| 【表紙】 | |
|---|---|
| 【提出書類】 | 四半期報告書 |
| 【根拠条文】 | 金融商品取引法第24条の4の7第1項 |
| 【提出先】 | 関東財務局長 |
| 【提出日】 | 2017年11月13日 |
| 【四半期会計期間】 | 第21期第3四半期(自 2017年7月1日 至 2017年9月30日) |
| 【会社名】 | 楽天株式会社 |
| 【英訳名】 | Rakuten,Inc. |
| 【代表者の役職氏名】 | 代表取締役会長兼社長 三木谷 浩史 |
| 【本店の所在の場所】 | 東京都世田谷区玉川一丁目14番1号 |
| 【電話番号】 | 050-5581-6910 (代表) |
| 【事務連絡者氏名】 | 副社長執行役員 最高財務責任者 山田 善久 |
| 【最寄りの連絡場所】 | 東京都世田谷区玉川一丁目14番1号 |
| 【電話番号】 | 050-5581-6910 (代表) |
| 【事務連絡者氏名】 | 副社長執行役員 最高財務責任者 山田 善久 |
| 【縦覧に供する場所】 | 株式会社東京証券取引所 (東京都中央区日本橋兜町2番1号) |
第一部 【企業情報】
第1 【企業の概況】
1 【主要な経営指標等の推移】
連結経営指標等
(注) 1 当社は要約四半期連結財務諸表を作成しているので、提出会社の主要な経営指標等の推移については記載していません。
2 上記指標は、国際会計基準(以下、IFRS)により作成された要約四半期連結財務諸表及び連結財務諸表に基づいています。
3 百万円未満を四捨五入して記載しています。
4 売上収益には、消費税等は含まれていません。
5 期中の平均株式数については日割りにより算出しています。
6 当社グループは保険事業の保険契約準備金に関して、従来、日本において適用されている保険契約に関する法令に定める保険負債の測定方法を適用していましたが、第21期第1四半期連結会計期間より、市場金利に基づいた割引率により保険負債を測定し、貨幣の時間価値を反映するために、当報告期間中に保険負債の帳簿価額に対して発生した利息を純損益に、それ以外の割引率の変動に伴う保険負債の変動額をその他の包括利益に認識する方法に変更しています。これに伴い、第20期第3四半期連結累計期間及び第20期連結会計年度の関連する主な経営指標等について、当該会計方針の変更を遡及適用した数値を記載しています。
2 【事業の内容】
当社グループは、「インターネットサービス」、「FinTech」の2つを報告セグメントとしています。当第3四半期連結累計期間において、主な事業内容の変更及び主要な関係会社の異動があった報告セグメントは以下のとおりです。
(インターネットサービス)
当社連結子会社であるケンコーコム株式会社と株式会社爽快ドラッグの合併による新会社の商号を、2017年7月1日付で「Rakuten Direct株式会社」としています。
第2 【事業の状況】
1 【事業等のリスク】
当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
また、重要事象等は存在していません。
2 【経営上の重要な契約等】
当社は、2017年8月7日開催の取締役会決議に基づき、多額な資金の借入を実行しました。
詳細は、「第4 経理の状況 1 要約四半期連結財務諸表 要約四半期連結財務諸表注記 12.後発事象」に記載のとおりです。
3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期報告書提出日現在において、当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものです。
(1) 経営成績の分析
当社グループは、経営者が意思決定する際に使用する社内指標(以下、Non-GAAP指標)及びIFRSに基づく指標の双方によって、連結経営成績を開示しています。
Non-GAAP営業利益は、IFRSに基づく営業利益(以下、IFRS営業利益)から、当社グループが定める非経常的な項目やその他の調整項目を控除したものです。経営者は、Non-GAAP指標を開示することで、ステークホルダーにとって同業他社比較や過年度比較が容易になり、当社グループの恒常的な経営成績や将来見通しを理解する上で、有益な情報を提供できると判断しています。なお、非経常的な項目とは、将来見通し作成の観点から一定のルールに基づき除外すべきと当社グループが判断する一過性の利益や損失のことです。その他の調整項目とは、適用する基準等により差異が生じ易く企業間の比較可能性が低い、株式報酬費用、子会社取得時に認識した無形資産の償却費等を指します。
(注) Non-GAAP指標の開示に際しては、米国証券取引委員会(U.S. Securities and Exchange Commission)が定める基準を参照していますが、同基準に完全に準拠しているものではありません。
当第3四半期連結累計期間の経営成績(Non-GAAPベース)
当第3四半期連結累計期間における世界経済は、米国の金融政策正常化の影響や各国の政策に関する不確実性等について留意する必要があるものの、緩やかな持ち直し基調が継続しました。日本経済は、雇用・所得環境の改善が続く中で、緩やかな回復を続けました。
このような環境下、当社グループは、前年2月に発表した中期戦略「Vision 2020」を踏まえた施策を強力に進めています。インターネットサービスの主力である国内ECにおいては、店舗運営支援、プラットフォームの価値向上、顧客満足度向上のための取組、積極的な販促活動、スマートデバイス(スマートフォン及びタブレット端末)向けのサービス強化、楽天エコシステム(経済圏)のオープン化戦略等を実施し、流通総額及び売上収益の更なる成長に努めています。海外インターネットサービスにおいては、米国Ebates Inc.(以下、Ebates社)の順調な成長等により、業績は改善基調にあります。また、当社グループは、革新的な技術やビジネスモデルを持つ企業への投資を進めており、それらの投資について、株式評価益及び売却益を計上しています。FinTechにおいては、『楽天カード』の会員基盤の拡大により手数料収入が増加したほか、銀行サービスの拡大及び好調な国内株式市場の影響を受けた証券サービスの貢献により、売上収益及び利益が堅調に増加しています。また、クレジットカード関連サービスでは、ユーザーにより高い利便性を提供するための柔軟な運用と、長期的に会員が安心してクレジットカードを利用できる環境の整備を目的として、基幹システムの全面刷新を行いました。
この結果、当社グループの当第3四半期連結累計期間における売上収益は676,477百万円(前年同期比20.9%増)、Non-GAAP営業利益は133,590百万円(前年同期比50.0%増)となりました。
(Non-GAAPベース)
(単位:百万円)
Non-GAAP営業利益からIFRS営業利益への調整
当第3四半期連結累計期間において、Non-GAAP営業利益で控除される無形資産の償却費は5,615百万円、株式報酬費用は5,414百万円となりました。また、固定資産の減損損失2,399百万円を非経常的な項目としています。なお、前年同期における非経常的な項目2,042百万円は、欧州における事業戦略見直しに伴う費用です。
(単位:百万円)
当第3四半期連結累計期間の経営成績(IFRSベース)
当第3四半期連結累計期間における売上収益は676,477百万円(前年同期比20.9%増)、IFRS営業利益は120,162百万円(前年同期比58.8%増)、四半期利益(親会社の所有者帰属)は72,647百万円(前年同期比63.9%増)となりました。
(IFRSベース)
(単位:百万円)
(2) セグメント別業績
各セグメントにおける業績は次のとおりです。なお、IFRS上のマネジメントアプローチの観点から、セグメント損益をNon-GAAP営業損益ベースで表示しています。
(インターネットサービス)
当第3四半期連結累計期間のインターネットサービスセグメントは、主力サービスの国内ECにおいては、前年に買収した株式会社爽快ドラッグ(現Rakuten Direct株式会社)の貢献等もあり、売上収益は大きく増加しました。また、売上収益の更なる成長を目指し、ロイヤルカスタマーの醸成や新規ユーザー獲得のための販促活動、顧客満足度向上のための取組に加え、スマートデバイス向けのサービス強化、楽天エコシステムのオープン化戦略等を積極的に展開しました。この結果、販促活動に伴う費用は増加しています。海外ECにおいては、Ebates社の順調な成長等により、業績は改善基調にあります。MVNO(仮想移動体通信事業者)サービス『楽天モバイル』、メッセージング及びVoIPサービス『Viber』においても、新サービスの導入、積極的な販促活動等が奏功し、売上収益が大幅に増加しています。また、革新的な技術やビジネスモデルを持つ企業への投資を進めており、それらの投資について株式評価益及び売却益を計上しました。
この結果、インターネットサービスセグメントにおける売上収益は482,722百万円(前年同期比22.3%増)、セグメント利益は83,181百万円(前年同期比106.0%増)となりました。
(単位:百万円)
(FinTech)
当第3四半期連結累計期間のFinTechセグメントは、クレジットカード関連サービスにおいては、『楽天カード』会員の増加に伴うショッピング取扱高やリボ残高が伸張し、売上収益の増加に貢献しました。同サービスにおいては、ユーザーにより高い利便性を提供するための柔軟な運用と、長期的に会員が安心してクレジットカードを利用できる環境の整備を目的として基幹システムの全面刷新を行いました。これによる費用増加を除くと利益は堅調に推移しています。銀行サービスにおいては、ローン残高の拡大に伴う貸出金利息収益の増加や費用の効率化等により、マイナス金利政策の環境下にも関わらず、売上収益及び利益拡大が続いています。証券サービスにおいては、国内株式市場の回復により株式売買手数料が増加し、売上収益及び利益共に前年同期を上回りました。
