 1,476 | 663 |
| 投資活動によるキャッシュ・フロー | △3,578 | △323 | △2,949 | △93 |
| 財務活動によるキャッシュ・フロー | 882 | △505 | 1,839 | △311 |
| 現金及び現金同等物の増減額 | 1,297 | 401 | 366 | 259 |
| 現金及び現金同等物の期首残高 | 1,947 | 899 | 2,208 | 509 |
| 現金及び現金同等物に係る換算差額 | △169 | 45 | △627 | 131 |
| 現金及び現金同等物の期末残高 | 3,075 | 1,345 | 1,947 | 899 |
47. 重要な後発事象
当社グループは、2017年2月28日(現地時間)に米国イリノイ州で発生した竜巻による当社グループ
のオタワ工場の被災に関して、保険会社及びその仲介人と追加的な合意を得ました。この竜巻による保
険適用について、保険会社及びその仲介人と協議の結果、2022年6月9日に、20百万米ドル
(2,443百万円、122円/米ドルで換算)の追加の金員を受け取ることの合意に至りました。この金員の受取
は2023年3月期に個別開示項目(収益)として計上予定です。
⑥【連結附属明細表】
【社債明細表】
該当事項はありません。
【借入金等明細表】
| 区分 | 当期首残高 (百万円) | 当期末残高 (百万円) | 平均利率 (%) | 返済期限 |
|---|---|---|---|---|
| 短期借入金(銀行当座借越を含む) | 10,605 | 3,425 | 2.0 | ― |
| 1年以内に返済予定の長期借入金 | 102,776 | 103,394 | 1.5 | ― |
| 1年以内に返済予定のリース負債 | 7,347 | 7,252 | ― | ― |
| 長期借入金(1年以内に返済予定のものを除く) | 316,665 | 321,060 | 1.9 | 2023年~ 2028年 |
| リース負債(1年以内に返済予定のものを除く) | 27,804 | 26,076 | ― | ― |
| その他有利子負債 | ||||
| 非支配持分に対する非持分金融商品である優先株式 (1年以内返済予定) | 266 | 276 | ― | |
| 非支配持分に対する非持分金融商品である優先株式 (1年以内に返済予定のものを除く) | 4,677 | 4,881 | ― | |
| 合計 | 470,140 | 466,364 | ― | ― |
(注)1.「平均利率」については、期末借入残高に対する加重平均利率を記載しております。
2.リース負債の「平均利率」は、「第5「経理の状況」1.連結財務諸表等(1)連結財務諸表⑤連結財務諸表注記 30「社債及び借入金」に記載しております。
3.非支配持分に対する非持分金融商品である優先株式の「平均利率」は、⑤連結財務諸表注記 30「社債及び借入金」に記載しております。
4.長期借入金及びリース負債(1年以内に返済予定のものを除く)の連結決算日後5年以内における返済予定額は以下の通りです。
| 1年超2年以内 | 2年超3年以内 | 3年超4年以内 | 4年超5年以内 | |
|---|---|---|---|---|
| 長期借入金 (百万円) | 151,579 | 74,019 | 70,001 | 22,887 |
| リース負債 (百万円) | 5,634 | 3,624 | 2,812 | 2,246 |
【資産除去債務明細表】
当連結会計年度期首及び当連結会計年度末における資産除去債務の金額が、当連結会計年度期首及び当連結会計年度末における負債及び資本合計額の100分の1以下であるため、連結財務諸表規則第92条の2の規定により記載を省略しています。
(2)【その他】
当連結会計年度における四半期情報等
| (累計期間) | 第1四半期 | 第2四半期 | 第3四半期 | 当連結会計年度 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高(百万円) | 147,678 | 290,687 | 442,961 | 600,568 |
| 税引前四半期利益又は税引前利益 (百万円) | 5,529 | 14,727 | 15,440 | 11,859 |
| 四半期(当期)利益(百万円) | 2,880 | 9,557 | 10,522 | 6,759 |
| 親会社の所有者に帰属する四半期利益(百万円) | 2,541 | 8,598 | 8,633 | 4,134 |
| 親会社の所有者に帰属する基本的1株当たり四半期(当期)利益(円) | 22.66 | 84.02 | 78.98 | 24.07 |
| (会計期間) | 第1四半期 | 第2四半期 | 第3四半期 | 第4四半期 |
|---|---|---|---|---|
| 親会社の所有者に帰属する基本的1株当たり四半期利益(△は損失)(円) | 22.66 | 61.34 | △5.04 | △54.91 |
2【財務諸表等】
(1)【財務諸表】
①【貸借対照表】
| (単位:百万円) | ||
|---|---|---|
| 前事業年度 (2021年3月31日) | 当事業年度 (2022年3月31日) | |
| 資産の部 | ||
| 流動資産 | ||
| 現金及び預金 | 7,811 | 4,416 |
| 受取手形 | ※5 804 | ※5 840 |
| 売掛金 | 14,363 | 13,756 |
| 商品及び製品 | 14,274 | 15,825 |
| 仕掛品 | 2,587 | 2,757 |
| 原材料及び貯蔵品 | 5,783 | 5,331 |
| 短期貸付金 | 69,588 | 60,769 |
| その他 | 7,644 | 13,073 |
| 貸倒引当金 | △214 | - |
| 流動資産合計 | 122,640 | 116,767 |
| 固定資産 | ||
| 有形固定資産 | ||
| 建物 | ※1,※2 8,681 | ※1,※2 7,436 |
| 構築物 | ※1,※2 1,100 | ※1,※2 1,004 |
| 機械及び装置 | ※2 17,202 | ※2 16,621 |
| 車両運搬具 | ※2 38 | ※2 28 |
| 工具、器具及び備品 | ※2 3,711 | ※2 3,733 |
| 土地 | 13,000 | 11,718 |
| リース資産 | 9 | 5 |
| 建設仮勘定 | 2,315 | 3,620 |
| 有形固定資産合計 | 46,056 | 44,165 |
| 無形固定資産 | ||
| ソフトウエア | 116 | 144 |
| その他 | 283 | 275 |
| 無形固定資産合計 | 399 | 419 |
| 投資その他の資産 | ||
| 投資有価証券 | 947 | 1,645 |
| 関係会社株式 | 504,801 | 503,658 |
| 長期貸付金 | 4,229 | 6,922 |
| 長期前払費用 | 1,851 | 2,817 |
| その他 | 1,416 | 2,185 |
| 貸倒引当金 | △12 | △12 |
| 投資その他の資産合計 | 513,232 | 517,215 |
| 固定資産合計 | 559,687 | 561,799 |
| 資産合計 | 682,327 | 678,566 |
| (単位:百万円) | ||
|---|---|---|
| 前事業年度 (2021年3月31日) | 当事業年度 (2022年3月31日) | |
| 負債の部 | ||
| 流動負債 | ||
| 買掛金 | 14,518 | 13,793 |
| 短期借入金 | 22,052 | 17,037 |
| 1年内返済予定の長期借入金 | ※2 77,938 | ※2 77,443 |
| リース債務 | 3 | 3 |
| 未払金 | 8,833 | 8,610 |
| 未払法人税等 | 310 | 231 |
| 未払費用 | 1,335 | 1,294 |
| 契約負債 | - | 636 |
| 預り金 | 13,075 | 17,134 |
| 関係会社事業損失引当金 | - | 387 |
| 賞与引当金 | 784 | 1,329 |
| 役員賞与引当金 | - | 85 |
| 製品保証引当金 | 153 | 153 |
| 事業構造改善引当金 | 311 | 226 |
| 転進支援費用引当金 | 33 | 33 |
| その他 | 406 | 190 |
| 流動負債合計 | 139,751 | 138,584 |
| 固定負債 | ||
| 長期借入金 | ※2 218,400 | ※2 216,987 |
| リース債務 | 5 | 3 |
| 退職給付引当金 | 2,772 | 2,202 |
| 修繕引当金 | 7,291 | 7,438 |
| 環境対策引当金 | 223 | 2 |
| 資産除去債務 | 2,085 | 1,926 |
| 繰延税金負債 | 64 | 64 |
| その他 | 30 | 15 |
| 固定負債合計 | 230,870 | 228,637 |
| 負債合計 | 370,621 | 367,221 |
| 純資産の部 | ||
| 株主資本 | ||
| 資本金 | 116,643 | 116,709 |
| 資本剰余金 | ||
| 資本準備金 | 44,965 | 45,031 |
| その他資本剰余金 | 108,499 | 108,499 |
| 資本剰余金合計 | 153,464 | 153,530 |
| 利益剰余金 | ||
| 利益準備金 | 6,377 | 6,377 |
| その他利益剰余金 | ||
| 固定資産圧縮積立金 | 1,232 | 824 |
| 別途積立金 | 24,977 | 24,977 |
| 繰越利益剰余金 | 8,150 | 7,648 |
| 利益剰余金合計 | 40,736 | 39,826 |
| 自己株式 | △40 | △41 |
| 株主資本合計 | 310,803 | 310,024 |
| 評価・換算差額等 | ||
| 繰延ヘッジ損益 | 347 | 849 |