この結果、FinTechセグメントにおける売上収益は243,759百万円(前年同期比11.4%増)、セグメント利益は53,222百万円(前年同期比8.2%増)となりました。
(単位:百万円)
(3) 財政状態の分析
(資産)
当第3四半期連結会計期間末の資産合計は5,212,207百万円となり、前連結会計年度末の資産合計4,604,672百万円と比べ、607,535百万円増加しました。これは主に、証券事業の金融資産が182,069百万円増加、銀行事業の貸付金が135,040百万円増加、現金及び現金同等物が93,546百万円増加、カード事業の貸付金が62,298百万円増加、有価証券が61,937百万円増加したことによるものです。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末の負債合計は4,561,162百万円となり、前連結会計年度末の負債合計3,922,182百万円と比べ、638,980百万円増加しました。これは主に、社債及び借入金が255,466百万円増加、銀行事業の預金が248,413百万円増加、証券事業の金融負債が150,939百万円増加したことによるものです。
(資本)
当第3四半期連結会計期間末の資本合計は651,045百万円となり、前連結会計年度末の資本合計682,490百万円と比べ、31,445百万円減少しました。これは主に、当第3四半期連結累計期間における親会社の所有者に帰属する四半期利益を72,647百万円計上した一方で、自己株式取得により89,661百万円減少、外国為替相場の変動等によりその他の資本の構成要素が11,316百万円減少したことによるものです。
(4) キャッシュ・フローの状況
当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ93,546百万円増加し、641,815百万円となりました。このうち、銀行事業に関する日銀預け金は、前連結会計年度末に比べ54,224百万円増加し、431,103百万円となりました。当第3四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況及び主な変動要因は、次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第3四半期連結累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは、86,861百万円の資金流入(前年同期は60,247百万円の資金流入)となりました。これは主に、税引前四半期利益による資金流入が110,783百万円、銀行事業の預金の増加による資金流入が248,255百万円となった一方で、銀行事業の貸付金の増加による資金流出が135,040百万円、カード事業の貸付金の増加による資金流出が62,151百万円、証券事業の金融資産及び同負債が変動したことによるネットの資金流出が31,160百万円(金融資産の増加による資金流出が182,357百万円、金融負債の増加による資金流入が151,197百万円)、営業債務の減少による資金流出が30,363百万円となったことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第3四半期連結累計期間における投資活動によるキャッシュ・フローは、150,792百万円の資金流出(前年同期は10,412百万円の資金流入)となりました。これは主に、銀行事業の有価証券の取得及び売却等によるネットの資金流出が39,763百万円(銀行事業の有価証券の売却及び償還による資金流入が195,413百万円、銀行事業の有価証券の取得による資金流出が235,176百万円)、有価証券の取得による資金流出が38,095百万円、ソフトウエア等の無形資産の取得による資金流出が32,076百万円、建物等の有形固定資産の取得による資金流出が28,218百万円となったことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第3四半期連結累計期間における財務活動によるキャッシュ・フローは、156,657百万円の資金流入(前年同期は34,056百万円の資金流入)となりました。これは主に、長期借入れによる資金流入が176,618百万円、社債の発行による資金流入が99,541百万円、短期借入金の増加による資金流入が77,947百万円、コマーシャルペーパーの増加による資金流入が72,000百万円となった一方で、長期借入金の返済による資金流出が141,334百万円、自己株式の取得による資金流出が89,697百万円、社債の償還による資金流出が30,300百万円となったことによるものです。
(5) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(6) 研究開発活動
当社の研究開発活動は、当社及び当社グループの開発業務への貢献を目的とし、個々の事業とは別に研究を行っています。なお、研究開発活動の状況については、前連結会計年度より重要な変更はありません。
当第3四半期連結累計期間における、当社グループが支出した研究開発費の総額は7,180百万円です。
(7) 従業員数
当第3四半期連結累計期間において、連結会社又は提出会社の従業員数の著しい増減はありません。
(8) 生産、受注及び販売の実績
① 生産実績及び受注実績
当社グループは、インターネット上での各種サービスの提供を主たる事業としており、生産及び受注に該当する事項が無いため、生産及び受注実績に関する記載はしていません。
② 販売実績
当社グループは当第3四半期連結累計期間において、販売実績の著しい増減はありません。
(9) 主要な設備
前連結会計年度末において整備中であった重要な設備の新設等について、当第3四半期連結累計期間に完了したものは、以下のとおりです。
| 会社名 | 所在地 | セグメントの名称 | 設備の内容 | 投資総額 (百万円) | 資金調達方法 | 完了年月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 楽天カード(株) | 東京都 世田谷区 | FinTech | 基幹システム更新 | 16,216 | 自己資金 | 2017年4月 |
第3 【提出会社の状況】
1 【株式等の状況】
(1) 【株式の総数等】
① 【株式の総数】
| 種類 | 発行可能株式総数(株) |
|---|---|
| 普通株式 | 3,941,800,000 |
| 計 | 3,941,800,000 |
② 【発行済株式】
| 種類 | 第3四半期会計期間末 現在発行数(株) (2017年9月30日) | 提出日現在 発行数(株) (2017年11月13日) | 上場金融商品取引所名又は登録認可金融商品取引業協会名 | 内容 |
|---|---|---|---|---|
| 普通株式 | 1,434,282,500 | 1,434,428,100 | 東京証券取引所(市場第一部) | 単元株式数は100株です。 |
| 計 | 1,434,282,500 | 1,434,428,100 | - | - |
(注)提出日現在の発行数には、2017年11月1日から当四半期報告書提出日までの新株予約権の行使により発行された株式数は、含まれていません。
(2) 【新株予約権等の状況】
当第3四半期会計期間において発行した新株予約権は、以下のとおりです。
① 株主総会の特別決議(2017年3月30日)
| 決議年月日 | 2017年7月28日取締役会決議 |
|---|---|
| 新株予約権の数 | 9個 |
| 新株予約権のうち自己新株予約権の数 | -個 |
| 新株予約権の目的となる株式の種類 | 普通株式 |
| 新株予約権の目的となる株式の数 | 900株 (注)1 |
| 新株予約権の行使時の払込金額 | 1個当たり1円 |
| 新株予約権の行使期間 | 2021年3月31日から2027年3月29日まで |
| 新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額 | 発行価格 1,333円 資本組入額 667円 (注)3 |
| 新株予約権の行使の条件 | (注)2 |
| 新株予約権の譲渡に関する事項 | (注)5 |
| 代用払込みに関する事項 | - |
| 組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項 | (注)6 |
(注) 1 新株予約権の目的たる株式の数
新株予約権1個当たりの目的たる株式の数は100株とする。
ただし、当社が、株式分割(当社普通株式の無償割当てを含む。以下同じ。)または株式併合を行う場合、次の算式により新株予約権の目的たる株式の数を調整するものとする。なお、かかる調整は新株予約権のうち、当該時点で権利行使または消却されていない新株予約権の目的たる株式の数についてのみ行われ、調整の結果1株未満の端数が生じた場合は、これを切り捨てるものとする。
調整後株式数=調整前株式数×分割・併合の比率
また、当社が合併、会社分割、株式交換または株式移転を行う場合等、株式数の調整を必要とするやむを得ない事由が生じたときは、合併、会社分割、株式交換または株式移転等の条件等を勘案の上、合理的な範囲で株式数を調整するものとする。
2 新株予約権の行使の条件
1) 新株予約権の割当てを受けた者(以下「新株予約権者」という。)は、権利行使時においても、当社、当社子会社または当社関連会社の取締役、執行役員、監査役または従業員の地位にあることを要する。ただし、諸般の事情を考慮の上、取締役会が特例として認めた場合はこの限りではない。
2) 新株予約権の相続は認められないものとする。ただし、諸般の事情を考慮の上、取締役会が特例として認めた場合はこの限りではない。
3) 新株予約権の質入その他一切の処分は認められないものとする。
4) 新株予約権者は、新株予約権または株式に関連する法令で定められる、いかなる税金等(日本国内で定められているか否かを問わず、所得税等の税金、社会保障拠出金、年金、雇用保険料等を含むがこれに限らない。)についてもこれを納める責任を負い、当社、当社子会社または当社関連会社が税金等の徴収義務を負う場合には、当該徴収義務を負う会社は、次の各号に掲げる方法により、新株予約権者から税金等を徴収することができるものとする。
ⅰ) 現金による受領
ⅱ) 新株予約権者が保有する株式による充当
ⅲ) 新株予約権者の給与、賞与等からの控除
ⅳ) その他当社が定める方法
3 新株予約権の行使により株式を発行する場合における増加する資本金及び資本準備金に関する事項
1) 新株予約権の行使により株式を発行する場合における増加する資本金の額は、会社計算規則第17条第1項の規定に従い算出される資本金等増加限度額に2分の1を乗じて得た金額とし、計算の結果生じる1円未満の端数は、これを切り上げるものとする。
2) 新株予約権の行使により株式を発行する場合における増加する資本準備金の額は、上記1)記載の資本金等増加限度額から上記1)に定める増加する資本金の額を減じて得た額とする。
4 新株予約権の取得事由及び条件
1) 当社が消滅会社となる合併契約、当社が分割会社となる吸収分割契約もしくは新設分割計画、または当社が完全子会社となる株式交換契約もしくは株式移転計画が株主総会で承認されたときは、当社は、当社取締役会が別途定める日に、新株予約権を無償で取得することができる。
2) 新株予約権者が権利行使をする前に前記2 1)に規定する条件に該当しなくなった場合、当社は、当社取締役会が別途定める日に、当該新株予約権を無償で取得することができる。
5 譲渡による新株予約権取得の制限
譲渡による新株予約権の取得については、当社の取締役会の承認を要するものとする。
6 組織再編行為の際の新株予約権の取扱い
当社が合併(当社が合併により消滅する場合に限る。)、吸収分割、新設分割、株式交換または株式移転(以下これらを総称して「組織再編行為」という。)をする場合において、組織再編行為の効力発生の時点において残存する新株予約権(以下「残存新株予約権」という。)の新株予約権者に対し、それぞれの場合につき、会社法第236条第1項第8号イからホまでに掲げる株式会社(以下「再編対象会社」という。)の新株予約権を以下の条件に基づきそれぞれ交付することとする。この場合においては、残存新株予約権は消滅し、再編対象会社は新株予約権を新たに発行するものとする。ただし、以下の条件に沿って再編対象会社の新株予約権を交付する旨を、合併契約、吸収分割契約、新設分割計画、株式交換契約または株式移転計画において定めた場合に限るものとする。
1) 交付する再編対象会社の新株予約権の数
残存新株予約権の新株予約権者が保有する新株予約権の数と同一の数をそれぞれ交付するものとする。
2) 新株予約権の目的たる再編対象会社の株式の種類
再編対象会社の普通株式とする。
3) 新株予約権の目的たる再編対象会社の株式の数
組織再編行為の条件等を勘案の上、前記1及び発行する新株予約権の総数に準じて決定する。
4) 新株予約権の行使に際して出資される財産の価額
交付される各新株予約権の行使に際して出資される財産の価額は、組織再編行為の条件等を勘案の上、新株予約権の行使に際して出資される財産の価額に準じて決定する。
5) 新株予約権を行使できる期間
新株予約権の行使期間に定める新株予約権の行使期間の初日と組織再編行為の効力発生日のいずれか遅い日から、新株予約権の行使期間に定める新株予約権の行使期間の末日までとする。
6) 新株予約権の行使により再編対象会社が株式を発行する場合における増加する資本金及び資本準備金に関する事項
前記3に準じて決定する。
7) 譲渡による新株予約権の取得の制限
譲渡による新株予約権の取得については、再編対象会社の取締役会(再編対象会社が取締役会設置会社でない場合には取締役の過半数)の承認を要するものとする。
8) 新株予約権の取得事由及び条件
前記4に準じて決定する。
7 新株予約権の行使により生ずる1株に満たない端数の取扱い
新株予約権を行使した新株予約権者に交付する株式の数に1株に満たない端数がある場合には、これを切り捨てるものとする。
② 株主総会の特別決議(2017年3月30日)
| 決議年月日 | 2017年7月28日取締役会決議 |
|---|---|
| 新株予約権の数 | 31,718個 |
| 新株予約権のうち自己新株予約権の数 | 665個 |
| 新株予約権の目的となる株式の種類 | 普通株式 |
| 新株予約権の目的となる株式の数 | 3,171,800株 (注)1 |
| 新株予約権の行使時の払込金額 | 1個当たり1円 |
| 新株予約権の行使期間 | A. 付与数の15% 2018年8月1日から2027年7月30日まで B. 付与数の20% 2019年8月1日から2027年7月30日まで C. 付与数の30% 2020年8月1日から2027年7月30日まで D. 付与数の35% 2021年8月1日から2027年7月30日まで |
| 新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額 | A. 発行価格 1,345円 資本組入額 673円 B. 発行価格 1,341円 資本組入額 671円 C. 発行価格 1,336円 資本組入額 668円 D. 発行価格 1,332円 資本組入額 666円 (注)3 |
| 新株予約権の行使の条件 | (注)2 |
| 新株予約権の譲渡に関する事項 | (注)5 |
| 代用払込みに関する事項 | - |
| 組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項 | (注)6 |
(注) 1、3~7 ① 株主総会の特別決議(2017年3月30日)による新株予約権の(注)1、3~7に同じ
2 新株予約権の行使の条件
1) 新株予約権の割当てを受けた者(以下「新株予約権者」という。)は、権利行使時においても、当社、当社子会社または当社関連会社の取締役、執行役員、監査役または従業員の地位にあることを要する。ただし、諸般の事情を考慮の上、取締役会が特例として認めた場合はこの限りではない。
2) 新株予約権の相続は認められないものとする。ただし、諸般の事情を考慮の上、取締役会が特例として認めた場合はこの限りではない。
3) 新株予約権の質入その他一切の処分は認められないものとする。
4) 新株予約権者は、新株予約権の行使期間に記載された区分に従って、新株予約権の全部または一部を行使することができる。
5) 新株予約権者は、新株予約権または株式に関連する法令で定められる、いかなる税金等(日本国内で定められているか否かを問わず、所得税等の税金、社会保障拠出金、年金、雇用保険料等を含むがこれに限らない。)についてもこれを納める責任を負い、当社、当社子会社または当社関連会社が税金等の徴収義務を負う場合には、当該徴収義務を負う会社は、次の各号に掲げる方法により、新株予約権者から税金等を徴収することができるものとする。
ⅰ) 現金による受領
ⅱ) 新株予約権者が保有する株式による充当
ⅲ) 新株予約権者の給与、賞与等からの控除
ⅳ) その他当社が定める方法
(3) 【行使価額修正条項付新株予約権付社債券等の行使状況等】
該当事項はありません。
(4) 【ライツプランの内容】
該当事項はありません。
(5) 【発行済株式総数、資本金等の推移】
| 年月日 | 発行済株式 総数増減数 (株) | 発行済株式 総数残高 (株) | 資本金増減額 (百万円) | 資本金残高 (百万円) | 資本準備金 増減額 (百万円) | 資本準備金 残高 (百万円) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2017年7月1日~ 2017年9月30日 | 591,700 | 1,434,282,500 | 395 | 205,735 | 395 | 173,271 |
(注) 新株予約権の行使による増加です。なお、2017年10月1日から2017年10月31日までに新株予約権の行使により、発行済株式総数が145,600株、資本金が89百万円及び資本準備金が89百万円増加しています。
(6) 【大株主の状況】
当四半期会計期間は第3四半期会計期間であるため、記載事項はありません。
(7) 【議決権の状況】
当第3四半期会計期間末日現在の議決権の状況については、株主名簿の記載内容が把握できず、記載することができませんので、直前の基準日である2017年6月30日現在の株主名簿に基づき記載しています。
① 【発行済株式】
2017年6月30日現在
(注) 「単元未満株式」には自己株式38株を含めて記載しています。
② 【自己株式等】
2017年6月30日現在
| 所有者の氏名 又は名称 | 所有者の住所 | 自己名義 所有株式数 (株) | 他人名義 所有株式数 (株) | 所有株式数 の合計 (株) | 発行済株式総数に対する 所有株式数の割合(%) |
|---|---|---|---|---|---|
| (自己保有株式) | |||||
| 楽天株式会社 | 東京都世田谷区玉川一丁目14番1号 | 54,117,000 | - | 54,117,000 | 3.77 |
| 計 | - | 54,117,000 | - | 54,117,000 | 3.77 |
2 【役員の状況】
前事業年度の有価証券報告書の提出日後、当第3四半期累計期間において役員の異動はありません。
第4 【経理の状況】
1 四半期連結財務諸表の作成方法について
当社の要約四半期連結財務諸表は、IAS第34号「期中財務報告」に準拠して作成しています。当社は、「四半期連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(平成19年内閣府令第64号)第1条の2に掲げる「指定国際会計基準特定会社」の要件を満たしているため、同第93条の規定を適用しています。