| 評価・換算差額等合計 | 347 | 849 |
| 新株予約権 | 556 | 472 |
| 純資産合計 | 311,706 | 311,345 |
| 負債純資産合計 | 682,327 | 678,566 |
②【損益計算書】
| (単位:百万円) | ||
|---|---|---|
| 前事業年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) | 当事業年度 (自 2021年4月1日 至 2022年3月31日) | |
| 売上高 | 87,327 | 88,300 |
| 売上原価 | 71,319 | 69,260 |
| 売上総利益 | 16,008 | 19,040 |
| 販売費及び一般管理費 | ※2 21,682 | ※2 20,833 |
| 営業損失(△) | △5,674 | △1,793 |
| 営業外収益 | ||
| 受取利息及び受取配当金 | 2,094 | 5,687 |
| その他 | 761 | 680 |
| 営業外収益合計 | 2,855 | 6,367 |
| 営業外費用 | ||
| 支払利息 | 4,874 | 5,355 |
| その他 | 2,529 | 3,027 |
| 営業外費用合計 | 7,403 | 8,382 |
| 経常損失(△) | △10,222 | △3,808 |
| 特別利益 | ||
| 固定資産売却益 | ※3 11,655 | ※3 101 |
| 投資有価証券売却益 | 130 | 2 |
| 関係会社株式売却益 | - | ※4 3,755 |
| 貸倒引当金戻入益 | ※5 844 | - |
| 環境対策引当金および資産除去債務戻入益 | - | 211 |
| 保険差益 | ※6 283 | - |
| 雇用調整助成金 | ※7 132 | - |
| 補助金収入 | 51 | - |
| その他 | - | 38 |
| 特別利益合計 | 13,095 | 4,107 |
| 特別損失 | ||
| 固定資産除却損 | 208 | 128 |
| 事業構造改善費用 | ※8 2,034 | - |
| 操業休止関連費用 | ※7 931 | - |
| 関係会社株式売却損 | ※5 492 | - |
| 設備休止関連損失 | ※9 170 | - |
| 投資有価証券評価損 | - | 2 |
| 関係会社株式評価損 | - | 71 |
| その他 | - | 25 |
| 特別損失合計 | 3,835 | 226 |
| 税引前当期純利益又は税引前当期純損失(△) | △962 | 73 |
| 法人税、住民税及び事業税 | △332 | △1,237 |
| 法人税等調整額 | △422 | △323 |
| 法人税等合計 | △754 | △1,560 |
| 当期純利益又は当期純損失(△) | △208 | 1,633 |
③【株主資本等変動計算書】
前事業年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
| (単位:百万円) | |||||||||||
| 株主資本 | |||||||||||
| 資本金 | 資本剰余金 | 利益剰余金 | 自己株式 | 株主資本合計 | |||||||
| 資本準備金 | その他資本剰余金 | 資本剰余金合計 | 利益準備金 | その他利益剰余金 | 利益剰余金合計 | ||||||
| 固定資産圧縮積立金 | 別途積立金 | 繰越利益剰余金 | |||||||||
| 当期首残高 | 116,607 | 44,929 | 108,499 | 153,428 | 6,377 | 1,297 | 24,977 | 9,943 | 42,594 | △39 | 312,590 |
| 当期変動額 | |||||||||||
| 固定資産圧縮積立金の取崩 | - | △65 | 65 | - | - | ||||||
| 剰余金の配当 | - | △1,650 | △1,650 | △1,650 | |||||||
| 当期純損失(△) | - | △208 | △208 | △208 | |||||||
| 譲渡制限付株式報酬 | 26 | 26 | 26 | - | 52 | ||||||
| 新株予約権の増減 | 10 | 10 | 10 | - | 20 | ||||||
| 自己株式の取得 | - | - | △1 | △1 | |||||||
| 株主資本以外の項目の当期変動額(純額) | |||||||||||
| 当期変動額合計 | 36 | 36 | - | 36 | - | △65 | - | △1,793 | △1,858 | △1 | △1,787 |
| 当期末残高 | 116,643 | 44,965 | 108,499 | 153,464 | 6,377 | 1,232 | 24,977 | 8,150 | 40,736 | △40 | 310,803 |
| 評価・換算差額等 | 新株予約権 | 純資産合計 | ||
| 繰延ヘッジ損益 | 評価・換算差額等合計 | |||
| 当期首残高 | △1,111 | △1,111 | 576 | 312,055 |
| 当期変動額 | ||||
| 固定資産圧縮積立金の取崩 | - | - | ||
| 剰余金の配当 | - | △1,650 | ||
| 当期純損失(△) | - | △208 | ||
| 譲渡制限付株式報酬 | - | 52 | ||
| 新株予約権の増減 | - | 20 | ||
| 自己株式の取得 | - | △1 | ||
| 株主資本以外の項目の当期変動額(純額) | 1,458 | 1,458 | △20 | 1,438 |
| 当期変動額合計 | 1,458 | 1,458 | △20 | △349 |
| 当期末残高 | 347 | 347 | 556 | 311,706 |
当事業年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)
| (単位:百万円) | |||||||||||
| 株主資本 | |||||||||||
| 資本金 | 資本剰余金 | 利益剰余金 | 自己株式 | 株主資本合計 | |||||||
| 資本準備金 | その他資本剰余金 | 資本剰余金合計 | 利益準備金 | その他利益剰余金 | 利益剰余金合計 | ||||||
| 固定資産圧縮積立金 | 別途積立金 | 繰越利益剰余金 | |||||||||
| 当期首残高 | 116,643 | 44,965 | 108,499 | 153,464 | 6,377 | 1,232 | 24,977 | 8,150 | 40,736 | △40 | 310,803 |
| 会計方針の変更による累積的影響額 | - | △593 | △593 | △593 | |||||||
| 会計方針の変更を反映した当期首残高 | 116,643 | 44,965 | 108,499 | 153,464 | 6,377 | 1,232 | 24,977 | 7,557 | 40,143 | △40 | 310,210 |
| 当期変動額 | |||||||||||
| 固定資産圧縮積立金の取崩 | - | △408 | 408 | - | - | ||||||
| 剰余金の配当 | - | △1,950 | △1,950 | △1,950 | |||||||
| 当期純利益 | - | 1,633 | 1,633 | 1,633 | |||||||
| 譲渡制限付株式報酬 | 24 | 24 | 24 | - | 48 | ||||||
| 新株予約権の増減 | 42 | 42 | 42 | - | 84 | ||||||
| 自己株式の取得 | - | - | △1 | △1 | |||||||
| 自己株式の処分 | △0 | △0 | 0 | 0 | |||||||
| 株主資本以外の項目の当期変動額(純額) | |||||||||||
| 当期変動額合計 | 66 | 66 | △0 | 66 | - | △408 | - | 91 | △317 | △1 | △186 |
| 当期末残高 | 116,709 | 45,031 | 108,499 | 153,530 | 6,377 | 824 | 24,977 | 7,648 | 39,826 | △41 | 310,024 |
| 評価・換算差額等 | 新株予約権 | 純資産合計 | ||
| 繰延ヘッジ損益 | 評価・換算差額等合計 | |||
| 当期首残高 | 347 | 347 | 556 | 311,706 |
| 会計方針の変更による累積的影響額 | - | △593 | ||
| 会計方針の変更を反映した当期首残高 | 347 | 347 | 556 | 311,113 |
| 当期変動額 | ||||
| 固定資産圧縮積立金の取崩 | - | - | ||
| 剰余金の配当 | - | △1,950 | ||
| 当期純利益 | - | 1,633 | ||
| 譲渡制限付株式報酬 | - | 48 | ||
| 新株予約権の増減 | - | 84 | ||
| 自己株式の取得 | - | △1 | ||
| 自己株式の処分 | - | 0 | ||
| 株主資本以外の項目の当期変動額(純額) | 502 | 502 | △84 | 418 |
| 当期変動額合計 | 502 | 502 | △84 | 232 |
| 当期末残高 | 849 | 849 | 472 | 311,345 |
【注記事項】
(重要な会計方針)
1.資産の評価基準及び評価方法
(1)有価証券の評価基準及び評価方法
子会社及び関連会社株式………移動平均法に基づく原価法
その他有価証券
・市場価格のない株式等以外のもの………………期末日の市場価格等に基づく時価法
(評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算定しています。)
・市場価格のない株式等………………移動平均法に基づく原価法
(2)デリバティブの評価基準及び評価方法
時価法
(3)たな卸資産の評価基準及び評価方法
主として先入先出法による原価法