2 監査証明について
当社は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、当第3四半期連結会計期間(2017年7月1日から2017年9月30日まで)及び当第3四半期連結累計期間(2017年1月1日から2017年9月30日まで)に係る要約四半期連結財務諸表について、新日本有限責任監査法人による四半期レビューを受けています。
1 【要約四半期連結財務諸表】
(1) 【要約四半期連結財政状態計算書】
(2) 【要約四半期連結損益計算書】
【第3四半期連結累計期間】
| (単位:円) | |||
| 親会社の所有者に帰属する1株当たり四半期利益: | |||
| 基本的 | 7 | 31.10 | 52.18 |
| 希薄化後 | 7 | 30.90 | 51.73 |
【第3四半期連結会計期間】
| (単位:円) | |||
| 親会社の所有者に帰属する1株当たり四半期利益: | |||
| 基本的 | 7 | 12.16 | 23.70 |
| 希薄化後 | 7 | 12.08 | 23.50 |
(3) 【要約四半期連結包括利益計算書】
【第3四半期連結累計期間】
【第3四半期連結会計期間】
(4) 【要約四半期連結持分変動計算書】
(単位:百万円)
(5) 【要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書】
【要約四半期連結財務諸表注記】
1. 一般的事項
(1) 報告企業
楽天(株)(以下、当社)は、日本に所在する企業です。当社及び連結子会社(以下、当社グループ)は、インターネットサービスとFinTechという2つの事業を基軸としたサービスを展開していることから、「インターネットサービス」、「FinTech」の2つを報告セグメントとしています。
これらのセグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっています。
「インターネットサービス」セグメントは、インターネット・ショッピングモール『楽天市場』をはじめとする各種ECサイト、オンライン・キャッシュバック・サイト、旅行予約サイト、ポータルサイト、デジタルコンテンツサイト等の運営や、これらのサイトにおける広告等の販売、メッセージング及び通信サービスの提供、プロスポーツの運営等を行う事業により構成されています。
「FinTech」セグメントは、インターネットを介した銀行及び証券サービス、クレジットカード関連サービス、生命保険サービス、電子マネーサービスの提供等を行う事業により構成されています。
詳細は、注記4. セグメント情報をご参照ください。
(2) 作成の基礎
当社グループの要約四半期連結財務諸表は、IAS第34号「期中財務報告」に準拠して作成しています。当社は、「四半期連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(平成19年内閣府令第64号)第1条の2に掲げる「指定国際会計基準特定会社」の要件を満たしているため、同第93条の規定を適用しています。なお、年次連結財務諸表で求められている全ての情報が含まれていないため、2016年12月31日に終了した連結会計年度の連結財務諸表と併せて利用されるべきものです。
本要約四半期連結財務諸表は、2017年11月13日の取締役会によって承認されています。
(3) 連結範囲の重要な変更
当第3四半期連結累計期間(自 2017年1月1日 至 2017年9月30日)
本要約四半期連結財務諸表における連結範囲は、2016年12月31日に終了する連結会計年度に係る連結財務諸表から重要な変更はありません。
2. 重要な会計方針
当社グループが本要約四半期連結財務諸表において適用する重要な会計方針は、以下を除き、前連結会計年度に係る連結財務諸表において適用した会計方針と同一です。なお、当第3四半期連結累計期間の法人所得税費用は、見積平均年次実効税率を基に算定しています。
保険事業の保険契約準備金の測定方法の変更
当社グループは保険事業の保険契約準備金に関して、従来、日本において適用されている保険契約に関する法令に定める保険負債の測定方法を適用していましたが、第1四半期連結会計期間より、市場金利に基づいた割引率により保険負債を測定し、貨幣の時間価値を反映するために、当報告期間中に保険負債の帳簿価額に対して発生した利息を純損益に、それ以外の割引率の変動に伴う保険負債の変動額をその他の包括利益に認識する方法に変更しています。
この変更は市場環境の変化を連結財務諸表により適時に反映させるために行われるものです。
当該会計方針の変更は遡及適用され、前第3四半期連結累計期間及び前連結会計年度については、遡及適用後の四半期連結財務諸表及び連結財務諸表となっています。
この結果、遡及適用を行う前と比べて、前第3四半期連結累計期間の営業費用は468百万円減少しており、四半期利益は387百万円増加しています。加えて、前第3四半期連結累計期間の税引後その他の包括利益は4,986百万円減少しています。また前連結会計年度の期首の親会社の所有者に帰属する持分に累積的影響額が反映されたことにより、利益剰余金の前連結会計年度期首残高は5,877百万円増加しており、一方その他の資本の構成要素の前連結会計年度期首残高は1,810百万円減少しています。
保険会計
保険事業の保険契約準備金
当社グループは、市場金利に基づいた割引率により保険負債を測定し、貨幣の時間価値を反映するために、当報告期間中に保険負債の帳簿価額に対して発生した利息を純損益に、それ以外の割引率の変動に伴う保険負債の変動額をその他の包括利益に認識しています。
負債の十分性テストに関しては、関連する保険料、資産運用収益等のキャッシュ・イン・フロー及び保険給付、事業費等のキャッシュ・アウト・フローの見積り現在価値を考慮し実施しています。負債が十分でないことが判明した場合には、不足額の全額を費用として認識しています。
3. 重要な会計上の見積り及び判断
IFRSに準拠した要約四半期連結財務諸表の作成に当たって、一部の重要な事項について会計上の見積りを行う必要があります。また、当社グループの会計方針を適用する過程において、経営者が自ら判断を行うことが求められています。会計上の見積りの結果は、その性質上、関連する実際の結果と異なる場合があります。
会計上の見積り及び仮定は継続して見直されます。会計上の見積りの変更による影響は、見積りが変更された会計期間及び将来の会計期間において認識されます。
本要約四半期連結財務諸表の金額に重要な影響を与える見積り及び判断は、原則として前連結会計年度に係る連結財務諸表と同様です。
4. セグメント情報
(1) 一般情報
当社グループは、インターネットサービスと、FinTechという2つの事業を基軸としたグローバル イノベーション カンパニーであることから、「インターネットサービス」、「FinTech」及び「その他」の3つを従来報告セグメントとしていました。前第3四半期連結会計期間から、当社グループにおける社内カンパニー制の導入に伴い、内部報告管理体制を変更しており、「その他」セグメントを構成していた事業を「インターネットサービス」セグメントを構成する事業と一体化して管理しています。その結果、従来の3つの報告セグメントを、「インターネットサービス」及び「FinTech」の2つの報告セグメントに変更しています。
これらのセグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっています。
「インターネットサービス」セグメントは、インターネット・ショッピングモール『楽天市場』をはじめとする各種ECサイト、オンライン・キャッシュバック・サイト、旅行予約サイト、ポータルサイト、デジタルコンテンツサイト等の運営や、これらのサイトにおける広告等の販売等を行う事業、メッセージング及び通信サービスの提供等、プロスポーツの運営等を行う事業により構成されています。
「FinTech」セグメントは、インターネットを介した銀行及び証券サービス、クレジットカード関連サービス、生命保険サービス、電子マネーサービスの提供等を行う事業により構成されています。
(2) 事業セグメントの売上収益と損益の測定に関する事項
報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、重要な会計方針に記載されているIFRSに基づいており、事業セグメントの売上収益及び損益は一部の連結子会社を除き連結修正を考慮していない内部取引消去前の金額です。経営者が意思決定する際に使用する社内指標は、IFRSに基づく営業利益に当社グループが定める非経常的な項目やその他の調整項目を調整したNon-GAAP営業利益ベースです。
経営者は、Non-GAAP指標を開示することで、ステークホルダーにとって同業他社比較や過年度比較が容易になり、当社グループの恒常的な経営成績や将来見通しを理解する上で有益な情報を提供できると判断しています。なお、非経常的な項目とは、将来見通し作成の観点から一定のルールに基づき除外すべきと当社グループが判断する一過性の利益や損失のことです。その他の調整項目とは、適用する基準等により差異が生じ易く企業間の比較可能性が低い、株式報酬費用や子会社取得時に認識した無形資産の償却費等を指します。
また、当社グループは、最高経営意思決定者が使用する事業セグメントへ、資産及び負債を配分していません。
前第3四半期連結累計期間(自 2016年1月1日 至 2016年9月30日)
(単位:百万円)
| インターネットサービス | FinTech | 合計 | |
|---|---|---|---|
| セグメントに係る売上収益 | 394,726 | 218,790 | 613,516 |
| セグメント損益 | 40,380 | 49,166 | 89,546 |
当第3四半期連結累計期間(自 2017年1月1日 至 2017年9月30日)
(単位:百万円)
| インターネットサービス | FinTech | 合計 | |
|---|---|---|---|
| セグメントに係る売上収益 | 482,722 | 243,759 | 726,481 |
| セグメント損益 | 83,181 | 53,222 | 136,403 |
前第3四半期連結会計期間(自 2016年7月1日 至 2016年9月30日)
(単位:百万円)
| インターネットサービス | FinTech | 合計 | |
|---|---|---|---|
| セグメントに係る売上収益 | 135,936 | 73,045 | 208,981 |
| セグメント損益 | 14,743 | 15,526 | 30,269 |
当第3四半期連結会計期間(自 2017年7月1日 至 2017年9月30日)
(単位:百万円)
| インターネットサービス | FinTech | 合計 | |
|---|---|---|---|
| セグメントに係る売上収益 | 170,388 | 83,715 | 254,103 |
| セグメント損益 | 41,639 | 17,970 | 59,609 |
セグメントに係る売上収益から連結上の売上収益への調整は、以下のとおりです。
(単位:百万円)
| 前第3四半期連結累計期間 (自 2016年1月1日 至 2016年9月30日) | 当第3四半期連結累計期間 (自 2017年1月1日 至 2017年9月30日) | |
|---|---|---|
| セグメントに係る売上収益 | 613,516 | 726,481 |
| 内部取引等 | △54,159 | △50,004 |
| 連結上の売上収益 | 559,357 | 676,477 |
(単位:百万円)
| 前第3四半期連結会計期間 (自 2016年7月1日 至 2016年9月30日) | 当第3四半期連結会計期間 (自 2017年7月1日 至 2017年9月30日) | |
|---|---|---|
| セグメントに係る売上収益 | 208,981 | 254,103 |
| 内部取引等 | △18,530 | △17,716 |
| 連結上の売上収益 | 190,451 | 236,387 |
セグメント損益から税引前四半期利益への調整は、以下のとおりです。
(単位:百万円)
| 前第3四半期連結累計期間 (自 2016年1月1日 至 2016年9月30日) | 当第3四半期連結累計期間 (自 2017年1月1日 至 2017年9月30日) | |
|---|---|---|
| セグメント損益 | 89,546 | 136,403 |
| 内部取引等(注) | △465 | △2,813 |
| Non-GAAP営業利益(注) | 89,081 | 133,590 |
| 無形資産償却費 | △6,098 | △5,615 |
| 株式報酬費用 | △5,270 | △5,414 |
| 非経常的な項目 | △2,042 | △2,399 |
| 営業利益(注) | 75,671 | 120,162 |
| 金融収益及び金融費用 | △2,506 | △2,160 |
| 持分法による投資利益又は投資損失(△) | △425 | △7,219 |
| 税引前四半期利益(注) | 72,740 | 110,783 |
(単位:百万円)
| 前第3四半期連結会計期間 (自 2016年7月1日 至 2016年9月30日) | 当第3四半期連結会計期間 (自 2017年7月1日 至 2017年9月30日) | |
|---|---|---|
| セグメント損益 | 30,269 | 59,609 |
| 内部取引等(注) | △77 | △1,760 |
| Non-GAAP営業利益(注) | 30,192 | 57,849 |
| 無形資産償却費 | △2,047 | △2,063 |
| 株式報酬費用 | △1,769 | △1,841 |
| 非経常的な項目 | - | △2,399 |
| 営業利益(注) | 26,376 | 51,546 |
| 金融収益及び金融費用 | △693 | △589 |
| 持分法による投資利益又は投資損失(△) | △575 | △3,594 |
| 税引前四半期利益(注) | 25,108 | 47,363 |
(注)「重要な会計方針」に記載のとおり、保険事業の保険契約準備金に関して保険負債の測定方法を変更していますが、前第3四半期連結累計期間及び前第3四半期連結会計期間のセグメント損益には遡及適用していません。Non-GAAP営業利益への調整額468百万円、△43百万円は、それぞれ内部取引等に含めています。この結果、遡及適用を行う前と比べて、前第3四半期連結累計期間及び前第3四半期連結会計期間の内部取引等、Non-GAAP営業利益、営業利益、税引前四半期利益がそれぞれ468百万円増加、43百万円減少しています。
前第3四半期連結累計期間に計上された非経常的な項目は、欧州における事業戦略見直しに伴う費用です。当第3四半期連結累計期間及び当第3四半期連結会計期間に計上された非経常的な項目は、固定資産の減損損失です。
5. 社債
当第3四半期連結累計期間において、当社の第6回無担保社債40,000百万円(利率0.09%、償還期限2020年6月25日)、第7回無担保社債30,000百万円(利率0.22%、償還期限2022年6月24日)、第8回無担保社債20,000百万円(利率0.32%、償還期限2024年6月25日)及び第9回無担保社債10,000百万円(利率0.42%、償還期限2027年6月25日)を発行しています。
当第3四半期連結累計期間において、当社の第1回無担保社債10,000百万円(利率0.377%、償還期限2017年6月20日)、第2回無担保社債20,000百万円(利率0.38%、償還期限2017年6月30日)及び楽天カード(株)の第1回無担保社債300百万円(利率0.91%、償還期限2018年3月15日)を償還しています。
6. 売上収益
① 売上収益の分解
前第3四半期連結累計期間(自 2016年1月1日 至 2016年9月30日)
(単位:百万円)
(注) グループ会社間の内部取引控除後の金額を表示しています。
当第3四半期連結累計期間(自 2017年1月1日 至 2017年9月30日)
(単位:百万円)
(注) グループ会社間の内部取引控除後の金額を表示しています。
当社グループは、インターネットサービス、FinTechサービスを有するグローバル イノベーション カンパニーであり、EC(電子商取引)事業を中心に複数のビジネスを行っています。これらのビジネスから生じる収益は顧客との契約に従い計上しており、変動対価等を含む売上収益の額に重要性はありません。また、約束した対価の金額に重要な金融要素は含まれていません。
インターネットサービス
インターネットサービスセグメントにおいては、『楽天市場』、『楽天トラベル』、『Ebates』、『楽天モバイル』、『楽天ブックス』、『爽快ドラッグ』、『ケンコーコム』、『OverDrive』、『楽天コミュニケーションズ』、『東北楽天ゴールデンイーグルス』等のサービスを提供し、主な収益を下記のとおり認識しています。
楽天市場及び楽天トラベル
マーケットプレイス型ECサービスである『楽天市場』や、旅行予約サービスである『楽天トラベル』等においては、取引の場を顧客に提供することをその基本的な性格としています。当社グループは、これらのサービスの運営にあたり、出店者・旅行関連事業者への出店サービス及びシステム利用に関するサービス、当社グループを通じた販売拡大のための広告関連サービス、出店者・旅行関連事業者と消費者の決済に関する決済代行サービス等を提供しています。また、これらのサービスは諸規約に基づき、サービス内容や当事者間の権利と義務が定められており、サービスの内容の区分可能性や顧客への移転パターンに基づき、主な履行義務を下記のとおりに識別して、収益を認識しています。
『楽天市場』への出店サービスについて、当社グループは規約に基づき出店者に対し契約期間に渡り、当社グループのマーケットプレイス型ECウェブサイトへの出店サービス及び出店コンサルティングサービス等を提供する義務を負っています。当該履行義務は、契約期間に渡り時の経過につれて充足されるものであり、収益は当該履行義務が充足される契約期間において、出店形態別に定められた金額に基づき、各月の収益として計上しています。なお、取引の対価は3ヶ月、半年あるいは1年分を履行義務の充足前である契約時に前受けする形で受領しています。
システム利用に関するサービスについて、当社グループは規約に基づき、出店者・旅行関連事業者に対して出店者・旅行関連事業者と主として楽天会員との間での個々の取引の成立に関するサービスの提供を行う義務を負っています。当該履行義務は、出店者・旅行関連事業者と主として楽天会員との個々の取引の成立時点で充足されるものであり、当該履行義務の充足時点で、流通総額(出店者・旅行関連事業者の月間売上高)にサービス別・プラン別・流通総額の規模別に定められている料率を乗じた金額にて収益を計上しています。当該金額は、履行義務の充足時点である取引成立時点から概ね3ヶ月以内に支払いを受けています。
広告関連サービスについて、当社グループは広告規約に基づき、出店者・旅行関連事業者に対し期間保証型の広告関連サービスを提供しており、契約で定められた期間に渡り、広告を掲示する義務を負っています。当該履行義務は時の経過につれて充足されるため、当該契約期間に応じて期間均等額で収益を計上しています。広告料金の支払いは、原則として広告掲載開始日が属する月の翌々月末までに行われます。