(貸借対照表価額については収益性の低下に基づく簿価切下げの方法)
2.固定資産の減価償却の方法
(1)有形固定資産 (リース資産を除く)
定額法によっています。また、主な耐用年数は、建物及び構築物が3~50年、機械及び装置及び工具、器具及び備品が3~30年です。
(2)無形固定資産 (リース資産を除く)
定額法によっています。なお、自社利用ソフトウエアについては、社内における利用可能期間(10年以内)に基づく定額法を採用しています。
(3)リース資産
リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法を採用しています。
3.引当金の計上基準
(1)貸倒引当金
売上債権、貸付金等の貸倒損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収の可能性を勘案し、回収不能見込額を計上しています。
(2)関係会社事業損失引当金
関係会社における事業損失等に備えるため、今後の損失負担額見込額を計上しています。
(3)賞与引当金
従業員の賞与の支給に備えるため、当事業年度に負担すべき支給見込額を計上しています。
(4)役員賞与引当金
役員の賞与の支給に備えるため、当事業年度に負担すべき支給見込額を計上しています。
(5)製品保証引当金
品質保証に伴う支出に備えるため、今後必要と見込まれる金額を計上しています。
(6)事業構造改善引当金
事業構造改善のための施策に伴う支出に備えるため、今後必要と見込まれる金額を計上しています。
(7)転進支援費用引当金
従業員の転進支援金の支給に備えるため、当事業年度に負担すべき支給見込額を計上しています。
(8)退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため、当事業年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき、当事業年度末において発生していると認められる額を計上しています。退職年金の過去勤務費用は発生時に費用処理する方法を採用し、数理計算上の差異は、その発生時の従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(5年)による定額法により按分した額をそれぞれ発生の翌事業年度より費用処理することとしています。
(9)修繕引当金
設備の定期的な大規模修繕に備えるため、次回修繕見積金額と次回修繕までの稼働期間を考慮して計上しています。
(10)環境対策引当金
環境対策のために将来発生しうる支出に備えるため、今後必要と見込まれる金額を計上しています。
4.その他財務諸表の作成のための基本となる重要な事項
(1)ヘッジ会計の方法
繰延ヘッジ処理を採用しています。
(2)連結納税制度の適用
連結納税制度を適用しています。
(3)連結納税制度からグループ通算制度への移行に係る税効果会計の適用
当社は、翌事業年度から、連結納税制度からグループ通算制度へ移行することとなります。ただ
し、「所得税法等の一部を改正する法律」(令和2年法律第8号)において創設されたグループ通
算制度への移行及びグループ通算制度への移行に合わせて単体納税制度の見直しが行われた項目に
ついては、「連結納税制度からグループ通算制度への移行に係る税効果会計の適用に関する取扱
い」(実務対応報告第39号 2020年3月31日)第3項の取扱いにより、「税効果会計に係る会計基準
の適用指針」(企業会計基準適用指針第28号 2018年2月16日)第44項の定めを適用せず、繰延税金
資産及び繰延税金負債の額について、改正前の税法の規定に基づいています。
なお、翌事業年度の期首から、グループ通算制度を適用する場合における法人税及び地方法人税
並びに税効果会計の会計処理及び開示の取扱いを定めた「グループ通算制度を適用する場合の会計
処理及び開示に関する取扱い」(実務対応報告第42号 2021年8月12日)を適用する予定です。
(会計方針の変更)
収益認識に関する会計基準等の適用
当事業年度より、「収益認識に関する会計基準」及び「収益認識に関する会計基準の適用指針」を適用しています。収益認識に関する会計基準等の適用については、当事業年度の期首より前に新たな会計方針を遡及適用した場合の累積的影響額を当事業年度の期首の利益剰余金に加減し、当該期首残高から新たな会計方針を適用しています。この結果、利益剰余金の当期首残高は、593百万円減少しています。なおこの変更が当事業年度の財務諸表及び1株当たり情報に与える影響は軽微です。
追加情報
時価の算定に関する会計基準等の適用
当事業年度より、「時価の算定に関する会計基準」及び「金融商品に関する会計基準」を適用しています。当事業年度の期首から適用し、「時価の算定に関する会計基準」及び「金融商品に関する会計基準」に定める経過的な取扱いに従って、時価算定会計基準等が定める新たな会計方針を、将来にわたって適用することとしています。これによる、当事業年度に係る財務諸表への影響はありません。
(収益認識関係)
顧客との契約から生じる収益を理解するための基礎となる情報は、連結財務諸表注記 「4. 重要な会計方針 顧客との契約から生じる収益」に同一の内容を記載しているため、注記を省略しています。
(重要な会計上の見積り)
1.固定資産の減損
(1)当事業年度の財務諸表に計上した有形および無形固定資産の額
建築用ガラス用事業部門・・・・・ 7,495 百万円
自動車用ガラス用事業部門・・・・19,618 百万円
高機能ガラス事業部門・・・・・・10,138 百万円
共用資産・・・・・・・・・・・・ 7,333 百万円
合計・・・・・・・・・・・・・・44,584 百万円
(2)会計上の見積りの内容について財務諸表利用者の理解に資するその他の情報
当社は、内部の管理単位である各事業部門を最小単位の資産グループとして識別し、減損の兆候の有無、減損損失の認識判定、並びに該当ある場合には認識額の測定を実施しています。
減損の兆候判定の結果、建築用ガラス事業部門、自動車用ガラス事業部門並びに共用資産において兆候があると判断しましたが、減損損失の認識判定の結果、いずれも割引前将来キャッシュ・フローが、資産グループの帳簿価額を上回ったことから減損損失の認識は不要との結論に至りました。
①将来キャッシュ・フロー見積りの算出方法
減損損失の認識判定に使用される割引前将来キャッシュ・フローは、それぞれの事業部門における
主要設備の経済的残存使用年数を使用して作成されます。取締役会において意思決定された翌事業年
度における利益計画を基礎として作成されます。
②見積りの算出に用いた主な仮定
将来キャッシュ・フローは2023年3月期の利益計画を基礎とし、その後の期間においては成長率を一定としつつ、過去の計画に対する実績の乖離を考慮した上で、将来キャッシュ・フローの乖離リスクを反映しています。将来キャッシュ・フローの見積りにあたっては、ガラス製品の販売価格、市場数量の成長率、原燃料等の投入コスト、定期修繕による設備の生産性改善等のコスト削減の効果を考慮しています。
また、主たる資産の経済的残存使用年数到来時点における主要な資産以外の構成資産の回収可能価額には、各資産グループが保有する土地の正味売却価額が含まれます。
③翌事業年度に与える影響
各資産グループの回収可能価額は帳簿価額を十分に上回っていますが、主要な仮定が変動し、将来キャッシュ・フローの見積額の見直しが必要となった場合には、財務諸表に重要な影響を与える可能性があります。
2.退職給付引当金
(1)当事業年度の財務諸表に計上した退職給付引当金の額
当事業年度末においては退職給付引当金2,202百万円を計上しています。
(2)会計上の見積りの内容について財務諸表利用者の理解に資するその他の情報
①見積りの算出に用いた主な仮定
当社は従業員の大多数を対象とする退職金制度を有しており、確定給付企業年金制度を採用しています。退職給付引当金及び退職給付費用は、下表の数理計算上の仮定に基づいて算出されています。これらの仮定には、割引率、将来の予想昇給率、年金換算率・据置利率、自己都合退職率等が含まれています。これらの仮定には不確実性が存在するため、当社では仮定を設定する前に年金数理人によるアドバイスを受けています。
なお、退職年金の過去勤務費用は発生時に費用処理する方法を採用し、数理計算上の差異は、その発生時の従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(5年)による定額法により按分した額をそれぞれ発生の翌事業年度より費用処理することとしています。
| 割引率(%) | 0.70% |
|---|---|
| 将来の予想昇給率(%) | 2.40% |
| 年金換算率・据置利率(%) | 1.50% |
| 自己都合退職率(%) | 4.00% |
②翌事業年度の財務諸表に与える影響
各数理計算上の仮定について、外部の年金数理人からの助言に基づき、経営者の最善の見積りと判断により決定しますが、将来の不確実な経済状況の変化によって影響を受けることから、見直しが必要となった場合、財務諸表において認識する金額に重要な影響を与える可能性があります。
(貸借対照表関係)
※1.圧縮記帳
以下の圧縮記帳額を当該資産の取得価額から控除しています。
(単位:百万円)
| 前事業年度 (2021年3月31日) | 当事業年度 (2022年3月31日) | |
|---|---|---|
| 建物 | 1 | 1 |
| 構築物 | 20 | 20 |
| 計 | 21 | 21 |
※2.担保に供している資産及び担保に係る債務
(1)担保に供している資産
(単位:百万円)
| 前事業年度 (2021年3月31日) | 当事業年度 (2022年3月31日) | |
|---|---|---|
| 建物 | 11 | 10 |
| 構築物 | 1 | 1 |
| 機械及び装置 | 11,429 | 10,958 |
| 車両運搬具 | 11 | 9 |
| 工具、器具及び備品 | 882 | 1,808 |
| 計 | 12,334 | 12,786 |
(2)担保に係る債務
(単位:百万円)
| 前事業年度 (2021年3月31日) | 当事業年度 (2022年3月31日) | |