決済代行サービスについて、当社グループは、カード決済規約に基づき、楽天グループのサービスを利用する消費者と出店者・旅行関連事業者との間での決済代行サービスを提供しています。当該サービスにおいては、クレジットカードによる取引代金決済のための取引承認、代金決済情報やキャンセル等のデータを送受信・処理する義務を負っています。当該サービスについては、主に消費者のカード利用取引が生じた時点が履行義務の充足時点となると判断し、同時点で手数料収益を計上しています。当該手数料の支払いは、履行義務の充足後、支払区分に基づいた請求締切日から1ヶ月半以内に受領しています。
楽天モバイル
『楽天モバイル』は、移動体通信事業者の回線網を利用するMVNO(仮想移動体通信事業者)として、主に音声通話・データ通信サービス(以下、通話・通信サービス)の提供と、携帯端末の販売を行っています。通話・通信サービスについては、契約に基づき、契約者に常時利用可能な通話・通信サービス回線を提供し、当該回線を利用した通話・通信サービスを提供することを履行義務として識別しています。また、携帯端末の販売については、携帯端末を引き渡すことを履行義務として識別しています。なお、複数のサービスをセットで提供する場合には、契約者から受領する対価をそれぞれの履行義務に対して独立販売価格で案分しています。常時利用可能な回線を維持する履行義務については時の経過に基づき、通話・通信サービスの提供の履行義務については回線の利用に応じて充足されると判断しており、したがって、回線の提供については契約期間に渡って収益を計上し、通話・通信サービスの提供については回線の利用状況に応じた回線使用料を各月の収益として計上しています。携帯端末の販売については契約者に端末を引渡し、回線が開通した時点で履行義務が充足されると判断しており、当該時点にて関連する収益を計上しています。いずれの履行義務に対する支払いも、請求日から概ね2ヶ月以内に受領しています。
Ebates
『Ebates』においては、Ebates会員に対するキャッシュバックを通じ、Ebates会員による小売業者(顧客)のウェブサイトでの購入を促進するサービス(以下、キャッシュバックサービス)、ウェブサイトにおける広告掲示、個人向けターゲティングメールサービス等を提供しています。主なサービスであるキャッシュバックサービスに関しては、契約に基づきEbates会員による小売業者のウェブサイトでの購入を促進する義務を負っており、当該履行義務はEbates会員による購入時点が履行義務の充足時点となると判断しています。Ebates会員の購入を確認した時点で購入金額に一定の料率を乗じた金額を手数料として収益計上しており、同時にEbates会員に対するキャッシュバック費用を計上しています。当該サービスの提供により生じる収益及び費用は、『Ebates』が顧客及びEbates会員とのそれぞれに対して価格設定を含む取引の裁量権を有していることから総額にて計上しており、手数料は履行義務の充足時点である注文確定月の月末から概ね3ヶ月以内に支払いを受けています。
楽天ブックス、爽快ドラッグ及びケンコーコム
インターネットサービスのうち、当社グループが主に楽天会員に対して商品を提供するインターネット通販サイト『楽天ブックス』、『爽快ドラッグ』及び『ケンコーコム』等のサービスにおいては、当社グループが売買契約の当事者となります。これらの直販型の取引においては顧客に商品が到着した時点で収益を計上しています。また、履行義務の充足時期である商品到着後、概ね2ヶ月以内に支払いを受けています。なお、楽天ブックスのうち、国内における書籍(和書)販売については、再販売価格維持制度を考慮すると代理人取引としての性質が強いと判断されるため、収益を関連する原価と相殺の上、純額にて計上しています。
OverDrive
『OverDrive』においては、図書館・教育機関向けに電子書籍及びオーディオブック等のコンテンツ配信サービスを提供しています。主要な顧客である図書館との契約において、当社グループは契約に基づきコンテンツ配信、ホスティングに係るサービス及びカスタマーサポートを提供する義務を負っています。コンテンツ配信は、図書館によるコンテンツの購入時点が履行義務の充足時点となると判断しており、当該時点にて関連する収益を計上しています。当該履行義務に関する支払いは、請求月から概ね2ヶ月以内に受領しています。ホスティングに係るサービス及びカスタマーサポートの履行義務は、契約期間に渡り時の経過につれて充足されるものであり、当該履行義務が充足される契約期間において、期間均等額で収益を計上しています。なお、取引の対価は各年度において履行義務の充足前に前受けする形で受領しています。
楽天コミュニケーションズ
『楽天コミュニケーションズ』においては、中継電話事業を中心とした電話関連サービス・インターネット接続サービス等を提供しています。電話関連サービスについては、契約に基づき、契約者に対して常時利用可能な回線を提供し、当該回線を利用した通話サービスの提供を行うことを履行義務として識別しています。常時利用可能な回線を維持する履行義務については時の経過に基づき、通話サービスの提供については回線の利用に応じて履行義務が充足されると判断しています。したがって、回線の提供については契約期間に渡って期間均等額により収益として計上するとともに、通話サービスの提供については回線の利用状況に応じた回線使用料を各月の収益として計上しています。また、インターネット接続サービスについては、契約期間に渡り、契約者へのインターネット回線の提供を行うことを履行義務として識別しており、回線使用料を各月の収益として計上しています。各月の収益として計上された金額は、利用者により選択された決済手段に従って、クレジット会社等が別途定める支払条件により履行義務充足後、短期のうちに支払いを受けています。
東北楽天ゴールデンイーグルス
『東北楽天ゴールデンイーグルス』においては、プロ野球チームの運営を通じて、チケットの販売や関連グッズ等の商品販売、スタジアムにおける広告の掲載等のサービスを提供しています。チケットの販売に関しては、試合が行われる毎に履行義務が充足されると判断しており、当該時点において収益を認識しています。チケット代金は、予約申込成立後、購入者が選択した決済方法に従って、クレジット会社等が別途定める支払条件により支払いを受けています。商品販売については、商品の引渡時点において履行義務が充足されると判断しており、当該引渡時点において収益を認識しています。商品代金は履行義務の充足時点である商品引渡時に受領しています。広告サービスについては、契約で定められた期間に渡り、広告を掲示する義務を負っています。当該履行義務は時の経過につれて充足されるため、当該契約期間に応じて期間均等額で収益を計上しています。広告料金の支払いは、原則として契約期間の開始後4ヶ月以内に行われます。
FinTech
FinTechセグメントにおいては、『楽天カード』、『楽天銀行』、『楽天証券』、『楽天生命』等の金融サービスを提供し、主な収益を下記のとおり認識しています。
楽天カード
『楽天カード』においては、主としてクレジットカード関連サービスを提供しています。主にクレジットカード利用者と加盟店間の資金決済を通じて得られる加盟店手数料、クレジットカード利用者から得られるリボルビング払い手数料、分割払い手数料及びキャッシング手数料を得ています。加盟店手数料に関しては、カード会員のショッピング取引後、加盟店から楽天カード(株)へ売上データが送信されたタイミングにおいて、決済サービスの提供という履行義務が充足されるため、同時点でクレジットカードの決済金額に一定の料率を乗じた手数料収益を計上しています。また、カード決済金額の1%分の通常ポイントをカード会員に付与しており、これらのポイント費用は加盟店手数料から控除しています。楽天カード(株)はカード会員から基本的に1ヶ月に1回所定の日にカード利用代金の回収を行うため、履行義務充足後、概ね2ヶ月以内に実質的に支払いを受けることとなります。リボルビング払い手数料及び分割払い手数料と融資収益に含まれるキャッシング手数料に関しては、リボルビング残高、分割支払回数及びキャッシング残高に対してそれぞれ一定の料率を乗じた利息収益を、IFRS第9号に従いその利息の属する期間に認識しています。
楽天銀行
『楽天銀行』においては、インターネットを通じた銀行業務(預金、貸出、為替)及びその他様々なサービスを提供しています。貸出については、個人向けローンである「楽天スーパーローン」及び住宅ローンである「楽天銀行住宅ローン(金利選択型)」等を取り扱っており、貸出金利息収入を得ています。また、資金運用から生じる有価証券利息等の利息収入も得ています。貸出金利息や有価証券利息等の資金運用収益は、IFRS第9号に従い、その利息の属する期間に収益を認識しています。為替手数料等については、取引が行われた時点で履行義務が充足されるため、同時点において手数料収益を認識しています。
楽天証券
『楽天証券』においては、金融商品取引業務とその他の付随業務を提供し、これら取引に付随して発生する手数料やトレーディング損益、利息等を収益の源泉としています。金融商品取引業務には、国内株式取引に加え、外国株式取引、投資信託の販売等、様々な取引が存在し、それぞれの手数料体系は異なっています。現物株式に関する委託取引、信用取引及び投資信託の販売取引等に関連して発生する手数料に関しては、約定日等の取引成立時において履行義務が充足されるため、同時点において手数料収益を計上しています。現物株式取引から生じる手数料については、原則として履行義務の充足後3営業日以内に、信用取引及び先物取引から生じる手数料は建玉の決済が行われる半年から概ね1年以内に受領しています。また、IFRS第9号に従い、外国為替証拠金取引については、公正価値で測定された利得及び損失が売上収益及び営業費用にそれぞれ計上され、国内株式信用取引の建玉に対する金利収益については、その利息の属する期間に収益を認識しています。
楽天生命
『楽天生命』においては、生命保険業務を行っており、主たる商品である個人向け保障性生命保険契約からの保険料等収入及び有価証券利息を中心とした資金運用収益を計上しています。保険料等収入を構成する保険料は、IFRS第4号に従い、個別契約ごとに予め定められた保険料率により算定された金額を収益として計上しています。また、資金運用収益については、IFRS第9号に従い、その発生期間に収益を認識しています。
② 顧客との契約の獲得又は履行のためのコストから認識した資産
当社グループは、顧客との契約獲得のための増分コスト及び契約に直接関連する履行コストのうち、回収可能であると見込まれる部分について資産として認識しており、要約四半期連結財政状態計算書上は「その他の資産」に計上しています。契約獲得のための増分コストとは、顧客との契約を獲得するために発生したコストで、当該契約を獲得しなければ発生しなかったであろうものです。
当社グループにおいて資産計上されている契約獲得のための増分コストは、主に顧客を獲得するために発生した入会関連費用です。また契約履行のためのコストは、主に楽天カードの作成費用です。資産計上された当該入会関連費用は楽天カードへの新規入会者に付与した楽天スーパーポイントに関するコストであり、契約を獲得しなければ発生しなかった増分コストです。なお、当該費用を資産計上する際には、カードの有効稼働会員割合等を加味した上で、回収が見込まれる金額のみを資産として認識しています。また、当該資産については、会員のカード利用による決済サービスの提供という履行義務が充足されるカード会員の見積契約期間に応じた10年間の均等償却を行っています。
また、契約コストから認識した資産については、計上時及び四半期ごとに回収可能性の検討を行っています。検討に当たっては、当該資産の帳簿価額が、カード会員との契約が継続すると見込まれる期間に渡り関連するクレジットカード関連サービスと交換に企業が受け取ると見込んでいる対価の残りの金額から、当該サービスの提供に直接関連し、まだ費用として認識されていないコストを差し引いた金額を超過しているかどうか判断を行っています。これらの見積り及び仮定は、前提とした状況が変化すれば、契約コストから認識した資産に関する減損損失を損益に認識することにより、契約コストから認識した資産の金額に重要な影響を及ぼす可能性があるため、当社グループでは、当該見積りは重要なものであると判断しています。
前連結会計年度末(2016年12月31日)及び当第3四半期連結会計期間末(2017年9月30日)現在、当社グループが契約コストから認識した資産の残高は、それぞれ38,667百万円及び47,496百万円です。
7. 1株当たり利益
基本的1株当たり四半期利益は、親会社の所有者に帰属する四半期利益を、当該四半期の発行済普通株式の加重平均株式数で除して算定しています。発行済普通株式の加重平均株式数には、当社が買い入れて自己株式として保有している普通株式は含んでいません。
希薄化後1株当たり四半期利益は、全ての希薄化性潜在的普通株式の転換を仮定して、普通株式の加重平均株式数を調整することにより算定しています。
当社にはストック・オプションによる希薄化性潜在的普通株式が存在しています。ストック・オプションについては、未行使のストック・オプションに付与されている新株予約権等の価額に基づき、公正価値(当社株式の期間平均株価)で取得可能株式数を算定しています。
1株当たり四半期利益を算出するために用いた親会社の所有者に帰属する四半期利益及び加重平均株式数の状況は、以下のとおりです。
当第3四半期連結会計期間末日(2017年9月30日)から要約四半期連結財務諸表の承認日までの期間において、1株当たり四半期利益に重要な影響を与える取引はありません。
8. 偶発事象及び契約
(1) 貸出コミットメントライン契約及び保証債務
一部の連結子会社は、クレジットカードに附帯するキャッシング及びカードローンによる融資業務を行っています。当該貸付金については、貸出契約の際に設定した額(契約限度額)のうち、当該連結子会社が与信した額(利用限度額)の範囲内で顧客が随時借入を行うことができる契約となっています。
なお、同契約は融資実行されずに終了するものもあり、かつ、利用限度額についても当社グループが任意に増減させることができるものであるため、融資未実行残高は必ずしも全額が貸出実行されるものではありません。
また、一部の連結子会社において、連結子会社の業務提携先から融資を受けた一般顧客に対して債務保証を行っています。
上記の貸出コミットメントに係る未実行残高及び営業保証業務における保証債務残高の状況は、以下のとおりです。
(単位:百万円)
| 前連結会計年度(2016年12月31日) | 当第3四半期連結会計期間末(2017年9月30日) | |
|---|---|---|
| 貸出コミットメントラインに係る未実行残高 | 2,792,230 | 3,003,745 |
| 金融保証契約 | 10,362 | 9,124 |
| 合計 | 2,802,592 | 3,012,869 |
(2) 借入コミットメントライン契約
当社及び一部の連結子会社では、複数の金融機関と借入コミットメントライン契約を締結しており、未実行残高は、以下のとおりです。
(単位:百万円)
| 前連結会計年度(2016年12月31日) | 当第3四半期連結会計期間末(2017年9月30日) | |
|---|---|---|
| 借入コミットメントラインの総額 | 251,783 | 189,669 |
| 借入実行残高 | 4,104 | 39,478 |
| 未実行残高 | 247,679 | 150,191 |
(3) コミットメント(契約)
前連結会計年度末日(2016年12月31日)、当第3四半期連結会計期間末日(2017年9月30日)現在、契約しているものの連結財務諸表上認識していない重要な資本的支出(コミットメント)は存在しません。
9. 配当金
前第3四半期連結累計期間及び当第3四半期連結累計期間における配当金支払額は、以下のとおりです。
10. 金融商品の分類
当社グループにおける金融商品の分類は、以下のとおりです。
前連結会計年度(2016年12月31日)
(金融資産)
(単位:百万円)
(金融負債)
(単位:百万円)
当第3四半期連結会計期間末(2017年9月30日)
(金融資産)
(単位:百万円)
(金融負債)
(単位:百万円)
11. 金融商品の公正価値
(1) 金融商品の公正価値及び帳簿価額
下記は、当社グループの保有する金融商品の帳簿価額と公正価値の比較を示しています。
(単位:百万円)
公正価値の算定方法
・証券事業の金融資産
証券事業の金融資産は、主に短期間で決済されるものであり、公正価値は帳簿価額に近似していることから、当該帳簿価額を公正価値としています。
・カード事業の貸付金、銀行事業の貸付金
カード事業の貸付金及び銀行事業の貸付金の公正価値は、一定の期間毎に区分して、将来のキャッシュ・フローを満期までの期間及び信用リスクを加味した利率により割り引いた現在価値によって算定しています。
・銀行事業の有価証券、保険事業の有価証券及び有価証券
これらのうち、上場株式の公正価値については連結会計期間末日の市場の終値、非上場株式の公正価値については類似業種比較法等、適切な評価技法を用いて算定しています。債券等の公正価値については、売買参考統計値、ブローカーによる提示相場等、利用可能な情報に基づく合理的な評価方法により算定しています。
・デリバティブ資産及び負債
デリバティブ資産及び負債のうち、為替予約については、先物為替相場等に基づき連結会計期間末日の公正価値を算定しています。また、金利スワップの公正価値は、将来のキャッシュ・フローを満期までの期間及び連結会計期間末日の金利スワップの利率により割り引いた現在価値により算定しています。
なお、金利スワップ契約の取引相手先は高格付けを有する金融機関に限定しており、信用リスクは僅少であるため、公正価値の算定にあたり考慮していません。
・銀行事業の預金
銀行事業の預金のうち、要求払預金については、連結会計期間末日に要求された場合の支払額(帳簿価額)を公正価値としています。また、定期預金の公正価値は、一定の期間毎に区分して、将来のキャッシュ・フローを満期までの期間及び信用リスクを加味した利率により割り引いた現在価値により算定しています。なお、残存期間が短期間(1年以内)のものは、公正価値は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額を公正価値としています。
・証券事業の金融負債
証券事業の金融負債は、主に短期間で決済されるものであり、公正価値は帳簿価額に近似していることから、当該帳簿価額を公正価値としています。
・社債及び借入金
社債及び借入金のうち満期までの期間が長期のものの公正価値は、一定の期間毎に区分して、将来のキャッシュ・フローを満期までの期間及び信用リスクを加味した利率により割り引いた現在価値により算定しています。
なお、その他の金融資産及び金融負債は、主に短期間で決済されるものであり、公正価値は帳簿価額に近似しています。
(2) 公正価値ヒエラルキーのレベル別分類
金融商品のうち、当初認識後に公正価値で測定される金融商品に関して分析を行っています。下記は、公正価値をレベル1からレベル3までの公正価値ヒエラルキーに基づく分類を示しています。
<各ヒエラルキーの定義>
レベル1:同一の資産又は負債について活発な市場における(未調整の)公表価格
レベル2:当該資産又は負債について直接に又は間接に観察可能な、レベル1に含まれる公表価格以外のイン
プットを使用して算定された公正価値
レベル3:観察不能なインプットを含む評価技法によって算定された公正価値
当社グループは、各ヒエラルキー間の振替を、振替を生じさせた事象が発生した各四半期連結会計期間末日において認識しています。
連結財政状態計算書において公正価値で測定される資産及び負債に関するヒエラルキー別分類
前連結会計年度(2016年12月31日)
(単位:百万円)
| レベル1 | レベル2 | レベル3 | 合計 | |
|---|---|---|---|---|
| 証券事業の金融資産 | - | 1,048 | - | 1,048 |