|---|---|---|
| 1年内返済予定の長期借入金 | 2,364 | 3,986 |
| 長期借入金 | 10,375 | 8,120 |
| 計 | 12,739 | 12,106 |
上記の担保に供している資産及び担保に係る債務は、セール・アンド・リースバック取引によるファイナンス・リース契約に係るものです。なお、当セール・アンド・リースバック取引は、資金借入として処理しており、担保に係る債務は、長期借入金及び1年内返済予定の長期借入金として計上しています。
3.関係会社に対する金銭債権及び金銭債務
(単位:百万円)
| 前事業年度 (2021年3月31日) | 当事業年度 (2022年3月31日) | |
|---|---|---|
| 短期金銭債権 | 77,496 | 70,198 |
| 長期金銭債権 | 4,216 | 6,910 |
| 短期金銭債務 | 17,741 | 21,625 |
4.保証債務
(単位:百万円)
| 前事業年度 (2021年3月31日) | 当事業年度 (2022年3月31日) | |
|---|---|---|
| 債務保証残高 | 119,020 | 130,024 |
※5.受取手形裏書譲渡高
| (単位:百万円) | ||
|---|---|---|
| 前事業年度 (2021年3月31日) | 当事業年度 (2022年3月31日) | |
| 受取手形裏書譲渡高 | 144 | 165 |
6.コミットメントライン契約
運転資金の柔軟な調達を行うため、取引銀行とコミットメントライン契約を締結しています。
(単位:百万円)
| 前事業年度 (2021年3月31日) | 当事業年度 (2022年3月31日) | |
|---|---|---|
| コミットメントライン契約の総額 | 72,000 | 42,000 |
| 借入実行残高 | 16,800 | 14,280 |
| 差引額 | 55,200 | 27,720 |
(損益計算書関係)
1.関係会社との取引に係るもの
(単位:百万円)
| 前事業年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) | 当事業年度 (自 2021年4月1日 至 2022年3月31日) | |
|---|---|---|
| 売上高 | 23,549 | 26,734 |
| 仕入高 | 10,427 | 10,834 |
| 営業取引以外の取引高 | 2,754 | 6,787 |
※2.販売費及び一般管理費のうち主要な費目及び金額
販売費及び一般管理費のうち主要な費目及び金額は、以下の通りです。
| (単位:百万円) | ||
|---|---|---|
| 前事業年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) | 当事業年度 (自 2021年4月1日 至 2022年3月31日) | |
| 運送保管費 | 5,533 | 6,320 |
| 従業員給与手当 | 3,106 | 2,677 |
| 賞与引当金繰入額 | 286 | 740 |
| 退職給付費用 | 597 | 285 |
| 減価償却費 | 572 | 734 |
| 業務委託費 | 4,359 | 3,298 |
| 試験研究費 | 2,323 | 1,958 |
| 販売費と一般管理費のおおよその割合 | ||
|---|---|---|
| 販売費(%) | 56 | 61 |
| 一般管理費(%) | 44 | 39 |
※3.固定資産売却益
前事業年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
固定資産の売却益の内訳は以下の通りです。
土地(※)……………………………………………………… 11,355 百万円
建物……………………………………………………………… 26 百万円
機械装置………………………………………………………… 267 百万円
その他…………………………………………………………… 7 百万円
合計……………………………………………………………… 11,655 百万円
※主として、セール・アンド・リースバック取引による相模原事業所および技術研究所の土地の売却に係るものです。
当事業年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)
固定資産売却益を計上しておりますが、重要性が乏しいため内訳は省略しています。
※4.関係会社株式売却益
高機能ガラス事業部門に属していた日本板硝子コンパス株式会社の売却に係るものです。
※5.貸倒引当金戻入益および関係会社株式売却損
前事業年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
建築用ガラス事業部門に属していた京都板硝子株式会社、日本板硝子南九州販売株式会社の売却に係るものです。
※6.保険差益
前事業年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
2019年9月に関東地方に上陸した台風15号による災害損失に係る保険差益を計上しています。
※7.雇用調整助成金および操業休止関連費用
前事業年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
新型コロナウイルス感染症の拡大防止を背景とした政府の要請に基づき、事業所の操業を停止した期間中の固定費および従業員の休業労務費を操業休止関連費用として特別損失に計上しています。また同期間中の休業に係る雇用調整助成金収入を特別利益に計上しています。
※8.事業構造改善費用
前事業年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
事業構造改善費用は、主として、従業員の雇用契約の終了に伴う費用です。
※9.設備休止関連損失
前事業年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
建築用ガラス事業における一部の生産設備の休止に伴う関連諸費用に係るものです。
(有価証券関係)
子会社株式及び関連会社株式
前事業年度(2021年3月31日)
時価を把握することが極めて困難と認められる子会社株式及び関連会社株式の貸借対照表計上額
| 区分 | 前事業年度 (百万円) |
|---|---|
| 子会社株式 関連会社株式 | 504,170 631 |
当事業年度(2022年3月31日)
市場価格のない株式等の貸借対照表計上額
| 区分 | 当事業年度 (百万円) |
|---|---|
| 子会社株式 関連会社株式 | 503,602 56 |
(税効果会計関係)
1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳
(単位:百万円)
| 前事業年度 (2021年3月31日) | 当事業年度 (2022年3月31日) | ||
|---|---|---|---|
| 繰延税金資産 | |||
| 退職給付引当金損金算入限度超過額 | 849 | 674 | |
| 修繕引当金損金算入限度超過額 | 2,233 | 2,277 | |
| 貸倒引当金 | 72 | 4 | |
| 製品保証引当金 | 47 | 47 | |
| 資産除去債務 | 639 | 590 | |
| 固定資産に係る一時差異 | 1,642 | 1,605 | |
| たな卸資産に係る一時差異 | 582 | 492 | |
| 有価証券評価損 | 6,995 | 7,010 | |
| 商品スワップ等評価損 | 14 | 340 | |
| 繰越欠損金 | 8,775 | 7,318 | |
| その他 | 1,648 | 1,417 | |
| 繰延税金資産小計 | 23,496 | 21,774 | |
| 税務上の繰越欠損金に係る評価性引当額 | △8,775 | △7,318 | |
| 将来減算一時差異等の合計に係る評価性引当額 | △13,563 | △12,977 | |
| 評価性引当額小計 | △22,338 | △20,295 | |
| 繰延税金資産合計 | 1,158 | 1,479 | |
| 繰延税金負債 | |||
| 固定資産圧縮積立金 | △544 | △364 | |
| 商品スワップ等評価益 | △167 | △746 | |
| 固定資産(資産除去債務) | △487 | △433 | |
| 未収還付事業税等 | △24 | - | |
| 繰延税金負債合計 | △1,222 | △1,543 | |
| 繰延税金資産・負債の純額 | △64 | △64 |
2.法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間に重要な差異があるときの、当該差異の原因となった主要な項目別の内訳
| 前事業年度 (2021年3月31日) | 当事業年度 (2022年3月31日) | ||
|---|---|---|---|
| 法定実効税率 | - | 30.6 | |
| (調整) | |||
| 交際費等永久に損金に算入されない項目 | - | 271.2 | |
| 受取配当金等永久に益金に算入されない項目 | - | △1,897.6 | |
| 税率差異による影響 | - | 698.6 | |
| 住民税均等割等 | - | 58.8 | |
| 外国税額 | - | 42.7 | |
| 評価性引当額増減 | - | △1,145.7 | |
| その他 | - | △215.4 | |
| 税効果会計適用後の法人税等の負担率 | - | △2,156.8 |
(注)前事業年度については、税引前当期純損失を計上しているため、記載を省略しています。
(企業結合等関係)
(会社分割)
1.事業分離の概要
(1)会社分割による分離先企業の名称及び株式譲渡先の名称
①会社分割による分離先企業の名称
日本板硝子コンパス株式会社
②株式譲渡先企業の名称
ENTEK Technology Holding株式会社
(2)分離した事業の内容
バッテリーセパレーター事業
(3)事業分離を行った主な理由