| 銀行事業の有価証券 | - | - | 4,423 | 4,423 |
| 有価証券 | 8,519 | - | 153,934 | 162,453 |
| 銀行事業の預金 | - | 28,088 | - | 28,088 |
| デリバティブ資産/負債 | - | 15,215 | - | 15,215 |
前連結会計年度においてレベル1とレベル2の間の重要な振替はありません。
当第3四半期連結会計期間末(2017年9月30日)
(単位:百万円)
| レベル1 | レベル2 | レベル3 | 合計 | |
|---|---|---|---|---|
| 証券事業の金融資産 | - | 1,103 | - | 1,103 |
| 銀行事業の有価証券 | - | - | 10,215 | 10,215 |
| 有価証券 | 5,932 | - | 221,561 | 227,493 |
| 銀行事業の預金 | - | 7,850 | - | 7,850 |
| デリバティブ資産/負債 | △6 | 13,265 | 0 | 13,259 |
当第3四半期連結累計期間においてレベル1とレベル2の間の重要な振替はありません。
(3) レベル3ヒエラルキーの調整表
下記の表は、一つ以上の重要なインプットが観察可能な市場データに基づかないレベル3に分類された金融商品の、期首から期末までの残高の増減を示す調整表です。
前第3四半期連結累計期間(自 2016年1月1日 至 2016年9月30日)
(単位:百万円)
| 銀行事業の有価証券 | 有価証券 | 合計 | |
|---|---|---|---|
| 2016年1月1日 | 5,231 | 131,707 | 136,938 |
| 利得又は損失 | |||
| 純損益 | △246 | 1,010 | 764 |
| その他の包括利益 | △0 | △3,550 | △3,550 |
| 購入 | - | 15,567 | 15,567 |
| 売却 | - | △80 | △80 |
| 発行 | - | - | - |
| 決済 | - | - | - |
| 償還 | △517 | - | △517 |
| その他 | - | △34,453 | △34,453 |
| レベル3への振替 | - | - | - |
| レベル3からの振替 | - | - | - |
| 2016年9月30日 | 4,468 | 110,201 | 114,669 |
| 前第3四半期連結累計期間末日に保有する金融商品に係る純損益の合計 | △242 | △15 | △257 |
|---|
前第3四半期連結累計期間(自 2016年1月1日 至 2016年9月30日)の純損益に含まれている利得又は損失は「売上収益」及び「その他の収益」に含まれています。
当第3四半期連結累計期間(自 2017年1月1日 至 2017年9月30日)
(単位:百万円)
| 銀行事業の有価証券 | 有価証券 | 合計 | |
|---|---|---|---|
| 2017年1月1日 | 4,423 | 153,934 | 158,357 |
| 利得又は損失 | |||
| 純損益 | △64 | 39,766 | 39,702 |
| その他の包括利益 | △0 | △1,416 | △1,416 |
| 購入 | 9,964 | 34,202 | 44,166 |
| 売却 | - | - | - |
| 発行 | - | - | - |
| 決済 | - | - | - |
| 償還 | △4,108 | - | △4,108 |
| その他 | - | △4,495 | △4,495 |
| レベル3への振替 | - | - | - |
| レベル3からの振替(注) | - | △430 | △430 |
| 2017年9月30日 | 10,215 | 221,561 | 231,776 |
| 当第3四半期連結累計期間末日に保有する金融商品に係る純損益の合計 | △54 | 39,713 | 39,659 |
|---|
(注) 公正価値の測定に使用する重要なインプットが観察可能となったことによる振替です。
当第3四半期連結累計期間(自 2017年1月1日 至 2017年9月30日)の純損益に含まれている利得又は損失は「売上収益」及び「その他の収益」に含まれています。
非上場株式の公正価値の測定は、所定のルールに従って営業部門から独立した管理部門により行われています。公正価値を測定するにあたり、個々の資産の性質、特徴並びにリスクを最も適切に反映できる評価モデルを決定しています。評価モデルの採用論拠及び評価過程について、リスクの管理部署に報告され、公正価値の評価の方針及び手続に関する適正性が確保されています。
銀行事業の有価証券の公正価値の測定は、時価算定事務基準に従いリスク管理部門により行われています。取引金融機関等から提供される価格については、有価証券種別ごとに分類し、それぞれの分類に応じて時価変動に影響を与えうる重要な指標の推移をモニタリングし、価格変動との整合性の確認を行っています。検証内容については、月次でリスク管理委員会・経営会議・取締役会に報告しています。
レベル3に分類された銀行事業の有価証券について、インプットがそれぞれ合理的に考えうる代替的な仮定に変更した場合の公正価値の増減は重要ではありません。また、レベル3に分類されたその他の金融商品については、インプットがそれぞれ合理的に考えうる代替的な仮定に変更した場合の重要な公正価値の増減は見込まれていません。
12. 後発事象
多額な資金の借入
当社は、2017年8月7日開催の取締役会決議に基づき、以下のとおり資金の借入を実行しました。
(1) 借入の使途 事業資金
(2) 借入先 (株)みずほ銀行、(株)三井住友銀行、三井住友信託銀行(株)、
(株)三菱東京UFJ銀行及び(株)日本政策投資銀行
(3) 借入金額 100,000百万円
(4) 借入利率 基準金利+スプレッド
(5) 借入実行日 2017年10月3日
(6) 返済期限 2027年9月30日
2 【その他】
該当事項はありません。
第二部 【提出会社の保証会社等の情報】
該当事項はありません。
独立監査人の四半期レビュー報告書
2017年11月13日
楽天株式会社
取締役会 御中
新日本有限責任監査法人
指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士 瀧 澤 徳 也 ㊞
指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士 高 木 健 治 ㊞
指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士 黒 木 賢 治 ㊞
当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、「経理の状況」に掲げられている楽天株式会社の2017年1月1日から2017年12月31日までの連結会計年度の第3四半期連結会計期間(2017年7月1日から2017年9月30日まで)及び第3四半期連結累計期間(2017年1月1日から2017年9月30日まで)に係る要約四半期連結財務諸表、すなわち、要約四半期連結財政状態計算書、要約四半期連結損益計算書、要約四半期連結包括利益計算書、要約四半期連結持分変動計算書、要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書及び注記について四半期レビューを行った。
要約四半期連結財務諸表に対する経営者の責任
経営者の責任は、「四半期連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」第93条の規定により国際会計基準第34号「期中財務報告」に準拠して要約四半期連結財務諸表を作成し適正に表示することにある。これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない要約四半期連結財務諸表を作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。
監査人の責任
当監査法人の責任は、当監査法人が実施した四半期レビューに基づいて、独立の立場から要約四半期連結財務諸表に対する結論を表明することにある。当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる四半期レビューの基準に準拠して四半期レビューを行った。
四半期レビューにおいては、主として経営者、財務及び会計に関する事項に責任を有する者等に対して実施される質問、分析的手続その他の四半期レビュー手続が実施される。四半期レビュー手続は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して実施される年度の財務諸表の監査に比べて限定された手続である。
当監査法人は、結論の表明の基礎となる証拠を入手したと判断している。
監査人の結論
当監査法人が実施した四半期レビューにおいて、上記の要約四半期連結財務諸表が、国際会計基準第34号「期中財務報告」に準拠して、楽天株式会社及び連結子会社の2017年9月30日現在の財政状態、同日をもって終了する第3四半期連結会計期間及び第3四半期連結累計期間の経営成績並びに第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況を適正に表示していないと信じさせる事項がすべての重要な点において認められなかった。
利害関係
会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。
以 上
(注) 1.上記は四半期レビュー報告書の原本に記載された事項を電子化したものであり、その原本は当社(四半期報告書提出会社)が別途保管しています。 2.XBRLデータは四半期レビューの対象には含まれていません。