当社は、日本および中国に対象事業の製造拠点を有し、日本およびアジア向けに長年にわたり販売してきました。対象事業は、お客様から高い信頼を得ており、日本国内において確固たるポジションを有してきました。一方、米国を本社とするENTEK Technology Holdings LLC(以下ENTEK 社)は、鉛蓄電池用セパレーターおよびリチウム電池用セパレーター事業において35 年以上の歴史を有するグローバルリーダーです。また、当社とENTEK 社は、インドネシアの合弁事業のパートナーであり、良好な関係を築いてきました。当社としては、バッテリーセパレーター事業をさらに発展させ、事業の価値を向上させていくためには、確固とした事業基盤を有し、当社と信頼関係のあるENTEK 社と事業を統合し、ENTEK 社の経営の下で事業の強化拡大を図ることが最良の選択肢であると判断しました。
(4)事業分離日
2021年9月1日
(5)法的形式を含むその他取引の概要に関する事項
受取対価を分離先企業の株式のみとする吸収分割及び、同日付でのENTEK Technology Holding株式会社への株式譲渡
2.実施した会計処理の概要
(1)移転損益の金額
関係会社株式売却益 3,755百万円
(2)移転した事業に係る資産及び負債の適正な帳簿価額並びにその主な内訳
流動資産 1,038 百万円
固定資産 2,862 百万円
資産合計 3,900 百万円
流動負債 863 百万円
固定負債 252 百万円
負債合計 1,115 百万円
(3)会計処理
移転したことにより受け取った対価を含む、当社が保有していた分離先企業の株式の帳簿価額と、ENTEK Technology Holding株式会社への譲渡価額との差額を関係会社株式売却益として認識しています。
3.分離した事業が含まれていた報告セグメントの名称
高機能ガラス事業
4.当会計年度の損益計算書に計上されている分離した事業に係る損益の金額
売上高 3,035百万円
営業利益 763百万円
④【附属明細表】
【有形固定資産等明細表】
(単位:百万円)
| 区分 | 資産の種類 | 当期首残高 | 当期増加額 | 当期減少額 | 当期償却額 | 当期末残高 | 減価償却 累計額 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 有形固定資産 | 建物 | 8,681 | 232 | 504 | 973 | 7,436 | 52,578 |
| 構築物 | 1,100 | 34 | 32 | 98 | 1,004 | 9,520 | |
| 機械及び装置 | 17,202 | 1,779 | 809 | 1,551 | 16,621 | 99,282 | |
| 車両運搬具 | 38 | 6 | 4 | 12 | 28 | 198 | |
| 工具、器具及び備品 | 3,711 | 1,000 | 72 | 906 | 3,733 | 16,455 | |
| 土地 | 13,000 | 6 | 1,288 | - | 11,718 | - | |
| リース資産 | 9 | - | - | 4 | 5 | 29 | |
| 建設仮勘定 | 2,315 | 4,488 | 3,183 | - | 3,620 | - | |
| 計 | 46,056 | 7,545 | 5,892 | 3,544 | 44,165 | 178,062 | |
| 無形固定資産 | ソフトウエア | 116 | 78 | 31 | 19 | 144 | 16,096 |
| その他 | 283 | - | 8 | - | 275 | 1,082 | |
| 計 | 399 | 78 | 39 | 19 | 419 | 17,178 | |
【引当金明細表】
(単位:百万円)
| 科目 | 当期首残高 | 当期増加額 | 当期減少額 | 当期末残高 |
|---|---|---|---|---|
| 貸倒引当金 | 226 | - | 214 | 12 |
| 関係会社事業損失引当金 | - | 387 | - | 387 |
| 賞与引当金 | 784 | 1,329 | 784 | 1,329 |
| 役員賞与引当金 | - | 85 | - | 85 |
| 製品保証引当金 | 153 | - | - | 153 |
| 事業構造改善引当金 | 311 | - | 85 | 226 |
| 転進支援費用引当金 | 33 | - | - | 33 |
| 修繕引当金 | 7,291 | 823 | 676 | 7,438 |
| 環境対策引当金 | 223 | - | 221 | 2 |
(注)計上の理由及び額の算定方法は、重要な会計方針の「3.引当金の計上基準」の通りです。
(2)【主な資産及び負債の内容】
連結財務諸表を作成しているため、記載を省略しています。
(3)【その他】
該当事項はありません。
第6【提出会社の株式事務の概要】
| 事業年度 | 4月1日から3月31日まで |
|---|---|
| 定時株主総会 | 6月中 |
| 定時株主総会の議決権の基準日 | 3月31日 |
| 剰余金の配当の基準日 | 9月30日3月31日 |
| 1単元の株式数 | 普通株式100株、A種種類株式1株 |
| 単元未満株式の買取及び買増 | |
| 取扱場所 | (特別口座) 東京都千代田区丸の内一丁目4番1号 三井住友信託銀行株式会社 証券代行部 |
| 株主名簿管理人 | (特別口座) 東京都千代田区丸の内一丁目4番1号 三井住友信託銀行株式会社 |
| 取次所 | ───── |
| 買取及び買増手数料 | 株式の売買の委託に係る手数料相当額として別途定める金額 |
| 公告掲載方法 | 電子公告により行う。ただし、電子公告を行うことができない事故その他のやむを得ない事由が生じたときは、日本経済新聞に掲載して行う。 公告掲載URL https://www.nsg.co.jp/ |
| 株主に対する特典 | なし |
第7【提出会社の参考情報】
1【提出会社の親会社等の情報】
当社は、金融商品取引法第24条の7第1項に規定する親会社等はありません。
2【その他の参考情報】
当事業年度の開始日から有価証券報告書提出日までの間に、次の書類を提出しています。
(1) 有価証券報告書及びその添付資料並びに確認書 (第155期) (自2020年4月1日 至2021年3月31日) 2021年6月30日 関東財務局長に提出
(2) 内部統制報告書及びその添付書類 2021年6月30日 関東財務局長に提出
(3) 四半期報告書及び確認書 (第156期第1四半期) (自2021年4月1日 至2021年6月30日) 2021年8月10日 関東財務局長に提出
(4) 四半期報告書及び確認書 (第156期第2四半期) (自2021年7月1日 至2021年9月30日) 2021年11月15日 関東財務局長に提出
(5) 四半期報告書及び確認書 (第156期第3四半期) (自2021年10月1日 至2021年12月31日) 2022年2月7日 関東財務局長に提出
(6) 臨時報告書 企業内容等の開示に関する内閣府令第19条第2項第9号の規定に基づく 臨時報告書です。 2022年3月31日 関東財務局長に提出
(7) 臨時報告書 企業内容等の開示に関する内閣府令第19条第2項第19号の規定に基づく 臨時報告書です。 2022年5月12日 関東財務局長に提出
(8) 臨時報告書 企業内容等の開示に関する内閣府令第19条第2項第9号の2の規定に基づく 臨時報告書です。 2022年6月30日 関東財務局長に提出
第二部【提出会社の保証会社等の情報】
該当事項はありません。
独立監査人の監査報告書及び内部統制監査報告書
| 2022年6月30日 | ||||
| 日本板硝子株式会社 | ||||
| 取締役会 御中 | ||||
EY新日本有限責任監査法人 東京事務所
| 指定有限責任社員 業務執行社員 | 公認会計士 | 宮川 朋弘 |
|---|
| 指定有限責任社員 業務執行社員 | 公認会計士 | 馬野 隆一郎 |
|---|
| 指定有限責任社員 業務執行社員 | 公認会計士 | 狹間 智博 |
|---|
<財務諸表監査>
監査意見
当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられている日本板硝子株式会社の2021年4月1日から2022年3月31日までの連結会計年度の連結財務諸表、すなわち、連結貸借対照表、連結損益計算書、連結包括利益計算書、連結持分変動計算書、連結キャッシュ・フロー計算書、連結財務諸表注記及び連結附属明細表について監査を行った。
当監査法人は、上記の連結財務諸表が、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」第93条により規定された国際会計基準に準拠して、日本板硝子株式会社及び連結子会社の2022年3月31日現在の財政状態並びに同日をもって終了する連結会計年度の経営成績及びキャッシュ・フローの状況を、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。
監査意見の根拠
当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。監査の基準における当監査法人の責任は、「連結財務諸表監査における監査人の責任」に記載されている。当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社及び連結子会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
監査上の主要な検討事項
監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
| 「自動車ガラス事業 欧州」に係るのれん及び耐用年数の確定できない無形資産の評価 | |
| 監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由 | 監査上の対応 |
| 会社は、のれん及び耐用年数の確定できない無形資産について、毎期減損テストを実施している。当連結会計年度末における減損テストの結果、各資金生成単位の資産の使用価値が帳簿価額を上回ったため減損損失を認識していない。 連結財務諸表注記16.のれん及び注記17.無形資産に記載のとおり、当連結会計年度末現在、「自動車用ガラス事業 欧州」には、のれん35,260百万円及び耐用年数の確定できない無形資産であるピルキントン・ブランド9,441百万円が配分されており、減損計上までの余裕度が最も少ない資金生成単位である。また注記されているとおり、仮に割引率が1.08%上昇した場合には17,200百万円の減損が発生する、感応度が高い状況にある。 この使用価値は、今後5年間の業績見通しを基礎とし、その後の永続成長率を考慮した将来営業キャッシュ・フローを割り引いた現在価値として算定されている。 使用価値の見積りにおける重要な仮定は、将来営業キャッシュ・フローの予測期間における販売価格、市場数量の成長率、投入コスト、永続成長率及び割引率である。投入コストの見積りには、原材料価格の上昇を含む最近のサプライヤーとの交渉内容や、業界における一般的な見通し情報が考慮されている。また、販売価格の見積りには、上記投入コストの上昇の影響の大部分は、販売価格の引き上げに関する自動車メーカーとの合意により緩和されるとの見通しが含まれている。 このように、当連結会計年度末において、「自動車用ガラス事業 欧州」ののれん及び耐用年数の確定できない無形資産の評価については、減損計上までの余裕度が最も少なく、その使用価値の算定には見積りの不確実性が高い状況が存在する。使用価値の算定上の重要な仮定においては、原材料価格の上昇、自動車メーカーとの販売価格交渉の見通しを含め、その見積りには経営者による判断が含まれている。 以上から、当監査法人は、「自動車用ガラス事業 欧州」の使用価値の見積りの合理性について、当該事項を監査上の主要な検討事項に該当すると判断した。 | 当監査法人は、のれん及び耐用年数の確定できない無形資産の評価について、主として以下の監査手続を実施した。 ・販売価格の仮定について、投入コストの上昇を緩和するための自動車メーカーとの交渉状況の管理資料を入手し、経営者と協議した。また、合意されたものについて、合意文書及び請求書を入手し査閲した。 ・市場数量の成長率の仮定について、将来営業キャッシュ・フローの予測期間における市場数量の回復見込みを含め経営者と協議し、利用可能な市場規模予測レポート等の外部資料と比較した。 ・投入コストの見積りについて、特に原材料価格の上昇が業績見通しに織り込まれているか、上記販売価格の見積りとの関連性について経営者と協議した。また、日常的な業務コストの削減効果について、過去の達成実績と比較した。リストラクチャリングによるコスト削減効果については、関連施策の実施状況との整合性を検討し、当連結会計年度末までに承認されていない計画の効果が含められていないか検討した。また、業績見通し期間の営業利益率について過去実績水準と比較した。 ・永続成長率について、経済協力開発機構(OECD)による長期経済成長見通し等、利用可能な外部情報を閲覧し比較した。 ・割引率について、利用可能な外部のデータを用いた当監査法人のネットワーク・ファームの評価専門家による見積りと比較した。 ・将来営業キャッシュ・フローについて、その基礎となる経営者によって承認された業績見通しとの整合性を検討した。 ・経営者の見積りプロセスの有効性を評価するために、過年度における事業計画とその後の実績を比較した。 ・関連する注記における開示について検討した。 |
| ロシア事業に係るジョイント・ベンチャーに対する投資及び金融債権の評価 | |
| 監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由 | 監査上の対応 |
| 連結財務諸表注記21.持分法で会計処理される投資及び注記43.関連当事者との取引に記載されているとおり、会社は、ロシアで建築用ガラス事業を操業する会社(以下、 「ロシアJV子会社」)を所有するオランダのSP Glass Holdings BV(以下、「SPGH社」)に対してジョイント・ベンチャー投資を行っている。また、当連結会計年度末において、SPGH社、ロシアJV子会社のそれぞれに対して貸付金(金融債権)を保有している。 会社は、ロシアによるウクライナ侵攻を受け、2022年3月以降ロシアJV子会社との全てのガラス取引、及び同社における主要新規投資の承認を停止するとともに、ロシア企業との全ての通商取引を停止することを公表した。 このような状況を踏まえ、会社は、上記の投資及び金融債権について、事業環境の見通しや関連する法的制約に基づき、当連結会計年度末における回収可能価額の見直しを実施した。その結果、ロシアJV子会社に対する金融債権について、ロシアにおいて資本規制が課され、ロシアの事業会社による返済が制限されている状況を踏まえ、3,374百万円全額について「持分法適用会社に対する金融債権の減損損失」を認識している。また、オランダに所在するSPGH社に対する投資の一部について3,422百万円の「持分法投資に関するその他の損失」を認識している。また、評価後の当連結会計年度末の連結貸借対照表上における、ロシア事業に係る投資及び債権の残高は、SPGHに対する投資が1,647百万円、同社に対する純投資を構成する金融債権5,302百万円となっている。 SPGH社に対する金融債権及び投資の回収可能性は、ロシアJV子会社の事業環境の見通しや、当連結会計年度末時点におけるロシアJV子会社からの債権回収及び配当に関連す る法的制約の有無やその実行可能性に関する経営者の評価に基づいている。将来の事業環境は、利用可能な事業の状況に関する合理的な見積りを用いて予測している。ロシアJV子会社は2022年3月期を通じて事業の収益性を保つことができているものの、ロシアの建築用ガラス市場の見通しは不透明であり、ロシアから西欧諸国へのガラスの輸出はEUからの経済制裁を受けて停止される見込みである。また、ロシア国内のガラス需要も厳しい経済状況の影響を受けることが予想される等、不確実性の高い状況にある。そのため、会社は回収可能価額についてEBITDAマルチプル法を用いて評価した。この見積りには不確実性の高い市場にとって合理的と考えられる倍率を適用し、翌連結会計年度以降のEBITDAの見積りにストレステストシナリオを用いている。また、当連結会計年度末時点において、SPGH社はロシアJV子会社から配当金を受け取ることが可能な状態であると会社は評価している。 なお、会社は、「持分法適用会社に対する金融債権の減損損失」及び「持分法投資に関するその他の損失」の連結損益計算書上の表示区分について、「持分法による投資利益(損失)」と同じ区分とする会計方針の変更を行っている。 このように、当連結会計年度末において、ロシア事業に係る投資及び金融債権の評価には、ロシアから西欧諸国へのガラス輸出停止及びロシア国内のガラス需要といった見積りの不確実性が高い状況が存在し、回収可能価額算定の要素である、評価手法の決定、事業環境の見通しのEBITDAへの反映、及び倍率の見積り、並びに会計方針の変更について会計基準上求められる正当な理由には経営者による判断が含まれている。 そのため、当監査法人は当該事項を監査上の主要な検討事項に該当すると判断した。 | 当監査法人は、会社がロシアで事業を操業する会社を所有するジョイント・ベンチャーであるSPGH社に対する投資及び金融債権、同社のロシアJV子会社に対する金融債権の評価、並びに連結財務諸表における開示について、主として以下の監査手続を実施した。 ・ウクライナをめぐる国際情勢による事業活動への影響、事業リスクの発生や変化について経営者と協議した。 ・当連結会計年度末時点におけるロシアJV子会社からの債権回収及び配当に関連する法的制約の有無やその実行可能性について経営者に質問し、関連資料を入手し査閲した。また、これらについて当監査法人のネットワーク・ファームの法律専門家と協議した。 ・使用されたEBITDAの見積り額について、その基礎となるSPGH社によって承認された業績見通しとの整合性を検討し、過去の実績水準と比較した。 ・EBITDAに対するストレステストシナリオについて経営者と協議し、連結会計年度末日以降に開催されたロシアJV子会社における直近の経営会議資料との整合性を検討した。当該経営会議資料においてロシアJV子会社の2022年3月期を通じた事業の収益状況を査閲した。ストレステストシナリオにおいて、経済制裁によるロシアから西欧諸国へのガラスの輸出停止、ロシア国内の経済状況の影響を受けることが考慮されているか、利用可能な外部情報と照らして検討した。また当該シナリオについて、会社グループとロシアJV子会社との全てのガラス取引の停止の事実と整合しているか検討した。 ・適用されたマルチプル(倍率)の見積りについて、不確実性の高い市場にとって合理的と考えられるか経営者に質問し、ロシアJV子会社における主要新規投資の承認停止の事実と整合しているか検討した。また、評価手法及び倍率の見積りについて、当監査法人のネットワーク・ファームの評価専門家と協議した。 ・会計方針の変更について会計基準で求められる信頼性及び目的適合性を満たしているか検討した。 ・関連する注記における開示について検討した。 |
その他の記載内容
その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。また、監査委員会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における執行役及び取締役の職務の執行を監視することにある。
当監査法人の連結財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。
連結財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と連結財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。
当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。
その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。
連結財務諸表に対する経営者及び監査委員会の責任
経営者の責任は、国際会計基準に準拠して連結財務諸表を作成し適正に表示することにある。これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない連結財務諸表を作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。
連結財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき連結財務諸表を作成することが適切であるかどうかを評価し、国際会計基準に基づいて継続企業に関する事項を開示する必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。
監査委員会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における執行役及び取締役の職務の執行を監視することにある。
連結財務諸表監査における監査人の責任
監査人の責任は、監査人が実施した監査に基づいて、全体としての連結財務諸表に不正又は誤謬による重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、監査報告書において独立の立場から連結財務諸表に対する意見を表明することにある。虚偽表示は、不正又は誤謬により発生する可能性があり、個別に又は集計すると、連結財務諸表の利用者の意思決定に影響を与えると合理的に見込まれる場合に、重要性があると判断される。
監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
・ 不正又は誤謬による重要な虚偽表示リスクを識別し、評価する。また、重要な虚偽表示リスクに対応した監査手続を立案し、実施する。監査手続の選択及び適用は監査人の判断による。さらに、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手する。
・ 連結財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、監査人は、リスク評価の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、監査に関連する内部統制を検討する。
・ 経営者が採用した会計方針及びその適用方法の適切性、並びに経営者によって行われた会計上の見積りの合理性及び関連する注記事項の妥当性を評価する。
・ 経営者が継続企業を前提として連結財務諸表を作成することが適切であるかどうか、また、入手した監査証拠に基づき、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認められるかどうか結論付ける。継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、監査報告書において連結財務諸表の注記事項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する連結財務諸表の注記事項が適切でない場合は、連結財務諸表に対して除外事項付意見を表明することが求められている。監査人の結論は、監査報告書日までに入手した監査証拠に基づいているが、将来の事象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。
・ 連結財務諸表の表示及び注記事項が、国際会計基準に準拠しているかどうかとともに、関連する注記事項を含めた連結財務諸表の表示、構成及び内容、並びに連結財務諸表が基礎となる取引や会計事象を適正に表示しているかどうかを評価する。
・ 連結財務諸表に対する意見を表明するために、会社及び連結子会社の財務情報に関する十分かつ適切な監査証拠を入手する。監査人は、連結財務諸表の監査に関する指示、監督及び実施に関して責任がある。監査人は、単独で監査意見に対して責任を負う。
監査人は、監査委員会に対して、計画した監査の範囲とその実施時期、監査の実施過程で識別した内部統制の重要な不備を含む監査上の重要な発見事項、及び監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。
監査人は、監査委員会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去又は軽減するためにセーフガードを講じている場合はその内容について報告を行う。
監査人は、監査委員会と協議した事項のうち、当連結会計年度の連結財務諸表の監査で特に重要であると判断した事項を監査上の主要な検討事項と決定し、監査報告書において記載する。ただし、法令等により当該事項の公表が禁止されている場合や、極めて限定的ではあるが、監査報告書において報告することにより生じる不利益が公共の利益を上回ると合理的に見込まれるため、監査人が報告すべきでないと判断した場合は、当該事項を記載しない。
<内部統制監査>
監査意見
当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第2項の規定に基づく監査証明を行うため、日本板硝子株式会社の2022年3月31日現在の内部統制報告書について監査を行った。
当監査法人は、日本板硝子株式会社が2022年3月31日現在の財務報告に係る内部統制は有効であると表示した上記の内部統制報告書が、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の評価の基準に準拠して、財務報告に係る内部統制の評価結果について、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。
監査意見の根拠
当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の基準に準拠して内部統制監査を行った。財務報告に係る内部統制の監査の基準における当監査法人の責任は、「内部統制監査における監査人の責任」に記載されている。当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社及び連結子会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
内部統制報告書に対する経営者及び監査委員会の責任
経営者の責任は、財務報告に係る内部統制を整備及び運用し、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の評価の基準に準拠して内部統制報告書を作成し適正に表示することにある。
監査委員会の責任は、財務報告に係る内部統制の整備及び運用状況を監視、検証することにある。
なお、財務報告に係る内部統制により財務報告の虚偽の記載を完全には防止又は発見することができない可能性がある。
内部統制監査における監査人の責任
監査人の責任は、監査人が実施した内部統制監査に基づいて、内部統制報告書に重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、内部統制監査報告書において独立の立場から内部統制報告書に対する意見を表明することにある。
監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
・ 内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果について監査証拠を入手するための監査手続を実施する。内部統制監査の監査手続は、監査人の判断により、財務報告の信頼性に及ぼす影響の重要性に基づいて選択及び適用される。
・ 財務報告に係る内部統制の評価範囲、評価手続及び評価結果について経営者が行った記載を含め、全体としての内部統制報告書の表示を検討する。
・ 内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果に関する十分かつ適切な監査証拠を入手する。監査人は、内部統制報告書の監査に関する指示、監督及び実施に関して責任がある。監査人は、単独で監査意見に対して責任を負う。
監査人は、監査委員会に対して、計画した内部統制監査の範囲とその実施時期、内部統制監査の実施結果、識別した内部統制の開示すべき重要な不備、その是正結果、及び内部統制の監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。
監査人は、監査委員会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去又は軽減するためにセーフガードを講じている場合はその内容について報告を行う。
利害関係
会社及び連結子会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。
以 上
(注)1.上記の監査報告書の原本は当社(有価証券報告書提出会社)が別途保管しています。 2.XBRLデータは監査の対象には含まれていません。
独立監査人の監査報告書
| 2022年6月30日 | ||||
| 日本板硝子株式会社 | ||||
| 取締役会 御中 | ||||
EY新日本有限責任監査法人 東京事務所
| 指定有限責任社員 業務執行社員 | 公認会計士 | 宮川 朋弘 |
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| 指定有限責任社員 業務執行社員 | 公認会計士 | 馬野 隆一郎 |
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| 指定有限責任社員 業務執行社員 | 公認会計士 | 狹間 智博 |
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監査意見
当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられている日本板硝子株式会社の2021年4月1日から2022年3月31日までの第156期事業年度の財務諸表、すなわち、貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書、重要な会計方針、その他の注記及び附属明細表について監査を行った。
当監査法人は、上記の財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、日本板硝子株式会社の2022年3月31日現在の財政状態及び同日をもって終了する事業年度の経営成績を、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。
監査意見の根拠
当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。監査の基準における当監査法人の責任は、「財務諸表監査における監査人の責任」に記載されている。当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
監査上の主要な検討事項
監査上の主要な検討事項とは、当事業年度の財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。監査上の主要な検討事項は、財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
| 建築用ガラス事業、自動車用ガラス事業並びに共用資産に係る有形固定資産の評価 | |
| 監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由 | 監査上の対応 |
| 会社は、(重要な会計上の見積り)に注記しているとおり、建築用ガラス事業、自動車用ガラス事業、共用資産に係る有形固定資産及び無形固定資産について減損の兆候を識別しており、2022年3月31日現在の貸借対照表計上額は、それぞれ7,495百万円、19,618百万円、7,333百万円である。 当該資産グループについて、会社は当事業年度末において減損損失の認識の要否に関する判定を行った結果、割引前将来キャッシュ・フローが関連する資産グループの固定資産の簿価を上回っているため、減損損失は認識していない。 減損の認識の判定に用いる割引前将来キャッシュ・フローは、翌事業年度の利益計画を基礎とし、その後は主要な資産の経済的残存使用年数到来時点までの期間にわたり一定の成長率が継続すると仮定することにより見積もっている。 割引前将来キャッシュ・フローの見積りにおける重要な仮定は、翌事業年度の利益計画におけるガラス製品の販売価格及び市場数量の成長率、当事業年度中盤以降に価格高騰による影響が顕在化した原燃料等の投入コスト及び自動車用ガラス向けのフロート窯の定期修繕に伴う設備の生産性改善等のコスト削減効果並びに主要な資産の経済的残存使用年数到来時点における他の構成資産の回収可能価額である。 割引前将来キャッシュ・フローの見積りにおける上記の重要な仮定は不確実性を伴い、経営者による重要な判断が含まれている。そのため、当監査法人は当該事項を監査上の主要な検討事項と判断した。 | 当監査法人は、有形固定資産及び無形固定資産の評価について、主として以下の監査手続を実施した。 ・業績見通し期間における将来キャッシュ・フローについて、経営者によって承認された翌事業年度における利益計画との整合性を検討した。 ・経営者の見積りプロセスの有効性を評価するために、過年度における事業計画とその後の実績を比較した。 ・翌事業年度における利益計画におけるガラス製品の販売価格及び市場数量の成長率について、経営者と協議し、根拠となる市場規模予測レポート等の外部資料との整合性を検討した。 ・翌事業年度における利益計画に含まれる原燃料等の投入コストの見積りについて、経営者と協議し、根拠となる価格予測レポート等の外部資料との整合性を検討した。 ・設備の定期修繕に伴う生産性の改善効果について、経営者と協議し、過去の改善実績との比較を行った。 ・主要な資産の経済的残存使用年数到来時点における他の構成資産の回収可能価額について、利用可能な外部データを用いた当監査法人のネットワーク・ファームの評価専門家による見積りと比較した。 |
その他の記載内容
その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。また、監査委員会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における執行役及び取締役の職務の執行を監視することにある。
当監査法人の財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。
財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。
当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。
その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。
財務諸表に対する経営者及び監査委員会の責任
経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して財務諸表を作成し適正に表示することにある。これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない財務諸表を作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。
財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき財務諸表を作成することが適切であるかどうかを評価し、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて継続企業に関する事項を開示する必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。
監査委員会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における執行役及び取締役の職務の執行を監視することにある。
財務諸表監査における監査人の責任
監査人の責任は、監査人が実施した監査に基づいて、全体としての財務諸表に不正又は誤謬による重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、監査報告書において独立の立場から財務諸表に対する意見を表明することにある。虚偽表示は、不正又は誤謬により発生する可能性があり、個別に又は集計すると、財務諸表の利用者の意思決定に影響を与えると合理的に見込まれる場合に、重要性があると判断される。
監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
・ 不正又は誤謬による重要な虚偽表示リスクを識別し、評価する。また、重要な虚偽表示リスクに対応した監査手続を立案し、実施する。監査手続の選択及び適用は監査人の判断による。さらに、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手する。
・ 財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、監査人は、リスク評価の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、監査に関連する内部統制を検討する。
・ 経営者が採用した会計方針及びその適用方法の適切性、並びに経営者によって行われた会計上の見積りの合理性及び関連する注記事項の妥当性を評価する。
・ 経営者が継続企業を前提として財務諸表を作成することが適切であるかどうか、また、入手した監査証拠に基づき、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認められるかどうか結論付ける。継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、監査報告書において財務諸表の注記事項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する財務諸表の注記事項が適切でない場合は、財務諸表に対して除外事項付意見を表明することが求められている。監査人の結論は、監査報告書日までに入手した監査証拠に基づいているが、将来の事象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。
・ 財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠しているかどうかとともに、関連する注記事項を含めた財務諸表の表示、構成及び内容、並びに財務諸表が基礎となる取引や会計事象を適正に表示しているかどうかを評価する。
監査人は、監査委員会に対して、計画した監査の範囲とその実施時期、監査の実施過程で識別した内部統制の重要な不備を含む監査上の重要な発見事項、及び監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。
監査人は、監査委員会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去又は軽減するためにセーフガードを講じている場合はその内容について報告を行う。
監査人は、監査委員会と協議した事項のうち、当事業年度の財務諸表の監査で特に重要であると判断した事項を監査上の主要な検討事項と決定し、監査報告書において記載する。ただし、法令等により当該事項の公表が禁止されている場合や、極めて限定的ではあるが、監査報告書において報告することにより生じる不利益が公共の利益を上回ると合理的に見込まれるため、監査人が報告すべきでないと判断した場合は、当該事項を記載しない。
利害関係
会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。
以 上
(注)1.上記の監査報告書の原本は当社(有価証券報告書提出会社)が別途保管しています。 2.XBRLデータは監査の対象には含まれていません。